JP2008040227A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナー及び磁性キャリアが含まれる二成分現像剤のトナー濃度を検出する濃度センサを用いて、現像装置の傾きを検出する。
【解決手段】トナー及び磁性キャリアが含まれる二成分現像剤(現像剤)にて静電潜像を可視像化する画像形成装置において、一つの現像ハウジング2内の現像剤のトナー濃度が磁気的に検知可能な濃度センサ3を夫々有し、少なくとも一つの濃度センサ3(例えば3b)が現像ハウジング2の長手方向に延びる現像剤搬送路4の長手方向に対して他の濃度センサ3(例えば3a)と異なる位置に配置される複数の並設された現像装置1と、少なくとも二つの異なる位置に配置された濃度センサ3の出力波形に基づいて現像装置1の長手方向に対する水平方向からの傾き状態を判別する傾き判別装置5とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置に係り、特に、トナー及び磁性キャリアを含む二成分現像剤が適用される現像方式において、トナー濃度を検出する濃度センサを用いて現像装置の傾き具合を検知するようにした画像形成装置に関する。
複写機やプリンタ等の画像形成装置として例えば電子写真方式を採用したものでは、トナー及び磁性キャリアを含む二成分現像剤を用いた二成分現像方式を使用したものが知られている。
これらの二成分現像剤(現像剤)を用いた画像形成装置の現像装置では、通常、現像剤を帯電して搬送するための撹拌搬送部材(オーガー)を用い、このオーガーに対向する位置に現像剤中のトナー濃度を検出するための濃度センサが設けられている。
しかしながら、このようにオーガーによって現像剤を搬送するタイプにあっては、オーガーの軸方向の傾きがあると、オーガーに沿った現像剤量が場所によって異なるようになるため現像剤の搬送量が不均一になり、形成される画像の端部にオーガーの羽根に沿った縞状の模様(オーガーマーク)が発生したり、オーガーの端部から現像剤が溢れて現像装置外にこぼれるような不具合を生じるようになる。
そのため、画像形成装置を設置する際、通常、オーガーが水平になるように調整して設置されるが、画像形成装置のうち、特に小型のプリンタにあっては、プリンタ自体が小型軽量化されているため、設置条件が必ずしも良好とはならず、傾斜されて設置されるようなことがある。
特開2005−31327号公報(第1の実施の形態、図4)
このような場合、そのまま使用を継続すると、上述したようなオーガーマークや現像剤のこぼれを発生するようになったり、現像剤中のトナー濃度を適正に検出することもできなくなる虞がある。特に、小型のプリンタとして、4色の現像装置を並設したタンデム機では、現像装置中の現像剤量が少ないこともあり、オーガーの軸方向に沿った傾きがあると、一層オーガーマークを発生し易くなったり、適正なトナー濃度の検出も困難になる。
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、トナー及び磁性キャリアが含まれる二成分現像剤のトナー濃度を検出する濃度センサを用いて、現像装置の傾きを検出することが可能な画像形成装置を提供するものである。
すなわち、本発明の画像形成装置の第1の態様は、図1(a)(b)に示すように、トナー及び磁性キャリアが含まれる二成分現像剤(現像剤)にて静電潜像を可視像化する画像形成装置において、一つの現像ハウジング2内の現像剤のトナー濃度が磁気的に検知可能な濃度センサ3を夫々有し、少なくとも一つの濃度センサ3(例えば3b)が現像ハウジング2の長手方向に延びる現像剤搬送路4の長手方向に対して他の濃度センサ3(例えば3a)と異なる位置に配置される複数の並設された現像装置1と、少なくとも二つの異なる位置に配置された濃度センサ3の出力波形に基づいて現像装置1の長手方向に対する水平方向からの傾き状態を判別する傾き判別装置5とを備えることを特徴とするものである。尚、図1(a)は本発明の第1の態様を示す模式図であり、(b)は(a)のb−b断面である。また、本発明が図1に示される態様に限られないことは勿論である。
また、本発明の画像形成装置の第2の態様は、図2(a)(b)に示すように、トナー及び磁性キャリアが含まれる二成分現像剤(現像剤)にて静電潜像を可視像化する画像形成装置において、一つの現像ハウジング2内の現像剤のトナー濃度が磁気的に検知可能な濃度センサ3を複数有し、少なくとも一つの濃度センサ3(例えば3b)が現像ハウジング2の長手方向に延びる現像剤搬送路4の長手方向に対して他の濃度センサ3(例えば3a)と異なる位置に配置される一つの現像装置1と、少なくとも二つの異なる位置に配置された濃度センサ3の出力波形に基づいて現像装置1の長手方向に対する水平方向からの傾き状態を判別する傾き判別装置5とを備えることを特徴とする。
このような技術的手段において、本発明はトナー及び磁性キャリアが含まれる現像剤を用いる画像形成装置を対象とし、濃度センサ3としてはトナー濃度を磁気的に検知可能であればよく、代表的態様としては透磁率型センサが用いられる。また、濃度センサ3の数量は複数であればその数量は特に限定されないが、装置構成を簡略化し、現像装置1の傾きを有効に判別する観点からは2個の濃度センサ3(3a,3b)の出力波形に基づいて現像装置1の傾き状態を判別するようにすればよい。このように、濃度センサ3の出力波形に基づいて現像装置1の傾きを判別することで、安全な水平方向での設置を促すこともできるようになる。
そして、本発明の適用可能な画像形成装置としては、複数の現像装置1を並設した所謂タンデム型のカラー用画像形成装置への適用のみならず、一つの現像装置1を用いたモノクロ用画像形成装置への適用であってもよい。また、濃度センサ3としては、異なる現像装置1の濃度センサ3の出力波形から傾き状態を把握するようにしてもよいし、同じ現像装置1内に複数、好ましくは2個の濃度センサ3を配置するようにしてもよい。
また、本発明の具体的態様としては、図1(a)(b)に示すように、現像装置1は、一部に開口を有し且つ現像剤を収容可能な現像ハウジング2と、現像ハウジング2の開口に対向して設けられ、回転可能で且つ現像剤が担持可能な現像剤担持体6と、現像剤担持体6の背後に配設され、現像剤担持体6の軸方向に沿って延び且つ現像剤を撹拌搬送可能な撹拌搬送部材7を有する複数の現像剤搬送路4からなる現像剤循環搬送部8と、現像剤循環搬送部8内にて撹拌搬送部材7に対向して設けられる1又は複数の濃度センサ3とを備えるものが挙げられる。これにより、濃度センサ3の出力波形に基づく傾き判別が具体的になされるようになる。
ここで、濃度センサ3の配設位置としては、例えばタンデム型画像形成装置のように複数の現像装置1が並設されたものにあっては、一つの現像剤循環搬送部8の中に複数の濃度センサ3を具備させ、これらの濃度センサ3の出力波形の違いから傾きを判別するようにしてもよいし、複数の現像剤循環搬送部8に夫々具備した濃度センサ3の出力波形の違いから判別するようにしてもよい。また、モノクロ用画像形成装置のように一つの現像装置1しか有さないものにあっては、一つの現像剤循環搬送部8の中に複数の濃度センサ3を具備させ、濃度センサ3の出力波形の違いから現像装置1の傾き状態を判別するようにすればよい。
更に、現像剤循環搬送部8としては、複数の撹拌搬送部材7が夫々収容される現像剤搬送路4を仕切部材9にて区画されると共にこの仕切部材9の両端近傍に連通路が開設されたものであり、少なくとも1個の濃度センサ3(例えば3b)が現像剤担持体6に隣接する現像剤搬送路4とは異なる現像剤搬送路4にて仕切部材9に対向し且つ現像剤搬送方向下流側に配設される一方、少なくとも1個の濃度センサ3(例えば3a)がこの配設位置より現像剤搬送方向上流方向で当該現像剤搬送路4中又は異なる現像装置1の現像剤搬送路4中に配設されることが好ましく、濃度センサ3をこのように配置することで容易に現像装置1の長手方向の傾きを安定して判別できるようになる。
現像装置1をその長手方向に沿って傾けると、内部に収容されている現像剤が長手方向に沿って移動し、箇所毎の現像剤量が変化するようになる。図3(a)は現像装置1が水平に置かれたときの様子を模式的に示したもので、このとき、撹拌搬送部材7の回転軸と略平行に現像剤が収容され、2箇所の濃度センサ3(3a,3b)の設置部位では撹拌搬送部材7の回転によって生じる現像剤量の変化は殆どなく、いずれの濃度センサ3にも同様の出力波形が発生する。尚、図中矢印は現像剤の搬送方向を示したものである。
一方、(b)のように、現像装置1が傾斜すると、2箇所の濃度センサ3(3a,3b)の設置部位では夫々の箇所での現像剤量が変化するようになる(本例では、現像剤搬送方向下流側の濃度センサ3aの設置部位では現像剤量が多くなり、上流側の濃度センサ3bの設置部位では現像剤量が少なくなる)。そのため、撹拌搬送部材7の回転によって生じる現像剤量も大きく変化するようになり、2個の濃度センサ3(3a,3b)の出力波形が大きく異なるようになる。
本願発明者らは、このような濃度センサ3での現像剤量の違いに着目し、トナー濃度を磁気的に検出する方式であれば、現像剤中の磁性キャリア量の変化が検出され、この変化が現像剤量の変化に繋がることから、これを利用することに着眼した。
一方、このような濃度センサを用いて、その出力波形から良好な画質が維持できるようにした方式としては、例えば特許文献1に記載の方式が知られている。
この特許文献1には、濃度センサの出力波形の振幅値によって現像剤量を検知し、この検知結果から出力波形の平均出力値を補正することでより適正なトナー補給を行い、良好な画質を維持するようにした方式が提示されている。
しかしながら、この方式は、現像装置の傾斜に対する対応策ではなく、トナー濃度の制御に対する対応策であり、更に、この特許文献1には現像装置の傾斜に対する言及もなされていないことから、本発明はこの特許文献1記載の発明とは異なるものである。
そして、本発明では、濃度センサ3を現像装置1の長手方向に沿って異なる位置に設けるようにすればよいが、現像装置1が傾けられた際にその検出感度を向上させる観点からは、異なる位置に配置された濃度センサ3は、現像装置1の長手方向中央を挟んで互いに異なる方向に配置されることが好ましい。このように配置することで、濃度センサ3の一方では現像剤量が増加し、他方では現像剤量が減少するようになり、濃度センサ3の出力波形の差が一層大きく現れるようになる。
更に、濃度センサ3として透磁率型センサを用い、傾き判別装置5は、濃度センサ3の出力波形の振幅情報に基づいて現像装置1の長手方向の水平方向からの傾きを判別することが好ましい。このように透磁率型センサを用いることで現像剤のトナー濃度を磁気的に検知できると共に、振幅情報によって現像剤量の変化を検知することができるようにもなる。そのため、濃度センサ3での現像剤量の変化を検知することで、現像装置1の傾きを判別することが容易になされるようになる。尚、出力波形の振幅情報の代表的態様としては、Vpp(ピークツーピーク電圧)が挙げられる。
また、本発明では、傾き判別装置5によって傾きが判別された際の対応策を容易にする観点から、更に、警告可能な警告部を備え、傾き判別装置5は、判別された傾き状態が予め規定された値より大きいときには警告部による警告を行うようにすることが好ましい。このように警告がなされることで、傾きの修正を促すことができるようにもなり、安定した現像特性を促すことができるようになる。尚、警告部としては、告知できるものであれば特にその方式は限定されないが、代表的には操作パネルへの表示を行う方式が挙げられる。
そして、傾き判別装置5は、判別された傾き状態が予め規定された値より大きいときには警告部による警告と共に現像装置1の駆動を停止することが好ましく、このように現像装置1を停止することで、安全性が一層確保されるようになる。
尚、予め規定された値としては、一つの値のみならず、複数の値を設定することが可能であり、例えば一つの値で警告を行い、更にそれよりも大きな値で警告及び現像装置1の駆動の停止を行うようにしてもよい。
更に、本発明においては、現像剤循環搬送部8は、濃度センサ3の配設位置より現像剤搬送方向上流側で且つ撹拌搬送部材7の端部近傍に補給現像剤が当該現像剤循環搬送部8に供給可能な補給口を備え、傾き判別装置5は、補給口から当該補給口に最近接する濃度センサ3までの現像剤搬送時間をTとしたときに、当該現像装置1が駆動され且つ補給現像剤が補給口から供給されない時間がTを超えた条件下で傾き判別を行うことが好ましく、これによれば、補給現像剤が供給された場合、現像剤の濃度変化により濃度センサ3の出力波形が瞬間的に大きく変化することがあっても、濃度センサ3による傾きの判別に際し、この影響を防ぐことができるようになる。また、補給現像剤として磁性キャリアが同時に補給される場合の影響を低減することも可能になる。尚、補給現像剤としては、トナー及び磁性キャリアからなる新しい現像剤を供給する態様であってもよいし、トナーのみを供給する態様であってもよい。
本発明によれば、一つの現像ハウジング内の現像剤のトナー濃度が磁気的に検知可能な濃度センサを夫々有し、少なくとも一つの濃度センサが現像ハウジングの長手方向に延びる現像剤搬送路の長手方向に対して他の濃度センサと異なる位置に配置される複数の並設された現像装置と、少なくとも二つの異なる位置に配置された濃度センサの出力波形に基づいて現像装置の長手方向に対する水平方向からの傾き状態を判別する傾き判別装置とを備えたので、複数の現像装置が並設されて用いられる画像形成装置において、現像装置の長手方向の傾き状態を容易に知ることができるようになる。
また、一つの現像ハウジング内の現像剤のトナー濃度が磁気的に検知可能な濃度センサを複数有し、少なくとも一つの濃度センサが現像ハウジングの長手方向に延びる現像剤搬送路の長手方向に対して他の濃度センサと異なる位置に配置される一つの現像装置と、少なくとも二つの異なる位置に配置された濃度センサの出力波形に基づいて現像装置の長手方向に対する水平方向からの傾き状態を判別する傾き判別装置とを備えたので、一つの現像装置又は複数の並設された現像装置が用いられる画像形成装置において、現像装置の長手方向の傾き状態を容易に知ることができるようになる。
そのため、仮に現像装置が傾いて設置されたときに発生する不具合を防ぐことができるようになる。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図4は、本発明が適用された画像形成装置の実施の形態を示す。同図において、本実施の形態の画像形成装置は、所謂タンデム型のカラー画像形成装置であり、装置本体10内に例えば電子写真方式にて各色成分(例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K))トナー像が形成担持される像担持体としての感光体ドラム11(11a〜11d)を中間転写ベルト20上に並列配置したものである。
感光体ドラム11の周囲には、感光体ドラム11を帯電する帯電ロール等の帯電装置13、帯電された感光体ドラム11に静電潜像を形成するLEDアレイ等からなる露光装置14、感光体ドラム11上に形成された静電潜像をトナーにて可視像化する現像装置12(12a〜12d)、感光体ドラム11と中間転写ベルト20を挟んで対向する位置に設けられて感光体ドラム11上のトナー像を中間転写ベルト20上に転写する転写ロール等の一次転写装置15が配設されている。尚、図中符号16は、感光体ドラム11上の残留トナーを清掃するクリーニングブラシである。
また、中間転写ベルト20は、3個の張架ロール21〜23に掛け渡され、例えば張架ロール21を駆動ロールとして図の矢印方向に循環移動するようになっている。また、この張架ロール21と対向する位置には、中間転写ベルト20上の残留トナーを清掃するベルトクリーナ24が中間転写ベルト20に対し接離自在に設けられている。
更に、装置本体10内には、各現像装置12(12a〜12d)へ各色トナーを夫々補給するトナー補給ボトル17(17a〜17d)が設けられ、図示外の搬送路を経由して夫々の現像装置12(具体的には現像装置12へ取り付けられた後述するトナー補給器)へトナーを供給できるようになっている。尚、例えば現像装置12が装置内部の余剰現像剤を回収排出する機構を備えるような態様にあっては、トナー補給ボトル17内のトナーの代わりに適宜キャリアを含む現像剤とするようにしてもよい。
更にまた、本実施の形態では、装置本体10内に本件の特徴点である後述する傾き判別等を行うための制御装置50が設けられている。
そして、本実施の形態では、装置本体10の下部には、記録材としての用紙Sを供給可能にする給紙カセット25が装置本体10に対し引き出し可能に設けられている。また、この給紙カセット25の近傍には、給紙カセット25から用紙Sをピックアップするピックアップロール26、このピックアップロール26の下流側に対向配置されるフィードロール27とリタードロール28とが設けられ、ピックアップされた用紙Sを捌いて一番上の1枚だけが所定の用紙搬送経路(図中仮想線にて示す)に搬送されるようになっている。
また、それらの下流側には、捌かれて搬送された用紙Sの位置決め規制を行った後に所定のタイミングで下流側に用紙Sを搬送するレジストロール29が配設され、更にその下流側には、中間転写ベルト20上に一次転写されたトナー像を用紙S上に一括転写する二次転写ロール等の二次転写装置30が、張架ロール23をバックアップロールとして配設されている。
更に、この二次転写装置30の下流側には、用紙S上に転写されたトナー像を定着する定着装置32が設けられ、例えば加熱ロール32aと加圧ロール32bとで構成され、所定の定着ニップ域を形成できるようになっている。そして、この定着装置32の下流側で装置本体10の一端側には、装置本体10の筐体表面に設けられた排出トレイ10aへ定着を終えた用紙Sを排出する排出ロール31が設けられている。
本実施の形態における現像装置12は、図5に示すように、現像ハウジング41内にトナー及び磁性キャリアを含む二成分現像剤(現像剤)を収容し、現像ハウジング41の開口部には感光体ドラム11に対向して現像剤を担持搬送する現像剤担持体としての現像ロール42を備えている。また、現像ハウジング41の一部には、現像ハウジング41内へトナーを補給するトナー補給装置70が設けられている。
本実施の形態の現像ロール42は、回転可能な非磁性の現像スリーブ42aと、この現像スリーブ42aの内部に固定的に配置され且つ複数の磁極を有する磁石体42bとを備え、現像スリーブ42aは感光体ドラム11と対向する部位で互いに反対方向(Against方向)に回転するようになっている。また、磁石体42bは、その外周部に複数の磁極(S2,N3,S1,N1,N2)を備えており、感光体ドラム11と対向する位置に磁極S1を設ける一方、磁極S2に対向する位置には現像スリーブ42a上の現像剤量を規制するトリマ43が設けられている。
このように、本実施の形態では、磁石体42bの磁極N2がピックアップ磁極、磁極S2がトリミング磁極、磁極N3が搬送磁極、磁極S1が現像磁極、磁極N1と磁極N2とで反発磁極を形成するようになっている。尚、本実施の形態において、夫々の磁極の配置や数は本形態に限定されるものではなく、適宜選定して差し支えない。
更に、本実施の形態では、現像ロール42の後方にて現像剤を帯電しながら撹拌搬送し、現像ロール42への現像剤供給を行う一対のオーガー45(45a,45b)が、例えばオーガー45aをサプライオーガー、オーガー45bをアドミクスオーガーとして設けられている。そして、アドミクスオーガー45bの斜め下方には、現像ハウジング41を貫通するように透磁率型の濃度センサ46が設けられ、現像剤中のトナー濃度を検知できるようになっている。
ここで一対のオーガー45を図5の上方から見た断面は、図6のようになっている。
現像ハウジング41の一部で構成される仕切壁411を隔てて配置されたサプライオーガー45a及びアドミクスオーガー45bには、図6に示すような羽根が夫々設けられている。サプライオーガー45aには現像剤搬送方向A方向に向かってスパイラル状の羽根451が略全長に亘って設けられ、一端部には方向の異なる羽根452が設けられ、この一端部にはトナー補給装置70から所定量のトナーが補給される補給口48が開設されている。
また、アドミクスオーガー45bには現像剤搬送方向B方向に向かってスパイラル状の羽根453が略全長に亘って設けられ、一端部には方向が異なりスパイラル間隔が狭い羽根454が設けられている。
そのため、補給口48から補給されたトナーは、サプライオーガー45a側の現像剤と混合され、直ちにサプライオーガー45aの羽根451によって堰き止められてアドミクスオーガー45b側へ導かれる。そして、アドミクスオーガー45bの回転によって現像剤の混合が促進されながらB方向に搬送される。
そして、十分均一に混合された現像剤は、アドミクスオーガー45bの羽根454によって堰き止められてサプライオーガー45a側に搬送されるようになる。尚、サプライオーガー45aやアドミクスオーガー45bの羽根の形状はこれに限定されず、現像剤が良好に循環搬送されるように適宜選定してもよい。
また、本実施の形態では、アドミクスオーガー45bの現像剤搬送方向下流側に濃度センサ46が配置されている。
更に、本実施の形態におけるトナー補給装置70は、図7に示すようになっている。
同図において、リザーブタンク71内には、2本のスパイラル状のコイルオーガー72,73を夫々備え、トナーは、これらのコイルオーガー72,73によって図の矢印E方向に循環搬送されるようになっている。そして、コイルオーガー72の上流側には、トナー補給ボトル17(図4参照)からリザーブタンク71内へトナーが投入されるトナー投入口74を設けると共に、下流端側のもう一つのコイルオーガー73側との境界には、リザーブタンク71から現像ハウジング41(図5参照)へトナーを供給するための排出部75が設けられている。この排出部75には、スパイラル状の羽根を持ったオーガー76が設けられ、この排出部75へ供給されたトナーを現像ハウジング41側へと搬送するようになっている。尚、オーガー76によって搬送された現像剤は、排出部75の一端77からトナー搬送経路80を経由して、現像ハウジング41(具体的には図6で示す補給口48)へ至るようになる。
このような実施の形態にあって、特に、本実施の形態では濃度センサ46の配置位置が各色の現像装置12(12a〜12d)で一部異なるものとなっている。
図8は、このことを模式的に表したものであり、各色の濃度センサ46(46a〜46d)は、夫々の現像装置12のアドミクスオーガー45bに対向して設けられ、アドミクスオーガー45bとサプライオーガー45aとの間を仕切る仕切壁411(411a〜411d)に対向する位置に配設されている。
そして、3色(本例ではY色、M色、C色)の濃度センサ46(46a〜46c)は仕切壁411の現像剤搬送方向下流側の略同じ位置に配設される一方、1色(本例ではK色)の濃度センサ46dは仕切壁411dの現像剤搬送方向上流側に配設されている。すなわち、仕切壁411dの長さをLとしたときにL/2より現像剤搬送方向上流側に配設されている。尚、この濃度センサ46dの位置は、補給口48(図5参照)から補給されたトナーが十分撹拌される距離を隔てて配置されている。
本実施の形態では、各色の現像装置12(12a〜12d)は例えば図示外の共通の架台上に取り付けられているため、オーガー45の軸方向は全て同じ方向になるように設定されている。
また、本実施の形態の制御装置50(図4参照)は、図9に示すように、内部に各種規定値等を記憶している記憶テーブル52を備えて各種制御を行う制御部51にて構成され、この制御部51の入力情報としては各色の濃度センサ46a〜46dからの情報等が挙げられる一方、制御部51からの出力としては、現像装置12の駆動制御、トナー補給装置70の駆動制御、警告表示器56への表示制御等を行うようになっている。尚、警告表示器56による表示は、例えば画像形成装置のUI(User Interface)画面等に表示するようになっている。尚、本実施の形態における制御装置50は、特に、濃度センサ46からの入力情報を基に各種制御を行うようにしているが、例えば用紙の搬送制御等も併行して行うようになっている。
次に、本実施の形態の現像装置12の一般的な作動について図5を基に説明する。
アドミクスオーガー45bとサプライオーガー45aによって所定の帯電がなされた現像剤は、サプライオーガー45aから現像ロール42の磁石体42bのピックアップ磁極N2によって現像ロール42に供給される。現像ロール42に供給された現像剤は、現像ロール42の現像スリーブ42aに吸着された形で搬送され、トリマ43を通過した現像剤は所定の現像剤量に調整され、感光体ドラム11と対向する現像領域に達する。現像領域では、現像磁極S1によって十分有効に穂立ちがなされると共に、バイアス電源47による現像バイアスによって、現像剤中のトナーが感光体ドラム11上の静電潜像(画像部)に付着してトナー像として可視像化(現像)される。
現像を終えた現像剤は、そのまま現像スリーブ42aの回転に伴って搬送され、反発磁極N1,N2の反発磁界作用によって現像スリーブ42aから剥離回収され、サプライオーガー45a側に戻るようになる。
このような現像装置12の中で、濃度センサ46の作動は次のようになっている。
濃度センサ46は、透磁率型のセンサであり、現像剤中の磁性キャリアに対応して出力が得られるようになっている。濃度センサ46が設置された部位では、アドミクスオーガー45bの回転に合わせて現像剤が移動する。図10(a)〜(d)は、このときの様子を示したもので、アドミクスオーガー45bの回転に合わせて濃度センサ46に面する部位での現像剤量(具体的には磁性キャリア量)が変化するようになる。(a)から(b)のようにアドミクスオーガー45bが回転すると、現像剤はアドミクスオーガー45bの羽根に押される力と現像剤の重力の影響によって、濃度センサ46が面する部位では現像剤に対するパッキング圧(密度を上昇させる方向に作用する)が最大となる。更に回転して(c)のように羽根が濃度センサ46の領域を越えるようになると、現像剤は羽根によって掻き取られ、濃度センサ46が面する部位ではパッキング圧が最小となる。続いて、(d)のように、アドミクスオーガー45bの回転によって上方に持ち上げられた現像剤は下方に落下し、濃度センサ46の面する部位では徐々に現像剤が増加してくる。
濃度センサ46は現像剤中の磁性キャリアの密度情報に沿った出力が得られるため、このような現像剤の移動に合わせて、得られる出力波形は図11に示すような波形になる。
通常、このような波形では、トナー濃度が変化すると、磁性キャリアの密度が変化し、このことは図11に示す出力波形のピーク値が変化するようになる。そのため、このピーク値に基づいてトナー濃度の変化を小さくするようにトナー補給等を行うようになる。
一方、出力波形のピークツーピーク電圧(Vpp)に着目すると、この値はオーガーの回転による現像剤の移動情報を検知していることから、現像剤量そのものが変化すればVppは大きく変化するが、トナー濃度の変化には殆ど影響されない。
したがって、Vppが変化すれば、濃度センサ46が設置された部位での現像剤量の変化があったことを把握できるようになる。
また、本実施の形態では、各色の現像装置12(12a〜12d)の濃度センサ46の位置を図8のようにしていることから、現像装置12が水平に維持され、各色の現像剤量が等しい場合には、例えばY色の現像装置12aとK色の現像装置12d中の濃度センサ46a,46dの夫々のVppはほぼ同じ値を示すようになる。しかしながら、例えば画像形成装置自体が水平から傾斜して設置されるような事態が生じると、この傾斜がオーガーの軸方向の傾斜の場合、Y色の濃度センサ46aとK色の濃度センサ46dの位置では、互いに現像剤量が反対方向に変化するようになり、Vppは大きく異なった値となる。
また、このような傾斜は、出力画像へのオーガーマークの発生や、現像装置12からの現像剤のこぼれ等の不具合をもたらすようにもなる。
本実施の形態では、例えばY色の濃度センサ46aとK色の濃度センサ46dのVppを比較することで、この差が予め規定した値より大きい場合には傾斜しているものと判別し、警告表示を行うようになっている。更に、予め規定した第2の値より大きい場合には、警告表示を行うと共に、現像装置12の駆動を停止するようになる。
また、このように警告表示を行うことで、使用者に水平への設置を促すことができるようになる。
このように濃度センサ46にて水平を判別するには、濃度センサ46のレイアウトが重要となる。水平を検知するための複数の濃度センサ46(本例では46aと46d)は、検知感度を向上させるためにはオーガーの軸方向に対し大きく離した方がよい。トナー濃度を検知するには、現像剤がアドミクスオーガー45b側からサプライオーガー45a側に流れる連通路近傍の上流側で仕切壁411に対向する位置がよく、一方の濃度センサ46をこの位置に配置した場合、他方の濃度センサ46を仕切壁411の中央より上流側で補給されたトナーの影響が小さい位置に配置するようにすればよい。
このことは、補給口48(図6参照)からトナーが補給され、現像装置12中の現像剤のトナー濃度が急激に変化しても、アドミクスオーガー45bによる現像剤の撹拌効果がある程度確保されるようになり、トナー濃度の変化の影響を抑えることができるようになると共に、互いの濃度センサ46の設置位置間の水平距離を大きく取ることができるようになる。
更に、濃度センサ46を下流側と上流側とに分けて配置することで、現像装置12の傾きが生じた場合には、一方で現像剤が増加し、一方で現像剤が減少するようになり、傾きの検知感度を高めることができるようになる。
そして、本実施の形態では、K色の濃度センサ46dに対し、補給口48から補給されたトナーが濃度センサ46dに到達するまでの時間をTとしたときに、この濃度センサ46dでの検知タイミングを、現像装置12が駆動されており、補給口48からのトナー補給が終了したときからT時間を超えたときのタイミングで行うようにする方がよい。このようなタイミングで検知するようにすれば、補給口48に近い濃度センサ46にあっても、より適正なVppを検知することができるようになる。
仮に、このようなタイミングより早いタイミングで検知するようにすると、補給されたトナーが十分撹拌されずに濃度センサ46に到達し、濃度センサ46は瞬間的に高濃度の出力波形(ピーク値の低下)を来し、結果的にVppが小さく現れ、誤って傾き状態と判別するようにもなる。
また、本実施の形態では、濃度センサ46の出力波形のVppを使用する方式を示したが、これに限らず、例えば図11に示すパッキング圧最小箇所とそこから上昇した第1の山との差Vpp’を利用するようにしてもよい。この値Vpp’もVpp同様の傾向を示し、傾き判別に利用することができるようになる。
更に、本実施の形態では、各色の現像装置12中の現像剤量を同じ量としたが、仮に異なる量の場合には、夫々の初期のVppを測定し、夫々のVppが同じ値になるような補正値を求め、傾きを測定する際には、この補正値を加味した値で比較するようにすればよい。
更にまた、本実施の形態では検知に使用した濃度センサ46をY色の現像装置12aとK色の現像装置12dの濃度センサ46を流用するようにしたが、特に限定されず、他の現像装置12の濃度センサ46を使用するようにしてもよい。
また、現像剤の使用が継続され、磁性キャリアが若干劣化したような場合には磁性キャリアの見かけ上の磁化率が変化するようになる。そのため、濃度センサ46にて得られる出力波形のVppも変化するようになる。
このような変化を抑えるためには、例えば初期のVppを記憶しておき、このVppに合った補正を行うようにすればよい。
更に、本実施の形態では、サプライオーガー45aとアドミクスオーガー45bとを水平方向に配置する現像装置12を示したが、オーガーの配置を例えば上下方向に並べるようにしても差し支えない。
図12は、本実施の形態の変形例としての現像装置12を示すもので、2個の濃度センサ46(46e,46f)が同一現像装置12内に配置されたものとなっている。
このような濃度センサ46の配置にあって、例えば現像剤搬送方向下流側の濃度センサ46eをトナー濃度及び傾きの検知に用い、上流側の濃度センサ46fを傾きの検知に用いるようにすれば、両者の濃度センサ46のVppの差によって傾き判別を行うことができるようになる。
また、このように、同一現像装置12内に複数の濃度センサ46を配置して傾斜を判別するようにすれば、現像剤の劣化等による影響を軽減することも可能になる。
そして、このような現像装置12は、上述した実施の形態の画像形成装置のいずれの現像装置12に適用するようにしてもよいし、例えば夫々の現像装置12をこのようにしても差し支えない。
更に、このような現像装置12が一つしかないモノクロ用の画像形成装置に適用するようにすれば、モノクロ用画像形成装置での水平方向からの傾き判別を行うことが可能になる。
本実施例は、実施の形態におけるY色の現像装置(例えば図8参照)をオーガーの軸方向に沿って傾斜させたときの濃度センサからの出力波形を測定したものである。
ここで、濃度センサはオーガーの中央から11cmの所に配置されており、現像装置の傾きは、濃度センサへの現像剤が減少する方向になるように傾けた。尚、使用した現像剤のトナー濃度(TC:Toner Concentration)は8%とした。
結果は、図13に示すように、傾斜角度を大きくするにつれて出力波形のボトム値が低下していく傾向を示す一方、ピーク値は殆ど変化しなかった。このことから、傾斜角度が大きくなるにつれて濃度センサの配置部位での現像剤量が減少するようになり、Vppが大きくなっていくことが理解された。
このように、一つの濃度センサでVppが変化すれば、この濃度センサと反対側に離れた位置にある濃度センサではこの傾斜によって逆に現像剤量が増加するようになり、この濃度センサでの出力波形は傾斜角度が大きくなるにつれてVppが小さくなってくる。
したがって、両者の差は一層拡大するようになり、感度の向上を図ることができるようになる。本実施例では、濃度センサのVpp出力は、例えば0°から1°傾斜させることで約0.3V程度の変化が確認され、仮に、もう一つの濃度センサを例えばオーガーの中央より反対側に配置すれば、傾斜によるVppの差はこれより大きくなる。そのため、1°程度の傾きに対しても十分傾き状態を判別することができるようになり、使用者により水平に近い設置を促すことができるようになる。そのため、傾いたときの不具合の発生を抑えることもできるようになる。
(a)は本発明の第1の態様に係る現像装置の概要を示す説明図であり、(b)は(a)のb−b断面を示す。 (a)は本発明の第2の態様に係る現像装置の概要を示す説明図であり、(b)は(a)のb−b断面を示す。 現像装置の傾きに対する現像剤の変化を示す説明図であり、(a)は水平に配置された状態、(b)は傾けて配置された状態を示す。 本発明が適用された実施の形態の画像形成装置を示す説明図である。 実施の形態の現像装置を示す説明図である。 実施の形態の現像装置のオーガーを示す説明図である。 実施の形態のトナー補給装置を示す説明図である。 実施の形態の各色の現像装置での濃度センサの配置を示す模式図である。 実施の形態の制御装置を示す説明図である。 (a)〜(d)は、オーガーの回転に伴って濃度センサに面する現像剤が変化する様子を示す説明図である。 濃度センサの出力波形を示す説明図である。 実施の形態の変形例としての現像装置を示す模式図である。 実施例の結果を示すグラフである。
符号の説明
1…現像装置,2…現像ハウジング,3(3a,3b)…濃度センサ,4…現像剤搬送路,5…傾き判別装置,6…現像剤担持体,7…撹拌搬送部材,8…現像剤循環搬送部,9…仕切部材

Claims (9)

  1. トナー及び磁性キャリアが含まれる二成分現像剤にて静電潜像を可視像化する画像形成装置において、
    一つの現像ハウジング内の現像剤のトナー濃度が磁気的に検知可能な濃度センサを夫々有し、少なくとも一つの濃度センサが現像ハウジングの長手方向に延びる現像剤搬送路の長手方向に対して他の濃度センサと異なる位置に配置される複数の並設された現像装置と、
    少なくとも二つの異なる位置に配置された濃度センサの出力波形に基づいて現像装置の長手方向に対する水平方向からの傾き状態を判別する傾き判別装置とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. トナー及び磁性キャリアが含まれる二成分現像剤にて静電潜像を可視像化する画像形成装置において、
    一つの現像ハウジング内の現像剤のトナー濃度が磁気的に検知可能な濃度センサを複数有し、少なくとも一つの濃度センサが現像ハウジングの長手方向に延びる現像剤搬送路の長手方向に対して他の濃度センサと異なる位置に配置される一つの現像装置と、
    少なくとも二つの異なる位置に配置された濃度センサの出力波形に基づいて現像装置の長手方向に対する水平方向からの傾き状態を判別する傾き判別装置とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    異なる位置に配置された濃度センサは、現像装置の長手方向中央を挟んで互いに異なる方向に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    濃度センサは透磁率型センサを用い、
    傾き判別装置は、濃度センサの出力波形の振幅情報に基づいて現像装置の長手方向の水平方向からの傾きを判別することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    更に、警告可能な警告部を備え、
    傾き判別装置は、判別された傾き状態が予め規定された値より大きいときには警告部による警告を行うことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5記載の画像形成装置において、
    傾き判別装置は、判別された傾き状態が予め規定された値より大きいときには警告部による警告を行うと共に現像装置の駆動を停止することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    現像装置は、
    一部に開口を有し且つ現像剤を収容可能な現像ハウジングと、
    現像ハウジングの前記開口に対向して設けられ、回転可能で且つ現像剤が担持可能な現像剤担持体と、
    現像剤担持体の背後に配設され、現像剤担持体の軸方向に沿って延び且つ現像剤を撹拌搬送可能な撹拌搬送部材を有する複数の現像剤搬送路からなる現像剤循環搬送部と、
    現像剤循環搬送部内にて撹拌搬送部材に対向して設けられる1又は複数の濃度センサとを備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7記載の画像形成装置において、
    現像剤循環搬送部は、複数の撹拌搬送部材が夫々収容される現像剤搬送路を仕切部材にて区画されると共にこの仕切部材の両端近傍に連通路が開設されたものであり、
    少なくとも1個の濃度センサが現像剤担持体に隣接する現像剤搬送路とは異なる現像剤搬送路にて仕切部材に対向し且つ現像剤搬送方向下流側に配設される一方、
    少なくとも1個の濃度センサがこの配設位置より現像剤搬送方向上流方向で当該現像剤搬送路中又は異なる現像装置の現像剤搬送路中に配設されることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8記載の画像形成装置において、
    現像剤循環搬送部は、濃度センサの配設位置より現像剤搬送方向上流側で且つ撹拌搬送部材の端部近傍に補給現像剤が当該現像剤循環搬送部に供給可能な補給口を備え、
    傾き判別装置は、補給口から当該補給口に最近接する濃度センサまでの現像剤搬送時間をTとしたときに、当該現像装置が駆動され且つ補給現像剤が補給口から供給されない時間がTを超えた条件下で傾き判別を行うことを特徴とする画像形成装置。
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