JP2014071178A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリア槽の磨耗を抑制すると共に、キャリアのコート層を傷つけることなくキャリア槽内のキャリアをならすことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、キャリアホッパー73と、キャリア排出部75と、キャリア供給部74と、磁力発生回転部材78と、回転部材駆動部とを備える。キャリアホッパー73は、現像部に供給するキャリアCを収納する。キャリアホッパー73には、収納しているキャリアCが排出される排出口734が形成されている。キャリア排出部75は、キャリアホッパー73に収納されているキャリアCを排出口734から排出する。キャリア供給部74は、キャリアホッパー73にキャリアCを供給する。磁力発生回転部材78は、キャリアホッパー73の周囲に配置され、磁力を発生する。回転部材駆動部は、磁力発生回転部材78から発生してキャリアホッパー73内に作用する磁力を可変する。
【選択図】図3

Description

本発明は、トナー及びキャリアからなる2成分現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置に関する。
従来から、トナー及びキャリアからなる2成分現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置が知られている(特許文献1及び特許文献2参照)。このような2成分現像剤を用いる画像形成装置は、隔壁されたトナー槽とキャリア槽を備えている。そして、トナーの消費量に応じてキャリアの補給量を決定し、決定した補給量のキャリアをトナー搬送路に供給する。これにより、キャリアは、トナー搬送路内のトナーに合流して、現像装置へ搬送される。
2成分現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置では、キャリア槽内に貯留されたキャリアが片寄ってしまう場合がある。この場合は、キャリア槽からトナー搬送路に補給するキャリアの量を計量する計量部に、一定量のキャリアが到達しないことがある。また、キャリア槽内のキャリアの量を検知するキャリア検知部が、キャリアの量を誤検知することがある。そのため、キャリア槽内のキャリアを攪拌する(ならす)ことが求められる。
特許文献3には、廃トナーボックス内のトナーの蓄積量を検知する画像形成装置が開示されている。廃トナーボックスは、トナーの蓄積量の検知に供する一対の光透過窓が設けられたトナー容器と、トナー容器内のトナーを往復移動させるトナーならし部材と、を備えている。トナーならし部材としては、スクリューが適用されている。この特許文献3に開示された画像形成装置では、トナー容器内のトナーをならすことにより、トナーの蓄積量の誤検知を防いでいる。
特許文献4には、トナー容器に収容されるトナーを攪拌シートで攪拌し、攪拌シートの位置によりトナーの残量を検知する画像形成装置が開示されている。この特許文献4に開示された画像形成装置では、トナー容器に収容されるトナーを攪拌シートで攪拌することにより、トナー容器内で飛散しているトナーの影響を受けることなく、トナーの残量を検出することが期待される。
また、特許文献5には、廃トナーを蓄積する廃トナーボックスと、廃トナーボックスに衝撃を与える衝撃付与手段と、前回衝撃付与が行われた後の経過時間が所定時間に達すると、衝撃付与手段を作動させる制御手段と、を備えた画像形成装置が開示されている。この特許文献5に開示された画像形成装置では、廃トナーボックスに衝撃を与えることにより、廃トナーボックス内の廃トナーの山を崩して、廃トナーボックス内の廃トナーの残量を正確に検出することが期待される。
特開2005−250347号公報 特開平10−63074号公報 特開2006−98743号公報 特開2009−109675号公報 特開2001−117458号公報
しかしながら、特許文献3及び特許文献4に開示されたスクリューや攪拌シートを用いてキャリア槽内のキャリアを攪拌すると、スクリューや攪拌シートがキャリアのコート層を傷つけるという問題が生じる。また、スクリューや攪拌シートの回転軸とキャリア槽との間にキャリアが入り込んで、回転軸が磨耗したり、キャリアとの摩擦によってスクリューや攪拌シートが磨耗したりするという問題が生じる。
したがって、特許文献3及び特許文献4に開示されたスクリューや攪拌シートによって、キャリア槽内のキャリアを攪拌することは好ましくなかった。
また、特許文献5に開示された衝撃付与手段を用いてキャリア槽に衝撃を与えると、キャリア槽からトナー搬送路に補給するキャリアを計量する計量部に振動が伝わり、補給するキャリアの定量性が確保できないという問題が生じる。また、振動によってキャリア槽本体と計量部などの部品同士が衝突して磨耗し、キャリア槽の耐久性が落ちる可能性がある。
したがって、特許文献5に開示された衝撃付与手段によって、キャリア槽内のキャリアをならすことは好ましくなかった。
本発明の目的は、上記従来技術における実情を考慮し、キャリア槽の磨耗を抑制すると共に、キャリアのコート層を傷つけることなくキャリア槽内のキャリアをならすことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、現像部と、トナー収納部と、キャリアホッパーと、キャリア排出部と、キャリア供給部と、磁力発生部と、磁力可変部とを備える。
現像部は、感光体に形成された静電潜像を、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤により現像する。
トナー収納部は、現像部に供給するトナーを収納し、キャリアホッパーは、現像部に供給するキャリアを収納する。キャリアホッパーには、収納しているキャリアが排出される排出口が形成されている。
キャリア排出部は、キャリアホッパーに収納されているキャリアを排出口から排出する。
キャリア供給部は、キャリアホッパーにキャリアを供給する。
磁力発生部は、キャリアホッパーの周囲に配置され、磁力を発生する。
磁力可変部は、磁力発生部から発生してキャリアホッパー内に作用する磁力を可変する。
本発明の画像形成装置では、磁力発生部から発生してキャリアホッパー内のキャリアに作用する磁力の大きさを磁力可変部によって可変することにより、磁力によって非接触でキャリアホッパー内のキャリアを引き寄せて移動させることができる。その結果、キャリアのコート層を傷つけることなくキャリアを均すことができる。
また、キャリアホッパーを振動させずにキャリアを均すことができる。したがって、キャリアホッパーとキャリア排出部などの部品同士が衝突せず、キャリアホッパーやキャリア排出部などの部品の磨耗を抑制することができる。その結果、キャリアホッパーやキャリア排出部などの部品の耐久性の低下を防止することができる。
本発明の画像形成装置によれば、キャリアホッパーの磨耗を抑制すると共に、キャリアのコート層を傷つけることなくキャリアホッパー内のキャリアをならすことができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置を示す全体構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の現像部、トナー収納部及びキャリア補給ユニットを示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置のキャリア補給ユニットの断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置のキャリア補給ユニットの振分部を下方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置のキャリア補給ユニットの振分部の底面図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の各部のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置のキャリア供給処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置のキャリア補給ユニットにおける磁力発生部の動作を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置のキャリア補給ユニットにおける磁力発生部の動作を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置のキャリア補給ユニットにおける磁力発生部の動作を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の各部のハードウェア構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態にかかる画像形成装置について、図1〜図10を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
また、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施形態に係る画像形成装置
2.第2の実施形態に係る画像形成装置
3.変形例
1.第1の実施形態に係る画像形成装置
[画像形成装置の構成例]
まず、第1の実施形態に係る画像形成装置の構成例について、図1を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態に係る画像形成装置を示す全体構成図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、電子写真方式により用紙に画像を形成するものであり、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナーを重ね合わせるタンデム形式のカラー画像形成装置である。この画像形成装置1は、原稿搬送部10と、用紙収納部20と、画像読取部30と、画像形成部40と、中間転写ベルト50と、2次転写部60と、定着部80と、制御基板90とを有する。
原稿搬送部10は、原稿Gをセットする原稿給紙台11と、複数のローラ12と、搬送ドラム13と、搬送ガイド14と、原稿排出ローラ15と、原稿排出トレイ16とを有している。原稿給紙台11にセットされた原稿Gは、複数のローラ12及び搬送ドラム13によって、画像読取部30の読取位置に1枚ずつ搬送される。搬送ガイド14及び原稿排出ローラ15は、複数のローラ12及び搬送ドラム13により搬送された原稿Gを原稿排出トレイ16に排出する。
画像読取部30は、原稿搬送部10により搬送された原稿G又は原稿台31に載置された原稿の画像を読み取って、画像データを生成する。具体的には、原稿Gの画像がランプLによって照射される。原稿Gからの反射光は、第1ミラーユニット32、第2ミラーユニット33、レンズユニット34の順に導かれて、撮像素子35の受光面に結像する。撮像素子35は、入射した光を光電変換して所定の画像信号を出力する。出力された画像信号は、A/D変換されることにより画像データとして作成される。
また、画像読取部30は、画像読取制御部36を有している。画像読取制御部36は、A/D変換によって作成された画像データに、シェーディング補正やディザ処理、圧縮等の処理を施して、制御基板90のRAM103(図7参照)に格納する。なお、画像データは、画像読取部30から出力されるデータに限定されず、画像形成装置1に接続されたパーソナルコンピュータや他の画像形成装置などの外部装置から受信したものであってもよい。
用紙収納部20は、装置本体の下部に配置されており、用紙Sのサイズや種類に応じて複数設けられている。この用紙Sは、給紙部21により給紙されて搬送部23に送られ、搬送部23によって転写位置を有する2次転写部60に搬送される。また、用紙収納部20の近傍には、手差部22が設けられている。この手差部22からは、用紙収納部20に収納されていないサイズの用紙やタグを有するタグ紙、OHP(Overhead projector)シート等の特殊紙が転写位置へ送られる。
画像読取部30と用紙収納部20との間には、画像形成部40と中間転写ベルト50が配置されている。画像形成部40は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像を形成するために、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kを有する。
第1の画像形成ユニット40Yは、イエローのトナー像を形成し、第2の画像形成ユニット40Mは、マゼンダのトナー像を形成する。また、第3の画像形成ユニット40Cは、シアンのトナー像を形成し、第4の画像形成ユニット40Kは、ブラックのトナー像を形成する。これら4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kは、それぞれ同一の構成を有しているため、ここでは第1の画像形成ユニット40Yの構成について説明する。
第1の画像形成ユニット40Yは、ドラム状の感光体41と、感光体41の周囲に配置された帯電部42と、露光部43と、現像部44と、クリーニング部45を有している。感光体41は、不図示の駆動モータによって回転する。帯電部42は、感光体41に電荷を与え感光体41の表面を一様に帯電する。露光部43は、原稿Gから読み取られた画像データ又は外部装置から送信された画像データに基づいて、感光体41の表面に対して露光操作を行うことにより感光体41上に静電潜像を形成する。
現像部44は、トナーとキャリアからなる2成分現像剤を用いて、感光体41上に形成された静電潜像を現像する。この現像部44は、感光体41に形成された静電潜像にイエローのトナーを付着させる。これにより、感光体41の表面は、イエローのトナー画像が形成される。
なお、第2の画像形成ユニット40Mの現像部44は、感光体41にマゼンタのトナーを付着させ、感光体41の表面にマゼンタのトナー画像を形成する。また、第3の画像形成ユニット40Cの現像部44は、感光体41にシアンのトナーを付着させ、感光体41の表面にシアンのトナー画像を形成する。そして、第4の画像形成ユニット40Kの現像部44は、感光体41にブラックのトナーを付着させ、感光体41の表面にブラックのトナー画像を形成する。
感光体41上に形成されたトナー画像は、中間転写体の一例を示す中間転写ベルト50に転写される。クリーニング部45は、トナー画像を中間転写ベルト50に転写後に感光体41の表面に残留しているトナーを除去する。
中間転写ベルト50は、無端状に形成されており、複数のローラに掛け渡されている。この中間転写ベルト50は、不図示の駆動モータで感光体41の回転(移動)方向とは逆方向に回転駆動する。
中間転写ベルト50における各画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kの感光体41と対向する位置には、1次転写部51が設けられている。この1次転写部51は、中間転写ベルト50にトナーと反対の極性の電圧を印加させることで、感光体41上に形成されたトナー画像を中間転写ベルト50に転写する。
そして、中間転写ベルト50が回転駆動することで、中間転写ベルト50の表面には、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kで形成されたトナー画像が順次転写される。これにより、中間転写ベルト50上には、イエロー、マゼンダ、シアン及びブラックのトナー像が重なり合いカラーのトナー画像が形成される。
また、中間転写ベルト50には、ベルトクリーニング装置53が対向している。このベルトクリーニング装置53は、用紙Sへのトナー画像の転写を終えた中間転写ベルト50の表面を清掃する。
中間転写ベルト50の近傍で、かつ搬送部23の用紙搬送方向下流には、2次転写部60が配置されている。この2次転写部60は、搬送部23によって送られてきた用紙Sを中間転写ベルト50に接触させて、中間転写ベルト50の外周面上に形成されたトナー画像を用紙Sに転写する。
2次転写部60は、2次転写ローラ61を有している。2次転写ローラ61は、対向ローラ52に圧接されている。そして、2次転写ローラ61と中間転写ベルト50が接触する部分は、2次転写ニップ部62となる。この2次転写ニップ部62は、中間転写ベルト50の外周面上に形成されたトナー画像を用紙Sに転写する転写位置である。
2次転写部60における用紙Sの排出側には、定着部80が設けられている。この定着部80は、用紙Sを加圧及び加熱して、転写されたトナー像を用紙Sに定着させる。定着部80は、例えば、一対の定着部材である定着上ローラ81及び定着下ローラ82で構成されている。定着上ローラ81及び定着下ローラ82は、互いに圧接した状態で配置されており、定着上ローラ81と定着下ローラ82との圧接部が、用紙Sを加圧及び加熱する定着ニップ部である。
定着上ローラ81の内部には、加熱部が設けられている。この加熱部からの輻射熱により定着上ローラ81の外周部が温められる。そして、定着上ローラ81の外周部の熱が用紙Sへ伝達されることにより、用紙S上のトナー画像が熱定着される。
用紙Sは、2次転写部60によりトナー画像が転写された面(定着対象面)が定着上ローラ81と向き合うように搬送され、定着ニップ部を通過する。したがって、定着ニップ部を通過する用紙Sには、定着上ローラ81と定着下ローラ82とによる加圧と、定着上ローラ81のローラ部の熱による加熱が行われる。
定着部80の用紙搬送方向下流には、切換ゲート24が配置されている。切換ゲート24は、定着部80を通過した用紙Sの搬送路を切り換える。すなわち、切換ゲート24は、片面画像形成における画像形成面を上方に向けて排紙するフェースアップ排紙を行う場合に、用紙Sを直進させる。これにより、用紙Sは、一対の排紙ローラ25によって排紙される。また、切換ゲート24は、片面画像形成における画像形成面を下方に向けて排紙するフェースダウン排紙及び両面画像形成を行う場合に、用紙Sを下方に案内する。
フェースダウン排紙を行う場合は、切換ゲート24によって用紙Sを下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって表裏を反転して上方に搬送する。これにより、表裏が反転されて画像形成面が下方に向いた用紙Sは、一対の排紙ローラ25によって排紙される。
両面画像形成を行う場合は、切換ゲート24によって用紙Sを下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって表裏を反転し、再給紙路27により再び転写位置へ送られる。
一対の排紙ローラ25の下流側には、用紙Sを折ったり、用紙Sに対してステープル処理等を行ったりする後処理装置を配置してもよい。
[トナー収納部]
次に、トナー収納部について、図2を参照して説明する。
図2は、画像形成装置1における現像部、トナー収納部及びキャリア補給ユニットを示す説明図である。
図2に示す4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kの各現像部44には、各色のトナーと、キャリアが収容されている。現像部44は、トナーとキャリアからなる2成分現像剤を収容するハウジングと、感光体41にトナーを付着させる現像ロールと、現像剤循環搬送機構とを有している。
現像剤循環搬送機構は、2成分現像剤を撹拌しながら現像ロールへ搬送すると共に、2成分現像剤をハウジング内で循環させる。2成分現像剤がハウジング内を循環する間に、トナーは画像形成動作に伴い随時消費され、新しいトナーが補給される。また、ハウジング内の2成分現像剤は、トリクル機構により徐々に新しいものと入れ替えられる。これにより、劣化したキャリアが排出され、排出された量のキャリアが新しく補給される。
画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kの各現像部44に補給するトナーは、トナー収納部71Y,71M,71C,71Kに収納されている。トナー収納部71Yには、イエローのトナーが収納され、トナー収納部71Mには、マゼンダのトナーが収納されている。また、トナー収納部71Cには、シアンのトナーが収納され、トナー収納部71Kには、ブラックのトナーが収納されている。
トナー収納部71Y,71M,71C,71Kに収納された各色のトナーは、管状に形成されたトナー搬送路72Y,72M,72C,72K内を搬送され、画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kの各現像部44に補給される。トナー搬送路72Yの一端は、トナー収納部71Yに接続され、トナー搬送路72Yの他端は、第1の画像形成ユニット40Yの現像部44に接続されている。
これと同様に、トナー搬送路72M,72C,72Kの一端は、トナー収納部71M,71C,71Kに接続され、トナー搬送路72M,72C,72Kの他端は、画像形成ユニット40M,40C,40Kの各現像部44に接続されている。トナー収納部71Y,71M,71C,71Kから画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kの各現像部44へのトナーの搬送は、例えば、スクリューポンプの吸引力を用いて行うことができる。
[キャリア補給ユニット]
次に、キャリア補給ユニットについて、図2〜図5を参照して説明する。
図3は、第1の実施形態に係るキャリア補給ユニットの断面図である。図4は、第1の実施形態に係るキャリア補給ユニットの振分部を下方から見た斜視図である。図5は、第1の実施形態に係るキャリア補給ユニットの振分部の底面図である。
図2に示すように、画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kの各現像部44には、キャリア補給ユニット70からキャリアが補給される。このキャリア補給ユニット70は、キャリアホッパー73と、キャリア供給部74と、キャリア排出部75(図3参照)と、振分部76と、キャリアガイド部材77Y,77M,77C,77Kと、磁力発生回転部材78とを有している。
キャリアホッパー73は、上下方向に並んでいる画像形成ユニットのうちの最も上に位置する画像形成ユニット40Yの上方に配置されている。このキャリアホッパー73には、画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kの各現像部44に補給するキャリアC(図3参照)が収納されている。
キャリアCは、粒径20〜200μm程度の鉄粉、フェライト粉、マグネタイト粉、磁性樹脂等の芯材に、アミノ系樹脂、ポリビニル及びポリビニリデン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、シリコン樹脂等で表面を被覆したものが用いられる。したがって、キャリアCは、磁力に引き寄せられる。
図3に示すように、キャリアホッパー73は、中空の箱状に形成されており、下方に向かうにつれて窄まっている。このキャリアホッパー73は、底部731と、底部731に連続する側壁部732と、底部731に対向する蓋部733とを有している。
キャリアホッパー73の材料としては、非磁性材料であることが好ましく、例えば、ABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂)、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)等の合成樹脂を採用することができる。
底部731は、中央部に向かうにつれて細くなるように傾斜されたテーパ状に形成されている。これにより、キャリアホッパー73内に収納されたキャリアCは、底部731の内面に案内されて底部731の中央部に案内される。
底部731の中央部には、排出口734が形成されている。排出口734は、下方から見た平面形状が略長方形の略角筒状に形成されており、底部731を開口している。キャリアホッパー73内に収納されたキャリアCは、底部731に案内されて排出口734に集められ、排出口734からキャリアホッパー73の外部へ排出される。
排出口734における長辺側の2つの側部734a,734bは、外側に膨らむ円弧状に形成されている。これら側部734a,734bの内面には、キャリア排出部75の後述する磁気片754,755が取り付けられる。
また、底部731には、キャリア検知部79が取り付けられている。キャリア検知部79は、底部731の側壁部732側の端部を貫通しており、キャリアホッパー73内に配置されるピエゾ素子を有している。このキャリア検知部79は、ピエゾ素子上のキャリアCの有無を検知する。また、キャリア検知部79におけるピエゾ素子の近傍には、キャリア供給部74の後述する搬送管742の他端部が配置される。
側壁部732は、底部731の外縁に連続しており、上方に延びている。蓋部733は、側壁部732の底部731と反対側の先端部に接合しており、キャリアホッパー73の上部を密閉している。この蓋部733には、キャリアホッパー73の内側に円弧状に凹む凹面733aが形成されている。蓋部733の凹面733aには、磁力発生回転部材78の一部が対向する。
また、側壁部732と蓋部733には、キャリア供給部74の後述する搬送管742を貫通させるための切り欠きが形成されている。側壁部732の切り欠きの近傍には、底部731を貫通するキャリア検知部79のピエゾ素子が配置されている。
キャリア供給部74(図2参照)は、キャリアホッパー73に供給するキャリアを収容したキャリアボトル741と、このキャリアボトル741に接続される搬送管742(図3参照)とを有している。キャリアボトル741は、画像形成装置1の装置本体及び搬送管742に対して着脱可能に構成されている。
キャリアボトル741は、画像形成装置1の装置本体に装着されると、キャリアホッパー73の上方に配置され、搬送管742の一端部に接続される。これにより、キャリアボトル741の内部と搬送管742の内部が連通する。そして、キャリアボトル741内のキャリアは、自重により移動して搬送管742内に入り込む。
搬送管742は、キャリアホッパー73を貫通しており、キャリアホッパー73の底部731に沿って延びている。この搬送管742の一端部は、キャリアボトル741に接続され、搬送管742の他端部は、キャリアホッパー73内に配置されている。搬送管742の内部には、搬送スクリュー(不図示)が設けられている。この搬送スクリューが回転することにより、キャリアが搬送管742から排出され、キャリアホッパー73に供給される。
図3に示すように、キャリア排出部75は、キャリアホッパー73の排出口734に設けられている。キャリア排出部75は、ローラ751と、磁気部材752から構成されている。ローラ751の一部は、排出口734内に挿入されており、振分部76に回転可能に軸支されている。このローラ751は、後述するローラ回転駆動部91(図6参照)によって回転される。
ローラ751は、少なくとも外周面751aを形成する部分を酸化鉄、酸化クロム、コバルト、フェライト等の磁性部材によって形成することが好ましい。これにより、磁気部材752との間に生じる磁界の磁束密度を高くすることができ、磁気部材752との間でキャリアを磁気的に保持するための磁気力を大きくすることができる。
ローラ751の外周面751aの一部は、排出口734における2つの側部734a,734bの内面に所定の間隙をあけて対向している。そして、2つの側部734a,734bの内面に沿う円と、ローラ751の外周面751aに沿う円は、同心円となっている。つまり、2つの側部734a,734bにおける内面の曲率半径の中心は、ローラ751の回転中心Pに一致している。
磁気部材752は、排出口734における側部734aの内面に貼り付けられた第1磁気片754と、側部734bの内面に貼り付けられた第2磁気片755から構成されている。第1磁気片754及び第2磁気片755は、ローラ751の回転中心から上下方向に延びる線を境にして、左右両側に配置されている。
第1磁気片754及び第2磁気片755は、可撓性を有するシート状に形成されており、対向するローラ751の外周面751aに沿って湾曲する曲面754a及び曲面755aを有している。
第1磁気片754とローラ751との間の間隙と、第2磁気片755とローラ751との間の間隙には、キャリアホッパー73に収納されたキャリアCが介在される。第1磁気片754とローラ751との間に介在されたキャリアCは、第1磁気片754及びローラ751により生じる磁界の磁力により、第1磁気片754側又はローラ751側に引き寄せられ、磁気的に保持される。
また、第2磁気片755とローラ751との間に介在されたキャリアCは、第2磁気片755及びローラ751により生じる磁界の磁力により、第2磁気片755側又はローラ751側に引き寄せられ、磁気的に保持される。これにより、磁気片754,755と静止したローラ751との間からキャリアCが漏れないようになっている。
ローラ751は、回転方向R1に回転する。ローラ751が回転方向R1に回転すると、ローラ751における第1磁気片754に対向していた部分が、排出口734の外部へ露出される。
このとき、第1磁気片754とローラ751との間に磁気的に保持されたキャリアCは、ローラ751に引きずられて、第1磁気片754とローラ751により生じる磁界の磁気力が小さい位置(排出口734の外部)へ移動する。これにより、ローラ751に引きずられたキャリアCに対する磁気的な保持力が弱くなり、キャリアCが自重により落下する。その結果、排出口734における第1磁気片754とローラ751との間からキャリアCが排出される。
振分部76は、キャリアホッパー73の下方に配置されており、振分部76には、キャリアガイド部材77Y,77M,77C,77Kが接続されている。この振分部76は、キャリアホッパー73の排出口734から排出されたキャリアCを、キャリアガイド部材77Y,77M,77C,77Kのいずれかに振り分ける。
振分部76は、外装部761と、接続部762と、ロート部材763を備えている。外装部761は、キャリアホッパー73に接合されており、キャリアホッパー73の排出口734とキャリア排出部75を覆う略筒状に形成されている。
接続部762は、外装部761の下部に接合されている。この接続部762は、有底筒状に形成されており、本体筒765と、この本体筒765の軸方向の一端に設けられた底部766とを有している。本体筒765は、円筒状に形成されており、外装部761の軸方向の一端部(下部)に嵌合されている。
底部766は、円形の板状に形成されている、この底部766の中心部には、貫通孔766aが形成されている。この貫通孔766aには、ロート部材763を回転させるロート回転駆動部92(図6参照)の回転軸(不図示)が貫通する。
また、底部766には、下方(外部)に突出する5つの接続口766bが設けられている。図5に示すように、接続口766bは、底部766を貫通する貫通孔と、この貫通孔の周囲を覆う接続筒から構成されている。接続口766bの突出部は、円筒状に形成されており、底部766の下面から略垂直に突出している。
図4に示すように、5つの接続口766bは、貫通孔766aの中心部を中心に描かれる円の周方向に沿って等しい間隔をあけて配置されている。これら5つの接続口766bのうちの4つの接続口766bには、キャリアガイド部材77Y,77M,77C,77Kの一端が接続されている。そして、5つの接続口766bのうちの1つの接続口766bには、不図示の封止部材が取り付けられている。つまり、底部766を貫通する貫通孔が封止されている。
ロート部材763は、略円柱状に形成されており、接続部762における本体筒765の内周面に回転可能に嵌合されている(図3参照)。ロート部材763には、キャリアCを底部766の接続口766bに導くガイド部768が設けられている。このガイド部768は、ロート部材763の上面から下面にかけて斜めに傾斜した円錐状の切り欠きを設けることにより形成されている。
ガイド部768の下端768aは、ロート部材763の下面における中心部からずれた位置に開口している。このガイド部768の下端768aは、ロート部材763が回転することにより、接続部762の5つの接続口766bのいずれか1つに対向する。
また、ロート部材763の下面には、軸接続部769が設けられている。この軸接続部769には、ロート部材763を回転させるロート回転駆動部92(図6参照)の回転軸が接続される。
ロート回転駆動部92は、後述する制御部100により駆動を制御され、ロート部材763を回転させる。これにより、ロート部材763におけるガイド部768の下端768aが、1つの接続口766bに対向する。
キャリアガイド部材77Y,77M,77C,77Kは、弾性を有するフレキシブルチューブにより形成されている。キャリアガイド部材77Y,77M,77C,77Kの一端部は、振分部76の接続口766bに接続されており、他端部は、トナー搬送路72Y,72M,72C,72Kの中途部に形成された補給口(不図示)に接続されている。これらキャリアガイド部材77Y,77M,77C,77Kは、落下するキャリアCをトナー搬送路72Y,72M,72C,72Kの補給口へ案内する。
キャリアガイド部材77Y,77M,77C,77Kの上下方向に対する傾斜角度は、キャリアが転動可能(落下可能)な角度に設定されている。キャリアガイド部材77Y,77M,77C,77Kの傾斜角度としては、例えば、上下方向に対して20度以下が好ましい。
図3に示すように、磁力発生回転部材78は、本発明に係る磁力発生部の第1の具体例であり、回転体781と、回転体781の一部に設けられた磁石782と有している。回転体781は、略円柱状に形成されており、外周面781aを有している。回転体781の外周面781aの一部は、キャリアホッパー73の凹面733aに適当な間隙をあけて対向している。
磁石782は、回転体781の内部に配置されており、磁力を発生する。この磁石782は、回転体781の軸方向から見た側面形状が略扇型に形成されており、外曲面782aと、内曲面782bとを有している。外曲面782aは、回転体781の外周面781a側に配置され、内曲面782bは、回転体781の中心部側に配置されている。
磁力発生回転部材78は、回転部材駆動部93(図6参照)によって回転方向R2に回転される。この回転部材駆動部93は、本発明に係る磁力可変部の第1の具体例を示すものであり、モータ(不図示)と、回転体781に接続される回転軸部93aと、モータの回転軸の回転を回転軸部93aに伝達する動力伝達部(不図示)とを有している。
磁力発生回転部材78が回転方向R2に回転すると、磁石782とキャリアホッパー73内のキャリアCとの距離が可変される。その結果、キャリアホッパー73内のキャリアCに作用する磁力の大きさが可変される。
[画像形成装置の各部のハードウェア構成]
次に、画像形成装置1の各部のハードウェア構成について、図6を参照して説明する。
図6は、画像形成装置1の各部のハードウェア構成を示すブロック図である。
図6に示すように、画像形成装置1は、制御部100を備えている。この制御部100は、上述の制御基板90(図1参照)上に構成されている。
制御部100は、例えばCPU(中央演算処理装置)101と、CPU101が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)102と、CPU101の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)103とを有している。なお、ROM102としては、例えば、通常電気的に消去可能なプログラマブルROMを用いる。
CPU101は、装置全体を制御する。このCPU101は、HDD104、操作表示部105、通信部108にそれぞれシステムバス107を介して接続されている。また、CPU101は、温度計97、湿度計98、キャリア検知部79にシステムバス107を介して接続されている。さらに、CPU101は、画像読取部30、画像処理部106、画像形成部40、給紙部21、定着部80、ローラ回転駆動部91、ロート回転駆動部92、回転部材駆動部93、搬送スクリュー駆動部94にシステムバス107を介して接続されている。
HDD104は、画像読取部30で読み取って得た原稿画像の画像データを記憶したり、出力済みの画像データ等を記憶したりする。操作表示部105は、液晶表示装置(LCD)又は有機ELD(Electro Luminescence Display)等のディスプレイからなるタッチパネルである。この操作表示部105は、ユーザに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。さらに、操作表示部105は、複数のキーを備え、ユーザのキー操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付けて、入力信号を制御部100に出力する。
通信部108は、外部の情報処理装置であるPC(パーソナルコンピュータ)120から送信されるジョブ情報を、通信回線を介して受け取る。そして、受け取ったジョブ情報を、システムバス107を介して制御部100に送る。ジョブ情報には、形成する画像の画像データと、その画像データに対応付けられた使用する用紙の種類及び枚数などの情報が含まれている。
なお、本実施形態では、外部装置としてパーソナルコンピュータを適用した例を説明したが、これに限定されるものではなく、外部装置としては、例えばファクシミリ装置等その他各種の装置を適用することができる。
温度計97及び湿度計98は、例えば、画像形成装置1の側面部に配設されている。温度計97は、画像形成装置1の外部の温度を検出し、その検出結果を制御部100に送信する。湿度計98は、画像形成装置1の外部の相対湿度を検出し、その検出結果を制御部100に送信する。
なお、相対湿度とは、ある気温で空気中に含まれる水蒸気の量(重量絶対湿度)を、その温度の飽和水蒸気量(重量絶対湿度)で割ったものである。
キャリア検知部79は、キャリアホッパー73内のキャリアCがピエゾ素子上に有るか否かを検知し、その検出結果を制御部100に送信する。
キャリアCがキャリア検知部79のピエゾ素子上に有るとき、制御部100は、キャリアホッパー73内に収納されているキャリアCの量が予め定めた所定値以上であると判別し、キャリアホッパー73へのキャリアCの供給を行わないことを決定する。
一方、キャリアCがキャリア検知部79のピエゾ素子上に無いとき、制御部100は、キャリアホッパー73内に収納されているキャリアCの量が予め定めた所定値未満であると判別し、キャリアホッパー73へのキャリアCの供給を行うことを決定する。
画像読取部30は、原稿画像を光学的に読み取って電気信号に変換する。例えば、カラー原稿を読み取る場合は、一画素当たりRGB各10ビットの輝度情報をもつ画像データを生成する。画像読取部30によって生成された画像データや、画像形成装置1に接続された外部装置の一例を示すPC120から送信される画像データは、画像処理部106に送られ、画像処理される。画像処理部106は、受信した画像データに対してアナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮等の処理を行う。
例えば、画像形成装置1でカラー画像を形成する場合、画像読取部30等によって生成されたR・G・Bの画像データを画像処理部106における色変換LUT(Look up Table)に入力する。そして、画像処理部106は、R・G・BデータをY・M・C・Kの画像データに色変換する。そして、色変換した画像データに対して、階調再現特性の補正、濃度補正LUTを参照した網点などのスクリーン処理、あるいは細線を強調するためのエッジ処理などを行う。
画像形成部40は、制御部100により駆動制御され、用紙S上にトナー画像を形成する。定着部80は、制御部100により駆動制御され、用紙Sを加圧及び加熱して、トナー画像を用紙Sに定着させる。
ローラ回転駆動部91は、制御部100により駆動制御され、キャリア排出部75(図3参照)のローラ751を所定の回転速度で回転させる。これにより、キャリアホッパー73の排出口734からキャリアCが排出される。
制御部100は、画像を形成する用紙Sの枚数、現像部44の稼動時間、画像形成装置1の設置場所の温度や相対湿度などの環境条件に応じて、現像部44へのキャリアCの排出量(補給量)を決定する。そして、決定した排出量に応じてローラ751を回転させる期間(時間)を決定する。なお、キャリアCの排出量(補給量)は、常に一定であってもよい。この場合は、ローラ751を回転させる期間(時間)も常に一定になる。
ロート回転駆動部92は、制御部100により駆動制御され、キャリアCを補給する現像部44に応じて振分部76(図3参照)のロート部材763を回転させる。例えば、第1の画像形成ユニット40Yの現像部44にキャリアを補給する場合に、制御部100は、振分部76のロート部材763を回転させて、キャリアガイド部材77Yが接続された接続口766bにガイド部768の下端を対向させる。
また、制御部100は、キャリアCをいずれの現像部44にも補給しない場合に、振分部76のロート部材763を回転させて、封止部材が取り付けられた接続口766bにガイド部768の下端を対向させる。これにより、キャリアCが排出口734から落ちてしまっても、そのキャリアを現像部44に補給してしまうことが無く、キャリアCの補給量の制御を精度よく行うことができる。
キャリアCを補給するタイミング及びキャリアCの補給量は、例えば、画像を形成した用紙の枚数、画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kの可動時間、トナーの消費量等に基づいて決定される。また、キャリアCの補給のタイミング及びキャリアCの補給量は、使用者が操作表示部105を用いて指示してもよい。
回転部材駆動部93は、制御部100により駆動制御され、磁力発生回転部材78(図3参照)を回転させる。これにより、キャリアホッパー73内のキャリアCが、磁力発生回転部材78の磁石782から発生する磁力によって、磁力発生回転部材78に引き寄せられて上方に移動する。その後、磁力発生回転部材78の磁石782がキャリアホッパー73から離れることにより、磁力発生回転部材78に引き寄せられていたキャリアCが落下する。その結果、キャリアホッパー73内のキャリアCが均される。
搬送スクリュー駆動部94は、制御部100により駆動制御され、搬送管742(図3参照)内に設けた搬送スクリューを回転させる。これにより、キャリアボトル741(図2参照)内のキャリアCが、搬送管742を通ってキャリアホッパー73に供給される。本実施形態では、搬送スクリューを回転させる期間(時間)を一定にして、キャリアホッパー73へのキャリアCの排出量(供給量)を一定にしている。
[キャリア供給処理]
次に、キャリアボトル供給部からキャリアホッパー73へキャリアCを供給するキャリア供給処理について、図7を参照して説明する。
図7は、キャリア供給処理の例を示すフローチャートである。
はじめに、制御部100のCPU101は、現像部44に対するキャリアCの補給量が予め定められた規定値以上になったか否かを判別する(ステップS1)。現像部44に対するキャリアCの補給量が規定値以上になっていない(NO)と判別したとき、CPU101は、キャリア供給処理を終了する。
ステップS1の処理において現像部44に対するキャリアCの補給量が規定値以上になった(YES)と判別したとき、CPU101は、回転部材駆動部93の駆動を制御して、磁力発生回転部材78を回転方向R2に回転させる(ステップS2)。
これにより、キャリアホッパー73内のキャリアCが、磁力発生回転部材78の磁石782に引き寄せられて上方に移動する。その後、磁力発生回転部材78の磁石782がキャリアホッパー73から離れることにより、磁力発生回転部材78に引き寄せられていたキャリアCが落下する。その結果、キャリアホッパー73内のキャリアCが均される。
また、ステップS1の処理において現像部44に対するキャリアCの補給量が規定値以上になったと判別したとき、CPU101は、キャリア補給量加算データをクリアする。キャリア補給量加算データは、キャリアホッパー73から排出したキャリアCの総量の値を示すデータである。CPU101は、キャリア補給量加算データが示す値と予め定められた規定値とを比較して、現像部44に対するキャリアCの補給量が予め定められた規定値以上になったか否かを判別する。
ステップS2の処理が終了すると、CPU101は、キャリアホッパー73内のキャリアCの量が予め定めた所定値以上であるか否かを判別する(ステップS3)。キャリアホッパー73内のキャリアCの量が所定値以上である(YES)と判別したとき、CPU101は、キャリア供給処理を終了する。
ステップS3の処理においてキャリアホッパー73内のキャリアCの量が所定値以上ではない(NO)と判別したとき、CPU101は、搬送管742の内部に設けた搬送スクリューを回転駆動させて、キャリアボトル741からキャリアホッパー73へキャリアCを供給させる(ステップS4)。
ステップS4の処理が終了すると、CPU101は、処理をステップS2に移す。
[磁力発生回転部材の動作]
次に、磁力発生回転部材78の動作について、図8及び図9を参照して説明する。
図8Aは、磁力発生回転部材78の待機状態を示す説明図である。図8Bは、図8Aに示す状態から磁力発生回転部材78を回転方向R2に回転させた状態の説明図である。図9Cは、図8Bに示す状態から磁力発生回転部材78を回転方向R2に回転させた状態の説明図である。図9Dは、図9Cに示す状態から磁力発生回転部材78を回転方向R2に回転させた状態の説明図である。
図8Aに示すように、待機状態の磁力発生回転部材78における磁石782は、キャリアホッパー73の凹面733aから離れている。この場合は、キャリアホッパー73内のキャリアCは、磁力発生回転部材78の磁石782から発生する磁力の影響を受けず、磁力発生回転部材78に引き寄せられない。
図8Aに示す状態からCPU101が回転部材駆動部93の駆動を制御して、磁力発生回転部材78を回転方向R2に回転させると、図8Bに示すように、磁力発生回転部材78の磁石782がキャリアホッパー73の凹面733aに対向する。
これにより、磁力発生回転部材78の磁石782がキャリアホッパー73内のキャリアCに近づき、磁石782から発生してキャリアホッパー73内のキャリアCに作用する磁力の大きさが、図8Aに示す状態よりも大きくなる。その結果、キャリアホッパー73内の搬送管742側にあるキャリアCは、磁力発生回転部材78の磁石782に引き寄せられて上方に移動する。
図8Bに示す状態から磁力発生回転部材78が回転方向R2に回転すると、図9Cに示すように、磁力発生回転部材78の磁石782がキャリアホッパー73の凹面733aに沿って移動する。そして、磁力発生回転部材78の磁石782は、キャリアホッパー73の略中央部に対向する。
これにより、キャリアホッパー73内の搬送管742側で磁力発生回転部材78の磁石782に引き寄せられたキャリアCは、キャリアホッパー73の略中央部に移動する。つまり、キャリアホッパー73内の搬送管742側に溜まっていたキャリアCが、キャリアホッパー73の略中央部に移動する。
図9Cに示す状態から磁力発生回転部材78が回転方向R2に回転すると、図9Dに示すように、磁力発生回転部材78の磁石782がキャリアホッパー73の凹面733aから離れる。その後、磁力発生回転部材78は、図8Aに示す待機状態に戻る。
これにより、磁石782から発生してキャリアホッパー73内のキャリアCに作用する磁力の大きさが、図9Cに示す状態よりも小さくなる。したがって、磁力発生回転部材78の磁石782に引き寄せられていたキャリアCが落下する。その結果、キャリアホッパー73内のキャリアCを均すことができ、キャリアホッパー73内のキャリアCの増減をキャリア検知部79によって正確に検知することができる。
そして、キャリアホッパー73内のキャリアCの増減を正確に検知することにより、キャリアホッパー73内のキャリアCが不足しないようにすることができる。したがって、キャリア排出部75よって排出(補給)するキャリアCの量を安定させることができる。その結果、現像部44内に収容されている2成分現像剤の品質を維持することができ、感光体41に形成するトナー画像の画質を安定させることができる。
本実施形態では、磁力発生回転部材78を複数周回転させて、キャリアCの引き寄せ及び落下動作を複数回行う。これにより、キャリア検知部79付近に溜まったキャリアCを確実に移動させることができる。
本実施形態の画像形成装置1では、回転部材駆動部93によって磁力発生回転部材78を回転させることにより、磁力発生回転部材78の磁石782から発生してキャリアホッパー73内のキャリアCに作用する磁力の大きさを可変する。
これにより、キャリアホッパー73内のキャリアCを、磁力によって非接触で引き寄せて移動させることができる。したがって、キャリアホッパー73内のキャリアCを均す場合に、キャリアCに対する機械的なストレスを低減することができ、キャリアCのコート層を傷つけることが無い。
また、本実施形態の画像形成装置1では、キャリアホッパー73を振動させずにキャリアCを均すことができる。したがって、キャリアホッパー73とキャリア排出部75などの部品同士が衝突せず、キャリアホッパー73やキャリア排出部75などの部品の磨耗を抑制することができる。その結果、キャリアホッパー73やキャリア排出部75などの部品の耐久性の低下を防止或いは抑制することができる。
また、本実施形態の画像形成装置1では、キャリアホッパー73に凹面733aを設けて、回転体781の一部に設けた磁石782を凹面733aに沿って移動させる。これにより、磁石782とキャリアホッパー73内のキャリアCとの間の距離を短くすることができ、磁石782から発生してキャリアホッパー73内のキャリアCに作用する磁力を大きくすることができる。その結果、より多くのキャリアCを引き寄せることができ、キャリアCを確実に均すことができる。
また、本実施形態の画像形成装置1では、磁石782が半永久的に磁力を発生させるため、キャリアCを引き寄せるための力を半永久的に保つことができる。
2.第2の実施形態に係る画像形成装置
[画像形成装置の構成例]
次に、第2の実施形態に係る画像形成装置の構成について、図10及び図11を参照して説明する。
図10Aは、磁力発生回転部材78の待機状態を示す説明図である。図10Bは、図10Aに示す状態から磁力発生部に磁力を発生させた状態を示す説明図である。図10Cは、図10Bに示す状態から磁力発生部による磁力の発生を停止した状態の説明図である。図11は、画像形成装置1の各部のハードウェア構成を示すブロック図である。
第2の実施形態に係る画像形成装置201(図11参照)は、第1の実施形態に係る画像形成装置1(図1参照)と同様の構成を有している。画像形成装置201が画像形成装置1と異なる点は、キャリア補給ユニット270(図10参照)である。したがって、ここでは、画像形成装置201のキャリア補給ユニット270について説明する。
画像形成装置201は、画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kの各現像部44(図2参照)にキャリアCを補給するキャリア補給ユニット270を備えている。そして、キャリア補給ユニット270は、キャリアホッパー273と、キャリア供給部74と、キャリア排出部75と、電磁石278と、振分部76及びキャリアガイド部材77Y,77M,77C,77K(図3参照)を有している。
キャリアホッパー273は、第1の実施形態に係るキャリアホッパー73と同様の構成を有しており、底部731と、底部731に連続する側壁部732と、底部731に対向する蓋部735とを有している。蓋部735は、略平板状に形成されており、側壁部732の底部731と反対側の先端部に接合している。
電磁石278は、キャリアホッパー273の上方に配置されており、キャリアホッパー273の蓋部735における略中央部に取り付けられている。この電磁石278は、本発明に係る磁力発生部の第2の具体例を示すものであり、磁性材料からなる芯部と、この芯部に巻回されたコイルから構成されている。
電磁石278におけるコイルの端部は、電流供給部293(図11参照)に接続されている。電流供給部293は、本発明に係る磁力可変部の第2の具体例を示すものである。図11に示すように、電流供給部293は、制御部100のCPU101にシステムバス107を介して接続されている。
電流供給部293は、制御部100により駆動制御され、電磁石278のコイルに電流を流す。これにより、電磁石278の芯部に磁力が発生し、キャリアホッパー73内のキャリアCが、電磁石278に引き寄せられて上方に移動する。その後、電流供給部293は、制御部100により駆動制御され、電磁石278のコイルに電流を流すことを停止する。これにより、電磁石278に引き寄せられていたキャリアCが落下して、キャリアホッパー73内のキャリアCが均される。
[キャリア供給処理]
画像形成装置201におけるキャリア供給処理は、画像形成装置1におけるキャリア供給処理(図7参照)と同様である。画像形成装置201におけるキャリア供給処理が、画像形成装置1におけるキャリア供給処理(図7参照)と異なる点は、ステップS1である。画像形成装置201におけるキャリア供給処理のステップS1は、電流供給部293によって電磁石278のコイルに電流を流し、その後、コイルに電流を流すことを停止する。
[電磁石の動作]
次に、電磁石278の動作について、図10を参照して説明する。
図10Aに示すように、通常、電磁石278のコイルには電流が流れていため、電磁石278の芯部から磁力が発生していない。したがって、キャリアホッパー273内のキャリアCは、電磁石278に引き寄せられない。
キャリアホッパー273内のキャリアCを均す場合に、CPU101は、電流供給部293の駆動を制御して、電磁石278のコイルに電流を流す。これにより、電磁石278の芯部から磁力が発生する。その結果、図10Bに示すように、キャリアホッパー273内のキャリアCが電磁石278に引き寄せられて上方に移動し、引き寄せられたキャリアCがキャリアホッパー273内の中央部に集められる。
その後、CPU101は、電流供給部293の駆動を制御して、電磁石278のコイルに電流を流すことを停止する。これにより、電磁石278の芯部から発生していた磁力が無くなり、図10Cに示すように、電磁石278に引き寄せられていたキャリアCが落下する。その結果、キャリアホッパー273内のキャリアCを均すことができ、キャリアホッパー73内のキャリアCの増減をキャリア検知部79によって正確に検知することができる。
これにより、キャリアホッパー273内のキャリアCが不足しないようにすることができるため、キャリア排出部75よって排出(補給)するキャリアCの量を安定させることができる。その結果、現像部44内に収容されている2成分現像剤の品質を維持することができ、感光体41に形成するトナー画像の画質を安定させることができる。
本実施形態では、電磁石278のコイルに対する電流の供給を複数回行って、キャリアCの引き寄せ動作及びキャリアCの落下動作を複数回行う。これにより、キャリアホッパー273内のキャリアCを満遍なく均すことができる。
なお、電磁石278のコイルに対する電流の供給を複数回行う場合は、電磁石278のコイルに流す電流の値を徐々に小さくしてもよい。これにより、キャリアホッパー内で舞うキャリアCの量を抑制することができ、キャリア検知部79のピエゾ素子上にキャリアCが積もらないようにすることができる。
本実施形態の画像形成装置201では、電流供給部293によって電磁石278のコイルに電流を流す及び電流を流すことを停止することにより、キャリアホッパー73内のキャリアCに作用する磁力の大きさを可変する。
したがって、第1の実施形態に係る画像形成装置1と同様の効果を得ることができる。すなわち、キャリアホッパー273内のキャリアCを均す場合に、キャリアCに対する機械的なストレスを低減することができ、キャリアCのコート層を傷つけることが無い。また、キャリアホッパー273やキャリア排出部75などの部品の耐久性の低下を防止或いは抑制することができる。
3.変形例
以上、本発明の実施形態に係る画像形成装置について、その作用効果も含めて説明した。しかしながら、本発明は、上述の第1及び第2の実施形態に係る画像形成装置に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、上述の第1及び第2の実施形態では、現像部44に対するキャリアCの補給量が規定値以上になったときに、キャリアホッパー73内のキャリアCを均す動作を行うようにした。しかし、本発明に係るキャリアホッパー73内のキャリアCの均し動作は、現像部44に対してキャリアCを補給した後に毎回行ってもよい。
また、上述の第1及び第2の実施形態では、ローラ751と、磁気部材752からキャリア排出部75を構成した。しかし、本発明に係るキャリア排出部としては、キャリアホッパーの排出口からキャリアを排出する構成であればよい。本発明に係るキャリア排出部としては、例えば、周面にキャリアを受け入れる計量凹部が形成されているローラ部材を用いる構成や、キャリアホッパーの排出口を開閉するシャッタ部材を用いる構成としてもよい。
また、上述の第1の実施形態では、回転部材駆動部93によって磁力発生回転部材78をキャリアホッパー73に対して回転させる構成とした。しかし、本発明に係る磁力可変部としては、磁力発生部を直線移動させて、キャリアホッパーと磁力発生部の磁石との距離を可変させるものであってもよい。
1,201…画像形成装置、 10…原稿搬送部、 20…用紙収納部、 30…画像読取部、 40…画像形成部、 41…感光体、 42…帯電部、 43…露光部、 44…現像部、 45…クリーニング部、 50…中間転写ベルト、 51…1次転写部、 60…2次転写部、 61…2次転写ローラ、 62…2次転写ニップ部、 70,270…キャリア補給ユニット、 71Y,71M,71C,71K…トナー収納部、 72Y,72M,72C,72K…トナー搬送路、 73,273…キャリアホッパー、 74…キャリア供給部、 75…キャリア排出部、 76…振分部、 77Y,77M,77C,77K…キャリアガイド部材、 78…磁力発生回転部材(磁力発生部)、 79…キャリア検知部、 80…定着部、 91…ローラ回転駆動部、 92…ロート回転駆動部、 93…回転部材駆動部(磁力可変部)、 94…搬送スクリュー駆動部、 100…制御部、 278…電磁石(磁力発生部)、 293…電流供給部(磁力可変部)、 731…底部、 732…側壁部、 733,735…蓋部、 733a…凹面、 734…排出口、 741…キャリアボトル、 742…搬送管、 751…ローラ、 752…磁気部材、 781…回転体、 781a…外周面、 782…磁石

Claims (9)

  1. トナーとキャリアとを含む2成分現像剤により感光体に形成された静電潜像を現像する現像部と、
    前記現像部に供給するトナーを収納するトナー収納部と、
    前記現像部に供給するキャリアを収納すると共に、収納しているキャリアが排出される排出口が形成されたキャリアホッパーと、
    前記キャリアホッパーに収納されているキャリアを前記排出口から排出するキャリア排出部と、
    前記キャリアホッパーにキャリアを供給するキャリア供給部と、
    前記キャリアホッパーの周囲に配置され、磁力を発生する磁力発生部と、
    前記磁力発生部から発生して前記キャリアホッパー内のキャリアに作用する磁力の大きさを可変する磁力可変部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記キャリアホッパー内のキャリアの量を検知するキャリア検知部と、
    前記磁力可変部の駆動を制御して前記キャリアホッパー内のキャリアに作用する磁力を可変させた後に、前記キャリア検知部の検知結果を取得し、前記検知結果に基づいて前記キャリア供給部から前記キャリアホッパーへキャリアを供給させる制御を行う制御部と、
    を備える請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記キャリア排出部からキャリアを排出する動作を、前記キャリアホッパー内のキャリアに作用する磁力を可変させる動作よりも優先させる制御を行う
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記キャリア排出部からキャリアを排出した後に、前記磁力可変部の駆動を制御して、前記キャリアホッパー内のキャリアに作用する磁力を可変させる
    請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記キャリア検知部は、前記キャリアホッパー内に配置されるピエゾ素子を有し、前記ピエゾ素子上のキャリアの有無を検知し、
    前記制御部は、前記ピエゾ素子上にキャリアが無いことが検知されると、前記キャリア供給部から前記キャリアホッパーへキャリアを供給させる制御を行う
    請求項2〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記磁力発生部は、回転体と、前記回転体の一部に設けられた磁石とを有し、回転することにより前記磁石と前記キャリアホッパー内のキャリアとの距離が可変するように配置された磁力発生回転部材であり、
    前記磁力可変部は、前記磁力発生回転部材を回転させる回転部材駆動部である
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記磁力発生回転部材は、略円柱状に形成されており、
    前記キャリアホッパーの前記磁力発生回転部材に対向する面は、前記磁力発生回転部材の外周面に沿った円弧状に形成されている
    請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記磁力発生部は、電磁石を用いて形成され、
    前記磁力可変部は、前記電磁石に電流を流す電流供給部である
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記キャリア排出部は、
    前記キャリアホッパーの前記排出口に少なくとも一部が挿入されたローラと、
    前記キャリアホッパーの前記排出口に設けられ、前記ローラの外周面に間隙をあけて対向する磁気部材と、
    前記ローラを回転させて、前記ローラと前記磁気部との間に磁気的に保持されるキャリアを剥離し、前記排出口から排出させるローラ回転駆動部と、
    を有する請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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