JP2014071081A - 情報処理システム、情報処理サーバ、情報処理装置、情報処理方法、および、プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理サーバ、情報処理装置、情報処理方法、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】測位に利用する位置発信装置が遮蔽物等によって見えなくなってしまったり、電波強度が弱くなってしまったりすることに起因して測位位置がズレる状況を特定し、測位位置のズレを防ぐことができる情報処理システム、情報処理サーバ、情報処理装置、情報処理方法、および、プログラムを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、位置発信装置から送信された位置情報信号から、位置発信装置の配置に関する配置情報を取得し、位置情報信号に基づいて、測位位置に関する測位位置情報を取得し、取得された配置情報と、取得された測位位置情報と、に基づいて、現在位置情報を取得する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理サーバ、情報処理装置、情報処理方法、および、プログラムに関する。
従来から、GPS衛星を利用して現在位置情報を取得する技術が開示されている。
例えば、特許文献1に記載の移動体ナビゲーションシステムにおいては、測位情報に、受信した衛星情報から算出されるDOP(Dilution of Precision)と言われる測位精度指標を含み、DOPから測位位置が信頼できるか判定している。そのため、当該移動体ナビゲーションシステムにおいては、車体等で遮蔽されている場合、衛星をGPS測位に使用しないようにすることで、測位不能に陥る機会を減少させ、DOPが悪くなるのを防ぐ技術が開示されている。
特開平6−213999号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来の移動体ナビゲーションシステムにおいては、GPSチップ側でのみ信頼性評価を行なっているため、DOPは数値として丸められており、どういう状況で精度が悪くなっているかの判断ができ無い上、数値が悪くても位置精度がよい場合、または、その逆のパターンである場合が頻繁に発生し、信頼に足る情報ではない場合があるという問題点を有していた。また、当該従来の移動体ナビゲーションシステムにおいては、DOPに頼らず、測位に利用する衛星をコントロールすることで測位精度を向上させることができる、電波遮蔽領域という固定の領域に配置される衛星を除外するものなので、移動体に対して変化する動的な遮蔽物への対応ができないという問題点を有していた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、測位に利用する位置発信装置が遮蔽物等によって見えなくなってしまったり、電波強度が弱くなってしまったりすることに起因して測位位置がズレる状況を特定し、測位位置のズレを防ぐことができる情報処理システム、情報処理サーバ、情報処理装置、情報処理方法、および、プログラムを提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明の情報処理システムは、位置発信装置から送信された位置情報信号から、上記位置発信装置の配置に関する配置情報を取得する配置情報取得手段と、上記位置情報信号に基づいて、測位位置に関する測位位置情報を取得する測位位置情報取得手段と、上記配置情報取得手段により取得された上記配置情報と、上記測位位置情報取得手段により取得された上記測位位置情報と、に基づいて、現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の情報処理システムは、上記記載の情報処理システムにおいて、上記現在位置情報取得手段は、上記配置情報取得手段により取得された上記配置情報に基づいて、上記現在位置情報への上記測位位置情報の寄与度を設定し、当該寄与度に基づいて、上記測位位置情報を用いて、上記現在位置情報を取得することを特徴とする。
また、本発明の情報処理システムは、上記記載の情報処理システムにおいて、上記現在位置情報取得手段は、上記配置情報に基づく上記位置発信装置の上記配置が所定条件を満たす場合、上記測位位置情報を上記現在位置情報として取得することを特徴とする。
また、本発明の情報処理システムは、上記記載の情報処理システムにおいて、上記配置情報は、方位、および、仰角を含み、上記所定条件は、上記位置発信装置の上記配置と、上記測位位置と、の相対的位置関係に基づく条件であることを特徴とする。
また、本発明の情報処理システムは、上記記載の情報処理システムにおいて、上記情報処理システムは、上記測位位置情報を測位履歴として記憶する測位履歴記憶手段と、移動速度、および、進行方向を取得する挙動取得手段と、を更に備え、上記測位位置情報取得手段は、更に、上記測位位置情報を上記測位履歴記憶手段に上記測位履歴として格納し、上記現在位置情報取得手段は、上記配置情報取得手段により取得された上記配置情報に基づいて、上記現在位置情報への上記測位位置情報の寄与度を設定し、当該寄与度に基づいて、上記測位位置情報と、上記測位履歴記憶手段に記憶された上記測位履歴と、上記挙動取得手段により取得された移動速度、および/または、上記挙動取得手段により取得された進行方向と、に基づいて上記現在位置情報を算出することを特徴とする。
また、本発明の情報処理システムは、上記記載の情報処理システムにおいて、上記情報処理システムは、上記測位位置情報を測位履歴として記憶する測位履歴記憶手段と、移動速度、および、進行方向を取得する挙動取得手段と、を更に備え、上記測位位置情報取得手段は、更に、上記測位位置情報を上記測位履歴記憶手段に上記測位履歴として格納し、上記現在位置情報取得手段は、上記配置情報に基づく上記位置発信装置の上記配置が所定条件を満たす場合、上記測位位置情報を上記現在位置情報として取得し、当該配置が上記所定条件を満たさない場合、上記測位位置情報、上記測位履歴記憶手段に記憶された上記測位履歴、上記挙動取得手段により取得された移動速度、および/または、上記挙動取得手段により取得された進行方向に基づいて上記現在位置情報を取得することを特徴とする。
また、本発明の情報処理システムは、上記記載の情報処理システムにおいて、上記位置情報信号は、位置取得部にて上記位置発信装置から受信したものであることを特徴とする。
また、本発明の情報処理サーバは、端末装置に通信可能に接続された、制御部を少なくとも備えた情報処理サーバであって、上記制御部は、上記端末装置から送信された位置情報信号から、上記位置発信装置の配置に関する配置情報を取得する配置情報取得手段と、上記位置情報信号に基づいて、上記端末装置の測位位置に関する測位位置情報を取得する測位位置情報取得手段と、上記配置情報取得手段により取得された上記配置情報と、上記測位位置情報取得手段により取得された上記測位位置情報と、に基づいて、上記端末装置の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置は、制御部を少なくとも備えた情報処理装置であって、上記制御部は、位置発信装置から送信された位置情報信号から、上記位置発信装置の配置に関する配置情報を取得する配置情報取得手段と、上記位置情報信号に基づいて、上記情報処理装置の測位位置に関する測位位置情報を取得する測位位置情報取得手段と、上記配置情報取得手段により取得された上記配置情報と、上記測位位置情報取得手段により取得された上記測位位置情報と、に基づいて、上記情報処理装置の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の情報処理方法は、情報処理システムにおいて実行される情報処理方法であって、上記情報処理システムは、配置情報取得手段と、測位位置情報取得手段と、現在位置情報取得手段と、を備え、上記配置情報取得手段が、位置発信装置から送信された位置情報信号から、上記位置発信装置の配置に関する配置情報を取得する配置情報取得ステップと、上記測位位置情報取得手段が、上記位置情報信号に基づいて、測位位置に関する測位位置情報を取得する測位位置情報取得ステップと、上記現在位置情報取得手段が、上記配置情報取得ステップにて取得された上記配置情報と、上記測位位置情報取得ステップにて取得された上記測位位置情報と、に基づいて、現在位置情報を取得する現在位置情報取得ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明の情報処理方法は、端末装置に通信可能に接続された、制御部を少なくとも備えた情報処理サーバにおいて実行される情報処理方法であって、上記制御部において実行される、上記端末装置から送信された位置情報信号から、上記位置発信装置の配置に関する配置情報を取得する配置情報取得ステップと、上記位置情報信号に基づいて、上記端末装置の測位位置に関する測位位置情報を取得する測位位置情報取得ステップと、上記配置情報取得ステップにて取得された上記配置情報と、上記測位位置情報取得ステップにて取得された上記測位位置情報と、に基づいて、上記端末装置の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の情報処理方法は、制御部を少なくとも備えた情報処理装置において実行される情報処理方法であって、上記制御部において実行される、位置発信装置から送信された位置情報信号から、上記位置発信装置の配置に関する配置情報を取得する配置情報取得ステップと、上記位置情報信号に基づいて、上記情報処理装置の測位位置に関する測位位置情報を取得する測位位置情報取得ステップと、上記配置情報取得ステップにて取得された上記配置情報と、上記測位位置情報取得ステップにて取得された上記測位位置情報と、に基づいて、上記情報処理装置の現在位置情報を取得する現在位置情報取得ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、端末装置に通信可能に接続された、制御部を少なくとも備えた情報処理サーバに実行させるためのプログラムであって、上記制御部において、上記端末装置から送信された位置情報信号から、上記位置発信装置の配置に関する配置情報を取得する配置情報取得ステップと、上記位置情報信号に基づいて、上記端末装置の測位位置に関する測位位置情報を取得する測位位置情報取得ステップと、上記配置情報取得ステップにて取得された上記配置情報と、上記測位位置情報取得ステップにて取得された上記測位位置情報と、に基づいて、上記端末装置の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、を実行させることを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、制御部を少なくとも備えた情報処理装置に実行させるためのプログラムであって、上記制御部において、位置発信装置から送信された位置情報信号から、上記位置発信装置の配置に関する配置情報を取得する配置情報取得ステップと、上記位置情報信号に基づいて、上記情報処理装置の測位位置に関する測位位置情報を取得する測位位置情報取得ステップと、上記配置情報取得ステップにて取得された上記配置情報と、上記測位位置情報取得ステップにて取得された上記測位位置情報と、に基づいて、上記情報処理装置の現在位置情報を取得する現在位置情報取得ステップと、を実行させることを特徴とする。
この発明によれば、位置発信装置から送信された位置情報信号から、位置発信装置の配置に関する配置情報を取得し、位置情報信号に基づいて、測位位置に関する測位位置情報を取得し、取得された配置情報と、取得された測位位置情報と、に基づいて、現在位置情報を取得するので、GPS未測位になる瞬間や、未測位明け直後の荒れた測位位置に対して、GPSの利用を抑制でき、ビル陰における一時的な測位荒れも抑制できるという効果を奏する。また、この発明によれば、GPSチップでの信頼性評価のみでなく、アプリ側でも信頼性評価を行うことができるという効果を奏する。
また、この発明によれば、取得された配置情報に基づいて、現在位置情報への測位位置情報の寄与度を設定し、当該寄与度に基づいて、測位位置情報を用いて、現在位置情報を取得するので、特定の衛星が、見えなくなる、または、弱電波化するといった変化を検知し、一時的に無効にすることができるという効果を奏する。
また、この発明によれば、配置情報に基づく位置発信装置の配置が所定条件を満たす場合、測位位置情報を現在位置情報として取得するので、配置条件を満たした時にGPSの測位位置を位置検出に使用することができるという効果を奏する。
また、この発明によれば、配置情報は、方位、および、仰角を含み、所定条件は、位置発信装置の配置と、測位位置と、の相対的位置関係に基づく条件であるので、GPS測位地点に対し、衛星がある程度バラけて配置され、かつそれらの衛星が遮蔽物の影響を受けていないことを判定することができるという効果を奏する。
また、この発明によれば、移動速度、および、進行方向を取得し、更に、測位位置情報を測位履歴として格納し、取得された配置情報に基づいて、現在位置情報への測位位置情報の寄与度を設定し、当該寄与度に基づいて、測位位置情報と、測位履歴と、移動速度、および/または、進行方向と、に基づいて現在位置情報を算出するので、可変の利用割合に応じて測位位置情報を利用して現在位置情報を算出することができるという効果を奏する。
また、この発明によれば、移動速度、および、進行方向を取得し、更に、測位位置情報を測位履歴として格納し、配置情報に基づく位置発信装置の配置が所定条件を満たす場合、測位位置情報を現在位置情報として取得し、当該配置が所定条件を満たさない場合、測位位置情報、測位履歴、取得された移動速度、および/または、取得された進行方向に基づいて現在位置情報を取得するので、信頼性の低い場合に、アプリケーション側で測位位置の軌跡、自律航法の軌跡、および/または、各軌跡の挙動解析といった豊富な統計情報をもとに現在位置情報を取得することができるという効果を奏する。また、この発明によれば、条件を満たした時にGPSの測位位置を位置検出に使用し、満たしていない時は測位位置を使用しないことができるという効果を奏する。また、この発明によれば、走行中に瞬間的なトラック等の遮蔽物によって条件のいい衛星が使用できなくなることで、測位に著しく影響が及ぶ可能性を排除できるという効果を奏する。
また、この発明によれば、位置情報信号は、位置取得部にて位置発信装置から受信したものであるので、同一装置内のアプリケーション側とGPSチップ側と両方で、位置情報信号の信頼性を評価することができるという効果を奏する。
なお、上記において、本発明の情報処理システムを一例に効果の説明をしたが、情報処理サーバ、情報処理装置、情報処理方法、および、プログラムにおいても同様の効果を奏する。
図1は、第1の実施形態における情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態における情報処理システムの処理の一例を示すフローチャートである。 図3は、本実施形態における衛星配置の一例を示す図である。 図4は、本実施形態における衛星配置の一例を示す図である。 図5は、第2の実施形態における情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図6は、第2の実施形態における情報処理システムの処理の一例を示すフローチャートである。
以下に、本発明にかかる情報処理システム、端末装置、情報処理サーバ、情報処理装置、情報処理方法、および、プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
以下、本発明における情報処理システムの構成および処理について、第1の実施形態、第2の実施形態の順にて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
最初に、本発明の第1の実施形態について、図1乃至図4を参照して以下に説明する。但し、以下に示す第1の実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための情報処理システムを例示するものであって、本発明をこの情報処理システムに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態の情報処理システムにも等しく適用し得るものである。例えば、第1の実施形態で例示する情報処理システムにおけるサーバ側と端末側の機能分散の形態は以下に限られず、同様の効果や機能を奏し得る範囲において、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
[情報処理システムの構成]
まず、第1の実施形態における情報処理システムの構成の一例について、図1を参照して以下に説明する。図1は、第1の実施形態における情報処理システムの構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。なお、本実施形態においては、通信型の情報処理システムを具体例として説明するが、本発明はこれに限ることなく、スタンドアローンタイプの情報処理システムなどにも適用可能である。
図1に示すように、第1の実施形態の情報処理システムは、概略的に、地図情報提供および経路探索等を行うことができる情報処理サーバ200、および、単数または複数の経路案内アプリケーションおよび乗換案内アプリケーション等を搭載した端末装置100、を通信可能に接続して構成される。ここで、図1に示すように、通信には、一例として、ネットワーク300を介した有線・無線通信等の遠隔通信等を含む。また、これら情報処理システムの各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
図1に示すように、第1の実施形態の情報処理システムにおいて、情報処理サーバ200は、概略的に、制御部202と記憶部206とを少なくとも備えており、端末装置100は、位置取得部112と出力部(表示部114および音声出力部116)と入力部118と制御部102とを少なくとも備える。
[情報処理サーバ200の構成]
ここで、図1において、情報処理サーバ200は、位置発信装置500から送信された位置情報信号から、位置発信装置500の配置に関する配置情報を取得し、位置情報信号に基づいて、端末装置100の測位位置に関する測位位置情報を取得し、取得された配置情報と、取得された測位位置情報と、に基づいて、端末装置100の現在位置情報を取得する等の機能を有する。情報処理サーバ200は、通信制御インターフェース部204を介してネットワーク300を経由し、端末装置100と相互に通信可能に接続されており、制御部202と記憶部206とを備える。制御部202は、各種処理を行う制御手段である。通信制御インターフェース部204は、通信回線または電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースであり、情報処理サーバ200とネットワーク300との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部204は、端末装置100等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。記憶部206は、HDD(Hard Disk Drive)等の固定ディスク装置またはSSD(Solid State Drive)等のストレージ手段であり、各種のデータベースやテーブル(測位履歴データベース206a等)を格納する。
これら記憶部206の各構成要素のうち、測位履歴データベース206aは、端末装置100の測位位置に関する測位位置情報を測位履歴(測位位置軌跡)として記憶する測位履歴記憶手段である。測位位置情報は、端末装置100の緯度、経度、および、高度等の位置座標であってもよい。また、測位履歴データベース206aは、端末装置100の自律航行時等に端末装置100の位置取得部112にて検出された変化量(自律航行軌跡)を記憶していてもよい。
また、制御部202は、OS(Operating System)等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部202は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部202は、機能概念的に、配置情報取得部202a、測位位置情報取得部202b、挙動情報取得部202c、および、現在位置情報取得部202dを備える。
このうち、配置情報取得部202aは、端末装置100から送信された位置情報信号から、位置発信装置500の配置に関する配置情報を取得する配置情報取得手段である。ここで、配置情報は、方位、および、仰角を含んでいてもよい。また、配置情報取得部202aは、外部装置(外部サーバ)から位置発信装置500の配置に関する配置情報を取得してもよい。また、配置情報は、位置発信装置500の位置座標であってもよい。また、位置情報信号は、端末装置100の位置取得部112において位置発信装置500から受信したものであってもよい。また、位置発信装置500は、GPS衛星、または、無線LANのアクセスポイント等であってもよい。また、位置情報信号は、無線LAN等で使用される無線であってもよい。
また、測位位置情報取得部202bは、位置情報信号に基づいて、端末装置100の測位位置に関する測位位置情報を取得する測位位置情報取得手段である。ここで、測位位置情報取得部202bは、更に、測位位置情報を測位履歴データベース206aに測位履歴として格納してもよい。
また、挙動情報取得部202cは、端末装置100の移動速度、および、進行方向を取得する挙動取得手段である。また、挙動情報取得部202cは、更に、端末装置100の加速度、および/または、移動距離を取得してもよい。
また、現在位置情報取得部202dは、配置情報取得部202aにより取得された配置情報と、測位位置情報取得部202bにより取得された測位位置情報と、に基づいて、端末装置100の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部202dは、配置情報取得部202aにより取得された配置情報に基づいて、現在位置情報への(に対する)測位位置情報の寄与度を設定し、当該寄与度に基づいて、測位位置情報を用いて、端末装置100の現在位置情報を取得してもよい。ここで、寄与度とは、利用割合(0%−100%)、または、相関度、または、依存度等であってもよい。例えば、現在位置情報取得部202dは、寄与度に応じて、測位履歴データベース206aに記憶された測位履歴、挙動情報取得部202cにより取得された移動速度、および/または、挙動情報取得部202cにより取得された進行方向と、測位位置情報と、の端末装置100の現在位置情報を算出する影響度の割合を設定してもよい。また、現在位置情報取得部202dは、寄与度に応じて、測位履歴データベース206aに記憶された測位履歴、挙動情報取得部202cにより取得された移動速度、および/または、挙動情報取得部202cにより取得された進行方向にと、測位位置情報とから得られる予測位置と、測位位置情報と、のどちらを現在位置情報とするかを設定してもよい。また、配置情報に基づいて設定される寄与度は、測位履歴データベース206aに記憶された測位履歴、挙動情報取得部202cにより取得された移動速度、および/または、挙動情報取得部202cにより取得された進行方向と、に基づいて算出される予測位置と、測位位置との関係に基づいて変更するものであってもよい。具体的には、予測位置と測位位置とが所定範囲内(一致度が高い)にある場合には、寄与度を高く変更してもよい。
また、現在位置情報取得部202dは、配置情報に基づく位置発信装置500の配置が所定条件を満たす場合、測位位置情報を端末装置100の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部202dは、配置情報に基づく位置発信装置500の配置が所定条件を満たす場合、測位位置情報を端末装置100の現在位置情報として取得し、当該配置が所定条件を満たさない場合、測位位置情報、測位履歴データベース206aに記憶された測位履歴、挙動情報取得部202cにより取得された移動速度、および/または、挙動情報取得部202cにより取得された進行方向に基づいて端末装置100の現在位置情報を取得してもよい。また、所定条件は、位置発信装置500の配置と、測位位置と、の相対的位置関係に基づく条件(配置条件)であってもよい。また、所定条件とは、閾値、および/または、数値条件等であってもよい。また、現在位置情報取得部202dは、配置情報取得部202aにより取得された配置情報に基づいて、現在位置情報への測位位置情報の寄与度を設定し、当該寄与度に基づいて、測位位置情報と、測位履歴データベース206aに記憶された測位履歴と、挙動情報取得部202cにより取得された移動速度、および/または、挙動情報取得部202cにより取得された進行方向と、に基づいて現在位置情報を算出してもよい。さらに、上述の配置情報に関する所定条件は、測位履歴データベース206aに記憶された測位履歴、挙動情報取得部202cにより取得された移動速度、および/または、挙動情報取得部202cにより取得された進行方向に基づいて算出される予測位置と、測位位置と、の関係に基づいて変更するものであってもよい。具体的には、予測位置と測位位置とが所定範囲内(一致度が高い)にある場合には、所定条件である閾値、および/または、数値条件等を緩和するようにしてもよい。なお、本実施形態においては、「取得」とは、演算により算出することを含む概念である。
[端末装置100の構成]
また、図1において、端末装置100は、位置情報信号を情報処理サーバ200に送信する等の機能を有する。端末装置100は、例えば、一般に市販されるデスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータ等の情報処理端末、携帯電話、スマートフォン、PHS、もしくは、PDA等の携帯端末装置、または、走行経路案内等を行なうナビゲーション端末(例えば、カーナビゲーション装置など)等である。ここで、端末装置100は、インターネットブラウザ等を搭載していてもよく、経路案内アプリケーション、乗換案内アプリケーション、および情報検索アプリケーション等を搭載していてもよい。また、端末装置100は、リアルタイムに現在位置測位が行えるよう、GPS機能およびIMES機能等を有する位置取得部112を備えていてもよい。また、端末装置100は、表示部114と音声出力部116とを少なくとも含む出力部を備えていてもよい。また、端末装置100は、データ入力等を行う入力部118を備えていてもよい。
ここで、表示部114は、アプリケーション等の表示画面を表示する表示手段(例えば、液晶または有機EL等から構成されるディスプレイ、モニタ、および、タッチパネル等)であってもよい。また、音声出力部116は、音声情報を音声として出力する音声出力手段(例えば、スピーカ等)であってもよい。また、入力部118は、例えば、キー入力部、タッチパネル、コントロールパッド(例えば、タッチパッド、および、ゲームパッド等)、マウス、キーボード、および、マイク等であってもよい。また、端末装置100は、入出力制御インターフェース部を備えていてもよく、入出力制御インターフェース部は、位置取得部112、表示部114、音声出力部116、および、入力部118等の制御を行う。
ここで、位置取得部112は、GPSチップ(GPSモジュール)等であって、機能概念的に、受信部122、および、信頼性評価部124を備える。ここで、受信部122は、位置発信装置500から発信される位置情報信号を受信する受信手段である。また、信頼性評価部124は、受信部122により受信された位置情報信号の信頼性(精度)を評価(判定)する信頼性評価手段である。ここで、信頼性評価部124は、更に、評価(判定)した位置情報信号の信頼性(精度)に関する精度情報を取得してもよい。また、位置発信装置500は、位置情報信号(GPS信号)を発信するGPS装置(例えば、GPS衛星等)であってもよい。ここで、GPS信号は、GPS装置に搭載された原子時計等からの時刻、および、GPS装置の天体暦(例えば、軌道情報等)などを含んでいてもよい。また、位置発信装置500は、端末装置100との間で無線通信を行うための装置等である基地局(例えば、携帯電話、自動車電話、または、PHSの基地局等)であってもよい。また、位置発信装置500は、GPS信号と類似した特徴を持つ位置情報信号を用いて屋内測位を可能とするIMES(Indoor Message System)技術を実現するIMES装置であってもよい。
また、位置発信装置500は、屋外で受信したGPS信号を屋内で発信するGPSリピータであってもよい。また、位置発信装置500は、建物(例えば、立体駐車場等)内の各フロアや地下構造物(例えば、地下鉄駅、地下街、地下連絡通路、または、地下駐車場等)の各所に任意に設置される小型発信装置であってもよい。なお、この小型発信装置には、設置場所に応じた自己位置情報(位置ID等)が割り振られている。そして、端末装置100が通信可能範囲に入ると、端末装置100は、小型発信装置から送信される自己位置情報を位置情報信号として受信してもよい。この際の通信方式は、例えば、RFID(Radio Frequency Identification)タグシステムやBluetooth(登録商標)等の各種近距離無線方式や、赤外線通信方式等であってもよい。また、位置発信装置500は、無線LANのアクセスポイントであってもよい。本実施形態において、位置取得部112は、無線LAN信号等を受信して、アクセスポイントの識別情報を取得してもよい。そして、制御部102は、位置取得部112にて取得したアクセスポイント固有の識別情報からアクセスポイントの位置を特定して位置情報を取得してもよい。また、本実施形態において、制御部102は、位置取得部112にて取得された位置情報信号から、緯度、経度、および、高さ情報を含む位置情報を算出してもよい。ここで、位置情報は、緯度および経度により特定される絶対位置の他、基準となる位置からの相対位置を示すものであってもよい。
ここで、位置取得部112は、端末装置100の変化量(例えば、ベクトル量等)を検出する速度センサ、加速度センサ、方位センサ、および、距離センサ等を備えていてもよい。ここで、位置取得部112は、速度センサにて速度を検出してもよい。また、位置取得部112は、加速度センサにて加速度を検出してもよい。また、位置取得部112は、方位センサにて方位(例えば、東・西・南・北・天・地等)および傾きを検出してもよい。また、位置取得部112は、距離センサにて移動距離(変位)を検出してもよい。ここで、速度センサは、レーザドップラ振動計等であってもよく、検出したドップラー効果によって生じた周波数の差等から端末装置100の速度を検出してもよい。また、加速度センサは、機械式加速度センサ、FBG光ファイバ式等の光学式加速度センサ、および、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)加速度センサ等の半導体式加速度センサなどであってもよい。また、方位センサには、絶対走行方位を検出する地磁気センサ、および、相対走行方位を検出する光ジャイロ等が使用されてもよい。また、方位センサは、地磁気センサと加速度センサを組み合わせることで方位および傾きに関する情報を取得できる電子コンパス等であってもよい。また、距離センサは、端末装置100が車両用の情報処理端末である場合、車軸の回転数に比例してパルス信号を発生させ、パルス信号の数量に比例した移動距離を検出してもよい。
また、位置取得部112は、更に、通信装置を備えていてもよく、端末装置100が車両用の情報処理端末である場合、各車両に搭載された当該通信装置の車車間通信から自車位置を示す位置情報を取得してもよい。また、位置取得部112は、地図情報に基づいて端末装置100の利用者の現在位置を示す位置情報を取得してもよい。
また、端末装置100は、通信制御インターフェース部を備えていてもよく、通信制御インターフェース部は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースであり、端末装置100とネットワーク300との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部は、情報処理サーバ200等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。また、ネットワーク300は、端末装置100および情報処理サーバ200と、外部の地図提供サーバ等の外部機器または外部システムとを相互に接続する機能を有し、例えば、インターネット、電話回線網(携帯端末回線網および一般電話回線網等)、イントラネット、または、電力線通信(PLC)等であってもよい。
また、制御部102は、OS等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部102は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。ここで、制御部102は、各種情報を情報処理サーバ200に送信してもよく、情報処理サーバ200から送信される各種情報を受信してもよく、各種情報を出力部を介して出力させてもよい。例えば、制御部102は、位置取得部112にて受信された位置情報信号、位置取得部112にて検出された変化量(例えば、速度、加速度、方位、および/または、移動距離等)、および/または、位置取得部112により取得された位置情報信号の信頼性(精度)に関する精度情報を情報処理サーバ200に送信してもよい。また、制御部102は、情報処理サーバ200から送信される端末装置100の現在位置情報を受信してもよい。また、制御部102は、地図情報上に端末装置100の現在位置情報を重畳して表示部114に表示させてもよい。また、制御部102は、自律航行制御を行ってもよく、自律航行時に位置取得部112にて検出された変化量を取得してもよい。
以上で、第1の実施形態における情報処理システムの構成の一例の説明を終える。
[情報処理システムの処理]
次に、このように構成された第1の実施形態における情報処理システムの処理の一例について、以下に図2乃至図4を参照して説明する。図2は、第1の実施形態における情報処理システムの処理の一例を示すフローチャートである。
図2に示すように、まず、端末装置100の制御部102は、位置取得部112の受信部122により受信された位置発信装置(GPS衛星)500から送信された位置情報信号、および、位置取得部112にて検出された端末装置100の変化量を情報処理サーバ200に送信する(ステップSA−1)。ここで、制御部102は、位置取得部112の信頼性評価部124により取得された当該位置情報信号の信頼性(精度)に関する精度情報を情報処理サーバ200に送信してもよい。なお、屋内においては、位置発信装置500は、無線LANのアクセスポイントであってもよい。
そして、情報処理サーバ200の配置情報取得部202aは、端末装置100から送信された位置情報信号から、GPS衛星500の配置に関する、方位および仰角を含む配置情報を取得する(ステップSA−2)。
そして、情報処理サーバ200の測位位置情報取得部202bは、端末装置100から送信された位置情報信号に基づいて、端末装置100の測位位置に関する測位位置情報を取得し、測位位置情報を測位履歴データベース206aに測位履歴として格納する(ステップSA−3)。すなわち、測位位置情報取得部202bは、測位位置情報を軌跡として保持してもよい。
そして、情報処理サーバ200の現在位置情報取得部202dは、端末装置100から送信された位置情報信号の精度低下率であるDOPを算出し、当該DOPが良好な値であるか否か判定する(ステップSA−4)。例えば、現在位置情報取得部202dは、GPSモジュールの測位精度を判定してもよい。
そして、情報処理サーバ200の現在位置情報取得部202dは、ステップSA−4にて位置情報信号のDOPが良好な値ではないと判定した場合(ステップSA−4:No)、処理をステップSA−12に移行させる。
一方、情報処理サーバ200の現在位置情報取得部202dは、ステップSA−4にて位置情報信号のDOPが良好な値であると判定した場合(ステップSA−4:Yes)、配置情報取得部202aにより取得された配置情報に含まれる仰角が、閾値より高いGPS衛星500を特定(抽出)する(ステップSA−5)。すなわち、現在位置情報取得部202dは、GPS衛星単体の位置を判定してもよい。このように、現在位置情報取得部202dは、衛星配置情報に応じて、測位位置情報を予測位置の算出に使用するか否かを判定してもよい。
そして、情報処理サーバ200の現在位置情報取得部202dは、ステップSA−5にて仰角が、閾値より高いGPS衛星500を3つ以上特定(抽出)できたか否か判定する(ステップSA−6)。
ここで、図3を参照して、本実施形態における仰角が高い衛星の一例について説明する。図3は、本実施形態における衛星配置の一例を示す図である。
図3は、測位位置を中心とした衛星の配置を上空から見た時の概念図を示しており、仰角ライン(閾値)の内側の円に存在する衛星が、仰角が高い、すなわち、測位位置の頭上に近い位置にある衛星であることを示している。また、図3は、仰角の高い衛星のうち、衛星番号11番は北、衛星番号1番は西、および、衛星番号32番は南東に配置されていることを示している。
図2に戻り、情報処理サーバ200の現在位置情報取得部202dは、ステップSA−6にて仰角が、閾値より高いGPS衛星500を3つ以上特定(抽出)できなかったと判定した場合(ステップSA−6:No)、処理をステップSA−12に移行させる。
一方、情報処理サーバ200の現在位置情報取得部202dは、ステップSA−6にて仰角が、閾値より高いGPS衛星500を3つ以上特定(抽出)できたと判定した場合(ステップSA−6:Yes)、端末装置100から送信された位置情報信号のS/N比を算出し、当該S/N比に基づいて、ノイズが閾値より小さいGPS衛星500を特定(抽出)する(ステップSA−7)。すなわち、現在位置情報取得部202dは、GPS衛星単体の受信精度を判定してもよい。
そして、情報処理サーバ200の現在位置情報取得部202dは、ステップSA−7にてノイズが閾値より小さいGPS衛星500を3つ以上特定(抽出)できたか否か判定する(ステップSA−8)。
そして、情報処理サーバ200の現在位置情報取得部202dは、ステップSA−8にてノイズが閾値より小さいGPS衛星500を3つ以上特定(抽出)できなかったと判定した場合(ステップSA−8:No)、処理をステップSA−12に移行させる。
そして、情報処理サーバ200の現在位置情報取得部202dは、ステップSA−8にてノイズが閾値より小さいGPS衛星500を3つ以上特定(抽出)できたと判定した場合(ステップSA−8:Yes)、配置情報取得部202aにより取得された配置情報に基づいて、GPS衛星500の配置を、4つの配置エリア(北西エリア、北東エリア、南東エリア、および、南西エリア)に分類する(ステップSA−9)。
そして、情報処理サーバ200の現在位置情報取得部202dは、ステップSA−9にてGPS衛星500が、3エリア、または、非隣接2エリアに配置されているか否か判定する(ステップSA−10)。すなわち、現在位置情報取得部202dは、衛星配置情報から、受信した複数の衛星の、方角で規定されるエリアに対するバラけ方を取得し、バラけ方に応じて測位位置情報を予測位置(現在位置)の算出に使用するか否かを判定してもよい。このように、現在位置情報取得部202dは、GPS衛星500の情報から、どのような状況で測位した位置であるかを解析することで、その測位位置の成否を判定してもよい。なお、4つの配置エリアは、方位で定義されるだけでなく、1つのGPS衛星を基準位置として相対的な角度からエリアが所定数定義されるものであってもよい。
ここで、図4を参照して、本実施形態における衛星配置の一例について説明する。図4は、本実施形態における衛星配置の一例を示す図である。
図4に示すように、仰角高ラインの内側を4つのエリア(北西エリア、北東エリア、南東エリア、および、南西エリア)に分割し、衛星がどのエリアに配置されるか否か判定してもよい。ここで、3エリア、または、隣非隣接(隣合わない)2エリアに配置されている場合に、衛星がバラけていると判定し、それ以外は偏って配置されているとみなしてもよい。すなわち、仰角の高い衛星について、ある程度方位がバラけている状態が位置測位に理想な状態である。また、過去の測位が綺麗な軌跡を描いて入れば、隣合う2エリアに衛星が配置されている場合にも、衛星がバラけている(すなわち、測位されるGPS信号が有効である)と判定してもよい。また、S/N比が大きい(=ノイズが小さい)という条件を満たしている場合、GPS信号が有効であると判定してもよい。また、1つでも測位される衛星のS/N比が小さい場合、他に仰角高ラインの内側に収まる衛星がない場合であっても、過去の測位が綺麗な軌跡を描いていることを条件に、仰角高ラインを広げるか、S/N比の閾値を緩和させることにより、GPS信号を有効にしてもよい。また、過去の測位から予測される位置と測位位置とが所定範囲内であることよ条件に、仰角高ラインを広げるか、S/N比の閾値を緩和させることにより、GPS信号を有効にしてもよい。
図2に戻り、情報処理サーバ200の現在位置情報取得部202dは、ステップSA−10にてGPS衛星500が、3エリア、または、非隣接2エリアに配置されていると判定した場合(ステップSA−10:Yes)、測位位置情報取得部202bにより取得された測位位置情報を端末装置100の現在位置情報として取得し(ステップSA−11)、処理を終了する。なお、現在位置情報取得部202dは、取得した現在位置情報を端末装置100に送信してもよい。そして、端末装置100の制御部102は、受信した現在位置情報を表示部114に表示させることにより、端末装置100の利用者に現在位置を提示してもよい。すなわち、ステップSA−11は、GPS測位位置が有効であると判定された場合の処理である。
一方、情報処理サーバ200の現在位置情報取得部202dは、ステップSA−10にてGPS衛星500が、3エリア、または、非隣接2エリアに配置されていないと判定した場合(ステップSA−10:No)、測位履歴データベース206aに記憶された測位履歴を参照して、測位位置情報取得部202bにより取得された測位位置情報が、当該測位履歴と整合性がとれているか否か判定する(ステップSA−12)。すなわち、現在位置情報取得部202dは、位置軌跡の辻褄があっているか否か判定してもよい。
そして、情報処理サーバ200の現在位置情報取得部202dは、ステップSA−12にて測位位置情報が当該測位履歴と整合性がとれていないと判定した場合(ステップSA−12:No)、処理をステップSA−20に移行させる。
一方、情報処理サーバ200の現在位置情報取得部202dは、ステップSA−12にて測位位置情報が当該測位履歴と整合性がとれていると判定した場合(ステップSA−12:Yes)、仰角の閾値、および、ノイズの閾値を緩和するように変更する(ステップSA−13)。すなわち、現在位置情報取得部202dは、過去の位置測位履歴を参照し、位置測位履歴が所定の条件を満たした場合(きれいだった場合)、仰角、および、S/N比の閾値を緩和するようにしてもよい。
そして、情報処理サーバ200の現在位置情報取得部202dは、配置情報取得部202aにより取得された配置情報に含まれる仰角が、閾値より高いGPS衛星500を特定(抽出)する(ステップSA−14)。
ここで、図2に示す第1の実施形態におけるステップSA−15乃至ステップSA−18の処理は、図2に示す第1の実施形態におけるステップSA−6乃至ステップSA−9の処理と同様であるため説明を省略する。但し、情報処理サーバ200の現在位置情報取得部202dは、ステップSA−15にて仰角が、閾値より高いGPS衛星500を3つ以上特定(抽出)できなかったと判定した場合(ステップSA−15:No)、および、ステップSA−17にてノイズが閾値より小さいGPS衛星500を3つ以上特定(抽出)できなかったと判定した場合(ステップSA−17:No)、処理をステップSA−12ではなく、ステップSA−20に移行させる。
そして、情報処理サーバ200の現在位置情報取得部202dは、ステップSA−18にてGPS衛星500が、2エリア以上に配置されているか否か判定する(ステップSA−19)。
そして、情報処理サーバ200の現在位置情報取得部202dは、ステップSA−19にてGPS衛星500が、2エリア以上に配置されていると判定した場合(ステップSA−19:Yes)、処理をステップSA−11に移行させる。
一方、情報処理サーバ200の現在位置情報取得部202dは、ステップSA−19にてGPS衛星500が、2エリア以上に配置されていないと判定した場合(ステップSA−19:No)、処理をステップSA−20に移行させる。
そして、情報処理サーバ200の挙動情報取得部202cは、端末装置100から送信された端末装置100の変化量に基づき、端末装置100の移動速度、および、進行方向を取得する(ステップSA−20)。
そして、情報処理サーバ200の現在位置情報取得部202dは、測位位置情報取得部202bにより取得された測位位置情報、測位履歴データベース206aに記憶された測位履歴、挙動情報取得部202cにより取得された端末装置100の移動速度、および/または、挙動情報取得部202cにより取得された端末装置100の進行方向に基づいて端末装置100の現在位置情報を予測することにより取得し(ステップSA−21)、処理を終了する。ここで、現在位置情報取得部202dは、上記処理でGPS衛星500の配置の評価に応じて、現在位置情報予測に、測位位置情報を利用する利用割合である寄与度(0%−100%)を設定して、当該寄与度に基づいて端末装置100の現在位置情報を予測してもよい。すなわち、現在位置情報取得部202dは、上記処理で行われたGPS衛星500の配置の評価に応じて、測位位置情報を利用して端末装置100の現在位置情報を予測してもよく、測位位置情報を利用しないで端末装置100の現在位置情報を予測してもよく、測位位置情報を所定の重み付け(0%−100%)をすることで利用して端末装置100の現在位置情報を予測してもよい。このように、現在位置情報取得部202dは、解析された測位状況と測位位置軌跡の状態から、動的に測位位置成否判定条件を変え、移動体の予測位置を算出してもよい。なお、現在位置情報取得部202dは、取得した現在位置情報を端末装置100に送信してもよい。そして、端末装置100が自律航行等をしている場合、端末装置100の制御部102は、受信した現在位置情報を表示部114に表示させてもよい。すなわち、ステップSA−21は、例えば、GPS測位位置が無効であると判定された場合の処理であってもよい。
以上で、第1の実施形態における情報処理システムの処理の一例の説明を終える。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態における情報処理システムについて、図5および図6を参照して以下に説明する。ここで、図5は、第2の実施形態における情報処理装置400の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。ここで、第2の実施形態における情報処理システムにおいては、各構成が一筐体内に全て備えられ、単独で処理を行うもの(スタンドアローン型)を、情報処理装置400として説明するが、当該実施例に限らず、各構成が分離した筐体内に備えられ、ネットワーク300等を介して接続されて一つの概念としての装置を構成するもの(例えば、クラウドコンピューティング等)であってもよい。
なお、第2の実施形態においては、全ての機能を情報処理装置400に集約し、位置発信装置500から送信された位置情報信号から、位置発信装置500の配置に関する配置情報を取得し、位置情報信号に基づいて、情報処理装置400の測位位置に関する測位位置情報を取得し、取得された配置情報と、取得された測位位置情報と、に基づいて、情報処理装置400の現在位置情報を取得する等の機能を有する。
[情報処理装置400の構成]
まず、第2の実施形態における情報処理装置400の構成の一例について、図5を参照して以下に説明する。
図5に示すように、本発明の第2の実施形態の情報処理装置400は、位置取得部412と出力部(表示部414および音声出力部416)と入力部418と制御部402と記憶部406とを少なくとも備える。これら情報処理装置400の各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されてもよい。情報処理装置400は、例えば、PND(Portable Navigation Device)等の各種ナビゲーション端末、ノート型のパーソナルコンピュータ等の各種情報処理装置、または、携帯電話やPHSやPDA等の携帯端末装置等であってもよい。また、情報処理装置400は、通信制御インターフェース部(図示せず)を介してネットワーク300を経由し、外部装置と相互に通信可能に接続されていてもよい。
図5において、入出力制御インターフェース部408、位置取得部412、表示部414、音声出力部416、および、入力部418の各機能は、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
また、記憶部406は、HDD(Hard Disk Drive)等の固定ディスク装置またはSSD(Solid State Drive)等のストレージ手段であり、各種のデータベースやテーブル(測位履歴データベース406a等)を格納する。
これら記憶部406の各構成要素のうち、測位履歴データベース406aは、情報処理装置400の測位位置に関する測位位置情報を測位履歴(測位位置軌跡)として記憶する測位履歴記憶手段である。測位位置情報は、情報処理装置400の緯度、経度、および、高度等の位置座標であってもよい。また、測位履歴データベース406aは、情報処理装置400の自律航行時等に位置取得部412にて検出された変化量(自律航行軌跡)を記憶していてもよい。
また、制御部402の各部については、本実施形態の情報処理装置400がスタンドアローン型であり、制御部402が各送信部を備えていない点を除き、各機能は第1の実施形態と基本的に同様である。
また、図5において、制御部402は、OS等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部402は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部402は、機能概念的に、配置情報取得部402a、測位位置情報取得部402b、挙動情報取得部402c、および、現在位置情報取得部402dを備える。
このうち、配置情報取得部402aは、位置取得部412において位置発信装置500から受信した位置情報信号から、位置発信装置500の配置に関する配置情報を取得する配置情報取得手段である。ここで、配置情報取得部402aは、外部装置(外部サーバ)から位置発信装置500の配置に関する配置情報を取得してもよい。
また、測位位置情報取得部402bは、位置情報信号に基づいて、情報処理装置400の測位位置に関する測位位置情報を取得する測位位置情報取得手段である。ここで、測位位置情報取得部402bは、更に、測位位置情報を測位履歴データベース406aに測位履歴として格納してもよい。
また、挙動情報取得部402cは、情報処理装置400の移動速度、および、進行方向を取得する挙動取得手段である。また、挙動情報取得部402cは、更に、情報処理装置400の加速度、および/または、移動距離を取得してもよい。
また、現在位置情報取得部402dは、配置情報取得部402aにより取得された配置情報と、測位位置情報取得部402bにより取得された測位位置情報と、に基づいて、情報処理装置400の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部402dは、配置情報取得部402aにより取得された配置情報に基づいて、現在位置情報への測位位置情報の寄与度を設定し、当該寄与度に基づいて、測位位置情報を用いて、情報処理装置400の現在位置情報を取得してもよい。また、現在位置情報取得部402dは、配置情報に基づく位置発信装置500の配置が所定条件を満たす場合、測位位置情報を情報処理装置400の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部402dは、配置情報取得部402aにより取得された配置情報に基づいて、現在位置情報への測位位置情報の寄与度を設定し、当該寄与度に基づいて、測位位置情報と、測位履歴データベース406aに記憶された測位履歴と、挙動情報取得部402cにより取得された移動速度、および/または、挙動情報取得部402cにより取得された進行方向と、に基づいて現在位置情報を算出してもよい。また、現在位置情報取得部402dは、配置情報に基づく位置発信装置500の配置が所定条件を満たす場合、測位位置情報を情報処理装置400の現在位置情報として取得し、当該配置が所定条件を満たさない場合、測位位置情報、測位履歴データベース406aに記憶された測位履歴、挙動情報取得部402cにより取得された移動速度、および/または、挙動情報取得部402cにより取得された進行方向に基づいて情報処理装置400の現在位置情報を取得してもよい。また、所定条件は、位置発信装置500の配置と、測位位置と、の相対的位置関係に基づく条件であってもよい。
以上で、第2の実施形態における情報処理装置400の構成の一例の説明を終える。
[情報処理装置400(スタンドアローン型)の処理]
次に、このように構成された第2の実施形態における情報処理システムの処理の一例について、以下に図6を参照して説明する。図6は、第2の実施形態における情報処理システムの処理の一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、まず、配置情報取得部402aは、位置取得部412の受信部422により受信された位置発信装置(GPS衛星)500から送信された位置情報信号から、GPS衛星500の配置に関する、方位および仰角を含む配置情報を取得する(ステップSB−1)。ここで、配置情報取得部402aは、位置取得部412の信頼性評価部424により取得された当該位置情報信号の信頼性(精度)に関する精度情報を取得してもよい。なお、屋内においては、位置発信装置500は、無線LANのアクセスポイントであってもよい。
そして、測位位置情報取得部402bは、位置取得部412の受信部422により受信されたGPS衛星500から送信された位置情報信号に基づいて、情報処理装置400の測位位置に関する測位位置情報を取得し、測位位置情報を測位履歴データベース406aに測位履歴として格納する(ステップSB−2)。
そして、現在位置情報取得部402dは、位置取得部412の受信部422により受信されたGPS衛星500から送信された位置情報信号の精度低下率であるDOPを算出し、当該DOPが良好な値であるか否か判定する(ステップSB−3)。
そして、現在位置情報取得部402dは、ステップSB−3にて位置情報信号のDOPが良好な値ではないと判定した場合(ステップSB−3:No)、処理をステップSB−11に移行させる。
一方、現在位置情報取得部402dは、ステップSB−3にて位置情報信号のDOPが良好な値であると判定した場合(ステップSB−3:Yes)、配置情報取得部402aにより取得された配置情報に含まれる仰角が、閾値より高いGPS衛星500を特定(抽出)する(ステップSB−4)。
そして、現在位置情報取得部402dは、ステップSB−4にて仰角が、閾値より高いGPS衛星500を3つ以上特定(抽出)できたか否か判定する(ステップSB−5)。
そして、現在位置情報取得部402dは、ステップSB−5にて仰角が、閾値より高いGPS衛星500を3つ以上特定(抽出)できなかったと判定した場合(ステップSB−5:No)、処理をステップSB−11に移行させる。
一方、現在位置情報取得部402dは、ステップSB−5にて仰角が、閾値より高いGPS衛星500を3つ以上特定(抽出)できたと判定した場合(ステップSB−5:Yes)、位置取得部412の受信部422により受信されたGPS衛星500から送信された位置情報信号のS/N比を算出し、当該S/N比に基づいて、ノイズが閾値より小さいGPS衛星500を特定(抽出)する(ステップSB−6)。
そして、現在位置情報取得部402dは、ステップSB−6にてノイズが閾値より小さいGPS衛星500を3つ以上特定(抽出)できたか否か判定する(ステップSB−7)。
そして、現在位置情報取得部402dは、ステップSB−7にてノイズが閾値より小さいGPS衛星500を3つ以上特定(抽出)できなかったと判定した場合(ステップSB−7:No)、処理をステップSB−11に移行させる。
そして、現在位置情報取得部402dは、ステップSB−7にてノイズが閾値より小さいGPS衛星500を3つ以上特定(抽出)できたと判定した場合(ステップSB−7:Yes)、配置情報取得部402aにより取得された配置情報に基づいて、GPS衛星500の配置を、4つの配置エリア(北西エリア、北東エリア、南東エリア、および、南西エリア)に分類する(ステップSB−8)。
そして、現在位置情報取得部402dは、ステップSB−8にてGPS衛星500が、3エリア、または、非隣接2エリアに配置されているか否か判定する(ステップSB−9)。
そして、現在位置情報取得部402dは、ステップSB−9にてGPS衛星500が、3エリア、または、非隣接2エリアに配置されていると判定した場合(ステップSB−9:Yes)、測位位置情報取得部402bにより取得された測位位置情報を情報処理装置400の現在位置情報として取得し(ステップSB−10)、処理を終了する。なお、制御部402は、現在位置情報取得部402dにより取得された情報処理装置400の現在位置情報を表示部414に表示させることにより、情報処理装置400の利用者に現在位置を提示してもよい。
一方、現在位置情報取得部402dは、ステップSB−9にてGPS衛星500が、3エリア、または、非隣接2エリアに配置されていないと判定した場合(ステップSB−9:No)、測位履歴データベース406aに記憶された測位履歴を参照して、測位位置情報取得部402bにより取得された測位位置情報が、当該測位履歴と整合性がとれているか否か判定する(ステップSB−11)。
そして、現在位置情報取得部402dは、ステップSB−11にて測位位置情報が当該測位履歴と整合性がとれていないと判定した場合(ステップSB−11:No)、処理をステップSB−19に移行させる。
一方、現在位置情報取得部402dは、ステップSB−11にて測位位置情報が当該測位履歴と整合性がとれていると判定した場合(ステップSB−11:Yes)、仰角の閾値、および、ノイズの閾値を緩和するように変更する(ステップSB−12)。
そして、現在位置情報取得部402dは、配置情報取得部402aにより取得された配置情報に含まれる仰角が、閾値より高いGPS衛星500を特定(抽出)する(ステップSB−13)。
ここで、図6に示す第2の実施形態におけるステップSB−14乃至ステップSB−17の処理は、図6に示す第2の実施形態におけるステップSB−5乃至ステップSB−8の処理と同様であるため説明を省略する。但し、現在位置情報取得部402dは、ステップSB−14にて仰角が、閾値より高いGPS衛星500を3つ以上特定(抽出)できなかったと判定した場合(ステップSB−14:No)、および、ステップSB−16にてノイズが閾値より小さいGPS衛星500を3つ以上特定(抽出)できなかったと判定した場合(ステップSB−16:No)、処理をステップSB−11ではなく、ステップSB−19に移行させる。
そして、現在位置情報取得部402dは、ステップSB−17にてGPS衛星500が、2エリア以上に配置されているか否か判定する(ステップSB−18)。
そして、現在位置情報取得部402dは、ステップSB−18にてGPS衛星500が、2エリア以上に配置されていると判定した場合(ステップSB−18:Yes)、処理をステップSB−10に移行させる。
一方、現在位置情報取得部402dは、ステップSB−18にてGPS衛星500が、2エリア以上に配置されていないと判定した場合(ステップSB−18:No)、処理をステップSB−19に移行させる。
そして、挙動情報取得部402cは、位置取得部412にて検出された情報処理装置400の変化量に基づき、情報処理装置400の移動速度、および、進行方向を取得する(ステップSB−19)。
そして、現在位置情報取得部402dは、測位位置情報取得部402bにより取得された測位位置情報、測位履歴データベース406aに記憶された測位履歴、挙動情報取得部402cにより取得された情報処理装置400の移動速度、および/または、挙動情報取得部402cにより取得された情報処理装置400の進行方向に基づいて情報処理装置400の現在位置情報を予測することにより取得し(ステップSB−20)、処理を終了する。なお、情報処理装置400が自律航行等をしている場合、制御部402は、現在位置情報取得部402dにより取得された情報処理装置400の現在位置情報を表示部414に表示させてもよい。
以上で、第2の実施形態における情報処理システムの処理の一例の説明を終える。
[他の実施の形態]
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいものである。
また、実施の形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、端末装置100、情報処理サーバ200、および、情報処理装置400に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、端末装置100、情報処理サーバ200、および、情報処理装置400の各装置が備える処理機能、特に制御部102、制御部202、および、制御部402にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、後述する、コンピュータに本発明に係る方法を実行させるためのプログラム化された命令を含む、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて端末装置100、情報処理サーバ200、および、情報処理装置400に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDDなどの記憶部206、および、記憶部406などには、OS(Operating System)と協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、端末装置100、情報処理サーバ200、および、情報処理装置400に対して任意のネットワーク300を介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本発明に係るプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USBメモリ、SDカード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM、EEPROM、CD−ROM、MO、DVD、および、Blu−ray Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OS(Operating System)に代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部206、および、記憶部406に格納される各種のデータベース等(測位履歴データベース206a、および、測位履歴データベース406a)は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、端末装置100、情報処理サーバ200、および、情報処理装置400は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理端末として構成してもよく、また、該情報処理端末に任意の周辺装置を接続して構成してもよい。また、端末装置100、情報処理サーバ200、および、情報処理装置400は、該情報処理端末に本発明の方法を実現させるソフトウェア(プログラム、データ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じて、または、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
以上詳述したように、本発明によれば、測位に利用する位置発信装置が遮蔽物等によって見えなくなってしまったり、電波強度が弱くなってしまったりすることに起因して測位位置がズレる状況を特定し、測位位置のズレを防ぐことができる情報処理システム、情報処理サーバ、情報処理装置、情報処理方法、および、プログラムを提供することができるので、ナビゲーションを支援する情報機器や情報処理分野などの様々な分野において極めて有用である。
100 端末装置
102 制御部
112 位置取得部
122 受信部
124 信頼性評価部
114 表示部
116 音声出力部
118 入力部
200 情報処理サーバ
202 制御部
202a 配置情報取得部
202b 測位位置情報取得部
202c 挙動情報取得部
202d 現在位置情報取得部
204 通信制御インターフェース部
206 記憶部
206a 測位履歴データベース
300 ネットワーク
400 情報処理装置
402 制御部
402a 配置情報取得部
402b 測位位置情報取得部
402c 挙動情報取得部
402d 現在位置情報取得部
406 記憶部
406a 測位履歴データベース
408 入出力制御インターフェース部
412 位置取得部
422 受信部
424 信頼性評価部
414 表示部
416 音声出力部
418 入力部
500 位置発信装置

Claims (14)

  1. 位置発信装置から送信された位置情報信号から、上記位置発信装置の配置に関する配置情報を取得する配置情報取得手段と、上記位置情報信号に基づいて、測位位置に関する測位位置情報を取得する測位位置情報取得手段と、上記配置情報取得手段により取得された上記配置情報と、上記測位位置情報取得手段により取得された上記測位位置情報と、に基づいて、現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、を備えたことを特徴とする、情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムであって、上記現在位置情報取得手段は、上記配置情報取得手段により取得された上記配置情報に基づいて、上記現在位置情報への上記測位位置情報の寄与度を設定し、当該寄与度に基づいて、上記測位位置情報を用いて、上記現在位置情報を取得することを特徴とする、情報処理システム。
  3. 請求項1に記載の情報処理システムであって、上記現在位置情報取得手段は、上記配置情報に基づく上記位置発信装置の上記配置が所定条件を満たす場合、上記測位位置情報を上記現在位置情報として取得することを特徴とする、情報処理システム。
  4. 請求項3に記載の情報処理システムであって、上記配置情報は、方位、および、仰角を含み、上記所定条件は、上記位置発信装置の上記配置と、上記測位位置と、の相対的位置関係に基づく条件であることを特徴とする、情報処理システム。
  5. 請求項2に記載の情報処理システムであって、上記情報処理システムは、上記測位位置情報を測位履歴として記憶する測位履歴記憶手段と、移動速度、および、進行方向を取得する挙動取得手段と、を更に備え、上記測位位置情報取得手段は、更に、上記測位位置情報を上記測位履歴記憶手段に上記測位履歴として格納し、上記現在位置情報取得手段は、上記配置情報取得手段により取得された上記配置情報に基づいて、上記現在位置情報への上記測位位置情報の寄与度を設定し、当該寄与度に基づいて、上記測位位置情報と、上記測位履歴記憶手段に記憶された上記測位履歴と、上記挙動取得手段により取得された移動速度、および/または、上記挙動取得手段により取得された進行方向と、に基づいて上記現在位置情報を算出することを特徴とする、情報処理システム。
  6. 請求項1に記載の情報処理システムであって、上記情報処理システムは、上記測位位置情報を測位履歴として記憶する測位履歴記憶手段と、移動速度、および、進行方向を取得する挙動取得手段と、を更に備え、上記測位位置情報取得手段は、更に、上記測位位置情報を上記測位履歴記憶手段に上記測位履歴として格納し、上記現在位置情報取得手段は、上記配置情報に基づく上記位置発信装置の上記配置が所定条件を満たす場合、上記測位位置情報を上記現在位置情報として取得し、当該配置が上記所定条件を満たさない場合、上記測位位置情報、上記測位履歴記憶手段に記憶された上記測位履歴、上記挙動取得手段により取得された移動速度、および/または、上記挙動取得手段により取得された進行方向に基づいて上記現在位置情報を取得することを特徴とする、情報処理システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一つに記載の情報処理システムであって、上記位置情報信号は、位置取得部にて上記位置発信装置から受信したものであることを特徴とする、情報処理システム。
  8. 端末装置に通信可能に接続された、制御部を少なくとも備えた情報処理サーバであって、上記制御部は、上記端末装置から送信された位置情報信号から、上記位置発信装置の配置に関する配置情報を取得する配置情報取得手段と、上記位置情報信号に基づいて、上記端末装置の測位位置に関する測位位置情報を取得する測位位置情報取得手段と、上記配置情報取得手段により取得された上記配置情報と、上記測位位置情報取得手段により取得された上記測位位置情報と、に基づいて、上記端末装置の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、を備えたことを特徴とする、情報処理サーバ。
  9. 制御部を少なくとも備えた情報処理装置であって、上記制御部は、位置発信装置から送信された位置情報信号から、上記位置発信装置の配置に関する配置情報を取得する配置情報取得手段と、上記位置情報信号に基づいて、上記情報処理装置の測位位置に関する測位位置情報を取得する測位位置情報取得手段と、上記配置情報取得手段により取得された上記配置情報と、上記測位位置情報取得手段により取得された上記測位位置情報と、に基づいて、上記情報処理装置の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、を備えたことを特徴とする、情報処理装置。
  10. 情報処理システムにおいて実行される情報処理方法であって、上記情報処理システムは、配置情報取得手段と、測位位置情報取得手段と、現在位置情報取得手段と、を備え、上記配置情報取得手段が、位置発信装置から送信された位置情報信号から、上記位置発信装置の配置に関する配置情報を取得する配置情報取得ステップと、上記測位位置情報取得手段が、上記位置情報信号に基づいて、測位位置に関する測位位置情報を取得する測位位置情報取得ステップと、上記現在位置情報取得手段が、上記配置情報取得ステップにて取得された上記配置情報と、上記測位位置情報取得ステップにて取得された上記測位位置情報と、に基づいて、現在位置情報を取得する現在位置情報取得ステップと、を含むことを特徴とする、情報処理方法。
  11. 端末装置に通信可能に接続された、制御部を少なくとも備えた情報処理サーバにおいて実行される情報処理方法であって、上記制御部において実行される、上記端末装置から送信された位置情報信号から、上記位置発信装置の配置に関する配置情報を取得する配置情報取得ステップと、上記位置情報信号に基づいて、上記端末装置の測位位置に関する測位位置情報を取得する測位位置情報取得ステップと、上記配置情報取得ステップにて取得された上記配置情報と、上記測位位置情報取得ステップにて取得された上記測位位置情報と、に基づいて、上記端末装置の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、を含むことを特徴とする、情報処理方法。
  12. 制御部を少なくとも備えた情報処理装置において実行される情報処理方法であって、上記制御部において実行される、位置発信装置から送信された位置情報信号から、上記位置発信装置の配置に関する配置情報を取得する配置情報取得ステップと、上記位置情報信号に基づいて、上記情報処理装置の測位位置に関する測位位置情報を取得する測位位置情報取得ステップと、上記配置情報取得ステップにて取得された上記配置情報と、上記測位位置情報取得ステップにて取得された上記測位位置情報と、に基づいて、上記情報処理装置の現在位置情報を取得する現在位置情報取得ステップと、を含むことを特徴とする、情報処理方法。
  13. 端末装置に通信可能に接続された、制御部を少なくとも備えた情報処理サーバに実行させるためのプログラムであって、上記制御部において、上記端末装置から送信された位置情報信号から、上記位置発信装置の配置に関する配置情報を取得する配置情報取得ステップと、上記位置情報信号に基づいて、上記端末装置の測位位置に関する測位位置情報を取得する測位位置情報取得ステップと、上記配置情報取得ステップにて取得された上記配置情報と、上記測位位置情報取得ステップにて取得された上記測位位置情報と、に基づいて、上記端末装置の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、を実行させるためのプログラム。
  14. 制御部を少なくとも備えた情報処理装置に実行させるためのプログラムであって、上記制御部において、位置発信装置から送信された位置情報信号から、上記位置発信装置の配置に関する配置情報を取得する配置情報取得ステップと、上記位置情報信号に基づいて、上記情報処理装置の測位位置に関する測位位置情報を取得する測位位置情報取得ステップと、上記配置情報取得ステップにて取得された上記配置情報と、上記測位位置情報取得ステップにて取得された上記測位位置情報と、に基づいて、上記情報処理装置の現在位置情報を取得する現在位置情報取得ステップと、を実行させるためのプログラム。
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