JP2007068037A - 多周波共用アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】天頂方向の利得特性が減少するという問題や、相互の給電点におけるアイソレーションが十分でない等といった問題を解決し、所望の電気特性が得られる多周波共用アンテナを提供する。
【解決手段】有限導体板上に設置される略板状の誘電体と、誘電体と片面または両面を接し、高周波数で動作するアンテナ素子と低周波数で動作するアンテナ素子の少なくとも2つのアンテナ素子を含むアンテナパターンと、高周波数で動作するアンテナ素子と低周波数で動作するアンテナ素子とで挟まれた誘電体の表面に設けられた少なくとも1つの溝構造とを備える多周波共用アンテナである。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の周波数において動作するアンテナパターンを同一誘電体基板に配置した多周波共用アンテナに関するものである。
近年、自動車に搭載される情報端末として、ETC(Electronic Toll Collections[電子式料金徴収システム]:約5.8GHz)やGPS(Global Positioning System[全地球測位システム]:約1.6GHz)、VICS(Vehicle Information and Communication System[道路交通情報通信システム]:約2.5GHz)やSDARS(Satellite Digital Audio Radio Service[衛星デジタルラジオサービス]:約2.3GHz)などの利用が普及している。
さらに、上述の各メディアの複合的な利用が進んでいる。これらの通信に際し使用されるアンテナには、図17に示す単周波用のアンテナ等と、例えば特許文献1や図18に示すような複数のアンテナを一体的にした多周波用のアンテナとが知られている。実運用上、アンテナ設置スペースの小型化や簡素化や低コスト化という点において、多周波用のアンテナが有用である。以下、それぞれの様態を説明する。
図17に示す単周波アンテナ900は、セラミックやプラスチック等から構成される誘電体1と、その表面に形成され、電波を送受信する1枚の放射導体3(以下、アンテナ素子という。)と、誘電体1の裏面に形成されたグランド導体とを備える。通常、上記アンテナは実使用に際し、電気的要件や機構的要件より、回路基板上や金属板上(以下両者をまとめて有限導体板上という。)に設置される。このような構成を備えた単周波アンテナ900により、1つの周波数帯域の電波の送信または受信を行うことができる。
一方で、図18に示す多周波共用アンテナ1000は、セラミックやプラスチック等から構成される誘電体1と、その表面かつ中心に形成された第1のアンテナ素子3と、その表面に形成され、第1のアンテナ素子3を囲む第2のアンテナ素子5とを備え、さらに、誘電体1の裏面に形成されたグランド導体とを備える。上述の単周波アンテナ900の周囲に別の周波数で動作するアンテナ素子が配置された状態である。第1のアンテナ素子3は高周波帯域用として、また、外側に配置された第2のアンテナ素子5は低周波帯域用として動作する。それぞれのアンテナにおいてはそれぞれの給電点を設けている。
単周波用と同様に、実使用に際し有限導体板上に設置される。このような構成を備えた多周波共用アンテナにより、2つの周波数帯域の電波の送信または受信を行うことができる。また、図18に示した構成は一体的なアンテナで多周波共用を試みた一例であり、上記の構成に限らず様々な多周波共用の様態が提案されている。
特開2004−289332号公報
ここで、多周波共用アンテナ1000は実運用上メリットを有するものの、上述した単周波アンテナ900と比較し、所望の電気特性を得られないという問題がある。これはアンテナの多周波化、すなわち異なった周波数に対応したアンテナ素子どうしの相互干渉によるものである。以下、図19及び図20を参照しながら具体的に問題となる電気特性例について説明する。なお、以下の数値データはすべてシミュレーション結果である。
図19は、単周波アンテナ900及び多周波共用アンテナ1000の高周波側動作時のE面の放射特性を示すグラフであり、横軸がアンテナ天頂方向に対する角度、縦軸が利得である。図19から明らかなように、単周波アンテナ900と、多周波共用アンテナ1000の特性には顕著な相違があることが分かる。単周波アンテナの利得に比べて、多周波アンテナの利得が天頂方向で大きく低下することがわかる。
図20は、多周波共用アンテナ1000について、給電点におけるアイソレーション特性を示すグラフであり、横軸が多周波共用アンテナ1000の規格化周波数(f/f)、縦軸がアイソレーション特性である。ここでの周波数帯域は多周波のうち低周波側の帯域であり、fはアンテナ共振周波数である。図20からわかるように、共振周波数近辺におけるアイソレーションは、必ずしも十分とはいえない。
以上のようにアンテナの多周波化に伴って、天頂方向の利得特性が減少するという問題や、相互の給電点におけるアイソレーションが十分でない、等といった問題があった。また、これはアンテナの小型化促進のため、例えば上記のような、一方のアンテナ素子の周囲にもう一方のアンテナ素子を取り囲む構成のように各々のアンテナ素子の近接配置化によって顕著に現れる問題であった。
本発明は、上述したものをはじめとした問題点に鑑みてなされたものであり、所望の電気特性が得られる多周波共用アンテナを提供する。
本発明に係る多周波用共用アンテナの第1の態様は、有限導体板上に設置される略板状の誘電体と、誘電体と片面または両面を接し、高周波数で動作するアンテナ素子と低周波数で動作するアンテナ素子の少なくとも2つのアンテナ素子を含むアンテナパターンと、高周波数で動作するアンテナ素子と低周波数で動作するアンテナ素子とで挟まれた誘電体の表面に設けられた少なくとも1つの溝構造と、を備えることを特徴とする、多周波共用アンテナである。
本発明に係る多周波用共用アンテナの第2の態様は、アンテナパターンは、誘電体の表面上に形成されることを特徴とする多周波共用アンテナである。
本発明に係る多周波用共用アンテナの第3の態様は、アンテナパターンは、少なくとも一部が誘電体内部に形成されることを特徴とする多周波共用アンテナである。
本発明に係る多周波用共用アンテナの第4の態様は、溝構造が、少なくとも一部に貫通穴を有することを特徴とする多周波共用アンテナである。
本発明に係る多周波用共用アンテナの第5の態様は、誘電体より低い誘電率を有する別の誘電体を溝構造に充填することを特徴とする多周波共用アンテナである。
本発明に係る多周波用共用アンテナの第6の態様は、低周波数で動作するアンテナ素子が、高周波数で動作するアンテナ素子の外周を半周以上囲むことを特徴とする多周波共用アンテナである。
本発明に係る多周波用共用アンテナの第7の態様は、溝構造が、低周波数で動作するアンテナ素子と高周波数で動作するアンテナ素子との中間位置、あるいは中間位置より低周波数で動作するアンテナ素子側に近い位置に形成されることを特徴とする多周波共用アンテナである。
本発明に係る多周波用共用アンテナの第8の態様は、溝構造が、高周波数で動作するアンテナ素子の全周にわたって所定の深さで形成されることを特徴とする多周波共用アンテナである。
本発明に係る多周波用共用アンテナの第9の態様は、溝構造が、高周波数で動作するアンテナ素子の外周の一部に所定の深さで形成されることを特徴とする多周波共用アンテナである。
本発明に係る多周波用共用アンテナの第10の態様は、アンテナパターンが、パッチアンテナであること特徴とする多周波共用アンテナである。
本発明に係る多周波用共用アンテナの第11の態様は、上述した多周波共用アンテナが、GPS、VICS、ETC、SDARSの少なくとも1つに用いられることを特徴とする多周波共用アンテナである。
以上説明したように、本発明の多周波共用アンテナにおいて、溝構造の存在により、それを挟む異なった周波数に対応したアンテナ素子同士の相互の干渉を抑制あるいは調整することができる。これにより所望の電気特性を得ることができる。具体的には、天頂方向の利得値の向上、放射指向性の制御、放射指向性ピーク方向の制御、相互の給電点におけるアイソレーション特性を改善することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について、図1から図16及び図21から図23を参照して、詳細に説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態にかかる多周波共用アンテナについて図面を参照して説明する。
図1は、本発明の多周波共用アンテナを模式的に説明する図であり、多周波共用アンテナの斜視図(a)、平面図(b)及び正面図(c)(一部断面図;図1の矢視A)である。
図1(a)で示す多周波共用アンテナ100は、セラミックやプラスチック等から構成される誘電体1と、その表面上かつ中心に形成された第1のアンテナ素子3と、誘電体1の表面上に形成され第1のアンテナ素子3を囲む第2のアンテナ素子5とを備え、誘電体1の裏面にグランド導体を備え、有限導体板7上に設置される。この有限導体板7は実質上アンテナのグランドとして機能している。
ここで例示する構成は、パッチアンテナの周囲にリング状パッチアンテナを配置するものであり、中心に設置された第1のアンテナ素子3は高周波帯域用として、また、外側に設置された第2のアンテナ素子5は低周波帯域用として動作する。また、これらのアンテナ素子は、それぞれの給電点を有する。ここではそれぞれピン給電、容量給電としている。このような、一方のアンテナ素子の周囲にもう一方のアンテナ素子を取り囲む構成は、取り囲まず並べた構成に比して、複数のアンテナを一体化する上で、構成面積の小型化や構造的または電気的な対称性の確保などのメリットを有している。
本発明の多周波共用アンテナ100は、図1(b)(c)に示すように、有限導体板7上に設置され第1のアンテナ素子3と第2のアンテナ素子5との間の誘電体1の表面上に、第1のアンテナ素子3を全周取り囲むように設けられている。また、溝構造9を設ける位置は、第1のアンテナ素子3と第2のアンテナ素子5より第1のアンテナ素子3から遠い位置に設けているが、これにより素子3のフリンジング効果を含めた設計がしやすくなる。ここで第1実施形態における溝構造9の深さdは誘電体基板の厚みの約25%としている。また、多周波共用アンテナ100の構成各寸法の例を下表の通り示す。なお、本発明の寸法は下表に限られるものではない。
Figure 2007068037
λ:高周波側共振波長
λg:高周波側の誘電体内実効波長(λg=λ/√εr εr:比誘電率)
図2は、本実施形態の多周波共用アンテナの上表の寸法における高周波側動作時のE面の放射特性を示すグラフであり、横軸がアンテナ天頂方向に対する角度、縦軸が利得である。従来の構成による多周波共用アンテナにおいて、単周波アンテナの利得に比べて、天頂方向の利得が低下していたが、誘電体に溝構造を設けることによって、多周波化した状態においても、単周波アンテナ状態に近い指向性にでき、天頂方向において同程度利得を持たせることが可能となる。これは、溝構造の付加によって誘電体内に広がっていた電磁界分布を変化させたことによるものである。以下の実施形態においても、同様のメカニズムである。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態にかかる多周波共用アンテナについて図面を参照して説明する。図3は、多周波共用アンテナ200の正面図(一部断面図)である。なお、図1に示される多周波共用アンテナ100の各部と同様の構成には同一符号を付し、その説明を省略する。
第2実施形態では、図3(b)で示すとおり、第1実施形態で使用した多周波共用アンテナ100の溝構造9の深さdを誘電体基板の厚みの約75%としている。図4は、本実施形態の多周波共用アンテナの高周波側動作時のE面の放射特性を示すグラフであり、横軸がアンテナ天頂方向に対する角度、縦軸が利得である。単周波アンテナまた第1実施形態と比較し、指向性をより天頂方向に強めることができ、天頂方向における利得を向上させることが可能となる。またこれからわかるように、アンテナとして所望の指向性や天頂方向利得やビーム幅を得るために、溝構造9の深さdを、第1実施形態と第2実施形態を含めた任意の設計パラメータとして用いることが有用である。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態にかかる多周波共用アンテナについて図面を参照して説明する。図5は、多周波共用アンテナ300の平面図(a)及び正面図(b)(一部断面図)である。なお、図1に示される多周波共用アンテナ100の各部と同様の構成には同一符号を付し、その説明を省略する。
第3実施形態では、図5で示すとおり、第2実施形態で使用した多周波共用アンテナ200の溝構造9を第1のアンテナ素子3の片側だけに設けたものである。溝構造9は図5(a)の斜線で示すように、第1のアンテナ素子3を半周分コの字状に囲むとともに、第1のアンテナ素子3とは所定の距離だけ離れており、第2のアンテナ素子5と近接するように誘電体1に配置されている。
なお、溝構造9の深さdは第2実施形態同様に誘電体基板の厚みの約75%としている。図6は、本実施形態の多周波共用アンテナの高周波側動作時のE面の放射特性を示すグラフであり、横軸がアンテナ天頂方向に対する角度、縦軸が利得である。特性bは図5のとおりX軸+方向に溝構造を配置させた場合のものであり、特性aは図5とは反対方向すなわちX軸−方向に溝構造を配置させた場合のものである。誘電体1に設けた溝構造9を全周に設けるのではなく、片側に設けることによって、比較的指向性ピーク方向を天頂から溝構造がある反対方向側に変化させることが可能となる。これから分かるとおり、アンテナとして所望の指向性や指向性ピーク方向を得るために、溝構造を、第3実施形態を含めた非対称配置とすることが有用である。また、溝構造は本実施形態のようなコの字状に限らず、非対称配置であれば同様の効果が得られる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態にかかる多周波共用アンテナについて図面を参照して説明する。図7は、多周波共用アンテナ300の平面図(a)及び正面図(b)(一部断面図)である。なお、図1に示される多周波共用アンテナ100の各部と同様の構成には同一符号を付し、その説明を省略する。
第4実施形態では、図7で示すとおり、リング状パッチアンテナの周囲にリング状パッチアンテナを配置するものであり、第1〜3実施形態同様、内側に設置された第1のアンテナ素子3は高周波帯域用として、また、外側に設置された第2のアンテナ素子5は低周波帯域用として動作する。それぞれのアンテナの給電点はそれぞれに設けており、何等かの要因で、それぞれの給電点が比較的接近した場合の一例として、取り上げている。アンテナ素子3への給電は容量給電としている。
本実施形態は給電特性を適正なものになるよう調整し、かつ溝構造9を第1のアンテナ素子3の給電点に近い部分に設けたものである。図8は第4実施形態における各給電点のアイソレーション特性を示すグラフである。図8からわかるように、溝構造がない場合のアイソレーション特性に比べ、改善していることが明らかである。これから、多周波アンテナの各々の給電点におけるアイソレーションの改善に対し誘電体に構構造を設けることが有用であることが分かる。また、この溝構造の形状は図8に限らず、他の形状においても同様の効果が得られる。
(その他の実施形態)
以下、その他の実施形態について図面を参照しながら説明する。図9は、多周波共用アンテナの平面図(a)及び正面図(b)(一部断面図)である。なお、図1に示される多周波共用アンテナ100の各部と同様の構成には同一符号を付し、その説明を省略する。
図9に示す多周波共用アンテナ400は、誘電体1の表面に第1のアンテナ素子3、第2のアンテナ素子5の外周に、さらに第3のアンテナ素子6を設置したものである。すなわち、実施形態1(図1)及び実施形態2(図3)で説明した多周波共用アンテナ100及び200の誘電体1に設置した第1のアンテナ素子3、第2のアンテナ素子5の外周に第3のアンテナ素子6を設置したものである。本実施形態をはじめ、2周波以上の多周波アンテナにおいても同様の効果を得ることができる。
さらに、図10も、多周波共用アンテナの平面図(a)及び正面図(b)(一部断面図)である。なお、図1に示される多周波共用アンテナ100の各部と同様の構成には同一符号を付し、その説明を省略する。図10に示す多周波共用アンテナ500は、誘電体1の表面に設置された第1のアンテナ素子3、第2のアンテナ素子5を誘電体1の同一平面上に配置しない実施形態である。すなわち、第1のアンテナ素子3は第2のアンテナ素子5よりも低い位置に設けられている。本実施形態においても、第1のアンテナ素子3と第2のアンテナ素子5との間に溝構造9を配置することにより、上記他の実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、図11及び図23も、多周波共用アンテナの平面図(a)及び正面図(b)(一部断面図)である。なお、図1に示される多周波共用アンテナ100の各部と同様の構成には同一符号を付し、その説明を省略する。図11に示す多周波共用アンテナ600及び図23に示す多周波共用アンテナ620は、誘電体1の表面に設置された第1のアンテナ素子3、第2のアンテナ素子5の間に複数の部分的な溝構造9を備えている。このような複数の部分的な溝構造9は、上記他の実施形態で設置してきた溝構造と同様の機能を果たし、本実施形態、またその変形において、上記他の実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、図11に示す多周波共用アンテナ600と図23に示す多周波共用アンテナ620との相違点は、それぞれの図の(b)に示す溝構造9の深さであり、図11に示す溝構造9の深さdは誘電体基板の厚みの約75%であるが、図23に示す溝構造9の深さdは溝構造9の底面がグランド導体8に近接している点である。
さらに、図12も、多周波共用アンテナの平面図(a)及び正面図(b)(一部断面図)である。なお、図1に示される多周波共用アンテナ100の各部と同様の構成には同一符号を付し、その説明を省略する。図12に示す多周波共用アンテナ600は、誘電体1の表面に設置された第1のアンテナ素子3、第2のアンテナ素子5の間に複数の貫通する貫通穴16を備えている。このような複数の部分的な貫通穴16は、上記他の実施形態で設置してきた溝構造に近い機能を果たし、本実施形態、またその変形において、上記他の実施形態と同様の効果を得ることができる。
但し、上記のような誘電体において貫通穴構造を設ける場合、誘電体1のみに貫通穴16を形成することは困難であり、製造する過程でグランド導体8ごと貫通する構成となる。ここで、多周波共用アンテナの実際の使用に際しては、有限導体板7に対して両面テープやはんだを介して設置される、つまり有限導体板7からグランド導体8との間になんらかの空間が存在することとなり、グランド導体8ごと貫通穴16を有する多周波共用アンテナは、受けるばらつきの影響が大きい。具体的には、図21及び図22によって示されるグラフによって明らかである。
図21は、図23に示す多周波共用アンテナ620の高周波動作時のE面の放射特性を示すグラフであり、図22は、図12に示す多周波共用アンテナ650の高周波動作時のE面の放射特性を示すグラフである。ともに、横軸がアンテナ天頂方向に対する角度、縦軸が利得である。また、グラフ外に記載される凡例は有限導体板7とグランド導体8との距離を示しており、高さ0mmを有限導体板7とグランド導体8とが一体であることを示している。以降、高さを0.1mm刻みに0.1mm、0.2mm、0.3mmとして変更した。図21及び図22により明らかなとおり、図23に示す多周波共用アンテナ600では、有限導体板7とグランド導体8の高さを変更しても利得特性のばらつきは少ないが、図12に示す多周波共用アンテナ650では、有限導体板7とグランド導体8の高さを変更すると利得特性のばらつきが大きくなる。したがって、貫通穴構造は、ばらつきの影響が小さい溝構造に比して、必ずしも好ましい構成とはいえない。
さらに、図13も、多周波共用アンテナの平面図(a)及び正面図(b)(一部断面図)である。なお、図1に示される多周波共用アンテナ100の各部と同様の構成には同一符号を付し、その説明を省略する。図13に示す多周波共用アンテナ700は、誘電体1の表面に設置された第1のアンテナ素子3、第2のアンテナ素子5の間に溝構造9を備えている。多周波共用アンテナ700では、第1のアンテナ素子3を第2のアンテナ素子5が囲む構造ではないが、溝構造9を設けることにより、本実施形態においても同様の効果を得ることができる。
さらに、図14も、多周波共用アンテナの平面図(a)及び正面図(b)(一部断面図)である。なお、図1に示される多周波共用アンテナ100の各部と同様の構成には同一符号を付し、その説明を省略する。図14に示す多周波共用アンテナ800は、誘電体1の表面に設置された第1のアンテナ素子3、第2のアンテナ素子5の間に溝構造9を備えている。そして、第2のアンテナ素子5によって、第1のアンテナ素子3の周囲半分以上が取り囲まれている。本実施形態においても同様の効果を得ることができる。
さらに、図15のように第1のアンテナ素子3及び第2のアンテナ素子5を誘電体内部に設置することも可能である。さらには、溝構造の内部に誘電体1より低い誘電率の誘電体を充填してもよい。また、アンテナ素子としてパッチアンテナを上述で例示してきたが、本発明はパッチアンテナに限られるものではなく、スロットアンテナや図16のようなスパイラルアンテナ等他の各種アンテナ方式においても実施することが可能である。
なお、本発明の実施形態において誘電体の形状は直方体を使用して説明したが、その形状は円柱や多角柱や凸部や凹部を含むものなど任意の形状で構わない。また、本発明をアンテナ動作として直線偏波に限らず円偏波にも適用可能であることや、給電方式も例示したもの以外の方式においても適用できるのは勿論である。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能である。
本発明の多周波共用アンテナにより、天頂方向の利得値の向上、放射指向性の制御、放射指向性ピーク方向の制御、相互の給電点におけるアイソレーションの改善等、をはじめとした所望の電気特性を得るための設計が可能となる。アンテナの多周波共用化が実現されることによって省スペース化、小型化、低コスト化等、利用者の利便性が高まることにつながり、産業上の利用可能性が高い。
本発明の第1実施形態における多周波共用アンテナを示す斜視図(a)、平面図(b)、正面図(c)である。 本発明の第1実施形態における多周波共用アンテナの利得特性を示すグラフである。 本発明の第2実施形態における多周波共用アンテナを示す平面図(a)、正面図(b)である。 本発明の第2実施形態における多周波共用アンテナの利得特性を示すグラフである。 本発明の第3実施形態における多周波共用アンテナを示す平面図(a)、正面図(b)である。 本発明の第3実施形態における多周波共用アンテナの利得特性を示すグラフである。 本発明の第4実施形態における多周波共用アンテナを示す平面図(a)、正面図(b)である。 本発明の第4実施形態における多周波共用アンテナのアイソレーションを示すグラフである。 本発明の他の実施形態における多周波共用アンテナを示す平面図(a)、正面図(b)である。 本発明の他の実施形態における多周波共用アンテナを示す平面図(a)、正面図(b)である。 本発明の他の実施形態における多周波共用アンテナを示す平面図(a)、正面図(b)である。 本発明の他の実施形態における多周波共用アンテナを示す平面図(a)、正面図(b)である。 本発明の他の実施形態における多周波共用アンテナを示す平面図(a)、正面図(b)である。 本発明の他の実施形態における多周波共用アンテナを示す平面図(a)、正面図(b)である。 本発明の他の実施形態における多周波共用アンテナを示す正面図である。 本発明の他の実施形態における多周波共用アンテナを示す平面図である。 従来の単周波アンテナを模式的に示す斜視図である。 従来の多周波共用アンテナを模式的に示す斜視図である。 従来の単周波アンテナ及び多周波共用アンテナの利得特性を示すグラフである。 従来の多周波共用アンテナのアイソレーションを示すグラフである。 図23に示す多周波共用アンテナのグランド導体と有限導体板との距離を変更したことによる利得特性を示すグラフである。 図12に示す多周波共用アンテナのグランド導体と有限導体板との距離を変更したことによる利得特性を示すグラフである。 本発明の他の実施形態における多周波共用アンテナを示す平面図(a)、正面図(b)である。
符号の説明
1 誘電体
3 第1のアンテナ素子
5 第2のアンテナ素子
6 第3のアンテナ素子
7 有限導体板
8 グランド導体
9 溝構造
10、12 給電点
14、15 中心導線
16 貫通穴
100、200、300、400、500、600、620、650、700、800、1000 多周波共用アンテナ
900 単周波アンテナ

Claims (11)

  1. 有限導体板上に設置される略板状の誘電体と、
    前記誘電体と片面または両面を接し、高周波数で動作するアンテナ素子と低周波数で動作するアンテナ素子の少なくとも2つのアンテナ素子を含むアンテナパターンと、
    前記高周波数で動作するアンテナ素子と前記低周波数で動作するアンテナ素子とで挟まれた前記誘電体の表面に設けられた少なくとも1つの溝構造と、
    を備えることを特徴とする多周波共用アンテナ。
  2. 前記アンテナパターンは、前記誘電体の表面上に形成されることを特徴とする、請求項1に記載の多周波共用アンテナ。
  3. 前記アンテナパターンは、少なくとも一部が前記誘電体内部に形成されることを特徴とする、請求項1に記載の多周波共用アンテナ。
  4. 前記溝構造が、少なくとも一部に貫通穴を有することを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の多周波共用アンテナ。
  5. 前記誘電体より低い誘電率を有する別の誘電体を前記溝構造に充填することを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の多周波共用アンテナ。
  6. 前記低周波数で動作するアンテナ素子が、前記高周波数で動作するアンテナ素子の外周を半周以上囲むことを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の多周波共用アンテナ。
  7. 前記溝構造が、前記低周波数で動作するアンテナ素子と前記高周波数で動作するアンテナ素子との中間位置、あるいは中間位置より低周波数で動作するアンテナ素子側に近い位置に形成されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載の多周波共用アンテナ。
  8. 前記溝構造が、前記高周波数で動作するアンテナ素子の全周にわたって所定の深さで形成されることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の多周波共用アンテナ。
  9. 前記溝構造が、前記高周波数で動作するアンテナ素子の外周の一部に所定の深さで形成されることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の多周波共用アンテナ。
  10. 前記アンテナパターンが、パッチアンテナであること特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載の多周波共用アンテナ。
  11. 請求項1から10に記載の多周波共用アンテナが、GPS、VICS、ETC、SDARSの少なくとも1つに用いられることを特徴とする多周波共用アンテナ。
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