JP2014074268A - 錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来からのピンシリンダー型の錠装置に改良を加えたものであり、その操作性及び取付性を格段に向上させたピンシリンダー型錠装置を低廉なコストで提供することを目的とする。
【解決手段】略円筒状をなすハウジングと、揺動するスライドユニットと、複数のピン群との組み合わせによりシアラインをあわせて行わせるシリンダー機構と、スライドユニットを塞ぐ蓋部材とを有し、揺動したスライドユニットによりベースを回転可能とし、施解錠部の回転により施解錠状態とするピンシリンダー型錠装置であり、略円筒状をなすハウジング外周にはスライドカバー部材が被嵌され、スライドカバー部材は施解錠操作時に、サブキー挿入口を塞いでサブキー交換を阻止してなり、ハウジングの表面側には、回転軸側に設けられた施解錠操作軸の回転操作角度を変更可能にする回転変更部材が設けられたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ピンシリンダー型の錠装置に関するものである。
近年、震災などの災害の発生によって生ずる停電などから電力供給が緊急停止し、この電力緊急停止より発生する諸問題がクローズアップされている。
例えば自家発電装置を備えていないビルやホテルなどにおいては、停電による電力供給緊急停止が様々な障害をもたらす。
近年、電力によって錠装置の施解錠を行ういわゆる電気錠が脚光を浴びているが、この電気錠についても例えば停電による電力供給緊急停止により全く施解錠できなくなり、そのため部屋に閉じ込められたり、部屋に入れなくなったりとの不具合が生じている。
よって、最近、前記電気錠に替わり、機械的な構造をなすピンシリンダー型の錠装置が再注目され、見直されてきている現状がある。
特にキーを変更できるいわゆる可変シリンダーは、キーの使用者が代わった場合やキーの紛失時には容易にキーを変更できる。また、同一シリンダー(同じキーで解錠できる)にして管理をし易くすることも容易に可能なので、近年、需要が増えてきている。
特開昭53−146899号公開公報
ここで、従来の機械的なピンシリンダー型の錠装置につき、その構成を簡単に説明すると、例えば、板状をなすカード(メインキー)の決められた位置に複数穴を開けてキー(鍵違い)とし、ピンシリンダー側には前記メインキーの対となるカード(サブキー)をセットして、固有のシリンダーとし、前記キーとシリンダーとがメインキーとサブキーとを交換することにより鍵を可変出来る可変方式としてあり(参照Vingcard:現在はICカード方式が一般的であるが、世界中のホテルロック用として主に普及した。現在震災の教訓から機械式のこの方式が見直されている。)、特に前記サブキーを交換することにより、簡単にキーチェンジができるメリットがある構成とされているものである。そして、現在我が国でも賃貸物件などに広く用いられる錠装置となっている。
このいわゆるコードユニット方式を用いたピンシリンダー型の錠装置は、過去に複数製品化されているが、前記コードユニット方式を用いたピンシリンダー型の錠装置は、当該錠装置のいわゆる本体部分を外してサブキーを交換するか、あるいはサブキーの挿入口を開閉するために別にキーシリンダーを設けるものしか存在しなかった。
前者の場合は、外すための工具が必要となり、簡単に交換することが出来ない。また後者の場合は、製品の防犯性能が、キーシリンダーの防犯性能とイコールとなり、本来のコードユニットの防犯性能とは異なるとの問題がある。
そこで本発明は、サブキーの挿入口を覆うためのスライドカバー部材を用いて、そのスライドカバー部材が解錠時にのみ奥方向へスライドして挿入口が現れる機構とすると共に、また、サブキーをセットあるいは交換して新規のメインキーで解錠、あるいは施錠操作(どちらかに90度回転)すると、スプリングで自動的にスライドカバー部材は手前方向の元の位置に戻り、サブキーの挿入口は塞がってしまう機構としたものである。
さらに、セットする錠本体の構造上、メインキーは上から挿入して操作するものであり、またその操作回転角度は、時計で表現すると12時の位置から右90度の3時の位置と、左90度の9時の位置の範囲(180度)となる。
ここで、例えば、本件の錠装置が一般的な高さより上よりについているときなどを想定すると、メインキーを上から挿す構造のために、高齢者や子供がきわめて挿入し辛い状況となっている。
また本件の錠装置を取り付ける扉は外開き、内開き、左勝手、右勝手と様々であり、このように扉の設置状況により、それに取り付ける錠装置が12時を中心に3時と9時の位置のみを操作回転とした場合、操作し辛い、あるいは操作できない場合が発生することにもなる。
そこで本発明では、キーを挿入して操作するシリンダー部分と錠装置の錠本体とを接続する中間部分にマウントピース部品とマウント回転子部品を設けて、その接続角度を自由に選択できる構造とすることで、操作範囲の前記従来の時計で表現すると12時の位置から右90度の3時の位置と、左90度の9時の位置の範囲(180度)を自由に決められることとした。
例えば、時計の3時から9時の範囲で、時計の6時を中心とした下半分の操作範囲とすることもできるし、時計の1時半から7時半の範囲で、時計の4時半を中心とする180度の範囲にすることもできる様にしたものである。
このように、本発明は従来からのピンシリンダー型の錠装置に前述したような改良を加えたものであり、その操作性及び取付性を格段に向上させたピンシリンダー型錠装置を低廉なコストで提供することを目的とするものである。
本発明によるピンシリンダー型錠装置は、
略円筒状をなすハウジングと該ハウジング内に収納されるベースとベースに嵌合し、ベースの一方向に進退可能に揺動するスライドユニットと、前記スライドユニットの揺動を、メインキー及びサブキーに設けられた複数の穴、該複数の穴内に移動する複数のピン群との組み合わせによりシアラインをあわせて行わせるシリンダー機構と、前記ベースに嵌合したスライドユニットを塞ぐ蓋部材とを有し、前記揺動したスライドユニットにより、ベースを回転可能とし、前記ベースの回転軸部に設けられた施解錠部の回転により錠本体を施解錠状態とするピンシリンダー型錠装置であり、
前記略円筒状をなすハウジング外周には、略円筒状のスライドカバー部材が被嵌され、該スライドカバー部材は、施解錠操作時に、サブキー挿入口を塞いで、サブキー交換を阻止してなり、
前記ハウジングの表面側には、該ハウジングの回転軸側に設けられた施解錠操作軸の回転操作角度を変更可能にする回転変更部材が設けられた、
ことを特徴とするものである。
かくして、本発明によれば、サブキーの挿入口を覆うためのスライドカバー部材を用いて、そのスライドカバー部材が解錠時にのみ奥方向へスライドして挿入口が現れる機構とすると共に、また、サブキーをセットあるいは交換して新規のメインキーで解錠、あるいは施錠操作(どちらかに90度回転)すると、スプリングなどで自動的にスライドカバー部材は手前方向の元の位置に戻り、サブキーの挿入口は塞がってしまう機構とすると共に、セットする錠本体の構造上、メインキーは上から挿入して操作するものとなっており、その操作回転角度は、時計で表現すると12時の位置から右90度の3時の位置と、左90度の9時の位置の範囲(180度)となっているが、錠装置が一般的な高さより上よりについているときなどを想定すると、メインキーを上から挿す構造のために、高齢者や子供がきわめて挿入し辛い状況となっていたり、錠装置を取り付ける扉は外開き、内開き、左勝手、右勝手と様々であり、このように扉の設置状況により、それに取り付ける錠装置が12時を中心に3時と9時の位置のみを操作回転とした場合、操作し辛い、あるいは操作できない場合が発生することにもなる。そこで、キーを挿入して操作するシリンダー部分と錠装置の錠本体とを接続する中間部分にマウントピース部品とマウント回転子部品を設けて、その接続角度を自由に選択できる構造とすることで、操作範囲の前記従来の時計で表現すると12時の位置から右90度の3時の位置と、左90度の9時の位置の範囲(180度)を自由に決められる構造とし、もって、操作性及び取付性を格段に向上させたピンシリンダー型錠装置を低廉なコストで提供出来るとの優れた効果を奏するものである。
ハウジングの内側の構成を説明する説明図である。 ベースの構成を説明する説明図(1)である。 ベースの構成を説明する説明図(2)である。 ベースの裏面側の構成を説明する説明図である。 スライドユニットの構成を説明する説明図である。 蓋部材の構成を説明する説明図である。 組み立てられた蓋部材とベースの一方側の側面を示して説明する説明図である。 組み立てられた蓋部材とベースの他方側の側面を示して説明する説明図である。 メインキー及びサブキーの構成を説明する説明図である。 ベースの外周面を説明する説明図である。 スライドカバー部材の構成を説明する説明図である。 スライドカバー部材の取り付け状態を説明する説明図(1)である。 スライドカバー部材の取り付け状態を説明する説明図(2)である。 ハウジングの表面側の面に取り付けられるマウントピース及びハウジングの外側の外観を説明する説明図である。 施解錠を行うためのシアラインをあわせる動作を説明する動作説明図である。
以下、本発明を図に示す実施例に基づいて説明する。
まず、図1に本発明の主要な構成部材であるハウジング1の内側を示す。該ハウジング1は金属製からなり、略円盤ケース状をなして一方側の端面は開口されてなり、他方側の塞がれている端面中央には透孔2が穿設されている。また透孔2の周囲には、リング状の凸部3が形成されていると共に、その凸部3の所定箇所には凹状の切り欠き部4がリング状の凸部3の幅方向に向かって、前記凸部3を切り欠く様形成されている。
図2、図3には、前記ハウジング1の内側に嵌合する円盤形状をなすベース5を表面側から示したものである。当該ベース5は合成樹脂材により構成され、このベース5には、前記ハウジング1の前記凸部3に遊嵌するリング状の凹溝部6が設けられ、かつ該凹溝部6の所定箇所には該凹溝部6を横切って移動する移動片7が嵌合する貫通孔11が設けられている。
そして、この移動片7は後述するスライドユニット8に設けられたものであり、スライドユニット8はベース5の裏面側に取り付けられており、移動片7は、スライドユニット8の揺動と共に一体的に前記貫通孔11内長手方向に向かって移動するよう構成されている。
なお、中央の円柱状をなす部材は施解錠用操作接続杆9である。該施解錠用操作接続杆9の先端面には十字溝42が設けられており、該十字溝42内には後述する調節ドライバー39がはめ込まれる。この施解錠用操作接続杆9の機能については後述する。
図4はベース5の裏面側を説明するものであり、裏面の両側には、ガイド壁12、12が設けられ、このガイド壁12、12間の面は操作面13として機能するものであり、該操作面13にはマトリックス状にピン挿入用穴10・・・・が複数穿設されている。さらにこの操作面13の上方位置には、前述した表裏面に貫通する方形状の貫通孔11が設けられ、該貫通孔11内において前記したスライドユニット8の移動片7が遊嵌されその中を移動出来る様構成されている。
図5に前記操作面13に添設されて取り付けられるスライドユニット8を示す。
該スライドユニット8はベース5における一対のガイド壁12、12間に収まる幅を有し、ガイド壁12、12の長手方向に沿って揺動するよう構成されている。そして、先端側には前述した移動片7が突設されており、該移動片7は前記ベース5の貫通孔11に収納されてその中を移動するものとなる。従って、スライドユニット8の揺動幅は前記移動片7の貫通孔11内での幅内ということになる。
スライドユニット8の面部にはやはりマトリックス状にピン挿入用穴10・・・・が複数穿設されている。
なお、このスライドユニット8は、前記ベース8がハウジング1の内部に収納されて組み立てられたとき、ハウジング1の前記切り欠き部4に前記移動片7が嵌合し、ハウジング1の回転が阻止されるよう構成される。そして、この回転阻止動作によって本件錠装置の施錠操作が出来ることになる。
図6にスライドユニット8が組み入れられたベース5を塞ぐ蓋部材40を示す。蓋部材40に設けられた係止突起14、14がベース5に設けられた係止穴15、15(図4参照)に嵌入し、蓋部材40とベース8とが一体化されて組み立てられる。
図7は、組み立てられた蓋部材40とベース5の一方側の側面を示したもので、該側面には一対のガイド壁12、12間に移動可能にして取り付けられたスライドユニット8の先端面16が可視できる第1操作部17が形成されている。そして、このスライドユニット8の先端面16(図5参照)側には図9に示す基面に複数の操作穴41・・・が設けられたメインキー22が挿入されて操作されるメインキー挿入口23が形成されている。
また、図8は、組み立てられた蓋部材40とベース5の他方側の側面を示したもので、該他方側の側面には一対のガイド壁12、12間に移動可能にして取り付けられたスライドユニット8の他端面20が可視できる第2操作部21が形成されている。そして、前記可視できるスライドユニット8の他端面20には図9に示す基面に複数の操作穴41・・・が設けられたサブキー18挿入用の挿入口19が形成されている。
ところで、図10に示す様に、ベース8の外周端面には、外周方向に向かって延びる突条24が、前記サブキー18とメインキー22を挿し込む挿入口19,23に対応し、かつその長さとほぼ同様の長さにして設けられている。よって、前記突条24を外周方向で2カ所において繋げていない突条不連続部25,25が形成されるものとなる。
図11はスライドカバー部材26を示すものであり、該スライドカバー部材26は、略円筒状をなし、ハウジング1の外周側に被嵌し、ハウジング1の外側面に取り付けられる。また、スライドカバー部材26には一方側の端面から各々スライドカバー部材26の軸心方向に向かって張り出した方形状の張り出し片27,27が設けられている。
図12に示す様に、前記スライドカバー部材26は、ハウジング1の外周に被嵌され、前記張り出し片27、27は突条不連続部25,25から突条24、24の奥側に形成された第1摺動溝36側に移動し、スプリングなどの押圧部材によってたえず蓋部材40側へ押され、サブキー18を挿入する挿入口19を塞ぐ機能を果たすものとなっている。
図13は、スライドカバー部材26を蓋部材40とは反対側、すなわち本件の錠装置が取り付けられる扉側へ押圧し、サブキー18の挿入口19を露出した状態を示したものである。このようにサブキー18の挿入口19を露出出来る様スライドカバー部材26を押圧してスライド出来るのは後述する場合となる。
次に図14に、ハウジング1の表面側の面に取り付けられるマウントピース28及びハウジング1の外側の外観図を示す。該マウントピース28は、図示したハウジング1の外周側に所定の間隔をあけてリング状に穿設された取り付け孔29・・・に対向するよう穴30・・・が設けられた円状張り出し部31と、前記ベース5に設けられた施解錠用操作接続杆9を内部に収納できるよう構成された筒状収納部32とを有して構成されている。
そして、前記筒状収納部32の先端面には、前記施解錠用操作接続杆9の操作角度を調節できるようにした施解錠用のドライバー38つき回転調節部材33が設けられている。
以上において、本発明による錠装置の動作につき説明する。
図15から理解されるように、挿入口19にサブキー18を挿入し、かつメインキー挿入口23にメインキー22を挿入し、ベース5とスライドユニット8の操作面13に複数設けられたピン挿入用穴10・・・に挿入された複数の操作ピン類34・・・を上下動させ、もってシアライン35を阻止する操作ピン類34・・・をなくす。このように、シアライン35をフリーにすることにより、スライドユニット8はメインキーの挿入方向へ移動する。
すると、スライドユニット8の移動片7が貫通孔11内において移動し、ハウジング1の切り欠き部4に該移動片7が嵌合する。これにより施解錠操作ができる構造となる。
すなわち、シアライン35を阻止する操作ピン類34がなければスライドユニット8が揺動し、この揺動に伴って移動片7が貫通孔11内で移動し、この移動に伴って、切り欠き部4に移動片7が嵌合し、もってハウジング1とベース5が回転できるようになり、これによりベース5に設けられた施解錠用のドライバー38(図14参照)が90度回転し、これに連結された施錠部材によって施解錠操作ができることになる。
ここで、シアライン35をあわせるべく複数の操作ピン類34・・・を移動させるのは、前記の様にサブキー18とメインキー22の挿入によってである。
ところで、通常は上方からメインキー22をメインキー挿入口23に挿し込み、下側へ押す。すると、前述のシアライン35がフリーになると共に、前記切り欠き部4に移動片7が嵌合する。その状態からメインキー22を持ちながら90度左右のいずれかの方向へ回転させる。
すると、施解錠操作接続杆9などに連結している施錠部材が作動し、施錠状態にする。施錠状態になった後、再びメインキー22を90度回転させて元の上方位置に戻し、その状態でメインキー22を抜く。
これで、本件の錠装置は施錠されることになる。
次に、解錠する場合は、再び上方位置からメインキー22をメインキー挿入口23に挿し込み、今度は施錠した方向とは逆の方向へ90度回転させる。
すなわち、施錠するとき、右側方向である時計の3時方向へ回転させたときは、逆に左側である時計の9時方向へ回転させる。すると、錠は解錠される。次いで再びメインキー22を元の上方位置に戻し、該メインキー22を抜き取ればよい。
ところで、1枚のサブキー18と複数枚のメインキー22とはセットになっており、所定の位置に所定の操作穴41・・・を複数有する1枚のサブキー18に対し、セットになる所定の位置に所定の操作穴41・・・を複数有するメインキー22を複数枚用意することにより簡単に複数の鍵違いを作ることが出来る。
しかし、決められた所定の位置に所定の操作穴41・・・を複数有するサブキー18を別のサブキー18に変更すると、今まで使用していた複数枚のメインキー22は使用できなくなってしまい、そのサブキー18とセットになっている別の対となる複数枚のメインキー22を挿し込んで使用することになる。
すなわち、このことは、サブキー18自体を別のサブキーに変更できれば、今までのメインキー22がなくとも、別のメインキー22を使用して解錠できてしまうことを意味する。
よって、本件の錠装置が施錠されているとき、サブキー18を交換出来ないようにすることが重要なのである。
そのため、本件発明では、スライドカバー部材26を設け、施錠時には、サブキー18の挿入口19を塞ぐものとしたのである。
ここで、サブキー18を交換する場合は、対となるメインキー22で扉などに取り付けられた、ハウジング1、ベース5,スライドユニット8、蓋部材40などで構成されている錠本体を90度回転させた位置にし、予めスプリング部材などで手前側(蓋部材40側)に付勢力を持って取り付けられたスライドカバー部材26を押してサブキー18の挿入口19を開いたまま、一旦錠本体を回転させ、元の位置に戻す。この時サブキー18の挿入口19は露出したままの状態を保持する。
ここで、ハウジング1の外周に被嵌されたスライドカバー部材26の移動は、前述した張り出し片27、27が突条不連続部25,25から突条24、24の奥側(施解錠用操作接続杆9側)に形成された第1摺動溝28に移動することにより行われ、もってサブキー18を挿入する挿入口19を露出させることになる
そして、サブキー18を挿入する挿入口19を露出させた状態で、メインキー22を抜き、次にサブキー18を抜く。その後、新しいサブキー18を挿入口19から挿入する。さらに、新しいメインキー22をメインキー挿入口23から挿入して90度回転させる(どちらの方向でも可)。
すると、スライドカバー部材26はバネにより元の位置に戻り、前記したスライドカバー部材26の張り出し片27、27が突条24の手前側の溝(蓋部材40側の溝)、すなわち第2摺動溝37側に移動するものとなる。そして、スライドカバー部材26を押してもサブキー18の挿入口19は露出されないものとなる。
次に、本件錠装置における操作回転角度対策について説明する。
セットする錠本体の構造上、メインキー22は前述のように上方から下に向かって垂直に挿入してから回転操作し、施解錠するよう構成されている。
そして、その操作回転角度は、時計で表現すると12時の位置から右90度の3時の位置と、左90度の9時の位置の範囲(180度の範囲)となること既に説明した。
ここで、錠が一般的な高さより上よりについているときは、カードを上から挿すためには、高齢者や子供が挿入し辛い状況となる。また本件の錠装置が取り付けられる扉の態様は一定ではなく、外開き扉、内開き扉、左勝手扉、右勝手扉と様々である。
このように扉の設置状況により、時計の12時の位置を中心に3時と9時の位置のみを操作回転とした場合、操作し辛い、あるいは操作できない場合が多々発生することになる。
そこで本発明では、いわゆるシリンダー機構の部分と錠本体部とを接続する中間部分、すなわちハウジング1の表面側にマウントピース28とマウント回転子部品となる回転調節部材33を設けて、その接続角度を自由に選択できる構造とすることで、操作範囲の180度を自由に決められることとしたのである。
例えば、時計の3時の位置から9時の位置の、いわゆる時計の6時を中心とした下半分の操作範囲とすることもできるし、時計の1時半の位置から7時半の位置の範囲で、時計で示す4時半を中心とする180度の範囲にすることもできるものとした。
回転角度の変更は、図13に示すように、ハウジング1の表面に、所定間隔をあけてリング状に設けられた複数個の取り付け孔29・・・とマウントピース28に、やはり所定間隔をあけてリング状に設けられた複数個の穴30・・・とを用い、これら複数の取り付け孔29・・・に対しマウントピース28を所定の角度に回転させた後、マウントピース28側の穴30・・・を、前記取り付け孔29にあわせてビスなどを螺合して取り付けるものとなる。
すなわち、通常、施解錠操作は、いわゆるドライバー38(図13参照)が垂直方向に位置する箇所から左右に90度回転すると施錠状態となる。
したがって、通常、メインキー22は上から上方から下側垂直方向に挿し、その状態から左右へ90度回転させて施解錠操作を行うのであるが、前述したように、錠が一般的な高さより上よりについているときは、カードを上から挿すためには、高齢者や子供が挿入し辛い状況となる。よって下から上に向かって挿せるよう構成することが必要となる。
その場合、メインキー22を挿し込むメインキー挿入口23が設けられたスライドユニット8、ベース5やハウジング1で構成されたシリンダー機構の部分を180度回転させて取り付ける必要が生じるのである。
また本件の錠装置が取り付けられる扉の態様は一定ではなく、外開き扉、内開き扉、左勝手扉、右勝手扉と様々である。よって、前述したように、メインキー22を挿し込んで操作する操作角度を時計の1時半の位置から7時半の位置の範囲で、時計で示す4時半を中心とする180度の範囲にすることも必要になることがある。
そこで、メインキー22を挿し込むメインキー挿入口23が設けられたスライドユニット8、ベース5やハウジング1で構成されたシリンダー機構の部分を下から上に向かって挿せるよう180度回転させ、その回転させた状態でマウントピース28側の穴30・・・とハウジング1側の取り付け孔29・・・とをあわせてマウントピース28を取り付ければよいのである。
そして、ベース5と連動して回転する施解錠用操作接続杆6と中間部材である回転調節部材33とを調節ドライバー39により調節して接続することで、施解錠操作を行うドライバー38の位置を常に垂直位置から水平位置の回転にさせることが出来るものとなる。
1 ハウジング
2 透孔
3 凸部
4 切り欠き部
5 ベース
6 凹溝部
7 移動片
8 スライドユニット
9 施解錠用接続杆
10 ピン挿入用穴
11 貫通孔
12 ガイド壁
13 操作面
14 係止突起
15 係止穴
16 スライドユニットの先端面
17 第1操作部
18 サブキー
19 挿入口
20 スライドユニットの他端面
21 第2操作部
22 メインキー
23 メインキー挿入口
24 突条
25 突条不連続部
26 スライドカバー部材
27 張り出し片
28 マウントピース
29 取り付け孔
30 穴
31 円状張り出し部
32 筒状収納部
33 回転調節部材
34 操作ピン類
35 シアライン
36 第1摺動溝
37 第2摺動溝
38 ドライバー
39 調節ドライバー
40 蓋部材
41 操作穴
42 十字溝

Claims (1)

  1. 略円筒状をなすハウジングと該ハウジング内に収納されるベースとベースに嵌合し、ベースの一方向に進退可能に揺動するスライドユニットと、前記スライドユニットの揺動を、メインキー及びサブキーに設けられた複数の穴、該複数の穴内に移動する複数のピン群との組み合わせによりシアラインをあわせて行わせるシリンダー機構と、前記ベースに嵌合したスライドユニットを塞ぐ蓋部材とを有し、前記揺動したスライドユニットにより、ベースを回転可能とし、前記ベースの回転軸部に設けられた施解錠部の回転により施解錠状態とするピンシリンダー型錠装置であり、
    前記略円筒状をなすハウジング外周には、略円筒状のスライドカバー部材が被嵌され、該スライドカバー部材は、施解錠操作時に、サブキー挿入口を塞いで、サブキー交換を阻止してなり、
    前記ハウジングの表面側には、該ハウジングの回転軸側に設けられた施解錠操作軸の回転操作角度を変更可能にする回転変更部材が設けられた、
    ことを特徴とするピンシリンダー型錠装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016125202A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 シャーロック株式会社 カード式錠装置

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