JP2014074067A - メシル酸イマチニブのf、g、h、iおよびk結晶形 - Google Patents

メシル酸イマチニブのf、g、h、iおよびk結晶形 Download PDF

Info

Publication number
JP2014074067A
JP2014074067A JP2014005741A JP2014005741A JP2014074067A JP 2014074067 A JP2014074067 A JP 2014074067A JP 2014005741 A JP2014005741 A JP 2014005741A JP 2014005741 A JP2014005741 A JP 2014005741A JP 2014074067 A JP2014074067 A JP 2014074067A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
acid addition
methanesulfonic acid
addition salt
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014005741A
Other languages
English (en)
Inventor
Michael Mutz
ミヒャエル・ムッツ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Novartis AG
Original Assignee
Novartis AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GB0524062A external-priority patent/GB0524062D0/en
Priority claimed from GB0524061A external-priority patent/GB0524061D0/en
Application filed by Novartis AG filed Critical Novartis AG
Publication of JP2014074067A publication Critical patent/JP2014074067A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D401/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
    • C07D401/02Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings
    • C07D401/04Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings directly linked by a ring-member-to-ring-member bond
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/495Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with two or more nitrogen atoms as the only ring heteroatoms, e.g. piperazine or tetrazines
    • A61K31/496Non-condensed piperazines containing further heterocyclic rings, e.g. rifampin, thiothixene
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • A61P35/02Antineoplastic agents specific for leukemia
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • A61P35/04Antineoplastic agents specific for metastasis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D401/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
    • C07D401/14Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing three or more hetero rings

Abstract

【課題】4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−(4−(ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル]−ベンズアミドのメタンスルホン酸付加塩の特定の結晶形の提供。
【解決手段】 本発明は、4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−(4−(ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル]−ベンズアミドのメタンスルホン酸付加塩のF結晶形、G結晶形、H結晶形、I結晶形およびK結晶形を提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は、4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−(4−(ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル]−ベンズアミドのメタンスルホン酸付加塩(式Iの化合物、下記参照)の特定の結晶形、それらの製造のための特定の方法、これらの結晶形を含む医薬組成物、および温血動物、とりわけヒトの診断法におけるまたは、好ましくは、治療的処置のためのそれらの使用、および中間体としての、または温血動物、とりわけヒトの診断法においてまたは、好ましくは治療的処置のために使用する医薬製剤の製造のためのそれらの使用に関する。
発明の背景
イマチニブとしても既知の4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−(4−(ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル]−ベンズアミドの製造、および、とりわけ抗腫瘍剤としてのその使用は、1993年10月6日に公開された特許文献1の実施例21に、および多くの他国の対応出願において記載されている。本化合物は、これらの文献において、遊離形としてしか例示されていない(塩としてはない)。
メシル酸イマチニブまたはSTI571としても既知の4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)−N−[4−メチル−3−(4−(ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イルアミノ)フェニル]−ベンズアミドメシレート、それらのアルファおよびベータ結晶形、ならびにその医薬的使用は、特許文献2に記載されている。メシル酸イマチニブは、慢性骨髄性白血病(CML)および消化器間質腫瘍(GIST)の処置に対する承認薬である医薬Gleevec(登録商標)(Glivec(登録商標))の活性成分である。メシル酸イマチニブの他の多型、いわゆるH1形は、特許文献3に記載されている。
欧州特許出願公開第0564409号明細書 米国特許第6894051号明細書 国際公開第2004/106326号
本発明により、特定の条件下で、メタンスルホン酸塩の新規結晶形を発見することができ、それをここでF結晶形、G結晶形、H結晶形、I結晶形およびK結晶形と呼び、そして、これらの形態は有益な有用性および特性を有する。
発明の詳細な記載
本発明を、以下に図および他の助けを借りてより詳細に記載する。
本発明は、式I
のイマチニブのメタンスルホン酸付加塩のとりわけ本質的に純粋な結晶形、好ましくは以後F結晶形、G結晶形、H結晶形、I結晶形およびK結晶形と呼ぶ結晶形に関する。
式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のF結晶形のX線回折ダイアグラムを示す。 式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のG結晶形のX線回折ダイアグラムを示す。 式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のH結晶形のX線回折ダイアグラムを示す。 式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のI結晶形のX線回折ダイアグラムを示す。 式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のK結晶形のX線回折ダイアグラムを示す。
図面の記載
式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のF結晶形は、8.4°および8.6°の回折角2シータで見られるX線回折ダイアグラムの線により特徴付けられる。
図1は、式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のF結晶形のX線回折ダイアグラムを示す。X線ダイアグラムにおいて、回折角2シータを水平軸(x軸)に、そして相対的線強度(背景補正ピーク強度)を垂直(y軸)にプロットする。X線粉末回折パターンをBruker D8 GADDS Discover回折計で、Cu Kα線源(Kα1照射、波長λ=1.54060オングストローム)を使用して測定する。フィルム上の線の光学密度は光強度に比例する。フィルムを線スキャナーを使用してスキャンする。X線回折ダイアグラムにおける最強線は、20.9°の回折角で観察される。より広義に、F結晶形は、8.4°、8.6°、13.3°、16.2°、16.8°、17.1°、19.5°、20.9°、23.6°および24.5°の回折角2シータでの回折により特徴付けられる。式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のF結晶形の本質的に純粋な物質において、線は回折角2シータ8.4°、8.6°、10.4°、13.3°、14.7°、16.2°、16.8°、17.1°、19.5°、20.9°、22.2°、23.1°、23.6°、24.5°、25.1°、26.0°、26.9°、28.5°、29.1°および30.3°で観察され得る。
式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のG結晶形は、10.5°の回折角2シータで観察されるX線回折ダイアグラムにおける線と、4°と8°の間の回折角2シータに何ら線が存在しないことにより特徴付けられる。
図2は、式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のG結晶形のX線回折ダイアグラムを示す。X線ダイアグラムにおいて、回折角2シータを水平軸(x軸)に、そして相対的線強度(背景補正ピーク強度)を垂直(y軸)にプロットする。X線粉末回折パターンをBruker D8 GADDS Discover回折計で、Cu Kα線源(Kα1照射、波長λ=1.54060オングストローム)を使用して測定する。フィルム上の線の光学密度は光強度に比例する。フィルムを線スキャナーを使用してスキャンする。G結晶形のX線回折ダイアグラムにおいて、線は、10.5°、18.1°および18.7°の回折角2シータで観察される。より広義に、G結晶形は、10.5°、15.0°、17.2°、18.1°、18.7°、19.2°、21.1°および21.3°の回折角2シータでの回折により特徴付けられる。式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のG結晶形の本質的に純粋な物質において、線は回折角2シータ10.5°、12.9°、13.9°、14.1°、15.0°、16.6°、17.2°、17.5°、18.1°、18.7°、19.2°、19.8°、20.6°、21.1°、21.3°、21.7°、22.1°、22.8°、23.9°、24.3°、25.1°および28.6°で観察され得る。
式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のH結晶形は、32.9°の回折角2シータで観察されるX線回折ダイアグラムにおける線により特徴付けられる。
図3は、式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のH結晶形のX線回折ダイアグラムを示す。X線ダイアグラムにおいて、回折角2シータを水平軸(x軸)に、そして相対的線強度(背景補正ピーク強度)を垂直(y軸)にプロットする。X線粉末回折パターンをBruker D8 GADDS Discover回折計で、Cu Kα線源(Kα1照射、波長λ=1.54060オングストローム)を使用して測定する。フィルム上の線の光学密度は光強度に比例する。フィルムを線スキャナーを使用してスキャンする。X線ダイアグラムにおいて、H結晶形は、25.1°の回折角2シータでの線により特徴付けられる。より広義に、H結晶形は、10.5°、22.8°、25.1°および32.9°の回折角2シータでの回折により特徴付けられる。式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のH結晶形の本質的に純粋な物質において、線は回折角2シータ10.5°、13.8°、15.7°、18.1°、21.0°、22.8°、24.3°、25.1°、26.3°、29.7°および32.9°で観察され得る。
式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のI結晶形は、12.9°の回折角2シータで観察されるX線回折ダイアグラムにおける線と、9°より低いおよび29°より高い回折角2シータに何ら線が存在しないことにより特徴付けられる。
図4は、式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のI結晶形のX線回折ダイアグラムを示す。X線ダイアグラムにおいて、回折角2シータを水平軸(x軸)に、そして相対的線強度(背景補正ピーク強度)を垂直(y軸)にプロットする。X線粉末回折パターンをBruker D8 GADDS Discover回折計で、Cu Kα線源(Kα1照射、波長λ=1.54060オングストローム)を使用して測定する。フィルム上の線の光学密度は光強度に比例する。フィルムを線スキャナーを使用してスキャンする。I結晶形のX線ダイアグラムにおいて、線は、12.9°、17.1°、20.9°、23.9°および24.3°の回折角2シータで観察される。より広義に、I結晶形は、12.9°、14.1°、17.1°、18.0°、18.7°、19.1°、19.8°、20.9°、23.9°、24.3°および25.2°の回折角2シータでの回折により特徴付けられる。式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のI結晶形の本質的に純粋な物質において、線は回折角2シータ9.6°、12.9°、14.1°、15.2°、15.6°、17.1°、18.0°、18.7°、19.1°、19.8°、20.9°、23.4°、23.9°、24.3°、25.2°および28.4°で観察され得る。
式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のK結晶形は、37.9°の回折角2シータで観察されるX線回折ダイアグラムにおける線により特徴付けられる。
図5は、式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のK結晶形のX線回折ダイアグラムを示す。X線ダイアグラムにおいて、回折角2シータを水平軸(x軸)に、そして相対的線強度(背景補正ピーク強度)を垂直(y軸)にプロットする。X線粉末回折パターンをBruker D8 GADDS Discover回折計で、Cu Kα線源(Kα1照射、波長λ=1.54060オングストローム)を使用して測定する。フィルム上の線の光学密度は光強度に比例する。フィルムを線スキャナーを使用してスキャンする。X線ダイアグラムにおいてK結晶形は、さらに、21.0°の回折角2シータの線により特徴付けられる。より広義に、K結晶形は、12.1°、14.1°、18.2°、18.4°、21.0°、23.4°および28.4°の回折角2シータでの回折により特徴付けられる。式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のK結晶形の本質的に純粋な物質において、線は回折角2シータ12.1°、12.9°、13.6°、14.1°、15.2°、17.2°、18.2°、18.4°、19.8°、21.0°、22.4°、23.4°、24.3°、25.2°、28.4°、29.2°および37.9°で観察され得る。
用語“本質的に純粋”は、本発明の内容においてとりわけ、式Iの酸付加塩の結晶の少なくとも90重量%、好ましくは少なくとも95重量%、最も好ましくは少なくとも99重量%が、本発明に従い具体的に記載した結晶形で存在することを意味する。
式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のF結晶形は、本質的に図1の通りのX線回折ダイアグラムを示すから始まる文脈において、用語“本質的に”は、少なくとも図1に示すダイアグラムの主要な線、すなわち該ダイアグラムに存在する最強の線と比較して、20%を超える、とりわけ30%を超える相対強度を有する線が存在しなければならないことを意味する。
あるいは、式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のF結晶形は、95℃で融解事象、その後発熱性再結晶および約223℃での2回目の融解を示すDSC曲線により特徴付けられる。
一つの好ましい態様において、本質的に純粋な式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のF結晶形は、図1に示すX線回折ダイアグラムを示す。
非常に好ましいのはまた図1に示すタイプのX線回折ダイアグラムを示し、ここで、各ピークの相対強度が図1に示すダイアグラムの相対的ピーク強度から10%を超えて逸脱しない、とりわけ図1に示すのと同一のX線回折ダイアグラムを示す、式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のF結晶形である。
式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のG結晶形は、本質的に図2に示すX線回折ダイアグラムを示すから始まる文脈において、用語“本質的に”は、少なくとも図2に示すダイアグラムの主要な線、すなわち該ダイアグラムに存在する最強の線と比較して、20%を超える、とりわけ30%を超える相対強度を有する線が存在しなければならないことを意味する。
一つの好ましい態様において、本質的に純粋な式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のG結晶形は、図2に示すX線回折ダイアグラムを示す。
非常に好ましいのはまた、図2に示すタイプのX線回折ダイアグラムを示し、ここで、各ピークの相対強度が図2に示すダイアグラムの相対的ピーク強度から10%を超えて逸脱しない、とりわけ図2に示すのと同一のX線回折ダイアグラムを示す、式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のG結晶形である。
式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のH結晶形は、本質的に図3に示すX線回折ダイアグラムを示すから始まる文脈において、用語“本質的に”は、少なくとも図3に示すダイアグラムの主要な線、すなわち該ダイアグラムに存在する最強の線と比較して、20%を超える、とりわけ30%を超える相対強度を有する線が存在しなければならないことを意味する。
他の好ましい態様において、本質的に純粋な式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のH結晶形は、図3に示すX線回折ダイアグラムを示す。
非常に好ましいのはまた、図3に示すタイプのX線回折ダイアグラムを示し、ここで、各ピークの相対強度が図3に示すダイアグラムの相対的ピーク強度から10%を超えて逸脱しない、とりわけ図3に示すのと同一のX線回折ダイアグラムを示す、式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のH結晶形である。
式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のI結晶形は、本質的に図4に示すX線回折ダイアグラムを示すから始まる文脈において、用語“本質的に”は、少なくとも図4に示すダイアグラムの主要な線、すなわち該ダイアグラムに存在する最強の線と比較して、20%を超える、とりわけ30%を超える相対強度を有する線が存在しなければならないことを意味する。
さらに好ましい態様において、本質的に純粋な式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のI結晶形は、図4に示すX線回折ダイアグラムを示す。
非常に好ましいのはまた、図4に示すタイプのX線回折ダイアグラムを示し、ここで、各ピークの相対強度が図4に示すダイアグラムの相対的ピーク強度から10%を超えて逸脱しない、とりわけ図4に示すのと同一のX線回折ダイアグラムを示す、式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のI結晶形である。
式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のK結晶形は、本質的に図5に示すX線回折ダイアグラムを示すから始まる文脈において、用語“本質的に”は、少なくとも図5に示すダイアグラムの主要な線、すなわち該ダイアグラムに存在する最強の線と比較して、20%を超える、とりわけ30%を超える相対強度を有する線が存在しなければならないことを意味する。
他の好ましい態様において、本質的に純粋な式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のK結晶形は、図5に示すX線回折ダイアグラムを示す。
非常に好ましいのはまた、図5に示すタイプのX線回折ダイアグラムを示し、ここで、各ピークの相対強度が図5に示すダイアグラムの相対的ピーク強度から10%を超えて逸脱しない、とりわけ図5に示すのと同一のX線回折ダイアグラムを示す、式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のK結晶形である。
本発明はまた、F結晶形、G結晶形、H結晶形、I結晶形およびK結晶形の結晶が、メシル酸イマチニブの他の結晶形、特にα結晶形、β結晶形、および/または非晶形と共に存在する、式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の形にも関する。しかし、好ましいのは、本質的に純粋なF結晶形、G結晶形、H結晶形、I結晶形またはK結晶形の形である。
特別に好ましいのは、実施例に記載の通り得ることができる式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形である。
式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のF結晶形、G結晶形、H結晶形、I結晶形およびK結晶形の一つの有用性は、式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の異なる結晶形、とりわけβ結晶形の製造のための中間体としての使用である。(好ましくは本質的に純粋な)β結晶形は
a)式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のF結晶形、G結晶形、H結晶形、I結晶形またはK結晶形を、適当な極性溶媒、とりわけアルコール、ことのほかメタノール、またはケトン(とりわけ水との混合物、例えば水/アセトン中)、典型的にはアセトン、N,N−ジ−低級アルキル−低級アルカンカルボキサミド、典型的にはN,N−ジメチルホルムアミドまたは−アセトアミド、または親水性エーテル、典型的にはジオキサンで、好ましく幾分かの水の存在下、またはそれらの混合物中懸濁液で、適当な温度、好ましくは20〜50℃の温度、例えば約25℃で約25℃で蒸解させるか、または
b)式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のF結晶形、G結晶形、H結晶形、I結晶形またはK結晶形を、適当な極性溶媒、例えばとりわけアルコール、典型的にはメタノールまたはエタノール、ケトン(とりわけ水との混合物、例えば水/アセトン中)、典型的にはアセトン、N,N−ジ−低級アルキル−低級アルカンカルボキサミド、典型的にはN,N−ジメチルホルムアミドまたは−アセトアミド、または親水性エーテル、典型的にはジオキサン、またはそれらの混合物に、好ましくは幾分かの水の存在下、適当な温度で、とりわけ溶媒加熱後に、または溶解工程中温めながら(いずれの場合も好ましくは25℃から反応混合物の還流温度まで)溶解し、次いで、少量のβ結晶形を適当な温度で、例えば0から70℃、好ましくは20から70℃で添加することにより結晶化を開始する
ことにより得ることができる。
式Iの化合物の異なる結晶形を利用できる一つの利点は、異なる結晶形が結晶化に際して異なる不純物を包含する傾向にある、すなわち結晶形βに包含される不純物が、必ずしもF結晶形、G結晶形、H結晶形、I結晶形またはK結晶形にも包含されるものではないとの事実である。言い換えると、同じ物質の異なる結晶形を連続的に製造することは、最終的に得られる物質の純度を増加させる。さらに、異なる結晶形は、異なる物理特性、例えば融点、吸湿性、溶解度、流動特性または熱力学的安定性を示し、故に、異なる結晶形は、特定の使用または局面、例えば医薬製造における中間体としての使用または錠剤、カプセル剤、軟膏もしくは溶液のような異なる投与形態に最も適する形態の選択を可能にする。
式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のF結晶形、G結晶形、H結晶形、I結晶形およびK結晶形は、価値ある薬理学的特性を有し、例えば、抗腫瘍剤としてまたは再狭窄を処置するための医薬として使用できる。
本発明は、とりわけここに記載の疾患の一つの処置における、または、それらの処置用薬剤の製造における、式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のF結晶形、G結晶形、H結晶形、I結晶形およびK結晶形に関する。
式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のインビボでの抗増殖性、とりわけ抗腫瘍活性は、例えば、Nature Med. 2, 561-6(1996)に記載のabl依存性腫瘍の処置について記載されている。
本発明はまた、該疾患、とりわけ白血病を有する温血動物の処置方法であって、該疾患に対して有効である量の、とりわけ抗増殖性効果を有する量の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のF結晶形、G結晶形、H結晶形、I結晶形またはK結晶形を、そのような処置を必要とする温血動物に投与する、方法に関する。本発明は、さらに、ヒトまたは動物の処置に使用するための、とりわけ腫瘍、例えば神経膠腫または前立腺腫瘍の処置のための、医薬組成物の製造のための、式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のF結晶形、G結晶形、H結晶形、I結晶形およびK結晶形の使用に関する。
好ましい態様において、本発明は、以下に挙げる障害の一つの処置における、式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩のF結晶形、G結晶形、H結晶形、I結晶形およびK結晶形の使用に関する:
1. 転移、手術不能なGIST、
2. 進行性慢性骨髄性白血病、
3. 新規に診断された慢性骨髄性白血病、
4. 小児科フィラデルフィア染色体陽性慢性骨髄性白血病、
5. フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病(ALL)、
6. 多形神経膠芽腫、好ましくはヒドロキシウレアと組み合わせて、
7. 隆起性皮膚線維肉腫(DFSP)、
8. 好酸球増加症候群(HES)および
9. 慢性骨髄単球性白血病(CMML)。
種、年齢、個々の状態、投与方式、および問題の臨床像に依存して、有効量、例えば約50−2500mg、好ましくは100−1000mg、とりわけ250−800mgのF結晶形G、結晶形、H結晶形、I結晶形またはK結晶形を有するイマチニブの1日量を、約70kg体重の温血動物に投与する。好ましくは、400mgまたは600mgの1日量を、好ましくは1日1回食事および大きなグラス1杯の水(約200mL)と共に経口投与する。
800mg1日量を、好ましくは400mg投与量の形で、1日2回食事と共に投与する。
ここに記載のF結晶形、G結晶形、H結晶形、I結晶形およびK結晶形は、安定な医薬投与形態を製造するために利用できる。故に、本発明はまた、一定量の、とりわけ、ここに記載の疾患の一つの予防または処置のための有効量の、F結晶形、G結晶形、H結晶形、I結晶形またはK結晶形の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩を、局所、経腸、例えば経口または直腸、または非経腸投与に適し、無機または有機で固体または液体であり得る薬学的に許容される担体と共に含む、医薬製剤にも関する。とりわけ活性物質を希釈剤、例えばラクトース、デキストロース、スクロース、マンニトール、ソルビトール、セルロース、および/またはグリセリン、および/または滑剤、例えばシリカ、タルク、ステアリン酸、またはその塩、典型的にはステアリン酸マグネシウムまたはステアリン酸カルシウム、および/またはポリエチレングリコールと共に含む錠剤またはゼラチンカプセル剤を経口投与に使用する。錠剤は、同様に、結合剤、例えばケイ酸アルミニウム・マグネシウム、デンプン、典型的にはコーン、小麦またはコメデンプン、ゼラチン、メチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロースおよび/またはポリビニルピロリドン、および望むならば、崩壊剤、例えばデンプン、寒天、アルギン酸、またはその塩、典型的にはアルギン酸ナトリウム、および/または起沸性混合物、または吸着剤、着色剤、香味剤、および甘味剤を含み得る。本発明の薬理学的活性化合物は、さらに、非経腸投与用製剤または輸液の形で使用できる。このような溶液は、好ましくは等張性水性溶液または懸濁液であり、これらは、例えば活性物質を単独で、または担体、例えばマンニトールと共に含む凍結乾燥製剤の場合、使用前に調製することが可能である。本医薬物質は滅菌してよくおよび/または賦形剤、例えば防腐剤、安定化剤、湿潤剤および/または乳化剤、可溶化剤、浸透圧調整用塩および/または緩衝剤を含んでよい。望むのであれば、さらに薬理学的活性物質を含み得る本医薬製剤は、それ自体既知の方法で、例えば慣用の混合、造粒、コーティング、溶解または凍結乾燥の手段により製造し、約1%から100%、とりわけ約1%から約20%の1種またはそれ以上の活性物質を含む。好ましい態様において、錠剤またはカプセル剤は50mgから100mgのF結晶形、G結晶形、H結晶形、I結晶形またはK結晶形の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩を、所望により薬学的に許容される担体と共に含む。
一つの態様において、カプセルは、乾燥粉末混合物を含む硬ゼラチンカプセルである。カプセル殻は、好ましくはゼラチンおよび二酸化チタンならびに赤色酸化鉄を含む。カプセル内容物対カプセル殻の重量比は、好ましくは約100:25から100:50、より好ましくは100:30から100:40である。
他の態様において、100mg、400mgまたは800mg医薬物質を、コロイド状無水シリカ、ポリビニルピロリドン、ステアリン酸マグネシウムおよび微晶性セルロースから選択される不活性賦形剤と共に含むフィルムコート錠を使用する。
以下の実施例は、範囲を限定することなく本発明を説明する。温度は摂氏(℃)で示す。
実施例1:ベンジルアルコールを使用した、メシル酸イマチニブの結晶形Fの製造
約500mgのメシル酸イマチニブを最初に約100mlの水に溶解する。約50μlの貯蔵溶液をCRISSY 96ウェルブロックに手動で分配し、ウェルあたり医薬物質の総量5mgとする。本溶液を窒素で室温でフラッシュして、溶液を乾燥させる。乾燥させた沈殿物を250μlのベンジルアルコールに再懸濁させる。この懸濁液または溶液を、高速攪拌機(voltexer)を使用して、約45−55℃で約2時間撹拌する。次いで、本溶液を45℃〜55℃で窒素流下蒸発させる。
実施例2:ベンジルアルコールと酢酸エチルの混合物を使用した、メシル酸イマチニブの結晶形Fの製造
約500mgのメシル酸イマチニブを最初に約100mlの水に溶解する。約50μlの貯蔵溶液をCRISSY 96ウェルブロックに手動で分配し、ウェルあたり医薬物質の総量5mgとする。本溶液を窒素で室温でフラッシュして、溶液を乾燥させる。乾燥させた沈殿物を222μlのベンジルアルコールと28μlの酢酸エチルの混合物に再懸濁させる。この懸濁液または溶液を、高速攪拌機を使用して、約45−55℃で約2時間撹拌する。次いで、本溶液を45℃〜55℃で窒素流下蒸発させる。
実施例3:ベンジルアルコールおよび1,4−ジオキサン、3−ペンタノンまたはジイソプロピルエーテルの混合物を使用したメシル酸イマチニブの結晶形Fの製造
約500mgのメシル酸イマチニブを最初に約100mlの水に溶解する。約50μlの貯蔵溶液をCRISSY 96ウェルブロックに手動で分配し、ウェルあたり医薬物質の総量5mgとする。本溶液を窒素で室温でフラッシュして、溶液を乾燥させる。乾燥させた沈殿物を214μlのベンジルアルコールおよび36μlの1,4−ジオキサン、3−ペンタノンまたはジイソプロピルエーテルの混合物に再懸濁させる。この懸濁液または溶液を、高速攪拌機を使用して、約45−55℃で約2時間撹拌する。次いで、本溶液を45℃〜55℃で窒素流下蒸発させる。混合物から得られた結晶はベンジルアルコール/ジイソプロピルエーテルを含む。DSC曲線(Perkin Elmer DSC-7装置で、10K/分の加熱速度および約0.7mgのサンプル質量を使用して記録)は、95℃での融解事象、続く発熱性再結晶、および約223℃での2回目の融解を示す。
実施例4:ベンジルアルコールおよびアセトニトリルまたはジメチルホルムアミドの混合物を使用したメシル酸イマチニブの結晶形Fの製造
約500mgのメシル酸イマチニブを最初に約100mlの水に溶解する。約50μlの貯蔵溶液をCRISSY 96ウェルブロックに手動で分配し、ウェルあたり医薬物質の総量5mgとする。本溶液を窒素で室温でフラッシュして、溶液を乾燥させる。乾燥させた沈殿物を200μlのベンジルアルコールおよび50μlのアセトニトリルまたはジメチルホルムアミドの混合物に再懸濁させる。この懸濁液または溶液を、高速攪拌機を使用して、約45−55℃で約2時間撹拌する。次いで、本溶液を45℃〜55℃で窒素流下蒸発させる。
実施例5:メシル酸イマチニブ、F結晶形を含む錠剤
表題に記載の化合物100mgを活性成分として含む錠剤を通常以下の組成で製造する:
製法:活性物質を担体物質と混合し、打錠機(Korsch EKO、パンチ直径10mm)で圧縮する。
Avicelは微晶性セルロース(FMC, Philadelphia, USA)である。
PVPPXLは、架橋ポリビニルポリピロリドン(BASF, Germany)である。
Aerosilは二酸化ケイ素(Degussa, Germany)である。
実施例6:メシル酸イマチニブ、F結晶形を含むカプセル剤
表題に記載の化合物100mgを活性成分として含むカプセル剤を通常以下の組成で製造する:
カプセル剤を、成分を混合し、サイズ1の硬ゼラチンカプセルに充填することにより製造する。
実施例7:3−ペンタノンとシクロヘキサンの混合物を使用したメシル酸イマチニブの結晶形Gの製造
約500mgのメシル酸イマチニブを最初に約100mlの水に溶解する。約50μlの貯蔵溶液をCRISSY 96ウェルブロックに手動で分配し、ウェルあたり医薬物質の総量5mgとする。本溶液を窒素で室温でフラッシュして、溶液を乾燥させる。乾燥させた沈殿物を125μlの3−ペンタノンと125μlのシクロヘキサンの混合物に再懸濁させる。この懸濁液または溶液を、高速攪拌機を使用して、約45−55℃で約2時間撹拌する。次いで、本溶液を45℃〜55℃で窒素流下蒸発させる。
実施例8:メシル酸イマチニブ、G結晶形を含む錠剤
表題に記載の化合物100mgを活性成分として含む錠剤を通常以下の組成で製造する:
製法:活性物質を担体物質と混合し、打錠機(Korsch EKO、パンチ直径10mm)で圧縮する。
Avicelは微晶性セルロース(FMC, Philadelphia, USA)である。
PVPPXLは、架橋ポリビニルポリピロリドン(BASF, Germany)である。
Aerosilは二酸化ケイ素(Degussa, Germany)である。
実施例9:メシル酸イマチニブ、G結晶形を含むカプセル剤
表題に記載の化合物100mgを活性成分として含むカプセル剤を通常以下の組成で製造する:
カプセル剤を、成分を混合し、サイズ1の硬ゼラチンカプセルに充填することにより製造する。
実施例10:3−ペンタノンとN,N−ジメチルホルムアミドの混合物を使用したメシル酸イマチニブの結晶形Hの製造
約500mgのメシル酸イマチニブを最初に約100mlの水に溶解する。約50μlの貯蔵溶液をCRISSY 96ウェルブロックに手動で分配し、ウェルあたり医薬物質の総量5mgとする。本溶液を窒素で室温でフラッシュして、溶液を乾燥させる。乾燥させた沈殿物を125μlの3−ペンタノンと125μlのN,N−ジメチルホルムアミドの混合物に再懸濁させる。この懸濁液または溶液を、高速攪拌機を使用して、約45−55℃で約2時間撹拌する。次いで、本溶液を45℃〜55℃で窒素流下蒸発させる。
実施例11:メシル酸イマチニブ、H結晶形を含む錠剤
表題に記載の化合物100mgを活性成分として含む錠剤を通常以下の組成で製造する:
製法:活性物質を担体物質と混合し、打錠機(Korsch EKO、パンチ直径10mm)で圧縮する。
Avicelは微晶性セルロース(FMC, Philadelphia, USA)である。
PVPPXLは、架橋ポリビニルポリピロリドン(BASF, Germany)である。
Aerosilは二酸化ケイ素(Degussa, Germany)である。
実施例12:メシル酸イマチニブ、H結晶形を含むカプセル剤
表題に記載の化合物100mgを活性成分として含むカプセル剤を通常以下の組成で製造する:
カプセル剤を、成分を混合し、サイズ1の硬ゼラチンカプセルに充填することにより製造する。
実施例13:酢酸エチルとジエチルエーテルの混合物を使用したメシル酸イマチニブの結晶形Iの製造
約500mgのメシル酸イマチニブを最初に約100mlの水に溶解する。約50μlの貯蔵溶液をCRISSY 96ウェルブロックに手動で分配し、ウェルあたり医薬物質の総量5mgとする。本溶液を窒素で室温でフラッシュして、溶液を乾燥させる。乾燥させた沈殿物を125μlの酢酸エチルと125μlのジエチルエーテルの混合物に再懸濁させる。この懸濁液または溶液を、高速攪拌機を使用して、約45−55℃で約2時間撹拌する。次いで、本溶液を45℃〜55℃で窒素流下蒸発させる。
実施例14:メシル酸イマチニブ、I結晶形を含む錠剤
表題に記載の化合物100mgを活性成分として含む錠剤を通常以下の組成で製造する:
製法:活性物質を担体物質と混合し、打錠機(Korsch EKO、パンチ直径10mm)で圧縮する。
Avicelは微晶性セルロース(FMC, Philadelphia, USA)である。
PVPPXLは、架橋ポリビニルポリピロリドン(BASF, Germany)である。
Aerosilは二酸化ケイ素(Degussa, Germany)である。
実施例15:メシル酸イマチニブ、I結晶形を含むカプセル剤
表題に記載の化合物100mgを活性成分として含むカプセル剤を通常以下の組成で製造する:
カプセル剤を、成分を混合し、サイズ1の硬ゼラチンカプセルに充填することにより製造する。
実施例16:酢酸エチルとN,N−ジメチルホルムアミドの混合物を使用した、メシル酸イマチニブの結晶形Kの製造
約500mgのメシル酸イマチニブを最初に約100mlの水に溶解する。約50μlの貯蔵溶液をCRISSY 96ウェルブロックに手動で分配し、ウェルあたり医薬物質の総量5mgとする。本溶液を窒素で室温でフラッシュして、溶液を乾燥させる。乾燥させた沈殿物を125μlの3−酢酸エチルと125μlのN,N−ジメチルホルムアミドの混合物に再懸濁させる。この懸濁液または溶液を、高速攪拌機を使用して、約45−55℃で約2時間撹拌する。次いで、本溶液を45℃〜55℃で窒素流下蒸発させる。
実施例17:メシル酸イマチニブ、K結晶形を含む錠剤
表題に記載の化合物100mgを活性成分として含む錠剤を通常以下の組成で製造する:
製法:活性物質を担体物質と混合し、打錠機(Korsch EKO、パンチ直径10mm)で圧縮する。
Avicelは微晶性セルロース(FMC, Philadelphia, USA)である。
PVPPXLは、架橋ポリビニルポリピロリドン(BASF, Germany)である。
Aerosilは二酸化ケイ素(Degussa, Germany)である。
実施例18:メシル酸イマチニブ、K結晶形を含むカプセル剤
表題に記載の化合物100mgを活性成分として含むカプセル剤を通常以下の組成で製造する:
カプセル剤を、成分を混合し、サイズ1の硬ゼラチンカプセルに充填することにより製造する。

Claims (75)

  1. 式I
    の化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形F。
  2. 8.4°および8.6°の回折角2シータにX線回折ピークを示す、請求項1に記載の結晶形。
  3. 20.9°の回折角2シータにX線回折ピークを示す、請求項1に記載の結晶形。
  4. X線回折ダイアグラムにおいて:8.4°、8.6°、13.3°、16.2°、16.8°、17.1°、19.5°、20.9°、23.6°および24.5°の回折角2シータで線を示す、請求項1に記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形。
  5. 本質的に純粋な形で存在する請求項1から4のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形。
  6. 図1に示すタイプのX線回折ダイアグラムを示し、ここで、各ピークの相対強度が図1に示すダイアグラムの相対的ピーク強度から10%を超えて逸脱しない、式I
    の化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形。
  7. 請求項1から4のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形を含む、式I
    の化合物のメタンスルホン酸付加塩を含む、組成物。
  8. 非晶形、α結晶形、β結晶形およびH1結晶形から選択される少なくとも1種の異なる形の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩をさらに含む、請求項7に記載の組成物。
  9. 請求項1から4のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形を、所望により薬学的に許容される担体と共に含む、医薬組成物。
  10. 非晶形、α結晶形、β結晶形およびH1結晶形から選択される少なくとも1種の異なる形の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩をさらに含む、請求項9に記載の医薬組成物。
  11. 50mgから800mgの式Iの請求項1から4のいずれかに記載の化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形を含む、請求項9または10に記載の医薬組成物。
  12. 50mgから200mgの請求項1から4のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形を含む粉末混合を含むカプセル剤である、請求項9から11のいずれかに記載の医薬組成物。
  13. 95℃で融解事象、その後発熱性再結晶および約223℃での2回目の融解を示すDSC曲線により特徴付けられる、式I
    の化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形。
  14. 請求項13に記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形および所望により薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
  15. 式I
    の化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形G。
  16. 4°から8°の回折角2シータの間に何の線も示さないとき、10.5°の回折角2シータにX線回折ピークを示す、請求項15に記載の結晶形。
  17. 10.5°、18.1°および18.7°の回折角2シータでのX線回折ピークにより特徴付けられる、請求項15に記載の結晶形。
  18. X線回折ダイアグラムにおいて:10.5°、15.0°、17.2°、18.1°、18.7°、19.2°、21.1°および21.3°の回折角2シータで線を示す、請求項15または16に記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形。
  19. 本質的に純粋な形で存在する、請求項15から18のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形。
  20. 図2に示すタイプのX線回折ダイアグラムを示し、ここで、各ピークの相対強度が図2に示すダイアグラムの相対的ピーク強度から10%を超えて逸脱しない、式I
    の化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形。
  21. 請求項15から18のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形を含む式I
    の化合物のメタンスルホン酸付加塩を含む、組成物。
  22. 非晶形、α結晶形、β結晶形およびH1結晶形から選択される少なくとも1種の異なる形の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩をさらに含む、請求項21に記載の組成物。
  23. 請求項15から18のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形を、所望により薬学的に許容される担体と共に含む、医薬組成物。
  24. 非晶形、α結晶形、β結晶形およびH1結晶形から選択される少なくとも1種の異なる形の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩をさらに含む、請求項23に記載の医薬組成物。
  25. 50mgから800mgの請求項15から18のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形を含む、請求項23または24に記載の医薬組成物。
  26. 50mgから200mgの請求項15から18のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形を含む粉末混合を含むカプセル剤である、請求項23から25のいずれかに記載の医薬組成物。
  27. 式I
    の化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形H。
  28. 32.9°の回折角2シータでX線回折のピークを示す、請求項27に記載の結晶形。
  29. 25.1°の回折角2シータでのX線回折ピークにより特徴付けられる、請求項27に記載の結晶形。
  30. X線回折ダイアグラムにおいて:10.5°、22.8°、25.1°および32.9°の回折角2シータで線を示す、請求項27から29のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形。
  31. 本質的に純粋な形で存在する、請求項27から30のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形。
  32. 図3に示すタイプのX線回折ダイアグラムを示し、ここで、各ピークの相対強度が図3に示すダイアグラムの相対的ピーク強度から10%を超えて逸脱しない、式I
    の化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形。
  33. 請求項27から30のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形を含む、式I
    の化合物のメタンスルホン酸付加塩を含む、組成物。
  34. 非晶形、α結晶形、β結晶形およびH1結晶形から選択される少なくとも1種の異なる形の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩をさらに含む、請求項33に記載の組成物。
  35. 請求項27から31のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形を、所望により薬学的に許容される担体と共に含む、医薬組成物。
  36. 非晶形、α結晶形、β結晶形およびH1結晶形から選択される少なくとも1種の異なる形の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩をさらに含む、請求項35に記載の医薬組成物。
  37. 50mgから800mgの請求項27から31のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形を含む、請求項35または36に記載の医薬組成物。
  38. 50mgから200mgの請求項27から31のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形を含む粉末混合を含むカプセル剤である、請求項35から37のいずれかに記載の医薬組成物。
  39. 式I
    の化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形I。
  40. 9°より低いおよび29°より高い回折角2シータが存在しないのと同時に、12.9°の回折角2シータでX線回折のピークを示す、請求項39に記載の結晶形。
  41. 12.9°、17.1°、20.9°、23.9°および24.3°の回折角2シータでのX線回折ピークにより特徴付けられる、請求項39に記載の結晶形。
  42. X線回折ダイアグラムにおいて:12.9°、14.1°、17.1°、18.0°、18.7°、19.1°、19.8°、20.9°、23.9°、24.3°および25.2°の回折角2シータで線を示す、請求項39に記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形。
  43. 本質的に純粋な形で存在する、請求項39から42のいずれかに記載の結晶形。
  44. 図4に示すタイプのX線回折ダイアグラムを示し、ここで、各ピークの相対強度が図4に示すダイアグラムの相対的ピーク強度から10%を超えて逸脱しない、式I
    の化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形。
  45. 請求項39から44のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形を含む、式I
    の化合物のメタンスルホン酸付加塩を含む、組成物。
  46. 非晶形、α結晶形、β結晶形およびH1結晶形から選択される少なくとも1種の異なる形の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩をさらに含む、請求項45に記載の組成物。
  47. 請求項39から44のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形を、所望により薬学的に許容される担体と共に含む、医薬組成物。
  48. 非晶形、α結晶形、β結晶形およびH1結晶形から選択される少なくとも1種の異なる形の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩をさらに含む、請求項47に記載の医薬組成物。
  49. 50mgから800mgの請求項39から44のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形を含む、請求項47または48に記載の医薬組成物。
  50. 50mgから200mgの請求項39から44のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形を含む粉末混合を含むカプセル剤である、請求項47から49のいずれかに記載の医薬組成物。
  51. 式I
    の化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形K。
  52. 37.9°の回折角2シータでX線回折のピークを示す、請求項51に記載の結晶形。
  53. 1.0°の回折角2シータでのX線回折ピークにより特徴付けられる、請求項51に記載の結晶形。
  54. X線回折ダイアグラムにおいて:12.1°、14.1°、18.2°、18.4°、21.0°、23.4°および28.4°の回折角2シータで線を示す、請求項51または52に記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形。
  55. 本質的に純粋な形で存在する、請求項51から54のいずれかに記載の結晶形。
  56. 図5に示すタイプのX線回折ダイアグラムを示し、ここで、各ピークの相対強度が図5に示すダイアグラムの相対的ピーク強度から10%を超えて逸脱しない、式I
    の化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形。
  57. 請求項51から56のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形を含む、式I
    の化合物のメタンスルホン酸付加塩。
  58. 非晶形、α結晶形、β結晶形およびH1結晶形から選択される少なくとも1種の異なる形の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩をさらに含む、請求項57に記載の組成物。
  59. 請求項51から56のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形を、所望により薬学的に許容される担体と共に含む、医薬組成物。
  60. 非晶形、α結晶形、β結晶形およびH1結晶形から選択される少なくとも1種の異なる形の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩をさらに含む、請求項59に記載の医薬組成物。
  61. 50mgから800mgの請求項51から56のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形を含む、請求項59または60に記載の医薬組成物。
  62. 50mgから200mgの請求項51から56のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形を含む粉末混合を含むカプセル剤である、請求項59から61のいずれかに記載の医薬組成物。
  63. 殻がゼラチンを含む、請求項12、26、38、50または62に記載のカプセル剤。
  64. 殻が二酸化チタンを含む、請求項12、26、38、50または62に記載のカプセル剤。
  65. 殻が赤色酸化鉄を含む、請求項12、26、38、50または62に記載のカプセル剤。
  66. カプセル内容物対カプセル殻の重量比が約100:25から100:50である、請求項12、26、38、50または62に記載のカプセル剤。
  67. カプセル内容物対カプセル殻の重量比が100:30から100:40である、請求項12、26、38、50または62に記載のカプセル剤。
  68. 100mg、400mgまたは800mg医薬物質を不活性賦形剤と共に含む錠剤である、請求項9から11、23から25、35から37、47から49または59から61のいずれかに記載の医薬組成物。
  69. 不活性賦形剤がコロイド状無水シリカ、ポリビニルピロリドン、ステアリン酸マグネシウムおよび微晶性セルロースから選択される、請求項68に記載の錠剤。
  70. 転移、手術不能なGIST、進行性慢性骨髄性白血病、新規に診断された慢性骨髄性白血病、小児科フィラデルフィア染色体陽性慢性骨髄性白血病、フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病(ALL)、多形神経膠芽腫、隆起性皮膚線維肉腫(DFSP)、好酸球増加症候群(HES)、および慢性骨髄単球性白血病(CMML)から成る群から選択される疾患の処置用薬剤の製造のための、請求項1から4、15から18、27から30、39から42または51から54のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形の使用。
  71. 処置を必要とする温血動物における転移、手術不能なGIST、進行性慢性骨髄性白血病、新規に診断された慢性骨髄性白血病、小児科フィラデルフィア染色体陽性慢性骨髄性白血病、フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病(ALL)、多形神経膠芽腫、隆起性皮膚線維肉腫(DFSP)、好酸球増加症候群(HES)、および慢性骨髄単球性白血病(CMML)から選択される疾患の処置方法であって、該動物に1から4、15から18、27から30、39から42または51から54のいずれかに記載の式Iの化合物のメタンスルホン酸付加塩の結晶形を、各疾患に対して治療的に有効な量で投与することを含む、方法。
  72. 400mgまたは600mgの1日量を患者に経口投与する、請求項71に記載の方法。
  73. 総1日量を、1日1回食事および約200mLの大きなグラス1杯の水と共に投与する、請求項72に記載の方法。
  74. 800mgの1日量を患者に経口投与する、請求項71に記載の方法。
  75. 総1日量を400mg量として1日2回食事と共に投与する、請求項74に記載の方法。
JP2014005741A 2005-11-25 2014-01-16 メシル酸イマチニブのf、g、h、iおよびk結晶形 Pending JP2014074067A (ja)

Applications Claiming Priority (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB0524062.7 2005-11-25
GB0524061.9 2005-11-25
GB0524062A GB0524062D0 (en) 2005-11-25 2005-11-25 Organic compounds
GB0524061A GB0524061D0 (en) 2005-11-25 2005-11-25 Organic compounds
US74001605P 2005-11-28 2005-11-28
US74001705P 2005-11-28 2005-11-28
US74001805P 2005-11-28 2005-11-28
US60/740,016 2005-11-28
US60/740,018 2005-11-28
US60/740,017 2005-11-28

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008541641A Division JP5844508B2 (ja) 2005-11-25 2006-11-23 メシル酸イマチニブのf結晶形

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014074067A true JP2014074067A (ja) 2014-04-24

Family

ID=37847165

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008541641A Expired - Fee Related JP5844508B2 (ja) 2005-11-25 2006-11-23 メシル酸イマチニブのf結晶形
JP2014005741A Pending JP2014074067A (ja) 2005-11-25 2014-01-16 メシル酸イマチニブのf、g、h、iおよびk結晶形

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008541641A Expired - Fee Related JP5844508B2 (ja) 2005-11-25 2006-11-23 メシル酸イマチニブのf結晶形

Country Status (13)

Country Link
US (6) US7893076B2 (ja)
EP (3) EP1960380A1 (ja)
JP (2) JP5844508B2 (ja)
KR (4) KR20130140909A (ja)
CN (1) CN102351842B (ja)
AU (2) AU2006316823A1 (ja)
BR (1) BRPI0618993A2 (ja)
CA (3) CA2824301C (ja)
EC (1) ECSP088473A (ja)
MY (1) MY146403A (ja)
NO (1) NO20082684L (ja)
UY (1) UY29964A1 (ja)
WO (1) WO2007059963A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AR047530A1 (es) * 2004-02-04 2006-01-25 Novartis Ag Formas de sal de 4-(4-metilpiperazin-1-ilmetil)-n-(4-metil-3-(4-piridin-3-il)pirimidin-2-ilamino)fenil)-benzamida
CA2824301C (en) * 2005-11-25 2016-01-12 Novartis Ag F, g, h, i and k crystal forms of imatinib mesylate
WO2009042809A1 (en) * 2007-09-25 2009-04-02 Teva Pharmaceutical Industries Ltd. Stable imatinib compositions
CZ2009570A3 (cs) 2009-08-26 2011-03-09 Zentiva, K. S. Príprava, stabilizace a využití polymorfu imatinib mesylátu pro vývoj lékových forem
PL389357A1 (pl) 2009-10-22 2011-04-26 Tomasz Koźluk Sole imatinibu z pochodnymi kwasów winowych i sposób ich wytwarzania
EP2536707A1 (en) 2010-02-15 2012-12-26 Reliance Life Sciences Pvt., Ltd. Process for the preparation of alpha form of imatinib mesylate
PL390611A1 (pl) 2010-03-04 2011-09-12 Tomasz Koźluk Sposób otrzymywania polimorficznej formy alfa i nowa forma polimorficzna mesylanu imatinibu
WO2012090221A1 (en) 2010-12-29 2012-07-05 Cadila Healthcare Limited Novel salts of imatinib
EP2604596A1 (en) * 2011-12-16 2013-06-19 Deva Holding Anonim Sirketi Polymorphs of imatinib
CA2877030A1 (en) 2012-06-22 2013-12-27 Basf Se Multicomponent crystals comprising imatinib mesilate and selected co-crystal formers
KR101242955B1 (ko) * 2012-06-25 2013-03-12 제일약품주식회사 이마티닙 메실레이트 결정형 α의 제조 방법
EP2803353B1 (en) 2013-05-14 2018-05-23 Hetero Research Foundation Compositions of Imatinib
WO2015081175A1 (en) * 2013-11-26 2015-06-04 Children's Medical Center Corporation Expandable stent valve
WO2018089404A1 (en) 2016-11-11 2018-05-17 Mallinckrodt Nuclear Medicine Llc Processes for generating germanium-68 with reduced volatiles
JP7263784B2 (ja) 2019-01-11 2023-04-25 日本精工株式会社 自在継手用ヨーク

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999003854A1 (en) * 1997-07-18 1999-01-28 Novartis Ag Crystal modification of a n-phenyl-2-pyrimidineamine derivative, processes for its manufacture and its use
WO2004106326A1 (en) * 2003-06-02 2004-12-09 Hetero Drugs Limited Novel polymorphs of imatinib mesylate
WO2005077933A1 (en) * 2004-02-11 2005-08-25 Natco Pharma Limited Novel polymorphic form of imatinib mesylate and a process for its preparation
WO2005095379A2 (en) * 2004-04-02 2005-10-13 Instytut Farmaceutyczny Crystalline methanesulfonic acid addition salts of imatinib
JP2009506014A (ja) * 2005-08-26 2009-02-12 ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト イマチニブメシレートのデルタおよびイプシロン結晶形
JP2009517353A (ja) * 2005-11-25 2009-04-30 ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト メシル酸イマチニブのf、g、h、iおよびk結晶形

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW225528B (ja) 1992-04-03 1994-06-21 Ciba Geigy Ag
US20060073185A1 (en) 2002-12-13 2006-04-06 Bausch & Lomb Incorporated Method and composition for contact lenses
AR047530A1 (es) 2004-02-04 2006-01-25 Novartis Ag Formas de sal de 4-(4-metilpiperazin-1-ilmetil)-n-(4-metil-3-(4-piridin-3-il)pirimidin-2-ilamino)fenil)-benzamida
BRPI0511805A (pt) 2004-06-04 2008-01-15 Bioniche Life Sciences Inc uso de imatinib para tratar distúrbios hepáticos e infecções virais
WO2006024863A1 (en) * 2004-09-02 2006-03-09 Cipla Limited Stable crystal form of imatinib mesylate and process for the preparation thereof
WO2006048890A1 (en) * 2004-11-04 2006-05-11 Sun Pharmaceutical Industries Limited Imatinib mesylate crystal form and process for preparation thereof
WO2006054314A1 (en) 2004-11-17 2006-05-26 Natco Pharma Limited Polymorphic forms of imatinib mesylate
US9804295B2 (en) 2005-05-05 2017-10-31 Novartis Ag Ophthalmic devices for sustained delivery of active compounds
GB0511066D0 (en) 2005-05-31 2005-07-06 Novartis Ag Organic compounds

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999003854A1 (en) * 1997-07-18 1999-01-28 Novartis Ag Crystal modification of a n-phenyl-2-pyrimidineamine derivative, processes for its manufacture and its use
WO2004106326A1 (en) * 2003-06-02 2004-12-09 Hetero Drugs Limited Novel polymorphs of imatinib mesylate
WO2005077933A1 (en) * 2004-02-11 2005-08-25 Natco Pharma Limited Novel polymorphic form of imatinib mesylate and a process for its preparation
WO2005095379A2 (en) * 2004-04-02 2005-10-13 Instytut Farmaceutyczny Crystalline methanesulfonic acid addition salts of imatinib
JP2009506014A (ja) * 2005-08-26 2009-02-12 ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト イマチニブメシレートのデルタおよびイプシロン結晶形
JP2009517353A (ja) * 2005-11-25 2009-04-30 ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト メシル酸イマチニブのf、g、h、iおよびk結晶形

Also Published As

Publication number Publication date
US20110171301A1 (en) 2011-07-14
ECSP088473A (es) 2008-06-30
US20080268040A1 (en) 2008-10-30
KR20130141712A (ko) 2013-12-26
KR20130140909A (ko) 2013-12-24
KR20130137721A (ko) 2013-12-17
CA2824301C (en) 2016-01-12
MY146403A (en) 2012-08-15
AU2006316823A1 (en) 2007-05-31
EP2546248A1 (en) 2013-01-16
JP2009517353A (ja) 2009-04-30
NO20082684L (no) 2008-08-15
EP1960380A1 (en) 2008-08-27
CA2628330C (en) 2015-06-16
US7893076B2 (en) 2011-02-22
US8633213B2 (en) 2014-01-21
CA2824307C (en) 2016-03-29
CN102351842B (zh) 2014-07-23
KR20080078804A (ko) 2008-08-28
UY29964A1 (es) 2007-06-29
US20120015955A1 (en) 2012-01-19
US8592440B2 (en) 2013-11-26
CA2824307A1 (en) 2007-05-31
CN102351842A (zh) 2012-02-15
EP2578580A1 (en) 2013-04-10
AU2011201286A1 (en) 2011-04-07
WO2007059963A1 (en) 2007-05-31
CA2824301A1 (en) 2007-05-31
US20130224288A1 (en) 2013-08-29
US8846706B2 (en) 2014-09-30
US8507515B2 (en) 2013-08-13
CA2628330A1 (en) 2007-05-31
US8198289B2 (en) 2012-06-12
JP5844508B2 (ja) 2016-01-20
US20120226038A1 (en) 2012-09-06
US20120015027A1 (en) 2012-01-19
BRPI0618993A2 (pt) 2011-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5844508B2 (ja) メシル酸イマチニブのf結晶形
US7879860B2 (en) Delta and epsilon crystal forms of Imatinib mesylate
JP5546717B2 (ja) アリピプラゾール結晶質形態を調製する方法
JP2007269628A (ja) 医薬化合物の結晶
MX2008006696A (en) F,g,h,i and k crystal forms of imatinib mesylate
CN101312960A (zh) 甲磺酸伊马替尼的f、g、h、i和k晶形

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140212

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20140821

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150203

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150423

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150803

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160202

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160512

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160530