JP2014075195A - コネクタ - Google Patents

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高志 桑原
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Abstract

【課題】接触信頼性が高く、製造容易な接続部材を提供する。
【解決手段】帯状金属板部101を、電池の端子部に連結されたおねじ部を包囲可能にほぼ環状に曲げた。ほぼ環状に曲げられた帯状金属板部101の軸方向Oの一端に、帯状金属板部101の軸方向Oの一端からバスバーのバスバー側接触面にほぼ垂直に延びる複数の第1突起部103を一体に形成した。ほぼ環状に曲げられた帯状金属板部101の軸方向Oの他端に、帯状金属板部101の軸方向Oの他端から電池の端子部の電池側接触面にほぼ垂直に延びる複数の第2突起部105を一体に形成した。
【選択図】図1

Description

この発明はコネクタに関する。
従来、図23〜図26に示すように、電気部品1900の端子基部1230とバスバー1800とを電気的に接続する導体接続ワッシャ1100が知られている(下記特許文献1参照)。なお、図23〜図26は下記特許文献1の図5、図4B、図1B、図7にそれぞれ対応する。但し、図中の符号は変更され、一部の符号は削除されている。
導体接続ワッシャ1100は金属板をプレス加工することによって形成される。図23、図24に示すように、導体接続ワッシャ1100は、中央にワッシャ穴1130を有する円形の板部1110と、板部1110の外周縁に一体に形成された複数のコンタクト突起1121−n,1122−n(n=1,2…,N)と、板部1110の内周縁に一体に形成された複数のコンタクト突起1123−m,1124−m(m=1,2…,M)とを有する。
コンタクト突起1121−n,1122−nは周方向へ交互に並び、コンタクト突起1121−nは板部1110の一方の面から突出し、コンタクト突起1122−nは板部1110の他方の面から突出している。
コンタクト突起1123−m,1124−mは周方向へ交互に並び、コンタクト突起1123−mは板部1110の一方の面から突出し、コンタクト突起1124−mは板部1110の他方の面から突出している。
コンタクト突起1121−n,1122−n,1123−m,1124−mと板部1110とのなす角度θ(図26参照)は90度より小さい。
図25に示すように、電気部品1900の端子1200は、円板状の端子基部1230と、端子基部1230の中心に垂直に一体形成された円柱状の軸1220と、軸1220の先端に一体形成された円板状の端子ヘッド1210とを有する。端子ヘッド1210の径は軸1220の径より大きい。
端子基部1230の上に導体接続ワッシャ1100が配置され、導体接続ワッシャ1100の上にバスバー1800が配置され、バスバー1800の上にカムブロック1300が配置されている。カムブロック1300の上には端子ヘッド1210が位置する。軸1220は、導体接続ワッシャ1100のワッシャ穴1130、バスバー1800のバスバー穴1810、カムブロック1300のスリット(図示せず)に通されている。電気部品1900の端子基部1230とバスバー1800とに挟まれた導体接続ワッシャ1100はカムブロック1300に押されて弾性変形する。
上述のよう導体接続ワッシャ1100のコンタクト突起1121−n,1122−n,1123−m,1124−mと板部1110とのなす角度θは90度より小さい(好ましくは50度〜70度)ので、導体接続ワッシャ1100が弾性変形するとき、コンタクト突起1121−n,1122−n,1123−m,1124−mが電気部品1900の端子基部1230の表面やバスバー1800の表面をワイピングし、それらの表面上の酸化膜が擦り落とされる。
特開2012−9411号公報(段落0023、0025〜0030、図5、図4B、図1B、図7等)
上述のように導体接続ワッシャ1100のコンタクト突起1121−n,1122−n,1123−m,1124−mと板部1110とのなす角度θは90度より小さいので、電気部品1900の端子基部1230とバスバー1800とに挟まれた導体接続ワッシャ1100にカムブロック1300から圧力が作用したとき、コンタクト突起1121−n,1122−n,1123−m,1124−mの固定端側の部分に曲げモーメントが生じ、コンタクト突起1121−n,1122−n,1123−m,1124−mの弾性変形によって角度θが小さくなる。
その結果、コンタクト突起1121−n,1123−mとバスバー1800の表面との間の接触力、コンタクト突起1122−n,1124−mと電気部品1900の端子基部1230の表面との間の接触力が小さくなり、これが接触信頼性を低下させる一因となるおそれがあった。
また、向きの異なるコンタクト突起1121−n,1122−n,1123−m,1124−mが交互に並ぶ複雑な形状の導体接続ワッシャ1100を製造するには、加工工数が多くなるため、製造コストが高くなる。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は、接触信頼性が高く、製造容易な接続部材を提供することである。
上述の課題を解決するため請求項1記載の発明は、第1接続対象物と第2接続対象物との間に挟まれるとともに固定手段を用いて加圧され、前記第1接続対象物と前記第2接続対象物とを電気的に接続する接続部材において、前記第2接続対象物に連結された前記固定手段のおねじ部を包囲可能にほぼ環状に曲げられた帯状金属板部と、ほぼ環状に曲げられた前記帯状金属板部の軸方向の一端に一体に形成され、その帯状金属板部の軸方向の一端から前記第1接続対象物の第1接触面にほぼ垂直に延びる複数の第1突起部と、ほぼ環状に曲げられた前記帯状金属板部の軸方向の他端に一体に形成され、その帯状金属板部の軸方向の他端から前記第2接続対象物の第2接触面にほぼ垂直に延びる複数の第2突起部とを備えていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の接続部材において、前記第1突起部のピッチと前記第2突起部のピッチとがずれていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の接続部材において、前記帯状金属板部に、第3接続対象物に電気的に接続するための端子部が一体に形成されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載の接続部材において、ほぼ環状に曲げられた前記帯状金属板部の周方向の両端が、その帯状金属板部の周方向で離れていることを特徴とする接続部材。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項記載の接続部材において、ほぼ環状に曲げられた前記帯状金属板部の周方向の両端が、その帯状金属板部の半径方向で離れていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項記載の接続部材において、ほぼ環状に曲げられた前記帯状金属板部の周方向の両端がその帯状金属板部の軸方向でずれていることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、ほぼ環状に曲げられた前記帯状金属板部の周方向の一端側部分と他端側部分とが、その帯状金属板部の径方向で対向することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、第1接続対象物と第2接続対象物との間に挟まれるとともに固定手段を用いて加圧され、前記第1接続対象物と前記第2接続対象物とを電気的に接続する接続部材において、前記第2接続対象物に連結された前記固定手段のおねじ部を包囲可能にほぼ環状に曲げられた第1帯状金属板部と、ほぼ環状に曲げられ、前記第1帯状金属板部の外側に前記第1帯状金属板部に対してほぼ同心円状に配置された第2帯状金属板部と、前記第1帯状金属板部と前記第2帯状金属板部とを連結する連結部と、ほぼ環状に曲げられた前記第1、第2帯状金属板部のそれぞれの軸方向の一端に一体に形成され、その第1、第2帯状金属板部のそれぞれの軸方向の一端から前記第1接続対象物の第1接触面にほぼ垂直に延びる複数の第1突起部と、ほぼ環状に曲げられた前記第1、第2帯状金属板部のそれぞれの軸方向の他端に一体に形成され、その第1、第2帯状金属板部のそれぞれの軸方向の他端から前記第2接続対象物の第2接触面にほぼ垂直に延びる複数の第2突起部とを備えていることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の接続部材において、前記第1突起部のピッチと前記第2突起部のピッチとがずれていることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項8又は9記載の接続部材において、前記第2帯状金属板部に、第3接続対象物に電気的に接続するための端子部が一体に形成されていることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項8〜10のいずれか1項記載の接続部材において、ほぼ環状に曲げられた前記第1帯状金属板部とほぼ環状に曲げられた前記第2帯状金属板部との少なくとも一方の帯状金属板部の周方向の両端が、その帯状金属板部の周方向で離れていることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項8〜11のいずれか1項記載の接続部材において、ほぼ環状に曲げられた前記第1帯状金属板部とほぼ環状に曲げられた前記第2帯状金属板部との少なくとも一方の帯状金属板部の周方向の両端が、その帯状金属板部の半径方向で離れていることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項8〜12のいずれか1項記載の接続部材において、ほぼ環状に曲げられた前記第1帯状金属板部の周方向の両端がその第1帯状金属板部の軸方向でずれ、ほぼ環状に曲げられた前記第2帯状金属板部の周方向の両端がその第2帯状金属板部の軸方向でずれていることを特徴とする接続部材。
請求項14記載の発明は、請求項8〜12のいずれか1項記載の接続部材において、ほぼ環状に曲げられた前記第1帯状金属板部とほぼ環状に曲げられた前記第2帯状金属板部との少なくとも一方の帯状金属板部の周方向の一端側部分と他端側部分とが、その帯状金属板部の径方向で対向することを特徴とする。
請求項15記載の発明は、第1接続対象物と第2接続対象物との間に挟まれるとともに固定手段を用いて加圧され、前記第1接続対象物と前記第2接続対象物とを電気的に接続する接続部材において、前記第2接続対象物に連結された前記固定手段のおねじ部を包囲可能にほぼ渦状に曲げられた帯状金属板部と、渦状に曲げられた前記帯状金属板部の軸方向の一端に一体に形成され、その帯状金属板部の軸方向の一端から前記第1接続対象物の第1接触面にほぼ垂直に延びる複数の第1突起部と、渦状に曲げられた前記帯状金属板部の軸方向の他端に一体に形成され、その帯状金属板部の軸方向の他端から前記第2接続対象物の第2接触面にほぼ垂直に延びる複数の第2突起部とを備えていることを特徴とする。
請求項16記載の発明は、請求項15記載の接続部材において、前記第1突起部のピッチと前記第2突起部のピッチとがずれていることを特徴とする。
請求項17記載の発明は、請求項15又は16記載の接続部材において、ほぼ渦状に曲げられた前記帯状金属板部の周方向の両端がその帯状金属板部の軸方向でずれていることを特徴とする。
請求項17記載の発明は、請求項15〜17のいずれか1項記載の接続部材において、 前記帯状金属板部に、第3接続対象物に電気的に接続するための端子部が一体に形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、接触信頼性が高く、製造容易な接続部材を提供することができる。
図1はこの発明の第1実施形態に係る接続部材の斜視図である。 図2は図1に示す接続部材の展開形状を示す平面図である。 図3は図1に示す接続部材の一部分の拡大側面図である。 図4は図1に示す接続部材の使用状態を示す側面図である。 図5は第1実施形態の第1変形例に係る接続部材の一部分の拡大側面図である。 図6は第1実施形態の第2変形例に係る接続部材の一部分の拡大側面図である。 図7は第1実施形態の第3変形例に係る接続部材の一部分の拡大側面図である。 図8は第1実施形態の第4変形例に係る接続部材の一部分の拡大側面図である。 図9は第1実施形態の第5変形例に係る接続部材の一部分の拡大側面図である。 図10は第1実施形態の第6変形例に係る接続部材の斜視図である。 図11は第1実施形態の第7変形例に係る接続部材の展開形状の一部分を示す拡大図である。 図12は第1実施形態の第8変形例に係る接続部材の斜視図である 図13はこの発明の第2実施形態に係る接続部材の斜視図である。 図14は図13に示す接続部材の展開形状を示す平面図である。 図15は第2実施形態の第1変形例に係る接続部材の展開形状を示す平面図である。 図16は第2実施形態の第2変形例に係る接続部材の斜視図である。 図17は第2実施形態の第3変形例に係る接続部材の展開形状を示す平面図である。 図18は第2実施形態の第4変形例に係る接続部材の斜視図である。 図19はこの発明の第3実施形態に係る接続部材の斜視図である。 図20は第3実施形態の第1変形例に係る接続部材の一部分の拡大側面図である。 図21は第3実施形態の第2変形例に係る接続部材の斜視図である。 図22は第3実施形態の第3変形例に係る接続部材の展開形状の一部分を示す拡大図である。 図23は導体接続ワッシャの斜視図である。 図24は図23に示す導体接続ワッシャの側面図である。 図25は図23に示す導体接続ワッシャの使用状態を示す側面図である。 図26は図23に示す導体接続ワッシャを電気部品の端子基部とバスバーとで挟んだ状態を示す断面図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、この発明の第1実施形態の接続部材を図1〜図4に基づいて説明する。
図4に示すように、接続部材100は、バスバー(第1接続対象物)501と電池(第2接続対象物)503とに挟まれて、バスバー501と電池503とを電気的に接続するものである。接続部材100は後述のように固定手段505によって加圧される。
バスバー501は純銅等の金属で形成される。バスバー501の一端部には挿入孔501aが形成されている。バスバー501の下面の挿入孔501a周辺部分には、接続部材100の第1突起部103(図1参照)が接触するバスバー側接触面(第1接触面)501bが形成されている。
電池503は端子部503aを有する。端子部503aの上面には、接続部材100の第2突起部105(図1参照)が接触する電池側接触面(第2接触面)503bが形成されている。端子部503aはアルミニウム等の金属で形成される。
固定手段505はおねじ部505aとナット505bとで構成されている。おねじ部505aは電池503の端子部503aに連結されている。バスバー501とナット505bとの間にはスプリングワッシャ505cが配置されている。
図1〜図3に示すように、接続部材100は帯状金属板部101と複数の第1突起部103と複数の第2突起部105とを備えている。
帯状金属板部101は、おねじ部505aを包囲可能にほぼ環状に曲げられている(図1、図4参照)。
ほぼ環状に曲げられた帯状金属板部101の周方向Cの両端Ce,Ceは、その帯状金属板部101の周方向Cで離れている。
ほぼ環状に曲げられた帯状金属板部101の軸方向Oの一端には、複数の第1突起部103が一体に形成されている。複数の第1突起部103は、ほぼ環状に曲げられた帯状金属板部101の軸方向Oの一端からバスバー501のバスバー側接触面501bに向かってほぼ垂直に延びる(図4参照)。第1突起部103の形状は三角形である(図3参照)。
ほぼ環状に曲げられた帯状金属板部101の軸方向Oの他端には、複数の第2突起部105が一体に形成されている。複数の第2突起部105は、ほぼ環状に曲げられた帯状金属板部101の軸方向Oの他端から端子部503aの電池側接触面503bに向かって垂直に延びる(図4参照)。第2突起部105の形状は三角形である(図3参照)。
第1突起部103のピッチと第2突起部105のピッチとは一致している(図3参照)。
接続部材100を製造するには、まず、金属板を図2に示す展開形状に打ち抜いて平板状の接続部材100を製造し、その後、接続部材100を環状に曲げればよい。但し、曲げた後の接続部材100の内径が固定手段505のおねじ部505aの外径よりも大きくなり、曲げた後の接続部材100の外径がバスバー側接触面501bの幅及び電池側接触面503bの外径よりもそれぞれ小さくなるように、接続部材100を曲げなければならない。この曲げ加工を、例えば、接続部材100を3つのローラー(図示せず)の間に通す周知の加工方法で行なうこともできるし、手作業で行なうこともできる。接続部材100の材料としてはバスバー501や端子部503aよりも硬い金属が適する。例えば、バスバー501の材料が純銅であり、端子部503aの材料がアルミニウムであるとき、接続部材100の材料は銅合金が適する。
接続部材100を用いてバスバー501と電池503とを電気的に接続するには、まず、図4に示すように、電池503の端子部503a上に、接続部材100、バスバー501を順次重ねる。このとき、おねじ部505aは、接続部材100、バスバー501の挿入孔501aにそれぞれ通される。その後、バスバー501の挿入孔501aから上方へ突出したおねじ部505aにスプリングワッシャ505cを装着する。最後に、おねじ部505aにナット505bを嵌め、ナット505bを締め込めばよい。その結果、バスバー501が固定手段505によって端子部503aに接続部材100を介して固定されるとともに、接続部材100がバスバー501と端子部503aとで挟まれ、バスバー501のバスバー側接触面501bと接続部材100の第1突起部103との間に所定の接触力が作用し、電池側接触面503bと接続部材100の第2突起部105との間に所定の接触力が作用し、バスバー501と電池503とが電気的に接続される。
第1突起部103はほぼ環状に曲げられた帯状金属板部101の軸方向Oの一端からバスバー501のバスバー側接触面501bに向かってほぼ垂直に延びているので、ナット505bを締め込んだとき、第1突起部103がバスバー側接触面501bにほぼ垂直に当たり、第1突起部103に曲げモーメントが生じない。したがって、バスバー501のバスバー側接触面501bと接続部材100の第1突起部103との間に大きな接触力が作用する。
同様に、第2突起部105はほぼ環状に曲げられた帯状金属板部101の軸方向の他端から電池503の端子部503aの電池側接触面503bに向かってほぼ垂直に延びているので、ナット505bを締め込んだとき、第2突起部105が電池側接触面503bにほぼ垂直に当たり、第2突起部105に曲げモーメントが生じない。したがって、電池側接触面503bと接続部材100の第2突起部105との間にも大きな接触力が作用する。
第1実施形態によれば、上述のようにナット505bを締め込んだとき、第1突起部103、第2突起部105に曲げモーメントが生じないので、第1突起部103はバスバー側接触面501bに形成された酸化皮膜を確実に突き破るとともに、第2突起部105は電池側接触面503bに形成された酸化皮膜を確実に突き破る。また、バスバー501のバスバー側接触面501bと接続部材100の第1突起部103との間に大きな接触力が作用すると同時に、電池側接触面503bと接続部材100の第2突起部105との間にも大きな接触力が作用する。したがって、高い接触信頼性が得られる。
また、接続部材100を打抜き加工と簡単な曲げ加工とにより形成できるので、製造容易である。
更に、ほぼ環状に曲げられた帯状金属板部101の軸方向Oの一端に第1突起部103を、その他端に第2突起部105をそれぞれ一体に形成したので、接続部材100とバスバー側接触面501bや電池側接触面503bとの接触点を増やすことができ、許容電流値を大きくすることができる。
次に、この発明の第1実施形態の接続部材の第1変形例を図5に基づいて説明する。
第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
第1実施形態では、第1突起部103のピッチと第2突起部105のピッチとは一致しているが(図3参照)、第1変形例の接続部材100Aでは、第1突起部103Aのピッチと第2突起部105Aのピッチとが半ピッチ分ずれている(図5参照)。その結果、接続部材100Aの軸方向Oの高さh1を図1に示す接続部材100の軸方向Oの高さh(図3参照)と同じにした場合、第1変形例の隣接する第1突起部103A間の谷底と、この谷底と最も近い、隣接する第2突起部105A間の谷底との間隔a1(図5参照)は、第1実施形態の隣接する第1突起部103間の谷底と、この谷底と最も近い、隣接する第2突起部105間の谷底との間隔a(図3参照)よりも大きくなる。
第1変形例は第1実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、間隔a1が大きくなるので、接続部材100Aの強度が第1実施形態の接続部材100の強度よりも高くなる。
なお、第1突起部103Aのピッチと第2突起部105Aのピッチとがずれているか否かという点を除き、第1変形例の接続部材100Aの構成と第1実施形態の接続部材100の構成とは共通である。
次に、この発明の第1実施形態の接続部材の第2変形例を図6に基づいて説明する。
第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
第1実施形態では、第1突起部103のピッチと第2突起部105のピッチとが一致し(図3参照)、第1突起部103間の谷底と第2突起部105間の谷底とが周方向Cでずれていないので、帯状金属板部101の軸方向Oの長さを大きくすることにより、第1突起部103側の谷底と第2突起部105側の谷底との間隔a(図3参照)を一定の長さにする必要がある。これに対し、第2変形例では、第1突起部103Bのピッチと第2突起部105Bのピッチとが半ピッチ分ずれ(図6参照)、第1突起部103B間の谷底と第2突起部105B間の谷底とが周方向Cで半ピッチ分ずれているので、帯状金属板部101の軸方向Oの長さを大きくしなくとも、第1実施形態の間隔aと同じ長さの間隔a2(図6参照)を、第1突起部103B側の谷底と第2突起部105B側の谷底との間に確保することができる。その結果、第1実施形態の接続部材100と同程度の強度を維持しつつ、接続部材100Bの軸方向Oの高さh2(図6参照)を第1実施形態の接続部材100の軸方向Oの高さh(図3参照)よりも低くすることができる。
第2変形例は第1実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、接続部材100Bの軸方向Oの高さh2を低くできるので、接続部材の低背化の要求に応えられる。
なお、第1突起部103Bのピッチと第2突起部105Bのピッチとがずれているか否かという点を除き、第2変形例の接続部材100Bの構成と第1実施形態の接続部材100の構成とは共通である。
次に、この発明の第1実施形態の接続部材の第3〜第5変形例を図7〜図9に基づいて説明する。
第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
上述の第1実施形態、第1変形例、第2変形例の接続部材100,100A,100Bの第1突起部103,103A,103Bや第2突起部105,105A,105Bの形状はいずれも三角形であるが、図7〜図9に示すように、接続部材100C,100D,100Eの第1突起部103C,103D,103Eや第2突起部105C,105D,105Eの形状は三角形に限られない。
図7に示す第3変形例の接続部材100Cの第1突起部103C及び第2突起部105Cの形状はほぼ鋸歯状である。
図8に示す第4変形例の接続部材100Dの第1突起部103D及び第2突起部105Dの形状はほぼ半円形である。
図9に示す第5変形例の接続部材100Eの第1突起部103E及び第2突起部105Eの形状は二次曲線と軸方向Oに平行な直線とからなるほぼ波形である。
第3〜第5変形例は第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
なお、第1突起部103C,103D,103E及び第2突起部105C,105D,105Eの形状が第1実施形態の接続部材100の第1突起部103及び第2突起部105の形状と異なっている点を除き、第3、第4、第5変形例の接続部材100C,100D,100Eの構成と第1実施形態の接続部材100の構成とは共通である。
次に、この発明の第1実施形態の接続部材の第6変形例を図10に基づいて説明する。
第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
第6変形例の接続部材100Fでは、ほぼ環状に曲げられた帯状金属板部101Fの周方向Cの両端Ce,Ceが、その帯状金属板部101Fの軸方向Oでずれている(図10参照)。
上述のようにほぼ環状に曲げられた帯状金属板部101Fの周方向Cの両端Ce,Ceが、その帯状金属板部101Fの軸方向Oでずれているので、ナット505bが締め込まれて、バスバー501と電池503の端子部503aとの間の接続部材100Fが圧縮されたとき、第1突起部103はバスバー側接触面501bをワイピングし、第2突起部105は電池側接触面503bをワイピングする。
第6変形例は第1実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、接続部材100Fが圧縮されたとき、接続部材100Fはバスバー側接触面501b及び電池側接触面503bをワイピングするので、酸化膜が擦り落とされ、接触信頼性をより向上させることができる。
なお、帯状金属板部101Fの周方向Cの両端Ce,Ceが帯状金属板部101Fの軸方向Oでずれているか否かという点を除き、第6変形例の接続部材100Fの構成と第1実施形態の接続部材100の構成とは共通である。
次に、この発明の第1実施形態の接続部材の第7変形例を図11に基づいて説明する。
第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
第7変形例の接続部材100Gでは、帯状金属板部101に、図示しないケーブル(第3接続対象物)を電気的に接続するための端子部107が一体に形成されている。
第7変形例は第1実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、第7変形例の接続部材100Gは端子部107を有するので、例えば電圧監視用の装置(図示せず)に接続されたケーブル(図示せず)を接続するための端子部を電池503などの第2接続対象物に設ける必要がなくなる。
なお、帯状金属板部101に端子部107が一体に形成されているか否かという点を除き、第7変形例の接続部材100Gの構成と第1実施形態の接続部材100の構成とは共通である。
次に、この発明の第1実施形態の接続部材の第8変形例を図12に基づいて説明する。
第1実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第1実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
第8変形例の接続部材100Hでは、ほぼ環状に曲げられた帯状金属板部101Hの周方向Cの両端Ce,Ceが、その帯状金属板部101Hの径方向Rで離れているとともに、周方向Cで離れている。更に、ほぼ環状に曲げられた帯状金属板部101Hの周方向Cの一端側部分Cepと他端側部分Cepとが、その帯状金属板部101Hの径方向Rで対向している。
第8変形例は図1に示す実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、第1突起部103や第2突起部105の数を増やすことができるので、電気抵抗を小さくすることができ、許容電流値を大きくすることができる。
なお、帯状金属板部101Hの周方向Cの両端Ce,Ceが帯状金属板部101Hの径方向R及び周方向Cのそれぞれで離れているか否かという点を除き、第8変形例の接続部材100Hの構成と第1実施形態の接続部材100の構成とは共通である。
次に、この発明の第2実施形態の接続部材を図13、図14に基づいて説明する。
第2実施形態の接続部材200は、第1実施形態の接続部材100と同様に、バスバー501と電池503との間に挟まれるとともに固定手段505を用いて加圧され、バスバー501と電池503とを電気的に接続するものである。
図13、図14に示すように、接続部材200は第1帯状金属板部201と第2帯状金属板部202と第1突起部203と第2突起部205と連結部206とを備えている。
第1帯状金属板部201は第1実施形態の接続部材100と同様に固定手段505のおねじ部505aを包囲可能にほぼ環状に曲げられている(図13参照)。
第2帯状金属板部202はほぼ環状に曲げられ、第1帯状金属板部201の外側に第1帯状金属板部201に対してほぼ同心円状に配置されている。ほぼ環状に曲げられた第2帯状金属板部202の外径はバスバー側接触面501bの幅や電池側接触面503bの外径よりも小さい。
連結部206は第1帯状金属板部201と第2帯状金属板部202とを連結する。
第1突起部203は、ほぼ環状に曲げられた第1、第2帯状金属板部201,202のそれぞれの軸方向Oの一端に一体に形成され、その第1、第2帯状金属板部201,202のそれぞれの軸方向Oの一端からバスバー501のバスバー側接触面501bに向かってほぼ垂直に延びる。
第2突起部205は、ほぼ環状に曲げられた第1、第2帯状金属板部201,202のそれぞれの軸方向Oの他端に一体に形成され、その第1、第2帯状金属板部201,202のそれぞれの軸方向Oの他端から電池503の端子部503aの電池側接触面503bに向かってほぼ垂直に延びる。
接続部材200を製造するには、第1実施形態の接続部材100と同様に、まず、弾性を有する金属板を図14に示す展開形状に打ち抜く。
次に、第1帯状金属板部201を環状に曲げる。
その後、連結部206を第1帯状金属板部201の径方向外側へ直角(軸方向Oに対して垂直)に折り曲げる。
次に、第2帯状金属板部202を連結部206に対して直角に折り曲げる。
最後に、第2帯状金属板部202が環状の第1帯状金属板部201と同軸の環状になるように、第2帯状金属板部202を曲げる(図13参照)。
第2実施形態の接続部材200の使用方法は第1実施形態の接続部材100と同様である。
第2実施形態の接続部材200は第1実施形態の接続部材100と同様の作用効果を奏するとともに、第2実施形態の接続部材200は第1帯状金属板部201と第2帯状金属板部202とを備えているので、第1実施形態の接続部材100よりも第1突起部203及び第2突起部205の数を多くすることができ、電気抵抗を小さくして許容電流値を大きくすることができる。
次に、この発明の第2実施形態の接続部材の変形例(第9変形例)を図15に基づいて説明する。
第2実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第2実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
図13、図14に示す第2実施形態では、第1突起部203のピッチと第2突起部205のピッチとは一致しているが(図14参照)、第9変形例の接続部材200Aでは、第1突起部203Aのピッチと第2突起部205Aのピッチとが半ピッチ分ずれている(図15参照)。
第9変形例の接続部材200Aは第2実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、第1変形例又は第2変形例と同様の作用効果を奏する。
なお、第1突起部203Aのピッチと第2突起部205Aのピッチとがずれているか否かという点を除き、第9変形例の接続部材200Aの構成と第2実施形態の接続部材200の構成とは共通である。
次に、この発明の第2実施形態の接続部材の他の変形例(第10変形例)を図16に基づいて説明する。
第2実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第2実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
この第10変形例の接続部材200Bでは、ほぼ環状に曲げられた第1帯状金属板部201Bの周方向Cの両端Ce,Ceが、その第1帯状金属板部201Bの軸方向Oでずれている。
第1帯状金属板部201Bと同様に、ほぼ環状に曲げられた第2帯状金属板部202Bの周方向Cの両端Ce,Ceが、その第2帯状金属板部202Bの軸方向Oでずれている。
第10変形例は第2実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、接続部材200Bがバスバー側接触面501b及び電池側接触面503bをワイピングするので、酸化膜が擦り落とされ、接触信頼性をより向上させることができる。
なお、ほぼ環状に曲げられた第1帯状金属板部201Bの周方向Cの両端Ce,Ceが、その第1帯状金属板部201Bの軸方向Oでずれているか否かという点、ほぼ環状に曲げられた第2帯状金属板部202Bの周方向Cの両端Ce,Ceが、その第2帯状金属板部202Bの軸方向Oでずれているか否かという点を除き、第10変形例の接続部材200Bの構成と第2実施形態の接続部材200の構成とは共通である。
次に、この発明の第2実施形態の接続部材の他の変形例(第11変形例)を図17に基づいて説明する。
第2実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第2実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
第11変形例の接続部材200Cでは、第2帯状金属板部202に、第3接続対象物に電気的に接続するための端子部207が一体に形成されている。
第11変形例は第2実施形態や第7変形例と同様の作用効果を奏する。
なお、第2帯状金属板部202に、端子部207が一体に形成されているか否かという点を除き、第11変形例の接続部材200Cの構成と第2実施形態の接続部材200の構成とは共通である。
次に、この発明の第2実施形態の接続部材の他の変形例(第12変形例)を図18に基づいて説明する。
第2実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第2実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
第12変形例の接続部材200Dでは、ほぼ環状に曲げられた第1帯状金属板部201Dの周方向Cの両端Ce,Ceが、その第1帯状金属板部201Dの径方向Rで離れているとともに、周方向Cで離れている。更に、ほぼ環状に曲げられた第1帯状金属板部201Dの周方向Cの一端側部分Cepと他端側部分Cepとが、その第1帯状金属板部201Dの径方向Rで対向している。また、ほぼ環状に曲げられた第2帯状金属板部202Dの周方向Cの両端Ce,Ceが、その第2帯状金属板部202Dの径方向Rで離れているとともに、周方向Cで離れている。更に、ほぼ環状に曲げられた第2帯状金属板部202Dの周方向Cの一端側部分Cepと他端側部分Cepとが、その第2帯状金属板部202Dの径方向Rで対向している。
第12変形例は第2実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、第1突起部203や第2突起部205の数を増やすことができるので、電気抵抗を小さくすることでき、許容電流値を大きくすることができる。
なお、ほぼ環状に曲げられた1帯状金属板部201Dの周方向Cの両端Ce,Ceが、その第1帯状金属板部201Dの径方向R及び周方向Cのそれぞれで離れているか否かという点、第2帯状金属板部202Dの周方向Cの両端が第2帯状金属板部202Dの径方向R及び周方向Cのそれぞれで離れているか否かという点を除き、第12変形例の接続部材200Dの構成と第2実施形態の接続部材200の構成とは共通である。
次に、この発明の第3実施形態の接続部材を図19に基づいて説明する。
第3実施形態の接続部材300は、第1実施形態等の接続部材100と同様に、バスバー501と電池503との間に挟まれるとともに固定手段505を用いて加圧され、バスバー501と電池503とを電気的に接続するものである。
図19に示すように、接続部材300は帯状金属板部301と第1突起部303と第2突起部305とを備えている。
帯状金属板部301は、第1実施形態等の接続部材100と同様に固定手段505のおねじ部505aを包囲可能にほぼ渦状に曲げられている(図19参照)。
第1突起部303は、渦状に曲げられた帯状金属板部301の軸方向Oの一端に一体に形成され、その帯状金属板部301の軸方向Oの一端からバスバー501のバスバー側接触面501bに向かってほぼ垂直に延びる。
第2突起部305は、渦状に曲げられた帯状金属板部301の軸方向Oの他端に一体に形成され、その帯状金属板部301の軸方向Oの他端から電池503の端子部503aの電池側接触面503bに向かってほぼ垂直に延びる。
第3実施形態の接続部材300の製造方法及び使用方法は第1実施形態の接続部材100と同様である。なお、接続部材300が圧縮されたとき、第1突起部303の全部がバスバー側接触面501bに接触し、第2突起部305の全部が電池側接触面503bに接触する点も、第1実施形態と同様である。
第3実施形態の接続部材300は第1実施形態の接続部材100と同様の作用効果を奏するとともに、第3実施形態の接続部材300は帯状金属板部301がほぼ渦状に曲げられているので、第1実施形態の接続部材100よりも第1突起部303及び第2突起部305の数を多くすることができ、電気抵抗を小さくして許容電流値を大きくすることができる。
次に、この発明の第3実施形態の接続部材の変形例(第13変形例)を図20に基づいて説明する。
第3実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第3実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
第3実施形態では、第1突起部303のピッチと第2突起部305のピッチとは一致しているが、第13変形例の接続部材300Aでは、第1突起部303Aのピッチと第2突起部305Aのピッチとが半ピッチ分ずれている。
第13変形例の接続部材300Aは第3実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、第1変形例又は第2変形例と同様の作用効果を奏する。
なお、第1突起部303Aのピッチと第2突起部305Aのピッチとがずれているか否かという点を除き、第13変形例の接続部材300Aの構成と第3実施形態の接続部材300の構成とは共通である。
次に、この発明の第3実施形態の接続部材の他の変形例(第14変形例)を図21に基づいて説明する。
第3実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第3実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
第14変形例の接続部材300Bのほぼ渦状に曲げられた帯状金属板部301Bの周方向Cの両端Ce,Ceが帯状金属板部301Bの軸方向Oでずれている。
第14変形例は第3実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、接続部材300Bが圧縮されたとき、接続部材300Bはバスバー側接触面501b及び電池側接触面501bをワイピングするので、酸化膜が擦り落とされ、接触信頼性をより向上させることができる。
なお、帯状金属板部301Bの周方向Cの両端Ce,Ceが、その帯状金属板部301Bの軸方向Oでずれているか否かという点を除き、第14変形例の接続部材300Bの構成と第3実施形態の接続部材300の構成とは共通である。
次に、この発明の第3実施形態の接続部材の他の変形例(第15変形例)を図22に基づいて説明する。
第3実施形態と共通する部分については同一符号を付してその説明を省略する。以下、第3実施形態との主な相違部分についてだけ説明する。
第15変形例の接続部材300Cでは、帯状金属板部301に、第3接続対象物に電気的に接続するための端子部307が一体に形成されている。
第15変形例は第3実施形態や第7変形例と同様の作用効果を奏する。
なお、帯状金属板部301に端子部307が一体に形成されているか否かという点を除き、第15変形例の接続部材300Cの構成と第3実施形態の接続部材300の構成とは共通である。
また、上述の実施形態、変形例では、電池503の端子部503aに一体的に連結されたおねじ部505aとおねじ部505aに嵌めるナット505bとで構成される固定手段505を採用したが、例えば電池503の端子部503aに形成されためねじ部(図示せず)にねじ込まれる頭部付ボルト(図示せず)を固定手段として採用してもよい。
なお、上述のほぼ環状には、帯状金属板部の描くほぼC字形、ほぼ楕円形、ほぼ三角形、ほぼ四角形等の形も含まれる。
100,100A,100B,100C,100D,100E,100F,100G,100H:接続部材、
101,101F,101H:帯状金属板部、
103,103A,103B,103C,103D,103E:第1突起部、
105,105A,105B,105C,105D,105E:第2突起部、
107:端子部、
200,200A,200B,200C,200D:接続部材、
201,201B,201D:第1帯状金属板部、
202,202B,202D:第2帯状金属板部、
203,203A:第1突起部、
205,205A:第2突起部、
206:連結部、
207:端子部、
300,300A,300B,300C:接続部材、
301,301B:帯状金属板部、
303,303A:第1突起部、
305,305A:第2突起部、
307:端子部、
501:バスバー(第1接続対象物)、
501a:挿入孔、
501b:バスバー側接触面(第1接触面)、
503:電池(第2接続対象物)
503a:端子部、
503b:電池側接触面(第2接触面)、
505:固定手段、
505a:おねじ部、
505b:ナット、
505c:スプリングワッシャ、
C:周方向、
O:軸方向、
R:径方向、
Ce:帯状金属板部の周方向の端、
Cep:帯状金属板部の一端側部分又は他端側部分。

Claims (18)

  1. 第1接続対象物と第2接続対象物との間に挟まれるとともに固定手段を用いて加圧され、前記第1接続対象物と前記第2接続対象物とを電気的に接続する接続部材において、
    前記第2接続対象物に連結された前記固定手段のおねじ部を包囲可能にほぼ環状に曲げられた帯状金属板部と、
    ほぼ環状に曲げられた前記帯状金属板部の軸方向の一端に一体に形成され、その帯状金属板部の軸方向の一端から前記第1接続対象物の第1接触面にほぼ垂直に延びる複数の第1突起部と、
    ほぼ環状に曲げられた前記帯状金属板部の軸方向の他端に一体に形成され、その帯状金属板部の軸方向の他端から前記第2接続対象物の第2接触面にほぼ垂直に延びる複数の第2突起部と
    を備えていることを特徴とする接続部材。
  2. 前記第1突起部のピッチと前記第2突起部のピッチとがずれている
    ことを特徴とする請求項1記載の接続部材。
  3. 前記帯状金属板部に、第3接続対象物に電気的に接続するための端子部が一体に形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の接続部材。
  4. ほぼ環状に曲げられた前記帯状金属板部の周方向の両端が、その帯状金属板部の周方向で離れている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の接続部材。
  5. ほぼ環状に曲げられた前記帯状金属板部の周方向の両端が、その帯状金属板部の半径方向で離れている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の接続部材。
  6. ほぼ環状に曲げられた前記帯状金属板部の周方向の両端がその帯状金属板部の軸方向でずれている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の接続部材。
  7. ほぼ環状に曲げられた前記帯状金属板部の周方向の一端側部分と他端側部分とが、その帯状金属板部の径方向で対向する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の接続部材。
  8. 第1接続対象物と第2接続対象物との間に挟まれるとともに固定手段を用いて加圧され、前記第1接続対象物と前記第2接続対象物とを電気的に接続する接続部材において、
    前記第2接続対象物に連結された前記固定手段のおねじ部を包囲可能にほぼ環状に曲げられた第1帯状金属板部と、
    ほぼ環状に曲げられ、前記第1帯状金属板部の外側に前記第1帯状金属板部に対してほぼ同心円状に配置された第2帯状金属板部と、
    前記第1帯状金属板部と前記第2帯状金属板部とを連結する連結部と、
    ほぼ環状に曲げられた前記第1、第2帯状金属板部のそれぞれの軸方向の一端に一体に形成され、その第1、第2帯状金属板部のそれぞれの軸方向の一端から前記第1接続対象物の第1接触面にほぼ垂直に延びる複数の第1突起部と、
    ほぼ環状に曲げられた前記第1、第2帯状金属板部のそれぞれの軸方向の他端に一体に形成され、その第1、第2帯状金属板部のそれぞれの軸方向の他端から前記第2接続対象物の第2接触面にほぼ垂直に延びる複数の第2突起部と
    を備えていることを特徴とする接続部材。
  9. 前記第1突起部のピッチと前記第2突起部のピッチとがずれている
    ことを特徴とする請求項8記載の接続部材。
  10. 前記第2帯状金属板部に、第3接続対象物に電気的に接続するための端子部が一体に形成されている
    ことを特徴とする請求項8又は9記載の接続部材。
  11. ほぼ環状に曲げられた前記第1帯状金属板部とほぼ環状に曲げられた前記第2帯状金属板部との少なくとも一方の帯状金属板部の周方向の両端が、その帯状金属板部の周方向で離れている
    ことを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項記載の接続部材。
  12. ほぼ環状に曲げられた前記第1帯状金属板部とほぼ環状に曲げられた前記第2帯状金属板部との少なくとも一方の帯状金属板部の周方向の両端が、その帯状金属板部の半径方向で離れている
    ことを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項記載の接続部材。
  13. ほぼ環状に曲げられた前記第1帯状金属板部の周方向の両端がその第1帯状金属板部の軸方向でずれ、
    ほぼ環状に曲げられた前記第2帯状金属板部の周方向の両端がその第2帯状金属板部の軸方向でずれている
    ことを特徴とする請求項8〜12のいずれか1項記載の接続部材。
  14. ほぼ環状に曲げられた前記第1帯状金属板部とほぼ環状に曲げられた前記第2帯状金属板部との少なくとも一方の帯状金属板部の周方向の一端側部分と他端側部分とが、その帯状金属板部の径方向で対向する
    ことを特徴とする請求項8〜12のいずれか1項記載の接続部材。
  15. 第1接続対象物と第2接続対象物との間に挟まれるとともに固定手段を用いて加圧され、前記第1接続対象物と前記第2接続対象物とを電気的に接続する接続部材において、
    前記第2接続対象物に連結された前記固定手段のおねじ部を包囲可能にほぼ渦状に曲げられた帯状金属板部と、
    渦状に曲げられた前記帯状金属板部の軸方向の一端に一体に形成され、その帯状金属板部の軸方向の一端から前記第1接続対象物の第1接触面にほぼ垂直に延びる複数の第1突起部と、
    渦状に曲げられた前記帯状金属板部の軸方向の他端に一体に形成され、その帯状金属板部の軸方向の他端から前記第2接続対象物の第2接触面にほぼ垂直に延びる複数の第2突起部と
    を備えていることを特徴とする接続部材。
  16. 前記第1突起部のピッチと前記第2突起部のピッチとがずれている
    ことを特徴とする請求項15記載の接続部材。
  17. ほぼ渦状に曲げられた前記帯状金属板部の周方向の両端がその帯状金属板部の軸方向でずれている
    ことを特徴とする請求項15又は16記載の接続部材。
  18. 前記帯状金属板部に、第3接続対象物に電気的に接続するための端子部が一体に形成されている
    ことを特徴とする請求項15〜17のいずれか1項記載の接続部材。
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JP2022081444A (ja) * 2020-11-19 2022-05-31 ティーイー コネクティビティ ジャーマニー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツンク 高度に動的な用途のためのコンタクトリング

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7206357B2 (ja) 2020-11-19 2023-01-17 ティーイー コネクティビティ ジャーマニー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツンク 高度に動的な用途のためのコンタクトリング

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