JP2014075693A - 2周波円偏波アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 誘電体基板上に近接した2周波数でそれぞれ共振する2つのループ素子を形成しても良好に動作すること。
【解決手段】 グランド板11上に所定間隔で配置され誘電体からなる素子基板10の表面に、第1周波数で共振する第1摂動素子12aを備える第1ループ素子12と、該第1周波数に近接した第2周波数で共振する第2摂動素子13aを備える第2ループ素子13とがほぼ同心で形成されている。第1ループ素子12と第2ループ素子13との間において、素子基板10にリング状スリット10aが形成されている。第1ループ素子12は、電気結合しているL字状の第1励振素子14から給電され、第2ループ素子13は、電気結合しているL字状の第2励振素子15から給電される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、本発明は、誘電体基板上にほぼ同心に2つのループ素子が配置されている2周波円偏波アンテナに関するものである。
近接した2つの周波数で同旋の円偏波が得られる2周波円偏波アンテナが、提案されている(非特許文献1参照)。この2周波円偏波アンテナの構成を示す斜視図を図17に、その上面図を図18に示す。
これらの図に示す2周波円偏波アンテナ100は、円形の導電性のグランド板111上に、所定間隔で円形の第1ループ素子112が配置され、第1ループ素子112の内側に第2ループ素子113が近接して配置されている。第1ループ素子112および第2ループ素子113は同じ平面状にほぼ同心で配置され、金属製等とされた導電性のワイヤーやストリップを屈曲することにより構成されている。第1ループ素子112には、第1ループ素子112から外側に突出する直線状の第1摂動素子112aが設けられており、第1摂動素子112aから時計方向に所定角度回転した位置に第1励振素子114が設けられている。第1励振素子114は、略L字状とされて垂直部はグランド板111に立設されており、水平部は第1ループ素子112の下面に対向しており、両者は電磁結合している。第1励振素子114の垂直部の下端とグランド板111の間に第1周波数fLの信号源が接続されて、第1ループ素子112が第1励振素子114により第1周波数fLで励振される。第1ループ素子112の周囲長は第1周波数fLの自由空間波長の約1波長の長さとされ、第1ループ素子112から第1周波数fLの右旋円偏波が放射される。
また、第2ループ素子113には、第2ループ素子113から内側に突出する直線状の第2摂動素子113aが設けられており、第2摂動素子113aから時計方向に所定角度回転した位置に第2励振素子115が設けられている。第2励振素子115は、略L字状とされて垂直部はグランド板111に立設されており、水平部は第2ループ素子113の下面に対向しており、両者は電磁結合している。第2励振素子115の垂直部の下端とグランド板111の間に第2周波数fHの信号源が接続されて、第2ループ素子113が第2励振素子115により第2周波数fHで励振される。第2ループ素子113の周囲長は第2周波数fHの約1波長の長さとされ、第2ループ素子113から第2周波数fHの右旋円偏波が放射される。
なお、第1周波数fLは1.2GHz帯の周波数とされ、第2周波数fHは第1周波数fLに近接した1.5GHz帯の周波数とされており、fH/fLは約1.23とされている。また、第1ループ素子112と第2ループ素子113とグランド板111との間隔は、第1周波数fLの自由空間波長の約0.04波長(第2周波数fHの自由空間波長の約0.05波長)とされている。
以上のように構成されている2周波円偏波アンテナ100の電圧定在波比(VSWR)の周波数特性を図19に示す。図19では横軸が周波数f/fLで縦軸がVSWRとされており、第1ループ素子112のVSWR特性が実線で、第2ループ素子113のVSWR特性が破線で示されている。図19を参照すると、第1ループ素子112において第1周波数fL(f/fL=1)におけるVSWRは約2.5が得られており、第2ループ素子113において第2周波数fH(f/fL=1.23)におけるVSWRは約1.9が得られている。このように、2周波円偏波アンテナ100は、第1ループ素子112の内側に第2ループ素子113が近接して配置されていても、近接した2周波において良好に動作する円偏波アンテナとすることができる。
社団法人電子情報通信学会 2012年総合大会講演論文集 B−1−116「2周波円偏波複合アンテナ」 杉町徹外3名著 2012年3月6日発行
図17および図18に示す従来の2周波円偏波アンテナ100においては、グランド板111上に所定間隔をもって第1ループ素子112と第2ループ素子113とを同一平面上に配置して、機械的に支持する必要がある。この構成では、第1ループ素子112と第2ループ素子113とを別々に支持する必要があるので、コストダウンや効率の良い量産を行うことができず、量産歩留りも向上しないことから、基板を利用して第1ループ素子112と第2ループ素子113とを支持することが考えられる。すなわち、第1ループ素子112と第2ループ素子113とを平板状の基板上に形成することで、第1ループ素子112と第2ループ素子113とが、同一平面状に配置されることになる。この構成では、平板状の基板上に第1ループ素子112と第2ループ素子113とを形成するだけで良いことから、部品点数が減少し、量産歩留りが向上すると共に、コストダウンや効率の良い量産を行うことができる。そこで、第1ループ素子と第2ループ素子とを平板状の誘電体基板上に形成した2周波円偏波アンテナ200の構成を示す上面図を図20に、その正面図を図21に、その斜視図を図21に示す。
これらの図に示す2周波円偏波アンテナ200は、使用周波数において電気的に無限大と見なせる大きさとされた矩形の導電性のグランド板211上に、所定間隔で矩形の素子基板210が配置されている。素子基板210は、所定の比誘電率εrの誘電体基板とされ、素子基板210上に円形の第1ループ素子212が配置され、第1ループ素子212の内側に第2ループ素子213が近接して配置されている。第1ループ素子212および第2ループ素子213はほぼ同心で配置され、プリント基板をエッチングしたり金属製のストリップを貼着することにより形成されている。第1ループ素子212には、第1ループ素子212から外側に突出する直線状の第1摂動素子212aが設けられており、第1摂動素子212aから時計方向に所定角度回転した位置に第1励振素子214が設けられている。第1励振素子214は、略L字状とされて垂直部はグランド板211に立設されており、水平部は素子基板210を介して第1ループ素子212に対面しており、両者は電磁結合している。第1励振素子214の垂直部の下端とグランド板211の間に第1周波数fLの信号源からなる第1給電部216が設けられており、第1ループ素子212が第1励振素子214により第1周波数fLで励振される。第1周波数fLの素子基板210上の短縮された波長をλLとすると、第1ループ素子212の周囲長は約1λLの長さとされ、第1ループ素子212から第1周波数fLの右旋円偏波が放射される。
また、第2ループ素子213には、第2ループ素子213から内側に突出する直線状の第2摂動素子213aが設けられており、第2摂動素子213aから時計方向に所定角度回転した位置に第2励振素子215が設けられている。第2励振素子215は、略L字状とされて垂直部はグランド板211に立設されており、水平部は第2ループ素子213の下面に対向しており、両者は電磁結合している。第2励振素子215の垂直部の下端とグランド板211の間に第2周波数fHの信号源からなる第2給電部217が設けられており、第2ループ素子213が第2励振素子215により第2周波数fHで励振される。第2周波数fHの素子基板210上の短縮された波長をλHとすると、第2ループ素子213の周囲長は約1λHの長さとされ、第2ループ素子213から第2周波数fHの右旋円偏波が放射される。
2周波円偏波アンテナ200において、第1周波数fLが1.2GHz帯の周波数とされ、第2周波数fHが1.5GHz帯の周波数とされて、fH/fLが約1.23とされた場合の寸法について説明する。この場合、第1周波数fLの素子基板210上の短縮された波長をλLとし、第2周波数fHの素子基板210上の短縮された波長をλHとする。なお、素子基板210の比誘電率εrは約10とされ、波長は約63.2%に短縮されるものとし、長さの後の()内に物理長を示す。
グランド板211の1辺の長さL101は、グランド板211が第1周波数fLおよび第2周波数fHにおいて電気的に無限大と見なせる長さとされ、素子基板210の1辺の長さL102は約0.44λL/約0.54λH(約65mm)とされる。第1ループ素子212の半径R101は約0.16λL(約23mm)、第2ループ素子213の半径R102は0.16λH(約19mm)とされ、第1摂動素子212aの長さL103は約0.081λL(約12mm)とされ、第2摂動素子213aの長さL104は約0.079λH(約9.5mm)とされている。図20の紙面における垂直線(y軸方向)から反時計方向に角度θ101だけ回転した位置に第1摂動素子212aが、反時計方向に角度θ102だけ回転した位置に第2摂動素子213aが形成されており、角度θ101は約65°、角度θ102は約67°されている。
また、第1ループ素子212の幅w101および第2ループ素子213の幅w102は共に約1mmとされている。第1励振素子214および第2励振素子215の垂直部は、図20の紙面における垂直線上(y軸上)に位置しており、第1励振素子214は垂直線(y軸方向)から第1ループ素子212上の角度θ103の長さとされ、第2励振素子215は垂直線(y軸方向)から第2ループ素子213上の角度θ4の長さとされており、角度θ103は約47°、角度θ104は約49°とされている。なお、第1励振素子214および第2励振素子215は直径φ101のワイヤーをL字状に折曲して構成されており、直径φ101は約1mmとされている。さらに、素子基板110の上面とグランド板211との間の間隔h101は約0.069λL/約0.085λH(約10.2mm)とされ、第1励振素子214および第2励振素子215の水平部の上側とグランド板211との間隔h102は約0.035λL/約0.043λH(約5.2mm)とされている。なお、素子基板210の厚さd101は約3.2mmとされている。
以上のような寸法とされている2周波円偏波アンテナ200の電圧定在波比(VSWR)の周波数特性を図23および図24に示す。図23および図24では横軸が周波数f/fLで縦軸がVSWRとされており、第1ループ素子212のVSWR特性が図23に、第2ループ素子213のVSWR特性が図24に示されている。図23を参照すると、第1周波数fL(f/fL=1)で動作する寸法とされた第1ループ素子212の第1周波数fL(f/fL=1)におけるVSWRは約64.56と著しく劣化している。また、図24を参照すると、第2周波数fH(f/fL=1.23)で動作する寸法とされた第2ループ素子213の第2周波数fH(f/fL=1.23)におけるVSWRは約22.11と著しく劣化している。しかし、第1周波数fLと第2周波数fHとのほぼ中間の周波数f1(1.11fL)において、第1ループ素子212のVSWRは最も良好な約1.86が得られており、第2ループ素子213のVSWRは第1周波数fLと第2周波数fHとのほぼ中間の周波数f2(1.10fL)において、最も良好な約1.99が得られている。これは、第1ループ素子212と第2ループ素子213とが近接しており、素子基板210を介して電磁気的に強く結合したため、第1ループ素子212および第2ループ素子213が、第1周波数fLと第2周波数fHとのほぼ中間の周波数f1あるいは周波数f2において共振しているものと考えられる。このように、誘電体基板上に近接した2周波数でそれぞれ共振する2つのループ素子を形成した2周波円偏波アンテナでは、近接した2周波において良好に動作する円偏波アンテナとすることができないという問題点があった。
そこで、本発明は、誘電体基板上に近接した2周波数でそれぞれ共振する2つのループ素子を形成しても良好に動作する2周波円偏波アンテナを提供することを目的としている。
本発明の2周波円偏波アンテナは、第1周波数で共振する第1ループ素子と、該第1周波数に近接した第2周波数で共振する第2ループ素子とがほぼ同心で一面に形成されており、グランド板上に所定間隔で配置される誘電体からなる素子基板と、前記第1ループ素子の所定位置から突出するよう設けられた第1摂動素子と、前記第2ループ素子の所定位置から突出するよう設けられた第2摂動素子と、前記第1ループ素子の所定位置の下面に対向して電磁結合する水平部と、前記グランド板に直立している垂直部とからなるL字状の第1励振素子と、前記第2ループ素子の所定位置の下面に対向して電磁結合する水平部と、前記グランド板に直立している垂直部とからなるL字状の第2励振素子と、前記第1励振素子における前記垂直部の下端と前記グランド板の間に設けられた前記第1周波数の第1給電部と、前記第2励振素子における前記垂直部の下端と前記グランド板の間に設けられた前記第2周波数の第2給電部とを備え、前記第1ループ素子と前記第2ループ素子との間において、前記素子基板にスリットが形成されていることを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、第1ループ素子と第2ループ素子との間にスリットを形成するようにしたから、誘電体基板上に近接した2周波数でそれぞれ共振する2つのループ素子を形成しても良好に動作する2周波円偏波アンテナとすることができる。また、誘電体基板を利用して第1ループ素子と第2ループ素子とを同一平面状に配置していることから、部品点数が減少し、量産歩留りが向上すると共に、コストダウンや効率の良い量産を行うことができるようになる。
本発明の第1実施例の2周波円偏波アンテナの構成を示す上面図である。 本発明の第1実施例の2周波円偏波アンテナの構成を示す正面図である。 本発明の第1実施例の2周波円偏波アンテナの構成を示す斜視図である。 本発明の第1実施例の2周波円偏波アンテナのVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明の第1実施例の2周波円偏波アンテナの他のVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明の第1実施例の2周波円偏波アンテナの放射特性を示す図である。 本発明の第1実施例の2周波円偏波アンテナの他の放射特性を示す図である。 本発明の第2実施例の2周波円偏波アンテナの構成を示す上面図である。 本発明の第2実施例の2周波円偏波アンテナの構成を示す正面図である。 本発明の第2実施例の2周波円偏波アンテナの構成を示す斜視図である。 本発明の第3実施例の2周波円偏波アンテナの構成を示す上面図である。 本発明の第3実施例の2周波円偏波アンテナの構成を示す正面図である。 本発明の第3実施例の2周波円偏波アンテナの構成を示す斜視図である。 本発明の第4実施例の2周波円偏波アンテナの構成を示す上面図である。 本発明の第4実施例の2周波円偏波アンテナの構成を示す正面図である。 本発明の第4実施例の2周波円偏波アンテナの構成を示す斜視図である。 従来の2周波円偏波アンテナの構成を示す斜視図である。 従来の2周波円偏波アンテナの構成を示す上面図である。 従来の2周波円偏波アンテナのVSWRの周波数特性を示す図である。 従来の他の2周波円偏波アンテナの構成を示す上面図である。 従来の他の2周波円偏波アンテナの構成を示す正面図である。 従来の他の2周波円偏波アンテナの構成を示す斜視図である。 従来の他の2周波円偏波アンテナのVSWRの周波数特性を示す図である。 従来の他の2周波円偏波アンテナの他のVSWRの周波数特性を示す図である。
本発明の第1実施例の2周波円偏波アンテナ1の構成を示す上面図を図1に、第1実施例の2周波円偏波アンテナ1の構成を示す正面図を図2に、第1実施例の2周波円偏波アンテナ1の構成を示す斜視図を図3に示す。
これらの図に示す第1実施例の2周波円偏波アンテナ1は、1辺が長さL1とされた矩形の導電性のグランド板11は、使用周波数において電気的に無限大と見なせる大きさとされ、このグランド板11上に、所定間隔をおいて、1辺が長さL2とされた矩形の素子基板10が配置されている。素子基板10は、ガラスエポキシ基板やテフロン基板等の所定の比誘電率εr(例えば、εr≒10)を有する誘電体基板とされ、素子基板10の上面に円形の第1ループ素子12がほぼ中央に形成され、第1ループ素子12の内側に円形の第2ループ素子13が近接して配置されている。第1ループ素子12および第2ループ素子13はほぼ同心で配置され、プリント基板をエッチングしたり金属製のストリップを貼着することにより、第1ループ素子12および第2ループ素子13が形成されている。第1ループ素子12と第2ループ素子13との間の素子基板10に円形のリング状スリット10aが形成されて、素子基板10に形成されている第1ループ素子12と第2ループ素子13との間は、円形のリング状に切り欠かれている。第1ループ素子12には、第1ループ素子12から外側に突出する直線状の第1摂動素子12aが設けられており、第1摂動素子12aから時計方向に所定角度回転した位置に第1励振素子14が設けられている。第1励振素子14は、略L字状とされて垂直部はグランド板11に立設されており、水平部は素子基板10の下面に対面するよう配置されて、素子基板10を介して第1ループ素子12に電磁結合している。第1励振素子14の垂直部の下端とグランド板11の間に第1周波数fLの信号源からなる第1給電部16が設けられており、第1ループ素子12が第1励振素子14により第1周波数fLで励振される。第1周波数fLの素子基板10上の短縮された波長をλLとすると、第1ループ素子12の周囲長は約1λLの長さとされ、第1ループ素子12から第1周波数fLの右旋円偏波が放射される。
また、第2ループ素子13には、第2ループ素子13から内側に突出する直線状の第2摂動素子13aが設けられており、第2摂動素子13aから時計方向に所定角度回転した位置に第2励振素子15が設けられている。第2励振素子15は、略L字状とされて垂直部はグランド板11に立設されており、水平部は素子基板10の下面に対面するよう配置されて、素子基板10を介して第2ループ素子13に電磁結合している。第2励振素子15の垂直部の下端とグランド板11の間に第2周波数fHの信号源からなる第2給電部17が設けられており、第2ループ素子13が第2励振素子15により第2周波数fHで励振される。第2周波数fHの素子基板10上の短縮された波長をλHとすると、第2ループ素子13の周囲長は約1λHの長さとされ、第2ループ素子13から第2周波数fHの右旋円偏波が放射される。
第1実施例の2周波円偏波アンテナ1において、第1周波数fLが1.2GHz帯の周波数とされ、第2周波数fHが1.5GHz帯の周波数とされて、fH/fLが約1.23とされた場合の寸法の一例について説明する。この場合、第1周波数fLの素子基板10上の短縮された波長をλLとし、第2周波数fHの素子基板10上の短縮された波長をλHとする。なお、素子基板10の比誘電率εrは約10とされ、波長は約63.2%に短縮されるものとし、電気長で示した寸法の後の()内には物理長が示されている。
グランド板11の1辺の長さL1は、グランド板11が第1周波数fLおよび第2周波数fHにおいて電気的に無限大と見なせる長さとされ、素子基板10の1辺の長さL2は約0.44λL/約0.54λH(約65mm)とされる。第1ループ素子12の半径R1は約0.16λL(約23mm)、第2ループ素子の半径R2は0.16λH(約19mm)とされ、第1摂動素子12aの長さL3は約0.081λL(約12mm)とされ、第2摂動素子13aの長さL4は約0.079λH(約9.5mm)とされている。図1の紙面における垂直線(y軸方向)から反時計方向に角度θ1だけ回転した位置に第1摂動素子12aが、反時計方向に角度θ2だけ回転した位置に第2摂動素子13aが形成されており、角度θ1は約65°、角度θ2は約67°されている。
また、第1ループ素子12の幅w1および第2ループ素子13の幅w2は共に約1mmとされ、リング状スリット10aの幅w3は約2.9mmとされている。第1励振素子14および第2励振素子15の垂直部は、図1の紙面における垂直線上(y軸上)に位置しており、第1励振素子14の水平部は第1ループ素子12上の角度θ3の長さとされ、第2励振素子15の水平部は第2ループ素子13上の角度θ4の長さとされており、角度θ3は約47°、角度θ4は約49°とされている。なお、第1励振素子14および第2励振素子15は直径φ1のワイヤーがL字状に折曲されて構成されており、直径φ1は約1mmとされている。さらに、素子基板10の上面とグランド板11との間の間隔h1は約0.069λL/約0.085λH(約10.2mm)とされ、第1励振素子14および第2励振素子15の垂直部の高さh2は約0.035λL/約0.043λH(約5.2mm)とされている。なお、素子基板10の厚さd1は約3.2mmとされている。
第1実施例の2周波円偏波アンテナ1を上記寸法条件の寸法とした際の第1ループ素子12のVSWRの周波数特性を図4に、第2ループ素子13のVSWRの周波数特性を図5に示す。図4および図5では横軸が周波数f/fLで縦軸がVSWRとされており、図4を参照すると、第1ループ素子12は、第1周波数fL(f/fL=1)において約1.52の良好なVSWRが得られており、第2周波数fH(f/fL=1.23)におけるVSWRは約7.54となっている。また、第2ループ素子13は、第2周波数fH(f/fL=1.23)において約1.23の良好なVSWRが得られており、第1周波数fL(f/fL=1)におけるVSWRは約12.09となっている。このように、第1ループ素子12は第1周波数fLに共振して良好に動作しており、第2ループ素子13は第2周波数fHに共振して良好に動作していることが分かる。本発明の第1実施例の2周波円偏波アンテナ1が、誘電体基板である素子基板10上に形成されていても、上記したように近接した2周波において良好に動作するのは、第1ループ素子12と第2ループ素子13との間の素子基板10にリング状スリット10aが形成されて、第1ループ素子12と第2ループ素子13とがリング状スリット10aの作用により電磁気的に結合しにくくなったからと考えられる。
次に、第1実施例の2周波円偏波アンテナ1を上記寸法条件の寸法とした際の2周波円偏波アンテナ1の垂直面(y−z面)内の放射特性を図6および図7に示す。
図6に示す放射特性は、1.2GHz帯の第1周波数fLにおけるy−z面内の放射特性であり、利得は約8.2dBiの高利得が得られており、半値角は約80.1°のブロードな放射特性が得られている。また、軸比は約2.0dBの良好な値が得られている。図7に示す放射特性は、1.5GHz帯の第2周波数fHにおけるy−z面内の放射特性であり、利得は約8.2dBiの高利得が得られており、半値角は約77.3°のブロードな放射特性が得られている。また、軸比は約2.0dBの良好な値が得られている。このように、本発明の第1実施例の2周波円偏波アンテナ1では、近接した第1周波数fLおよび第2周波数fHにおけるVSWR、放射特性および軸比などの電気的特性として、良好な電気的特性が得られていることが分かる。
本発明の第2実施例の2周波円偏波アンテナ2の構成を示す上面図を図8に、その正面図を図9に、その斜視図を図10に示す。
これらの図に示す第2実施例の2周波円偏波アンテナ2は、1辺が長さL11とされた矩形の導電性のグランド板21は、使用周波数において電気的に無限大と見なせる大きさとされ、このグランド板21上に、所定間隔をおいて、1辺が長さL12とされた矩形の素子基板20が配置されている。素子基板20は、ガラスエポキシ基板やテフロン基板等の所定の比誘電率εr(例えば、εr≒5)を有する誘電体基板とされ、素子基板20の上面に矩形の第1ループ素子22がほぼ中央に形成され、第1ループ素子22の内側に第2ループ素子23が近接して配置されている。第1ループ素子22および第2ループ素子23はほぼ同心で配置され、プリント基板をエッチングしたり金属製のストリップを貼着することにより、第1ループ素子22および第2ループ素子23が形成されている。第1ループ素子22と第2ループ素子23との間の素子基板20に矩形のリング状スリット20aが形成されて、素子基板20は矩形のリング状に切り欠かれている。第1ループ素子22には、第1ループ素子22の紙面の右側の素子部分から外側に突出する直線状の第1摂動素子22aが設けられており、第1ループ素子22の紙面の下側の素子部分に対面して第1励振素子24が設けられている。第1励振素子24は、略L字状とされて垂直部はグランド板21に立設されており、水平部は素子基板20の下面に対面するよう配置されて、素子基板20を介して第1ループ素子22に電磁結合している。第1励振素子24の垂直部の下端とグランド板21の間に第1周波数fLの信号源からなる第1給電部26が設けられており、第1ループ素子22が第1励振素子24により第1周波数fLで励振される。第1周波数fLの素子基板20上の短縮された波長をλLとすると、第1ループ素子22の周囲長は約1λLの長さとされ、第1ループ素子22から第1周波数fLの右旋円偏波が放射される。
また、第2ループ素子23には、第2ループ素子23の紙面の右側の素子部分から内側に突出する直線状の第2摂動素子23aが設けられており、第2ループ素子23の紙面の下側の素子部分に対面して第2励振素子25が設けられている。第2励振素子25は、略L字状とされて垂直部はグランド板21に立設されており、水平部は素子基板20の下面に対面するよう配置されて、素子基板20を介して第2ループ素子23に電磁結合している。第2励振素子25の垂直部の下端とグランド板21の間に第2周波数fHの信号源からなる第2給電部27が設けられており、第2ループ素子23が第2励振素子25により第2周波数fHで励振される。第2周波数fHの素子基板20上の短縮された波長をλHとすると、第2ループ素子23の周囲長は約1λHの長さとされ、第2ループ素子23から第2周波数fHの右旋円偏波が放射される。
第2実施例の2周波円偏波アンテナ2において、第1の周波数fLが1.2GHz帯の周波数とされ、第2の周波数fHが1.5GHz帯の周波数とされて、fH/fLが約1.23とされた場合の寸法の一例について説明する。この場合、第1周波数fLの素子基板20上の短縮された波長をλLとし、第2周波数fHの素子基板20上の短縮された波長をλHとする。なお、素子基板20の比誘電率εrは約5とされ、波長は約89.4%に短縮されるものとし、電気長で示した寸法の後の()内には物理長が示されている。
グランド板21の1辺の長さL11は、グランド板11が第1周波数fLおよび第2周波数fHにおいて電気的に無限大と見なせる長さとされ、素子基板20の1辺の長さL12は約0.33λL/約0.41λH(約70mm)とされる。矩形の第1ループ素子22の1辺の長さL17は約0.21λL(約45.3mm)、矩形の第2ループ素子の1辺の長さL18は約0.22λH(約37.85mm)とされ、第1摂動素子22aの長さL13は約0.041λL(約11mm)とされ、第2摂動素子23aの長さL14は約0.059λH(約10mm)とされている。第1摂動素子22aは、右側の素子部分の端部から長さL14の位置に設けられており、長さL14は約0.073λL(約15.8mm)とされ、第2摂動素子23aは右側の素子部分の端部から長さL16の位置に設けられており、長さL16は約0.056λH(約9.5mm)とされている。
また、第1ループ素子22の幅w11および第2ループ素子23の幅w12は共に約1mmとされ、矩形のリング状スリット20aの幅w13は約1.7mmとされている。第1励振素子24および第2励振素子25の垂直部は、縦方向の中心線上(y軸上)にほぼ位置しており、第1励振素子24の水平部の長さL17は約0.086λL(約16mm)とされ、第2励振素子25の長さL18は約0.082λH(約14mm)とされている。なお、第1励振素子24および第2励振素子25は直径φ11のワイヤーをL字状に折曲して構成されており、直径φ11は約1mmとされている。さらに、素子基板20の上面とグランド板21との間の間隔h11は約0.035λL/約0.043λH(約7.4mm)とされ、第1励振素子24および第2励振素子25の垂直部の高さh12は約0.021λL/約0.027λH(約4.5mm)とされている。なお、素子基板20の厚さd11は約1.6mmとされている。
第2実施例の2周波円偏波アンテナ2を上記寸法条件の寸法とした際の第1ループ素子22のVSWRの周波数特性、および、第2ループ素子23のVSWRの周波数特性は、図4および図5に示す第1実施例の2周波円偏波アンテナ1における第1ループ素子12および第2ループ素子13のVSWRの周波数特性とほぼ同様となる。すなわち、第1ループ素子22は第1周波数fLに共振して良好に動作し、第2ループ素子23は第2周波数fHに共振して良好に動作するようになる。本発明の第2実施例の2周波円偏波アンテナ2が、誘電体基板である素子基板20上に形成されていても、上記したように近接した2周波において良好に動作するのは、第1ループ素子22と第2ループ素子23との間の素子基板20に矩形のリング状スリット20aが形成されて、第1ループ素子22と第2ループ素子23とがリング状スリット20aの作用により電磁気的に結合しないようになったからと考えられる。
また、第2実施例の2周波円偏波アンテナ2を上記寸法条件の寸法とした際の2周波円偏波アンテナ2の放射特性も、図6および図7に示す第1実施例の2周波円偏波アンテナ1の放射特性と同様となる。すなわち、本発明の第2実施例の2周波円偏波アンテナ2においても、近接した第1周波数fLおよび第2周波数fHにおけるVSWR、放射特性および軸比などの電気的特性として、良好な電気的特性が得られるようになる。
本発明の第3実施例の2周波円偏波アンテナ3の構成を示す上面図を図11に、2周波円偏波アンテナ3の構成を示す正面図を図12に、2周波円偏波アンテナ3の構成を示す斜視図を図13に示す。
本発明の第3実施例の2周波円偏波アンテナ3は、第1実施例の2周波円偏波アンテナ1におけるリング状スリット10aを、複数の円弧状スリット30aと、隣接する円弧状スリット30a同士をつなげる複数の繋ぎ部30bとに置き換えた構成とされている。さらに、素子基板10の裏面の四隅に角柱状のスペーサ38が設けられており、4隅に設けられた4つのスペーサ38により、素子基板10の上面とグランド板11との間隔がh1に保持されている。第3実施例の2周波円偏波アンテナ3においては、円弧状スリット30aと隣接する円弧状スリット30aとが繋ぎ部30bによりつなげられていることから、第1ループ素子12を設けた素子基板10の部分と、第2ループ素子13を設けた素子基板10の部分とが繋ぎ部30bにより物理的につながっている。これにより、素子基板10の裏面の4隅にそれぞれスペーサ38を設けることで、素子基板10をグランド板11上に間隔h1で設置することができる。この場合、それぞれのスペーサ38の上面は両面テープや接着剤により素子基板10の裏面に貼着され、それぞれのスペーサ38の下面は両面テープや接着剤によりグランド板11の表面に貼着される。
なお、第1実施例の2周波円偏波アンテナ1では、リング状スリット10aにより第1ループ素子12を設けた素子基板10の部分と、第2ループ素子13を設けた素子基板10の部分とが物理的に分離されることから、素子基板10をグランド板11上に設置する際には、分離された素子基板10のそれぞれを間隔h1でグランド板11上に固着する2つの固着手段が必要になる。
第3実施例の2周波円偏波アンテナ3において、複数の円弧状スリット30aと、円弧状スリット30a同士をつなげる複数の繋ぎ部30bとを設ける構成、および、素子基板10の裏面の四隅にそれぞれ角柱状のスペーサ38を設ける構成を除く構成は、第1実施例の2周波円偏波アンテナ1と同様とされているので、その説明は省略する。
第3実施例の2周波円偏波アンテナ3において、第1の周波数fLが1.2GHz帯の周波数とされ、第2の周波数fHが1.5GHz帯の周波数とされて、fH/fLが約1.23とされた場合の寸法は、円弧状スリット30aと繋ぎ部30bとの寸法を除いて同様とされている。そこで、円弧状スリット30aと繋ぎ部30bとの寸法の一例について説明すると、円弧状スリット30aの長さL5は約15.5mmとされ、円弧状スリット30aの幅w33は約2.5mmとされ、隣接する円弧状スリット30a同士をつなげる繋ぎ部30bの長さδ1は約1mmとされている。なお、素子基板10の比誘電率εrは約10とされ、波長は約63.2%に短縮される。
また、本発明の第3実施例の2周波円偏波アンテナ3においても、近接した第1周波数fLおよび第2周波数fHにおけるVSWR、放射特性および軸比などの電気的特性として、第1実施例の2周波円偏波アンテナ1における電気的特性と同様な良好な電気的特性が得られるようになる。
本発明の第4実施例の2周波円偏波アンテナ4の構成を示す上面図を図14に、2周波円偏波アンテナ4の構成を示す正面図を図15に、2周波円偏波アンテナ4の構成を示す斜視図を図16に示す。
本発明の第4実施例の2周波円偏波アンテナ4は、第2実施例の2周波円偏波アンテナ2における矩形のリング状スリット20aを、複数の長孔状スリット40aと、隣接する長孔状スリット40a同士をつなげる複数の繋ぎ部40bとに置き換えた構成とされている。さらに、素子基板20の裏面の四隅に角柱状のスペーサ48が設けられており、4隅に設けられた4つのスペーサ48により、素子基板20の上面とグランド板21との間隔がh11に保持されている。第4実施例の2周波円偏波アンテナ4においては、長孔状スリット40aと隣接する長孔状スリット40aとが繋ぎ部40bによりつなげられていることから、第1ループ素子22を設けた素子基板20の部分と、第2ループ素子23を設けた素子基板20の部分とが物理的につながっている。これにより、素子基板20の裏面の4隅にそれぞれスペーサ48を設けることで、素子基板20をグランド板21上に間隔h11で設置することができる。この場合、それぞれのスペーサ48の上面は両面テープや接着剤により素子基板20の裏面に貼着され、それぞれのスペーサ48の下面は両面テープや接着剤によりグランド板21の表面に貼着される。
なお、第2実施例の2周波円偏波アンテナ2では、矩形のリング状スリット20aにより第1ループ素子22を設けた素子基板20の部分と、第2ループ素子23を設けた素子基板20の部分とが物理的に分離されることから、素子基板20をグランド板21上に設置する際には、分離された素子基板20のそれぞれを間隔h11でグランド板21上に固着する2つの固着手段が必要になる。
第4実施例の2周波円偏波アンテナ4において、複数の長孔状スリット40aと、長孔状スリット40a同士をつなげる複数の繋ぎ部40bとを設ける構成、および、素子基板20の裏面の四隅にそれぞれ角柱状のスペーサ48を設ける構成を除く構成は、第2実施例の2周波円偏波アンテナ2と同様とされているので、その説明は省略する。
第4実施例の2周波円偏波アンテナ4において、第1の周波数fLが1.2GHz帯の周波数とされ、第2の周波数fHが1.5GHz帯の周波数とされて、fH/fLが約1.23とされた場合の寸法は、長孔状スリット40aと繋ぎ部40bとの寸法を除いて同様とされている。そこで、長孔状スリット40aと繋ぎ部40bとの寸法の一例について説明すると、長孔状スリット40aの長さL19は約9.7mmとされ、長孔状スリット40aの幅w43は約1.475mmとされ、隣接する長孔状スリット40a同士をつなげる繋ぎ部40bの長さδ2は約0.5mmとされている。なお、素子基板20の比誘電率εrは約5とされ、波長は約89.4%に短縮される。
また、本発明の第4実施例の2周波円偏波アンテナ4においても、近接した第1周波数fLおよび第2周波数fHにおけるVSWR、放射特性および軸比などの電気的特性として、第2実施例の2周波円偏波アンテナ2における電気的特性と同様な良好な電気的特性が得られるようになる。
上記説明した本発明の各実施例の2周波円偏波アンテナにおいて、摂動素子は直線状とし、励振素子はL字状としたが、これ以外の形状としたり、設置する場所を変更してもよい。また、素子基板の比誘電率は約10あるいは約5としたが、これ以外の比誘電率としてもよい。さらに、第1ループ素子および第2ループ素子は、円形あるいは矩形に限らず5角形以上の多角形としたり楕円形としても良い。さらにまた、スペーサは角柱状としたが、これに限ることはなく円柱状、三角柱状、多角柱状としてもよく、スペーサの個数も4個に限ることはなく、5個以上としても良い。
以上の説明においては、本発明の各実施例の2周波円偏波アンテナの各部の寸法についても示したが、その寸法は一例であって、その寸法に限るものではなく所定の範囲内の寸法としても十分2周波円偏波アンテナとして動作する。ただし、電気的特性は若干劣化するようになる。本発明においては、第1ループ素子と第2ループ素子との間にスリットを設ける構成を最も主要な特徴としているのであり、各部の寸法を主要な特徴としているものではない。
1 2周波円偏波アンテナ、2 2周波円偏波アンテナ、3 2周波円偏波アンテナ、4 2周波円偏波アンテナ、10 素子基板、10a リング状スリット、11 グランド板、12 第1ループ素子、12a 第1摂動素子、13 第2ループ素子、13a 第2摂動素子、14 第1励振素子、15 第2励振素子、16 第1給電部、17 第2給電部、20 素子基板、20a リング状スリット、21 グランド板、22 第1ループ素子、22a 第1摂動素子、23 第2ループ素子、23a 第2摂動素子、24 第1励振素子、25 第2励振素子、26 第1給電部、27 第2給電部、30a 円弧状スリット、30b 繋ぎ部、38 スペーサ、40a 長孔状スリット、40b 繋ぎ部、48 スペーサ、100 2周波円偏波アンテナ、110 素子基板、111 グランド板、112 第1ループ素子、112a 第1摂動素子、113 第2ループ素子、113a 第2摂動素子、114 第1励振素子、115 第2励振素子、200 2周波円偏波アンテナ、210 素子基板、211 グランド板、212 第1ループ素子、212a 第1摂動素子、213 第2ループ素子、213a 第2摂動素子、214 第1励振素子、215 第2励振素子、216 第1給電部、217 第2給電部

Claims (3)

  1. 第1周波数で共振する第1ループ素子と、該第1周波数に近接した第2周波数で共振する第2ループ素子とがほぼ同心で一面に形成されており、グランド板上に所定間隔で配置される誘電体からなる素子基板と、
    前記第1ループ素子の所定位置から突出するよう設けられた第1摂動素子と、
    前記第2ループ素子の所定位置から突出するよう設けられた第2摂動素子と、
    前記第1ループ素子の所定位置の下面に対向して電磁結合する水平部と、前記グランド板に直立している垂直部とからなるL字状の第1励振素子と、
    前記第2ループ素子の所定位置の下面に対向して電磁結合する水平部と、前記グランド板に直立している垂直部とからなるL字状の第2励振素子と、
    前記第1励振素子における前記垂直部の下端と前記グランド板の間に設けられた前記第1周波数の第1給電部と、
    前記第2励振素子における前記垂直部の下端と前記グランド板の間に設けられた前記第2周波数の第2給電部とを備え、
    前記第1ループ素子と前記第2ループ素子との間において、前記素子基板にスリットが形成されていることを特徴とする2周波円偏波アンテナ。
  2. 前記素子基板に形成されているスリットが、リング状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の2周波円偏波アンテナ。
  3. 前記素子基板に形成されているスリットが、リング状に配列された複数のスリット部からなり、隣接する該スリット部同士の間に繋ぎ部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の2周波円偏波アンテナ。
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