JP2014074521A - 連続焼成炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気ボックス21に付着している有機物を除去する作業を容易に行うことが可能となる連続焼成炉を提供する。
【解決手段】被処理物を収容して熱処理するマッフル10と、排気ユニット20とを備えている。排気ユニット20は、マッフル10内に配置され被処理物から発生した有機物を取り入れる排気ボックス21、及び、この排気ボックス21内の有機物を炉外へ導く排気管22を有していると共に、マッフル10と別体である。排気ボックス21が通過可能な大きさでマッフル10の壁24に形成されている開口部23を通して、排気ボックス21を炉外へ取り出すための取り出し構造部7を備えている。取り出し構造部7は、排気ボックス21を排気管22と共に管内を通過させて炉外へ導き出すガイド管25を有している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、被処理物をマッフル内で焼成する連続焼成炉に関する。
被処理物をマッフル内で焼成する連続焼成炉として、例えば特許文献1に記載のものがある。この連続焼成炉が備えているマッフル内で被処理物を熱処理すると、被処理物に含まれる有機物(バインダー、溶剤等)が熱分解され又は揮発し、マッフル内のガスと混合される。
被処理物から発生した有機物は、マッフル内のガスと共に炉外へと排気する必要があり、このために、図5(A)及び(B)に示すように、エジェクター90を作動させ、マッフル91に固定されている排気ボックス92から、有機物をガスと共に取り入れ、排気管93を通じて外部へと排出している。なお、図5(A)は、連続焼成炉の一部を側方から見た断面図であり、図5(B)は、図5(A)のB−B矢視の断面図である。
特開2009−236412号公報
しかし、被処理物から発生した有機物の一部は、ガスと共に炉外へ排出される前に、排気ボックス92に付着(固着)することがあり、有機物が多く付着すると排気ボックス92において目詰まりが生じ、排気性能が低下してしまう。排気不足の環境で被処理物の焼成を行うと、不良品が発生しやすくなる。
さらに、従来の焼成炉として、排気ボックスから炉外へ排気する排気管が、炉の長手方向(被処理物の搬送方向)に沿って配設されているものがある。このような場合、排気管が炉外に近づくにつれ、相対的に低い温度に晒されることになるが、その寸法が長くなるに伴って温度低下も大きくなり、排気管内の温度の低下に従って有機物が凝集(液化、固化)し、排気管に詰まりが生じることがある。
前記のとおり排気ボックス92に有機物が付着することから、定期的にメンテナンスを行い、これを除去する必要があり、その方法として、例えば、有機物が空気中において燃焼する温度以上(例えば600℃以上)にマッフル91内を高温として有機物を排出するバーンアウトによる方法がある。
しかし、この場合、作業に時間を要する他に、マッフル91や排気ボックス92等に異常な熱変形が発生してしまうおそれがある。
また、排気ボックス92に付着した有機物を除去する別の方法として、例えば、被処理物の搬入口94からブラシを挿入して清掃を行う方法も考えられる。しかし、図5(A)に示すように、排気ボックス92がマッフル91の奥部に存在している場合、その作業は困難となり、また、作業効率が悪く再稼働に時間を要し生産性を低下させてしまう。
そこで、本発明は、排気ボックスに付着している有機物を除去する作業を容易に行うことが可能となる連続焼成炉を提供することを目的とする。
(1)本発明の連続焼成炉は、被処理物を収容して熱処理するマッフルと、前記マッフル内に少なくとも一部が配置され前記被処理物から発生した有機物を取り入れる排気ボックス、及び、この排気ボックス内の有機物を炉外へ導く排気管を有していると共に、前記マッフルと別体である排気ユニットと、前記排気ボックスが通過可能な大きさで前記マッフルの壁に形成されている開口部を通して、当該排気ボックスを炉外へ取り出すための取り出し構造部とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、マッフルの壁に形成されている開口部を通して排気ボックスを炉外へ取り出すことで、排気ボックスに付着している有機物を除去する作業を容易に行うことが可能となる。
(2)また、前記取り出し構造部は、前記開口部が形成されている前記壁に設けられ前記排気ボックスを前記排気管と共に管内を通過させて炉外へ導き出すガイド管と、前記排気ボックスと一体である前記排気管を前記ガイド管に対して着脱可能とするフランジとを有しているのが好ましい。
この場合、フランジにおいて排気管をガイド管から外すことにより、排気ボックスを排気管と共にガイド管内を通過させて炉外へ導き出すことが可能となる。そして、有機物の除去を終えた排気ボックス及び排気管を、ガイド管内を通過させて元の所定位置へ戻すことができる。
(3)また、マッフルの開口部が形成されている壁に前記のようなガイド管が設けられると、このガイド管の内面とその内側に存在する排気管との間に、マッフル内と繋がる空間が形成されることから、この空間によって、マッフル内の温度に影響を与えるおそれがある。
そこで、前記排気管には、前記ガイド管の内面との間に形成される空間を埋めるための断熱材が取り付けられているのが好ましい。
この場合、ガイド管の内面とその内側に存在する排気管との間の空間は、断熱材により埋められ、ガイド管が設置されることによってマッフル内の温度に与える影響を軽減することが可能となる。
(4)また、前記(2)又は(3)に記載の連続焼成炉は、断熱機能を有していると共に前記マッフルの外周側を覆う外装壁を更に備え、前記外装壁の一部に前記ガイド管を貫通させる貫通孔が形成されており、前記ガイド管と前記貫通孔との間を塞ぐ断熱材が設けられているのが好ましい。
この場合、ガイド管が外装壁の一部を貫通することにより、排気ボックス及び排気管を、外装壁の外側へ取り出すことができる。また、ガイド管が外装壁の一部を貫通することにより、外装壁の貫通孔とガイド管との間に隙間が形成され、この隙間がマッフル内の温度に影響を与えるおそれがあるが、外装壁の貫通孔とガイド管との間を塞ぐ断熱材が設けられていることにより、この影響を軽減することが可能となる。
(5)また、前記(2)〜(4)のいずれか一つに記載の連続焼成炉では、ガイド管によって連続焼成炉の構造が複雑となり、また、ガイド管の各部における温度変化により、ガイド管に局部的な応力が発生し変形を伴うことが考えられる。特に、ガイド管が断面矩形であると、その長辺を有する側の管壁は変形しやすくなる。
そこで、前記ガイド管は断面矩形の管構造からなり、このガイド管のうち、少なくとも長辺を有する側の管壁に補強部材が設けられているのが好ましい。
このように、管壁に補強部材を設けることにより、温度変化による変形を防ぐことが可能となる。
本発明によれば、マッフルの壁に形成されている開口部を通して排気ボックスを炉外へ取り出すことで、排気ボックスに付着している有機物を除去する作業を容易に行うことが可能となる。
本発明の連続焼成炉の一部を側方から見た断面図である。 連続焼成炉の内の脱バイゾーンを側方から見た断面図である。 排気ユニットが設けられている部分をマッフルの長手方向から見た断面図である。 排気ユニットを炉外へ取り出した状態を示す断面図である。 (A)は、連続焼成炉の一部を側方から見た断面図であり、(B)は、(A)のB−B矢視の断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の連続焼成炉1の一部を側方から見た断面図である。この連続焼成炉1は、搬入口2から搬入された被処理物を、コンベア装置3によって搬送しながら、焼成等の熱処理を行うための装置である。
この連続焼成炉1では、搬入口2と、焼成の処理が実際に行われる焼成ゾーン4との間に、脱バインダーゾーン5(脱バイゾーン5ともいう)が設けられている。脱バインダーゾーン5では、排気ユニット20によって、被処理物から発生する有機物(バインダー、溶剤等)が炉外へ排出される。なお、以下の説明では、直線状であるマッフル10の長手方向に沿って前後の位置が定義され、搬入口2側(図1では左側)を前側とし、処理を終えた被処理物が取り出される図1では右側(図外の搬出口側)を後ろ側と定義する。
図2は、脱バイゾーン5を側方から見た断面図である。連続焼成炉1は、被処理物を内部に収容して熱処理するマッフル10と、被処理物から発生した有機物を炉外へ排出するための排気ユニット20とを備えている。さらに、連続焼成炉1は、マッフル10の外周側を覆う外装壁30を備えている。図3は、排気ユニット20が設けられている部分をマッフル10の長手方向から見た断面図である。
図2において、外装壁30は、断熱材31及びヒータ32を備えている。このヒータ32により、マッフル10内の被処理物を加熱する。外装壁30は、マッフル10を上から覆う上壁部33、下から覆う下壁部34及び左右両側から覆う側壁部35(図3参照)を備えており、これらは、断熱機能を有している。この外装壁30によって囲まれる空間が加熱室となり、マッフル10はこの加熱室を貫通している。
マッフル10は、鋼製の筒体からなり、耐熱性を有している。このマッフル10内には、コンベア装置3が有しているエンドレスの搬送ベルト6が設けられており、被処理物は、この搬送ベルト6に載ってマッフル10内を移動する。
排気ユニット20は、被処理物から発生した有機物を取り入れる排気ボックス21と、この排気ボックス21内の有機物を炉外へ導く排気管22とを備えている。排気管22の上部にはエジェクター19が取り付けられており、このエジェクター19が作動することで、マッフル10内の有機物はマッフル10内のガスと共に、排気ボックス21へと取り入れられ、排気ボックス21に取り入れられた有機物はガスと共に排気管22を通じて炉外へ排出される。
本実施形態の排気ボックス21は、立方体からなる。被処理物を熱処理する作業時では、排気ボックス21の一部がマッフル10内に配置され露出している。排気ボックス21の下面には有機物及びガスを吸引するための孔(図示せず)が形成されている。この孔を通じて有機物等は排気ボックス21内に取り入れられる(図2の矢印G参照)。
排気ボックス21の上に二本の排気管22が取り付けられており(図3参照)、排気ボックス21と排気管22とは一体ものとして構成されている。
そして、これら排気ボックス21及び排気管22を備えている排気ユニット20は、マッフル10と別体として構成されており、この排気ユニット20を、マッフル10からその上方向へ取り外すことができる(図4参照)。
この取り外しのために、図2に示すように、マッフル10の壁(上壁)24には、排気ボックス21が通過可能な大きさの開口部23が形成されている。そして、この開口部23を通して排気ボックス21を炉外へ容易に取り出すための取り出し構造部7が、連続焼成炉1に設けられている。なお、本実施形態では、排気ボックス21は排気管22と共に、マッフル10の上から炉外へと取り出される。
そして、取り外した排気ユニット20の清掃等のメンテナンスを行うことができ、清掃を終えた排気ユニット20を、連続焼成炉1の上から元の位置へ戻すことができる。
以下、取り出し構造部7の具体的な構成について説明する。取り出し構造部7は、ガイド管25と、このガイド管25に取り付けられているフランジ26とを備えている。
ガイド管25は、マッフル10の開口部23が形成されている壁(上壁)24に取り付けられており、この壁24から上方へ延びている直線状の管体からなる。なお、後にも説明するが、このガイド管25は断面が矩形となる管構造を有している。
なお、本実施形態では、ガイド管25は、マッフル10の壁(上壁)24を上下に貫通しており、被処理物を熱処理する処理状態において、ガイド管25は、排気ボックス21を前後左右に覆う構成を有している。なお、ガイド管25は、排気ボックス21の下面については開口させている。
このガイド管25は、排気ユニット20のメンテナンスを行う際、排気ボックス21を排気管22と共に管内を通過させて炉外へ導き出すためのものである。特に、ガイド管25は、外装壁30の上壁部33を貫通していることにより、排気ボックス21及び排気管22を、外装壁30の外側へ取り出すことができる。
そして、フランジ(第一のフランジ)26は、このガイド管25の上端に取り付けられており、このフランジ26によって、排気ボックス21と一体である排気管22を、ガイド管25に対して着脱可能とする。つまり、排気管22の上部に第二のフランジ27が取り付けられており、この第二のフランジ27を第一のフランジ26に対してボルト28によって固定することができる。この状態は、排気ボックス21と一体である排気管22を、ガイド管25に対して装着した状態である。これに対して、ボルト28を取り外すことにより、排気ボックス21と一体である排気管22を、ガイド管25から取り外し可能となる。
なお、ガイド管25の内周輪郭形状は、排気ボックス21を通過可能とする形状である。前記のとおり排気ボックス21は直方体であることから、ガイド管25の内周輪郭形状は、この排気ボックス21を通過可能とさせるために矩形である。つまり、ガイド管25は断面矩形の管構造からなる。
ここで、図2に示すように、マッフル10の開口部23が形成されている壁24に、ガイド管25が設けられていることから、このガイド管25の内面とその内側に存在する排気管22との間に空間が形成される。この空間はマッフル10内と繋がっていることから、ガイド管25内のこの空間によって、マッフル10内の温度に影響を与えるおそれがある。
そこで、本実施形態では、排気管22には、ガイド管25の内面との間の空間を埋めるための断熱材14が取り付けられている。このため、ガイド管25の内面とその内側に存在する排気管22との間の空間は、この断熱材14により埋められる。この結果、マッフル10内の温度に与える影響を軽減することが可能となる。
さらに、マッフル10は温度変化によりその長手方向に伸縮する。マッフル10が伸縮すると、これに伴って、ガイド管25はマッフル10の一部と共にマッフル10の長手方向に僅かに移動することとなる。これに対して、外装壁30(上壁部33)は、ほとんど熱伸縮が発生しない。
そこで、この外装壁30の上壁部33には、ガイド管25を貫通させる貫通孔29が形成されており、しかも、この貫通孔29は、マッフル10の熱伸縮に伴うガイド管25の移動を許容すべく、ガイド管25よりも十分に大きな孔である。
このように、ガイド管25が外装壁30の上壁部33を貫通することにより、外装壁30の貫通孔29とガイド管25との間に隙間が形成される。この隙間は外装壁30内に形成されている前記加熱室と繋がっている。このため、前記隙間における断熱性が損なわれると、加熱室の温度及びマッフル10内の温度に影響を与えるおそれがある。
そこで、本実施形態では、ガイド管25と貫通孔29との間を塞ぐ断熱材15が設けられている。
本実施形態では、ガイド管25の周りを取り囲むようにしてかつ上壁部33の上に載った状態として、断熱材15が設けられている。このように、上壁部33の貫通孔29とガイド管25との間を塞ぐ断熱材15が設けられていることにより、外装壁30の貫通孔29とガイド管25との間に隙間による、加熱室の温度及びマッフル10内の温度への影響を軽減することが可能となる。
また、前記のとおり、ガイド管25は断面矩形の管構造からなり、しかも、図3及び図4に示すように、ガイド管25は、マッフル10の幅方向(左右方向)寸法と同等の幅寸法を有している。このため、ガイド管25の前管壁25a及び後管壁25b(図2参照)は、その厚さに比べて面積が広い平板からなり、変形しやすい構造となる。
また、このガイド管25は、マッフル10の壁(上壁)24に溶接等によって固定されていることから、ガイド管25が設けられている部分は、マッフル10の他の直線部分と比べて構造が複雑となっている。
このため、ガイド管25の各部における温度変化により局部的な応力が発生し変形を伴うことが考えられる。特に、ガイド管25を上から見た場合に長辺を有する側となる前管壁25a及び後管壁25bに局部的な応力が発生し変形を伴うことが考えられる。
そこで、このガイド管25のうち、少なくとも、この長辺を有する側の管壁、つまり、前管壁25a及び後管壁25bに、補強部材37が設けられている(図2参照)。本実施形態では、補強部材37は角パイプからなり、この角パイプが前管壁25a及び後管壁25bに溶接により固定されている。このように、管壁25a,25bに補強部材37を設けることにより、温度変化による変形を防ぐことが可能となる。
また、排気管22に取り付けられている前記断熱材14は、例えばセラミックファイバーからなり、この断熱材14の全体形状を維持するために、断熱材14は膜板16(図2参照)によって覆われている。この膜板16も、前記前管壁25a及び後管壁25bと同様に、その厚さに比べて面積の広い平板からなり、熱の影響を受けて変形しやすい。そこで、この膜板16に対しても補強部材38が設けられている。この補強部材38は、前側の膜板16と後ろ側の膜板16とを連結する棒部材である(図2参照)。
以上、本実施形態の連続焼成炉1によれば、マッフル10内において被処理物を熱処理すると、各被処理物から有機物が発生し、この有機物はマッフル10内のガスと混合される。排気ユニット20によれば、マッフル10内のガスと共にこの有機物を炉外へ排気することが可能となるが、有機物の一部は、炉外へ排出されずに、排気ボックス21及び排気管22に付着することがある。
多くの被処理物の熱処理を長期間にわたって行うと、排気ボックス21等に付着する有機物により、目詰まりを起こし、排気性能を低下させる。
そこで、定期的に排気ボックス21等に付着した有機物を除去するメンテナンスが必要となる。このために、本実施形態の連続焼成炉1によれば、取り出し構造部7及び排気ユニット20のフランジ27によって、排気管22をガイド管25から外すことにより、排気ボックス21を排気管22と共にガイド管25内を通過させて抜き出し、炉外へ取り出すことが可能となる。つまり、排気ボックス21を、マッフル10の壁24に形成されている開口部23を通して、炉外へ取り出すことができる。これにより、排気ボックス21及び排気管22に付着している有機物を除去する作業を容易に行うことが可能となる。
そして、このような除去作業を終えると、有機物の除去を終えた排気ボックス21及び排気管22を有する排気ユニット20を、ガイド管25へと、その上から挿し入れ、このガイド管25を通過させて元の所定位置へ戻すことができる。そして、フランジ27,28によって、排気管22とガイド管25とを固定する。これにより、メンテナンスが終了する。
また、本発明の連続焼成炉は、図示する形態に限らず本発明の範囲内において他の形態のものであってもよい。例えば、マッフル10の形状は図示した以外の形状であってもよい。そして、排気ボックス21の形状も図示した以外の形状であってもよい。また、ガイド管25は矩形以外の形状であってもよい。
1:連続焼成炉 7:取り出し構造部 10:マッフル 14:断熱材 15:断熱材 20:排気ユニット 21:排気ボックス 22:排気管 23:開口部 24:壁 25:ガイド管 26:フランジ 27:フランジ 29:貫通孔 30:外装壁 37:補強部材

Claims (5)

  1. 被処理物を収容して熱処理するマッフルと、
    前記マッフル内に少なくとも一部が配置され前記被処理物から発生した有機物を取り入れる排気ボックス、及び、この排気ボックス内の有機物を炉外へ導く排気管を有していると共に、前記マッフルと別体である排気ユニットと、
    前記排気ボックスが通過可能な大きさで前記マッフルの壁に形成されている開口部を通して、当該排気ボックスを炉外へ取り出すための取り出し構造部と、
    を備えていることを特徴とする連続焼成炉。
  2. 前記取り出し構造部は、前記開口部が形成されている前記壁に設けられ前記排気ボックスを前記排気管と共に管内を通過させて炉外へ導き出すガイド管と、前記排気ボックスと一体である前記排気管を前記ガイド管に対して着脱可能とするフランジと、を有している請求項1に記載の連続焼成炉。
  3. 前記排気管には、前記ガイド管の内面との間に形成される空間を埋めるための断熱材が取り付けられている請求項2に記載の連続焼成炉。
  4. 断熱機能を有していると共に前記マッフルの外周側を覆う外装壁を更に備え、
    前記外装壁の一部に前記ガイド管を貫通させる貫通孔が形成されており、
    前記ガイド管と前記貫通孔との間を塞ぐ断熱材が設けられている請求項2又は3に記載の連続焼成炉。
  5. 前記ガイド管は断面矩形の管構造からなり、
    このガイド管のうち、少なくとも長辺を有する側の管壁に補強部材が設けられている請求項2〜4のいずれか一項に記載の連続焼成炉。
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