JP2014073766A - 車両下部構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ダクトとスパッツを同時に設けた場合に、良好な整流効果を発揮することができる車両下部構造を提供する。
【解決手段】バンパカバー12とアンダカバー16とをつなぐダクト18が設けられている。また、フロントタイヤ14より車両前方側にスパッツ20が配置されている。さらに、スパッツ20には車両前後方向後方側かつ車両幅方向外側に延出された傾斜部20Cが設けられている。加えて、ダクト18とスパッツ20の傾斜部20Cとが車両幅方向でラップしている。従って、ダクト18を介して流れた空気は傾斜部20Cに沿って、車両側部に流れる。
【選択図】図2
【解決手段】バンパカバー12とアンダカバー16とをつなぐダクト18が設けられている。また、フロントタイヤ14より車両前方側にスパッツ20が配置されている。さらに、スパッツ20には車両前後方向後方側かつ車両幅方向外側に延出された傾斜部20Cが設けられている。加えて、ダクト18とスパッツ20の傾斜部20Cとが車両幅方向でラップしている。従って、ダクト18を介して流れた空気は傾斜部20Cに沿って、車両側部に流れる。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両下部構造に関する。
一般に、車両前部の下部側には、車両幅方向に沿ってバンパリンフォースが配設されている。また、バンパリンフォースの車両前後方向前側には、車両幅方向を長手方向として樹脂製のバンパカバーが取り付けられている。さらに、バンパカバーの車両上下方向下方側には、車両幅方向に延在されたアンダカバーが取り付けられている。
ここで、下記特許文献1には、アンダカバーに、スパッツが設けられている構成が開示されている。また、このとき、整流効果を向上させるためにフロントバンパカバーから車両後方側に延びるダクトを設けることが考えられる。
しかしながら、スパッツとダクトとを単純に設けただけでは、本来の整流効果が減少する場合がある。
本発明は上記事実を考慮し、車両前部の下部側にダクトとスパッツとを同時に設けた場合においても、良好な整流効果を得られる車両下部構造を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係る車両下部構造は、車両幅方向に沿って設けられたバンパカバーと、前記バンパカバーの車両下部側に配置されたアンダカバーと、前記バンパカバーに配設された導入口と前記アンダカバーに配設された導出口との各々を繋ぐダクトと、前記ダクトの車両前後方向後方側かつフロントタイヤより車両前後方向前方側に配置されたスパッツと、を備えた車両下部構造において、前記スパッツの車両幅方向外側の端部が車両前後方向後方側かつ車両幅方向外側に向かって傾斜する傾斜部を有していることを特徴とする。
請求項2記載の本発明に係る車両下部構造は、請求項1記載の発明において、前記ダクトの前記アンダカバー側に設けられた導出口と前記スパッツに設けられた前記傾斜部とが車両幅方向にラップすることを特徴する。
請求項1記載の本発明によれば、スパッツの車両幅方向外側端部が車両前後方向後方側かつ車両幅方向外側に向かって傾斜している。したがって、ダクトから取り入れられた空気は、傾斜部に沿って車両側部に流れるという整流効果が得られる。
請求項2記載の本発明によれば、スパッツに設けられた傾斜部とダクトの導出口とが車両幅方向にラップしている。これにより、ダクトを介して流れた空気はスパッツの傾斜部に直接当たる。これにより、車両側面に流れる空気の流量が増加する。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る車両下部構造は良好にダクトから取り入れられた空気を整流することができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る車両下部構造は、スパッツの傾斜部とダクトの導出口とがラップしていないものと比して良好な整流効果を得ることができるという優れた効果を有する。
以下、図1及び図2を用いて、本発明に係る車両下部構造の一実施形態について説明する。なお、各図に適宜示される矢印FRは車両前後方向前方側を示しており、又矢印UPは車両上下方向上方側を示している。さらに、矢印LHは車両幅方向左側を示している。なお本実施形態では、本発明が車両前部に適用された構造について説明する。
図1及び図2には、本実施形態に係る車両下部構造が示されている。車両下部10には、車両前後方向を長手方向とする左右一対の図示されないフロントサイドメンバが配設されている。フロントサイドメンバの前端部には、車両幅方向を長手方向として配設された図示されないバンパリンフォースが結合されている。また、バンパリンフォースの前端部には、車両幅方向を長手方向として、樹脂製のバンパカバー12が取り付けられている。さらに、フロントサイドメンバの車両幅方向外側には、フロントタイヤ14が配置されている。
さらに、上述したバンパカバー12の車両上下方向下方側には、車両幅方向に延在する、樹脂製のアンダカバー16が図示されないボルトによって締結されている。
ここで、車両下部10には、バンパカバー12とアンダカバー16とを繋ぐ四角柱形状に形成されたダクト18が配設されている。より具体的に説明すると、ダクト18は、バンパカバー12側に設けられると共に空気を導入する導入口18Aと、アンダカバー16側に設けられると共に導入された空気が噴出される導出口18Bと、車両前後方向に延びると共に導入口18A及び導出口18Bを繋ぐ連通部18Cと、を含んで構成されている。
なお、本実施形態では、ダクト18は四角柱形状に形成されているが、これに限らず、例えば、円柱状等バンパカバー12とアンダカバー16とを各々繋ぐことができるならばすべて適用可能である。また、ダクト18に設けられた連通部18Cは車両幅方向外側に向かって設けられることが好ましいが、どの方向に向いていても構わない。
さらに、導出口18Bとフロントタイヤ14との間には樹脂製のスパッツ20が設けられている。より具体的に説明すると、スパッツ20には、車両幅方向を長手方向として延在するフランジ部20Aが設けられている。なお、フランジ部20Aには、ボルト孔22が設けられている。また、フランジ部20Aはボルト孔22を介して図示されないボルト等によってアンダカバー16に締結されている。さらに、フランジ部20Aの車両前後方向後方端部からは、車両上下方向下方側に延出された基部20B及び車両前後方向後方側かつ車両幅方向外側に傾斜された傾斜部20Cとがそれぞれ設けられている。また、前述したフランジ部20Aの車両幅方向外側と傾斜部20Cの車両幅方向内側とがそれぞれ繋がれている。
また、上述した、ダクト18の導出口18Bとスパッツ20の傾斜部20Cとが車両幅方向においてラップしている。なお、車両幅方向に導出口18Bと傾斜部20Cとが完全にラップすることが好ましいが、導出口18Bと傾斜部20Cが少しでもラップしていれば構わない。つまり、本実施形態における「ラップ」とは、対向方向に配置される部材同士が車両幅方向で互いに重なることである。
(本実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
本実施形態では、ダクト18の導出口18Bの車両前後方向後方側かつフロントタイヤ14より車両前後方向前方側の対向する位置にスパッツ20が設けられている。また、スパッツ20には、車両幅方向外側端部が車両前後方向後方側かつ車両幅方向外側に向かって傾斜する傾斜部20Cが設けられている。
ここで、車両走行中に、ダクト18の導入口18Aから取り入れられた空気は連通部18Cを通り、導出口18Bから噴出される。さらに、噴出された空気の一部は、スパッツ20に当たる。さらに、当たった空気は、スパッツ20の傾斜部20Cに沿って車両側部に流れる。これにより、車両側方に流れる空気の流量が増加する。つまり、従来に比べスパッツ20の背面に流れる空気の量が減少する。その結果、本実施形態によれば、車両下部10側にダクト18とスパッツ20を同時に設けた場合においても、良好な整流効果を得ることができる。
また、本実施形態では、ダクト18の導出口18Bとスパッツ20の傾斜部20Cとが車両幅方向でラップしている。これにより、導出口18Bから噴出された空気は直接傾斜部20Cに当たる。これにより、車両側面に流れる空気の流量はより増大する。その結果、導出口18Bと傾斜部20Cとがラップしていないものと比して良好な整流効果を得ることができるという優れた効果を有する。
なお、本実施形態では、ダクト18の導出口18Bとスパッツ20の傾斜部20Cとが車両幅方向でラップしているが、これに限らず、請求項1記載の発明は、導出口18Bと傾斜部20Cとがラップしていない構成にしてもよい。
また、本実施形態では、本発明が車両前部に適用された構造について説明しているが、車両後部にも適用可能である。例えば、ダクト18の導入口18Aを車両側部に配設し、導出口18Cを図示されないリヤタイヤの車両前後方向前方側にそれぞれ配設すると共にスパッツ20を図示されないリヤタイヤよりも車両前後方向前方側に配置している構成にしてもよい。
12 バンパカバー
14 フロントタイヤ
16 アンダカバー
18 ダクト
18B 導出口
20 スパッツ
20C 傾斜部
14 フロントタイヤ
16 アンダカバー
18 ダクト
18B 導出口
20 スパッツ
20C 傾斜部
Claims (2)
- 車両幅方向に沿って設けられたバンパカバーと、
前記バンパカバーの車両下部側に配置されたアンダカバーと、
前記バンパカバーに配設された導入口と前記アンダカバーに配設された導出口との各々を繋ぐダクトと、
前記ダクトの車両前後方向後方側かつフロントタイヤより車両前後方向前方側に配置されたスパッツと、
を備えた車両下部構造において、
前記スパッツの車両幅方向外側の端部が車両前後方向後方側かつ車両幅方向外側に向かって傾斜する傾斜部を有していることを特徴とする車両下部構造。 - 前記ダクトの前記アンダカバー側に設けられた導出口と前記スパッツに設けられた前記傾斜部とが車両幅方向にラップすることを特徴する請求項1記載の車両下部構造。
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