JP2014070440A - 階段およびその施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造を有し、施工現場で容易に施工することができると共にレイアウトも自在に設定することができ、且つ、歩行者の安全性も確保することができる、災害発生時の避難手段として用いられて好適な階段およびその施工方法を提供する。
【解決手段】階段10は、複数の段板部材14と、鉛直方向に立設されるように傾斜面Aに固定され、複数の段板部材14を略水平に支持するとともに、複数の段板部材14を傾斜面Aの所望する登坂方向に沿って順次階段状に支持する複数の支柱部材12と、段板部材14の上面に対して平行となるように支柱部材12の軸方向の中間部に間隔を隔てて配置され、段板部材14と支柱部材12とを着脱自在に連結する連結部18a,18bと、登坂方向で見て段板部材14の左右方向の少なくとも一方側に配置され、支柱部材12に支持される手摺部材16と、を含むことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、階段およびその施工方法に関し、特に、山,丘陵等の傾斜面に構築され、地震、津波および洪水等の災害発生時の避難手段として用いられて好適な、階段およびその施工方法に関する。
本発明の背景となる従来の避難手段の一例としては、例えば、津波・洪水等の非常事態発生時の想定水位を越える高さに高所避難場所を備えるとともに同避難場所に登る手段とを備えてなる避難タワーと、同避難タワーを設置基盤に固定する手段とを有し、避難タワーは、互いに離間した複数本の支柱を連結してなるものとされ、その内空間に、登る手段に通じるようにして避難場所を設定してある、津波・洪水等の非常事態からの避難装置があった。
この避難装置は、設置基盤から立ち上がるようにして固定して立設される支柱と、支柱の高い位置に設けられた避難ステージと、地上からの避難者を避難ステージに導くことのできる昇降手段とを備える津波・洪水等の非常事態からの避難装置であって、支柱は、3本以上の正多角形の頂点位置に対応して配置されるとともにそのうちの1本のみが津波の襲来してくる側に先行して位置するように向きが設定されるとともに、当該1本のみの支柱とそれに隣り合う後行する支柱間を相互に連結する横連結材は、津波の襲来してくる方向に対して斜め向きになっている(例えば、特許文献1参照。)。
また、本発明の背景となる他の従来の避難手段の例としては、例えば、傾斜面上に傾斜方向に伸びるよう互いに平行に配置された複数の棒状部材と、水平に配置される踏み板部と、垂直に配置される蹴上げ板部とが一体形成されて断面が略直角に曲がり、傾斜した複数の棒状部材上に階段状に並べて配置されたステップ部材とを備え、当該複数の棒状部材を傾斜面上にアンカーボルトで固定した、プレハブ式階段があった(例えば、特許文献2参照。)。
このプレハブ式階段では、棒状部材の傾斜面に対向する面に当接して上記棒状部材を支持する支持部材が、アンカーボルトに設けられている。アンカーボルトは、傾斜面の土中に、表面に開口するよう形成した孔部内に挿し込まれ、当該孔部内に充填して固化したコンクリート材又は合成樹脂材を介して孔部内に固定されている。このようなプレハブ式階段によれば、当該プレハブ式階段を施工しようとする傾斜面に岩盤質がある場合でも、予め、削岩機等で岩盤中に孔部をあけ、当該孔部にアンカーボルトを挿し込んだ状態で孔部に充填して固化させたコンクリート材により、アンカーボルトを当該孔部に固定するので、傾斜面上にプレハブ式階段を固定して施工することができる。
特許第3702391号公報(図1,図2,図14,図16,図21,図23) 実用新案登録第3120053号公報(図1〜図5)
ところが、上記した津波・洪水等の非常事態からの避難装置では、構造が複雑で且つ大型なものとなり、基礎工事が必要となる上、基礎工事およびそれに続く施工にあたって、専用の土木機械,建築機械等の工事用機械および電気設備が必要となるため、コスト的にも高く付き、施工期間も長いものとなっていた。
一方、プレハブ式階段は、津波・洪水等の非常事態からの避難装置に比べると、簡単な構造でコスト的にも低価で且つ施工期間も短くすることが可能となっている。
しかしながら、このプレハブ式階段では、ステップ部材が、複数の棒状部材を介して傾斜面に固定される構造となっているために、複数の棒状部材を配置する傾斜面に大木および大石等の障害物がある場合、障害物を迂回して複数の棒状部材を配置することが難しいという不具合があった。言い換えると、このプレハブ式階段では、棒状部材の配置に際しての設計プランの自由度を確保し、レイアウトを自在に設定することに困難性を有するものであった。
また、このプレハブ式階段では、複数の棒状部材が、それぞれ、複数本のアンカーボルトにより傾斜面上に固定されているが、各アンカーボルトは、当該プレハブ式階段やその上を通る人の荷重を受けるときに、それぞれ、当該荷重を一点支持で受ける態様となっている。そのため、このプレハブ式階段をたとえば傾斜角度が急な傾斜面に施工する場合、および、当該プレハブ式階段やその上を通る人の荷重が大きい場合などには、アンカーボルトが前後左右に振れる虞があり、その場合、棒状部材およびその上のステップ部材を支持する強度が低下する虞があった。
さらに、このプレハブ式階段では、手摺りが設けられていないため、災害発による緊急避難時において、当該プレハブ式階段の上を、老人、女性、子供、身障者が歩行する場合、あるいは、雨天等天候の悪いときに人が歩行する場合、歩行者が足を滑らせてステップ部材に躓いて転んだり、ステップ部材の側方に落下する虞があり、歩行者の安全を確保することが困難となる場合があった。
それゆえに、本発明の主たる目的は、簡単な構造を有し、施工現場で容易に施工することができると共にレイアウトも自在に設定することができ、且つ、歩行者の安全性も確保することができる、階段およびその施工方法を提供することである。
請求項1にかかる本発明は、傾斜面に施設されるプレハブ式の階段であって、階段は、複数の段板部材と、鉛直方向に立設されるように傾斜面に固定され、複数の段板部材を傾斜面の傾斜に関係なく略水平に支持するとともに、複数の段板部材を傾斜面の所望する登坂方向に沿って順次階段状に支持する複数の支柱部材と、段板部材の上面に対して平行となるように支柱部材の軸方向の中間部に間隔を隔てて配置され、段板部材と支柱部材とを着脱自在に連結する複数の連結部と、登坂方向で見て段板部材の左右方向の少なくとも一方側に配置され、支柱部材に支持される手摺部材と、を含むことを特徴とする、階段である。
請求項1にかかる本発明は、上記した構成を有することにより、支柱部材が段板部材および手摺部材を同時に支持する機能を備え、さらに、連結部が段板部材を着脱自在に支柱部材に連結する機能を備えているので、複数の段板部材を登坂方向に沿って、順次、一段一段階段状に連結可能な構造となっている。したがって、本発明では、部品点数を少なくして組立作業の簡略化を図ることが可能となり、複数の段板部材レイアウトを自在に設定できて、当該階段の設計プランの自由度を確保することが可能となる上、手摺部材を備えているので、歩行者の安全性も確保することが可能となる。
請求項2にかかる本発明は、請求項1にかかる発明に従属する発明であって、階段は、登坂方向で見て支柱部材よりも上側および下側の内の少なくとも上側から支柱部材の固定を補強支持する第1の補強支持部材と、登坂方向で見て、その軸線が登坂方向の下側に傾斜するように、支柱部材の外周面に保持される筒状の第1のガイド部材と、登坂方向に対して左右方向から支柱部材の固定を補強支持する一対の第2の補強支持部材と、登坂方向で見て、その軸線が登坂方向の左側および右側に傾斜するように、支柱部材の外周面に保持される筒状の一対の第2のガイド部材と、をさらに含み、第1の補強支持部材は第1のガイド部材に、一対の第2の補強支持部材は一対の第2のガイド部材に、それぞれ、挿通され、傾斜面に打ち込まれていることを特徴とする、階段である。
請求項2にかかる本発明では、上記した構成を有することにより、第1の補強支持部材が、登坂方向で見て支柱部材よりも上側および下側の内の少なくとも上側から、支柱部材を支え、さらに、一対の第2の補強支持部材が、登坂方向に対して左右方向から支柱部材を支えることが可能となるため、当該支柱部材の傾斜面への固定を補強することが可能となっている。すなわち、複数の支柱部材は、それぞれ、第1の補強支持部材および第2の補強支持部材の協働作用により、当該支柱部材の周囲の異なる方向から、少なくとも3点支持されている。この場合、各支柱部材は、登坂方向で見て、前方側および左右両側から、少なくとも、合計3つ以上の支持ポイントで支持される。そのため、各支柱部材、延いては、各段板部材および手摺部材の支持安定性が優れたものとなり、その結果、各段板部材の左右方向の揺れおよび前後方向の揺れに対する剛性も向上させることが可能となる。
請求項3にかかる本発明は、請求項1または請求項2にかかる発明に従属する発明であって、連結部は、支柱部材の軸方向に沿って変位自在に配設されていることを特徴とする、階段である。
請求項3にかかる本発明では、上記した構成を有することにより、傾斜面の傾斜角度の度合い(所謂、勾配)に応じて、鉛直方向に立設する各支柱部材の軸方向における各連結部の位置、すなわち、高さ方向の各連結部の取付け位置を適宜調整することが可能となるため、各段板部材を複数の支柱部材で水平状態に支持させることが確保される。
請求項4にかかる本発明は、傾斜面に施設されるプレハブ式の階段の施工方法であって、施工方法は、鉛直方向に立設されるように複数の支柱部材を傾斜面に固定する工程と、複数の支柱部材によって、複数の段板部材を傾斜面の傾斜に関係なく略水平に支持するとともに、複数の段板部材を傾斜面の所望する登坂方向に沿って順次階段状に支持する工程と、手摺部材を登坂方向で見て段板部材の左右方向の少なくとも一方側に配置し、支柱部材で支持する工程とを含み、複数の支柱部材により複数の段板部材を階段状に支持する工程は、段板部材の上面に対して平行となるように支柱部材の軸方向の中間部に間隔を隔てて配置された連結部によって、複数の段板部材と複数の支柱部材とを連結する工程を含み、傾斜面の所望する登坂方向に沿って、複数の前記段板部材は、前記登坂方向の下位側から上位側に向かって、順次、一段一段施設されることを特徴とする、階段の施工方法である。
請求項4にかかる本発明では、上記した構成を有することにより、支柱部材に対して、段板部材および手摺部材を同時に支持させて、さらに、連結部を介して段板部材を着脱自在に支柱部材に連結させているので、複数の段板部材を登坂方向に沿って、順次、一段一段階段状に連結することが可能となっている。したがって、本発明にかかる階段の施工方法では、部品点数を少なくして組立作業の簡略化を図ることが可能となり、複数の段板部材レイアウトを自在に設定できて、当該階段の設計プランの自由度を確保することが可能となる上、手摺部材を備えているので、歩行者の安全性も確保することが可能となっている。
本発明によれば、簡単な構造を有し、施工現場で容易に施工することができると共にレイアウトも自在に設定することができ、且つ、歩行者の安全性も確保することができる、階段およびその施工方法が得られる。
本発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
本発明にかかる階段の実施の形態の一例を示す斜視図である。 図1の要部分解斜視図である。 図1の要部平面図である。 本発明にかかる階段に適用される段板部材の一例を示す図であって、(A)はその斜視図であり、(B)はその右側面図である。 図2の詳細を示す要部分解斜視図である。 図2の要部拡大図である。 本発明にかかる階段の支柱部材と手摺部材との連結構造の一例を示す要部拡大斜視図である。 本発明にかかる階段の施工の際に用いられるハンマーの一例および当該ハンマーの使用方法の一例を示す斜視図であって、(A)は支柱部材を地面に打ち込む前の状態を示す要部斜視図であり、(B)は支柱部材を地面に打ち込むときの状態を示す要部斜視図である。 本発明にかかる階段の施工の際に用いられる定規の一例を示す図であって、(A)は当該定規のアームを開いた状態を示す平面図であり、(B)は当該定規のアームを内側に閉じた状態を示す平面図である。 図9に示す定規の使用方法の一例を示す要部斜視図である。 本発明にかかる階段の実施の形態の他の例を示す要部斜視図である。 本発明にかかる階段の施設ルートに障害物あった場合、障害物を迂回させるレイアウトの一例を示す要部平面図である。 本発明にかかる階段の施設ルートに障害物あった場合、障害物を迂回させるレイアウトの他の例を示す要部平面図である。
図1は、本発明にかかる階段の実施の形態の一例を示す斜視図であり、図2は図1の要部分解斜視図であり、図3は図1の要部平面図であり、図4は、本発明にかかる階段に適用される段板部材の一例を示す図であって、(A)はその斜視図であり、(B)はその右側面図である。この階段10は、山,丘陵等の傾斜面の地面に施設され、地震,津波,洪水等の災害発生時の避難手段として用いられるプレハブ式の階段である。
階段10は、概略的に説明すると、たとえば図1に示すように、鉛直方向に立設されて傾斜面Aに固定される複数の支柱部材12と、複数の支柱部材12により傾斜面Aの傾斜に関係なく略水平に支持される複数の段板部材14と、傾斜面Aの登坂方向で見て複数の段板部材14の左右方向の両側に配置され、複数の支柱部材12の上端部に支持される手摺部材16とを含む。複数の段板部材14は、複数の支柱部材12を介して、傾斜面Aの所望する登坂方向に沿って、順次、階段状に構築されている。
複数の支柱部材12は、傾斜面Aの登坂方向で見て、左右方向に所定の間隔を隔てて、且つ、登坂方向に所定の間隔を隔てて配設されている。登坂方向の左右両側に位置する複数の支柱部材12は、互いに対向するように配設されている。
なお、図1の図示では、複数の段板部材14の左右方向の一方側にだけ手摺部材16が配設されているが、他方側にも手摺部材16(図示せず)は配設されるものとなっている。
複数の段板部材14と複数の支柱部材12とは、図1および図2に示すように、支柱部材12の軸方向の中間部に間隔を隔てて位置する、たとえば2つの筒状の連結部18a,18bを介して、着脱自在に連結されている。
そこで、支柱部材12と連結部18a,18bの取付け構造、および、段板部材14と連結部18a,18bの連結構造の一例について説明するが、その前に、先ず、この階段10に適用される支柱部材12の一例について、以下、説明する。
すなわち、支柱部材12は、その表面に溶融亜鉛メッキ処理等が施され、たとえば異形鉄筋としての態様を有した金属製の断面略円形の棒状本体20を含む。この棒状本体20の外周面には、図5に示すように、その軸方向に沿って形成されたリブ22と、このリブ22と直交し、かつ棒状本体20の円周方向に半周分の長さ分だけ形成された複数の節部24とを有する。この複数の節部24は、棒状本体20の軸方向において、リブ22の両側に互い違いに配設されている。リブ22と、複数の節部24は、棒状本体20の円周面において、それらが形成されていない場所の棒状本体20の周面より半径方向の外側に突出するように、当該リブ22および節部24の断面が突起状に形成されている。
さらに、棒状本体20の先端部には、突端がやや丸みをおびた尖鋭状部20Aが形成されているので、支柱部材12を傾斜面Aの地面に打ち込むことを容易にしている。
この支柱部材12では、その外周に突起状のリブ22および節部24が形成されているので、当該支柱部材12が傾斜面Aの地面に打ち込まれたときに、打ち込まれた周囲の土砂等との間の付着力を増大させることができる。そのため、支柱部材12を傾斜面Aに強固に固定することができる。
次に、段板部材14の一例について説明する。
段板部材14は、図1に示すように、たとえば傾斜面Aの登坂方向で見て、横長矩形状の段板部本体26を含む。段板部本体26の上面には、その幅方向(前後方向)の一端部に、段板部本体26に対して斜め下方に折り曲げられた下部折り曲げ部28が形成され、その幅方向(前後方向)の他端部に、段板部本体26に対して斜め上方に折り曲げられた上部折り曲げ部30が形成されている。傾斜面Aの登坂方向で見て、下部折り曲げ部28は、段板部材12の下位側に位置し、上部折り曲げ部30は、段板部材12の上位側に位置するものとなっている。段板部本体26、下部折り曲げ部28および上部折り曲げ部30は、たとえば金属材料で一体的に形成されている。
さらに、段板部本体26の下面には、図2に示すように、補強部材32が形成されている。補強部材32は、たとえば断面円形の2本の鉄筋34a,34bを交差させて平面視X字状に形成されている。この場合、2本の鉄筋34a,34bは、特に、図2および図4の(B)に示すように、それぞれ、その両端部に、その先端部が下方に折り曲げられたL字状の差込片36a,36bを有するものである。この補強部材32は、溶接等の固着手段により、段板部本体26の下面に固着されている。
上記した下部折り曲げ部28、上部折り曲げ部30および補強部材32が設けられている主たる目的は、段板部材14の反り等の変形を防止するために強度を強くするためであって、つまり、それらの部材は、それぞれ、段板部材14の強度強化機能を有するものである。また、補強部材32の差込片36a,36bは、後述する連結部18a,18bの差込孔19a,19bに係止されるものであって、段板部材14と支柱部材12とを着脱自在に連結する連結機能をも有するものとなっている。
次に、連結部18a,18bの一例について説明する。
連結部18a,18bは、それぞれ、たとえば金属製で円筒状に形成されている。連結部18a,18bは、段板部材14の上面に対して平行となるように、支柱部材12の軸方向の中間部に所定の間隔を隔てて配設されている。この場合、連結部18a,18bは、その軸線が段板部材14の主面に対して直交する方向に配置されている。そのため、連結部18a,18bの差込孔19a,19bは、それぞれ、段板部材14の上面に対して平行となるように配置されるものとなっている。連結部18a,18bは、それぞれ、溶接等の固着手段により支柱部材12の外周面に固着されている。図1に示すように、登坂方向の左右両側に位置する複数の支柱部材12,12間に配設された複数の連結部18a,18bは、それぞれ、互いに対向するように配設されている。
また、連結部18a,18bは、特に、たとえば図6に示すように、それぞれ、その外周面に締結手段38および40が配設されている。締結手段38,40は、例えば、それぞれ、連結部18a,18bの外周面の一部に設けられたネジ孔(図示せず)に螺合されるボルト38a,40aと、当該ボルト38a,40aに螺合されるナット38b,40bを含む。後述するように、連結部18a,18bに着脱自在に支持される段板部材14は、締結手段38および40で締結されることによって、当該締結手段38および40を強固に連結させることが可能となる。
すなわち、段板部材14は、その下面に配設された補強部材32の差込片36a,36bが、特に、図2および図6に示すように、連結部18a,18bの差込孔19a,19bに差し込まれることによって、支柱部材12に対して着脱自在に支持されるものとなっている。この場合、連結部18a,18bの差込孔19a,19bに差し込まれた補強部材32の差込片36a,36bを、締結手段38,40のボルト38a,40aおよびナット38b,40bのボルト38a,40aの先端部で押圧して締付けることによって、段板部材14と支柱部材12とは、強固に連結される。
この階段10は、図1に示すように、傾斜面Aの登坂方向で見て、支柱部材10よりも上側および下側の内の少なくとも上側から、支柱部材12の固定を補強支持する第1の補強支持部材42と、登坂方向に対して左右方向から、支柱部材12の固定を補強支持する左右一対の第2の補強支持部材44,46をさらに含む。第1の補強支持部材42および左右一対の第2の補強支持部材44,46は、図2,図5および図6に示すように、それぞれ、支柱部材12と同様の構造を有する異形鉄筋等の棒状部材で形成されている。第1の補強支持部材42および左右一対の第2の補強支持部材44,46は、それぞれ、たとえば、支柱部材12よりも直径が小さく、支柱部材12の軸方向の長さよりも短く形成されている。
さらに、この階段10は、図1に示すように、傾斜面Aの登坂方向で見て、その軸線が登坂方向の下側に傾斜するように、支柱部材12の外周面に保持される第1のガイド部材48と、登坂方向で見て、その軸線が登坂方向の左側および右側に傾斜するように、支柱部材12の外周面に保持される左右一対の第2のガイド部材50,52をさらに含む。第1のガイド部材48および左右一対の第2のガイド部材50,52は、それぞれ、たとえば円筒状で金属製に形成されている。
また、第1のガイド部材48および左右一対の第2のガイド部材50,52は、特に、図5,図6に示すように、それぞれ、その外周面に締結手段54が配設されている。締結手段54は、例えば、それぞれ、第1のガイド部材48および左右一対の第2のガイド部材50,52の外周面の一部に設けられたネジ孔(図示せず)に螺合されるボルト56と、当該ボルト56に螺合されるナット58を含む。第1の補強支持部材42は、第1のガイド部材48の挿通孔48aに、左右一対の第2の補強支持部材44,46は、左右一対の第2のガイド部材50,52の挿通孔50a,52aに、それぞれ、案内されて挿通され、傾斜面Aの地面に打ち込まれる。
この場合、傾斜面Aの地面に打ち込まれた第1の補強支持部材42および左右一対の第2の補強支持部材44,46は、それぞれ、締結手段54のボルト56およびナット58で締付けられることによって、支柱部材12の傾斜面Aの地面への固定をより一層強固に補強支持するものとなる。なお、この実施の形態にかかる階段10において、傾斜面Aの登坂方向で見て、支柱部材10よりも下側から、支柱部材12の固定を補強支持する他の第1の補強支持部材(図示せず)をさらに配設するようにしてもよい。
図7は、本発明にかかる階段の支柱部材と手摺部材との連結構造の一例を示す要部拡大斜視図である。
傾斜面Aの登坂方向で見て複数の段板部材14の左右方向の両側に配置される手摺部材16は、取付部材60によって、複数の支柱部材12の上端部に支持される。取付部材60としては、足場の組立て等で用いられる直交クランプおよび自在クランプ等が適宜用いられ得る。この取付部材は、同様の構造を有する2つのクランプ61で構成され、2つのクランプ61は、互いに、その開口部の開口方向が直交するように形成されている。
クランプ61は、支柱部材12の外周面に当接される円弧状の受面62aを有するクランプ本体62と、当該クランプ本体62の一端に支柱部材12と平行な連結ピン64を介して枢着された円弧状の受面66aを有するクランプ片66と、クランプ本体62の他端にピン68を介して枢着されたボルト70と、ボルト70に螺合されるナット72とを含み、クランプ片66の他端にボルト70の係合切欠部66bを有している。
この場合、一方のクランプ61のクランプ片66は、クランプ本体62に対して開閉自在となっており、支柱部材12を囲繞した状態で、ボルト70を係合切欠部66bに嵌入係合させると共にナット72により締付固定するものとなり、同様に、他方のクランプ61のクランプ片66は、クランプ本体62に対して開閉自在となっており、手摺部材16を囲繞した状態で、ボルト70を係合切欠部66bに嵌入係合させると共にナット72により締付固定するものとなっている。
次に、上述した階段10の施工方法の一例について、図1〜図7および図8〜図10を参照しながら、以下、説明する。
この階段10の施工方法は、山,丘陵等の傾斜面に施設され、地震,津波,洪水等の災害発生時の避難手段として用いられて好適なプレハブ式の階段の施工方法である。
この階段10の施工方法は、図1に示す如く、鉛直方向に立設されるように複数の支柱部材12を傾斜面Aに固定する工程を含む。
先ず、支柱部材12が、ハンマー74で打撃されて鉛直方向に立設される。ハンマー74は、図8に示すように、たとえば円柱状の鉄筋からなる打撃部本体76を含む。打撃部本体76は、円筒状の保持筒78に収容され保持されている。打撃部本体76は、たとえばその軸方向の上端部が、保持筒78の軸方向の上端部に、溶接等の固着手段により固着されている。保持筒78の軸方向の中間部の外周面には、その周方向に間隔を隔てて、たとえば金属製でL字状の4つの把持片80が形成されている。4つの把持片80は、このハンマー74の把持部としての機能を有する。
すなわち、支柱部材12は、図8の(A)に示すように、その上方からハンマー74で打撃することによって、図8の(B)に示すように、支柱部材12の上端部が打撃部本体76の下端部に打撃される。そのため、支柱部材12は、鉛直方向に立設するように、傾斜面Aの地面中に打ち込まれて固定される。
複数の支柱部材12は、たとえば図1の傾斜面Aの登坂方向で見て、左右方向に所定の間隔を隔てて、且つ、登坂方向に所定の間隔を隔てて配設される。この場合、図9に示す定規82を用いることによって、支柱部材12は、簡便に、所定の間隔に配置することができる。
定規82は、図9に示すように、たとえば横長矩形プレート状の第1の定規部84を含む。第1の定規部84の長手方向の一端部および他端部には、それぞれ、ネジ等のたとえば2つの連結軸部86により、第2の定規部88が回動自在に配設されている。第2の定規部の回動範囲は、適宜、連結軸部86の締め付け度合いにより調整することが可能となっている。第1の定規部84は、図9の(A)および図10に示すように、その長手方向の両側に、たとえば平面視U字状の切欠き部85を有する。両方の切欠き部85は、第1の定規部84の幅方向の一端縁に配設されている。2つの第2の定規部88は、それぞれ、第1の定規部84の幅方向の他端に開くように形成されている。
また、第2の定規部88は、その長手方向の一端側および他端側に、それぞれ、たとえば平面視U字状の切欠き部87,89を有する。一方の切欠き部87は、この第2の定規部88を第1の定規部84に重ね合わせるように閉じたときに、第1の定規部84の切欠き部85と重なる位置に配設されている。第1の定規部84の切欠き部85および第2の定規部88の一方の切欠き部87,他方の切欠き部89は、それぞれ、第1の定規部84および第2の定規部88の幅方向の外側縁に配設されている。
この定規82は、たとえば図10に示すように、第1の定規部84,第2の定規部88が平面視U字状となるように、第2の定規部88を第1の定規部84に対して開いた状態で用いられる。その開いた状態において、重ね合わさった状態の第1の定規部84の切欠き部85および第2の定規部88の一方の切欠き部87に、傾斜面Aの登坂方向で見て、下位の支柱部材12が挿入されて、当該支柱部材12が位置決めされる。そして、位置決めされた2つの支柱部材12は、ハンマー74で打ち込まれる。
さらに、第1の補強支持部材42が第1のガイド部材48の挿通孔48aに、左右一対の第2の補強支持部材44,46が左右一対の第2のガイド部材50,52の挿通孔50a,52aに、それぞれ、挿通され、傾斜面に打ち込まれる。
それから、第2の定規部88の2つの切欠き部89に、それぞれ、傾斜面Aの登坂方向で見て、上位の支柱部材12が挿入されて、当該支柱部材12が位置決めされる。そして、上記した下位の支柱部材12と同様に、位置決めされた2つの支柱部材12は、ハンマー74で打ち込まれ、さらに、第1の補強支持部材42および左右一対の第2の補強支持部材44,46が打ち込まれる。
この場合、第1の定規部84の2つの切欠き部85の間の距離は、図1に示すように、傾斜面Aの登坂方向で見て、その左右方向に間隔を隔てて配置される支柱部材12の間の距離と略同じ長さに形成され、第2の定規部88の長手方向の長さは、当該登坂方向に間隔を隔てて配置される支柱部材12の間の距離と略同じ長さに形成されている。
次に、複数の支柱部材12によって、複数の段板部材14が傾斜面Aの傾斜に関係なく略水平に支持される。すなわち、段板部材14は、その下面に配設された補強部材32の差込片36a,36bが、特に、図2および図6に示すように、連結部18a,18bの差込孔19a,19bに差し込まれることによって、支柱部材12に対して着脱自在に支持される。さらに、連結部18a,18bの差込孔19a,19bに差し込まれた補強部材32の差込片36a,36bは、締結手段38,40のボルト38a,40aおよびナット38b,40bで締付けられて、段板部材14と支柱部材12とが、強固に連結される。
この場合、傾斜面Aの所望する登坂方向に沿って、複数の段板部材14は、登坂方向の下位側から上位側に向かって、順次、一段一段、施設される。
また、手摺部材16は、傾斜面Aの登坂方向で見て、段板部材14の左右方向の両側に配置され、複数の支柱部材12で支持される。手摺部材16は、取付部材60の2つのクランプ61を介して、支柱部材12に取り付けられる。
すなわち、一方のクランプ61のクランプ片66を、支柱部材12を囲繞した状態で、ボルト70を係合切欠部66bに嵌入係合させ、ナット72により締付固定し、さらに、他方のクランプ61のクランプ片66を、手摺部材16を囲繞した状態で、ボルト70を係合切欠部66bに嵌入係合させ、ナット72により締付固定することによって、手摺部材16は、複数の支柱部材12に取り付けられる。
この階段10およびその施工方法では、上述した構造を有し、上述した施工方法が採用されることにより、支柱部材12が段板部材14および手摺部材16を同時に支持する機能を備え、連結部18a,18bが段板部材14を着脱自在に支柱部材12に連結しているので、図1に示すように、複数の段板部材14を傾斜面Aの登坂方向に沿って、順次、一段ずつ階段状に連結することができる。
したがって、この階段10およびその施工方法では、部品点数を少なくして組立作業の簡略化を図ることができ、複数の段板部材14のレイアウトを自在に設定できて、階段10の設計プランの自由度を確保することができる上、手摺部材16を備えているので、歩行者の安全性も確保することができる。
また、第1の補強支持部材42は、図1に示すように、登坂方向で見て支柱部材12よりも上側および下側の内の少なくとも上側から、支柱部材12を支え、且つ、左右一対の第2の補強支持部材44,46が、登坂方向に対して左右方向から支柱部材12を支えることができるため、支柱部材12の傾斜面Aへの固定を補強することができる。つまり、複数の支柱部材12は、それぞれ、第1の補強支持部材42および左右一対の第2の補強支持部材44,46の協働作用により、支柱部材12の周囲の異なる方向から、この場合、各支柱部材12は、登坂方向で見て、前方側(上側)および左右両側から、少なくとも、合計3つ以上の支持ポイントで支持することができる。そのため、各支柱部材12、各段板部材14および手摺部材16は、その支持安定性が優れたものとなり、結果、各段板部材14の左右方向の揺れおよび前後方向の揺れに対する剛性も向上させることができる。
図11は、本発明にかかる階段の実施の形態の他の例を示す要部斜視図である。この実施の形態の他の例では、特に、複数の連結部が支柱部材の軸方向に沿って変位自在に配設されている。図11に示す実施の形態では、上述した先の実施の形態と比べて、連結部18a,18bに替えて、先の実施の形態で説明した取付部材60が、連結部90として用いられている。
すなわち、この場合、一方のクランプ61のクランプ片66は、支柱部材12を囲繞した状態で、ボルト70を係合切欠部66bに嵌入係合させると共にナット72により締付固定するものとなり、他方のクランプ61のクランプ片66は、補強部材32の鉄筋34aの差込片36aを囲繞した状態で、ボルト70を係合切欠部66bに嵌入係合させると共にナット72により締付固定するものとなっている。
図11に示す実施の形態では、傾斜面Aの傾斜角度の度合い、所謂、勾配に応じて、鉛直方向に立設する各支柱部材12の軸方向における各連結部90の位置、すなわち、高さ方向の各連結部90の取付け位置を適宜調整することができる。そのため、各段板部材14を複数の支柱部材12で水平状態に支持させることを確保することができる。
また、連結部90としては、図1〜図10に基づいて説明した先の実施の形態で用いられた連結部18a,18bを、たとえば単管クランプ(図示せず)により支柱部材12に取り付けるようにしてもよい。この場合、連結部18a,18bは、単管クランプの外周面の一部に溶接等の固着手段により固着され、当該単管クランプとともに、支柱部材12の軸方向に沿って変位自在となるように、支柱部材12に取り付けられるものとなっている。
この実施の形態にかかる階段10は、上述した構造を有していることにより、複数の段板部材14を傾斜面Aの登坂方向に沿って、順次、一段ずつ階段状に連結することができるので、当該傾斜面Aの登坂方向に、たとえば図12および図13に示すように、大木および大石等の障害物Bがある場合でも、当該障害物Bを迂回して複数の支柱部材12,複数の段板部材14および手摺部材16を配置することができる。
すなわち、傾斜面Aの登坂方向に障害物Bがある場合、図12および図13に示すように、当該障害物Bの手前で、複数の支柱部材12および段板部材14の配置を変更することによって、階段10の設置方向を変えることができるので、障害物Bを避けて迂回することができる。この場合、支柱部材12の立設ポイント(設置場所)を変更すると同時に、迂回するコーナー部分では、段板部材14を通常の形状(例えば、横長矩形状)ものと相違する形状,大きさの他の段板部材92,94,96を配置して、支柱部材12により支持している。
例えば、図12に示す階段10のレイアウトでは、障害物Bの手前のコーナー部分で、たとえば図1〜図10に示す実施の形態で用いられた段板部材14よりも、その長手方向の長さが半分の平面視方形状の段板部材92が配置されている。また、図13に示す階段10のレイアウトでは、複数の障害物Bの手前のコーナー部分で、たとえば平面視台形状の段板部材94および平面視菱形状の段板部材96が適宜配置されている。
なお、図12に示す階段10のレイアウトでは、当該コーナー部分に配置される他の手摺部材100の外側には、当該手摺部材16を補強するための他の補強用支柱部材98が立設されている。
10 階段
12 支柱部材
14 段板部材
16 手摺部材
18a,18b 連結部
19a,19b 差込孔
20 棒状本体
20A 尖鋭状部
22 リブ
24 節部
26 段板部本体
28 下部折り曲げ部
30 上部折り曲げ部
32 補強部材
34a,34b 鉄筋
36a,36b 差込片
38,40,54 締結手段
38a,40a,56 ボルト
38b,40b,58 ナット
42 第1の補強支持部材
44,46 左右一対の第2の補強支持部材
48 第1のガイド部材
48a 挿通孔
50,52 左右一対の第2のガイド部材
50a,52a 挿通孔
60 取付部材
61 クランプ
62 クランプ本体
62a,66a 受面
66b 係合切欠部
64 連結ピン
68 ピン
70 ボルト
72 ナット
74 ハンマー
76 打撃部本体
78 保持筒
80 把持片
82 定規
84 第1の定規部
85,87,89 切欠き部
86 連結軸部
88 第2の定規部
90 他の連結部
92,94,96 他の段板部材
98 他の補強用支柱部材
100 他の手摺部材
A 傾斜面
B 障害物

Claims (4)

  1. 傾斜面に施設されるプレハブ式の階段であって、
    前記階段は、
    複数の段板部材、
    鉛直方向に立設されるように前記傾斜面に固定され、前記複数の段板部材を前記傾斜面の傾斜に関係なく略水平に支持するとともに、前記複数の段板部材を前記傾斜面の所望する登坂方向に沿って順次階段状に支持する複数の支柱部材、
    前記段板部材の上面に対して平行となるように前記支柱部材の軸方向の中間部に間隔を隔てて配置され、前記段板部材と前記支柱部材とを着脱自在に連結する複数の連結部、および
    前記登坂方向で見て前記段板部材の左右方向の少なくとも一方側に配置され、前記支柱部材に支持される手摺部材を含むことを特徴とする、階段。
  2. 前記階段は、
    前記登坂方向で見て前記支柱部材よりも上側および下側の内の少なくとも上側から前記支柱部材の固定を補強支持する第1の補強支持部材、
    前記登坂方向で見て、その軸線が前記登坂方向の下側に傾斜するように、前記支柱部材の外周面に保持される筒状の第1のガイド部材、
    前記登坂方向に対して左右方向から前記支柱部材の固定を補強支持する一対の第2の補強支持部材、および
    前記登坂方向で見て、その軸線が前記登坂方向の左側および右側に傾斜するように、前記支柱部材の外周面に保持される筒状の一対の第2のガイド部材をさらに含み、
    前記第1の補強支持部材は前第1のガイド部材に、前記一対の第2の補強支持部材は前記一対の第2のガイド部材に、それぞれ、挿通され、前記傾斜面に打ち込まれていることを特徴とする、請求項1に記載の階段。
  3. 前記複数の連結部は、前記支柱部材の軸方向に沿って変位自在に配設されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の階段。
  4. 傾斜面に施設されるプレハブ式の階段の施工方法であって、
    前記施工方法は、
    鉛直方向に立設されるように前記複数の支柱部材を前記傾斜面に固定する工程、
    前記複数の支柱部材によって、前記複数の段板部材を前記傾斜面の傾斜に関係なく略水平に支持するとともに、前記複数の段板部材を前記傾斜面の所望する登坂方向に沿って順次階段状に支持する工程、および
    前記手摺部材を前記登坂方向で見て前記段板部材の左右方向の少なくとも一方側に配置し、前記支柱部材で支持する工程を含み、
    前記複数の支柱部材により前記複数の段板部材を階段状に支持する工程は、前記段板部材の上面に対して平行となるように前記支柱部材の軸方向の中間部に間隔を隔てて配置された前記複数の連結部によって、前記複数の段板部材と前記複数の支柱部材とを連結する工程を含み、
    前記傾斜面の所望する登坂方向に沿って、前記複数の段板部材は、前記登坂方向の下位側から上位側に向かって、順次、一段一段施設されることを特徴とする、階段の施工方法。
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