JP2014072705A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影状況が変わっても、ユーザが適切にシャッターチャンスを捉えられること。
【解決手段】撮像装置1は、所定の撮像フレームレートで画像データを取得する撮像手段12と、撮像手段12により取得した複数の画像データを逐次記憶する記憶手段15と、記憶手段15に記憶された画像データを表示する表示手段18と、記憶手段15に記憶された画像データを、撮像フレームレートより低い表示フレームレートで表示手段18にスロー表示させる表示制御手段14と、スロー表示の開始を指示する第1の指示手段17と、スロー表示中において、新たなスロー表示の開始を指示する第2の指示手段14と、静止画像データの記録を指示する第3の指示手段17と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】撮像装置1は、所定の撮像フレームレートで画像データを取得する撮像手段12と、撮像手段12により取得した複数の画像データを逐次記憶する記憶手段15と、記憶手段15に記憶された画像データを表示する表示手段18と、記憶手段15に記憶された画像データを、撮像フレームレートより低い表示フレームレートで表示手段18にスロー表示させる表示制御手段14と、スロー表示の開始を指示する第1の指示手段17と、スロー表示中において、新たなスロー表示の開始を指示する第2の指示手段14と、静止画像データの記録を指示する第3の指示手段17と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、撮像装置に関する。
シャッターボタンが半押し操作されると、所定の撮像フレームレートで撮像素子に繰り返し撮像させ、バッファメモリに複数の画像を記憶し、記憶した複数の画像を撮像フレームレートよりも低いフレームレートで読み出して繰り返し表示部にスロー表示するスロー表示モードを有する撮像装置が知られている(例えば、特許文献1)。スロー表示モードでは、ユーザがスロー表示を見ながら所望のタイミングでシャッターボタンを全押し操作することで、当該操作時点でスロー表示されていた画像を記録することができる。このようなスロー表示モードは、動きの速い被写体であってもユーザが適切にシャッターチャンスを捉えることができるように設けられている。
上記従来技術では、撮影状況が変わった場合、新たにスロー表示を行うためには、シャッターボタンの半押し操作を解除して、バッファメモリに記憶されている複数の画像のスロー表示を終了させなくてはならい。例えば、スロー表示中に被写体がフレームアウトするなどして撮影状況が変わった場合、新たな撮影状況におけるスロー表示を行うためには、再度シャッターボタンの半押し操作を行って、新たな撮影状況における画像をバッファメモリに記憶してからスロー表示を開始する必要がある。したがって、撮影状況が変わってもすぐに新たな撮影状況におけるスロー表示ができないので、シャッターチャンスを逃してしまう可能性があった。
本発明による撮像装置は、所定の撮像フレームレートで画像データを取得する撮像手段と、前記撮像手段により取得した複数の画像データを逐次記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像データを表示する表示手段と、前記記憶手段に記憶された画像データを、前記撮像フレームレートより低い表示フレームレートで前記表示手段にスロー表示させる表示制御手段と、前記スロー表示の開始を指示する第1の指示手段と、前記スロー表示中において、新たなスロー表示の開始を指示する第2の指示手段と、静止画像データの記録を指示する第3の指示手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮影状況が変わっても、ユーザが適切にシャッターチャンスを捉えることができる。
−第1の実施の形態−
図面を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態における撮像装置の構成を示すブロック図である。撮像装置1は、撮像光学系11と、撮像素子12と、レンズ駆動回路13と、制御部14と、バッファメモリ15と、振れ検出部16と、操作部17と、表示部18とを備えている。撮像装置1には、例えばメモリカードなどの記録媒体19が着脱可能である。
図面を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態における撮像装置の構成を示すブロック図である。撮像装置1は、撮像光学系11と、撮像素子12と、レンズ駆動回路13と、制御部14と、バッファメモリ15と、振れ検出部16と、操作部17と、表示部18とを備えている。撮像装置1には、例えばメモリカードなどの記録媒体19が着脱可能である。
撮像光学系11は、ズームレンズやフォーカシングレンズを含む複数のレンズ群で構成され、被写体像を撮像素子12の受光面に結像させる。なお、図1を簡単にするため、撮像光学系11を単レンズとして図示している。
レンズ駆動回路13は、制御部14の制御のもと、撮像光学系11のズームレンズを駆動して焦点距離を調節するとともに、撮像光学系11のフォーカシングレンズを駆動して焦点調節を行う。
撮像素子12は、例えばCMOSなどのイメージセンサであり、撮像光学系11により結像した被写体像を撮像して、得られた画像信号を制御部14へ出力する。
制御部14は、CPUおよびその他の周辺回路等により構成され、撮像装置1全体の制御を行う。制御部14は、撮像素子12から取得した画像信号から画像データを生成する。バッファメモリ15は、撮像素子12からの画像信号を基に取得される画像データを一時記憶するために使用される。
振れ検出部16は、例えばジャイロセンサなどから構成され、撮像装置1の振れ量を検出して、検出結果を制御部14に出力する。制御部14は、振れ検出部16からの検出信号に基づいて、撮像装置1のパンニングが行われたか否かを判定する。
操作部17は、ユーザによって操作される種々の入力部材、例えば、モード切替ボタン、シャッターボタン、録画ボタン、十字キー、決定ボタンなどにより構成される。操作部17は、各ボタンが押下操作されると、各操作に応じた操作信号を制御部14へ出力する。
表示部18は、撮像装置1の背面に搭載された液晶モニタ(背面モニタ)等で構成され、撮像素子12で撮像された画像や各種設定メニューなどが表示される。
制御部14は、操作部17での操作により撮影モードに設定されると、撮像素子12から時系列で取得した画像信号から表示用のフレーム画像データを生成して表示部18に出力する。これによって表示部18にはスルー画が表示される。また制御部14は、シャッターボタンが全押し操作されると、撮像素子12から取得した画像信号に対して所定の画像処理を行って静止画像データを生成し、JPEGなどの所定の方式により圧縮処理を行って、記録媒体19に記録する。また制御部14は、操作部17での操作により再生モードに設定されると、記録媒体19に記録された静止画像データを読み出して再生し、表示部18に表示する。なお、本実施形態では、記憶とはバッファメモリなどの揮発性の記録媒体に画像を保存することであり、記録とはメモリカードなどの不揮発性の記録媒体に画像を保存することとする。
本実施形態の撮像装置1は、スロービューモードを有する。スロービューモードとは、シャッターボタンが半押し操作されると、撮像フレームレートよりも低い表示フレームレートでスルー画を表示するモードである。換言すれば、被写体を表示部18にスロー表示する撮影モードである。スロービューモードは、撮像フレームレートよりも表示フレームレートを低くすることで、動きの速い被写体であってもユーザが適切にシャッターチャンスを狙うことができるように設けられた撮影モードである。スロービューモードでは、ユーザはスロー表示を見ながら所望のタイミングでシャッターボタンを全押し操作することで、全押し操作時点で表示部18に表示されていた画像の静止画データを記録媒体19に記録することができる。したがって、ユーザはシャッターチャンスを逃さず撮影することができる。本実施形態の撮像装置1は、このスロービューモードに特徴を有するので、以下この点について図を用いて詳しく説明する。
図2は、撮像フレームレートおよび表示フレームレートを説明する図である。図3は、スロー表示処理を説明する図である。図4は、スロー表示処理におけるバッファメモリ15の読出しおよび書込みを説明する図である。以下、通常の表示フレームレート(後述のスルー画表示用フレームレート)で被写体を表示部18に表示する処理をスルー画表示処理、通常の表示フレームレートより低い表示フレームレート(後述のスロー表示用フレームレート)で被写体を表示部18に表示する処理をスロー表示処理と呼ぶ。
制御部14は、操作部17での操作によりスロービューモードに設定されると、図2に示すように、撮像素子12に所定の撮像フレームレートで被写体像を繰り返し撮像させる撮像処理を開始させる。そして、制御部14は、撮像処理により得られる複数の画像データを、バッファメモリ15に逐次記憶していく。制御部14は、バッファメモリ15に逐次記憶された複数の画像データのフレーム画像を、例えば当該撮像フレームレートと同じ表示フレームレート(以下、スルー画表示用フレームレートと呼ぶ)で再生して表示部18に表示(すなわち通常の表示フレームレートでスルー画を表示)するスルー画表示処理を開始させる。このときユーザは、スルー画表示用フレームレートで表示されるスルー画を確認しながら、撮影タイミングを待つ。
そして、撮影タイミングが近づいたとユーザが判断し、シャッターボタンを半押し操作したとする。すると、制御部14は、半押し操作時点で取得した画像データに基づいてAF(自動焦点調節)処理、AE(自動露出演算)処理、およびAWB(自動ホワイトバランス調整)処理を実行する。制御部14は、これらの処理後、焦点調節状態を固定するAFロック、露出を固定するAEロック、およびホワイトバランスを固定するAWBロックを行う。
そして制御部14は、シャッターボタンが半押し操作された時点から、撮像処理により逐次得られる複数の画像データのフレーム画像を、スルー画表示用フレームレートよりも低い表示フレームレート(以下、スロー表示用フレームレートと呼ぶ)で再生して表示部18に表示(すなわちスロー画を表示)するスロー表示処理を開始する。すなわち、制御部14は、バッファメモリ15に逐次記憶された画像データのフレーム画像データを読み出してスロー表示用フレームレートで表示部18に表示していく。
本実施形態では、例えば、撮像フレームレートが100fpsであり、スルー画表示用フレームレートも100fpsであり、スロー表示用フレームレートが30fpsである。なお、例えば、撮像フレームレートが100fpsであり、スルー画表示用フレームレートが60fpsであり、スロー表示用フレームレートが30fpsであってもよい。
図5は、スロー表示処理中における表示部18の表示画面の一例を示す図である。制御部14は、スロー表示用フレームレートで表示するフレーム画像50を表示画面全体に表示する。また制御部14は、フレーム画像の右上に、撮像フレームレート(スルー画表示用フレームレート)に対するスロー表示用フレームレートの倍率を示す情報51を表示する。なお、図5で一例として示している「×0.2」は、スロー表示用フレームレートが撮像フレームレートの0.2倍のスピードであることを示している。
制御部14は、図4に示すように、シャッターボタンの半押し操作時点から所定フレーム数(Nフレーム)分の画像データの記憶が完了するとバッファメモリ15への書き込みを停止し、当該Nフレーム分の画像データをバッファメモリ15に保持(記憶)しておく。なお、所定フレーム数とは、例えば、バッファメモリ15に記録可能な最大のフレーム数である。
また制御部14は、図3または図4に示すように、Nフレーム分の画像データのフレーム画像のスロー表示が終了すると、半押し操作の解除もしくは全押し操作がない限り、再度、バッファメモリ15からNフレーム分の画像データのフレーム画像データを順に読み出してスロー表示させる。すなわち、制御部14は、バッファメモリ15に保持されているNフレーム分のフレーム画像のスロー表示を繰り返し行う(すなわちリピート表示する)。
ここでユーザが、このスロー表示を確認しながら所望の撮影タイミングを捉えて、シャッターボタンを全押し操作したとする。すると、制御部14は、この全押し操作時点で表示部18に表示していたフレーム画像に対応する画像データを記録用画像(静止画像データ)として記録媒体19に記録する。記録後、スロー表示処理を終了して、スルー画表示処理に戻る。一方、スロー表示処理中、シャッターボタンの半押し操作が解除された場合には、スロー表示処理を終了して、スルー画表示処理に戻る。
また、スロー表示処理中、制御部14は、振れ検出部16からの検出信号に基づいて撮像装置1のパンニングが行われた(撮影状況が変わった)か否かを判定する。撮像装置1のパンニングが行われる場合としては、例えば、スロー表示処理中に被写体がフレームアウトするなどして、ユーザが被写体を追いかけて撮像装置1をパンニングする状況が考えられる。撮影状況の変化とは、パンニングの他に、ズーミングなど、明るさや画角が変化する場合である。
制御部14は、撮像装置1のパンニングが行われたと判定すると、これまで行っていたスロー表示処理(1回目のスロー表示処理)を終了して、新たなスロー表示処理(2回目のスロー表示処理)を開始する。1回目のスロー表示処理から2回目のスロー表示処理に移行する際、制御部14は、これまでのAFロック、AEロックおよびAWBロックを解除して、パンニングが検出されてから取得した画像データに基づいて再度AF処理、AE処理およびAWB処理を行い、AFロック、AEロックおよびAWBロックを行う。
新たなスロー表示処理(2回目のスロー表示処理)において制御部14は、図3に示すように、バッファメモリ15に記憶されている1回目のスロー表示処理時の画像データへの上書きを許可し、撮像装置1のパンニングを判定した時点から撮像処理により逐次得られる画像データをバッファメモリ15に記憶(上書き)していく。これと共に制御部14は、バッファメモリ15に記憶された画像データのフレーム画像データを読み出してスロー表示用フレームレートで表示部18に表示していく。
制御部14は、図4に示すように、2回目のスロー表示処理においても、1回目のスロー表示処理と同様に、Nフレーム分の画像データの記憶が完了するとバッファメモリ15への書き込みを停止し、当該Nフレーム分の画像データをバッファメモリ15に保持しておく。また制御部14は、バッファメモリ15に保持されているNフレーム分のフレーム画像のスロー表示を繰り返し行う。
この2回目のスロー表示処理中において、ユーザが所望の撮影タイミングを捉えて、シャッターボタンを全押し操作したとする。すると、制御部14は、この全押し操作時点で表示部18に表示していたフレーム画像に対応する画像データを記録用画像(静止画像データ)として記録媒体19に記録する。記録後、スロー表示処理を終了して、スルー画表示処理に戻る。一方、シャッターボタンの半押し操作が解除された場合には、スロー表示処理を終了して、スルー画表示処理に戻る。
また、2回目のスロー表示処理中、制御部14は、振れ検出部16からの検出信号に基づいて撮像装置1のパンニングが行われたと判定すると、これまで行っていたスロー表示処理(2回目のスロー表示処理)を終了して、新たなスロー表示処理(3回目のスロー表示処理)を開始する。
このように制御部14は、スロー表示処理中に撮像装置1のパンニングが検出されるたびに、新たなスロー表示処理を開始して、パンニングが検出されてから取得した画像データのフレーム画像をスロー表示する。撮像装置1のパンニングが行われたということは、撮影状況が変化し、ユーザが撮影したい被写体が変わった可能性が高い。ゆえに、撮像装置1のパンニングに応じて新たなスロー表示を開始することにより、ユーザが新たなスロー表示を開始するための特別な操作を行わなくても新たな撮影状況での撮像画像をスロー表示することができ、ユーザが適切にシャッターチャンスを捉えることができる。
次に、上述したスロー表示機能における処理の流れを、図6に示すフローチャートを用いて説明する。制御部14は、操作部17の操作によりスロービューモードに設定されると、図6に示す処理を開始する。
ステップS1において、制御部14は、撮像素子12の撮像処理により逐次得られる画像データのフレーム画像をスルー画で表示部18に表示するスルー画表示処理を実行して、ステップS2へ進む。
ステップS2において、制御部14は、シャッターボタンが半押し操作されたか否かを判定する。シャッターボタンが半押し操作されない場合には、ステップS2を否定判定してステップS1に戻り、スルー画表示処理を継続する。一方、シャッターボタンが半押し操作された場合には、制御部14は、ステップS2を肯定判定してスルー画表示処理を終了し、ステップS3へ進む。
ステップS3において、制御部14は、シャッターボタンの半押し操作時点から所定フレーム数分の画像データをバッファメモリ15に記憶して、ステップS4へ進む。
ステップS4において、制御部14は、バッファメモリ15に記憶された画像データのフレーム画像を、撮像フレームレートよりも低いスロー表示用フレームレートで表示して、ステップS5へ進む。
ステップS5において、制御部14は、振れ検出部16からの検出信号に基づいて、撮像装置1のパンニングが行われたか否かを判定する。パンニングが行われたと判定した場合には、制御部14は、ステップS5を肯定判定してステップS3に戻り、パンニングが検出されてから取得した画像データのフレーム画像をスロー表示する新たなスロー表示処理を行う。一方、パンニングが行われていないと判定した場合には、制御部14は、ステップS5を否定判定して、ステップS6へ進む。
ステップS6において、制御部14は、シャッターボタンの半押し操作が解除されたか否かを判定する。シャッターボタンの半押し操作が解除されたと判定した場合には、制御部14は、ステップS6を肯定判定してスロー表示処理を終了し、ステップS1に戻ってスルー画表示処理を行う。一方、シャッターボタンの半押し操作が解除されていないと判定した場合には、制御部14は、ステップS6を否定判定して、ステップS7へ進む。
ステップS7において、制御部14は、シャッターボタンが全押し操作されたか否かを判定する。シャッターボタンが全押し操作されていないと判定した場合には、制御部14は、ステップS7を否定判定してステップS4へ戻り、スロー表示処理を継続する。一方、シャッターボタンが全押し操作されたと判定した場合には、制御部14は、ステップS7を肯定判定してステップS8へ進む。
ステップS8において、制御部14は、シャッターボタンが全押し操作された時点で表示部18に表示していたフレーム画像に対応する画像データを記録用画像(静止画像データ)として記録媒体19に記録して、図6の処理を終了する。
以上説明した第1の実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)撮像装置1は、所定の撮像フレームレートで被写体を撮像する撮像素子12と、シャッターボタンの半押し操作が行われると、当該操作タイミングから撮像された動画データをバッファメモリ15に記憶させる制御部14と、当該記憶した動画データを、撮像フレームレートより低い表示フレームレートで表示部18にスロー表示させる制御部14と、当該スロー表示中において、撮像装置1の振れ量を検出する振れ検出部16およびパンニングが行われたか否かを判定する制御部14と、撮像装置1のパンニングが検出されると、当該検出タイミングから撮像された動画データをバッファメモリ15に記憶させる制御部14と、当該記憶した動画データを、撮像フレームレートより低い表示フレームレートで表示部18にスロー表示させる制御部14と、静止画像データの記録を指示するシャッターボタンと、シャッターボタンの全押し操作が行われると、当該操作タイミングにおいて表示部18にスロー表示されていた動画データのフレーム画像データを記録媒体19に記録する制御部14と、を備える。これにより、撮影状況の変化に合わせてスロー表示させる画像を変えることができるので、撮影状況が変わってもユーザが適切にシャッターチャンスを捉えて、撮影することができる。
(1)撮像装置1は、所定の撮像フレームレートで被写体を撮像する撮像素子12と、シャッターボタンの半押し操作が行われると、当該操作タイミングから撮像された動画データをバッファメモリ15に記憶させる制御部14と、当該記憶した動画データを、撮像フレームレートより低い表示フレームレートで表示部18にスロー表示させる制御部14と、当該スロー表示中において、撮像装置1の振れ量を検出する振れ検出部16およびパンニングが行われたか否かを判定する制御部14と、撮像装置1のパンニングが検出されると、当該検出タイミングから撮像された動画データをバッファメモリ15に記憶させる制御部14と、当該記憶した動画データを、撮像フレームレートより低い表示フレームレートで表示部18にスロー表示させる制御部14と、静止画像データの記録を指示するシャッターボタンと、シャッターボタンの全押し操作が行われると、当該操作タイミングにおいて表示部18にスロー表示されていた動画データのフレーム画像データを記録媒体19に記録する制御部14と、を備える。これにより、撮影状況の変化に合わせてスロー表示させる画像を変えることができるので、撮影状況が変わってもユーザが適切にシャッターチャンスを捉えて、撮影することができる。
(2)上記(1)の撮像装置1において、制御部14は、撮像装置1のパンニングが検出されると、当該検出タイミングから撮像された動画データを、シャッターボタンの半押し操作タイミングから撮像されバッファメモリ15に記憶された動画データに上書き記憶するように構成した。これにより、一回のスロー表示処理においてバッファメモリ15の容量分の動画データを記憶しておくことができる。
(3)上記(1)または(2)の撮像装置1において、制御部14は、シャッターボタンが半押し操作されると、AF処理、AE処理およびAWB処理を実行し、撮像装置1のパンニングが検出されると、再度AF処理、AE処理およびAWB処理を実行するように構成した。これにより、撮影状況の変化に合わせて適切にAF処理、AE処理およびAWB処理を実行することができる。
(第1の実施の形態の変形例1)
上述した撮像装置1において制御部14は、撮像装置1のパンニングを検出して新たなスロー表示処理を開始する際に、例えば撮像フレームレートと同じスルー画表示フレームレートで表示(すなわちスルー画表示)するフレーム画像を、表示部18に子画面として表示するようにしてもよい。
上述した撮像装置1において制御部14は、撮像装置1のパンニングを検出して新たなスロー表示処理を開始する際に、例えば撮像フレームレートと同じスルー画表示フレームレートで表示(すなわちスルー画表示)するフレーム画像を、表示部18に子画面として表示するようにしてもよい。
図7は、変形例1におけるスロー表示処理を説明する図である。変形例1の制御部14は、シャッターボタンの半押し操作を検出して行う1回目のスロー表示処理を、上述した第1の実施の形態と同様に行う。
そして制御部14は、振れ検出部16からの検出信号に基づいて撮像装置1がパンニングされたと判定すると、2回目のスロー表示処理を行うと共に、図8に示すように、撮像素子12により撮像された画像データのフレーム画像を、例えば撮像フレームレートと同じスルー画表示用フレームレートで表示する子画面52を表示させる。子画面52は、例えば画面全体の1/4程度の大きさで表示部18に表示され、スロー表示用フレームレートで表示されるフレーム画像50の右下に重ねて表示される。また子画面52の右上には、スルー画表示であることを示す「×1」という文字が表示される。
このように制御部14は、撮像装置1のパンニングを検出して新たなスロー表示処理を開始すると共に、撮像画像をスルー画表示する子画面52を表示することにより、ユーザに撮影状況の変化に応じて新たなスロー表示処理を開始したことを報知することができる。
なお、制御部14は、撮像画像をスルー画表示する子画面52については、所定時間表示した後に表示を終了する。
図9は、変形例1における処理の流れを示すフローチャートである。なお、図9において図6と同一の処理については同一の符号を付して説明を省略する。ステップS5において変形例1の制御部14は、撮像装置1のパンニングが行われたことによりステップS5を肯定判定すると、ステップS10へ進む。
ステップS10において制御部14は、撮像素子12により撮像された画像データのフレーム画像を、例えば撮像フレームレートと同じスルー画表示用フレームレートで表示する子画面52に表示して、ステップS3に戻る。ステップS3において制御部14は、新たなスロー表示処理を開始して、スロー表示用フレームレートで表示されるフレーム画像50を表示画面全体に表示する。
(第1の実施の形態の変形例2)
上述した撮像装置1において制御部14は、図10に示すように、スロー表示画面において、スロー表示用フレームレートで表示されるフレーム画像50の下側に、表示バー53を重ねて表示させるようにしてもよい。この表示バー53は、現在どのタイミングのフレーム画像がスロー表示されているかを示すものである。具体的には、表示バー53全体の長さがバッファメモリ15に記憶されている全フレーム画像が表示されるのに要する時間を示し、塗りつぶされた部分の長さがこれまでにスロー表示された時間を示している。
上述した撮像装置1において制御部14は、図10に示すように、スロー表示画面において、スロー表示用フレームレートで表示されるフレーム画像50の下側に、表示バー53を重ねて表示させるようにしてもよい。この表示バー53は、現在どのタイミングのフレーム画像がスロー表示されているかを示すものである。具体的には、表示バー53全体の長さがバッファメモリ15に記憶されている全フレーム画像が表示されるのに要する時間を示し、塗りつぶされた部分の長さがこれまでにスロー表示された時間を示している。
図11は、変形例2におけるスロー表示処理を説明する図である。変形例2の制御部14は、シャッターボタンの半押し操作を検出すると1回目のスロー表示処理を行う。このとき、制御部14は、スロー表示用フレームレートで表示しているフレーム画像50の下側に、表示バー53を重ねて表示させる。
そして制御部14は、振れ検出部16からの検出信号に基づいて撮像装置1のパンニングを検出すると、新たなスロー表示処理(2回目のスロー表示処理)を行うと共に、表示バー53を点滅させる。これにより、ユーザに撮影状況の変化に応じて新たなスロー表示処理を開始したことを報知することができる。なお、制御部14は、パンニング検出に応じて表示バー53を所定時間点滅させた後は、点滅を停止する。
−第2の実施の形態−
次に、図面を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、スロー表示処理が第1の実施の形態と異なるので、この点を中心に説明する。なお、第2の実施の形態の撮像装置は、第1の実施の形態の撮像装置1の構成と同様であるため、説明を省略する。またこの他、第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同様の箇所については、説明および図示を省略する。
次に、図面を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、スロー表示処理が第1の実施の形態と異なるので、この点を中心に説明する。なお、第2の実施の形態の撮像装置は、第1の実施の形態の撮像装置1の構成と同様であるため、説明を省略する。またこの他、第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同様の箇所については、説明および図示を省略する。
図12は、第2の実施の形態におけるスロー表示処理を説明する図である。第2の実施の形態では、バッファメモリ15に第1の記憶領域および第2の記憶領域が割り振られている。制御部14は、シャッターボタンが半押し操作されると、半押し操作された時点からのフレーム画像データを、バッファメモリ15の第1の記憶領域に逐次記憶していく。
これと共に制御部14は、バッファメモリ15の第1の記憶領域に逐次記憶された画像データのフレーム画像を読み出してスロー表示用フレームレートで表示部18に表示していく。
制御部14は、シャッターボタンの半押し操作時点から所定フレーム数分のフレーム画像の画像データの記憶が完了するとバッファメモリ15への書き込みを停止し、当該所定フレーム数分のフレーム画像の画像データをバッファメモリ15の第1の記憶領域に保持しておく。なお、ここでの所定フレーム数とは、例えば、バッファメモリ15の第1の記憶領域に記録可能な最大のフレーム数である。また制御部14は、バッファメモリ15の第1の記憶領域に保持されている所定フレーム数分のフレーム画像のスロー表示を繰り返し行う。
そして制御部14は、振れ検出部16からの検出信号に基づいて撮像装置1のパンニングを検出すると、これまで行っていたスロー表示処理(1回目のスロー表示処理)を終了して、新たなスロー表示処理(2回目のスロー表示処理)を開始する。新たなスロー表示処理(2回目のスロー表示処理)において制御部14は、撮像装置1のパンニングを検出した時点からのフレーム画像の画像データを、バッファメモリ15の第2の記憶領域に逐次記憶していく。またここでは、第1の実施の形態と異なり、シャッターボタンの半押し操作時点からのフレーム画像をバッファメモリ15の第1の記憶領域に保持したまま、バッファメモリ15の第2の記憶領域にパンニングが検出されてから取得した画像データ時点からのフレーム画像の画像データを逐次書き込んでいく。
制御部14は、パンニング検出時点から所定フレーム数分のフレーム画像の画像データの記憶が完了するとバッファメモリ15への書き込みを停止し、当該フレーム画像の画像データをバッファメモリ15の第2の記憶領域に保持しておく。なお、所定フレーム数とは、例えば、バッファメモリ15の第2の記憶領域に記録可能な最大のフレーム数である。ここでは、第1の記憶領域と第2の記憶領域に記録可能なフレーム数は同じであるとする。
また制御部14は、バッファメモリ15の第2の記憶領域に逐次記憶されたフレーム画像データを読み出してスロー表示用フレームレートで表示部18に表示する。制御部14は、バッファメモリ15の第2の記憶領域に記憶されたフレーム画像のスロー表示が終了すると、今度はバッファメモリ15の第1の記憶領域に記憶されたフレーム画像データを読み出してスロー表示用フレームレートで表示部18に表示する。そして制御部14は、バッファメモリ15の第1の記憶領域に記憶されたフレーム画像のスロー表示が終了すると、次にバッファメモリ15の第2の記憶領域に記憶された画像データのフレーム画像データを読み出してスロー表示用フレームレートで表示部18に表示する。すなわち、制御部14は、バッファメモリ15の第1の記憶領域に記憶されたフレーム画像と、バッファメモリ15の第2の記憶領域に記憶されたフレーム画像とを交互に繰り返しスロー表示する。
なお、制御部14は、2回目のスロー表示処理中に撮像装置1のパンニングが行われたことを検出して3回目のスロー表示処理を開始すると、パンニングが検出されてから取得した画像データをバッファメモリ15の第1の記憶領域に上書き記憶する。すなわち、制御部14は、撮像装置1のパンニングが検出されるたびに、バッファメモリ15の第1の記憶領域と第2の記憶領域を交互に用いて画像データを一時記憶する。
以上説明した第2の実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
撮像装置1において、制御部14は、シャッターボタンの半押し操作が行われると、当該操作タイミングから撮像された動画データをバッファメモリ15の第1の記憶領域に記憶させ、撮像装置1のパンニングが検出されると、当該検出タイミングから撮像された動画データをバッファメモリ15の第2の記憶領域に記憶させ、第2の記憶領域に記憶させた動画データと第1の記憶領域に記憶させた動画データとを交互に表示部18にスロー表示させるように構成した。これにより、ユーザは、撮影状況が変わった後の動画データにおいてシャッターチャンスを狙うこともできるし、撮影状況が変わる前の動画データにおいてシャッターチャンスを狙うこともでき、ユーザが所望するシャッターチャンスを一段と適切に捉えて、撮影することができる。
撮像装置1において、制御部14は、シャッターボタンの半押し操作が行われると、当該操作タイミングから撮像された動画データをバッファメモリ15の第1の記憶領域に記憶させ、撮像装置1のパンニングが検出されると、当該検出タイミングから撮像された動画データをバッファメモリ15の第2の記憶領域に記憶させ、第2の記憶領域に記憶させた動画データと第1の記憶領域に記憶させた動画データとを交互に表示部18にスロー表示させるように構成した。これにより、ユーザは、撮影状況が変わった後の動画データにおいてシャッターチャンスを狙うこともできるし、撮影状況が変わる前の動画データにおいてシャッターチャンスを狙うこともでき、ユーザが所望するシャッターチャンスを一段と適切に捉えて、撮影することができる。
(第2の実施の形態の変形例1)
上述した第2の実施の形態の撮像装置1において、撮像装置1のパンニングが検出されて新たなスロー表示処理を開始する際に、上述した撮像画像をスルー画表示する子画面52を表示するようにしてもよい。
上述した第2の実施の形態の撮像装置1において、撮像装置1のパンニングが検出されて新たなスロー表示処理を開始する際に、上述した撮像画像をスルー画表示する子画面52を表示するようにしてもよい。
図13は、変形例1におけるスロー表示処理を説明する図である。変形例1の制御部14は、撮像装置1のパンニングを検出すると、2回目のスロー表示処理を行うと共に、撮像素子12により撮像されたフレーム画像を、例えば撮像フレームレートと同じスルー画表示用フレームレートで表示する子画面52を表示させる。
(第2の実施の形態の変形例2)
上述した第2の実施の形態の撮像装置1において、スロー表示用フレームレートでフレーム画像を表示している際に、上述した表示バー53を合わせて表示させるようにしてもよい。
上述した第2の実施の形態の撮像装置1において、スロー表示用フレームレートでフレーム画像を表示している際に、上述した表示バー53を合わせて表示させるようにしてもよい。
図14は、変形例2におけるスロー表示処理を説明する図である。変形例2の制御部14は、撮像装置1のパンニングが検出されると、新たなスロー表示処理(2回目のスロー表示処理)を行うと共に、表示バー53を点滅させる。
(第2の実施の形態の変形例3)
上述した2回目のスロー表示処理を開始すると、制御部14は、バッファメモリ15の第2の記憶領域に保持した画像データのフレーム画像(第2のフレーム画像)を画面全体にスロー表示させると共に、バッファメモリ15の第1の記録領域に保持した画像データのフレーム画像(第1のフレーム画像)を子画面にスロー表示させるようにしてもよい。
上述した2回目のスロー表示処理を開始すると、制御部14は、バッファメモリ15の第2の記憶領域に保持した画像データのフレーム画像(第2のフレーム画像)を画面全体にスロー表示させると共に、バッファメモリ15の第1の記録領域に保持した画像データのフレーム画像(第1のフレーム画像)を子画面にスロー表示させるようにしてもよい。
変形例3の制御部14は、画面全体に表示した第2のフレーム画像および子画面に表示した第1のフレーム画像のスロー表示が終了すると、次に第1のフレーム画像を画面全体にスロー表示すると共に、第2のフレーム画像を子画面にスロー表示する。すなわち、第1のフレーム画像および第2のフレーム画像を画面全体と子画面とで表示領域を入れ替えながら繰り返しスロー表示する。
ここでシャッターボタンの全押し操作が行われた場合には、制御部14は、当該全押し操作時点で画面全体に表示していたフレーム画像に対応する画像データを記録用画像(静止画像)として記録媒体19に記録すればよい。
また変形例3の制御部14は、第1のフレーム画像および第2のフレーム画像に対応する表示バー53をそれぞれ表示させるようにしてもよい。
(第2の実施の形態の変形例4)
上述した第2の実施の形態では、バッファメモリ15に第1および第2の記憶領域が割り振られている例について説明したが、バッファメモリ15に割り振られている記憶領域は3つ以上であってもよい。例えば、バッファメモリ15に記憶領域が3つ割り振られている場合には、制御部14は、3回目のスロー表示処理の際、バッファメモリ15の第1および第2の記憶領域に画像データを保持したまま、第3の記憶領域に新たに画像データを蓄積する。そして、制御部14は、第3の記憶領域のフレーム画像をスロー表示した後は、第1〜第3の記憶領域のフレーム画像を順にリピート表示する。
上述した第2の実施の形態では、バッファメモリ15に第1および第2の記憶領域が割り振られている例について説明したが、バッファメモリ15に割り振られている記憶領域は3つ以上であってもよい。例えば、バッファメモリ15に記憶領域が3つ割り振られている場合には、制御部14は、3回目のスロー表示処理の際、バッファメモリ15の第1および第2の記憶領域に画像データを保持したまま、第3の記憶領域に新たに画像データを蓄積する。そして、制御部14は、第3の記憶領域のフレーム画像をスロー表示した後は、第1〜第3の記憶領域のフレーム画像を順にリピート表示する。
−その他の変形例−
(変形例1)
上述した第1および第2の実施の形態では、撮像装置1のパンニングを検出すると、新たなスロー表示処理を開始する例について説明した。しかしながら、パンニングに限らず、この他の撮影状況の変化を検出した場合に新たなスロー表示処理を開始するようにしてもよい。
(変形例1)
上述した第1および第2の実施の形態では、撮像装置1のパンニングを検出すると、新たなスロー表示処理を開始する例について説明した。しかしながら、パンニングに限らず、この他の撮影状況の変化を検出した場合に新たなスロー表示処理を開始するようにしてもよい。
例えば、制御部14は、画角または明るさが所定閾値以上変化した場合に、撮影状況が変化したと判定して新たなスロー表示処理を開始するようにしてもよい。
また例えば、制御部14は、撮像素子12により撮像される画像データのフレーム画像に対して顔検出処理を行い、顔が検出されなかった状態から顔が検出される状態に変化した場合、またはこの逆に変化した場合に、撮影状況が変化したと判定して新たなスロー表示処理を開始するようにしてもよい。この場合、ユーザが撮影状況の変化に気づかなかったとしても、撮像装置1が自動で撮影状況の変化を検知して新たなスロー表示処理を開始することができる。
(変形例2)
上述した第1および第2の実施の形態では、撮像装置1のパンニングの検出を、新たなスロー表示処理の開始指示とする例について説明した。しかしながら、操作部17に対する所定のユーザ操作により新たなスロー表示処理の開始を指示できるようにしてもよい。この場合の制御部14は、操作部17からの操作信号に応じて、所定のユーザ操作(例えば、表示部18がタッチパネル付きのディスプレイである場合に表示部18をタップする操作など)が行われたことを認識すると、新たなスロー表示処理を開始する。
上述した第1および第2の実施の形態では、撮像装置1のパンニングの検出を、新たなスロー表示処理の開始指示とする例について説明した。しかしながら、操作部17に対する所定のユーザ操作により新たなスロー表示処理の開始を指示できるようにしてもよい。この場合の制御部14は、操作部17からの操作信号に応じて、所定のユーザ操作(例えば、表示部18がタッチパネル付きのディスプレイである場合に表示部18をタップする操作など)が行われたことを認識すると、新たなスロー表示処理を開始する。
(変形例3)
上述した第1および第2の実施の形態の変形例において、パンニングが検出されて新たなスロー表示処理を開始する際に、撮像画像をスルー画表示する子画面52を表示し、子画面52を所定時間表示した後はその表示を終了する例について説明した。しかしながら、シャッターボタンの半押し操作を検出してスロー表示処理を開始したときから、この子画面52を継続して表示させるようにしてもよい。
上述した第1および第2の実施の形態の変形例において、パンニングが検出されて新たなスロー表示処理を開始する際に、撮像画像をスルー画表示する子画面52を表示し、子画面52を所定時間表示した後はその表示を終了する例について説明した。しかしながら、シャッターボタンの半押し操作を検出してスロー表示処理を開始したときから、この子画面52を継続して表示させるようにしてもよい。
この場合、制御部14は、子画面52に、通常のスルー画(すなわち撮像素子12により撮像された画像をスルー画で表示する画像)を表示するようにしてもよい。これにより、ユーザは、スロー表示に加えて、スルー画で撮像素子12に撮像されている画像を確認することができる。
また、制御部14は、子画面52に、バッファメモリ15に保持されている画像データのフレーム画像を、例えば撮像フレームレートと同一のスルー画表示用フレームレートで繰り返し表示するようにしてもよい。
(変形例4)
上述した第1および第2の実施の形態の変形例において、撮像装置1のパンニングを検出すると表示バー53を点滅させる例について説明した。しかしながら、制御部14は、表示バー53において、この他の表示形態の変更(例えば色を変えるなど)によって、新たなスロー表示処理を開始したことをユーザに報知してもよい。また、制御部14は、この他のスロー表示に関する情報(例えば、撮像フレームレート(スルー画表示用フレームレート)に対するスロー表示用フレームレートの倍率を示す情報51など)の表示形態を変更することで、新たなスロー表示処理を開始したことをユーザに報知するようにしてもよい。
上述した第1および第2の実施の形態の変形例において、撮像装置1のパンニングを検出すると表示バー53を点滅させる例について説明した。しかしながら、制御部14は、表示バー53において、この他の表示形態の変更(例えば色を変えるなど)によって、新たなスロー表示処理を開始したことをユーザに報知してもよい。また、制御部14は、この他のスロー表示に関する情報(例えば、撮像フレームレート(スルー画表示用フレームレート)に対するスロー表示用フレームレートの倍率を示す情報51など)の表示形態を変更することで、新たなスロー表示処理を開始したことをユーザに報知するようにしてもよい。
(変形例5)
上述した第1および第2の実施の形態では、シャッターボタンの半押し操作が行われると、AE処理、AF処理およびAWB処理を実行し、撮像装置1のパンニングが検出されると、これらの処理を再実行する例について説明した。しかしながら、制御部14は、シャッターボタンの半押し操作が行われると、AE処理、AF処理およびAWB処理の少なくともいずれかを実行すればよく、撮像装置1のパンニングが検出されると、これらの処理の少なくともいずれかを再実行すればよい。
上述した第1および第2の実施の形態では、シャッターボタンの半押し操作が行われると、AE処理、AF処理およびAWB処理を実行し、撮像装置1のパンニングが検出されると、これらの処理を再実行する例について説明した。しかしながら、制御部14は、シャッターボタンの半押し操作が行われると、AE処理、AF処理およびAWB処理の少なくともいずれかを実行すればよく、撮像装置1のパンニングが検出されると、これらの処理の少なくともいずれかを再実行すればよい。
(変形例6)
上述した第1および第2の実施の形態では、シャッターボタンの半押し操作をスロー表示の開始を指示する操作とする例について説明したが、これに限らず、この他の操作(例えば特定のボタンの押下操作など)をスロー表示の開始を指示する操作とするようにしてもよい。
上述した第1および第2の実施の形態では、シャッターボタンの半押し操作をスロー表示の開始を指示する操作とする例について説明したが、これに限らず、この他の操作(例えば特定のボタンの押下操作など)をスロー表示の開始を指示する操作とするようにしてもよい。
(変形例7)
上述した第1および第2の実施の形態では、操作部17での操作によりスロービューモードに設定されると、撮像処理により得られる画像データを、バッファメモリ15に逐次記憶していく例について説明した。これに限らず、シャッターボタンが半押し操作された時点から、撮像処理により逐次得られる複数の画像データを、バッファメモリ15に逐次記憶していくようにしてもよい。また、上述した第2の実施形態では、バッファメモリ15に第1の記憶領域および第2の記憶領域が割り振られているとしたが、複数のバッファメモリを設けてもよい。
上述した第1および第2の実施の形態では、操作部17での操作によりスロービューモードに設定されると、撮像処理により得られる画像データを、バッファメモリ15に逐次記憶していく例について説明した。これに限らず、シャッターボタンが半押し操作された時点から、撮像処理により逐次得られる複数の画像データを、バッファメモリ15に逐次記憶していくようにしてもよい。また、上述した第2の実施形態では、バッファメモリ15に第1の記憶領域および第2の記憶領域が割り振られているとしたが、複数のバッファメモリを設けてもよい。
(変形例8)
上述した第1および第2の実施の形態では、シャッターボタンを全押し操作すると、記録用画像を記録してスロー表示処理を終了した。これに限らず、スロー表示処理を継続し、シャッターボタンの全押し操作が複数回できるようにしてもよい。そして、シャッターボタンが全押し操作される毎に、全押し操作された時点で表示部18に表示していたフレーム画像に対応する画像データを記録用画像として記録媒体19に記録するようにしてもよい。この場合、バッファメモリ15に記憶された画像データが全てスロー表示されたときにスロー表示処理を終了するようにしてもよい。またリピート再生される場合は、スロー再生を終了する操作を別に設けるようにすればよい。
上述した第1および第2の実施の形態では、シャッターボタンを全押し操作すると、記録用画像を記録してスロー表示処理を終了した。これに限らず、スロー表示処理を継続し、シャッターボタンの全押し操作が複数回できるようにしてもよい。そして、シャッターボタンが全押し操作される毎に、全押し操作された時点で表示部18に表示していたフレーム画像に対応する画像データを記録用画像として記録媒体19に記録するようにしてもよい。この場合、バッファメモリ15に記憶された画像データが全てスロー表示されたときにスロー表示処理を終了するようにしてもよい。またリピート再生される場合は、スロー再生を終了する操作を別に設けるようにすればよい。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。また、上記実施形態に各変形例の構成を適宜組み合わせてもかまわない。
1…撮像装置、11…撮像光学系、12…撮像素子、14…制御部、15…バッファメモリ、16…振れ検出部、17…操作部、18…表示部、19…記録媒体
Claims (10)
- 所定の撮像フレームレートで画像データを取得する撮像手段と、
前記撮像手段により取得した複数の画像データを逐次記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された画像データを表示する表示手段と、
前記記憶手段に記憶された画像データを、前記撮像フレームレートより低い表示フレームレートで前記表示手段にスロー表示させる表示制御手段と、
前記スロー表示の開始を指示する第1の指示手段と、
前記スロー表示中において、新たなスロー表示の開始を指示する第2の指示手段と、
静止画像データの記録を指示する第3の指示手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置において、
前記第3の指示手段による指示が行われると、当該指示タイミングにおいて前記表示手段にスロー表示されていた画像データを記録媒体に記録する画像記録制御手段をさらに備えることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1または2に記載の撮像装置において、
前記第2の指示手段は、撮影状況の変化を検知する検知手段を有し、前記検知手段により撮影状況の変化が検知されると、新たなスロー表示の開始を指示することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像装置において、
前記表示制御手段は、前記スロー表示に関する情報を前記表示手段に表示させることを特徴とする撮像装置。 - 請求項4に記載の撮像装置において、
前記表示制御手段は、前記第2の指示手段による指示が行われると、前記表示手段に表示させている前記スロー表示に関する情報の表示形態を変更することを特徴とする撮像装置。 - 請求項4に記載の撮像装置において、
前記表示制御手段は、前記第2の指示手段による指示が行われると、当該指示タイミングから前記撮像手段により取得した画像データを、前記撮像フレームレートと同じ表示フレームレートで表示手段に表示させることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の撮像装置において、
前記第1の指示手段による指示が行われると、当該指示タイミングから前記撮像手段により取得した複数の画像データを記憶手段に逐次記憶させる第1の記憶制御手段と、
前記第1の記憶制御手段により記憶された画像データを、前記撮像フレームレートより低い表示フレームレートで表示手段にスロー表示させる第1の表示制御手段と、
前記第2の指示手段による指示が行われると、当該指示タイミングから前記撮像手段により取得した複数の画像データを記憶手段に逐次記憶させる第2の記憶制御手段と、
前記第2の記憶制御手段により記憶された画像データを、前記撮像フレームレートより低い表示フレームレートで表示手段にスロー表示させる第2の表示制御手段と、
をさらに備えることを特徴とする撮像装置。 - 請求項7に記載の撮像装置において、
前記第1の記憶制御手段は、前記第1の指示手段による指示が行われると、当該指示タイミングから前記撮像手段により取得した画像データを第1の記憶手段に記憶させ、
前記第2の記憶制御手段は、前記第2の指示手段による指示が行われると、当該指示タイミングから前記撮像手段により取得した画像データを第2の記憶手段に記憶させ、
前記第2の表示制御手段および前記第1の表示制御手段は、前記第2の指示手段による指示が行われると、前記第2の記憶手段に記憶された画像データと前記第1の記憶手段に記憶された画像データとを交互に表示手段に表示させることを特徴とする撮像装置。 - 請求項7に記載の撮像装置において、
前記第2の記憶制御手段は、前記第2の指示手段による指示が行われると、当該指示タイミングから前記撮像手段により取得した画像データを、前記第1の記憶制御手段により記憶手段に記憶された画像データに上書き記憶することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1〜9のいずれか一項に記載の撮像装置において、
前記第1の指示手段による指示が行われると、焦点調節処理、露出演算処理およびホワイトバランス調整処理の少なくともいずれかを実行し、前記第2の指示手段による指示が行われると、焦点調節処理、露出演算処理およびホワイトバランス調整処理の少なくともいずれかを再度実行する処理実行手段をさらに備えることを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012217300A JP2014072705A (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012217300A JP2014072705A (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | 撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014072705A true JP2014072705A (ja) | 2014-04-21 |
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ID=50747530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012217300A Pending JP2014072705A (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | 撮像装置 |
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JP (1) | JP2014072705A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016123032A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | キヤノン株式会社 | 電子機器及びその制御方法 |
-
2012
- 2012-09-28 JP JP2012217300A patent/JP2014072705A/ja active Pending
Cited By (1)
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