JP2014075101A - 制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】速度飽和が生じていた動作範囲にまで制御領域を拡大するとともに、制御の安定及び追従性の向上を図ることのできる制御装置を提供することを目的とする。
【解決手段】制御装置1は、船体2を目標姿勢に一致させるための舵角指令を生成するメインループ20と、舵角指令に舵角を追従させるためのマイナーループ30と、速度飽和を補償するための速度飽和補償部40とを備えている。速度飽和補償部40は、速度飽和要素を含まない舵10の理想モデル41と、理想モデル41に舵角指令または舵角指令に基づく入力指令を入力した場合の仮想舵角と、舵10に舵角指令を入力した場合の実舵角との差分を速度飽和補償値として算出する差分演算部42と、速度飽和補償値を舵角指令にフィードバックし、舵角指令から速度飽和補償値を差し引いた値をマイナーループ30への舵角指令として入力させるフィードバック部43とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御装置に係り、特に、速度飽和を含むシステムに適用されて好適な制御装置に関するものである。
従来、水中航走体等の姿勢制御には、目標姿勢と現在の姿勢との差分に対して比例積分微分制御を行うことで得られた舵角指令を舵へ与え、船体の姿勢を目標姿勢に追従させることが行われている。
図11に、一般的な従来の制御装置50のブロック線図を示す。図11に示すように、船体51の姿勢θpと目標指令θpとの差分がPID制御部52に入力され、舵角指令φが生成される。舵角指令φは、舵54を制御する舵制御系に与えられ、舵54の舵角が舵角指令φに追従するように制御される。このようにして、舵角指令φに基づいて舵角が変化することで、船体51の姿勢も変化し、船体51の姿勢θpが目標指令θpに近づくこととなる。
特開平8−282589号公報
ところで、近年、目標姿勢に対する船体の応答性をより一層向上させることが要求されている。しかしながら、水中航走体等に設けられている舵は、舵角指令の急激な変化に追従することができないという速度飽和の要素を有している。このため、所定の振幅を超える領域或いは周波数が所定の周波数を超える領域の舵角指令が舵制御系に入力された場合には、実舵角がそのような指令に追従できず、速度飽和が生じてしまう。
速度飽和が生ずると、比較的大きな位相遅れが発生し、舵の応答性が極めて悪化する。これにより、例えば、船体が振動してしまい、制御系が不安定になるなどの問題があった。
更に、このような速度飽和が懸念される水中航走体等では、船体の制御系に設けられているPID制御部52の制御ゲインを上げることができず、動作領域が制限されてしまうため、一層の応答性の悪化を招いていた。
従来は、このような速度飽和を解消する対策として、舵に与える舵角指令の範囲を速度飽和の発生しない周波数領域及び振幅領域に制限するという消極的な解決策しか取られていなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、速度飽和が生じていた動作範囲にまで制御領域を拡大するとともに、制御の安定及び追従性の向上を図ることのできる制御装置を提供することを目的とする。
本発明の第1態様は、制御対象に対して操作量を与えるアクチュエータに速度飽和が生ずるシステムに適用され、前記制御対象を目標状態に一致させるための制御指令を生成するメインループと、前記制御指令に前記アクチュエータの操作量を追従させるためのマイナーループとを備える制御装置であって、速度飽和要素を含まない前記アクチュエータに関する理想モデルと、該理想モデルに前記制御指令または前記制御指令に基づく入力指令を入力した場合の仮想操作量と、前記アクチュエータに前記制御指令を入力した場合の実操作量との差分を速度飽和補償値として算出する差分演算手段と、前記速度飽和補償値を前記制御指令にフィードバックし、前記制御指令から前記速度飽和補償値を差し引いた値を前記マイナーループへの制御指令として入力させるフィードバック手段とを具備する制御装置である。
上記制御装置によれば、速度飽和要素を除いたアクチュエータに関する理想モデルを設け、理想モデルに制御指令または制御指令に基づく入力指令を入力した場合の仮想操作量と実操作量との差分を速度飽和補償値として算出し、この速度飽和補償値を制御指令にフィードバックする。そして、制御指令から速度飽和補償値を差し引いた値を制御指令としてマイナーループに与える。
これにより、アクチュエータの追従可能な範囲で最大の指令値をアクチュエータの制御系であるマイナーループに与えることが可能となる。この結果、アクチュエータの位相遅れを低減することができ、例えば、メインループにおけるPID制御器の制御ゲインを上げることが可能となる。よって、制御対象の制御、すなわち、メインループにおける動作領域を拡大することができ、制御対象の応答性を向上させることができる。
上記制御装置は、前記速度飽和補償値が入力されるローパスフィルタを有し、前記ローパスフィルタから出力された速度飽和補償値を前記制御指令にフィードバックすることとしてもよい。
上記制御装置によれば、ローパスフィルタを設けるので、制御に不要となる周波数帯の信号を速度飽和補償値から除去することが可能となる。
上記制御装置において、前記理想モデルは、前記実操作量、前記メインループから出力される制御指令、及び前記制御対象の状態の少なくともいずれか1つに応じて変更可能とされていてもよい。
上記制御装置によれば、アクチュエータの特性変動に応じて理想モデルを調整することができ、制御指令に対する追従性をより一層高めることが可能となる。
本発明の第2態様は、舵の舵角を変化させることにより船体の姿勢を制御する水中航走体に適用され、前記船体を目標姿勢に一致させるための舵角指令を生成するメインループと、前記舵角指令に舵角を追従させるためのマイナーループとを備える制御装置であって、速度飽和要素を含まない前記舵に関する理想モデルと、該理想モデルに前記舵角指令または前記舵角指令に基づく入力指令を入力した場合の仮想舵角と、前記舵に前記舵角指令を入力した場合の実舵角との差分を速度飽和補償値として算出する差分演算手段と、前記速度飽和補償値を前記舵角指令にフィードバックし、前記舵角指令から前記速度飽和補償値を差し引いた値を前記マイナーループへの舵角指令として入力させるフィードバック手段とを具備する制御装置である。
本発明によれば、速度飽和が生じていた動作範囲にまで制御領域を拡大するとともに、制御の安定及び追従性の向上を図ることができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係る制御装置のブロック線図の一例を示した図である。 図11に示した従来の制御装置に、舵角指令を与えた場合の舵角指令と実舵角との関係を示した図である。 図11に示した従来の制御装置に、図2と同一の舵角指令を与えた場合の舵角速度指令と実舵角速度との関係を示した図である。 図1に示した制御装置に、図2と同一の舵角指令を与えた場合の舵角指令と実舵角との関係を示した図である。 図1に示した制御装置に、図2と同一の舵角指令を与えた場合の舵角速度指令と実舵角速度との関係を示した図である。 図11に示した従来の制御装置に、ピッチ角指令を与えたときの応答性を示した図である。 図1に示した制御装置に、図6と同一のピッチ角指令を与えたときの応答性を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る制御装置の他の構成例を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る制御装置のブロック線図の一例を示した図である。 本発明の第3実施形態に係る制御装置のブロック線図の一例を示した図である。 従来の制御装置のブロック線図の一例を示した図である。
以下に、本発明の各実施形態に係る制御装置について、図面を参照して説明する。なお、本発明は、制御対象に対して操作量を与えるアクチュエータに速度飽和が生ずるシステムに広く適用されるものである。アクチュエータの一例としては、舵、翼などが挙げられ、制御対象の一例としては、船舶、水中航走体、ロケット、航空機等が挙げられる。
以下、制御対象として水中航走体を、アクチュエータとして舵を想定した場合の実施形態について説明するが、本発明の制御装置は、この範囲に限定されるものではなく、上記のごとく、速度飽和が生ずるシステムに広く利用されるものである。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係る制御装置1について、図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る制御装置1のブロック線図の一例を示している。図1に示すように、制御装置1が適用される水中航走体は、舵10の舵角を変化させることにより船体2の姿勢を制御するものである。
制御装置1は、船体2の姿勢θpを目標姿勢θpに一致させるための舵10への舵角指令φを生成するメインループ20と、舵角指令φに舵10の実舵角φを追従させるためのマイナーループ30と、速度飽和補償部40とを主な構成として備えている。
メインループ20は、船体2の姿勢θpをフィードバックするフィードバック部21と、この姿勢θpと目標姿勢θpとの差分を算出する差分演算部22と、差分演算部22の出力に対して比例積分微分制御を行い、舵10に対する舵角指令φを生成するPID制御部23とを主な構成として備えている。
PID制御部23から出力される舵角指令φは、後述する速度飽和補償部40から出力される速度飽和補償値φcが差し引かれることにより補正され、補正後の舵角指令φcが舵10の制御系であるマイナーループ30に入力される。
マイナーループ30は、実舵角φが舵角指令φcに一致するように舵を制御する。具体的には、マイナーループ30は、補正後の舵角指令φcと舵10の実舵角φとの差分を算出する差分演算部31を備え、差分演算部31の出力が舵指令として舵10に与えられる。これにより、舵54の舵角が舵角指令φに追従するように制御される。このようにして、舵角指令φcに基づいて舵角が変化することで、船体2の姿勢も変化し、船体2の姿勢θpが目標指令θpに近づくこととなる。
ここで、舵10は、速度飽和を含み、線形要素Gsvと速度飽和の要素である非線形要素N(a,ω)とを備えるモデルで表わされる。
舵10のモデルのうち、非線形要素を含まない線形要素Gsvの伝達関数には、舵の運動系の特性と舵の制御装置の特性が含まれる。
速度飽和補償部40は、理想モデル41、差分演算部42、及びフィードバック部43を主な構成として備えている。
理想モデル41は、舵10のモデルから速度飽和要素を排除したモデルであり、例えば、上述した舵10の線形モデルGsvと同じ伝達関数Gsvmを有する。
理想モデル41には、舵10に与えられる舵指令(φc−φ)が入力され、これに応じた仮想操作量φiを出力する。
差分演算部42は、理想モデル41から出力された仮想操作量φiと実舵角φとの差分を算出し、これを速度飽和補償値φcとして出力する。
フィードバック部43は、速度飽和補償値φcを制御指令φにフィードバックさせる。
このような制御装置1においては、船体2の姿勢θpがフィードバックされ、船体2の姿勢θpと目標姿勢θpとの差分がPID制御部23に出力される。PID制御部23では、この入力に対して船体2の姿勢θpを目標姿勢θpに追従させるための舵角指令φが生成される。
舵角指令φは、差分演算部24において速度飽和補償部40からの速度飽和補償値φcが差し引かれ、補償後の制御指令φcがマイナーループ30に入力される。
ここで、速度飽和補償値φcは、理想モデル、すなわち、速度飽和の要素N(a,ω)を有しない舵10の線形モデルGsvに対して舵指令を入力したときの仮想操作量φiから、速度飽和の要素N(a,ω)を有する実際の舵10のモデルに対して舵指令を入力したときの操作量である実舵角φを減算した値であり、これは、速度飽和の要素N(a,ω)が存在することによって追従が不可能となる舵の操作量に相当する。
従って、速度飽和の要素N(a,ω)によって追従不可能な指令の領域を事前に舵角指令φから差し引いた指令を、舵10の制御系であるマイナーループ30に舵角指令φcとして与えることで、舵10が追従可能な範囲の舵角指令の最大値をマイナーループ30に与えることが可能となる。
これにより、速度飽和の発生を回避し、舵10の実舵角φを舵角指令φcに追従させることが可能となる。そして、実舵角φが舵角指令φcに基づいて速やかに応答することで、水中航走体の船体2の姿勢θpを目標姿勢θpに速やかに追従することとなる。
以上、本実施形態に係る制御装置1によれば、速度飽和の要素を除いた舵10の線形モデルを理想モデル41として設け、理想モデル41に舵指令を入力した場合の仮想操作量φiと実舵角φとの差分を速度飽和補償値φcとして舵角指令φにフィードバックする。そして、舵角指令φから速度飽和補償値φcを差し引いた値φcを補償後の舵角指令としてマイナーループ30、換言すると、舵10の制御系に与える。
これにより、舵10の追従可能な範囲で最大の指令値を舵10の制御系に与えることが可能となり、速度飽和の発生を回避することが可能となる。この結果、舵10の位相遅れを低減することができ、メインループ20におけるPID制御部23の制御ゲインを上げることが可能となる。よって、船体制御における動作領域を拡大することができ、船体2の姿勢制御の応答性を向上させることができる。
図2は、図11に示した従来の制御装置50に、舵角指令を与えた場合の舵角指令と実舵角との関係を示した図である。図3は、図11に示した従来の制御装置50に、図2と同一の舵角指令を与えた場合の舵角速度指令と実舵角速度との関係を示した図である。また、図4は、図1に示した本実施形態に係る制御装置1に、図2と同一の舵角指令を与えた場合の舵角指令と実舵角との関係を示した図である。図5は、図1に示した本実施形態に係る制御装置1に、図2と同一の舵角指令を与えた場合の舵角速度指令と実舵角速度との関係を示した図である。
図2、図3に示すように、従来の制御装置50では、舵角指令、舵角速度指令に対する応答に約半周期の遅延が生じており、追従性が極めて悪いことがわかる。これに対し、図4及び図5に示すように、本実施形態に係る制御装置1によれば、舵角指令、舵角速度指令に対する応答にほとんど遅延が見られず、また、舵角の応答性に関しては、舵角指令に沿って略同じ動きをしていることがわかる。図2−図5に示した結果では、図11に示した従来の制御装置50と比較した場合に、本実施形態に係る制御装置1の位相遅れが約81%も低減されていることがわかる。このように、本実施形態に係る制御装置1によれば、従来に比べて高い応答性を実現できる。
更に、図6は、従来の制御装置50(図11参照)に、ピッチ角指令を与えたときの船体のピッチ角(図6(a)参照)、舵角(図6(b)参照)、舵角速度(図6(c)参照)の応答性を示した図であり、図7は本実施形態に係る制御装置1に、図6と同一のピッチ角指令を与えたときの船体のピッチ角(図7(a)参照)、舵角(図7(b)参照)、舵角速度(図7(c)参照)の応答性を示した図である。
図6に示すように、従来の制御装置50では、舵角速度指令に舵の速度が追従できず、舵角に位相遅れが発生し、これによりピッチ角に振動が生じている。
これに対し、図1に示した本実施形態に係る制御装置1によれば、舵角及び舵角速度が、舵角指令及び舵角速度指令に速やかに追従しているため、船体のピッチ角も指令に対して優れた追従性を示している。
このように、本実施形態に係る制御装置1によれば、従来よりも舵角及び舵角速度の追従性を向上させることができ、これにより、船体の姿勢制御の追従性を向上させることができる。
なお、本実施形態においては、図1に示すように、速度飽和補償部40を開ループとして設けていたが、図8に示すように、閉ループとしてもよい。ただし、この場合、Gsvmは、Gsvのみで閉ループとしたときの特性とした理想モデルである。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る制御装置について説明する。本実施形態に係る制御装置は、図9に示すように、図1に示した制御装置1の構成に加えて、速度飽和補償部40´のフィードバック部43にローパスフィルタ44を設けている。この構成によれば、差分演算部42から出力された速度飽和補償値φcは、ローパスフィルタ44を経由して制御指令φにフィードバックされる。このように、フィードバック部43にローパスフィルタ44を設けることにより、速度飽和補償値φcに含まれている、制御に不要な周波数帯域の信号を除去することが可能となる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態に係る制御装置について説明する。本実施形態に係る制御装置は、図10に示すように、図1に示した制御装置1の構成において、理想モデル41が可変とされている点で異なる。
具体的には、理想モデル41を実舵角φ、船体の姿勢θp、メインループ20から出力される制御指令φの少なくともいずれか1つに応じて可変とする。すなわち、舵10の動特性は、動作領域によって変わるおそれがあるため、これに伴い、理想モデル41も変更可能とすることが好ましい。そこで、本実施形態では、舵の動特性に影響を与えるような上記パラメータに基づいて理想モデル41を調整することとしている。例えば、理想モデル41を定義している一部のパラメータを実舵角φ、船体の姿勢θ、制御指令φ等に基づいて調整することで、理想モデル41を変更する。
このように、理想モデル41を可変にすることで、舵の特性変動に応じて理想モデルを調整することができ、制御指令に対する追従性をより一層高めることが可能となる。
1 制御装置
2 船体
10 舵
20 メインループ
21、43 フィードバック部
22、24、31、42 差分演算部
23 PID制御部
30 マイナーループ
40、40´ 速度飽和補償部
41 理想モデル
44 ローパスフィルタ

Claims (4)

  1. 制御対象に対して操作量を与えるアクチュエータに速度飽和が生ずるシステムに適用され、前記制御対象を目標状態に一致させるための制御指令を生成するメインループと、前記制御指令に前記アクチュエータの操作量を追従させるためのマイナーループとを備える制御装置であって、
    速度飽和要素を含まない前記アクチュエータに関する理想モデルと、
    該理想モデルに前記制御指令または前記制御指令に基づく入力指令を入力した場合の仮想操作量と、前記アクチュエータに前記制御指令を入力した場合の実操作量との差分を速度飽和補償値として算出する差分演算手段と、
    前記速度飽和補償値を前記制御指令にフィードバックし、前記制御指令から前記速度飽和補償値を差し引いた値を前記マイナーループへの制御指令として入力させるフィードバック手段と
    を具備する制御装置。
  2. 前記速度飽和補償値が入力されるローパスフィルタを有し、
    前記ローパスフィルタから出力された速度飽和補償値を前記制御指令にフィードバックする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記理想モデルは、前記実操作量、前記メインループから出力される制御指令、及び前記制御対象の状態の少なくともいずれか1つに応じて変更可能とされている請求項1または請求項2に記載の制御装置。
  4. 舵の舵角を変化させることにより船体の姿勢を制御する水中航走体に適用され、前記船体を目標姿勢に一致させるための舵角指令を生成するメインループと、前記舵角指令に舵角を追従させるためのマイナーループとを備える制御装置であって、
    速度飽和要素を含まない前記舵に関する理想モデルと、
    該理想モデルに前記舵角指令または前記舵角指令に基づく入力指令を入力した場合の仮想舵角と、前記舵に前記舵角指令を入力した場合の実舵角との差分を速度飽和補償値として算出する差分演算手段と、
    前記速度飽和補償値を前記舵角指令にフィードバックし、前記舵角指令から前記速度飽和補償値を差し引いた値を前記マイナーループへの舵角指令として入力させるフィードバック手段と
    を具備する制御装置。
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