JP2014071043A - 基板検査装置及び基板検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査ヘッドに含まれる複数の検査プローブの押込み量を適正な値又は範囲となるように調整するのが容易かつ迅速に行える、基板検査装置を提供する。
【解決手段】基板検査装置10は、基板1の電気的特性を測定し、当該基板の良否を検査するものであって、少なくとも1つの検査ヘッド20U(又は20D)と、移動機構50と、アナログ操作部15と、制御手段71とを備える。アナログ操作部15は、アナログ的に調節操作することによって、移動機構50による検査ヘッドの移動量を調節する。制御手段70は、アナログ操作部の操作量に応じて、移動機構の移動量を制御して、検査ヘッド20Uの複数の検査プローブが基板の検査コンタクトに対して接触するときの押込み量を調整する。
【選択図】図4

Description

この発明は、基板検査装置及び基板検査方法に関し、特に例えば複数の配線パターン又はコンタクトを有する基板の電気的特性を検査する基板検査装置及び基板検査方法に関する。
なお、この発明は、プリント配線基板に限らず、例えばフレキシブル基板,多層配線基板,液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ用の電極板,半導体パッケージ用のパッケージ基板やフィルムキャリアなど種々の基板における電気的配線の検査に適用できる。この明細書では、これら種々の配線基板を総称して「基板」と称する。
従来の基板検査装置としては、テストヘッド(検査ヘッドともいう)を被検査対象物に接触させたとき、接触不良の場合はテストヘッドを接触状態のまま接触方向に微動させて、テストヘッドと被検査対象との間を導通状態にするものがある(特許文献1)。
特許文献1の技術は、被検査対象物の平面上の接触位置を微調整することを目的としたものであり、被検査対象物となる基板の種類によってテストヘッドのプローブピン(検査プローブともいう)の押込み量(又はストローク)を調整するものではないため、基板の種類に応じた押込み量の適正化ができない。
ここで、プローブピンの押込み量は、特許文献1の図3に示すように、円筒状のチューブ(バレルともいう)内に挿入されたプランジャーをバネの弾性力で付勢しておき、チューブ内のプランジャーの移動量によって決められる。そして、複数のプローブピンのプランジャーの移動量(プローブピンの押込み量)は、バネの弾性力のばらつきにより、又は基板の反り・曲りによって、異なる場合もあり、それが検査精度の低下の原因にもなる。
また、本願出願人の製造・販売に係る従来の基板検査装置では、タッチパネルを有し、検査作業員がタッチパネルに表示された数値キー(又はテンキー)を操作して、テストヘッドのプローブピンの押込み量をディジタル的に入力するものもある。この従来の基板検査装置は、量産基板の検査に先だって、押込み量の調整段階において、数値入力した押込み量の位置までテストヘッドを移動させて、適正な押込み量になっているかを目視的に又は検出した電気的特性を見ながら確認し、若しくはこれらを併用しながら確認し、何度も押込み量の数値入力とテストヘッドの移動を繰り返して、最適な押込み状態となるように調整していた。
しかし、被検査対象物の基板の種類には、フレキシブル基板やベークライト基板等の材質の相違だけでなく、厚みの相違や、配線パターン又は接点等の材質・厚みも多種多様であり、また、基板に接触させるテストヘッド自体も多種多様であり、しかも片面基板と両面基板があるため、各種基板毎の適正な押込み量を調整するのが難しく、量産検査前の押込み量の調整に長時間かかることもあった。
特に、両面基板の場合は、一方主面(例えば表面)側の押込み量と他方主面(例えば裏面)側の押込み量とのバランスを時間軸の変化とともに調整する必要があるので、熟練した検査作業員でも押込み量の調整にさらに長時間(例えば5〜6時間)かかることもあった。
ここで、両面基板の場合に表面側と裏面側の押込み量のバランスを時間軸の変化とともに調整しなければならない理由は、一般的に表面側のテストヘッドの大きさが裏面側のテストヘッドよりも小さいものが多く、検査時において、基板の表面と裏面に加わるプローブピン(検査プローブ)による圧力が異なったり、基板に反り又は曲がりが生じると、複数のプローブピンの間で接触圧(結果として押込み量)に変化が生じるためである。また、テストヘッド自体が複数のプローブピンを備えており、夫々のプローブピンの突出量や弾性特性が微妙に相違しており、全てが均一でないため、設計どおりに行うことができず、実際に調整しなければ最適値を調整できない問題点を有している。
特開平5−322928号公報
それゆえに、この発明の主たる目的は、検査ヘッドに含まれる複数の検査プローブの押込み量を適正な値又は範囲となるように調整するのが容易かつ迅速に行える、基板検査装置を提供することである。
この発明の他の目的は、検査プローブの押込み量を適正な値又は範囲となるように調整するための時間を短縮でき、作業効率を向上し得る、基板検査装置を提供することである。
第1の発明(請求項1)に係る基板検査装置は、複数の配線パターン又は接点が形成されることによって複数の検査用コンタクトを含む基板の電気的特性を測定し、当該基板の良否を検査するためのものであって、少なくとも1つの検査ヘッドと、移動機構と、アナログ操作部と、制御手段とを備える。
検査ヘッドは、複数の検査プローブを含む。移動機構は、少なくとも、検査ヘッドを基板の一方主面(例えば表面)に対して垂直な一方方向から移動させることにより、複数の検査プローブを当該基板の所定の検査コンタクトに導通接触させる。アナログ操作部は、アナログ的に調節操作することによって、移動機構による検査ヘッドの移動量を調節する。制御手段は、アナログ操作部の操作量に応じて、移動機構の移動量を制御して、検査ヘッドの複数の検査プローブが基板の検査コンタクトに対して接触するときの押込み量を調整する。
第1の発明の基板検査装置によれば、適用される基板が片面基板の場合に、検査ヘッドに含まれる複数の検査プローブの押込み量を適正な値又は範囲となるように調整するのが容易かつ迅速に行うことができる。また、押込み量を調整するための時間を短縮でき、作業効率を向上することができる。
第2の発明の基板検査装置は、第1の発明において、アナログ操作部がダイヤル操作部であり、押込み量が適切な状態であることを入力指示する操作スイッチをさらに備え、制御手段が記憶手段を含む。
そして、制御手段は、操作スイッチの操作に応じて、適切な押込み量になった状態におけるダイヤル操作部の操作量に応じた押込み量に関するデータを記憶手段に記憶させる記憶制御部をさらに含む。
これによって、アナログ操作部と操作スイッチを組み合わせて操作することにより、押込み量の調整がより一層容易に行うことができる。
第3の発明の基板検査装置は、第2の発明において、押込み量を調整する調整モードと、予め調整した押込み量となるように複数の検査プローブを基板に接触させた状態で基板を検査する検査モードとの何れかに切換えるモード切換手段をさらに備える。
記憶制御部は、モード切換手段によって調整モードが選択されているとき、押込み量に関するデータを記憶手段に記憶させる。制御手段は、モード切換手段によって検査モードが選択されているとき、移動機構の移動量を制御して、検査ヘッドの複数の検査プローブが基板の検査コンタクトに対して接触するときの押込み量を自動的に調整して、当該基板の良否を検査する。
これによって、調整モードにおいて調整した適正な押込み量に基づいて、検査モードのとき、複数の検査プローブが基板の検査コンタクトに対して接触するときの押込み量を自動的に調整して当該基板の良否を正確に検査することができる。
第4の発明では、第1の発明又は第3の発明において、基板検査装置に適用される基板がその表面と裏面の両面に、複数の配線パターン又は接点が形成されて、複数の検査用コンタクトを含む両面基板である。そして、基板検査装置は、検査ヘッドと移動機構と制御手段とが次のように構成される。
すなわち、検査ヘッドは、基板の表面の複数の検査用コンタクトと導通接触する複数の検査プローブを含む第1の検査ヘッドと、基板の裏面の複数の検査用コンタクトと導通接触する複数の検査プローブを含む第2の検査ヘッドとを含む。移動機構は、第1の検査ヘッドを基板の上部位置から下降させ又は下降した位置から上昇させる第1の移動機構と、第2の検査ヘッドを基板の下部位置から上昇させ又は上昇した位置から下降させる第2の移動機構とを含む。制御手段は、アナログ操作部の操作に基づいて、第1の検査ヘッドの複数の検査プローブが基板の表面の複数の検査用コンタクトに対して接触するときの押込み量を調整するとともに、第2の検査ヘッドの複数の検査プローブが基板の裏面の複数の検査用コンタクトに対して接触するときの押込み量を調整する。
これによって、適用される基板が両面基板の場合に、それぞれの面の検査ヘッドに含まれる複数の検査プローブの押込み量を適正な値又は範囲となるように調整するのが容易かつ迅速に行うことができる。また、押込み量を調整するための時間を大幅に短縮でき、作業効率を一層向上できる。
第5の発明では、第4の発明において、基板検査装置に適用される基板が、その表面と裏面の両面に、複数の配線パターン又は接点が形成されて、複数の検査用コンタクトを含む両面基板である。そして、基板検査装置は、操作スイッチをさらに備え、アナログ操作部と制御手段が次のように構成される。
すなわち、アナログ操作部は、第1の検査ヘッドの複数の検査プローブが基板の表面の検査用コンタクトに対して接触するときの押込み量を調整する第1のダイヤル操作部と、第2の検査ヘッドの複数の検査プローブが基板の裏面の検査用コンタクトに対して接触するときの押込み量を調整する第2のダイヤル操作部とを含む。
制御手段は、記憶手段を含み、第1のダイヤル操作部の操作量と操作スイッチの操作に応じて、適切な押込み量になった状態における第1の検査ヘッドの押込み量に関するデータを記憶手段に記憶させるとともに、第2のダイヤル操作部の操作量と操作スイッチの操作に応じて、適切な押込み量になった状態における第2の検査ヘッドの押込み量に関するデータを記憶手段に記憶させる。
これによって、適用される基板が両面基板の場合に、それぞれの面の検査ヘッドに含まれる複数の検査プローブの押込み量を適正な値又は範囲となるように、容易に調整できるとともに、さらに迅速に行うことができる。また、押込み量を調整するための時間を大幅に短縮でき、作業効率を一層向上できる。
この発明によれば、検査ヘッドに含まれる複数の検査プローブの押込み量を適正な値又は範囲となるように、容易にかつ迅速に調整できる、基板検査装置が得られる。
また、検査プローブの押込み量を適正な値又は範囲となるように調整するための時間を短縮でき、作業効率を向上できる効果も奏される。
本発明の一実施形態に係る基板検査装置の正面図である。 本発明の一実施形態に係る基板検査装置の内部の側面図である。 本発明の一実施形態に係る基板検査装置の内部の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る基板検査装置のブロック図である。 本発明の一実施形態に係る基板検査装置の動作を説明するための時間変化と押込み量の関係を示す図である。 図5の時間変化と押込み量の関係に対応させて、検査プローブの状態を図解的に示した図である。 図5の時間変化と押込み量の関係を、押込み量の増加と減少の両期間に亘って図示したものである。 本発明の一実施形態に係る基板検査装置の動作を説明するためのフローチャートである。
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る基板検査装置の正面図である。図1において、基板検査装置10は、矩形の筐体11を含む。筐体11は、その下半分の四面がパネルで覆われ、その上半分の左右が枠部分12で構成されることにより、その正面上部に基板1を出し入れするための窓13が形成される。
一方の枠部分12の上部には、タッチパネル14が装着されるとともに、アナログ操作部15と操作スイッチ16が装着される。タッチパネル14は、基板検査装置10の使用状態の設定又は調整するための情報を入力し、又は検査の結果を表示するために用いられる。また、タッチパネル14は、調整モードと検査モードを切換えるための図形(アイコン)の表示と、それを選択すること等、種々の情報入力又は表示に用いられる。
アナログ操作部15は、例えば回転操作可能なダイヤル(つまみ操作部)を含む。アナログ操作部15の外周近傍の枠部分12には、目盛が印刷される。このアナログ操作部15は、所望の目盛位置(又は角度)まで回動又は回転することによって、押込み量を調節するのに用いられる。
なお、アナログ操作部15の他の例として、操作する手を放すと基準位置に復帰するような、ジョグダイヤルを用いてもよい。その他の例として、ダイヤル又はジョグダイヤルの図形をタッチパネル14の画面に表示しておき、当該ダイヤル図形をタッチパネル14上で回転させるように操作することによって、押込み量の調整をアナログ的に入力する形式のものであっても良い。
操作スイッチ16は、キートップを有する復帰式のボタンスイッチあって、後述の検査ヘッド20U,20Dの検査プローブ21u,21dの押込み量を調整する際に適正な押込み量になったことを指示入力するために用いられる。
なお、操作スイッチ16の他の例として、操作スイッチの図形をタッチパネル14の画面に表示し、当該操作スイッチの図形をタッチパネル14上で押圧操作することによって、適正な押込み量になったことを指示入力する形式のものでも良い。
なお、図1の例では、アナログ操作部15と操作スイッチ16が1組設けられ、切換えて操作する場合を示すが、後述の上側検査ヘッド20Uと下側検査ヘッド用20D(以下両者とも「検査ヘッド」と略称することもある)の2組設けて、個別に操作するようにしても良い。
図2は基板検査装置の側面パネルを取り外した状態における内部の側面図である。図3は基板検査装置の内部の斜視図である。
図2及び図3において、基板検査装置10の筐体11の内部には、上側検査ヘッド20U及び下側検査ヘッド20Dと、第1の移動機構30と、第2の移動機構40と、第3の移動機構50と、基板搬送機構60が収納される。
第1の移動機構30は、検査ヘッド20Uと検査ヘッド20DをX軸方向(正面から見て幅方向)へ移動し位置決めするものである。第2の移動機構40は、検査ヘッド20Uと検査ヘッド20DをY軸方向(奥行方向)へ移動し位置決めするものである。第3の移動機構50は、基板1を搬送する水平面よりも上方位置において、検査ヘッド20UをZ軸方向へ移動し位置決めする移動機構51と、基板1を搬送する水平面よりも下方位置において、検査ヘッド20DをZ軸方向へ移動し位置決めする移動機構52とからなる。
基板搬送機構60は、検査対象となる基板1を窓12の位置から検査ヘッド20Uと検査ヘッド20Dのある位置のY軸方向(奥行方向)へ移動し、位置決めするものである。
より具体的には、検査ヘッド20Uは、複数の検査プローブ21uをマトリクス状に配列し、これらの検査プローブ21uを下向きに一体的に支持している。検査ヘッド20Dは、複数の検査プローブ21dをマトリクス状に配列し、これらの検査プローブ21dを上向きに一体的に支持している。
検査ヘッド20Uの複数の検査プローブ21u及び検査ヘッド20Dの複数の検査プローブ21dは、後述の図6に示すように、円筒状のバレル211内に挿入されるプランジャー212をバネ213の弾性力で付勢するとともに、バレル211の下向き又は上向きの移動、によってプランジャー212の移動量(ストローク)を調節自在に保持したものである。
図3を参照して、第1の移動機構30は、2本のガイド支持部31,32を含み、筐体11内の左右内壁によって、正面から見て横方向(X軸方向)でありかつ水平に固定的に支持される。第1の移動機構30には、第2の移動機構40に含まれる2本のガイド支持部41,42の奥行方向先端部分がX方向へ摺動自在に支持される。
なお、図示では簡略化のために省略されているが、第1の移動機構30に対して摺動自在に支持される第2の移動機構40をX軸方向へ移動させかつ指定の位置で位置決めするためのX軸方向の駆動部が設けられる。
また、第2の移動機構40のガイド支持部41には、移動機構51がY軸方向に摺動自在に支持される。ガイド支持部42には、検査ヘッド用移動機構52がY軸方向に摺動自在に支持される。すなわち、一方の移動機構51は、ガイド支持部41によって支持された状態で、駆動部43uによってY軸方向に移動される。また、他方の移動機構52は、ガイド支持部42によって支持された状態で、駆動部43dによってY軸方向に移動される。これらの駆動部43u,43dは、例えばステップモータが用いられる。
一方の移動機構51の下面には、検査ヘッド20UがZ軸方向へ昇降自在に支持される。他方の移動機構52の上面には、検査ヘッド20DがZ軸方向へ昇降自在に支持される。なお、図示を省略しているが、移動機構51,移動機構52の内部には、対応する検査ヘッド20U,検査ヘッド20Dを上下に移動するためのZ軸方向の駆動部が内蔵される。
基板搬送機構60は、基板1を載せて搬送する基板載置台61を含み、基板載置台61をY軸方向へ摺動自在に支持するガイド支持部62と、基板載置台61をガイド支持部62上でY軸方向へ移動させる移動駆動部63とからなる。基板載置台61は、検査ヘッド20Dが基板1の裏面から配線パターン又は接点に接することの可能なように、開口部(図示せず)が形成されている。
図4は本発明の一実施形態に係る基板検査装置のブロック図である。図4において、基板検査装置10には、各種の制御を行うための制御回路(制御手段)70が含まれる。制御回路70は、各移動機構30,40,50及び基板搬送機構60の移動制御や、調整モードにおける検査ヘッド20U及び/又は検査ヘッド20Uの押込み量の調整制御や、検査モードにおける基板の導通状態の測定及び良否の判定等の制御を行うものである。
具体的には、制御回路70は、CPU71を含む。CPU71には、バスを介してプローブラム記憶部72,RAM73,測定回路74,インターフェ−ス75が接続される。CPU71は、プログラム記憶部72に記憶されている各種プログラムに基づいて、上記の各種制御を達成するために、後述の図8に示すフローチャートの処理を実行するものである。
RAM73は、書込み読出し可能な記憶媒体(又はハードディスク等でもよい)であって、後述の図5に示す検査ヘッド20U及び/又は検査ヘッド20Dの時間変化毎の適正な押込み量の軌跡データを記憶保持するものである。
可変抵抗器76は、アナログ操作部14の操作量に応じた電気信号(電圧信号)を発生する。可変抵抗器76によって発生された電気信号は、アナログ−ディジタル変換回路(以下「A/D変換回路」と略称する)77によってディジタル値に変換され、インターフェ−ス75を介してCPU71に入力される。また、操作スイッチ15の操作信号がインターフェ−ス75を介してCPU71に入力される。
さらに、検査ヘッド20Uに含まれる複数の検査プローブ21u及び検査ヘッド20Dに含まれる複数の検査プローブ21uのそれぞれの検出出力が、プローブ選択回路78によって一定周期で順次選択され、A/D変換回路79によって順次A/D変換されて、インターフェ−ス75を介してCPU71に供給される。
図5は、基板検査装置の押込み量の調整動作を説明するための時間変化と押込み量の関係を示す図である。この図5では、基板に対して上側に配置される検査プローブの押し込み量の推移をZ軸プラスの領域に示しており、基板に対して下側に配置される検査プローブとの押し込み量の推移をZ軸マイナスの領域に示している。
図5では、押込み量の調整モードにおける検査プローブ21uと検査プローブ21dのそれぞれについて、時間変化(横軸)とZ軸方向の押込み量の関係を示したものである。
特に、Z軸の上半分は、ダイヤル操作部15を徐々に増加させるように操作することにより、検査プローブ21uの押込み量を増加する(下向きに大きくなる)ように入力する状態を示す。Z軸の下半分は、ダイヤル操作部15を徐々に増加されるように操作することにより、検査プローブ21dの押込み量を増加する(上向きに大きくなる)ように入力する状態を示す。
図6は、図5の時間変化と押込み量の関係に対応させて、検査プローブの状態を図解的に示した図である。次に、図5及び図6を参照して、調整モードにおいて、検査プローブ21uの押込み量と検査プローブ21dの押込み量を入力して調整する場合の概要を説明する。
作業者は、タッチパネル14を操作して、調整モードを選択し、かつ検査プローブ21uか検査プローブ21dの何れを調整するかを選択する。
先に、検査プローブ21uの押込み量を調整(又は下向きに増加する押込み量をプロット入力)する場合、作業者は、ダイヤル操作部15を最少単位の角度だけ回動して、検査ヘッド20Uの複数の検査プローブ21uを基板1の表面に軽く接触させた状態とする(t1)。この状態では、押込み量がゼロであり、検査プローブ21uが初期接触状態となる。
作業者は、複数の検査プローブ21uの接触状態、すなわちプランジャー212がバレル211に嵌り込んだ量の変化やプランジャー212が基板1に接触した際の基板1の表面の状態を目視しつつ、又は複数の検査プローブ21uの電気的特性の測定状態を観察しながら、押し込み量を徐々に増加させるように、ダイヤル操作部15を増加させる正方向(右)に徐々に回動させる。そのとき、適当な増加のタイミングである時刻t2,t3,t4の順次に、操作スイッチ15を押圧して、各時点の押込み量を記憶させるように指示する。それによって、検査ヘッド20Uの複数の検査プローブ21uの下向きの押し込み量が順次入力されて、記憶されることになる。
そして、適正な押込み量(又は適正な押込み量の最大値)に達した時刻t5において、操作スイッチ16を押圧してそのときの押込み量を記憶させたとき、ダイヤル操作部15の回動操作(増加指示)を停止する。この状態では、プランジャー212が基板1の検査点と最も好適に接触している状態であり、バネ213が弾性変形し、バネ213の弾性力による検査点を押圧する力が好適な状態となる。このようにして、押込み量を徐々に増加させる場合の軌跡データ(これをプロファイルともいう)が、ダイヤル操作部15の手動操作によってプロット入力されることになる。
なお、押込み量が適正な範囲(上限値)を超えて大きくなった場合は、ダイヤル操作部15がさらに増加させるように操作されても、制御回路70によって検査ヘッド20Uの移動を制限するように設定される。
そして、作業者は、適正な押込み量の軌跡データのプロット入力(又はティーチング)を行った後、ダイヤル操作部15を逆向きに回動させて、押込み量を徐々に減少させる状態のプロット入力の操作を行う。この押込み量を減少させて検査ヘッド20Uを初期接触状態に戻す操作と処理は、増加とは逆の操作及び処理なので、説明を省略する。
一方、検査プローブ21dの押込み量を増加させながらプロット入力を行う場合は、押込み量を調整する対象が検査ヘッド20Dであり、押込み量が上向きに増加する。その場合のダイヤル操作部15及び操作スイッチ16の操作と制御回路70の処理は、検査ヘッド20Uの場合と略同様なので、その説明を省略する。
なお、図5及び図6の例では、ダイヤル操作部15の操作が最小目盛から最大目盛までの範囲内において、検査プローブ21uまたは検査プローブ21dの何れか一方の押し込み量を調整する場合を説明したが、ダイヤル操作部15の指示マークが上部中央位置を中心として、それより右方向に回転したときを検査プローブ21uの操作、左方向に回転したときを検査プローブ21dの操作としてもよい。
上記の説明では、検査プローブ21uがバネ213を有する場合を説明したが、検査プローブ21uはこのようなプローブに限定されず、可撓性且つ導電性の細長い形状に形成される部材から形成されるプローブであっても、同様に調整されることになる。
図7は、図5の時間変化と押込み量の関係を、押込み量の増加と減少の両期間に亘って図示したものである。特に、押込み量の増加と減少の両期間において時間変化とともに押込み量の変化曲線を示したものである。
なお、押込み量の増加と減少の各期間における変化曲線は、図示では略同様の波形を示すが、検査対象となる基板1の特性に応じて、増加期間と減少期間で大きく異なるものであってもよい。これは、検査プローブ21uを基板1に接触/離間させる場合には、夫々基板1の特性や検査プローブ21uの特性や材質による影響が大きく、好適な状態で接触/離間させなければ、検査プローブ21uと基板1との良好な電気的接続状態が生まれ得ないからである。このため、増加期間と減少期間の期間自体が同期間である必要は無く、相違した期間を有しても良い。
ところで、この実施形態では、調整モードにおいて、ダイヤル操作部15を回動又は回転することにより、検査ヘッド20Uと検査ヘッド20Dを片方ずつ基板1に近づける操作を基本とする。
一方、プロット入力された押込み量の軌跡データを参照して基板1を検査するモードでは、検査ヘッド20Uと検査ヘッド20Dを得られた最適な移動ができるように交互に又は同時に増加又は減少させることができる。
図8は、本発明の一実施形態に係る基板検査装置の動作を説明するためのフローチャートである。次に、図1ないし図8を参照して、図8のフローに沿って基板検査装置の具体的な動作を説明する。なお、本動作は、基板検査装置が検査モードを実施する前段階の調整モードの場合であって、検査ヘッドと基板が好適に接触するように、基板検査装置に検査ヘッドが装着される毎に実行されることが好ましい。
(上側検査プローブ21uの押込み量の調整モード)
作業者は、タッチパネル14に表示されるモード選択ボタン及びスタートボタンのアイコンを操作して、検査プローブ21uの押込み量の調整モードを選択する。これに応じて、CPU71はプログラム記憶部72に記憶されているプログラムに基づいて、以下の処理を実行する。
すなわち、ステップ(以下の説明及び図8では「S」の記号で略して示す)1において、調整モードが選択されたか否かが判断される。調整モードの選択されたことが判断されると、S2において、検査ヘッド20Uの調整モードか否かが判断される。検査ヘッド20Uの調整モードであれば、S3において、ダイヤル操作部15の操作が初期位置(又はゼロ点)を超えたか否かが判断され、ダイヤル操作部15が操作されるのを待つ。初期位置を超えて操作されると、複数の検査プローブ21uのプランジャー212が基板1の表面に接触する位置まで、検査ヘッド20Uが降下される。このときの押込み量はゼロの状態である。
S5において、ダイヤル操作部15が増加方向に操作されているか否かが判断される。この場合、作業者によって、ダイヤル操作部15を徐々に増加する方向に操作されるので、そのことが判断されて、S6へ進む。S6では、検査ヘッド20Uを微少量下降させて、複数の検査プローブ21uの押込み量を微少量だけ増加させる。
S7において、複数の検査プローブ21uによって順次される電気的特性が測定される。この測定処理は、検査プローブ選択回路78が複数の検査プローブ21uを順次選択して、電流を供給する。このとき、複数の検査プローブ21uによって検出された電気信号(アナログ値)がA/D変換回路77によって順次A/D変換されて、インターフェース75を介してCPU71に与えられる。このようにして、検査プローブ21によって検出された押込み量に相関する電気的特性データが測定され、一時記憶される。
なお、検査ヘッド20Uの全ての検査プローブ21uが基板1の配線パターン又は接点等のコンタクトに同時に接触していない場合もあるので、有効な検出値のある検査プローブの出力を統計的手法によって演算(例えば平均値を算出)して、測定結果としてもよい。
S8において、操作スイッチ16が押圧されたか否かが判断される。操作スイッチ16が押圧されなければS5へ戻り、操作スイッチ16が押圧されるまでS5〜S8の処理を繰り返し、操作スイッチ16が押圧されるまで待機する。
操作スイッチ16の押圧されたことが判断されると、S9において、あるタイミング(例えば図5の例では、t1〜t5の何れかのタイミング)のプロット入力すべき押込み量の値がRAM73に記憶(格納)される。
そして、S10において、記憶された押込み量の値が検査ヘッド20Uの過度の移動(下降)を制限すべき上限値に達したか否かが判断される。上限値に達していなければS5へ戻り、S5〜S10の動作を繰り返す。
このようにして、検査プローブ21uの押込み量の増加期間の処理が行われる。
この場合、ダイヤル操作部15の操作(回動)を早く行えば、押込み量の増加速度が速く、ゆっくり行えば増加速度を遅くできるので、ダイヤル操作部15の操作に応じて増加する曲線の傾きを調整できことになる。
一方、S10において、上限値に達していることが判断されると、S11において、検査ヘッド20Uの下降が制限される。
これによって、適正な押込み量の範囲の上限値(換言すると、プレス到達点又は検査機学習値)以上は、動作しないように制限をかけることにより、ダイヤル操作部15の回し過ぎによる検査ヘッド20Uの過度な下降を防止している。
S11の後、又は上述のS5においてダイヤル操作部15の操作が増加操作ではないことが判断されると、S12へ進む。S12において、ダイヤル操作部15の操作が減少か否かが判断される。減少であることが判断されると、S13において、検査ヘッド20Uを微少量だけ上昇させて、複数の検査プローブ21uの押込み量を微少量だけ減少させる。
続いて、S14において、複数の検査プローブ21uの電気的特性の測定処理が行われるが、この処理はS7と同様なので説明を省略する。S14において、操作スイッチ16が押圧されたか否かが判断される。押圧されていない場合は、S12へ戻り、操作スイッチ16が押圧されるまでS12〜S15の処理を繰り返し、操作スイッチ16が押圧されるまで待機する。
操作スイッチ16の押圧されたことが判断されると、S16において、あるタイミング(t1〜t5の何れかのタイミング)のプロット入力すべき押込み量の値がRAM73に記憶される。
そして、S17において、検査ヘッド20Uが初期接触状態のZ位置まで戻されたか否かが判断される。初期接触状態の位置まで戻っていなければ、S12へ戻り、S12〜S17の動作を繰り返す。
このようにして、検査プローブ21uの押込み量を減少するようにプロット入力する処理が行われる。
検査ヘッド20UがZ軸の初期接触状態の位置まで戻されたことが判断されると、S18において、検査ヘッド20Uを所定量だけ上昇させて、一連の調整モードを終了し、S1へ戻る。
このようにして、検査ヘッド20Uの押込み量の増加期間及び減少期間において記憶された値の連続する曲線(すなわちプロットした点を結んだ曲線)が、検査ヘッド20Uを移動制御するための軌跡データ(プロファイルデータ)として求められ、RAM73に記憶されることになる。そして、増加期間にて検査ヘッド20Uが基板に近接/接触されることになり、減少期間にて検査ヘッド20Uが離間されることになる。また、増加期間と減少期間の間で、基板の検査が実行されることになる。
(下側検査プローブ21dの押込み量の調整モード)
このモードでは、作業者は、タッチパネル14に表示されるモード選択ボタン及びスタートボタン等のアイコンを操作して、検査プローブ21dの押込み量の調整モードを選択する。
これに応じて、上述のS2において、検査ヘッド20Uの調整でないことが判断され、S21において検査ヘッド20Dの調整であることが判断される。そして、S22において、検査ヘッド20Dの調整処理が行われる。
検査ヘッド20Dの調整処理は、上述のS3〜S18において説明した検査ヘッド20Uの調整処理の動作のうち、移動制御の対象が検査ヘッド20Uに代えて検査ヘッド20Dであり、押込み量をプロット入力する対象が検査プローブ21uに代えて検査プローブ21dのものであり、移動方向が増加期間では上昇させかつ減少期間では下降させる処理である点を除いて、略同様なので、詳細な説明を省略する。
ところで、上述の説明では、基板1が両面基板の場合において、検査ヘッド20Uと検査ヘッド20Dの両方の移動量を調整して、検査プローブ21uと検査プローブ21dの押込み量を個別に調整してプロット入力する場合を述べた。しかし、片面基板の場合は、一方の検査ヘッド20Uの移動量を調整して、検査プローブ21uの押込み量をプロット入力するだけでよいことは勿論である。
また、基板1が片面だけに圧力を加えると反りや湾曲を生じやすいフレキシブル基板の場合は、表面と裏面から交互に圧力を加えるように、検査プローブ21uと検査プローブ21dの押込み量を交互にプロット入力してもよい。本願発明により、基板に対して、最も好適な検査ヘッドの接触・離間状態(移動)を提供することができるようになる。
(軌跡データに基づく検査モード)
作業者は、タッチパネル14に表示されるモード選択ボタン及びスタートボタンのアイコンを操作して、軌跡データ(又はプロファイルデータ)に基づく検査モードを選択する。この検査モードは、検査プローブ21u,21dの押込み量を制御して基板1を検査する、基板検査装置10の本来的な機能を実行するモードである。
上記操作に応じて、上述のS2において、検査ヘッド20Uの調整でないことが判断され、S31において検査モードであることが判断される。S32において、検査プログラムに基づいて、基板1の検査処理が実行される。
具体的には、検査ヘッド20U用の軌跡データを参照して、複数の検査プローブ21uの押込み量を制御する処理が行われるとともに、検査ヘッド20D用の軌跡データを参照して複数の検査プローブ21dの押込み量を制御する処理が行われる。好ましくは、複数の検査プローブ21uの押込み量と複数の検査プローブ21dの押込み量の制御は、図5に示す上側用軌跡データと下側用軌跡データの時間を同期させて、交互に徐々に変化させるように処理される(これを同期運転という)。
一方、S31において検査モードでないことが判断されると、S33においてその他の処理が行われる。そして、S32またはS33の後、一連の動作を終了する(又はS1へ戻る)。
以上説明したように、この実施例によれば、検査プローブ21u,21Dのプランジャー212の先端が基板1(ワーク)に接触してから、プレス到達点までの数箇所のポイントを、基板1が上下に変位又は変形しないように、目視確認しながら検査ヘッド20U,20Dの移動量(結果として、検査プローブの押込み量)を交互にダイヤル操作部15によって調節しながら、プロット入力して記憶させているので、ディジタル的に移動量を数値入力するものに比べて、調整が容易となり、プロット入力の時間を大幅に短縮でき、作業効率を一層向上できる。
(変形実施例)
ダイヤル操作部15を正方向に回せば、上側検査ヘッド20Uと下側検査ヘッド20Dが同期して基板1に近づき、ダイヤル操作部15を逆方向に回せば、検査ヘッド20Uと下側検査ヘッド20Dが同期して離れる方向に移動するようにしてもよい。また、ダイヤル操作部15から手を離せばそこで静止し、ダイヤル操作部15をゆっくり回せばゆっくり動作し、速くまわせば、早く動作するようにしても良い。
また、ダイヤル操作部15ではなく、従来GATSと同じくプレスボタンを押せば、全自動でプレスすることも可能である。
この発明の基板検査装置は、フレキシブル基板やベークライト基板、又は片面基板や両面基板等の材質,形態等の異なる各種基板の電気的特性の検査用に、産業上の利用性が高い。
1 基板
10 基板検査装置
11 筐体
12 枠部分
13 窓
14 タッチパネル
15 アナログ操作部
16 操作スイッチ
20U 上部検査ヘッド(検査ヘッド)
20D 下部検査ヘッド(検査ヘッド)
21u,21d 検査プローブ
30 第1の移動機構(X軸方向の移動機構)
40 第2の移動機構(Y軸方向の移動機構)
50 第3の移動機構(Z軸方向の移動機構)
60 基板搬送機構
70 制御回路(制御手段)
71 CPU
72 プログブラム記憶部
73 RAM
74 測定回路
75 インターフェース
76 可変抵抗器
77,79 A/D変換回路
78 プローブ選択回路

Claims (5)

  1. 複数の配線パターン又は接点が形成されることによって複数の検査用コンタクトを含む基板の電気的特性を測定し、当該基板の良否を検査するための基板検査装置であって、
    複数の検査プローブを含む少なくとも1つの検査ヘッド、
    前記検査ヘッドを前記基板の少なくとも一方主面に対して垂直な一方方向から移動させて、前記複数の検査プローブを当該基板の所定の検査コンタクトに導通接触させる移動機構、
    アナログ的に調節操作することによって、前記移動機構による前記検査ヘッドの移動量を調節するアナログ操作部、および
    前記アナログ操作部の操作量に応じて、前記移動機構の移動量を制御して、前記検査ヘッドの複数の検査プローブが前記基板の検査コンタクトに対して接触するときの押込み量を調整する制御手段を備えた、基板検査装置。
  2. 前記アナログ操作部は、ダイヤル操作部であり、
    前記基板検査装置は、前記押込み量が適切な状態であることを入力指示する操作スイッチをさらに備え、
    前記制御手段は、記憶手段を含み、
    前記制御手段は、前記操作スイッチの操作に応じて、適切な押込み量になった状態における前記ダイヤル操作部の操作量に応じた押込み量に関するデータを前記記憶手段に記憶させる記憶制御部をさらに含む、請求項1に記載の基板検査装置。
  3. 前記基板検査装置は、押込み量を調節する調節モードと、予め調節した押込み量となるように前記複数の検査プローブを前記基板に接触させた状態で前記基板を検査する検査モードとの何れかに切換えるモード切換手段をさらに備え、
    前記記憶制御部は、前記モード切換手段によって調節モードが選択されているとき、前記押込み量に関するデータを前記記憶手段に記憶させ、
    前記制御手段は、前記モード切換手段によって検査モードが選択されているとき、前記移動機構の移動量を制御して、前記検査ヘッドの複数の検査プローブが前記基板の検査コンタクトに対して接触するときの押込み量を自動的に調節して、当該基板の良否を検査する、請求項2に記載の基板検査装置。
  4. 前記基板検査装置によって検査される基板は、その表面と裏面の両面に、複数の配線パターン又は接点が形成された、複数の検査用コンタクトを含み、
    前記検査ヘッドは、前記基板の表面の複数の検査用コンタクトと導通接触する複数の検査プローブを含む第1の検査ヘッドと、前記基板の裏面の複数の検査用コンタクトと導通接触する複数の検査プローブを含む第2の検査ヘッドとを含み、
    前記移動機構は、前記第1の検査ヘッドを前記基板の上部位置から下降させ又は下降した位置から上昇させる第1の移動機構と、前記第2の検査ヘッドを前記基板の下部位置から上昇させ又は上昇した位置から下降させる第2の移動機構とを含み、
    前記制御手段は、前記アナログ操作部の操作に基づいて、前記第1の検査ヘッドの複数の検査プローブが前記基板の表面の複数の検査用コンタクトに対して接触するときの押込み量を調整するとともに、前記第2の検査ヘッドの複数の検査プローブが前記基板の裏面の複数の検査用コンタクトに対して接触するときの押込み量を調整する、請求項1又は請求項3に記載の基板検査装置。
  5. 前記アナログ操作部は、前記第1の検査ヘッドの複数の検査プローブが前記基板の表面の検査用コンタクトに対して接触するときの押込み量を調整する第1のダイヤル操作部と、前記第2の検査ヘッドの複数の検査プローブが前記基板の裏面の検査用コンタクトに対して接触するときの押込み量を調整する第2のダイヤル操作部とを含み、
    前記基板検査装置は、適切な押込み量になった状態であることを入力指示する操作スイッチをさらに備え、
    前記制御手段は、記憶手段を含み、
    さらに、前記制御手段は、前記第1のダイヤル操作部の操作量と前記操作スイッチの操作に応じて、適切な押込み量になった状態における前記第1の検査ヘッドの押込み量に関するデータを前記記憶手段に記憶させるとともに、前記第2のダイヤル操作部の操作量と前記操作スイッチの操作に応じて、適切な押込み量になった状態における前記第2の検査ヘッドの押込み量に関するデータを前記記憶手段に記憶させる記憶制御部を含む、請求項4に記載の基板検査装置。
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