JP2014075535A - 誘導機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】多層コイル基板の径方向における機器の小型化を図り、ターン数を増やすことが容易な誘導機器を提供する。
【解決手段】トランスは、磁性コア10と、磁性コア10に巻回される一次コイルC1及び二次コイルとを備える。一次コイルC1は、多層コイル基板21を複数積層するとともに、多層コイル基板21同士を電気的に接続することによって構成されている。多層コイル基板21は、磁性コア10を挿通させるための挿通孔22を有し、挿通孔22を周回する第1外層巻線分と、第1外層巻線分に接続され、挿通孔22を周回する内層巻線分と、内層巻線分に接続され、挿通孔22を周回する第2外層巻線分とをそれぞれ絶縁層を介して積層してなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、誘導機器に関するものである。
磁性コアにコイルを巻回して構成したリアクトルやトランスといった誘導機器が提供されている(例えば、特許文献1参照)。また上記誘導機器のなかには、絶縁シートの片面又は両面に渦巻状の巻線分をパターニングした絶縁シートを複数積層してなる多層コイル基板をコイルとする機器が知られている。
特開平4−144212号公報
ところで、多層コイル基板においては、巻線分の層数を増やすことには技術的な限界があることから、多層コイル基板におけるコイルの多巻数化を図る場合には、各層の巻線分のターン数を増やすことが行われている。そのため、多層コイル基板は、コイルの多巻数化に伴って多層コイル基板の横幅(巻線分の径方向における長さ)が大きくなる傾向がある。
また、誘導機器に用いられるコイルの大電流化を図るためには、コイルを構成する巻線分の断面積を大きくする必要がある。そして、多層コイル基板の場合には、各層の巻線分の幅を大きくすることによって巻線分の断面積を増加させることが行われている。そのため、多層コイル基板は、コイルの大電流化に伴って多層コイル基板の横幅(巻線分の径方向における長さ)が大きくなる傾向がある。
このように、多層コイル基板は、その横幅が大きなものになりやすい。そのため、多層コイル基板をコイルとして採用する誘導機器は機器の大型化を避けることが困難であった。本発明の目的は、多層コイル基板の径方向における機器の小型化を図り、ターン数を増やすことが容易な誘導機器を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、磁性コアと、前記磁性コアに巻回されるコイルとを備える誘導機器において、前記コイルは、多層コイル基板を複数、積み重ねるとともに、前記多層コイル基板同士を電気的に接続してなり、前記多層コイル基板は、前記コアを挿通させるための挿通孔を有し、前記挿通孔を周回する第1外層巻線分と、前記第1外層巻線分に接続され、前記挿通孔を周回する内層巻線分と、前記内層巻線分に接続され、前記挿通孔を周回する第2外層巻線分とをそれぞれ絶縁層を介して積層してなることを要旨とする。
上記構成によれば、コイルを構成する多層コイル基板の横幅を短くすることができるため、多層コイル基板の径方向における機器の小型化を図ることができる。また、多層コイル基板同士を電気的に接続するのでターン数を容易に増やすことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記コイルを構成する前記多層コイル基板のうち、少なくとも一組の前記多層コイル基板は互いに直列に接続されていることを要旨とする。
上記構成によれば、直列に接続される多層コイル基板の数を増やすことによって、多層コイル基板の各層の巻線分ごとのターン数を増やすことなく、多層コイル基板が形成するコイル全体のターン数を増やすことができる。これにより、特にコイルの多巻数化を図る場合において、多層コイル基板の横幅を短く設定することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記コイルを構成する前記多層コイル基板のうち、少なくとも一組の前記多層コイル基板は互いに並列に接続されていることを要旨とする。
上記構成によれば、並列に接続される多層コイル基板の数を増やすことによって、多層コイル基板の各層の巻線分の線分幅を増大させることなく、巻線分の実質的な断面積を増大させることができる。これにより、特にコイルの大電流化を図る場合において、多層コイル基板の横幅を短く設定することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記コイルを構成する前記多層コイル基板のうち、少なくとも一組の前記多層コイル基板は互いに直列に接続されるとともに、少なくとも一組の前記多層コイル基板は互いに並列に接続されていることを要旨とする。
上記構成によれば、直列に接続される多層コイル基板の数を増やすことによって、多層コイル基板の各層の巻線分ごとのターン数を増やすことなく、多層コイル基板が形成するコイル全体のターン数を増やすことができる。また、並列に接続される多層コイル基板の数を増やすことによって、コイル基板の各層の巻線分の線分幅を増大させることなく、巻線分の実質的な断面積を増大させることができる。これにより、多層コイル基板の横幅を短く設定することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明において、前記第1外層巻線分及び前記第2外層巻線分は、スルーホールを通じて前記内層巻線分に導通されていることを要旨とする。上記構成によれば、第1外層巻線分及び第2外層巻線分と内層巻線分とを半田付けにより接続して導通させる構成と比較して、半田付けが不要であることから多層コイル基板を容易に製造することができる。
本発明によれば、誘導機器において、多層コイル基板の径方向における機器の小型化、及びターン数の増加を図ることが容易である。
本実施形態のトランスの分解斜視図。 本実施形態のトランスの斜視図。 多層コイル基板の構成図。 (a)は本実施形態のトランスの部分上面図、(b)は従来構成のトランスの部分上面図。
以下、本発明をトランスに具体化した一実施形態を図面にしたがって説明する。
図1及び2に示すように、トランスは、磁性コア10と、磁性コア10に巻回される一次コイルC1及び二次コイルC2とを備える。
磁性コア10はE型コア11とI型コア12とから構成されるE−I型のコアである。E型コア11は、四角板状に形成される本体部11aと、本体部11aの下面から突出する中央磁脚11b及び両側磁脚11cとを備えている。I型コア12は四角板状に形成されている。磁性コア10は、E型コア11の中央磁脚11bの先端面及び両側磁脚11cの先端面と、I型コア12の上面とを付き合わせるようにして組み合わせることによって閉磁路を形成する。
また、トランスは絶縁基板30を備え、絶縁基板30の下面に対して、銅板からなる二次コイルC2がパターニングされている。図1に示すように、絶縁基板30にはE型コア11の中央磁脚11bが挿通される第1挿通孔31、及びE型コア11の両側磁脚11cが挿通される第2挿通孔32が設けられている。二次コイルC2は、絶縁基板30の第1挿通孔31を1周回する形状に形成され、これにより第1挿通孔31に挿通されるE型コア11の中央磁脚11bに巻回されている。
図1及び2に示すように、一次コイルC1は絶縁基板30の上面に配置されている。一次コイルC1は、6枚の多層コイル基板21を、基板の厚さ方向に積み重ねるとともに、それら多層コイル基板21同士を電気的に接続することによって構成されている。
一次コイルC1を構成する多層コイル基板21は四角板状をなし、その中央部にはE型コア11の中央磁脚11bが挿通される挿通孔22が設けられている。多層コイル基板21の上面には、挿通孔22を1周回する第1外層巻線分23aが設けられるとともに、下面には、挿通孔22を1周回する第2外層巻線分が設けられている(図3参照)。また、多層コイル基板21の内部には、挿通孔22を1周回する内層巻線分が多層コイル基板21の厚さ方向に14層、積層されている(図3参照)。
そして、上下に隣り合う巻線分はスルーホール24を介して直列に接続されることによって導通されている。したがって、1枚の多層コイル基板21は、第1及び第2外層巻線分と内層巻線分とを合わせて、1周回の巻線分を合計16層有する16ターンのコイルを構成している。また、多層コイル基板21の側部には、接続孔25aを有する一対の外部端子25が設けられている。一対の外部端子25は、第1及び第2外層巻線分にそれぞれ導通されている。
図3に示すように、多層コイル基板21は、絶縁層としての絶縁シート41の両面に巻線分42をパターニングしてなる配線シート40を、絶縁層としての絶縁性の接着剤(図示略)を介して複数枚、積層及び一体化することによって形成されている。巻線分42は銅板により形成されるとともに、絶縁シート41の中央に設けられる挿通孔41aを1周回する形状に形成されている。そして、各巻線分42間の導通は、配線シート40の両側部に設けられるスルーホール24を通じて確保されている。また、多層コイル基板21の表面は絶縁性の樹脂材料(図示略)で被覆されている。
ここで、多層コイル基板21における最上層の配線シート40の上面側に位置する巻線分42が第1外層巻線分23aとなるとともに、最下層の配線シート40の下面側に位置する巻線分42が第2外層巻線分23bとなる。そして、その他の巻線分42が内層巻線分23cとなる。
多層コイル基板21において、電流はスルーホール24を介して各巻線分間を流れ、隣り合うペアのスルーホール24毎に1ターンとなるように流れる。例えば、一方の外部端子25から多層コイル基板21に流れ込む電流は、先ず、挿通孔41aを略1周回するようにして第1外層巻線分23aを流れ、スルーホール24の一つを介して下側に隣接する内層巻線分23cへと流れる。そして、同じく挿通孔41aを略1周回するようにして、その内層巻線分23cを流れ、スルーホール24の一つを介して下側に隣接する内層巻線分23cへと流れる。これを14層の内層巻線分23cについて繰り返す。そして、最も下側に位置する内層巻線分23cを流れた電流は、スルーホール24の一つを介して下側に隣接する第2外層巻線分23bへと流れ、挿通孔41aを略1周回するようにして第2外層巻線分23bを流れて他方の外部端子25へと流れる。
図1及び2に示すように、6枚の多層コイル基板21を組み合わせてなる一次コイルC1は、各多層コイル基板21の外部端子25の接続孔25aにボルト26が挿通されることにより一体化されている。そして、そのボルト26の先端が絶縁基板30に螺合されることによって、一次コイルC1は絶縁基板30に固定されている。また、一次コイルC1を構成する各多層コイル基板21は、外部端子25の接続孔25aに挿通されるボルト26を介して互いに電気的に接続されている。
ここで、6枚の多層コイル基板21からなる一次コイルC1は、並列に接続された2枚一組の多層コイル基板21を3組、直列に接続することにより構成されている。これにより、一次コイルC1は、多層コイル基板21の挿通孔22に挿通されるE型コア11の中央磁脚11bに巻回されるコイルを形成し、より具体的には48ターン(1ターン×16層×3枚)のコイルを並列に2つ備える構成となっている。
次に、本実施形態のトランスの作用を説明する。ここでは、16層の巻線分を有する多層コイル基板を用いて48ターンの一次コイルを構成する場合を例に挙げて、従来構成との比較に基づいて説明する。
図4(b)に示すように従来構成においては、多層コイル基板の各層の巻線分42のターン数を増やす、具体的には巻線分42を渦巻状に3ターンに増やすことによって、一枚の多層コイル基板から48ターンの一次コイルC1が形成される(3ターン×16層×1枚=48ターン)。この場合、多層コイル基板の横幅L1(巻線分の径方向における長さ)は、径方向に3ターン分重ねられた巻線分42を設置可能な長さに設定されることになる。
一方、本実施形態のトランスでは、一次コイルC1として、6枚の多層コイル基板21を基板の厚さ方向に積み重ねるとともに、そのうちの3枚の多層コイル基板21を直列に接続している。そして、図4(a)に示すように、多層コイル基板21の各層の巻線分のターン数を1として、48ターンのコイルを構成している(1ターン×16層×3枚=48ターン)。この場合、多層コイル基板の横幅L1は、1ターン分の巻線分を設置可能な長さであればよい。そのため、多層コイル基板の横幅L1を従来構成よりも大幅に短くすることができる。
また、一次コイルの大電流化を図るためには、48ターンのコイルを構成する一次コイルC1のコイル断面積を大きくする必要がある。そこで、本実施形態では、上述した直列に接続される3枚の多層コイル基板21の各々に対して、多層コイル基板21を1枚ずつ並列に接続している。これにより、一次コイルC1の実質的な断面積を2倍にすることができる。
したがって、一定のコイル断面積を確保する場合に、各巻線分42の線分幅L2を、従来構成における各巻線分の線分幅L2の半分にすることができる。そして、各巻線分の線分幅L2が短くなることによって、多層コイル基板の横幅L1を従来構成よりも更に短くすることができる。
このように、複数枚の多層コイル基板21を基板の厚さ方向に積み重ねるとともに、それら多層コイル基板21を直列又は並列に接続してなる一次コイルC1を採用することにより、多層コイル基板の横幅L1を短くすることができる。そのため、トランスの小型化、特に一次コイルC1の径方向における小型化を容易に図ることができる。なお、多層コイル基板21を基板の厚さ方向に積み重ねてなる一次コイルC1は、厚さ方向の長さが従来構成よりも増大する。しかし、その厚さ方向の増大量は横幅L1の減少量に比して小さいものであるため、トランス全体においても機器の小型化を図ることができる。
本実施形態によれば、以下に記載する効果を得ることができる。
(1)トランスは、磁性コア10と、磁性コア10に巻回される一次コイルC1及び二次コイルC2とを備える。一次コイルC1は、多層コイル基板21を複数、積み重ねるとともに、多層コイル基板21同士を電気的に接続することによって構成されている。多層コイル基板21は、磁性コア10を挿通させるための挿通孔22を有し、挿通孔22を周回する第1外層巻線分と、第1外層巻線分に接続され、挿通孔22を周回する内層巻線分と、内層巻線分に接続され、挿通孔22を周回する第2外層巻線分とをそれぞれ絶縁層を介して積層してなるものである。上記構成によれば、一次コイルC1を構成する多層コイル基板21の横幅L1を短くすることができる。したがって、容易にトランスの小型化を図ることができる。また、多層コイル基板21同士を電気的に接続することにより、ターン数を容易に増やすことができる。
(2)図4に示すように、一次コイルC1を構成する多層コイル基板21の横幅L1が短くなることによって、磁性コア10の長手方向の長さL3(巻線分の径方向における長さ)も短くすることができる。磁性コア10の長さL3を短くすることにより、磁性コア10の磁気抵抗を低減させることができる。
(3)一次コイルC1を構成する多層コイル基板21のうちの一部は、互いに直列に接続されている。上記構成によれば、多層コイル基板21の各層の巻線分ごとのターン数の増加を抑制しつつ、一次コイルC1全体のターン数を増加させることができる。これにより、特に一次コイルC1の多巻数化を図る場合において、多層コイル基板21の横幅L1を短く設定することができる。
(4)一次コイルC1を構成する多層コイル基板21のうちの一部は、互いに並列に接続されている。上記構成によれば、多層コイル基板21の各層の巻線分の線分幅L2の増大を抑制しつつ、一次コイルC1の実質的なコイル断面積を増大させることができる。これにより、特にコイルの大電流化を図る場合において、多層コイル基板21の横幅L1を短く設定することができる。
(5)多層コイル基板21は、第1外層巻線分と、第2外層巻線分と、1層以上の内層巻線分を備え、合計して3層以上の巻線分を備えている。そして、一次コイルC1は、3層以上の巻線分を備える多層コイル基板21を複数、積み重ねて構成されている。上記構成によれば、1層又は2層の巻線分のみを有するコイル基板を積み重ねて一次コイルを構成した場合と比較して、一次コイルを構成するコイル基板の積み重ね数を抑えることができる。
(6)多層コイル基板21において、第1外層巻線分23a及び第2外層巻線分23bは、スルーホール24を通じて内層巻線分23cに導通されている。上記構成によれば、第1外層巻線分23a及び第2外層巻線分23bと内層巻線分23cとを半田付けにより接続して導通させる構成と比較して、半田付けが不要であることから多層コイル基板21を容易に製造することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 一次コイルC1を構成する多層コイル基板21は、1層の第1外層巻線分23aと、1層の第2外層巻線分23bと、1層以上の内層巻線分23cとを備える多層コイル基板であればよい。内層巻線分23cの層数は特に限定されない。
○ 多層コイル基板21に備えられる各巻線分42間の接続形式は特に限定されるものではない。例えば、全ての巻線分42が直列又は並列に接続されていてもよいし、巻線分42同士が直列で接続される部分と巻線分42同士が並列で接続される部分とが混在していてもよい。
○ 多層コイル基板21に備えられる巻線分42の構成は特に限定されるものではない。例えば、巻線分42は、ターン数が2以上の渦巻状に形成されるものであってもよい。また、巻線分42は、銅板等の金属板から抜き打ち加工により成形されたものであってもよいし、絶縁シート41上にパターン印刷されたものであってもよい。
○ 一次コイルC1を構成する多層コイル基板21の数は2枚以上であれば何枚であってもよい。
○ 一次コイルC1を構成する多層コイル基板21間の接続形式は特に限定されるものではない。例えば、全ての多層コイル基板21を直列又は並列に接続してもよい。
○ 一次コイルC1は、同じ多層コイル基板21を組み合わせて構成されるものであってもよいし、巻線分42のターン数や層数等が異なる多層コイル基板21を組み合わせて構成されるものであってもよい。
○ 一次コイルC1において、多層コイル基板21同士を電気的に接続するための構成は特に限定されるものではない。例えば、多層コイル基板21の外部端子25同士を半田付けによって接合することにより、多層コイル基板21同士を電気的に接続してもよい。
○ 多層コイル基板21を複数、積み重ねるとともに、多層コイル基板21同士を電気的に接続してなるコイル構造を、トランスの二次コイルC2に適用してもよいし、一次コイルC1及び二次コイルC2の両方に適用してもよい。
○ 磁性コア10の材質及び形状は特に限定されるものではない。例えば、U−I型コア、E−E型コア、U−U型コア等を用いてもよい。また、コア間の一部にはギャップを設けてもよい。
○ 誘導機器としてトランスに適用したが、リアクトル等の他の誘導機器に適用してもよい。また、誘導機器は電気自動車やハイブリッド自動車に好適に適用することができる。
C1…一次コイル、C2…二次コイル、10…磁性コア、21…多層コイル基板、22…挿通孔、23a…第1外層巻線分、23b…第2外層巻線分、23c…内層巻線分、24…スルーホール、30…絶縁基板、40…配線シート、41…絶縁シート、42…巻線分。

Claims (5)

  1. 磁性コアと、前記磁性コアに巻回されるコイルとを備える誘導機器において、
    前記コイルは、多層コイル基板を複数、積み重ねるとともに、前記多層コイル基板同士を電気的に接続してなり、
    前記多層コイル基板は、前記コアを挿通させるための挿通孔を有し、前記挿通孔を周回する第1外層巻線分と、前記第1外層巻線分に接続され、前記挿通孔を周回する内層巻線分と、前記内層巻線分に接続され、前記挿通孔を周回する第2外層巻線分とをそれぞれ絶縁層を介して積層してなることを特徴とする誘導機器。
  2. 前記コイルを構成する前記多層コイル基板のうち、少なくとも一組の前記多層コイル基板は互いに直列に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の誘導機器。
  3. 前記コイルを構成する前記多層コイル基板のうち、少なくとも一組の前記多層コイル基板は互いに並列に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の誘導機器。
  4. 前記コイルを構成する前記多層コイル基板のうち、少なくとも一組の前記多層コイル基板は互いに直列に接続されるとともに、少なくとも一組の前記多層コイル基板は互いに並列に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の誘導機器。
  5. 前記第1外層巻線分及び前記第2外層巻線分は、スルーホールを通じて前記内層巻線分に導通されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の誘導機器。
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