JP6074719B2 - シャワーヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、散水孔から微細気泡が混入した湯水を吐出するシャワーヘッドに関する。
湯水中に混入された直径50μm以下の微細気泡は、比表面積が大きいため、たとえば、人体の皮脂などの汚れを多く吸着して除去することができる。微細気泡については、その直径が小さくなるほど比表面積が増加するので、上記のような洗浄機能の向上を図るためには、微細気泡の直径をできるだけ小さくすることが望まれる。
下記特許文献1には、効率的かつ高密度に微細気泡を発生させることができる液吐出装置が記載されている。この液吐出装置は、シャワーヘッドへの適用が可能なものである。
特許文献1に記載された液吐出装置では、湯水などの液体の流路が、液導入路と、この液導入路の下流側に接続された液流旋回路と、この液流旋回路の下流側に接続された縮流路と、この縮流路の下流側に接続された拡流路とから形成されている。液流旋回路は、液流旋回翼が配置されたものであり、縮流路は、その径が液流旋回路の径よりも小さくされたものである。また、拡流路は、その径が縮流路の径よりも大きくされたものである。この拡流路が液吐出口に連通している。
また、特許文献1に記載された液吐出装置は、空気などの気体の気流導入路を備え、この気流導入路は、液吐出装置の外部に連通し、かつ液流旋回路または縮流路内で下流側に開口している。また、特許文献1に記載された液吐出装置では、拡流路内に臨み、縮流路の開口範囲に対向した、テーパ状の液流飛散面が設けられている。
このような液吐出装置では、液導入路を通じて導入された液体に液流旋回路内において液流旋回翼によって旋回流が発生し、このとき生ずる減圧作用により空気など気体が気流導入路を通じて旋回流に混入され、気液混合流体が生成する。生成した気液混合流体が縮流路を通過する際に流速および旋回周波数が増大し、せん断力によって気液混合流体中に微細気泡が徐々に生成する。その後、拡流路内において遠心力による旋回流の分散などによって渦破壊が起こり、気液混合流体中に含まれる気泡が微細化され、微細気泡が多数発生する。また、気液混合流体の一部は、液流飛散面に衝突し、渦流が完全に破壊され、微細気泡が生成する。このようにして生成した微細気泡を多く含む液体が液吐出口を通じて外部に吐出する。
特開2009−178661号公報
上記のとおりの液吐出装置は、また、部品コストの低減や組立性の向上が図られ、製造コストの高騰を抑制可能にするものであると特許文献1に記載されている。しかしながら、特許文献1に記載された液吐出装置は、微細気泡の生成のための構成がやや複雑になっているという感が否めない。たとえば、液流旋回路が必要とされ、液流旋回路には、旋回流の形成のために液流旋回翼が設けられなければならないことが指摘される。また、液流飛散面を設けなければならないことも指摘される。汎用性のあるシャワーヘッドの実現のためには、構成の簡略化が是非とも望まれる。
本発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、微細気泡の生成を促進させつつ、構成の簡略化を図ることができるシャワーヘッドを提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明のシャワーヘッドは、湯水を導入する導入流路が形成されたヘッド本体と、板状の部分を有し、板状の部分を板厚方向に延びる散水部が複数設けられた散水板と、ヘッド本体と散水板の板状の部分との間に形成され、導入流路と散水部との両方と連通した湯水の通水流路とを備えたシャワーヘッドであって、散水部には、通水流路と連通する吐出流路が形成され、散水板の板状の部分の板厚方向の流路幅を吐出流路の厚さとするとき、厚さの薄い縮厚部が吐出流路の上流側に設けられ、縮厚部よりも厚さの厚い拡厚部が、吐出流路の下流側に設けられ、シャワーヘッドの外部に連通し、空気を導入する空気導入路が、散水部の縮厚部に連通して接続されていることを特徴とする。
このシャワーヘッドにおいては、空気導入路における空気の導入方向の上流端が、散水板に配置され、空気取込孔を形成していることが好ましい。
本発明のシャワーヘッドによれば、微細気泡の生成が促進され、しかも、構成の簡略化が図られる。
本発明のシャワーヘッドの第1実施形態を示した斜視図である。 図1に示したシャワーヘッドの正面図である。 図2に示したシャワーヘッドのA−A断面図である。 図3に示したシャワーヘッドの実線円内を拡大して示した要部拡大断面図である。 本発明のシャワーヘッドの第2実施形態を、図4の記載に対応させて示した要部拡大断面図である。
図1は、本発明のシャワーヘッドの第1実施形態を示した斜視図である。図2は、図1に示したシャワーヘッドの正面図である。図3は、図2に示したシャワーヘッドのA−A断面図である。図4は、図3に示したシャワーヘッドの実線円内を拡大して示した要部拡大断面図である。
図1〜図3に示したように、シャワーヘッド1は、ヘッド本体2と、散水板3と、通水流路4とを備えている。ヘッド本体2は、ともに円板状である基部5および重合部6を備えている。基部5は、やや厚みのある部材であり、その内部には、湯水を導入して重合部6へ送出する、断面が円形である第1導入流路7が形成されている。第1導入流路7は、基部5の側端部に入口8を、中心部に出口9を有し、略L字状に屈曲している。すなわち、第1導入流路7は、入口8から基部5の中心軸に向かってまっすぐ延び、中心軸付近で略L字状に屈曲し、屈曲部10を有している。第1導入流路7の入口8は、基部5の外周部の一部から基部5の径方向の外側に突出する突出部11の先端に形成されている。入口8には、水栓金具に一端部が接続された通水用のホースの他端部の接続が可能になっている。
また、基部5では、外周部に、複数の固定孔12が、基部5の厚さ方向に貫通して形成されている。固定孔12は、散水板3と基部5の結合に用いられるものであり、所定の間隔で基部5の外周部に配置されている。
重合部6は、基部5よりサイズがひとまわり小さく、厚みのある円板状の部材である。重合部6では、内部に、湯水を導入して送出する、断面が円形である第2導入流路13が形成されている。第2導入流路13は、重合部6の中心軸に位置し、重合部6を表裏方向に貫通している。重合部6は、第2導入流路13の入口14を基部5の第1導入流路7の出口9に一致させて基部5と重合し、基部5とによりヘッド本体2を形成する。重合部6と基部5が重合する部分において、第1導入流路7の出口9と第2導入流路12の入口14が近接する部分には、Oリング15が介設され、基部5と重合部6の間の水密性が確保されている。
重合部6に形成された第2導入流路13は、出口16側に、出口16に向かうにしたがって内径が次第に拡大し、断面積が漸増する拡径部17を有している。拡径部17では、出口16に向かうにしたがって内面が外側に広がるように湾曲している。
ヘッド本体2では、第1導入流路7および第2導入流路13によって、湯水を導入する導入流路18が形成されている。導入流路18内に導入され、導入流路18から流出する湯水が、散水板3に形成された散水部19から吐出される。
散水板3は、板状の部分として、やや厚みのある平らな円板状の部分20を有している。円板状の部分20の中心部と外周部の間に散水部19が形成されている。散水部19は、円板状の部分20と同心円上に配置され、かつ円板状の部分20の板厚方向に延びている。散水板3における板状の部分は、必ずしも平板状である必要はなく、散水板3の表裏方向に多少湾曲した形状を有していてもよい。
また、散水板3では、外周部に、厚みのある円筒状の胴部21が設けられている。胴部21は、散水部19の外側から散水板3の外周端にかけて配置されている。胴部21の内径は、ヘッド本体2の重合部6の外径に略一致している。また、胴部21では、複数の取付孔22が、胴部21の長さ方向に貫通し、かつ散水板3の厚さ方向に貫通して形成されている。取付孔22は、散水板3をヘッド本体2の基部5に取り付けるためのものである。取付孔22を基部5に形成された固定孔12と一致させて散水板3を基部5に重合させ、ネジなどの締結具を取付孔22から固定孔12に向けてねじ込むなどによって、散水板3は基部5と結合し、シャワーヘッド1が組み立てられる。シャワーヘッド1では、散水板3は、ヘッド本体2に形成された導入流路18の出口、すなわち、重合部6に形成された第2導入流路13の出口16の外側に配置される。
重合部6の基部5との重合は、たとえば、散水板3と基部5を結合する際に、散水板3の胴部21の内側に重合部6を嵌合させるなどによって、散水板3と基部5の結合と同時に実現可能である。もちろん、重合部6は、散水板3の取り付けに先立って基部5に重合させ、締結具を用いて固定しておくことも可能である。胴部21と重合部6の間にはOリング23が介設され、重合部6と胴部21の間の水密性が確保されている。また、胴部21が、ヘッド本体2の基部5と接触する部分にもOリング24が介設され、基部5と胴部21の間の水密性も確保されている。
このようにして組み立てられたシャワーヘッド1では、湯水の通水流路4が、ヘッド本体2と散水板3の円板状の部分20との間に形成されている。具体的には、ヘッド本体2の重合部6と散水板3の円板状の部分20との間の隙間が、通水流路4となっている。通水流路4は、散水板3の円板状の部分20に対し平行に配置されて形成され、ヘッド本体2の導入流路18と散水板3の散水部19との両方と連通している。
散水板3の散水部19では、円板状の部分20に円形の散水孔25が形成されている。また、散水部19では、図4に拡大して示したように、通水流路4と連通し、かつ散水孔25とも連通する吐出流路26が形成されている。吐出流路26は、第1吐出流路27、第2吐出流路28および第3吐出流路29から形成されている。第1吐出流路27、第2吐出流路28および第3吐出流路29は、通水流路4から散水孔25にかけての湯水の流れ方向に関して上流側から下流側に順次配置されている。
第1吐出流路27は、散水板3の円板状の部分20の板厚方向に延び、通水流路4に直交している。また、第1吐出流路27は、入口30側に、出口31に向かうにしたがって内径が次第に縮小し、断面積が漸減する縮径部32を有している。縮径部32では、出口31に向かうにしたがって内面が内側にすぼむように湾曲している。また、第1吐出流路27は、出口31側に、出口31に向かうにしたがって内径が次第に拡大し、断面積が漸増する拡径部33を有している。拡径部33では、出口31に向かうにしたがって内面が外側に広がるように湾曲している。
第2吐出流路28は、第1吐出流路27に直交し、通水流路4と平行に延びている。散水板3の円板状の部分20の板厚方向の流路幅を第2吐出流路28の厚さとするとき、第2吐出流路28では、その上流側に、厚さの薄い縮厚部34が設けられている。また、第2吐出流路28では、その下流側に、縮厚部34よりも厚さの厚い拡厚部35が設けられている。
第3吐出流路29は、散水板3の円板状の部分20の板厚方向に延び、第2吐出流路28に直交している。第3吐出流路29は、入口35において第2吐出流路28の拡厚部35と連通している。第3吐出流路29の出口37は、散水板3の表面に配置され、散水孔25を形成している。
また、散水板3の散水部19では、図1および図2に示したように、円板状の部分20において散水孔25よりも内側の部位に円形の空気取込孔38が形成されている。また、シャワーヘッド1では、空気取込孔38を介してシャワーヘッド1の外部に連通し、空気を導入する空気導入路39が形成されている。空気導入路39は、散水部19に配置されている。また、空気導入路39は、第1空気導入路40および第2空気導入路41から形成されている。第1空気導入路40および第2空気導入路41は、空気導入孔38から吐出流路26の第2吐出流路28にかけての空気の導入方向に関して上流側から下流側に順次配置されている。
第1空気導入路40は、散水板3の円板状の部分20の板厚方向に延びている。第1空気導入路40における空気の導入方向の上流端42は、散水板3の表面に配置され、空気取込孔38を形成している。第2空気導入路41は、上流端43において第1空気導入路40の下流端44に接続され、第1空気導入路40と連通している。第2空気導入路41の上流端43側の部分は、散水板3の板厚方向に延び、第2空気導入路41の下流端45側の部分は、吐出流路26における第2吐出流路28の拡厚部35を迂回するように延びている。そして、第2空気導入路41は、下流端45が、吐出流路26における第2吐出流路28の縮厚部34に接続されて、縮厚部34と連通している。シャワーヘッド1では、空気取込孔38から取り込む外部の空気を、空気導入路39を通じて吐出流路26の縮厚部34を通過する湯水に導入することができるようになっている。
また、シャワーヘッド1では、散水板3の散水部19における第1吐出流路27、第2吐出流路28および第2空気導入路41を2つのリング状部材46、47によって形成してもいる。リング状部材46、47は、ともに平面視円環状の形状を有している。リング状部材46の内側の部分には、第2空気導入路41における上流端43側の部分が表裏を貫通して形成されている。また、リング状部材46の外側の部分には、表面からその前方に突出する突起48が設けられている。さらに、リング状部材46には、第2空気導入路41における上流端43側の部分と突起48との間に開口49が表裏を貫通して形成されている。リング状部材47は、リング状部材46の開口49に挿入可能とされた円筒部50が、リング状部材47の表面からその前方に突設されている。円筒部50の内側は、第1吐出流路27を形成している。
散水板3の散水部19では、リング状部材46、47を収容可能なように、裏面から表面側に向かって切り欠かれた切欠部51が形成され、切欠部51の外側の部分には、さらに散水板3の表面側に向かって切り欠かれた凹所52が形成されている。
シャワーヘッド1では、散水板3の散水部19は、以下のようにして形成される。すなわち、凹所52に突起48を嵌入させてリング状部材46を切欠部51の内部に取り付ける。このとき、散水板3に形成された第3吐出流路29と連通する第2吐出流路28が形成され、かつ第2空気導入路41における上流端43側の部分が、散水板3に形成された第1空気導入路40と接続され、連通する。そして、円筒部50を開口49の内部に挿入してリング状部材47を切欠部51の内部に取り付ける。リング状部材46、47の間に第2空気導入路41における下流端45側の部分が形成され、また、第2空気導入路41が、下流端45において第2吐出流路28の縮厚部34に接続され、連通する。
このように、散水板3の散水部19における第1吐出流路27、第2吐出流路28および第2空気導入路41が、2つのリング状部材46、47によって形成されるので、散水部19の形成が容易となっている。また、ユニット化が図られ、散水部19の組み立て性が良好であり、しかも組み立ての精度が良好ともなっている。
このようなシャワーヘッド1では、直径50μm以下の微細気泡を多数含んだ湯水を散水孔25から吐出することができる。シャワーヘッド1は、図1〜図3に示したヘッド本体2の基部5に形成された第1導入流路7の入口8に、水栓金具に一端部が接続された通水用のホースの他端部が接続される。ホースを通じて第1導入流路7内に導入された湯水は、屈曲部10において流れの向きを略直角方向に変え、出口9から流出し、入口14を通じて、基部6に形成された第2導入流路13内に導入される。第2導入流路13内に導入された湯水は、拡径部17を通過するとき、拡径部17の内面に沿って外側に広がって流れ、出口16から通水流路4内に流出する。拡径部17は、その内面が外側に広がるように湾曲しているため、出口16から通水流路4内に流出する湯水に渦などの乱流が発生するのが抑制される。
吐出流路4内に流出した湯水は、吐出流路4をその中心部から外周部に向かってほぼ放射状に流れ、散水部19へと向かう。散水部19において、湯水は、第1吐出流路27内に縮径部32を通じて流出し、さらに、拡径部33を通じて第2吐出流路28内に、渦などの乱流の発生が抑制された状態で流出する。第2吐出流路28内では、湯水は、まず、上流側に設けられた縮厚部34に流れ込み、次いで下流側に設けられた拡厚部35に流出する。このように、湯水が、縮厚部34に流れ込むとき、水圧が急激に減少する。このときの減圧にともなって縮厚部34内には負圧が生じる。この負圧によって、散水板3の外部の空気が、空気取込孔38を通じて第1空気導入路40内に吸引される。吸引された空気は、第2空気導入路41に流れ込み、下流端45から第2吐出流路28内に導入され、湯水中に気泡として取り込まれる。
このようにして空気が気泡として混入された湯水は、拡厚部35に流れ込むとき、水圧が急激に増大する。このときの加圧にともなって湯水中に混入された気泡は、拡厚部35内において細かく粉砕され、微細気泡が生成する。微細気泡を含んだ湯水は、次いで第3吐出流路29内に流出し、散水孔25から散水部19の外部へと吐出される。微細気泡は、その径が散水孔25の内径に比べ非常に小さいので、散水孔25を容易に通り抜けることができる。シャワーヘッド1から吐出される微細気泡を多数含んだ湯水は、微細気泡が比表面積の大きいものであるので、高い洗浄機能などを有している。なお、縮厚部34と拡厚部35の接続部分である拡厚部35の上流側の部分は、図4に示したように、その厚さが縮厚部34から急に拡大するものとすることができる。具体的には、たとえば、拡厚部35の上流端を縮厚部34の下流端に対し直交させることができる。この場合、拡厚部35内で気泡はより一層細かく粉砕され、直径のより小さな微細気泡が多数生成し、微細気泡を含んだ湯水の機能が向上する。
シャワーヘッド1は、微細気泡の生成を促進させつつ、上記のとおりの構成を有するものであるので、構成の簡略化が図られている。しかも、シャワーヘッド1では、空気導入路39における空気導入方向の上流端42が形成する空気取込孔38が、散水板3の表面に配置されているので、シャワーヘッド1の使用者の手によって空気取込孔38が塞がれるのが抑制される。このため、シャワーヘッド1は、外部の空気の導入を安定して行うことができる。しかも、空気取込孔38は、散水孔25と同一面上に配置されているので、シャワーヘッド1の外観が良好ともなる。
図5は、本発明のシャワーヘッドの第2実施形態を、図4の記載に対応させて示した要部拡大断面図である。シャワーヘッド1aに関し、シャワーヘッド1と同一の部位には図5図中において同一の符号を付し、その説明を省略する。
シャワーヘッド1aは、図5に示したように、図4に示したシャワーヘッド1と空気取込孔38aの位置が異なっている。このため、空気導入路39における第1空気導入路40aの位置および第1空気導入路40aと第2空気導入路41の接続位置も異なっている。
シャワーヘッド1aでは、空気取込孔38aが、散水板3の外周部に形成されている。このため、空気取込孔38aを形成する上流端42aを有する第1空気導入路40aは、散水板3の板厚方向ではなく、径方向に延びている。また、第1空気導入路40aの下流端44aと第2空気導入路41の上流端43aの接続方向も、散水板3の板厚方向ではなく、径方向に沿っている。
このように、空気取込孔38aは、散水板3の表面に配置されなくとも、シャワーヘッド1aの使用者の手で塞がれるおそれの少ない部位であれば、散水板3の外周部に設けることが可能である。シャワーヘッド1aの構成は、図1〜図4に示したシャワーヘッド1と、空気取込孔38aの位置によって大きく変更されることはなく、したがって、シャワーヘッド1aも、シャワーヘッド1と同様に、微細気泡の生成を促進させつつ、構成の簡略化が図られたものである。
なお、本発明は、以上の実施形態により限定されるものではない。ヘッド本体および散水板の形状および構造や散水部の形状および構造などの細部については様々な態様が可能である。
1、1a シャワーヘッド
2 ヘッド本体
3 散水板
4 通水流路
19 散水部
20 板状の部分としての円板状の部分
26 吐出流路
34 縮厚部
35 拡厚部
38、38a 空気取込孔
39 空気導入路
42、42a 空気導入路の上流端としての第1空気導入路の上流端

Claims (2)

  1. 湯水を導入する導入流路が形成されたヘッド本体と、
    板状の部分を有し、この板状の部分を板厚方向に延びる散水部が複数設けられた散水板と、
    前記ヘッド本体と前記散水板の前記板状の部分との間に形成され、前記導入流路と前記散水部との両方と連通した湯水の通水流路と
    を備えたシャワーヘッドであって、
    前記散水部には、前記通水流路と連通する吐出流路が形成され、前記散水板の前記板状の部分の板厚方向の流路幅を吐出流路の厚さとするとき、厚さの薄い縮厚部が前記吐出流路の上流側に設けられ、前記縮厚部よりも厚さの厚い拡厚部が、前記吐出流路の下流側に設けられ、
    前記シャワーヘッドの外部に連通し、空気を導入する空気導入路が、前記散水部の前記縮厚部に連通して接続されている
    ことを特徴とするシャワーヘッド。
  2. 前記空気導入路における空気の導入方向の上流端が、前記散水板に配置され、空気取込孔を形成していることを特徴とする請求項1に記載のシャワーヘッド。
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