JP6004877B2 - 制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、制御装置に係り、特に、速度飽和が生ずるシステムに適用されて好適な制御装置に関するものである。
従来、水中航走体等の姿勢制御には、目標姿勢と現在の姿勢との差分に対して比例積分微分制御を行うことで得られた舵角指令を舵へ与え、船体の姿勢を目標姿勢に追従させることが行われている。
図27に、一般的な従来の制御装置50のブロック線図を示す。図27に示すように、船体51の姿勢θpと目標指令θpとの差分がPID制御部52に入力され、舵角指令φが生成される。舵角指令φは、舵54を制御する舵制御系に与えられ、舵54の舵角が舵角指令φに追従するように制御される。このようにして、舵角指令φに基づいて舵角が変化することで、船体51の姿勢も変化し、船体51の姿勢θpが目標指令θpに近づくこととなる。
特開平8−282589号公報
ところで、近年、目標姿勢に対する船体の応答性をより一層向上させることが要求されている。しかしながら、水中航走体等に設けられている舵は、舵角指令の急激な変化に追従することができないという速度飽和の要素を有している。このため、所定の振幅を超える領域或いは周波数が所定の周波数を超える領域の舵角指令が舵制御系に入力された場合には、実舵角がそのような指令に追従できず、速度飽和が生じてしまう(図9、図16、図17参照)。
速度飽和が生ずると、比較的大きな位相遅れが発生し、舵の応答性が極めて悪化する。これにより、例えば、船体の制御が振動してしまい、制御が不安定になるなどの問題があった。更に、このような速度飽和が懸念される水中航走体等では、船体の制御系に設けられているPID制御部52の制御ゲインを上げることができず、動作領域が制限されてしまうため、一層の応答性の悪化を招いていた。
従来は、このような速度飽和を解消する対策として、舵に与える舵角指令の範囲を速度飽和の発生しない周波数領域及び振幅領域に制限するという消極的な解決策しか取られていなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、速度飽和による位相遅れを低減し、制御の安定及び追従性の向上を図ることのできる制御装置を提供することを目的とする。
本発明の第1態様は、制御対象に対して操作量を与えるアクチュエータに速度飽和が生ずるシステムに適用され、前記制御対象を目標状態に一致させるための前記アクチュエータの制御指令を生成する前記制御対象の運動制御系と、前記アクチュエータの制御指令に前記アクチュエータの操作量を追従させるためのアクチュエータの制御系とを備える制御装置であって、前記アクチュエータの制御系のフィードバックループに設けられた位相進み補償要素を有する安定化フィルタと、前記アクチュエータの出力である操作量の速度を検出する速度検出手段と、前記速度検出手段によって検出された速度が前記アクチュエータの動作速度の上限値に基づいて設定された所定の閾値以上か否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって、前記速度が前記閾値以上であると判定された場合に、前記安定化フィルタを挿入したフィードバックループとし、前記速度が前記閾値未満であると判定された場合に前記安定化フィルタを除いたフィードバックループとする切替手段とを具備する制御装置である。
このように、アクチュエータの制御系のフィードバックループに位相進み補償要素を有する安定化フィルタを設けることにより、アクチュエータの制御系の速度飽和に起因する位相遅れを低減でき、制御対象の運動制御系の制御を安定させることが可能となる。
更に、アクチュエータの動作速度に応じてフィードバックループを切り替えるので、例えば、アクチュエータの動作速度が速度飽和が生ずる速度に達していなかった場合には、安定化フィルタを経由せずに操作量をフィードバックさせることができる。これにより、速度飽和が発生しないときには、ハイゲインとならずに、従来通りの制御性能を発揮することが可能となる。この結果、より一層の制御の安定化を図ることが可能となる。
本発明の第2態様は、制御対象に対して操作量を与えるアクチュエータに速度飽和が生ずるシステムに適用され、前記制御対象を目標状態に一致させるための前記アクチュエータの制御指令を生成する前記制御対象の運動制御系と、前記アクチュエータの制御指令に前記アクチュエータの操作量を追従させるためのアクチュエータの制御系とを備える制御装置であって、前記アクチュエータの制御系のフィードバックループに設けられた位相進み補償要素を有する安定化フィルタと、前記アクチュエータの出力である操作量の速度を検出する速度検出手段と、前記アクチュエータの出力である操作量の速度と重み付け値が関連付けられた情報に基づいて、前記速度検出手段によって検出された速度に対応する重み付け値を取得する重み付け取得手段と、前記重み付け取得手段によって取得された重み付け値を用いて、前記安定化フィルタが設けられたフィードバックループと、前記安定化フィルタが設けられていないフィードバックループとに重み付けをし、それぞれの前記フィードバックループの出力を加算した値を前記アクチュエータの制御系のフィードバック値とする演算手段とを具備する制御装置である
このように、アクチュエータの制御系のフィードバックループに位相進み補償要素を有する安定化フィルタを設けることにより、アクチュエータの制御系の速度飽和に起因する位相遅れを低減でき、制御対象の運動制御系の制御を安定させることが可能となる。
更に、安定化フィルタを有していないフィードバックループと安定化フィルタを有しているフィードバックループとの切り替えを緩やかに行うことが可能となる。フィードバックループの切替に伴う舵角速度のチャタリングなどを回避することが可能となる。
上記制御装置において、前記安定化フィルタは、前記アクチュエータの制御系に含まれる速度飽和要素を、記述関数法を用いてモデル化し、前記記述関数を含めた前記アクチュエータの制御系で、前記制御対象の運動制御系の開ループ伝達関数を算出し、前記開ループ伝達関数のボード線図を作成し、前記ボード線図における周波数応答に基づいて作成されることとしてもよい。
上記制御装置において、前記アクチュエータの制御系に含まれる速度飽和要素を示す記述関数は、周波数領域に対応付けて、速度飽和しない場合、1周期のうちの一部において速度飽和する場合、1周期の全域において速度飽和する場合の3つの記述関数が設定されていてもよい。
このように、周波数領域に応じて区分し、それぞれの場合において記述関数を設定するので、安定化フィルタの設計精度を向上させることが可能となる。
本発明の第態様は、舵の舵角を変化させることにより船体の姿勢を制御する水中航走体に適用され、前記船体を目標姿勢に一致させるための舵角指令を生成する船体の姿勢制御系と、前記舵角指令に舵角を追従させるための舵制御系とを備える制御装置であって、前記舵制御系のフィードバックループに設けられた位相進み補償要素を有する安定化フィルタと、舵角速度を検出する舵角速度検出手段と、前記舵角速度検出手段によって検出された舵角速度が前記舵の動作速度の上限値に基づいて設定された所定の閾値以上か否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって、前記舵角速度が前記閾値以上であると判定された場合に、前記安定化フィルタを挿入したフィードバックループとし、前記舵角速度が前記閾値未満であると判定された場合に、前記安定化フィルタを除いたフィードバックループとする切替手段とを備える制御装置である。
本発明の第4態様は、舵の舵角を変化させることにより船体の姿勢を制御する水中航走体に適用され、前記船体を目標姿勢に一致させるための舵角指令を生成する船体の姿勢制御系と、前記舵角指令に舵角を追従させるための舵制御系とを備える制御装置であって、前記舵制御系のフィードバックループに設けられた位相進み補償要素を有する安定化フィルタと、舵角速度を検出する速度検出手段と、舵角速度と重み付け値が関連付けられた情報に基づいて、前記速度検出手段によって検出された前記舵角速度に対応する重み付け値を取得する重み付け取得手段と、前記重み付け取得手段によって取得された重み付け値を用いて、前記安定化フィルタが設けられたフィードバックループと、前記安定化フィルタが設けられていないフィードバックループとに重み付けをし、それぞれの前記フィードバックループの出力を加算した値を前記舵制御系のフィードバック値とする演算手段とを具備する制御装置である。
本発明によれば、速度飽和による位相遅れを低減し、制御の安定及び追従性の向上を図ることができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係る制御装置のブロック線図の一例を示した図である。 速度飽和が生じない場合の舵角及び舵角速度の応答性を示した図である。 1周期のうちの一部に速度飽和が生じる場合の舵角及び舵角速度の応答性を示した図である。 1周期の全域で速度飽和が生じる場合の舵角及び舵角速度の応答性を示した図である。 船体の姿勢制御系の開ループ伝達関数について説明するための図である。 現行制御時のナイキスト線図の一例を示した図である。 制御系が安定していると判定された場合の船体ピッチ角、舵角、舵角速度の各指令に対する追従性の一例を示した図である。 制御ゲインを現行制御の1.5倍にしたときのナイキスト線図の一例を示した図である。 制御系が不安定であると判定された場合の船体ピッチ角、舵角、舵角速度の各指令に対する追従性の一例を示した図である。 制御系が不安定であると判定された場合のゲイン線図の一例を示した図である。 制御系が不安定であると判定された場合の位相線図の一例を示した図である。 安定化フィルタに用いられる進み位相補償要素のゲイン線図の一例を示した図である。 安定化フィルタに用いられる進み位相補償要素の位相線図の一例を示した図である。 安定化フィルタに位相補償要素を用いた時のブロック線図の一例を示した図である。 安定化フィルタを設けた後のナイキスト線図の一例を示した図である。 図27に示した従来の制御装置に、速度飽和が生じる舵の制御指令を与えた場合の舵角指令と実舵角との関係を示した図である。 図27に示した従来の制御装置に、速度飽和が生じる舵の制御指令を与えた場合の舵角速度指令と実舵角速度との関係を示した図である。 図1に示した制御装置に、速度飽和が生じる舵の制御指令を与えた場合の舵角指令と実舵角との関係を示した図である。 図1に示した制御装置に、速度飽和が生じる舵の制御指令を与えた場合の舵角速度指令と実舵角速度との関係を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る制御装置のブロック線図の一例を示した図である。 図20に示した制御装置に、速度飽和が生じる舵の制御指令を与えた場合の舵角指令と実舵角との関係を示した図である。 図20に示した制御装置に、速度飽和が生じる舵の制御指令を与えた場合の舵角速度指令と実舵角速度との関係を示した図である。 本発明の第3実施形態に係る制御装置のブロック線図の一例を示した図である。 重み付けテーブルの一例を示した図である。 図23に示した制御装置に、速度飽和が生じる舵の制御指令を与えた場合の舵角指令と実舵角との関係を示した図である。 図23に示した制御装置に、速度飽和が生じる舵の制御指令を与えた場合の舵角速度指令と実舵角速度との関係を示した図である。 従来の制御装置のブロック線図の一例を示した図である。
以下に、本発明の各実施形態に係る制御装置について、図面を参照して説明する。なお、本発明は、制御対象に対して操作量を与えるアクチュエータに速度飽和が生ずるシステムに広く適用されるものである。アクチュエータの一例としては、舵、翼などが挙げられ、制御対象の一例としては、船舶、水中航走体、飛翔体、航空機等が挙げられる。
以下、制御対象として水中航走体を、アクチュエータとして舵を想定した場合の実施形態について説明するが、本発明の制御装置は、この範囲に限定されるものではなく、上記のごとく、速度飽和が生ずるシステムに広く利用されるものである。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係る制御装置1について、図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る制御装置1のブロック線図の一例を示している。図1に示すように、制御装置1が適用される水中航走体は、舵10の舵角を変化させることにより船体2の姿勢を制御するものである。
制御装置1は、メジャーループである船体の姿勢制御系(制御対象の運動制御系)20と、マイナーループである舵制御系(アクチュエータの制御系)30とを主な構成として備えている。
船体の姿勢制御系20は、船体2の姿勢θpを目標姿勢θpに一致させるための舵10への舵角指令φを生成する制御系であり、船体2の姿勢θpをフィードバックするフィードバックループ21と、この姿勢θpと目標姿勢θpとの差分を算出する差分演算部22と、差分演算部22の出力に対して比例積分微分制御を行い、舵制御系30に対する舵角指令φを生成するPID制御部23と、外乱を推定してその外乱を相殺するような外乱補正値τpを出力する外乱制御部24と、舵角指令φから外乱補正値τpを減算することにより、最終的な舵角指令φcを算出する差分演算部25とを主な構成として備えている。
舵制御系30は、舵10の舵角φを舵角指令φcに一致させるための制御系であり、舵10の舵角φをフィードバックするフィードバックループ31と、フィードバックループ31に設けられた安定化フィルタ32と、安定化フィルタ32を介して出力された舵角φ´と舵角指令φcとの差分を算出する差分演算部33とを主な構成として備えている。
ここで、安定化フィルタ32は、舵10の速度飽和による位相遅れを低減させるためのフィルタであり、例えば、位相進み補償要素を有している。この安定化フィルタ32の設計手法の詳細については後述する。
また、上記PID制御部23は、舵10が非線形要素を含まない場合を想定して設計されている。
このような制御装置1によれば、船体2の姿勢θpがフィードバックされ、船体2の姿勢θpと目標姿勢θpとの差分がPID制御部23に出力される。PID制御部23では、この入力に対して船体2の姿勢θpを目標姿勢θpに追従させるための舵角指令φが生成される。舵角指令φは差分演算部25において、外乱制御部24からの外乱補正値τpが差し引かれ、最終的な舵角指令φcが舵制御系30に入力される。
舵制御系30では、舵の実舵角φが安定化フィルタ32を経由することにより、位相が補償されてフィードバックされる。差分演算部33において、フィードバックされた位相補償後の舵角φ´と船体の姿勢制御系20からの舵角指令φcとの差分が算出され、この差分が舵指令として舵10に与えられる。これにより、舵10の角度が変化し、船体2の姿勢が目標姿勢に追従する。
次に、上述した安定化フィルタ32の設計手順について図を参照して説明する。
まず、舵制御系に含まれる速度飽和要素N(a,ω)を、記述関数法を用いてモデル化する。舵の速度飽和の発生状況は、周波数と振幅に依存する。そこで、本実施形態では、周波数領域に応じて、速度飽和しない場合、1周期のうちの一部において速度飽和する場合、1周期の全域において速度飽和する場合の3つの場合に区分し、それぞれの周波数領域における速度飽和要素の記述関数を定義する。
具体的には、周波数ωがオンセット周波数ωonset未満の場合には、図2に示すように、舵角及び速度は、舵角指令及び舵角速度指令にそれぞれ一致して変化し、速度飽和は生じない。従って、以下の(1)式のように記述関数を定義する。なお、図2において図2(a)は角度の時間的変化、図2(b)は速度の時間的変化を示している。
Figure 0006004877
また、周波数ωがオンセット周波数ωonset以上完全飽和周波数ωg未満の場合には、図3に示すように、1周期のうちの一部(図3では、τ1からτ2の期間以外)で速度飽和が生ずることから、(2)式のように記述関数を定義する。図3において図3(a)は角度の時間的変化、図3(b)は速度の時間的変化を示している。
Figure 0006004877
上記(2)式において、τは速度飽和が発生している状態から発生していない状態へ切り替わる時刻、τは速度飽和が発生していない状態から発生する状態へ切り替わる時刻である。また、オンセット周波数ωonset及び完全飽和周波数ωgは、以下の(3)式、(4)式で定義される。(4)式において、Vはアクチュエータの最大速度、aはアクチュエータに入力される舵角指令の振幅である。
Figure 0006004877
また、周波数ωが完全飽和周波数ωg以上の場合には、図4に示すように、1周期の全域で速度飽和が生ずることから、(5)式のように記述関数を定義する。図4において図4(a)は角度の時間的変化、図4(b)は速度の時間的変化を示している。
Figure 0006004877
次に、上記各周波数領域における記述関数を用いて、図5に示すような船体の姿勢制御系の開ループ伝達関数を算出する。このとき、舵制御系は、速度飽和要素(非線形要素)を含むものとして取り扱われる。図5に示した船体運動制御系の開ループ伝達関数は、例えば、以下の(6)式で与えられる。
Figure 0006004877
(5)式においてGPIDは、PID制御部23の伝達関数、Gは船体モデル、GSVは舵10の線形モデルである。また、N(a,ω)は舵10の速度飽和要素であり、対象となる周波数領域に応じて上記(1)式、(2)式、(5)式で表わされる。
次に、上記(6)式の開ループ伝達関数を用いて安定判定を行う。この安定判定は、(6)式の開ループ伝達関数を用いて、入力の振幅と周波数を変化させたときのナイキスト線図に基づいて行われる。具体的には、入力の振幅が最大となるベクトル軌跡が座標(−1,0)を左に見る場合には安定、左に見ない場合には不安定と判定する。
具体的には、(6)式の開ループ伝達関数において、舵10の振幅(舵の動作舵角)を下限値から上限値まで離散的に変化させたときのナイキスト線図を作成する。図6及び図8は、舵10の振幅の上限値を100%とし、舵10の振幅を3%、14%、71%、100%にそれぞれ変化させたときのナイキスト線図の一例を示している。図6は現行制御時、図8は制御ゲインを現行制御の1.5倍としたときのものである。
図6に示したナイキスト線図では、最大振幅100%のときでも、座標(−1,0)を左に見ているので、制御は安定していると判定される。このため、例えば、図7に示すように、船体ピッチ角(図7(a)参照)、舵角(図7(b)参照)、舵角速度(図7(c)参照)の各指令に対する追従性は優れており、制御が安定していることがわかる。
これに対し、図8に示したナイキスト線図では、最大振幅100%のときに、座標(−1,0)を右に見ているので、制御は不安定であると判定される。このため、例えば、図9に示すように、船体ピッチ角(図9(a)参照)、舵角(図9(b)参照)、舵角速度(図9(c)参照)の各指令に対する追従性は極めて悪く、制御が不安定であることがわかる。特に、舵角の速度飽和が発生し、位相遅れが増大しており、船体ピッチ角制御が不安定となっている。
次に、図8に示したように、ナイキスト線図を用いた安定性判定において、制御が不安定であると判定された場合には、安定化フィルタが必要であると判断し、安定化フィルタの作成を行う。なお、速度飽和が発生することが確実に分かっている場合には、上述したナイキスト線図による安定判定は省略することも可能である。
安定化フィルタの設計では、(6)式の開ループ伝達関数を用いてボード線図、すなわち、ゲイン線図と位相線図とを作成する。図10にゲイン線図の一例を、図11に位相線図の一例を示す。ゲイン線図及び位相線図から、速度飽和による位相遅れが発生している周波数領域を特定することができる。したがって、位相遅れが発生している周波数領域において、位相が進むような安定化フィルタを設計することで、速度飽和による位相遅れを低減させることができる。
例えば、位相遅れが発生し始める周波数から制御応答させたい周波数の10倍程度までの位相を進めるような安定化フィルタの時定数を決定する。
ここでは、一例として、周波数fmin[Hz]からfmax[Hz]までの位相を進めることとし、以下の(7)式のような位相進み補償要素を設計する。
Figure 0006004877
上記(7)式で示される位相進み補償要素のゲイン線図を図12に、位相線図を図13に示す。
そして、図14に示すように、上記手順で設計した進み位相補償要素を有する安定化フィルタ32を舵制御系30のフィードバックループ31に設けることで、速度飽和による位相遅れを低減させることが可能となる。なお、図14に示したブロック線図では、外乱制御部を省略している。
そして、このような安定化フィルタ32を設けた場合の制御の安定性を再度ナイキスト線図を作成することで確認する。図15は、安定化フィルタ32を設けた後のナイキスト線図を示している。このように、舵10の振幅を最大にした場合でも、座標(−1,0)の点を左に見ることができ、速度飽和要素を含めた制御系の安定化が実現できていることがわかる。
以上、本実施形態に係る制御装置1によれば、舵を制御する舵制御系30のフィードバックループに位相進み補償要素を有する安定化フィルタ32を設けたので、速度飽和による位相遅れを低減することができ、船体の姿勢制御系の制御を安定化させることができる。これにより、船体の姿勢制御の速度飽和要素による不安定化の解消しつつ応答性を向上させることが可能となる。
図16及び図17は、図27に示した従来の制御装置50に、速度飽和が生じる舵の舵角指令を与えた場合の応答性を示した図であり、図16は舵角指令と実舵角との関係を、図17は舵角速度指令と実舵角速度との関係を示した図である。また、図18及び図19は、図1に示した本実施形態に係る制御装置1に、速度飽和が生じる舵の制御指令を与えた場合の応答性を示した図であり、図18は、舵角指令と実舵角との関係を、図19は舵角速度指令と実舵角速度との関係を示した図である。
図16及び図17に示すように、従来の制御装置50では、舵角指令、舵角速度指令に対する応答に速度飽和が発生し、170degの位相遅れが生じており、追従性が極めて悪いことがわかる。これに対し、図18及び図19に示すように、本実施形態に係る制御装置1によれば、舵角指令の位相遅れを53degにまで低減することができ、また、図17に示されているような速度飽和も発生していないことがわかる。このように、本実施形態に係る制御装置1によれば、従来に比べて速度飽和に対する不安性を解消するとともに高い応答性を実現することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る制御装置について説明する。本実施形態に係る制御装置は、図20に示すように、図1に示した制御装置1の構成に加えて、舵角速度検出部(速度検出手段)34、判定部(判定手段)35、及び切替部(切替手段)36を更に備えている。
舵角速度検出部34は、実舵角φが入力され、この実舵角φを微分することにより、舵角速度を算出する。ここで、舵角速度検出部34は、帯域制限付きの微分器とされていてもよい。
判定部35は、舵角速度検出部34によって検出された舵角速度が、舵10の動作速度の上限値に基づいて設定された所定の閾値以上か否かを判定する。例えば、閾値は、動作速度の上限値の90%付近に設定される。
切替部36は、判定部35によって舵角速度が閾値以上であると判定された場合に、安定化フィルタを挿入したフィードバックループ31bとし、舵角速度が閾値未満であると判定された場合に、安定化フィルタ32を除いたフィードバックループ31aとする。
これにより、例えば、舵角速度が速度飽和が発生しないような速度である場合には、安定化フィルタ32が設けられていないフィードバックループ31aを通じて実舵角φがそのままフィードバックされる。一方、速度飽和が発生するような舵角速度の場合には、安定化フィルタ32が設けられたフィードバックループ31bを通じて位相補償がなされた実舵角φ´がフィードバックされる。
これにより、舵10の動作状態に応じて適切な制御系を選択することができ、より一層の制御の安定化を図ることが可能となる。
図21及び図22は、図20に示した本実施形態に係る制御装置に、速度飽和が生じる舵10の制御指令を与えた場合の応答性を示した図であり、図21は、舵角指令と実舵角との関係を、図22は舵角速度指令と実舵角速度との関係を示した図である。
図21に示すように、本実施形態に係る制御装置によれば、位相遅れを39degにまで低減することができた。この結果は、図16及び図17に示した従来の制御装置50の場合に比べて、位相遅れを77%低減できたこととなる。また、図18及び図19に示した第1実施形態に係る制御装置1に比べて、位相遅れを更に低減できていることがわかる。このように、安定化フィルタ32の切替機能を設けることにより、船体の姿勢制御の応答性向上を更に期待することができる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態に係る制御装置について説明する。本実施形態に係る制御装置は、図23に示すように、図1に示した制御装置1の構成に加えて、舵角速度検出部34、重み付け取得部37、及び演算部38を更に備えている。
舵角速度検出部34は、実舵角φが入力され、この実舵角を微分することにより、舵角速度を算出する。
重み付け取得部37は、舵角速度と重み付け値が関連付けられたテーブルまたは演算式を有しており、舵角速度検出部34によって検出された舵角速度に対応する重み付け値を取得する。図24に、重み付けテーブルの一例を示す。図24において、横軸は舵角速度[%]、縦軸は重み付け値α(0≦α≦1)である。重み付け値αは、舵10が追従可能な最大速度、換言すると、速度飽和が生ずる舵角速度を100%としたときに、その50%から徐々に重み付けが0から1に向けて比例増加するように設定されている。
演算部38は、重み付け取得部37によって取得された重み付け値αを用いて、安定化フィルタ32が設けられたフィードバックループ31bと、安定化フィルタ32が設けられていないフィードバックループ31aとに重み付けをし、それぞれのフィードバックループの出力を加算した値を舵制御系30bのフィードバック値とする。具体的には、安定化フィルタ32の出力φ´に重み付け値αを乗じた値αφ´と、実舵角φに(1−α)を乗じた値(1−α)φとを加算した値(=αφ´+(1−α)φ)を舵制御系30の差分演算部33にフィードバックする。
これにより、例えば、舵角速度が速度飽和が発生する舵角速度の50%未満であるときには、実舵角φが差分演算部33にフィードバックされ、舵角速度が速度飽和が発生する舵角速度であった場合(すなわち、100%以上の場合)には、安定化フィルタ32を経由することにより位相進み補償のなされた舵角φ´が差分演算部33にフィードバックされる。また、舵角速度が速度飽和が発生する舵角速度の50%以上から100%未満である場合には、安定化フィルタ32を経由した舵角φ´と安定化フィルタ32を経由していない実舵角φとが舵角速度に応じた重み付け値で重み付けされ、それらを加算した値が差分演算部33にフィードバックされる。このとき、舵角速度が大きいほど安定化フィルタを経由した舵角φ´の配分が大きくなるように調整される。
このように、舵角速度に応じて重み付けを行うことで、安定化フィルタを有していないフィードバックループ31aと安定化フィルタ32を有しているフィードバックループ31bとの切り替えを緩やかに行うことが可能となる。これにより、フィードバックループの切替に伴う不安定要素を排除することが可能となる。
図25及び図26は、図23に示した本実施形態に係る制御装置に、速度飽和が生じる舵の制御指令を与えた場合の応答性を示した図であり、図25は、舵角指令と実舵角との関係を、図26は舵角速度指令と実舵角速度との関係を示した図である。
図25及び図26に示すように、位相遅れを40degにまで低減することができた。この結果は、図16及び図17に示した従来の制御装置50の場合に比べて、位相遅れを76%低減できたこととなる。また、図21及び図22に示した第2実施形態に係る制御装置1に比べて、スイッチ切替に伴う舵角速度のチャタリングを解消できていることがわかる。このように、安定化フィルタ32を有しないフィードバックループ31aと安定化フィルタ32を有するフィードバックループ31bとの切替を緩やかに行うことにより、船体の姿勢制御の応答性向上が期待できるとともに舵のチャタリングを抑制することができる。
1 制御装置
2 船体
10 舵
20 船体の姿勢制御系
21、31 フィードバックループ
22、25、33 差分演算部
23 PID制御部
24 外乱制御部
30 舵制御系
32 安定化フィルタ
34 舵角速度検出部
35 判定部
36 切替部
37 重み付け取得部
38 演算部

Claims (6)

  1. 制御対象に対して操作量を与えるアクチュエータに速度飽和が生ずるシステムに適用され、前記制御対象を目標状態に一致させるための前記アクチュエータの制御指令を生成する前記制御対象の運動制御系と、前記アクチュエータの制御指令に前記アクチュエータの操作量を追従させるためのアクチュエータの制御系とを備える制御装置であって、
    前記アクチュエータの制御系のフィードバックループに設けられた位相進み補償要素を有する安定化フィルタと、
    前記アクチュエータの出力である操作量の速度を検出する速度検出手段と、
    前記速度検出手段によって検出された速度が前記アクチュエータの動作速度の上限値に基づいて設定された所定の閾値以上か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって、前記速度が前記閾値以上であると判定された場合に、前記安定化フィルタを挿入したフィードバックループとし、前記速度が前記閾値未満であると判定された場合に前記安定化フィルタを除いたフィードバックループとする切替手段と
    を具備する制御装置。
  2. 制御対象に対して操作量を与えるアクチュエータに速度飽和が生ずるシステムに適用され、前記制御対象を目標状態に一致させるための前記アクチュエータの制御指令を生成する前記制御対象の運動制御系と、前記アクチュエータの制御指令に前記アクチュエータの操作量を追従させるためのアクチュエータの制御系とを備える制御装置であって、
    前記アクチュエータの制御系のフィードバックループに設けられた位相進み補償要素を有する安定化フィルタと、
    前記アクチュエータの出力である操作量の速度を検出する速度検出手段と、
    前記アクチュエータの出力である操作量の速度と重み付け値が関連付けられた情報に基づいて、前記速度検出手段によって検出された速度に対応する重み付け値を取得する重み付け取得手段と、
    前記重み付け取得手段によって取得された重み付け値を用いて、前記安定化フィルタが設けられたフィードバックループと、前記安定化フィルタが設けられていないフィードバックループとに重み付けをし、それぞれの前記フィードバックループの出力を加算した値を前記アクチュエータの制御系のフィードバック値とする演算手段と
    を具備する制御装置。
  3. 前記安定化フィルタは、
    前記アクチュエータの制御系に含まれる速度飽和要素を、記述関数法を用いてモデル化し、
    述関数を含めた前記アクチュエータの制御系で、前記制御対象の運動制御系の開ループ伝達関数を算出し、
    前記開ループ伝達関数のボード線図を作成し、
    前記ボード線図における周波数応答に基づいて作成される請求項1または請求項に記載の制御装置。
  4. 前記アクチュエータの制御系に含まれる速度飽和要素を示す前記記述関数は、周波数領域に対応付けて、速度飽和しない場合、1周期のうちの一部において速度飽和する場合、1周期の全域において速度飽和する場合の3つの記述関数が設定されている請求項に記載の制御装置。
  5. 舵の舵角を変化させることにより船体の姿勢を制御する水中航走体に適用され、前記船体を目標姿勢に一致させるための舵角指令を生成する船体の姿勢制御系と、前記舵角指令に舵角を追従させるための舵制御系とを備える制御装置であって、
    前記舵制御系のフィードバックループに設けられた位相進み補償要素を有する安定化フィルタと、
    舵角速度を検出する舵角速度検出手段と、
    前記舵角速度検出手段によって検出された舵角速度が前記舵の動作速度の上限値に基づいて設定された所定の閾値以上か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって、前記舵角速度が前記閾値以上であると判定された場合に、前記安定化フィルタを挿入したフィードバックループとし、前記舵角速度が前記閾値未満であると判定された場合に、前記安定化フィルタを除いたフィードバックループとする切替手段と
    を備える制御装置。
  6. 舵の舵角を変化させることにより船体の姿勢を制御する水中航走体に適用され、前記船体を目標姿勢に一致させるための舵角指令を生成する船体の姿勢制御系と、前記舵角指令に舵角を追従させるための舵制御系とを備える制御装置であって、
    前記舵制御系のフィードバックループに設けられた位相進み補償要素を有する安定化フィルタと、
    舵角速度を検出する速度検出手段と、
    舵角速度と重み付け値が関連付けられた情報に基づいて、前記速度検出手段によって検出された前記舵角速度に対応する重み付け値を取得する重み付け取得手段と、
    前記重み付け取得手段によって取得された重み付け値を用いて、前記安定化フィルタが設けられたフィードバックループと、前記安定化フィルタが設けられていないフィードバックループとに重み付けをし、それぞれの前記フィードバックループの出力を加算した値を前記舵制御系のフィードバック値とする演算手段と
    を具備する制御装置。
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