JP2010207819A - レーザ加工装置およびそのノズル判定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノズルの交換時に取付けられたノズルが、加工条件に見合ったノズルであるか否かを判定することができるレーザ加工装置を得ること。
【解決手段】加工条件に対応して使用されるノズル種類と、ノズル種類ごとにノズル−被加工物間距離と静電容量の関係を示す基準キャリブレーションデータと、を記憶するノズル情報記憶部114と、ノズル交換時にキャリブレーション処理部117で実行されたキャリブレーション結果を、被加工物の材質と厚さを含む加工条件に基づいて選択される選択ノズル種類に対応するノズル情報記憶部114中の基準キャリブレーションデータと比較して、選択ノズル種類に対応するノズルが装着されているか否かを判定するノズル判定処理部118と、を備える。
【選択図】 図3

Description

この発明は、被加工物に対してレーザ光を用いて加工を行うレーザ加工装置およびそのノズル判定方法に関するものである。
レーザ加工装置では、加工対象である被加工物の材質や厚さなどに応じて、被加工物の加工を行う位置に対してレーザ光を照射させる加工ヘッドのノズルを変える必要がある。このノズルの交換は、レーザ加工装置の使用者による手交換が一般的である。
このようなレーザ加工装置において、レンズ組立体および/またはノズルを交換するときに、レンズ組立体および/またはノズルに設けられた識別媒体から、これらの部品を識別する機能情報と、これらの部品の過去の使用環境とメンテナンス状況を含む履歴情報と、を読み出し、これから行う被加工物の加工で使用される加工条件に見合ったレンズ組立体および/またはノズルが使用されているか否かを判定するレンズおよびノズルの管理方法が従来提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2001−322127号公報
上記したように、レーザ加工装置のノズルの交換は、使用者による手交換が一般的であり、装着間違いなどが発生することもある。その際には、上記の特許文献1に記載の従来技術は有効である。しかしながら、この特許文献1の技術では、レンズ組立体やノズルごとに、それぞれの部品についての機能情報や履歴情報を記録する識別媒体を設けなければならず、識別媒体が付されていない部品については、それが加工にふさわしい部品であるのか否かの判定を行うことができないという問題点があった。また、ノズルが加工条件に対して正しいノズルであるか否かを判定する際に、識別媒体が必要であり、この識別媒体から機能情報などを読み出さなければならないので、判定のための時間が必要になってしまうという問題点もあった。
この発明は、上記に鑑みてなされたもので、レーザ加工装置において、ノズルの交換時に取付けられたノズルが、加工条件に見合ったノズルであるか否かを、ノズルに識別媒体を付すことなく判定することができるレーザ加工装置およびそのノズル判定方法を得ることを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかるレーザ加工装置は、被加工物とレーザ光を照射するノズルとの距離を静電容量によって求め、前記ノズルの交換時にノズル−被加工物間距離と静電容量の関係をキャリブレーションするキャリブレーション処理手段を有するレーザ加工装置において、被加工物の材質と厚さを含む加工条件に対応して使用されるノズル種類と、前記ノズル種類ごとにノズル−被加工物間距離と静電容量の関係を示す基準キャリブレーションデータと、を記憶するノズル情報記憶手段と、ノズルが交換された際に前記キャリブレーション処理手段で実行されたキャリブレーション結果を、被加工物の材質と厚さを含む加工条件に基づいて選択される選択ノズル種類に対応する前記ノズル情報記憶手段中の基準キャリブレーションデータと比較して、前記選択ノズル種類に対応するノズルが装着されているか否かを判定するノズル判定処理手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、ノズルにノズルを識別する情報が記録された識別媒体を取付けることなく、ノズル交換時に取付けたノズルが加工条件に見合うものであるか否かの判定を行うことができるという効果を有する。また、この判定を、ノズルを装着した際に必ず行われるキャリブレーション処理の結果を用いて行うようにしたので、ノズルの判定に際して新たな機械的な動作が必要な処理工程を用いることなく、識別媒体からの情報の読取などを行う場合に比して、ノズル判定の処理時間を短縮化することができるという効果も有する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるレーザ加工装置およびそのノズル判定方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、これらの実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、この発明にかかるレーザ加工装置の構成の一例を示す図であり、図2は、レーザ加工装置に装着される加工ヘッドの種類の一例を示す図である。このレーザ加工装置は、加工台1と、加工台1上に設けられ、加工対象である被加工物Wを保持する加工テーブル2と、被加工物Wに対してレーザ加工処理を行う加工ヘッド3と、加工ヘッド3の先端部に取り付けられるノズル4と、加工ヘッド3の位置の制御などを行う数値制御装置11と、を備える。ここで、加工テーブル2上の互いに直交する2つの方向をX軸とY軸とし、これらに垂直な方向をZ軸とする。
加工ヘッド3は、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に移動可能なように図示しないX軸サーボモータ、Y軸サーボモータおよびZ軸サーボモータに接続され、X軸サーボモータ、Y軸サーボモータおよびZ軸サーボモータはそれぞれ数値制御装置11に接続される。これによって、加工ヘッド3は、加工テーブル2上の任意の位置に移動させることができるとともに、被加工物Wとの間の距離を任意に変えることができる。
加工ヘッド3の先端部に装着されるノズル4は、図2に示されるように、複数の種類のものが用意される。これは、被加工物Wの材質や厚さによって、加工に適したノズル形状が変わるためである。これらのノズル4は、金属(導電性材料)によって形成される。ここでは、ノズルA〜Cの3種類のものが例示されているが、これらの種類に限られるものではない。
数値制御装置11は、マンマシンインタフェースとして、操作盤111、液晶表示装置などの表示装置による画面表示部112を具備する。そして、数値制御装置11は、加工プログラムにしたがって、X軸サーボモータ、Y軸サーボモータ、Z軸サーボモータを駆動して、加工テーブル2上の被加工物Wに対するノズル4の離間距離を所定の値に保持しながら、レーザ加工を行う。
また、数値制御装置11は、レーザ加工だけでなく、ノズル4交換時に、ノズル高さを認識するためのキャリブレーション処理も行う。加工テーブル2上には、交換により装着されたノズル4のキャリブレーション処理を行うためのキャリブレーション作業領域12が設けられている。このキャリブレーション作業領域12は、加工テーブル2上に鉄板などの金属板が設けられたものであり、キャリブレーション処理時に、装着したノズル4をこのキャリブレーション作業領域12へと移動させて、金属(導電性材料)で構成されるノズル4とキャリブレーション作業領域との間の静電容量を測る際に使用される。なお、キャリブレーション処理の詳細については、後述する。
図3は、図1の数値制御装置の機能構成を模式的に示すブロック図である。この数値制御装置は、操作盤111と、画面表示部112と、表示処理部113と、ノズル情報記憶部114と、加工情報設定部115と、加工情報記憶部116と、キャリブレーション処理部117と、ノズル判定処理部118と、加工制御部119と、これらの各処理部を制御する制御部120と、を備える。
操作盤111は、使用者による加工条件や加工プログラムなどの入力、キャリブレーション処理などのコマンドの入力を受け付ける入力インタフェースとなるものであり、キーボードやボタンなどの入力装置によって構成される。加工条件としては、被加工物の材質と厚さを含む条件が入力される。画面表示部112は、使用者に対して、現在の加工状況などの情報を視覚的に表示するものであり、液晶表示装置などの表示装置によって構成される。表示処理部113は、他の処理部によって作成された情報を画面表示部112に表示する処理を行う。
ノズル情報記憶部114は、加工条件(被加工物の材質や被加工物の厚さ)に対応付けられる最適なノズルの種類と、ノズル種類ごとのノズル4−被加工物W間距離と静電容量との関係を示す基準キャリブレーションデータと、を含むノズル情報を記憶する。
加工情報設定部115は、操作盤111から入力された加工条件に合致するノズル種類をノズル情報記憶部114から選択し、選択したノズル種類(以下、選択ノズル種類という)を装着するように使用者に対して指示する情報を作成する。この選択ノズル種類を指示する情報は、表示処理部113に渡され、画面表示部112で表示出力される。また、加工情報設定部115は、操作盤111から入力された加工条件や加工プログラムを加工情報として加工情報記憶部116に記憶する。加工情報記憶部116は、操作盤111から入力された加工条件や加工プログラム、選択ノズル種類などの加工情報が記憶される。
キャリブレーション処理部117は、加工ヘッド3のノズル4が交換された場合に、交換後のノズル4に対して、ノズル−被加工物間距離を校正(キャリブレーション)する処理を行う。この実施の形態1では、ノズル4の接触傷防止の面から非接触型の静電容量方式で、ノズル−被加工物間距離を測定するものを用いる場合を対象としている。この静電容量方式でノズル−被加工物間距離を測定する場合には、金属材料(導電性材料)で形成されているノズル形状が変化すると、ノズル−被加工物間の静電容量も変化するために、それまで使用していたノズル−被加工物間距離と静電容量の関係を使用できなくなり、そのために校正する必要がある。そのため、通常、静電容量の異なるノズルを交換した場合に、キャリブレーション処理を行う。
この静電容量を利用したキャリブレーション処理の一例について説明する。ノズル4(加工ヘッド3)を金属板が配置されたキャリブレーション作業領域12へと移動させ、ノズル4の高さを所定の範囲で変化させる。その範囲内での所定の高さごとに、金属(導電性材料)で構成されるノズル4に交流信号を印加して、キャリブレーション作業領域12の金属板との間の静電容量にしたがって変化する交流信号を検出し、ノズル4と金属板との間の静電容量(直流信号)を求める。そして、ノズル4の高さと静電容量との間の関係をキャリブレーション結果としてプロットする。なお、キャリブレーション処理は、キャリブレーション作業領域12で行う必要はなく、ノズル4の先端と対向する部分が金属板であれば、加工テーブル2や被加工物W上で行ってもよい。
図4は、キャリブレーション処理部で得られたキャリブレーション結果の一例を示す図である。この図で、横軸は、静電容量から得られるセンサ電圧の値を示し、縦軸は被加工物(金属板)からのノズル高さを示している。これらの横軸と縦軸はともに任意単位である。この図に示されるように、ノズル4の種類によって、ノズル高さでのセンサ電圧(静電容量)が異なってくる。
ノズル判定処理部118は、選択ノズル情報と加工ヘッド3に装着されたノズル4とが同じものであるか否か、または、装着されたノズル4が損傷しているか否かを判定する。判定の結果、異なる場合または損傷している場合には、装着されたノズル4が異なるものであることを示す警告情報を表示処理部113に渡し、画面表示部112を介して使用者に警告情報を表示出力する。
具体的には、ノズル判定処理部118は、キャリブレーション処理部117によるキャリブレーション結果を、ノズル情報記憶部114から取得した選択ノズル種類に対応する基準キャリブレーションデータと比較して、加工ヘッド3に装着されたノズル4が、選択ノズル情報と同じものか否かを判定する。一般的に、キャリブレーション結果をn次(nは自然数)で近似した場合に、近似して得られた係数が、基準キャリブレーションデータをn次近似した場合の係数の値から所定の範囲内に収まるときは、装着されたノズル4が選択ノズル種類と同じものであると判定する。また、キャリブレーション処理部117によって求められた係数が、基準キャリブレーションデータから求められる係数の値から所定の範囲内に収まらないときは、装着されたノズル4が選択ノズル種類と同じものでないか、または装着されたノズル4が選択ノズル種類と同じものであるが損傷していることが考えられる。そのため、この場合には、ノズル4を正当なものと交換する旨の表示画面を表示処理部113に渡す。
近似の方法として、たとえば、キャリブレーション結果が、1次式で近似できる場合には、キャリブレーション処理部117によるキャリブレーション結果と基準キャリブレーションデータとを1次近似した場合の傾きによって両者が等しいか否かを判定する。しかし、種類が異なるノズル4同士で、キャリブレーション結果に大きな相違がない場合には、2次以上の近似を用いて判定を行う必要がある。実験を行った結果では、4次以上の近似で精度良く判定を行うことができる。
加工制御部119は、加工情報記憶部116に記憶されている加工プログラムと加工条件に基づいて、被加工物Wに対する加工制御を行う。
つぎに、このレーザ加工装置におけるノズル判定処理について説明する。図5は、この発明によるレーザ加工装置のノズル判定処理の実施の形態1の手順の一例を示すフローチャートである。使用者によって操作盤111を介して、数値制御装置11側で被加工物Wの材質と厚さを含む加工条件や加工プログラムが設定される(ステップS11)。ついで、加工情報設定部115は、入力された加工条件中の被加工物Wの材質と厚さから、その被加工物Wに適するノズル種類を、ノズル情報記憶部114から選択する(ステップS12)。その後、加工情報設定部115によって作成された選択ノズル種類を装着するように指示する表示画面を、表示処理部113は画面表示部112に表示する(ステップS13)。なお、このとき、加工情報設定部115は、加工情報記憶部116に、入力された加工条件や加工プログラム、選択されたノズル種類を記憶させる。
使用者が画面表示部112に表示された内容にしたがって加工ヘッド3にノズル4を装着する(ステップS14)。その後、使用者によってキャリブレーション処理の実行が操作盤111を介して指示されると、キャリブレーション処理部117は、キャリブレーション処理を開始する(ステップS15)。このキャリブレーション処理は、加工テーブル2上のキャリブレーション作業領域12上で行うように、加工ヘッド3が図示しないX軸サーボモータ、Y軸サーボモータおよびZ軸サーボモータを介して駆動制御される。このキャリブレーション処理では、上述したように、ノズル4の各高さにおける静電容量(またはそれに変換可能な値)が測定される。なお、このキャリブレーション処理は、ノズル4を交換した場合に、必ず行われる処理であり、ノズル判定処理のためだけに行われる処理ではない。
ついで、ノズル判定処理部118は、キャリブレーション処理部117で得られたキャリブレーション結果が、ノズル情報記憶部114に記憶されている選択ノズル種類に対応するノズル4の基準キャリブレーションデータと一致するかを判定する(ステップS16)。その結果、両者が一致する場合(ステップS16でYesの場合)には、ノズル判定処理部118は、加工作業を継続してもよいと判定し(ステップS17)、表示処理部113は、続く加工処理を行うための表示画面を画面表示部112に表示させるなどして、ノズル判定処理が終了する。一方、両者が一致しない場合(ステップS16でNoの場合)には、両者が一致しない理由として、選択ノズル種類で指示されたノズルが加工ヘッド3に装着されていないか、または選択ノズル種類で指示されたノズル4が加工ヘッド3に装着されているがノズル4が損傷しているかのいずれかであると考えられる。そのため、ノズル判定処理部118は、所定のノズル4が装着されているかおよびノズル損傷がないかを確認することを指示する警告画面を作成し、表示処理部113は画面表示部112にその警告画面を表示する(ステップS18)。そして、ノズル判定処理が終了する。
この実施の形態1によれば、ノズル4を交換した際には必ず行うキャリブレーション処理の結果を用いて、加工条件に合致するノズル4が加工ヘッド3に装着されているか否かを判定するようにしたので、ノズル4の種類を示す情報を記録した識別媒体をノズル4に装着する必要がないという効果を有する。また、この加工処理を行うための正しいノズル4が装着されているかを確認するための機械的な処理工程を必要とすることなく、ノズル4を交換した際に必ず行われるキャリブレーション処理の結果を用いるので、識別媒体中の情報を読込む処理が必要な従来の方法に比して、処理時間を短くすることができるという効果も有する。
実施の形態2.
実施の形態1では、ノズル判定処理部118は、キャリブレーション結果が、加工情報設定部115で選択された選択ノズル種類の基準キャリブレーションデータと一致しない場合に、選択ノズル種類が装着されていないかおよび装着されたノズル4に損傷があるかのいずれかである旨を警告する場合を説明した。この実施の形態2では、実施の形態1よりもさらに詳細なノズル判定を行う場合を説明する。
この実施の形態2におけるレーザ加工装置(数値制御装置11を含む)の構成は、実施の形態1で説明したものと同じであるので、その説明を省略し、ノズル判定処理について説明する。
図6は、この発明によるレーザ加工装置のノズル判定処理の実施の形態2の手順の一例を示すフローチャートである。まず、図5のステップS11〜ステップS15と同じ処理を行って、交換されたノズル4のキャリブレーション処理を行う(ステップS31〜ステップS35)。すなわち、加工情報設定部115で、加工条件に見合った選択ノズル種類を使用者に提示し、使用者によってノズル4が加工ヘッド3に装着される。その後、キャリブレーション処理部117がキャリブレーション処理を実行し、所定の高さごとに測定された静電容量を、キャリブレーション作業領域12の金属板とノズル先端との間の距離と、静電容量との関係を示すキャリブレーション結果として記録する。
ついで、ノズル判定処理部118は、ノズル情報記憶部114から選択ノズル種類に対応する基準キャリブレーションデータを抽出した後(ステップS36)、キャリブレーション結果が基準キャリブレーションデータと一致するか否かを判定する(ステップS37)。キャリブレーション結果が基準キャリブレーションデータと一致する場合(ステップS37でYesの場合)には、ノズル判定処理部118は、加工作業を継続してもよいと判定し(ステップS38)、表示処理部113は、続く加工処理を行うための表示画面を画面表示部112に表示させるなどして、ノズル判定処理が終了する。
一方、キャリブレーション結果が基準キャリブレーションデータと一致しない場合(ステップS37でNoの場合)には、ノズル判定処理部118は、ノズル情報記憶部114に他のノズル種類の基準キャリブレーションデータが存在するかを判定し(ステップS39)、他のノズル種類の基準キャリブレーションデータが存在する場合(ステップS39でYesの場合)には、他のノズル種類の基準キャリブレーションデータをノズル情報記憶部114から抽出し(ステップS40)、キャリブレーション結果が取得した他のノズル種類の基準キャリブレーションデータと一致するか否かを判定する(ステップS41)。
キャリブレーション結果が取得した他のノズル種類の基準キャリブレーションデータと一致する場合(ステップS41でYesの場合)には、ノズル判定処理部118は、加工ヘッド3に装着されたノズル4が、加工情報設定部115で選択された選択ノズル種類とは異なるノズル種類であると判定する。そして、選択ノズル種類を装着する旨の警告を、表示処理部113を介して画面表示部112に出力し(ステップS42)、ノズル判定処理が終了する。また、キャリブレーション結果が取得した他のノズル種類の基準キャリブレーションデータと一致しない場合(ステップS41でNoの場合)には、ステップS39へと戻る。
また、ステップS39で、ノズル情報記憶部114に他のノズル種類の基準キャリブレーションデータが存在しない場合(ステップS39でNoの場合)には、ノズル判定処理部118は、比較対象となるノズル情報記憶部114に基準キャリブレーションデータがなく、すべてのノズル種類の基準キャリブレーションデータとも一致しないので、加工ヘッド3に装着したノズル4が損傷しているものと判定する。そして、装着したノズル4が損傷していないか確認する旨の警告を、表示処理部113を介して画面表示部112に出力する(ステップS43)。以上によって、ノズル判定処理が終了する。
この実施の形態2によれば、実施の形態1の効果に加えて、装着されているノズル4が、選択ノズル種類で指示されたノズル種類が装着されていないのか、または損傷したノズル4が装着されているのかという判断までを使用者に対して提供することができるという効果を有する。
なお、上述した説明では、数値制御装置11の加工情報設定部115が、操作盤111から入力された加工条件に合致する選択ノズル種類を装着するように使用者に対して指示する場合を例に挙げたが、これは一例であり、使用者が加工条件表に基づいて選択ノズル種類を装着してもよい。
以上のように、この発明にかかるレーザ加工装置は、交換したノズルの正当性を評価する場合に有用である。
この発明によるレーザ加工装置の構成の一例を示す図である。 レーザ加工装置に装着される加工ヘッドの種類の一例を示す図である。 図1の数値制御装置の機能構成を模式的に示すブロック図である。 キャリブレーション結果の一例を示す図である。 この発明によるレーザ加工装置のノズル判定処理の実施の形態1の手順の一例を示すフローチャートである。 この発明によるレーザ加工装置のノズル判定処理の手順の実施の形態2の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 加工台
2 加工テーブル
3 加工ヘッド
4 ノズル
11 数値制御装置
12 キャリブレーション作業領域
111 操作盤
112 画面表示部
113 表示処理部
114 ノズル情報記憶部
115 加工情報設定部
116 加工情報記憶部
117 キャリブレーション処理部
118 ノズル判定処理部
119 加工制御部
120 制御部

Claims (3)

  1. 被加工物とレーザ光を照射するノズルとの距離を静電容量によって求め、前記ノズルの交換時にノズル−被加工物間距離と静電容量の関係をキャリブレーションするキャリブレーション処理手段を有するレーザ加工装置において、
    被加工物の材質と厚さを含む加工条件に対応して使用されるノズル種類と、前記ノズル種類ごとにノズル−被加工物間距離と静電容量の関係を示す基準キャリブレーションデータと、を記憶するノズル情報記憶手段と、
    ノズルが交換された際に前記キャリブレーション処理手段で実行されたキャリブレーション結果を、被加工物の材質と厚さを含む加工条件に基づいて選択される選択ノズル種類に対応する前記ノズル情報記憶手段中の基準キャリブレーションデータと比較して、前記選択ノズル種類に対応するノズルが装着されているか否かを判定するノズル判定処理手段と、
    を備えることを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 前記ノズル判定処理手段は、前記キャリブレーション結果と前記基準キャリブレーションデータとが一致せず、前記キャリブレーション結果が、前記ノズル情報記憶手段中のすべての他のノズル種類の基準キャリブレーションデータと一致しない場合に、交換されたノズルが損傷していると判定することを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 加工ヘッドの先端にノズルを装着し、前記ノズルを被加工物の加工位置に対向させてレーザ光を照射して加工を行うレーザ加工装置のノズル判定方法において、
    入力された被加工物の材質と厚さを含む加工条件に対応して使用されるノズル種類を選択ノズル種類として選択する第1の工程と、
    前記加工ヘッドに使用者によって加工ヘッドが交換されると、ノズル−被加工物間距離と静電容量の関係をキャリブレーションする第2の工程と、
    前記加工ヘッドのキャリブレーション結果を、前記第1の工程で得られた選択ノズル種類のノズル−被加工物間距離と静電容量の関係を示す基準キャリブレーションデータと比較して、前記選択ノズル種類に対応するノズルが装着されているか否かを判定し、前記キャリブレーション結果と前記基準キャリブレーションデータとが一致しない場合に、前記ノズルの異常を前記使用者に対して通知する第3の工程と、
    を含むことを特徴とするレーザ加工装置のノズル判定方法。
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