JP2007503149A - 高周波およびマイクロ波域用の広帯域アンテナモジュール - Google Patents

高周波およびマイクロ波域用の広帯域アンテナモジュール Download PDF

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Abstract

種々の周波数帯域で広帯域アンテナとして動作させられる特に高周波およびマイクロ波域用のアンテナモジュールについて記載される。この目的のために、アンテナモジュールは、アンテナ(10)と、このアンテナ(10)を関連した送信および/または受信段に接続するHFライン(20)と、を有し、一方、HFライン(20)の少なくとも一部分またはセクション(21,22)がアンテナ(10)のインピーダンスから外れるインピーダンスの形の不整合を有するので、特に適している。本発明はさらにこのようなアンテナモジュールを有する電気通信装置に関係する。

Description

本発明は、広帯域または種々の周波数帯域で個々に動作させられる、特に高周波およびマイクロ波域用のアンテナモジュールに関係する。本発明はさらにこのようなアンテナモジュールを備えている通信装置に関係する。
特に移動通信装置による情報発信のため、一般に電磁波が高周波またはマイクロ波域で使用される。これらの波を送信し受信するため、種々の周波数帯域で動作させられ、それぞれが個々の十分に広い帯域幅を有するアンテナがますます使用されている。
このような周波数帯域は、たとえば、880〜960MHz(GSM900)、1710〜1880MHz(GSMまたはDCS1800)、そして特に米国における824〜894MHz(AMPS)、そして1850〜1990MHz(D−AMPS、PCSまたはGSM1900)の携帯電話標準規格にある。さらに、UMTS帯域(1880〜2200MHz)、特に広帯域CMDA(1920〜1980MHzと2110〜2170MHz)、そして、1880〜1900MHzの周波数帯域内のコードレス電話のDECT標準規格、および、たとえば、携帯電話機、コンピュータ、エンターテインメントエレクトロニクスを使用する家電製品などの種々の電子装置の間でデータを交換するため使用される2400〜2483.5MHzの周波数帯域内のブルートゥース標準規格(BT)が含まれる。
時間依存性のトランジションエリアにおいて、携帯電話機が少なくとも一つのGSM周波数域とUMTS周波数域の両方で動作することがさらに必要である。殆どの場合、携帯電話機は、米国および欧州に居ることが多いユーザが2台の携帯電話機を携行する必要がないように、二つの欧州(GSM)帯域と二つの米国帯域(AMPSおよびPCS)の両方で動作可能であることがさらに必要である。
情報の送信に加えて、移動通信装置は、たとえば、アンテナが動作する能力を備えるべきである、既知のGPSまたはその他の周波数域における衛星ナビゲーションのような付加的な機能およびアプリケーションがさらに設けられる。
このタイプの現代的な電気通信装置は最大数のこれらの周波数域で動作可能であることが必要であるので、これらの周波数域をカバーする対応するマルチバンドまたは広帯域アンテナが必要である。
これらの機能およびさらなる機能の携帯電話機への組み込みの増加と、同時に携帯電話機をできる限り小型化する試みとに起因して、利用可能な筐体内の空間がさらに小さくなるので、アンテナはできる限り小さい体積とできる限り小さい表面を有することがさらに必要である。
所定の波長の放射線が放出されるアンテナのサイズを小型化するために、誘電率ε>1を有する誘電体が使用される。これは1/⊆εの倍率による誘電体内の放射線の波長の短縮の原因となる。したがって、このような誘電体に基づいて設計されたアンテナは同様にこの倍率によって短縮される。しかし、この欠点は、誘電率が増加すると、アンテナの帯域幅がそれに応じて小さくなることである。
この種のアンテナは誘電体材料の基板を備え、1個以上の共振メタライゼーション構造(resonant metallization structures)が一つまたは複数の希望の周波数帯域によって指示されるようにその基板の表面に塗布される。共振周波数の値は、プリントメタライゼーション構造の寸法とその基板の誘電率の値とに依存する。個別の共振周波数の値は、メタライゼーション構造の長さが増加すると共に、また、誘電率の値が高くなると共に小さくなる。この種のアンテナは、プリントワイヤーアンテナ(PWA:Printed Wire Antennas)または誘電体ブロックアンテナ(DBA:Dielectric Block Antennas)とも称される。
このようなアンテナの特別な利点は、そのアンテナが、必要に応じてその他のコンポーネントと一緒に、表面実装(SMD:Surface-Mounting)技術によって、すなわち、付加的な実装(ピン)が電磁波電力を送り込むことを必要とされることなく、基板に平坦にはんだ付けされ、同じ方法で接点が作られることによってプリント回路基板(PCB:Printed Circuit Board)に直接的に実装される。
しかし、問題および難点は、特にこのようなアンテナが複数の周波数帯域で動作するときに、メタライゼーション構造の寸法を決めることである。所要の周波数域の一つへのアンテナの最適適応は、その結果として、メタライゼーション構造が相互に影響を与えるので、他の周波数域におけるアンテナ電力が影響されることになる。
移動通信装置に同様に使用される別のタイプのアンテナは、メタライゼーション構造が接地メタライゼーションの上に配置され、ボリューム共振器として機能する、いわゆる板状逆Fアンテナ(PIFA:Planar Inverted F Antennas)である。しかし、これらのアンテナの欠点は、アンテナが比較的広い空間を必要とし、その空間が誘電体材料の使用によってある限られた範囲だけに縮小されること、または、メタライゼーション構造の異なる部分の間の強い相互作用が原因でサイズが縮小した場合にアンテナが非常に狭い帯域幅しか持たないことである。
本発明が基礎とする目的は、したがって、特に高周波およびマイクロ波域のためのアンテナであって、従来のアンテナより、上記の周波数域に対してかなり広い共振曲線を有するアンテナが提供されることである。
より詳細には、上記の周波数域のうちの少なくとも二つの周波数域で動作可能であるアンテナモジュールが提供される。
さらに、本発明によれば、比較的大きい共振帯域幅と比較的小型の寸法を有し、よって空間を節約する、比較的小さい移動通信装置内に収容できる冒頭の段落に記載されたタイプのアンテナモジュールが提供されるべきである。
この目的は、請求項1に従って、アンテナと、アンテナを関連した送信および/または受信段に接続するHFラインとを有し、HFラインの少なくとも一部分またはセクションがアンテナのインピーダンスから外れるインピーダンスの形の不整合を有するアンテナモジュールによって達成される。
このソリューションの特殊な利点は、たとえば、受動インピーダンスインターフェイスネットワーク、または、アクティブコントロールのように、共にプリント回路基板上の空間を占め、さらに付加的なコストを生じさせる付加的なコンポーネントまたは組立品が必要でないことである。
このソリューションのさらなる利点は、使用されるアンテナのタイプおよび与えられた動作周波数域とは概ね独立に適用されることである。このようにして、より詳細には、冒頭の段落に記載された異なるタイプの高周波およびマイクロ波アンテナはより大きい共振帯域幅が与えられる。
従属請求項は本発明の有利なさらなる実施形態を有する。
請求項2および3に記載された実施形態は、共振帯域幅の特に効果的な増加という結果になる。
請求項4および5に記載された実施形態は、本発明によるアンテナモジュールにおいて特に有利に使用されるアンテナを備えている。
請求項5による実施形態はさらに約2GHz以上の動作周波数に対して特に良好であることを示し、基板なしで済ますことができるというさらなる利点がある。
請求項6および7は、最後に、本発明によるアンテナモジュールをそれぞれ有するプリント回路基板または移動通信装置に関係する。
本発明のさらなる詳細、特徴および利点は、添付図面を参照して以下の本発明の典型的な実施形態の説明から理解される。
図1(A)は、好ましくは、背面側にメタライゼーション31が設けられたプリント回路基板(PCB)30の前面の略平面図である。プリント回路基板30のコーナーにはメタライゼーション31がなく、アンテナ10およびHFライン20を有するアンテナモジュールがある。
アンテナ10は明確化のため図1(B)に拡大された形で表されている。これは誘電体ブロックアンテナ(DBA)またはプリントワイヤーアンテナ(PWA)である。本発明によるアンテナモジュールは、しかし、既に詳細に説明したように、その他のタイプのアンテナによって作ることも可能である。さらに、このモジュールは、以下に記載される周波数域だけでなく、既に説明した周波数域のようなその他の周波数域のために同様に寸法が決められる。
アンテナ10は、本質的に長さまたは幅が約3〜40の倍率で高さより大きい直方体ブロックの形をした基板11を備えている。したがって、以下の説明では、図1の表現における基板11の上側の(広い)面は上側主面と呼ばれ、反対側の面は下側主面と呼ばれ、それらに直交する面は基板11の側面と呼ばれる。
直方体基板11の代わりに、たとえば、アプリケーションおよび利用可能な空間に依存して円形、三角形、または、四角形の円筒形状のような他の幾何形状を選択することも可能である。さらに、基板11は、たとえば、材料、したがって、重量を抑えるために中空空間または凹部をさらに有する。
基板11は、たとえば、セラミック材料および/または高周波数で使用できる一つ以上のプラスチックで作られるか、または、セラミック粉末をポリママトリックス(polymer matrix)に埋め込むことにより作られる。純ポリマ基板を使用することも可能である。材料は、可能な限り少ない損失と、高周波特性の僅かな温度依存性をもつべきである(NPOまたはいわゆるSL材料)。
アンテナ10のサイズを縮小するため、基板11は、好ましくは、誘電率ε>1、および/または、比透磁率μ>1を有する。しかし、この点に関して、大きいまたは増加する誘電率および/または比透磁率を有する基板によって達成できる帯域幅は減少することが斟酌されるべきである。
図1(B)に示されたアンテナ10を用いると、基板11(好ましくは、NPOセラミック)は約21.5の誘電率εと、約10mmの長さと、約2mmの幅と、約1mmの高さを有する。このアンテナは、2.4GHzのISM帯域におけるワイヤレス通信(たとえば、ブルートゥース、WLAN、ホームRFなど)に適する。
基板11は、その下側主面に、たとえば、銀、銅、金、アルミニウム、または、超伝導体のような電気的に高い導電性の材料からなる共振プリント配線構造1をもつ。プリント配線構造1は基板11に埋め込まれてもよい。
基板11の下側主面には、第1の接続ポイント2(はんだポイント)によって接地電位、すなわち、接地メタライゼーション31に接続された第1の共振メタライゼーション構造1(破線)が配置される。メタライゼーション構造1は、場合に応じて幅の異なるプリント配線の形をした1個または種々の個別のメタライゼーションによって形成される。図示された実施形態では、この構造は、本質的に、基板11の全長に亘る蛇行形状を有し、Lが自由空間中の信号の波長であるときにL/⊆εの電気的実効長L’を有する。メタライゼーション構造1は、その長さがアンテナによって電磁波電力が放射される波長の約半分に一致するように測定される。たとえば、上記の2400〜2483.5MHzの周波数域でのこのアンテナモジュールのアプリケーションでは、自由空間中の波長Lは約12.5cmである。基板の誘電率εが21.5であるならば、半波長0.5L’が短縮され、よって、必要なメタライゼーション構造1の幾何学的長さは約13.48mmに短縮される。
共振メタライゼーション構造1は、基板11に埋め込んでもよく、または、同等に接触させて基板11の上側主面に取り付けられてもよい。
共振メタライゼーション構造1に加えて、少なくとも2個のさらなるメタライゼーション構造が基板11の下側主面に存在し、放射されるべきHF電力を容量カップリングする供給ポイント3、4としての役目を果たす。
図1(B)によれば、第1の供給ポイント3と第2の供給ポイント4が存在し、それらは、第1の接続ポイント2の領域内で、基板11の長軸に関して対称的に基板11の下側主面の反対側のエッジに配置される。供給ポイント3、4は、このとき、好ましくは、製造上の理由のため基板11のエッジから約200μmの距離がある。供給ポイント3、4は、第1の接続ポイント2と同じように、プリント回路基板30の対応する接点にはんだ付けされる。
HF電力をカップリングインする供給ポイント3、4の選択は、接続されたプリント回路基板30上のアンテナの位置決めに応じて行われる。
プリント回路基板30が、たとえば、湾曲する場合に機械的耐力能力を高め、かつ、確実な接触を確保するため、はんだポイント5が基板11の反対側の長手方向の端の領域において下側主面にさらに配置される。
上記の基板アンテナの代替案として、特に約2GHz以上の周波数では基板をなしで済まし、アンテナ、すなわち、共振プリント配線構造を、たとえば、プリント回路基板30に直接的に配置し、容量性カップリングの仕組み、たとえば、プリント回路基板30上のSMDコンデンサを用いるHFコネクションを確立することが可能である。プリント回路基板30の材料は、一般的に4の誘電率を有するが、約10の誘電率を有するプリント回路基板の材料も知られているので、共振プリント配線構造はわずかに変更されるべきであり、特に、延長される必要がある。
このタイプおよび類似したタイプのアンテナは、一般的に、50オームの入力インピーダンスを有するように配置される。通常、アンテナを送信段および受信段に接続するためのHFラインは同様に、アンテナと、HFラインと、それらに接続された電子ユニット(最終段、受信段など)との間にできる限り反射のない、よって、損失のない整合を達成するために50オームの自己インピーダンスまたはラインインピーダンスを有する。しかし、その他のアンテナインピーダンスおよびラインインピーダンスも考えられる。
本発明によるアンテナモジュールの場合、HFライン20は、たとえば、プリント回路基板30に同一平面上のライン、または、プリント配線として配置される。しかし、たとえば、マイクロストリップ、ストリップラインなどのようなその他の実施形態も同様に可能である。
これらのHFライン20の自己インピーダンスは、たとえば、それらの物理的寸法、特に、それらの幅、プリント回路基板30の接地メタライゼーション31からの距離、および、プリント回路基板30のため使用される材料のタイプと厚さ(誘電率)のようなある種のパラメータの適当な選択によって調節される。
本発明によれば、これらのパラメータの選択は、HFライン20の少なくとも一部分またはセクション21、22が不整合を有するように、すなわち、アンテナ10の自己インピーダンスから外れるインピーダンスを有するように行われる。驚くほどに、アンテナモジュール全体の帯域幅がこれによってかなり拡大されることが明らかになった。
アンテナモジュールの帯域幅は、その結果、HFライン20のインピーダンスがアンテナ10のインピーダンスより高いか低い場合に、インピーダンス偏差の範囲の選択によって具体的に調節される。
HFライン20の途中に、インピーダンスの外れまたはインピーダンスジャンプ、すなわち、インピーダンスの比較的急激な変化が挿入されるとき、アンテナモジュールの共振帯域幅の特に強い増加がある。
図1(A)によれば、このようなインピーダンスジャンプは、たとえば、アンテナ10の入力インピーダンスに調節された第1のHFラインセクション21が、アンテナ10の入力インピーダンスに対して約10〜25%高いか低いラインインピーダンスを有する第2のセクション22を介して、アンテナ10に接続され、その結果として、全部でHFライン20とアンテナとの不整合が起こることによってもたらされる。
図2および3は、アンテナ10が50オームの自己インピーダンスを有する図1(A)に示されたアンテナモジュールの共振帯域幅に、整合しないHFライン20が与える影響を表す。図2および3において、散乱パラメータS11は周波数に対してプロットされている。
図2では、共振曲線Aは、対照のため調節された50オームのHFラインの場合を表す。共振曲線BはHFライン20が40オームの自己インピーダンスを有する場合を表し、共振曲線Cは(たとえば、図1(A)に表された2個のラインセクション21、22を用いて)HFライン20に50から40オームへのインピーダンスジャンプがある場合に測定された。
図3では、共振曲線Aは再び対照のため整合した50オームのHFラインの場合を表す。共振曲線BはHFライン20が60オームのインピーダンスを有する場合に現れ、共振曲線Cは(同様に、たとえば、図1(A)に表された2個のラインセクション21、22によって実現される)HFライン20に50から60オームへのインピーダンスジャンプがある場合に測定された。
図2と図3の二つの比較、特に、共振曲線Bの比較は、共振帯域幅が60オームへのインピーダンスの増加によってかなり増加し、一方、40オームのインピーダンス減少があるときに図1(B)に示されたアンテナには共振帯域幅の減少があったということを表す。しかし、たとえば、アンテナより低いインピーダンスを有するHFライン20が使用されるときであっても共振帯域幅の増加を達成するために、50オームとは異なるインピーダンスを有する設計のような異なるアンテナ設計を用いることが可能である。
インピーダンス変化またはインピーダンスジャンプを含むことによって、図3に共振曲線3で表されるように、図1(B)に示されたアンテナ10の最大共振帯域幅が得られる。
図4および5は、周波数に対してプロットされた種々のHFラインをもつアンテナモジュールの影響を表す。
図4は、50オームのHFラインがアンテナ10に整合した場合の効率の変動を曲線Aに表す。曲線Bに表された効率は、40オームの自己インピーダンスをもつ整合しないHFライン20の結果であり、曲線Cは50から40へのインピーダンスジャンプをもつHFライン20の場合の効率の変動を表す。図1(B)に示されたアンテナ10に対し、HFライン20がアンテナのインピーダンスより低下したインピーダンスを有する場合に、効率がより低下した。
図5は、同様に、すなわち、この場合も整合した50オームのHFラインのため使用された曲線Aと比較して、インピーダンス増加による不整合の場合の効率曲線を表す。
曲線Bは60オームまでのインピーダンス増加の場合を表し、曲線Cは50から60オームへのインピーダンスジャンプをもつHFライン20の効率変動を表す。
図5は、アンテナ10のインピーダンスに対するHFライン20のインピーダンスの増加の結果として、共振帯域幅の増加が、たとえば、反射のような付加的な損失によって引き起こされないように、効率がさらに改善することを表す。
図5における曲線BおよびCは、HFライン20が60オームで使用されるときに、特に、このようなHFラインが50から60オームへのインピーダンス変化と共に使用されるときに、同様に放射帯域幅がかなり高くなることを示す。帯域幅は、それによって、約30MHzまで増大され、これは約30%の比例的な拡張に対応する。
上記のラインインピーダンスの値は、単に実施例として理解されるべきである。明らかに、約10〜約20%の上記の大きさのオーダー以外の異なるインピーダンス値を用いる不整合が同様に実施され、選択および設計は、本質的に、アンテナのタイプ、与えられる周波数域、および、希望の帯域幅に依存する。
本発明によるアンテナモジュールを含むプリント回路基板の略平面図である。 アンテナモジュールのアンテナの拡大図である。 インピーダンスが減少した入力構造を含むアンテナモジュールの散乱パラメータの曲線を表す図である。 インピーダンスが増加した入力構造を有するアンテナモジュールの散乱パラメータの曲線を表す図である。 インピーダンスが減少した入力構造を含むアンテナモジュールの効率の曲線を表す図である。 インピーダンスが増加した入力構造を含むアンテナモジュールの効率の曲線を表す図である。

Claims (7)

  1. アンテナと前記アンテナを関連した送信および/または受信段に接続するHFラインとを備え、前記HFラインの少なくとも一部分またはセクションが前記アンテナのインピーダンスから外れるインピーダンスの形の不整合を有する、特に高周波およびマイクロ波域用のアンテナモジュール。
  2. 前記アンテナのインピーダンスより約10〜約25%高いか低いインピーダンスを有するHFラインを備えていることを特徴とする、請求項1に記載のアンテナモジュール。
  3. 異なるインピーダンスを有し、前記アンテナの自己インピーダンスより約25%高いか低いインピーダンス変化またはインピーダンスジャンプを形成する第1および第2のセクションを有するHFラインを備えていることを特徴とする、請求項1に記載のアンテナモジュール。
  4. 前記アンテナがプリント回路基板に実装された誘電体ブロックアンテナ(DBA)またはプリントワイヤーアンテナ(PWA)であり、前記HFラインが前記プリント回路基板に配置された少なくとも1個のプリント配線構造の形で作られることを特徴とする、請求項1に記載のアンテナモジュール。
  5. 前記アンテナが少なくとも1個の共振プリント配線構造の形で作られ、前記HFラインと一緒にプリント回路基板に配置されることを特徴とする、請求項1に記載のアンテナモジュール。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項に記載のアンテナモジュールを備えている、特に表面実装電子要素用のプリント回路基板。
  7. 請求項1ないし5の何れか一項に記載のアンテナモジュールを備えている、特に2.4GHz域用の移動通信装置。
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