JP6438708B2 - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6438708B2
JP6438708B2 JP2014170279A JP2014170279A JP6438708B2 JP 6438708 B2 JP6438708 B2 JP 6438708B2 JP 2014170279 A JP2014170279 A JP 2014170279A JP 2014170279 A JP2014170279 A JP 2014170279A JP 6438708 B2 JP6438708 B2 JP 6438708B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
horizontal
height direction
heating
main furnace
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014170279A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016044904A (ja
Inventor
雅敏 蔵野
雅敏 蔵野
大輔 津村
大輔 津村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichias Corp
Original Assignee
Nichias Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichias Corp filed Critical Nichias Corp
Priority to JP2014170279A priority Critical patent/JP6438708B2/ja
Publication of JP2016044904A publication Critical patent/JP2016044904A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6438708B2 publication Critical patent/JP6438708B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Incineration Of Waste (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Description

本発明は、例えばロストワックス炉に設けられるアフターバーナーやごみ焼却炉に設けられる二次燃焼装置などを構成する加熱装置に関する。
一般に、ロストワックス炉やごみ焼却炉などには、本体炉での加熱・焼却処理によって生成・排出される排気ガスを更に加熱・再燃焼させるための加熱手段として、アフターバーナーや二次燃焼装置・再燃焼装置等と呼ばれる加熱装置が備えられている。
この種の加熱装置は、ロストワックス炉や焼却炉において、収容された内容物を加熱する本体炉から排気される排気ガスを、本体炉外に導きつつ加熱することにより、排気ガスに含まれる不完全燃焼成分を燃焼させて、有害物質が含まれない浄化された排気ガスを生成・排出させる手段として備えられる。
ここで、ロストワックスとは、鋳造技術の一つであり、ワックス(ロウ)で製品と同じ形状を製作し、その周囲を石膏で固めた後、ワックスを溶かすことによって鋳型を製造する方法である。このようなロストワックスで使用されるロストワックス炉には、ワックスを溶融させつつ石膏を焼き固める本体炉と、本体炉で発生した不完全燃焼成分(例えば溶融したワックスのベンゼンやパラフィン等)が含まれた燃焼ガスを、加熱・再燃焼して清浄化させるアフターバーナーと呼ばれる加熱装置が備えられるようになっている。
また、ごみ焼却炉では、ごみを焼却処理する本体炉となる主燃焼装置に対して、主燃焼装置でのごみ焼却により発生する排気ガスに含まれる不完全燃焼成分を加熱して再燃焼させることにより、黒煙や一酸化炭素,ダイオキシン類等の有害成分を焼却・清浄化する二次燃焼装置(再燃焼装置)が備えられるようになっている。
このように本体炉に対して、アフターバーナー・二次燃焼装置等の二次的な再燃焼手段(加熱装置)が備えられる場合に、本体炉から排気される不完全燃焼成分が、加熱装置側で十分に燃焼・清浄化されないという問題があった。
このため、そのような二次的な再燃焼手段・加熱装置における不十分燃焼の問題を改善しようとする提案がなされている。
例えば、特許文献1には、本体炉となる主燃室の上部に再燃室を備えたゴミの焼却炉の前記再燃室が、離間する一対の仕切部材と、一対の仕切部材間の狭空間内を加熱する再燃バーナとを備え、再燃バーナによって狭空間内を加熱することが提案されている。
特開2001−41425号公報
しかしながら、特許文献1記載の焼却炉では、再燃バーナを用いた極めて局所的な加熱であるため不完全燃焼成分の再燃効果の点で改善の余地があり、また一対の仕切部材を用いるため構造的に煩雑であった。
本発明は、以上のような問題等を解決するために提案されたものであり、本体炉からの不完全燃焼成分を、アフターバーナー部分においてムラなく加熱して確実に燃焼させることができ、有害排気ガスの発生を確実に抑制乃至低減するとともに、構造的に簡易化できる加熱装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の加熱装置は、収容された内容物を加熱する本体炉から排気される排気ガスを、本体炉外に導きつつ加熱する加熱装置であって、排気ガスを本体炉外に導く流路と、前記流路内を加熱する加熱手段と、を備え、前記流路は、本体炉側の上流から本体炉外側の下流に向けて排気ガスを導くように形成された、本体炉の高さ方向に沿った高さ方向流路と、前記高さ方向流路に対して下流側に連通する、本体炉の高さ方向と交差する水平方向に沿った水平方向流路と、を有し、前記加熱手段は、少なくとも前記水平方向流路に沿って設けられて該水平方向流路内を水平方向に亘って加熱し、前記流路は、複数の前記高さ方向流路と、複数の前記水平方向流路と、を有し、前記複数の水平方向流路は、前記複数の高さ方向流路を介して高さ方向に離間して積層されるように配置され、当該複数の水平方向流路のうち、下流側の水平方向流路の高さ方向に沿う断面が、上流側の水平方向流路の前記断面より大きい構成としてある。
本発明の加熱装置によれば、本体炉からの不完全燃焼成分を、アフターバーナー部分においてムラなく加熱して確実に燃焼させることができ、有害排気ガスの発生を確実に抑制乃至低減することができるとともに、構造的に簡易化できる。
本発明の一実施形態に係る加熱装置と、この加熱装置を備えた本体炉とからなるロストワックス炉を模式的に示す右側面断面図である。 本発明の一実施形態に係る加熱装置の外観斜視図であり、筐体部の正面部分が取り除かれた状態を示している。 図2Aに示した加熱装置において、筐体部に対してパネルヒータを着脱している状態を示す外観斜視図である。 図2Aに示した加熱装置において、筐体部の正面部分が取り付けられた状態を示す外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係る加熱装置の加熱手段(パネルヒータ)を模式的に示す説明図で、高さ方向流路を構成する貫通孔が装置正面に向かって右側に配置されている場合であり、(a)は正面図、(b)は平面図を示している。 本発明の一実施形態に係る加熱装置の加熱手段(パネルヒータ)を模式的に示す説明図で、高さ方向流路を構成する貫通孔が装置正面に向かって左側に配置されている場合であり、(a)は正面図、(b)は平面図を示している。 本発明の一実施形態に係る加熱装置のパネルヒータと流路及び空気の流れを模式的に示す説明図であり、(a)は右側面断面図、(b)は正面断面図を示している。
以下、本発明に係る加熱装置の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る加熱装置1と、この加熱装置1を備えた本体炉100とからなるロストワックス炉を模式的に示す右側面断面図である。
図2は、図1に示す本実施形態に係る加熱装置1の外観斜視図であり、図2Aは筐体部10の正面部分が取り除かれた状態を示しており、図2Bは筐体部10に対して加熱手段(パネルヒータ)30を着脱している状態を、また、図2Cは筐体部10の正面部分が取り付けられた状態を示している。
[本体炉]
これらの図に示すように、本実施形態に係る加熱装置1は、ロストワックス炉を構成する本体炉100に備えられる装置であり、本体炉100に収容された内容物(ワーク200)が加熱されることで排気される排気ガスを、本体炉外に導きつつ加熱する、再加熱手段を構成している。
本体炉100は、図1に模式的に示すように、内部に加熱処理対象となるワーク200が収容可能な収容空間101を有する筐体状に構成されている。
本体炉100の収容空間101の内部には、例えば内壁面等には、図示しない加熱手段が備えられており、収容されたワーク200が所定の温度で加熱されるようになっている。
本実施形態では、本体炉100はロストワックス炉を構成しており、対象製品と同じ形状に形成されたワックス(ロウ)の周囲が石膏で固められてなるワーク200が、収容空間101内に配置され、所定条件化で加熱処理されることで、ワックスが溶融して石膏が焼き固められるようになっている。
そして、この本体炉100の加熱処理によって、不完全燃焼成分、例えばワックスのベンゼンやパラフィン等が含まれた燃焼ガスを発生する。
この本体炉100の加熱処理によって発生する不完全燃焼成分を含む燃焼ガスは、本体炉100の上部に形成された排気口102から本体炉外に排出される。
そして、この排気ガス(不完全燃焼成分)を、本体炉外に導きつつ加熱して、排気ガスに含まれる不完全燃焼成分を燃焼させることで、有害物質が含まれない浄化された排気ガスを生成・排出させる加熱手段(アフターバーナー)として、本実施形態に係る加熱装置1が備えられている。
[加熱装置(アフターバーナー)]
加熱装置1は、図1及び2に示すように、本実施形態では、本体炉100の上部に配置される装置である。
本実施形態では、加熱装置1は、矩形筐体状に構成された筐体部10を備え、筐体部10の内部空間11には、排気ガスを本体炉外から導く流路20と、流路20内を加熱する加熱手段30とが備えられている。
また、筐体部10の側面には、筐体内に配置される加熱手段30を構成するパネルヒータに電力を供給するために電力ポート12(12a,12b,12c)が備えられている。
また、筐体部10の内部空間11の上部には、流路20の水平方向流路20の最上層を構成するための仕切板13が備えられている。
[流路]
流路20は、本体炉100側の上流から本体炉外側の下流に向けて排気ガスを導くように形成された連通空間であり、筐体部10の底面側において、本体炉100の上面の排気口102と連通している。
そして、本実施形態では、流路20は、複数の高さ方向流路21と複数の水平方向流路22によって構成されている。
具体的には、流路20は、図2A,Bに示すように、加熱手段30を構成する板状のパネルヒータ(後述する図3A,B参照)が、筐体部10の内部空間11に複数配置・収納されることで、筐体部10の内部空間11が複数の加熱手段(パネルヒータ)30によって仕切られて、複数の高さ方向流路21と複数の水平方向流路22とからなる流路20が構成されるようになっている。
図3は、本実施形態に係る加熱装置1に収納・配置される加熱手段30を構成するパネルヒータを模式的に示す説明図であり、図3Aは、高さ方向流路21を構成する貫通孔が装置正面に向かって右側に配置される場合を、図3Bは、同じく装置正面に向かって左側に配置される場合を示している。
同図に示すように、加熱手段30を構成するパネルヒータは、板状に形成されたパネルヒータの本体31に対して、板状体(断熱体)32,溝部33,発熱体34の各部が備えられ、また、本体31の長手方向のいずれかの端部側には、本体31を貫通する貫通孔31aが形成されている。
このような板状のパネルヒータからなる加熱手段30によって筐体部10の内部空間11が仕切られることにより、本実施形態に係る高さ方向流路21・水平方向流路22からなる流路20が構成されるようになっている。
[高さ方向流路]
高さ方向流路21は、本体炉100の高さ方向に沿った流路空間であり、本実施形態では複数の高さ方向流路21a,21b,21cが備えられている。
具体的には、高さ方向流路21は、加熱手段30を構成するパネルヒータの本体31に形成された貫通孔31aによって構成されている(図3参照)。
そして、加熱手段30が筐体部10の内部空間11に水平方向に沿って配設されることで、加熱手段30を構成するパネルヒータの本体31を貫通する貫通孔31aが、筐体部10の内部空間を高さ方向に連通する高さ方向流路21を構成するようになる。
さらに、加熱手段30が、筐体部10内に複数配設されることで、複数の各加熱手段30に備えられた貫通孔31aによって、複数の高さ方向流路21(21a,21b,21c)が構成されるようになっている。
ここで、本実施形態では、複数の高さ方向流路21a〜21cは、図2A,Bに示すように、筐体部10の装置正面に向かって左右交互に配置されるようになっている。
具体的には、図3A,Bに示すように、加熱手段30となるパネルヒータの本体31に形成される貫通孔31aが、筐体部10の内部空間に収納された状態で、筐体正面に向かって左側と右側に配置されるように、二種類のパネルヒータが備えられ、このパネルヒータが筐体部10に高さ方向に交互に配置・収納されることで、複数の高さ方向流路21a〜21cを、筐体部10の正面に向かって左右交互に配置させることができる。
あるいは、同一種類のパネルヒータの本体31を、筐体部10に対して左右反転させて高さ方向に交互に収納することによっても、複数の高さ方向流路21a〜21cを左右交互に配置させることもできる。
複数の高さ方向流路21をこのように配置させることで、高さ方向流路21によって連通する複数の水平方向流路22を、筐体部10の内部で左右水平方向に互い違いに連通した流路空間として構成することができ、本体炉100から排出される排気ガスを、長い流路空間を通過させて、確実に加熱・再燃焼させることができるようになる。
また、本実施形態では、複数の高さ方向流路21は、流路の開口断面が、下流側の断面が上流側の断面よりも大きく形成されるようになっている。
具体的には、加熱手段30となるパネルヒータの本体31に形成される貫通孔31aが、下側に配置されるパネルヒータの貫通孔31aよりも、上側に配置されるパネルヒータの貫通孔31aの方が、開口断面が大きくなるように形成されるようになっている(後述する図4参照)。
このような構成とすることにより、複数の高さ方向流路21のうち、下流側の高さ方向流路21の開口断面が、上流側の高さ方向流路21の開口断面より大きくなることにより、流路内において、上流側よりも下流側の圧力が小さくなるため、排気ガスを上流から下流に向けて停滞させることなく円滑に流すことができるようになる。
なお、複数の高さ方向流路21の開口断面の一部又は全部を、同じ大きさに形成することも勿論可能である。
[水平方向流路]
水平方向流路22は、高さ方向流路21に対して下流側に連通する、本体炉100の高さ方向と交差する水平方向に沿った流路空間であり、本実施形態では複数の水平方向流路22a,22b,22cが備えられている。
具体的には、水平方向流路22は、加熱手段30を構成する板状のパネルヒータの本体31が、筐体部10の内部空間11に水平方向に沿って配設されることで、筐体部10の内部空間11が複数の加熱手段30によって装置高さ方向に仕切られて、筐体部10の内部空間を水平方向に連通する水平方向流路22が構成されるようになる。
そして、加熱手段30が、筐体部10内の高さ方向に複数積層されて配置されることで、複数の加熱手段30によって仕切られた、複数の水平方向流路22(22a,22b,22c)が構成されるようになっている。
上述したように、複数の加熱手段30には、それぞれ貫通孔31aが形成され、複数の高さ方向流路21a〜21cが、筐体部10の正面に向かって左右交互に配置されるようになっている。
従って、複数の高さ方向流路21を介して連通する複数の水平方向流路22は、筐体部10の内部で左右水平方向に互い違いに連通した一つの流路空間として構成され、本体炉100から排出される排気ガスを確実に加熱・再燃焼させることができる長い流路空間として機能させることができるようになる。
ここで、複数の水平方向流路22は、図1,2に示されるように、複数の高さ方向流路21を介して高さ方向に離間して積層されるように配置され、本実施形態では、3つの加熱手段30a,30b,30cと、さらに、加熱手段30とほぼ同様に構成された仕切板13によって仕切られる3つの空間によって、高さ方向に3つ(3層)の水平方向流路22が構成されるようになっている。
仕切板13は、加熱手段30とほぼ同形・同大に形成された板状部材であり、筐体部10内の内部空間11の加熱手段30の上方に、水平方向に沿って配置され、最上部の水平方向流路22cを構成するようになっている。
また、仕切板13には、加熱手段30の貫通孔31aと同様に、貫通孔13aが形成されており、この貫通孔13aが、高さ方向流路21と同様に、最上段の水平方向流路22cと連通しており、この仕切板13の貫通孔13aから、加熱・再燃焼処理されて清浄化された無煙状態のガスが、加熱装置1の上部(外部)に放出・排気されるようになる。
なお、以上のように、水平方向流路22は、本実施形態では、高さ方向に3つ(3層)となるように構成されていたが、これを2層や4層以上とすることも当然可能である。
また、本実施形態では、複数の水平方向流路22は、下流側の水平方向流路22の高さ方向に沿う断面(高さ)が、上流側の水平方向流路22の断面(高さ)より大きく形成されるようになっている。
具体的には、筐体部10の内部空間11内に複数配置される加熱手段30となるパネルヒータ本体31の間隔が、下側よりも上側の方が大きくなるように配置されるようになっている(後述する図4参照)。
このような構成とすることにより、複数の水平方向流路22のうち、下流側の水平方向流路22の断面(高さ)が、上流側の水平方向流路21の断面(高さ)より大きくなることにより、流路内において、上流側よりも下流側の圧力が小さくなるため、排気ガスを上流から下流に向けて停滞させることなく円滑に流すことができるようになる。
なお、複数の水平方向流路22の断面(高さ)の一部又は全部を、同じ大きさに形成することも勿論可能である。
以上のような構成からなる流路20を備えることにより、高さ方向流路21によって排気ガスの流れを乱流にして排気ガス内の不完全燃焼成分を拡散させることができ、かつ、乱流になった排気ガスの流れを、高さ方向流路21に対し下流側に連通する水平方向流路22によって層流にして、不完全燃焼成分を排気ガス内に一様に分布させた上で、不完全燃焼成分を加熱手段30によって加熱することができる。
すなわち、一般に高さ方向に沿って流れる排気ガスの流速が、水平方向に沿って流れる排気ガスの流速よりも早いので、レイノルズ数において前者の場合が後者の場合よりも高いために、乱流、層流が生成されることになる。
これによって、不完全燃焼成分を流路20内において均一に分布・拡散させることができ、加熱手段30による加熱を確実に実行させることができるようになる。
また、本実施形態では、流路20を、下流側の断面が上流側の断面よりも大きく形成するようにしてあるので、流路20内の圧力を、上流側よりも下流側を小さくすることができ、排気ガスを上流から下流に向けて効率的に円滑に流入・通過させることができ、叙述した乱流・層流の作用と相俟って、より確実な加熱処理が実現できるようになる。
さらに、複数の水平方向流路22は、複数の高さ方向流路21を介して高さ方向に離間して積層されるように配置されるので、水平方向に対する省スペース化(コンパクト化)を図ることができるという効果もある。
[加熱手段]
加熱手段30は、少なくとも水平方向流路22に沿って設けられて該水平方向流路22内を水平方向に亘って加熱する手段であり、本実施形態では、図2,3に示したとおり、加熱(発熱)可能な板状のパネルヒータによって構成されている。なお、上記の「水平方向流路22内を水平方向に亘って加熱する」とは、水平方向において水平方向流路22内の全長又は所定長の領域を加熱することを意味する。
本実施形態の加熱手段30となるパネルヒータは、図3に示すように、矩形板状に形成されたパネルヒータの本体31に、水平方向に配設される断熱体からなる複数の板状体32が所定間隔を空けて配設されており、複数の板状体32の間に形成される溝部33には、それぞれ発熱体34が備えられるようになっている。より詳細には、本実施形態では、複数の板状体32は各々、断面形状が凸状をなして本体31の長手方向に沿って配置され、かつ、短手方向に互いに離間してなる。かかる複数の板状体32間の溝部33において、一又は複数の発熱体34が本体31の長手方向に沿って配置されている。
そして、このようにパネルヒータを構成する加熱手段30を、水平方向に配置した状態で、筐体部10の内部空間11において高さ方向に複数積層させて収容可能となっている。
これによって、水平方向流路22が、筐体部10内に高さ方向に離間して水平方向に沿って配置される複数の加熱手段30の間の空間領域によって構成されるようになっている。換言すれば、加熱手段30(発熱体34)は、水平方向流路22に沿って設けられている。かかる加熱手段30(発熱体34)は、水平方向において水平方向流路22の全長又は所定長の領域を加熱するようになっている。
ここで、パネルヒータの本体31と複数の板状体32とは、例えばセラミック繊維からなる断熱体によって構成される。
このように流路20を構成する加熱手段(パネルヒータ)30をセラミック繊維等からなる断熱体によって形成することで、加熱手段30による熱が流路20内に保たれて、効率良く不完全燃焼成分を加熱できるようになり、本体炉100から排出される不完全燃焼成分を、より確実に燃焼させることができるようになる。従って、板状体32・溝部33を含む、パネルヒータの本体31の全体を断熱体によって構成することで、流路20内の加熱・保熱効果が高められ好ましい。
なお、断熱体は、セラミック繊維以外の材質・部材で形成することも可能であるが、流路20の熱を保持する観点からは、断熱効果の高い材質を採用することが好ましい。
また、同様の観点から、加熱手段30を収納する筐体部10の内部空間11の壁面や、流路20の水平方向流路20の最上層を形成するための仕切板13についても、断熱体で構成することができる。
また、断熱体の間に配設される発熱体34は、本実施形態では、電気的に発熱する電気発熱体(電気加熱手段)によって構成されている。
このように、発熱体34として、電気的に加熱する電気加熱手段を採用することにより、酸素ガスを用いたガス加熱と比較して、酸素ガスを必要としないため、酸素ガス容器の設置や、そのための設置費用などが不要となり、加熱装置1の構成・構造を簡易化・小型化できるとともに、コスト面でも有利となる。
なお、発熱体34の構成は、上述した形態のみに限定されず、例えば、加熱手段30は、少なくとも水平方向流路22内を加熱するものであれば良く、水平方向流路22内を加熱するように構成するとともに、高さ方向流路21内を加熱するように構成することもできる。
また、本実施形態に係る加熱手段30は、筐体部10に対して着脱可能に収容されるようになっている。
具体的には、本実施形態の加熱手段30は、図2Bに示すように、パネルヒータ本体31の側面縁部が、筐体部10の内部空間11の内壁面にスライド係合可能に構成されている。例えば、筐体部10の内部空間11の内壁面に、パネルヒータ本体31の側面縁部がスライド係合できる溝部や段部を設けることで構成することができる。
これによって、筐体部10の正面部を取り外した状態で、パネルヒータ本体31は、装置正面側に引き出して着脱・交換が行えるようになっている。
このように、加熱手段30を、筐体部10に対して着脱可能に構成することにより、加熱手段30を構成するパネルヒータの取り外し・取り替えが容易に行えるようになり、加熱手段30のメンテナンス(点検,修理,整備などの作業)も容易に実施できるようになる。
なお、加熱手段30の構成は、上述した形態のみに限定されない。
例えば、加熱手段30を構成するパネルヒータとしては、例えば、矩形板状の断熱体と加熱手段とを有し、断熱体の一面には長手方向に沿う溝部が短手方向に離間して複数設けられ、当該溝部に一又は複数の加熱手段(発熱体)が長手方向に沿って設けられるという構成とすることもできる。
また、本出願人が先に提案している特許3889198号公報に記載されているように、加熱手段が断熱体に埋設される構成としても良い。
[加熱時の動作・空気の流れ]
次に、以上のような構成からなる本実施形態の加熱装置1による本体炉100から排出される排気ガスの再加熱時の動作・空気の流れについて、図4を参照しつつ説明する。
図4は、本実施形態に係る加熱装置1のパネルヒータと流路及び空気の流れを模式的に示す説明図である。
まず、本体炉100において、対象製品等と同一形状に形成されたワックスが石膏で固められたワーク200が加熱処理される(図1参照)。
本体炉100でワーク200に対する加熱処理が行われると、製品形状に形成されたワークが溶融し、ワベンゼンやパラフィン等が含まれた燃焼ガスとなって生成され、その燃焼ガスが、本体炉100の上部に形成された排気口102から本体炉外に排出され、加熱装置1の底面部から流路20内に流れ込む。
流路20内に流れ込んだ排気ガスは、流路20内を上流側から下流側に向けて、加熱装置1の下部側から上部側に向けて流れるように導かれる。
まず、図4に示すように、最下段の高さ方向流路21aから、最下層の水平方向流路22aに排気ガスが流れ込み、気流は装置の図面左から右方向に向かって流れる。
次いで、最下層の水平方向流路22aから、2段目の高さ方向流路21bを経由して、2層目の水平方向流路22bに排気ガスが流れ込み、気流は装置の図面右から左方向に向かって流れる。
さらに、2層目の水平方向流路22bから、3段目の高さ方向流路21cを経由して、3層目(最上層)の水平方向流路22cに排気ガスが流れ込み、気流は再び装置の図面左から右方向に向かって流れる。
このように、本体炉100から流路20内に流れ込んだ排気ガスは、複数の高さ方向流路21及び複数の水平方向流路22によって、筐体部10の内部で左右水平方向に互い違いに連通した流路空間を流れることになり、長い流路空間を通過しつつ、確実な加熱・再燃焼処理が行われるようになる。
また、このとき、高さ方向流路21に沿って流れる排気ガスの流速は、水平方向流路22に沿って流れる排気ガスの流速よりも早くなり、レイノルズ数において高さ方向の流速が水平方向の流速よりも高く(速く)なり、乱流、層流が生成されることになる。
これによって、高さ方向流路21によって排気ガスの流れを乱流にして排気ガス内の不完全燃焼成分を拡散させることができ、かつ、乱流になった排気ガスの流れを水平方向流路22によって層流にして、不完全燃焼成分を排気ガス内に一様に分布させることができる。
従って、本体炉100で生成された不完全燃焼成分は、装置内の高さ方向・水平方向に連通した流路20内において、均一に分布・拡散させられることになり、流路20(水平方向流路22)に沿って配置される加熱手段30のパネルヒータによって、確実な加熱処理が実行されることになる。
また、流路20は、下流側(装置上部側)の断面が、上流側(装置下部側)の断面より大きくなっており、流路20内では、上流側よりも下流側の圧力が小さくなる。このため、排気ガスは上流から下流に向かって停滞することなく円滑に流動・通過することになり、より均一・確実な加熱処理が行われることになる。
そして、流路20で十分に加熱処理された排気ガスは、最上層の水平方向流路22cを構成している仕切板13の貫通孔13aから排出され、清浄化された無煙状態のガスとして、加熱装置1の上部(外部)に放出・排気されることになる。
以上説明したように、本実施形態に係る加熱装置1によれば、本体炉100から排出・流入する排気ガスを通過させつつ再加熱する流路20として、複数の高さ方向流路21と複数の水平方向流路22とを備え、水平方向流路22を高さ方向に仕切るとともに水平方向流路22に沿って設けられるパネルヒータからなる加熱手段33によって、少なくとも水平方向流路22内を水平方向に亘って加熱することができる。
このような構成により、高さ方向流路21によって排気ガスの流れを乱流にして排気ガス内の不完全燃焼成分を拡散させることができ、乱流になった排気ガスの流れを水平方向流路22によって層流にして、不完全燃焼成分を排気ガス内に一様に分布させた状態で、不完全燃焼成分を加熱手段30によって加熱することができる。
これによって、本実施形態の加熱装置1によれば、本体炉から排出される不完全燃焼成分を、ムラなく加熱して確実に燃焼させることができる。
また、本実施形態の加熱装置1によれば、加熱手段30(パネルヒータ)と流路20(高さ方向流路21、水平方向流路22)とからなる構成、より具体的には筐体部10(内部空間11)に対し加熱手段30(パネルヒータ)を設置して流路20(高さ方向流路21、水平方向流路22)を形成する構成であるため、従来の特許文献1のような仕切部材を用いることを要さず構造的に極めて簡易化できる。
また、本実施形態に係る加熱装置1の流路20は、下流側の断面が上流側の断面よりも大きいように構成されるので、流路20内の上流側よりも下流側の圧力が小さいため、本体炉100から排出される排気ガスを、上流から下流に向けて停滞させることなく円滑に流すことができるようになる。
また、加熱装置1の流路20は、複数の水平方向流路22が、複数の高さ方向流路21を経由して高さ方向に離間して積層されるように配置されるので、水平方向に対する省スペース化(コンパクト化)を図ることができ、加熱装置1の小型化・軽量化・低コスト化を図ることができるようになる。
さらに、本実施形態の加熱装置1は、本体炉100の下流側に配置することでアフターバーナー部分として機能させることができ、既存のロストワックス炉にも適用することができ、汎用性・拡張性にも優れている。
以上、本発明の加熱装置について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る加熱装置は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態では、本発明に係る加熱装置として、上述した実施形態では、ロストワックス炉に設けられるアフターバーナーを構成する加熱装置を例にとって説明したが、本発明に係る加熱装置は、ロストワックス炉のアフターバーナーに用いられる場合に限られず、例えば、ごみ焼却炉に設けられる二次燃焼装置として適用することもできる。
本発明に係る加熱装置は、収容された内容物を加熱する本体炉から排気される排気ガスを本体炉外に導きつつ加熱する加熱装置・加熱手段であれば、どのような目的・構成の装置であっても適用できるものである。
本発明は、ロストワックス炉に設けられるアフターバーナーやごみ焼却炉に設けられる二次燃焼装置などを構成する加熱装置として好適に利用可能である。
1 加熱装置(アフターバーナー)
10 筐体部
20 流路
21 高さ方向流路
22 水平方向流路
30 加熱手段(パネルヒータ)
31 本体
31a 貫通孔
32 板状体(断熱体)
33 溝部
34 発熱体
100 本体炉
200 ワーク(内容物)

Claims (7)

  1. 収容された内容物を加熱する本体炉から排気される排気ガスを、本体炉外に導きつつ加熱する加熱装置であって、
    排気ガスを本体炉外に導く流路と、
    前記流路内を加熱する加熱手段と、を備え、
    前記流路は、
    本体炉側の上流から本体炉外側の下流に向けて排気ガスを導くように形成された、
    本体炉の高さ方向に沿った高さ方向流路と、
    前記高さ方向流路に対して下流側に連通する、本体炉の高さ方向と交差する水平方向に沿った水平方向流路と、を有し、
    前記加熱手段は、
    少なくとも前記水平方向流路に沿って設けられて該水平方向流路内を水平方向に亘って加熱し、
    前記流路は、複数の前記高さ方向流路と、複数の前記水平方向流路と、を有し、
    前記複数の水平方向流路は、前記複数の高さ方向流路を介して高さ方向に離間して積層されるように配置され、
    当該複数の水平方向流路のうち、下流側の水平方向流路の高さ方向に沿う断面が、上流側の水平方向流路の前記断面より大きい
    ことを特徴する加熱装置。
  2. 収容された内容物を加熱する本体炉から排気される排気ガスを、本体炉外に導きつつ加熱する加熱装置であって、
    排気ガスを本体炉外に導く流路と、
    前記流路内を加熱する加熱手段と、を備え、
    前記流路は、
    本体炉側の上流から本体炉外側の下流に向けて排気ガスを導くように形成された、
    本体炉の高さ方向に沿った高さ方向流路と、
    前記高さ方向流路に対して下流側に連通する、本体炉の高さ方向と交差する水平方向に沿った水平方向流路と、を有し、
    前記加熱手段は、
    水平方向に配設される断熱体からなる複数の板状体と、この複数の板状体の間に水平方向に沿って配設される発熱体とを有するパネルヒータからなり、
    少なくとも前記水平方向流路に沿って設けられて該水平方向流路内を水平方向に亘って加熱し、
    前記加熱装置が、
    前記パネルヒータを、水平方向に配置した状態で高さ方向に複数収容可能な筐体部を備え、
    前記水平方向流路が、
    前記筐体部内に高さ方向に離間して水平方向に沿って配置される複数の前記パネルヒータの間に形成される
    ことを特徴する加熱装置。
  3. 前記流路は、下流側の断面が上流側の断面よりも大きく形成される
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の加熱装置。
  4. 前記流路は、複数の前記高さ方向流路と、複数の前記水平方向流路と、を有し、
    前記複数の水平方向流路は、前記複数の高さ方向流路を介して高さ方向に離間して積層されるように配置され、
    当該複数の水平方向流路のうち、下流側の水平方向流路の高さ方向に沿う断面が、上流側の水平方向流路の前記断面より大きい
    ことを特徴する請求項記載の加熱装置。
  5. 前記加熱手段は、電気的に発熱する発熱体を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項記載の加熱装置。
  6. 前記断熱体が、セラミック繊維からなる
    ことを特徴とする請求項記載の加熱装置。
  7. 前記パネルヒータが、前記筐体部に対して着脱可能に収容される
    ことを特徴とする請求項記載の加熱装置。
JP2014170279A 2014-08-25 2014-08-25 加熱装置 Expired - Fee Related JP6438708B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014170279A JP6438708B2 (ja) 2014-08-25 2014-08-25 加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014170279A JP6438708B2 (ja) 2014-08-25 2014-08-25 加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016044904A JP2016044904A (ja) 2016-04-04
JP6438708B2 true JP6438708B2 (ja) 2018-12-19

Family

ID=55635628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014170279A Expired - Fee Related JP6438708B2 (ja) 2014-08-25 2014-08-25 加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6438708B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108687303B (zh) * 2018-05-29 2019-11-05 谷英梅 一种蜡模铸造用的熔蜡装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3889198B2 (ja) * 2000-03-27 2007-03-07 ニチアス株式会社 電熱ヒータ構造およびその製造方法
JP2004162963A (ja) * 2002-11-12 2004-06-10 Sumitomo Electric Ind Ltd ガス加熱方法及び加熱装置
JP3142832U (ja) * 2008-04-17 2008-06-26 株式会社イーアンドエムエンジニアリング 脱脂炉

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016044904A (ja) 2016-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6341466B2 (ja) 触媒式蓄熱燃焼装置
CO6231061A2 (es) Quemador de combution interna
JP6438708B2 (ja) 加熱装置
ITPN20070009A1 (it) "forno di cottura con bruciatore pre-miscelato per caldaie"
ITMI951919A1 (it) Mattone di parete refrattario per un canale del fumo di un forno a camere anulare aperto
KR100973342B1 (ko) 복수의 배기가스통로를 구비한 화장로
KR20120088414A (ko) 고효율 화장로가 구비된 화장장시스템
JP2007212081A (ja) 燃焼加熱器
US3827861A (en) Device for thermal afterburning of exhaust air
ITPN960026U1 (it) Friggitrice a gas con turbolatore perfezionato
JP4860676B2 (ja) 連続加熱炉
JP6357136B2 (ja) 火葬炉
JP6688511B2 (ja) ストーブ
JP6178633B2 (ja) 薪ストーブ
KR101122156B1 (ko) 소둔로의 라디안트 튜브 가열용 표면연소 버너를 구비한 소둔로
JP2012189241A (ja) 蓄熱式バーナ炉
JP2014040962A (ja) ラジアントチューブバーナ
KR101677250B1 (ko) 화목 보일러
RU61012U1 (ru) Отопительное устройство
JP4925853B2 (ja) 反応炉
JP2019052848A (ja) 流動床式焼却炉
ITMI952150A1 (it) Dispositivo di ripartizione dell'aria di alimentazione agente sull'aria di combustione di apparecchature di riscaldamento in
JP2014105922A (ja) 排ガス燃焼装置
US742708A (en) Recuperator gas-furnace.
JP6511267B2 (ja) 流動床式焼却炉

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170710

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20170710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180320

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180410

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6438708

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees