JP2005519558A - マルチバンドマイクロ波アンテナ - Google Patents
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Abstract
【課題】 小型であって空間節約構造であるにもかかわらず、前述の種類のできるだけ多くの周波数帯域で動作しうる冒頭に述べた型のアンテナを提供する。
【解決手段】 マルチバンドマイクロ波アンテナ(1)が記述される。このアンテナはとくにプリント基板(PCB)上に表面実装(SMD)することが意図されており、少なくとも第1および第2金属化構造部(11,12)を有する基板(10)を備え、第1金属化構造部(11)は共振器領域を形成する少なくとも1つの金属領域(111)を持ち、第2金属化構造部(12)は少なくとも1つの共振プリント導体構造部(121)を持っている。これにより、PIFA(平板逆Fアンテナ)の利点となる特性と、PWA(プリントワイヤアンテナ)の利点となる特性とを併せ持つアンテナを構成することができる。
【解決手段】 マルチバンドマイクロ波アンテナ(1)が記述される。このアンテナはとくにプリント基板(PCB)上に表面実装(SMD)することが意図されており、少なくとも第1および第2金属化構造部(11,12)を有する基板(10)を備え、第1金属化構造部(11)は共振器領域を形成する少なくとも1つの金属領域(111)を持ち、第2金属化構造部(12)は少なくとも1つの共振プリント導体構造部(121)を持っている。これにより、PIFA(平板逆Fアンテナ)の利点となる特性と、PWA(プリントワイヤアンテナ)の利点となる特性とを併せ持つアンテナを構成することができる。
Description
本発明は、とくにプリント基板(PCB)上の表面実装部品(SMD)として意図された、基板および少なくとも2つの金属化構造部(metallization structures)を有するマルチバンドマイクロ波アンテナに関する。本発明はまたこの種のプリント基板および上記マイクロ波アンテナを備えたマルチバンド通信装置に関する。
移動通信においては、情報伝送のためにマイクロ波領域の電磁波が用いられている。これの例は、890ないし960MHz(GSM900)、1710ないし1880MHz(GSM1800またはDCS1800)、および1850ないし1990MHz(GSM1900またはPCS)の周波数範囲、さらにはUMTS帯域(1885ないし2200MHz)の携帯電話規格、1880ないし1900MHzの周波数範囲のコードレス電話用DECT規格、並びに2400ないし2480Hzの周波数範囲のブルートゥース(Bluetooth)規格である。ブルートゥース規格の目的は、たとえばコンピュータや家庭用電化製品等のような種々の電子装置の間でデータ交換を可能にすることである。情報伝送と同様に良く知られたGPS周波数範囲における衛星ナビゲーションの目的用のような移動通信装置に組み込まれる付加機能やアプリケーションが存在することもある。
この種の最近の通信装置は上述の周波数範囲の中のできるだけ多くの周波数範囲で動作しうるように意図されており、これは、それらの周波数範囲をカバーする対応するマルチバンドアンテナが要求されるということを意味する。
送信または受信のためにアンテナは特定の周波数において電磁共振を起こすように調整されなければならない。与えられた波長のもとでアンテナの大きさを極小化するために、基本構成要素として一般に誘電率εr>1を有する誘電体が用いられる。これは放射波長が誘電体内で4/(εr)1/2に従って短縮されるという結果を招く。
したがって、この種の誘電体に基づいて設計されたアンテナの大きさは同じ割合で小さくなる。
このようにして、この種のアンテナは誘電体材料からなるブロック(基板)を備えている。この基板の表面には1つまたは複数の所望の動作周波数帯域によって決定される1つまたはそれ以上の共振金属化構造部が用いられる。共振周波数の値はプリント金属化構造部の大きさおよび配置に依存し、また基板の誘電率の値に依存する。個々の共振周波数の値は誘電率の値が大きくなるにつれて小さくなる。
たとえば欧州特許第1024552号明細書から、単一または複数存在する異なる型の複数のアンテナの組み合わせで作られた通信端末装置用のマルチバンドアンテナが知られている。これらのアンテナは、給電が1点でのみ行われるという方式で一体的に結合される。しかしその場合、分離独立型の複数のアンテナが互いに近接して配置されるため、このアンテナに要求される空間が比較的大きくなるという欠点がある。
したがって本発明の目的は、小型であって空間節約構造であるにもかかわらず、前述の種類のできるだけ多くの周波数帯域で動作しうる冒頭に述べた型のアンテナを提供することである。
他の目的は、個々の動作周波数帯域内の共振周波数が互いに独立に大きく同調しうるマルチバンドマイクロ波アンテナを提供することである。
さらなる目的は、反射パラメータに従う特性曲線に関してとくに有利なアンテナ特性を得ることの可能な、この種のマルチバンドマイクロ波アンテナ用のプリント基板を提供することである。
上記目的は請求項1に記載の構成により、少なくとも第1金属化構造部および第2金属化構造部を有する基板を備え、第1金属化構造部は共振器領域を形成する少なくとも1つの金属領域を持ち、第2金属化構造部は少なくとも1つの共振プリント導体構造を持つ、マルチバンドマイクロ波アンテナによって達成される。
このようなやり方で目的を達成することの特別な利点は、PIFA(平板逆Fアンテナ)型のアンテナの主たる実際的な利点がこの方法によるPWA(プリントワイヤアンテナ)型のアンテナの実際的な利点と組み合わされ、複数の共振周波数が互いに大幅に独立して調整できる小サイズのマルチバンドアンテナが構成されうることである。
従属請求項は本発明のさらなる有利な実施態様に関するものである。
請求項2によって得られる実施態様は、小型構造および軽量化のための特に重要な構成をなすものである。
請求項4によって得られる実施態様によれば、共振周波数の数をさらに増加することが可能であり、請求項5,6および9による実施態様によれば、実現される異なる複数の共振周波数について、大幅に独立した同調が可能である。
本発明のこれらおよびその他の特徴(アスペクト)は以下に説明する実施例から明らかになり、またそれを参照して明らかにされる。
図1および2は本発明によるアンテナの第1実施例を示すものである。このアンテナは基準電位にある金属化された(metalized)底板2の上に配置された3帯域(トリプル帯域)アンテナ1として構成されている。
このアンテナはほぼ平行6面体形状のブロックの形をした基板10を備えており、その長さまたは幅は高さ(厚さ)の3ないし40倍ほど大きい。したがって図に示す基板10の上面(大きい面)を、この明細書においては、基板の上主面と称し、反対側の面を下主面と称し、それに対して直角な方向に向いた面を側面と称することにする。
しかしながら、基板10としては平行6面体のほかに他の幾何学形状のもの、たとえば円筒状のものを選択することもできる。基板10には適当な金属化構造部が設けられる。
基板10はポリマー基材(マトリクス)の中にセラミック粉末を埋め込むことによって作られ、それは誘電率εr>1および/または相対透磁率μr>1を持っている。
図1に示されているアンテナ1の場合、基板10は長さが約35mm、幅が約20mm、厚さが約1mmである。底板2の大きさは約90mm×35mmである。
基板10は2つの主面上にそれぞれ第1および第2の金属化構造部11,12を形成している。図示の場合、第1金属化構造部11は上主面上に位置していて、その上主面をカバーし、第1共振周波数(基本モード)のための共振領域を形成する金属領域111(ハッチングによって示されている)を備えている。
この金属領域111の上面は開放しており、基板10の一方の長い側面から始まり基板10の短い側面に近い第1領域A(図2)に向かって延びるスロット構造部112が形成されている。金属領域111はこのようにして分割すなわちセグメント化されている。その結果、基本モードにおけると同様に金属領域111の一部が高周波数において共振を励起され、少なくとも第2共振周波数が得られる。
スロット構造部112の形状、長さ、および幅は、金属領域111のセグメント化が所望の第2共振周波数を作り出すように選択される。2つの共振は、たとえば、それぞれGSM900帯域およびDCS1800帯域、またはGSM900帯域およびPCS1900帯域、またはGSM900帯域およびUMTS帯域をカバーする。その場合、図示の実施例においては、第1共振周波数はGSM900帯域内にあり、第2共振周波数はUMTS帯域内にある。しかしながら、スロット構造部112に対してわずかな修正を加えることによって他の周波数帯域をカバーすることもできる。
スロット構造部112は基本モードすなわち第1共振周波数を低くする効果をも持っており、したがってアンテナ1を効果的により小型にすることができる。これは恐らく帯域幅のわずかな狭小化を伴うが、それは一般的に受け入れられることである。
アンテナへの給電(または受信した電磁エネルギーの取り出し)はフィードピン113を介して行われる。フィードピン113は金属化された底板2に形成された穴または切り込みを通して延び、基板10のコーナー部の金属領域111に導電接続されている。しかしながら、給電または取り出しは容量結合によって行うこともできる。
図1は基板10の一方の長側面にアースピンすなわち短絡ピン114をも示している。この短絡ピン114は金属化された底板2と金属領域111との間の接続を行い、第1共振周波数を低下させるのに用いられる。
第2金属化構造部12は基板10の反対側(下)主面上に位置しており、少なくともプリント導体122の形をした共振金属プリント導体構造部121を備えている。導体122は基板10の短側面に対して平行に延びており、短絡ピン114に接続されている。
プリント導体122は、図示の場合、DCS1800帯域内にある第3共振周波数を励起するのに用いられる。この第2金属化構造部12についても、もし複数のプリント導体122が存在すれば、わずかな修正を施すことによって複数の周波数帯域がカバーされるようにすることも可能である。基板10の誘電率に関して、プリント導体122の長さlresが所望の共振波長の1/4に対応するように選択されるものとすれば、lres=λeff/4=λ0/(4(εeff)1/2rms)である。ここで、εeffは基板の誘電率であり、その平均値は適当な方法で見出されたものである。
プリント導体構造部121もまた独立した複数のプリント導体122を備えてもよい。プリント導体122は金属化された底板2に1つまたはそれ以上の短絡ピン114によって接続される。プリント導体122の長さおよび短絡ピン114の位置は、それぞれの場合において共振が所望の共振波長のほぼ1/4で得られるように選択される。このようにして適当な方法でプリント導体122を位置決めすることによって、第1金属化構造部11の共振周波数が実質的に悪影響を受けないように保証することができる。
図2は図1のアンテナを上方から見た図を示すものである。ここでは金属化された底板2の図示は省略されている。この図において、セグメント化された金属領域111およびスロット構造部112が上主面上に見える。図にも示されているように、金属プリント導体構造部121は下主面上に位置している。最後に、この図はまたフィードピン113および短絡ピン114の位置をも示している。
本発明によるアンテナの特別な利点は、広い帯域にわたって、互いに大幅に独立に、選択的に複数の共振周波数に同調可能であることである。
図1および2に示されたアンテナの場合、この目的のためにスロット構造部112の終端における領域A内の金属領域111内に同調スロット115,116が形成されている。この同調スロット115,116はスロット構造部112にほぼ直角に両側に延びている。適当な長さの同調スロット115,116を形成することによって、第1共振周波数は、たとえばその目的のために、アンテナ1が固定状態にある時、工業生産プロセスの一部としてレーザビームを用いて長くすることができる。
スロット構造部112によって生成されるより高い第2共振周波数の値は図2に示す領域B内のフィードピン113に対して短絡ピン114の位置を相対的に変更することによって大幅に調整することができる。
第3共振周波数を調整可能とするために、プリント導体122はその終端に図2に示されている領域C内に同調スロット123を持っている。この同調スロット123はプリント導体122に対して直角に延び、この目的のために、レーザビームによって短くできる。
図3は図1および図2に示されているアンテナに関して実験によって決定されたS11反射パラメータを周波数の関数として表現した特性曲線を示すものである。約930MHz、1800MHz、および2100MHzに位置する3つの共振周波数を明瞭に認めることができる。
図4は、携帯電話における電池3に隣接する一般的な環境状態にあるアンテナを示すものである。これの意味するところは、アンテナの電気的ニアフィールド環境が、(ユーザーの影響を無視すれば)完全に金属化されていると仮定された携帯電話のプリント基板(金属化された底板2)と、同様に金属化状態にある電池3と、によって決定される、ということである。
図5は4帯域アンテナ1の形をした本発明の第2実施例を示すものである。アンテナ1はここでも金属化された底板2の上に配置されている。アンテナ1というよりは基板10の大きさ、および底板2の領域は第1実施例の場合と同様である。
アンテナはここでも図面の上方にあるその主面上に、金属領域111(ハッチングで示されている)を有する第1金属化構造部11を持っている。金属領域111は上述したようなやり方で共振領域を形成し、スロット構造部112によってセグメント化され、フィードピン113に接続され、第1共振周波数および第2共振周波数を生成するようにして用いられる。
第2金属化構造部12は、金属プリント導体構造部121の形状として、下主面上に位置している。しかし、第1実施例とは対照的に、ここではくし型形状に配置された3つのプリント導体122,123,124を備えている。これらのプリント導体は金属化された底板2に短絡ピン114を介して電気的に接続されている。金属プリント導体構造121はさらに、くし形状に配置されたプリント導体122,123,124に平行に走り、フィードピン113に接続された独立のプリント導体125を基板10の短側面領域に備えている。その長さの関数として3つのプリント導体122,123,124が第3共振周波数を生成する。この第3共振周波数は、たとえばDCS1800、またはPCS1900、UMTS帯域のいずれかによってカバーされる範囲内に位置する。最後に独立のプリント導体125は、たとえばブルートゥース(Bluetooth)によって特定される周波数範囲内の2.4GHzに位置させられうる第4共振周波数を生成する。
図6はこのアンテナに関して反射パラメータS11を周波数の関数として数値的にシミュレーションを行って得た特性曲線を示すものである。4つの共振周波数が約約900MHz、1800MHz、2000MHz、および2400MHzに位置していることを明瞭に認めることができる。
第1金属化構造部11の中にさらなるスロット構造部を加えたり第2金属化構造部12にさらなるプリント導体を加えたりすることによって、本発明によるアンテナによればさらなる周波数帯域がカバーされ、対応するマルチバンドアンテナが生産されうる。
本発明によるアンテナによれば、主として第1金属化構造部11から得られる公知のPIFA(平板逆Fアンテナ)の利点と、主として第2金属化構造部12から得られる公知のPWA(プリントワイヤアンテナ)の利点とを併せ持つことができる。
Claims (10)
- 少なくとも第1金属化構造部(11)および第2金属化構造部(12)を有する基板(10)を備え、前記第1金属化構造部(11)は共振器領域を形成する少なくとも1つの金属領域(111)を持ち、前記第2金属化構造部(12)は少なくとも1つの共振プリント導体構造部(121)を持っている、マルチバンドマイクロ波アンテナ。
- 前記第1および第2金属化構造部(11,12)がほぼ6面体の基板(10)の互いに反対側の両主面に設けられている、請求項1に記載のマルチバンドマイクロ波アンテナ。
- 前記基板(10)が、基準電位にある金属化された底板(2)の上方に配置されている、請求項1に記載のマルチバンドマイクロ波アンテナ。
- 前記第1金属化構造部(11)の金属領域(111)内に、前記金属領域(111)をセグメント化する少なくとも1つのスロット構造部(112)が開放状態で形成され、それにより少なくとも2つの共振周波数の励起を可能としている、請求項1に記載のマルチバンドマイクロ波アンテナ。
- 前記少なくとも1つのスロット構造部(112)が少なくとも1つの同調スロット(115,116)を備えている、請求項4に記載のマルチバンドマイクロ波アンテナ。
- 少なくとも1つのプリント導体構造部(121)が同調スロット(123)を備えている、請求項1に記載のマルチバンドマイクロ波アンテナ。
- 前記第1金属化構造部(11)および第2金属化構造部(12)の少なくとも一方に接続されたフィードピン(113)を介して給電される、請求項1に記載のマルチバンドマイクロ波アンテナ。
- 前記第1金属化構造部(11)および第2金属化構造部(12)の少なくとも一方が、前記金属化された底板(2)に固定された短絡ピン(114)に接続されている、請求項1に記載のマルチバンドマイクロ波アンテナ。
- 請求項1ないし8のいずれか1項に記載のマルチバンドマイクロ波アンテナ(1)を備えた、とくに移動通信装置用のプリント基板。
- 請求項1ないし8のいずれか1項に記載のマルチバンドマイクロ波アンテナ(1)を備えた通信装置。
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