JP4776417B2 - 多周波共用アンテナ - Google Patents

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本発明は、多周波共用アンテナに関し、特に複数の周波数において動作するアンテナ素子を有するアンテナ用導体パターンを、同一の誘電体基板上に配置した多周波共用アンテナに関する。
近年、自動車など搭載される情報端末として、ETC(Electronic Toll Collections「電子式料金徴収システム」:約5.8GHz)や、GPS(Global Positioning System「全地球測位システム」:約1.6GHz)、VICS(Vehicle Information and Communication System「道路交通情報通信システム」:約2.5GHz)や、SDARS(Satellite Digital Audio Radio Service「衛星デジタルラジオサービス」:約2.3GHz)などの利用が普及している。
さらに、上述の各メディアの複合的な利用が進んでいる。これらの通信に際して使用されるアンテナには、図15に示す単周波用のアンテナと、例えば特許文献1や図16に示すような複数のアンテナを一体的にした多周波共用アンテナが知られている。実運用上、アンテナ設置スペースの小型化や簡素化は、低コスト化という点において、多周波共用アンテナが有用である(例えば、特許文献1参照)。
以下、それぞれの態様を説明する。
図15に示す単周波アンテナ900は、セラミックやプラスチックなどから構成される誘電体基板1と、誘電体基板1の表面に形成され、電波を送受信する1枚の放射導体3(以下、アンテナ素子という)と、誘電体基板1の裏面に形成されたグランド導体とを備える。通常、上記アンテナは実使用に際して、電気的要件や機械的要件により、回路基板上や金属板上(以下、両者をまとめて有限導体板上という)に設置される。このような構成を備えた単周波アンテナ900により、1つの周波数帯域の電波の送信と受信を行うことができる。
一方で、図16に示す多周波共用アンテナ1000は、セラミックやプラスチックなどから構成される誘電体基板1と、誘電体基板1の表面かつ中央部に形成された第1のアンテナ素子3と、誘電体基板1の表面に形成された第1のアンテナ素子3を囲む第2のアンテナ素子5とを備え、さらに誘電体基板の裏面に形成されたグランド導体とを備える。つまり、多周波共用アンテナ1000は、上述の単周波アンテナ900の周囲に別の周波数で動作するアンテナ素子が配置された構造である。第1のアンテナ素子3は高周波帯域用として、外側に配置された第2のアンテナ素子5は低周波帯域用として動作する。それぞれのアンテナ素子においては、それぞれ対応する少なくとも1つ以上の給電点が設けられている。
多周波共用アンテナ1000は、単周波アンテナ900と同様に、実使用に際しては有限導体板7上に設置される。このような構成を備えた多周波共用アンテナ1000により、2つの周波数帯域の電波の送信または受信を行うことができる。また、図16に示した構成は、一体的なアンテナで多周波共用を試みた一例であり、上記の構成に限らずに様々な多周波共用アンテナの態様が提案されている。
特開2004−289332号公報
多周波共用アンテナ1000は実運用上メリットを有するものの、上述した単周波アンテナ900と比較して、所望の電気特性が得られないという問題がある。これは、アンテナの多周波数化により異なった周波数に対応したアンテナ素子どうしの相互干渉が発生することによるものである。特に異なった周波数のアンテナ素子が近接して配置されているために、アンテナ間のアイソレーション特性が確保しにくいという問題があった。
図17は、多周波共用アンテナ1000について、給電点におけるアイソレーション特性を示すグラフであり、横軸が多周波共用アンテナ1000の規格化周波数(f/f0)であり、縦軸がアイソレーション特性である。ここでの周波数帯域は、多周波のうちの低周波数アンテナの帯域であり、f0はアンテナ共振周波数である。図17から分かるように、アンテナ共振周波数f0近辺における低周波数アンテナのアイソレーション特性は必ずしも十分とはいえない。
以上のように、アンテナの多周波化に伴って、高周波帯域と低周波帯域の相互の給電点におけるアイソレーションが十分でなく干渉を起こすといった問題があった。これはアンテナの小型化促進のため、例えば上記のような一方のアンテナ素子の周囲が、もう一方のアンテナ素子を取り囲む構成のように、それぞれのアンテナ素子の近接配置化によって顕著に現れる。
そこで、本発明は上記課題を解消するために、低周波帯域でのアンテナ素子間のアイソレーションを改善するかあるいは調整することができ、所望の電気特性が得られる多周波共用アンテナを提供することを目的とする。
上記課題を解消するために、本発明の多周波共用アンテナは、有限導体板上に設置される略板状の誘電体基板と、前記誘電体基板の表面に、高周波数で動作する第1のアンテナ素子と前記第1のアンテナ素子を囲むように前記誘電体基板の中央に配置されて低周波数で動作する第2のアンテナ素子の少なくとも2つのパッチアンテナからなる前記アンテナ素子を含むアンテナ用導体パターンと、前記誘電体基板の裏面にはグランド導体を具備し、前記第1のアンテナ素子の給電点が前記誘電体基板の略中央部に形成され、かつ前記誘電体基板の中心から所定距離だけずらした位置に中心が来るように前記第1のアンテナ素子が配置されていることを特徴とする。
本発明の多周波共用アンテナは、好ましくは前記第1のアンテナ素子と前記第2のアンテナ素子とで挟まれた前記誘電体基板の表面には、少なくとも1つの溝構造を備えることを特徴とする。
本発明の多周波共用アンテナは、好ましくは前記第1のアンテナ素子の前記給電点は、前記誘電体基板の中心である前記多周波共用アンテナの中心から、前記第2のアンテナ素子の共振波長0.125λgLの距離の範囲内に配置されていることを特徴とする。
本発明の多周波共用アンテナは、好ましくは前記誘電体基板のうち、前記第2のアンテナ素子の下部の少なくとも一部分に空気層を有することを特徴とする。
本発明の多周波共用アンテナは、好ましくは前記多周波共用アンテナがGPS、VICS,ETC,SDARS,Bluetoothの少なくとも1つに用いられていることを特徴とする。
本発明の多周波共用アンテナは、好ましくは車載用途に用いられていることを特徴とする。
本発明の多周波共用アンテナによれば、誘電体基板の略中央部であって、第1のアンテナ素子の中心からずれた位置に、第1のアンテナ素子の給電点を備えることで、低周波帯域でのアンテナ素子間のアイソレーションを改善するかあるいは調整することができ、これにより所望の電気特性を得ることができる。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の多周波共用アンテナの好ましい第1の実施形態を示す斜視図であり、図2は、図1の多周波共用アンテナの平面図である。図3は、図2のB−B線における断面図である。図4は、図1の多周波共用アンテナのアンテナ素子間のアイソレーション特性例を示すグラフである。
図1と図2に示すように、多周波共用アンテナ100は、誘電体基板1と、第1のアンテナ素子3と、第2のアンテナ素子5とを備え、誘電体基板1の裏面にグランド導体8を備え、有限導体板7上に設置される。この有限導体板7は、例えば回路基板や金属板であり、実質上アンテナのグランドとして機能する。
誘電体基板1は、有限導体板7の上に搭載されており、セラミックやプラスチックなどで構成される。第1のアンテナ素子3は、誘電体基板1の表面上でかつ略中心部に形成されている。第2のアンテナ素子5は、誘電体基板1の表面上に形成され、第1のアンテナ素子3を囲む。
図1と図2に示す例では、正方形のパッチアンテナである第1のアンテナ素子3の周囲に、方形リング状のパッチアンテナである第2のアンテナ素子5が配置されている。内側に設置された第1のアンテナ素子3は高周波数帯域用として、外側に設置された第2のアンテナ素子5は低周波数帯域用として動作をする。アンテナ用導体パターン11は、誘電体基板1の表面に、高周波数で動作する第1のアンテナ素子3と低周波数で動作する第2のアンテナ素子5の少なくとも2つのアンテナ素子3,5を含む。
図2と図3に示すように、第1のアンテナ素子3は給電点12を有し、第2のアンテナ素子5は給電点10を有している。給電点12は図3に示す中心導体(給電ピン)15に位置し、給電点10は図3に示す中心導体(給電ピン)14に位置している。中心導体15は、第1のアンテナ素子3に対して直接給電もしくはギャップを介した容量給電を行う。中心導体14は、第2のアンテナ素子5に対してギャップを介した容量給電を行う。第1の実施形態である図3では、中心導体15は直接給電で、中心導体14はギャップを介した容量給電を表している。低周波数で動作する第2のアンテナ素子5は、現実的にはギャップを介した容量給電でないと実現が困難である。
第1のアンテナ素子3の中心C1は、多周波共用アンテナ100の中心である誘電体基板1の中心位置C2からF方向に沿って距離Wだけずらしてある。また、本実施形態では第2のアンテナ素子5の中心は、多周波共用アンテナ100の中心である誘電体基板1の中心位置C2に一致しているが、必ずしも一致している必要はない。第1のアンテナ素子3の給電点12は、誘電体基板1の中心位置C2を含む略中央部にあるが、第1のアンテナ素子3の中心C1からずれた位置にある。
高周波数で動作する第1のアンテナ素子3の給電点12は、誘電体基板1の略中央部(中心位置C2を含む)に位置しており、第1のアンテナ素子3の中心C1からずれた位置に配置されている。このように、給電点12が第1のアンテナ素子3の中心からずれていないと、第1のアンテナ素子3に対して中心導体14の給電点12から給電した電力が、第1のアンテナ素子3により跳ね返ってしまい、第1のアンテナ素子3からうまく電波が放射しない。
第1のアンテナ素子3の周囲に第2のアンテナ素子5で取り囲む構成は、取り囲まずにアンテナ素子を並べた構成に比べて、複数のアンテナ素子を一体化する上で、構成面積の小型化や構造的または電気的な対称性の確保などのメリットを有している。
図2と図3に示すように、多周波共用アンテナ100では、高周波数で動作する第1のアンテナ3の中心導体(給電ピン)15は、多周波共用アンテナ100の中心C2を含む略中心部に設けられていることにより、低周波数帯域での第1のアンテナ素子3と第2のアンテナ素子5の間のアイソレーションを改善できている。この時、第1のアンテナ素子3の中心導体(給電ピン)15の位置は、多周波共用アンテナ100の中心C2から、半径0.125λgLの範囲内に配置されていることが望ましい。中心C2から半径0.125λgLの円内ならば良好な特性となる。アイソレーション特性の改善の様子は、図4に示す曲線G1から曲線G2に改善していることで分かる。
λL:低周波側共振波長
λH:高周波側共振波長
λgL:低周波側の誘電体内実効波長(λgL=λL/√εr、 εr:比誘電率)
λgH:高周波側の誘電体内実効波長(λgH=λH/√εr、 εr:比誘電率)
図5は、図1ないし図3の多周波共用アンテナ100において、高周波側の第1のアンテナ素子3の中心導体(給電ピン)15の位置と、第1のアンテナ素子3と第2のアンテナ素子5間のアイソレーションとの関係を示すグラフである。
図5では、横軸に多周波共用アンテナ100の中心に対する高周波側の中心導体(給電ピン)15の規格化距離、縦軸にアンテナ素子間のアイソレーションの帯域内最悪値を示しており、THは閾値である。中心導体(給電ピン)15の位置を、多周波共用アンテナ100の中心C2から、低周波側の第2のアンテナ素子5の共振波長のプラスマイナス0.125λgLの範囲内に配置することで、第1のアンテナ素子3と第2のアンテナ素子5間のアイソレーションを所望の特性に抑え込むことができることが分かる。これは、誘電体基板1内または表面の低周波帯域での電磁界分布の特徴を利用したことによる。以下に説明する本発明の別の実施形態についても、同様なメカニズムが活用できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を、図6ないし図8を参照して説明する。
図6は、本発明の多周波共用アンテナの好ましい第2の実施形態を示す図であり、図7は、図6の多周波共用アンテナの平面図である。図8は、図7のC−C線における断面図である
図6ないし図8に示す多周波共用アンテナ200の構成要素が、図1ないし図3に示す多周波共用アンテナ100の構成要素と同様である場合には、同一符号を記して、その説明を省略する。
多周波共用アンテナ200で特徴的なのは、第1のアンテナ素子3と第2のアンテナ素子5に囲まれた誘電体基板1上に、溝構造9が設けられていることである。図8に示すように、この溝構造1の深さdは、誘電体基板1の厚みの約75%であるが、実験では50%でも良好な特性を示した。このように、溝構造9を有する多周波共用アンテナ200は、図5に示すアイソレーション特性を維持しており、中心導体(給電ピン)15の位置を調整することで、第1のアンテナ素子3と第2のアンテナ素子5間のアイソレーションを改善および調整することが可能である。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を、図9と図10を参照して説明する。
図9は、本発明の多周波共用アンテナの好ましい第3の実施形態を示す平面図であり、図10は、図9のD−D線における断面図である
図9と図10に示す多周波共用アンテナ300の構成要素が、図1ないし図3に示す多周波共用アンテナ100の構成要素と同様である場合には、同一符号を記して、その説明を省略する。
図9と図10に示すように多周波共用アンテナ200は、第2の実施形態の多周波共用アンテナ200の構造に対して、さらに第2のアンテナ素子5の下部の誘電体基板1を部分的に切除して、空気層16を設けている。
多周波共用アンテナ200の溝構造9の深さdは、第2の実施形態の多周波共用アンテナ200の誘電体基板1の厚みの約75%としているのと同様である。
図11は、第2の実施形態と第3の実施形態を比較して示しており、多周波共用アンテナの内の低周波で動作するアンテナの利得特性を示し、横軸に角度をとり、縦軸に利得を示している。第3の実施形態の多周波共用アンテナ300では、第2のアンテナ素子5の下部の一部に空気層16を設けることで、共振波長λLを変えずに、第2のアンテナ素子5の面積を大きくすることがでる。しかも、第3の実施形態の多周波共用アンテナ300は、第2の実施形態の多周波共用アンテナ200に比べて、低周波側の第2アンテナ素子5の利得を大きくすることができる。
また、このような構造の多周波共用アンテナ300においても、図5に示すアイソレーション特性は維持されており、高周波数で動作する第1のアンテナ3の中心導体(給電ピン)15の位置を調整することで、第1のアンテナ素子3と第2のアンテナ素子5間のアイソレーションを改善および調整することが可能である。
(他の実施形態)
次に、本発明の他の実施形態を説明する。
図12は、本発明の多周波共用アンテナの好ましい他の実施形態を示す平面図であり、図13は、図12のF−F線における断面図である
図12に示す多周波共用アンテナ400は、誘電体基板1の表面において第1のアンテナ素子3と第2のアンテナ素子5の外周に、さらに第3のアンテナ素子6を設置したものである。すなわち、多周波共用アンテナ400は、第1の実施形態の多周波共用アンテナ100と第2の実施形態の多周波共用アンテナ200の誘電体基板1において、第1のアンテナ素子3と第2のアンテナ素子5の外周には、さらに第3のアンテナ素子6を追加設定している。図12と図13に示す実施形態のような2周波以上の多周波共用アンテナ400は、第1の実施形態ないし第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の多周波共用アンテナでは、1枚の誘電体基板上に複数の周波数で共振するアンテナ素子が搭載されており、アンテナ素子間のアイソレーションが改善でき、所望の電気特性を得るための設計が可能である。本発明の多周波共用アンテナでは、アンテナの多周波共用化が実現されることによって、多周波共用アンテナの省スペース化、小型化、低コスト化など、利用者の利便性が高まることにつながり、多周波共用アンテナは特に車載用途や携帯端末用途などに適用できる。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形をして実施することが可能である。
例えば、溝構造9の内部には、誘電体基板1よりも低い誘電率の誘電体を充填しても良い。
第2の実施形態と第3の実施形態とその他の実施形態では、誘電体基板1があるべき部位にそれぞれ、溝構造と空気層と誘電体基板1より低い誘電率の誘電体があるため、比誘電率は実効誘電率として考える必要がある。ここで、εr>εeffの関係があるため、第1の実施形態に比べて、第2の実施形態と第3の実施形態とその他の実施形態の実効波長は長くなる。
λeL:低周波側のアンテナ内実効波長(λeL=λL/√εeff εeff:実効誘電率)
λeH:高周波側のアンテナ内実効波長(λeH=λH/√εeff εeff:実効誘電率)
また、図示例では、第1のアンテナ素子3として正方形のパッチアンテナを用いている。しかし、本発明では、第1のアンテナ素子3はパッチアンテナに限らず、スロットアンテナや、図14に示すようなスパイラルアンテナ3Sなどの他の形式の各種のアンテナ方式を採用して実施できる。
本発明の実施形態において、誘電体基板は、正方形あるいは長方形基板を使用している、その形状は円柱や多角形や凸部や凹部を含むものなど、任意の形状を採用できる。また、本発明は、アンテナ動作として直線偏波に限らず、円偏波にも適用できる。給電方式は、図示した例以外の方式においても適用できるのは勿論である。
例えば、本発明の多周波共用アンテナは、GPS、VICS,ETC,SDARS,Bluetoothの少なくとも1つに用いることができる。
本発明の多周波共用アンテナの好ましい第1の実施形態を示す図である。 図1の多周波共用アンテナの平面図である。 図2のB−B線における断面図である。 図1の多周波共用アンテナのアンテナ素子間のアイソレーション特性例を示すグラフである。 図1ないし図3の多周波共用アンテナにおいて、高周波側給電ピンの位置と、アンテナ素子間のアイソレーションとの関係を示すグラフである。 本発明の多周波共用アンテナの好ましい第2の実施形態を示す図である。 図6の多周波共用アンテナの平面図である。 図7のC−C線における断面図である。 本発明の多周波共用アンテナの好ましい第2の実施形態を示す平面図である。 図9のD−D線における断面図である。 多周波共用アンテナの内、低周波で動作するアンテナの利得特性で、横軸に角度をとり、縦軸に利得を示す図である。 本発明の多周波共用アンテナの好ましい他の実施形態を示す平面図である。 図12のF−F線における断面図である。 本発明の他の実施携帯を示す図である。 従来例を示す図である。 別の従来例を示す図である。 従来例におけるアイソレーション特性を示す図である。
符号の説明
1 誘電体基板
3 第1のアンテナ素子
5 第2のアンテナ素子
8 グランド導体
9 溝構造
10 給電点
12 給電点
14 中心導体(給電ピン)
15 中心導体(給電ピン)
16 空気層
100 多周波共用アンテナ
200 多周波共用アンテナ
300 多周波共用アンテナ
400 多周波共用アンテナ
500 多周波共用アンテナ

Claims (6)

  1. 有限導体板上に設置される略板状の誘電体基板と、
    前記誘電体基板の表面に、高周波数で動作する第1のアンテナ素子と前記第1のアンテナ素子を囲むように前記誘電体基板の中央に配置されて低周波数で動作する第2のアンテナ素子の少なくとも2つのパッチアンテナからなる前記アンテナ素子を含むアンテナ用導体パターンと、
    前記誘電体基板の裏面にはグランド導体を具備し、
    前記第1のアンテナ素子の給電点が前記誘電体基板の略中央部に形成され、かつ前記誘電体基板の中心から所定距離だけずらした位置に中心が来るように前記第1のアンテナ素子が配置されていることを特徴とする多周波共用アンテナ。
  2. 前記第1のアンテナ素子と前記第2のアンテナ素子とで挟まれた前記誘電体基板の表面には、少なくとも1つの溝構造を備えることを特徴とする請求項1に記載の多周波共用アンテナ。
  3. 前記第1のアンテナ素子の前記給電点は、前記誘電体基板の中心である前記多周波共用アンテナの中心から、前記第2のアンテナ素子の共振波長0.125λgLの距離の範囲内に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の多周波共用アンテナ。
  4. 前記誘電体基板のうち、前記第2のアンテナ素子の下部の少なくとも一部分に空気層を有することを特徴とする請求項3に記載の多周波共用アンテナ。
  5. 前記多周波共用アンテナがGPS、VICS,ETC,SDARS,Bluetoothの少なくとも1つに用いられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つの項に記載の多周波共用アンテナ。
  6. 車載用途に用いられていることを特徴とする請求項5に記載の多周波共用アンテナ。
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