JP2014071240A - 定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、第1定着部材の搬送方向に対する角度変動を抑制した定着装置を提供することを目的とする。
【解決手段】長尺面を有する第1定着部材101と、第1定着部材101と対向配置され、第1定着部材101の長尺面との間で記録シートを挟みつつ搬送する長尺状の第2定着部材(加圧ローラ150)と、第1定着部材101を第2定着部材へ向けて付勢する付勢機構とを備えた定着装置である。付勢機構は、所定の揺動軸191を中心にして揺動可能に構成されたアーム190と、アーム190を第1定着部材に向けて付勢する圧縮バネ200とを備え、揺動軸191は、記録シートの搬送方向に沿って延びるように構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、長尺面を有する第1定着部材を備えた定着装置に関する。
従来、長尺面を有する第1定着部材と、第1定着部材と対向配置される長尺状の第2定着部材とを備えた定着装置が知られている(特許文献1参照)。この定着装置は、所定の揺動軸を中心に揺動可能に構成されたアームと、アームを第1定着部材に向けて付勢するバネとを備えている。このアームが、第1定着部材を第2定着部材に向けて付勢することで、第1定着部材と第2定着部材との間にニップ部が形成される。
詳しくは、アームは、記録シートの搬送方向に沿って延びるように配置され、一端部が揺動軸を中心に回動し、他端部がバネで付勢されるように構成されている。そして、アームの中央部が第1定着部材を押圧(付勢)している。つまり、この構成における揺動軸は、第1定着部材の長手方向に沿って延びて配置されている。
特開2006−171630号公報
しかしながら、このような構成では、バネの付勢力がばらつくと、アームの搬送方向に対する角度が変動する。そのため、アームが第1定着部材を押圧する位置が搬送方向においてずれやすくなり、第1定着部材の搬送方向に対する角度がアームの角度変動に応じて変動してしまう問題が生じる。
そこで、本発明は、第1定着部材の搬送方向に対する角度変動を抑制した定着装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の定着装置は、長尺面を有する第1定着部材と、第1定着部材と対向配置され、第1定着部材の長尺面との間で記録シートを挟みつつ搬送する長尺状の第2定着部材と、第1定着部材を第2定着部材へ向けて付勢する付勢機構とを備える。
付勢機構は、所定の揺動軸を中心にして揺動可能に構成されたアームと、当該アームを第1定着部材に向けて付勢するバネとを備え、揺動軸は、記録シートの搬送方向に沿って延びるように構成されている。
このような構成によれば、アームを揺動させる揺動軸が記録シートの搬送方向に沿って延びるように構成されたので、アームの角度が変動しても、アームが第1定着部材を押圧する位置を搬送方向において略一定にすることができる。そのため、記録シートの搬送方向に対して第1定着部材の角度が変動するのを抑制することができる。
前記した構成において、第1定着部材の長手方向両端側に配置され、第1定着部材を第2定着部材に近づく位置と離れる位置との間でガイドするガイド部を備えた構成とすることができる。
前記したガイド部を備えた構成において、ガイド部は、第2定着部材を支持するフレームに設けられた構成とすることができる。
このような構成によれば、第2定着部材が支持されているフレームにガイド部が設けられるので、第1定着部材を確実に第2定着部材に向けてガイドすることができる。
前記した第2定着部材がフレームに支持されている構成において、アームは、フレームに揺動可能に支持された構成とすることができる。
このような構成によれば、第2定着部材が設けられたフレームでアームを支持するので、例えば、フレーム以外の部材にアームを支持する構成と比較して、安定してアームを支持することができる。
前記した定着装置は、第1定着部材を覆うカバー部材を備え、バネの一端部は、カバー部材に係止された構成とすることができる。
前記した構成において、バネは、圧縮バネであり、アームは、カバー部材と第1定着部材との間に配置された構成とすることができる。
このような構成によれば、アームがカバー部材と第1定着部材との間に配置されたので、カバー部材でアームを保護することができる。
前記した構成において、バネは、引張バネであり、アームは、カバー部材に対して第1定着部材側と反対側に配置された構成とすることができる。
このような構成によれば、アームがカバー部材の外側に配置されているので、アームの交換等を容易にできる。
前記した構成において、第1定着部材は、ベルトと、当該ベルトが摺動し、第2定着部材との間でベルトを挟むニップ部材とを有する構成とすることができる。
前記した構成において、第2定着部材は、ゴム層を有するローラである構成とすることができる。
前記した構成において、アームは、第1定着部材の長手方向両端側から長手方向内側に向かって延びるように配置された構成とすることができる。
このような構成によれば、アームが第1定着部材の長手方向両端側から長手方向内側に向かって延びるように配置されたので、定着装置を大型化することなく、アームを長くすることができる。つまり、アームの支点と力点の間隔を長くできるので、定着装置の小型化を図りつつ、アームが第1定着部材を押圧する力を強くすることが可能となる。
本発明によれば、アームを揺動させる揺動軸が記録シートの搬送方向に沿って延びるように構成されたので、アームが第1定着部材を押圧する位置を搬送方向において略一定にすることにより、記録シートの搬送方向に対して第1定着部材の角度が変動するのを抑制することができる。
本発明の実施形態に係る定着装置を備えたレーザプリンタを示す断面図である。 定着装置を前後方向に沿った面で切った断面図である。 定着装置を左右方向に沿った面で切った断面図である。 図3のカバー部材を外した状態におけるA−A断面図(a)と、図3におけるカバー部材を外した状態を上から見た斜視図(b)である。 変形例に係る定着装置を左右方向に沿った面で切った断面図である。 図5の定着装置を上から見た斜視図である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、以下の説明では、まず、本発明の実施形態に係る定着装置100を備えたレーザプリンタ1の概略構成について説明した後、定着装置100の詳細な構成について説明する。
<レーザプリンタの概略構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体筐体2内に、記録シートの一例としての用紙Pを供給する給紙部3と、露光装置4と、用紙P上にトナー像(現像剤像)を転写するプロセスカートリッジ5と、用紙P上のトナー像を熱定着する定着装置100とを主に備えている。
なお、以下の説明において、方向は、レーザプリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における右側を「前」、左側を「後」とし、手前側を「左」、奥側を「右」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
給紙部3は、本体筐体2内の下部に設けられ、用紙Pを収容する給紙トレイ31と、用紙Pの前側を持ち上げる用紙押圧板32と、給紙ローラ33と、給紙パット34と、紙粉取りローラ35,36と、レジストローラ37とを主に備えている。給紙トレイ31内の用紙Pは、用紙押圧板32によって給紙ローラ33に寄せられ、給紙ローラ33と給紙パット34によって1枚ずつ分離され、紙粉取りローラ35,36およびレジストローラ37を通ってプロセスカートリッジ5に向けて搬送される。
露光装置4は、本体筐体2内の上部に配置され、レーザ発光部(図示せず)と、回転駆動するポリゴンミラー41と、レンズ42,43と、反射鏡44,45,46とを主に備えている。露光装置4では、レーザ発光部から出射される画像データに基づくレーザ光(鎖線参照)が、ポリゴンミラー41、レンズ42、反射鏡44,45、レンズ43、反射鏡46の順に反射または通過して、感光体ドラム61の表面で高速走査される。
プロセスカートリッジ5は、露光装置4の下方に配置され、本体筐体2に設けられたフロントカバー21を開いたときにできる開口から本体筐体2に対して着脱可能に装着される構成となっている。このプロセスカートリッジ5は、ドラムユニット6と、現像ユニット7とから構成されている。
ドラムユニット6は、感光体ドラム61と、帯電器62と、転写ローラ63とを主に備えている。また、現像ユニット7は、ドラムユニット6に対して着脱可能に装着される構成となっており、現像ローラ71と、供給ローラ72と、層厚規制ブレード73と、トナー(現像剤)を収容するトナー収容部74とを主に備えている。
プロセスカートリッジ5では、感光体ドラム61の表面が、帯電器62により一様に帯電された後、露光装置4からのレーザ光の高速走査によって露光されることで、感光体ドラム61上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部74内のトナーは、供給ローラ72を介して現像ローラ71に供給され、現像ローラ71と層厚規制ブレード73の間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ71上に担持される。
現像ローラ71上に担持されたトナーは、現像ローラ71から感光体ドラム61上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム61上にトナー像が形成される。その後、感光体ドラム61と転写ローラ63の間を用紙Pが搬送されることで感光体ドラム61上のトナー像が用紙P上に転写される。
定着装置100は、プロセスカートリッジ5の後方に設けられている。用紙P上に転写されたトナー像(トナー)は、定着装置100を通過することで用紙P上に熱定着される。トナー像が熱定着された用紙Pは、搬送ローラ23,24によって排紙トレイ22上に排出される。
<定着装置の詳細構成>
図2,3に示すように、定着装置100は、第1定着部材101と、第2定着部材の一例としての加圧ローラ150と、フレームの一例としての定着フレーム180とを備えている。
[第1定着部材の構成]
第1定着部材101は、ベルトの一例としての定着ベルト110と、ハロゲンランプ120と、ニップ部材の一例としてのニップ板130と、反射板140と、ステイ160と、規制部材170とを備えて構成されている。
図2に示すように、定着ベルト110は、耐熱性と可撓性を有する無端状のベルトであり、その両端部が規制部材170により回転が案内されている。
ハロゲンランプ120は、ニップ板130および定着ベルト110を加熱することで用紙P上のトナーを加熱する公知の発熱体であり、定着ベルト110の内側において定着ベルト110およびニップ板130の内面から所定の間隔をあけて配置されている。
ニップ板130は、ハロゲンランプ120からの輻射熱を受ける板状の部材であり、筒状の定着ベルト110が摺動するように配置されている。そして、このニップ板130は、ハロゲンランプ120から受けた輻射熱を定着ベルト110を介して用紙P上のトナーに伝達する。
このニップ板130は、後述するスチール製のステイ160より熱伝導率が大きい、例えば、アルミニウム板などを断面視略U形状に折り曲げることで形成されている。より詳細に、ニップ板130は、断面視において、前後方向(用紙Pの搬送方向)に沿うように延びるベース部131と、上方(加圧ローラ150からニップ板130に向かう方向)に向けて折り曲げられた折曲部132とを主に有している。なお、本実施形態では、ベース部131の剛性を上げるためやニップ板130の端縁による定着ベルト110の削れ防止のためにベース部131の前後方向の両端縁から折り曲げられる折曲部132を形成したが、これに限定されず、折曲部132は形成しなくてもよい。
ベース部131は、前後方向における中央部131Aが両端部131Bよりも当該ベース部131の面直方向にずれるように、詳しくは、加圧ローラ150側に向けて凸となるように屈曲形成されている。具体的に、ベース部131は、両端部131Bよりも中央部131Aが下方にオフセットされたようなハット形状に折り曲げ形成されている。
中央部131Aは、左右方向に長い長尺面を有しており、この長尺面が第1定着部材101の長尺面に相当する。
反射板140は、ハロゲンランプ120からの輻射熱(主に前後方向や上方向に向けて放射された輻射熱)をニップ板130(ベース部131の内面)に向けて反射する部材であり、定着ベルト110の内側においてハロゲンランプ120を取り囲むように、ハロゲンランプ120から所定の間隔をあけて配置されている。
このような反射板140によってハロゲンランプ120からの輻射熱をニップ板130に集めることで、ハロゲンランプ120からの輻射熱を効率良く利用することができ、ニップ板130および定着ベルト110を速やかに加熱することができる。
反射板140は、赤外線および遠赤外線の反射率が大きい、例えば、アルミニウム板などを断面視略U形状に湾曲させて形成されている。より詳細に、反射板140は、湾曲形状(断面視略U形状)をなす反射部141と、反射部141の両端部から前後方向外側に沿って延びるフランジ部142とを主に有している。なお、熱反射率を高めるため、反射板140は、鏡面仕上げを施したアルミニウム板などを用いて形成してもよい。
ステイ160は、前後方向におけるニップ板130(ベース部131)の両端部131Bを反射板140のフランジ部142を介して支持することでニップ板130の剛性を確保する部材である。ステイ160は、反射板140(反射部141)の外面形状に沿った形状(断面視略U形状)を有して反射板140を覆うように配置されている。このようなステイ160は、比較的剛性が大きい、例えば、鋼板などを断面視略U形状に折り曲げることで形成されている。
以上、説明したハロゲンランプ120、ニップ板130、反射板140およびステイ160は、図3に示すように、左右の規制部材170に一体的に支持されている。
規制部材170は、定着ベルト110の左右方向両端側に1つずつ配置されて、主に定着ベルト110の左右方向への移動を規制している。なお、以下の説明では、左側の規制部材170のみを代表して説明し、右側の規制部材170は同様の構成であるので説明を省略する。
具体的に、規制部材170は、図3および図4(a),(b)に示すように、上壁171と、上壁171の前後方向両端部から下方に延びる一対の側壁172とを有しており、一対の側壁172の間でニップ板130、反射板140およびステイ160等を保持している。また、規制部材170は、ベルト規制部173と、抑制部174と、一対の移動規制部175とを有している。なお、図4(a)では、ニップ板130等は簡略化して図示している。
ベルト規制部173は、一対の側壁172の左右方向内側の端部から前後方向外側に向けて円弧状に突出する部分であり、左右方向内側に定着ベルト110の左右方向への移動を規制するベルト規制面173Aを有している。
抑制部174は、ベルト規制面173Aから左右方向内側に突出するリブであり、開口を下に向けたC字状に形成されている。この抑制部174は、定着ベルト110内に入り込むことで、定着ベルト110の径方向内側への変形を抑えている。
移動規制部175は、一対の側壁172から前後方向外側に突出する部分であり、ベルト規制部173から左右方向外側に少し離れた位置に配置される。この移動規制部175は、後述するガイド部182と接触することにより、第1定着部材101(規制部材170)の左右方向外側への移動を規制する。
上壁171の上面171Aは、後述するアーム190の押圧部194に押圧される面となっている。
なお、規制部材170の形状はこれに限定されず、任意に設定することができる。
[加圧ローラの構成]
図2に戻り、加圧ローラ150は、ゴム層を有し、ニップ板130(長尺面)との間で定着ベルト110を挟むことで定着ベルト110との間にニップ部N1を形成する部材である。この加圧ローラ150は、左右方向に長い長尺状に形成されており、第1定着部材101(ニップ板130)の下方に対向配置されている。
この加圧ローラ150は、本体筐体2内に設けられた図示しないモータから駆動力が伝達されて回転駆動するように構成されており、回転駆動することで定着ベルト110(または用紙P)との摩擦力により定着ベルト110を従動回転させる。
トナー像が転写された用紙Pは、加圧ローラ150と加熱された定着ベルト110の間(ニップ部N1)に挟まれつつ搬送されることによりトナー像(トナー)が熱定着されることとなる。
[定着フレームの詳細構成]
次に、定着フレーム180の詳細構成について説明する。
定着フレーム180は、図3に示すように、加圧ローラ150の下方に配置され、左右方向に延びて形成されるベース部181と、このベース部181の左右両端から上に延びるガイド部182とを備えている。また、定着フレーム180には、左右一対のアーム190と、左右一対の圧縮バネ200と、カバー部材210とが設けられている。なお、以下の説明では、定着フレーム180の左側の部分のみを代表して説明し、右側の部分は同様の構成であるので説明を省略する。
ガイド部182は、図4(a),(b)に示すように、上部に向けて開口する略コの字状に形成され、前ガイド182Aと後ガイド182Bとで、規制部材170の前後一対の側壁172を挟んでいる。つまり、ガイド部182は、規制部材170を上下に移動可能に支持している。
ガイド部182の下壁182Cの中央部には、支持溝183が形成されている。
支持溝183は、上部に向けて開口する略U字状に形成されており、支持溝183の底面に設けられる軸受184を介して加圧ローラ150を支持している。これにより、ガイド部182は、左右の規制部材170(第1定着部材101)を加圧ローラ150に近づく位置と離れる位置との間でガイドするようになっている。つまり、加圧ローラ150が支持されている定着フレーム180にガイド部182が設けられているので、第1定着部材101を確実に加圧ローラ150に向けてガイドすることが可能となっている。
また、前ガイド182Aおよび後ガイド182Bの上端部の左右方向外側の面には、後述する揺動軸191を支持するための軸支持部185がそれぞれ一つずつ設けられている。
軸支持部185は、左右方向外側に突出した後、下に曲がるように形成されている。
アーム190は、第1定着部材101を加圧ローラ150に押圧する部材であり、後述するカバー部材210と第1定着部材101との間に配置されている(図3参照)。このアーム190は、図4(b)に示すように、左右方向外側の端部(支点部)に設けられた揺動軸191と、第1アーム部192と、第2アーム部193とを有しており、第1定着部材101の左右方向両端側から左右方向内側に向かって延びるように配置されている。なお、揺動軸191、第1アーム部192および第2アーム部193は、一体に構成されているが、それぞれが別部材として構成されていてもよい。
揺動軸191は、用紙Pの搬送方向に沿って延びるように構成されており、ガイド部182の軸支持部185に揺動可能に支持されている。つまり、加圧ローラ150が支持されたガイド部182(定着フレーム180)でアーム190を支持するので、安定してアーム190を支持することが可能となっている。
第1アーム部192は、揺動軸191から左右方向内側に向かって定着ベルト110の左右方向外側の端部付近まで延びる矩形の板状に形成され、その中央部には、押圧部194が形成されている。なお、第1アーム部192の形状はこれに限定されず、任意に設定することができる。
押圧部194は、後述する圧縮バネ200に第2アーム部193が付勢されることにより、規制部材170の上面171Aを押圧する部分である。この押圧部194は、第1アーム部192の中央部を下方に切り曲げることで、規制部材170の上面171Aに向けて延びて形成され、その先端が作用点になっている。なお、押圧部194は、第1アーム部192と別部材としてもよい。また、押圧部194の長さは、アーム190と第1定着部材101との間隔に応じて適宜設定することができる。
押圧部194は、揺動軸191が搬送方向に沿って延びるように構成されていることで、圧縮バネ200の付勢力のバラつきによりアーム190の角度が変動しても、搬送方向における位置が変わらないようになっている。つまり、アーム190が第1定着部材101を押圧する位置を、搬送方向において略一定とすることが可能となっている。そのため、用紙Pの搬送方向に対する第1定着部材101の角度変動を抑制することが可能となっている。
第2アーム部193は、第1アーム部192から左右方向内側に向かって延びる略正方形の板状に形成され、第1アーム部192よりも前後方向において幅広に形成されている。この第2アーム部193の左右方向内側端部の中央部には、圧縮バネ200が配置され、この圧縮バネ200で荷重を受ける部分が力点となっている。なお、第2アーム部193の形状はこれに限定されず、任意に設定することができる。
圧縮バネ200は、アーム190を第1定着部材101に向けて付勢する部材であり、押圧部194と左右方向に沿って並ぶ位置に配置されている。また、圧縮バネ200は、上側端部201(一端部)がカバー部材210に係止されている。これにより、下側端部202が第2アーム部193を付勢するようになっている。なお、アーム190および圧縮バネ200は、付勢機構に相当する。
カバー部材210は、左右方向に長い板状の部材であり、第1定着部材101とアーム190を上から覆うように配置されている。このように、アーム190をカバー部材210で覆うことで、カバー部材210でアーム190を保護することが可能となっている。
このカバー部材210は、その両端部に形成される図示しない取付穴にネジ220を通して、ガイド部182の上面に形成されたネジ穴186にねじ込むことによりガイド部182(定着フレーム180)に固定される。カバー部材210が固定されることで、圧縮バネ200が圧縮され、第2アーム部193が下に付勢される。これにより、アーム190が揺動軸191を中心にして揺動し、押圧部194が第1定着部材101を加圧ローラ150に向けて押圧するようになっている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
<変形例>
前記実施形態では、バネとして圧縮バネ200を採用していたが、図5,6に示すように、引張バネ200Aを採用してもよい。なお、以下の説明では、前記実施形態と略同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
この構成では、引張バネ200Aとその係止構造の他、アーム190Aの配置位置とカバー部材210Aの形状が前記実施形態と異なるだけであり、その他の構成については前記実施形態と略同様である。
アーム190Aは、後述するカバー部材210Aの上側、つまり、カバー部材210Aに対して第1定着部材101側と反対側に配置されている。
第2アーム部193には、左右方向内側端部の中央部に引張バネ200Aの上側端部201Aが係止される係止穴195Aが形成されている。
引張バネ200Aは、下側端部202A(一端部)がカバー部材210Aの上面211Aに形成された一対の係止穴212Aに係止されている。これにより、上側端部201Aが第2アーム部193Aを付勢するようになっている。なお、この係止穴212Aの位置は、引張バネ200Aの位置によって適宜変更可能である。また、引張バネ200Aが係止されるものであれば、係止穴195A,212Aに限定されず、突起等であってもよい。
カバー部材210Aは、上面211Aの両端から上側に突出した後、左右方向外側に曲がるように形成される前後一対の固定部213Aと、固定部213Aの端にそれぞれ設けられる軸支持部214Aとを有している。
固定部213Aは、カバー部材210Aを定着フレーム180に固定する部分であり、前ガイド182Aおよび後ガイド182Bの上面に対応してそれぞれ配置される。この前後一対の固定部213Aの間を押圧部194が通ることにより、押圧部194の先端が規制部材170の上面171A(第1定着部材101)に当接するようになっている。
軸支持部214Aは、前後の固定部213Aにそれぞれ一つずつ設けられ、上側に突出した後、左右方向外側に曲がるように形成されている。
このカバー部材210Aは、固定部213Aに形成される図示しない取付穴にネジ220Aを通して、ガイド部182の上面に形成されたネジ穴186(図4(b)参照)にねじ込むことにより定着フレーム180に固定される。カバー部材210Aを固定すると、軸支持部214Aとガイド部182の上面とで左右方向外側に向けて開口する略U字状の溝が形成される。この溝にアーム190Aの揺動軸191が揺動可能に支持され、引張バネ200Aが係止穴195A,212Aに係止される。
そして、引張バネ200Aに引っ張られることで第2アーム部193が下に付勢され、アーム190Aが揺動軸191を中心にして揺動する。これにより、押圧部194が第1定着部材101を加圧ローラ150に向けて押圧するようになっている。
このような構成であれば、アーム190Aが定着フレーム180の外側に配置されているので、アーム190Aの交換等を容易にできる。
前記実施形態では、ニップ板130は、長尺な平面で図示していたが、本発明はこれに限定されず、例えば、若干湾曲するような長尺面で構成されていてもよい。
前記実施形態では、アーム190は、規制部材170の上面171Aを押圧していたが、例えば、ニップ板130を直接押圧するような構成であってもよい。
前記実施形態では、ガイド部182は、上部に向けて開口する略コの字状に形成されていたが、第1定着部材101を確実に加圧ローラ150に向けてガイドできるものであれば、その形状はこれに限定されず、任意に設定可能である。
前記実施形態では、圧縮バネ200(力点)の位置は、押圧部194(作用点)と左右方向に沿って並ぶ位置であったが、アーム190の角度に関わらず押圧部194の搬送方向における位置を略一定をすることができれば、力点と作用点が前後にずれていてもよい。
前記実施形態では、バネとして圧縮バネ200を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、トーションバネや板バネなどであってもよい。
前記各実施形態では、カバー部材を定着フレームにネジで固定していたが、カバー部材が定着フレームに固定されれば、その固定方法はこれに限定されず、任意に設定可能である。例えば、定着フレームに形成された突起にカバー部材に形成された係止穴を嵌め込むことで固定してもよい。
100 定着装置
101 第1定着部材
110 定着ベルト
130 ニップ板
150 加圧ローラ
180 定着フレーム
182 ガイド部
182A 前ガイド
182B 後ガイド
190 アーム
190A アーム
191 揺動軸
191A 揺動軸
192 第1アーム部
193 第2アーム部
194 押圧部
200 圧縮バネ
200A 引張バネ
201 上側端部
202A 下側端部
210 カバー部材
210A カバー部材
P 用紙

Claims (10)

  1. 長尺面を有する第1定着部材と、
    前記第1定着部材と対向配置され、前記第1定着部材の前記長尺面との間で記録シートを挟みつつ搬送する長尺状の第2定着部材と、
    前記第1定着部材を前記第2定着部材へ向けて付勢する付勢機構とを備え、
    前記付勢機構は、
    所定の揺動軸を中心にして揺動可能に構成されたアームと、
    当該アームを前記第1定着部材に向けて付勢するバネとを備え、
    前記揺動軸は、記録シートの搬送方向に沿って延びるように構成されたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記第1定着部材の長手方向両端側に配置され、前記第1定着部材を前記第2定着部材に近づく位置と離れる位置との間でガイドするガイド部を備えることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記ガイド部は、前記第2定着部材を支持するフレームに設けられることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記アームは、前記フレームに揺動可能に支持されたことを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記第1定着部材を覆うカバー部材を備え、
    前記バネの一端部は、前記カバー部材に係止されたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記バネは、圧縮バネであり、前記アームは、前記カバー部材と前記第1定着部材との間に配置されたことを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記バネは、引張バネであり、前記アームは、前記カバー部材に対して前記第1定着部材側と反対側に配置されたことを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  8. 前記第1定着部材は、ベルトと、当該ベルトが摺動し、前記第2定着部材との間で前記ベルトを挟むニップ部材とを有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の定着装置。
  9. 前記第2定着部材は、ゴム層を有するローラであることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の定着装置。
  10. 前記アームは、前記第1定着部材の長手方向両端側から前記長手方向内側に向かって延びるように配置されたことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の定着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016145852A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 ブラザー工業株式会社 定着装置
JP2018092200A (ja) * 2013-04-17 2018-06-14 キヤノン株式会社 定着装置

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