JP2014070361A - 幅木梱包品 - Google Patents

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Abstract

【課題】幅木をロール状に巻いた状態で且つ汚れ難い状態で保管することができ、しかも幅木を容易に施工できる幅木梱包品を提供する。
【解決手段】湾曲変形可能で且つ切断可能な帯状の幅木2を備える。ロール状に巻いた幅木2を収納する梱包箱4を備える。幅木2がその表面を外側に向けて巻かれた状態で梱包箱4に収納される。
【選択図】図1

Description

本発明は梱包箱に幅木を梱包した幅木梱包品に関する。
特許文献1には柔軟弾性を有する幅木が開示されている。
特開2003−184295号公報
ところで、湾曲変形可能な幅木はロール状に巻くことが可能である。しかし、このようにロール状に巻いた幅木はその弾性力によって外側に広がりやすい。このため、小さなロール状にした状態で保管することが難く、また、持ち運びもし難い。また、保管時には幅木が汚れる可能性もある。また、幅木を表面が内側に向くように巻けば、幅木の表面には汚れがつき難くなる。しかし、このようにすると幅木にはその裏面側に突となるような巻き癖がつき、幅木を接着剤や固着具を用いて壁に固定する場合に、幅木の先に壁に沿わせえた部分が壁から浮き上がって施工がし難くなる恐れがある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、幅木を小さなロール状に巻いた状態で且つ汚れ難い状態で保管することができ、しかも幅木を容易に施工できる幅木梱包品を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明の幅木梱包品は、湾曲変形可能で且つ切断可能な帯状の幅木と、ロール状に巻いた前記幅木を収納する梱包箱を備え、前記幅木がその表面を外側に向けて巻かれた状態で前記梱包箱に収納されることを特徴とする。
また、前記幅木の曲げ弾性率が1400MPa以上1600MPa以下であることが好ましい。
また、前記幅木が前記梱包箱に内径寸法を800mm以上1000mm以下として巻かれた状態で収納されることが好ましい。
また、前記幅木が巻き取られるパッドを備え、前記幅木が前記パッドに巻き取られた状態で前記梱包箱に収納されることが好ましい。
また、前記幅木の上端面の裏側端部を前記幅木の裏側に行く程下方に位置するように傾斜した傾斜面とすることが好ましい。
本発明にあっては、ロール状に巻いた幅木をその外側が梱包箱によって支持された状態で梱包箱に収納することができ、幅木を小さくロール状にした状態で保管することができる。また、これにより幅木の持ち運びも容易になる。また、幅木を梱包箱に収納することで幅木が汚れ難くなる。また、幅木はその表面を外側に向けて巻かれた状態で梱包箱に収納されるため、幅木に裏面側に突となる巻き癖がつき難くなる。このため、幅木を壁に沿わせた場合に幅木の先に壁に沿わせた部分が壁から浮き上がり難くなり、幅木の施工が容易になる。
本発明の実施形態の幅木梱包品を下面側から見た斜視図である。 同上のパッド及びこれに巻きつけた幅木を示す 同上の幅木の側面図である。 同上の梱包箱の展開図である。 (a)は同上の支持片の側面図であり、(b)は同上の支持片の展開図である。 同上の幅木の施工状態を示す断面図である。 同上の梱包箱に引出口を形成する様子を示した斜視図である。 同上の梱包箱から幅木を引き出した状態を示す斜視図である。 同上の幅木が施工される壁に接着剤を塗布する様子を示した斜視図である。 同上の幅木を壁に施工する様子を示した斜視図である。 入隅用の接続具を示し、(a)は表面側から見た斜視図であり、(b)は裏面側から見た斜視図である。 出隅用の接続具を示し、(a)は表面側から見た斜視図であり、(b)は裏面側から見た斜視図である。 同上の幅木を入隅用の接続具で接続して施工した状態を示す斜視図である。 同上の幅木を出隅用の接続具で接続して施工した状態を示す斜視図である。 同上の幅木を入隅用の接続具で接続して施工した状態を示す水平断面図である。 他例の幅木を示す側面図である。 他例のパッドに幅木を巻き付けた様子を示す平面図である。
以下、本発明を添付図面に基づいて説明する。図1に示されるように本実施形態の幅木梱包品1は、幅木2、パッド3、及び梱包箱4を備えている。幅木2はパッド3にロール状に巻き取られた状態でパッド3と共に梱包箱4に収納される。
図3には幅木2の側面図が示されている。幅木2は押出成形品であって、帯状の本体部20と、本体部20から下側に向けて突出したひれ状部21を備えている。幅木2の本体部20は厚さが5mm以下であり、その本体部20は湾曲変形可能で且つ切断可能な合成樹脂で構成されている。具体的には、幅木2として、曲げ弾性率が1400MPa以上、1600MPa以下のいわゆる半硬質のものが用いられる。
本体部20の材料としては、ポリプロピレン、ABS(acrylonitrilebutadiene styrene)、EVA(Ethylence-Vinyl Acetate)、塩化ビニル等が用いられる。幅木2のひれ状部21は本体部20よりも軟らかい材料によって形成される。ひれ状部21の材料としては、例えばオレフィン系エラストマー(TPO)等の軟質の材料が用いられる。
本体部20の表面(前面)の上部には、本体部20の長手方向と平行な凹溝200が本体部20の長手方向に亘って形成されている。凹溝200は溝深さが1mm以下、開口幅が2mm以下に設定されており、表面側から見たときに目立ち難くなっている。
凹溝200の上側の溝側面は本体部20の幅方向(上下方向)と直交している。凹溝200の下側の溝側面は溝奥側に行く程上方に位置するように傾斜したガイド面201となっている。凹溝200の底部を構成する奥面は本体部20の厚み方向と直交し、本体部20の表面と平行である。すなわち、凹溝200は溝奥側(後側)程溝幅が小さくなる断面台形状に凹んでいる。
本体部20の裏面(後面)の下部には後方に開口する凹部202が形成されている。凹部202は本体部20の長手方向に亘って形成された溝であって、断面矩形状に凹んでいる。凹部202の溝幅は凹溝200の溝幅よりも大きくなっている。
本体部20の上端面の裏面側端部は裏面側に行く程下方に位置するように傾斜した傾斜面203となっている。すなわち、本体部20の裏面と上端面とでなす隅部はC面取り状に形成されている。本体部20の表面と上端面とでなす隅部はR面取り状に形成されており、本体部20の表面と下端面とでなす隅部はC面取り状に形成されている。また、図示は省略するが、本体部20の表面にはトップコート層が形成されている。また、本体部20の裏面にはプライマー塗料が塗布されてプライマー層が形成される。なお、トップコート層やプライマー層は省略可能である。
ひれ状部21は本体部20の長手方向に亘って形成されている。ひれ状部21は本体部20の下端面から下側に向けて突出している。ひれ状部21の厚み(前後幅)は下側に行く程小さくなっており、その下端部は尖っている。ひれ状部21は下方に行くにつれて後方に位置するように湾曲している。
帯状の幅木2を巻き付けるためのパッド3は、図5(a)に示される帯状の支持片30を複数有している。本実施形態のパッド3は3つの支持片30で構成されている。各支持片30は、図5(b)に示される帯状の段ボール材を幅方向の中心で二つ折りすることで形成される。図5(a)に示されるように各支持片30の長手方向の一端部には第一切溝300が形成され、他端部には第二切溝301が形成されている。両切溝300、301は共に支持片30の幅方向外側に向けて開口するが、その開口方向は逆方向である。パッド3の隣り合う支持片30は、一方の支持片30の長手方向において第一切溝300に対応する部分を、他方の支持片30の第二切溝301に差し込むことで連結される。図2に示されるように各支持片30の長手方向の両端部は同一円周上に位置し、パッド3に巻き取られた幅木2を内側から支持する支持部302を構成する。
幅木2は凹溝200が形成された表面をパッド3の外側に向けた状態でパッド3に巻き取られる。幅木2は例えばその内径寸法が800mm以上1000mm以下の範囲内に収まるように連続して20m程度パッド3に巻き取られ、パッド3の周囲に複数回周回している。本実施形態の幅木2はその内径寸法が900mmとなるようにパッド3に巻き取られている。
梱包箱4は段ボール製で扁平な正方形箱状に形成されている。図4には梱包箱4を展開した状態が示されている。梱包箱4は、天面を構成する上面板部40、底面を構成する2つの下面板部41、端面を構成する四つの端面板部42、及び、2つの差込板部43を有している。
矩形状の上面板部40の各辺には端面板部42が接続されている。以下、特に区別する場合には、端面板部42のうち、箱状に組み立てたときに対向する一対の端面板部42を端面板部420とし、他の一対の端面板部42を端面板部421とする。各端面板部420の上面板部40と反対側の辺には下面板部41が接続されている。各端面板部421の上面板部40と反対側の辺には差込板部43が接続されている。
梱包箱4は、矩形状の上面板部40の各辺、各端面板部420と下面板部41の間の境界、及び、各端面板部421と差込板部43の間の境界が直角に折り曲げられて、箱状に組み立てられる。梱包箱4を箱状にしたとき、各差込板部43は両下面板部41の上面側に差し込まれる。図1に示されるように梱包箱4の両下面板部41の端部同士は突き合わされ、両者は両下面板部41に跨って貼り付けられた第一の粘着テープ44によって接合される。また、各端面板部421と両下面板部41の端部同士も第二の粘着テープ45を用いて接合される。粘着テープ44、45としては例えばポリプロピレンテープが用いられる。
図1に示されるように箱状をなした梱包箱4には、パッド3及びこれに巻き取られた幅木2が収納される。この収納状態では、幅木2の幅方向が扁平な梱包箱4の厚み方向と平行になる。また、ひれ状部21が梱包箱4の下面板部41側に向けた状態とされる。正方形状の梱包箱4の各辺の長さは、パッド3に巻き取られた幅木2の外径と略同じ寸法とされる。このため、梱包箱4にパッド3に巻き取られた幅木2を収納したとき、幅木2の外周面が梱包箱4の四方の端面板部42に近接し、これら端面板部42によって幅木2を外側から支持することができる。ここで、「近接」とは近傍に配置された状態又は当接された状態のいずれかの状態にあることを意味する。
図8に示されるように正方形状の梱包箱4の角部には、梱包箱4内にパッド3に巻き取られた状態で収納された幅木2を引き出すための引出口46が形成される。引出口46は図7に示されるように梱包箱4の端面板部421の長手方向の端部を切除することによって形成される。図1に示されるように引出口46を形成する前の梱包箱4は、各端面板部421の長手方向の端部で構成された矩形状の切除部422を有している。各切除部422は端面板部421の幅方向に亘っている。図4に示されるように各切除部422の周囲、すなわち、端面板部421の他の部分との境界、上面板部40との境界、及び差込板部43との境界には、ミシン目47が設けられている。そして、図7に示されるように切除部422の周囲にあるミシン目47を切断して任意の切除部422を切除することで、該切除部422が切除された部分を引出口46とすることができる。このように引出口46を梱包箱4の一部を切除して形成することで、利用前においては図1に示されるように引出口46が形成される部分を切除部422で閉塞することができ、梱包箱4内にごみや埃等が入り込み難くなる。
梱包箱4内のパッド3に巻き取られた幅木2は、図8に示されるように引出口46に対向する外周部から引出口46を通して梱包箱4の外部へと導出することができる。また、このように引出口46から導出された幅木2の端部を作業者が引っ張ることで、パッド3及びこれに巻き取られた幅木2を梱包箱4内で回動させながら、この幅木2を引出口46から梱包箱4の外に引き出すことができる。梱包箱4内の幅木2及びパッド3は、梱包箱4の四方の端面板部42で外側へ移動することが規制され、また、梱包箱4の上面板部40及び下面板部41で上下方向の移動が規制される。このため、梱包箱4から幅木2を引き出すときには、パッド3及びこれに巻き取られた幅木2を梱包箱4内でスムーズに回動させることができる。
作業者は梱包箱4に梱包された幅木2を例えば以下のように建物の壁5に施工する。まず、作業者は、図9に示されるように壁5において幅木2を取り付ける箇所に接着剤50を塗布する。この壁5は壁下地51(図6参照)に壁紙52(図6参照)が貼り付けられたものであってもよいし、壁紙52が貼り付けられる前の壁下地51であってもよい。以下では、壁紙52が貼り付けられる前の壁下地51に幅木2を施工する例につき説明する。幅木2を壁5に接着する接着剤50としては例えば変性酢酸ビニル系接着剤が用いられる。接着剤50は壁5において床6から上方に少し離れた幅木2の上部に対応する部分にのみ塗布される。
次に作業者は図10に示されるようにパッド3に巻き取られた状態で梱包箱4内に収納された幅木2を引出口46から引き出しながら、幅木2の裏面の上部を接着剤50を介して壁5に貼り付けていく。また、この際、壁5に貼り付けられた幅木2の凹溝200の底部に長手方向に間隔を介して固着具7を順次打ち込み、これによって幅木2を壁5に固定していく。
固着具7としてはピンネイル70が用いられる。なお、固着具7としては、施工後における外観を良くするため、頭部を有するフィニッシュネイルを用いず、頭部の無いピンネイル70のみを用いるのがよい。ピンネイル70を打ち込む作業は、ピンネイラーと呼ばれるピン打機を用いて行われる。すなわち、ピン打機を用いて凹溝200の底部にピンネイル70を打つ込むには、作業者はピン打機の先端部を本体部20の表面側から凹溝200の底部に向け、ピン打機を操作してピン打機の先端部からピンネイル70を打ち出す。このように打ち出されたピンネイル70は本体部20を通して壁5に打ち込まれる。これにより幅木2は壁5に固定され、接着剤50が硬化する前において壁5から剥がれ難くなる。ピンネイル70は凹溝200の底部から前方に突出しないように本体部20に打ち込まれる。ここで、ピン打機を用いて凹溝200の底部にピンネイル70を打ち込むとき、ピン打機の先端部の向きが多少ずれたとしても、ピン打機から打ち出されたピンネイル70を凹溝200の傾斜したガイド面201で凹溝200の底部側に導くことができる。このため、凹溝200の底部に確実にピンネイル70を打ち込むことができる。
また、幅木2は図6に示されるようにひれ状部21の下端部を床6に押し付けた状態で壁5に固定される。このため、ひれ状部21の弾性変形により床6の不陸を吸収して、幅木2を長手方向を水平にした状態で壁5に固定することができる。
また、幅木2は梱包箱4の底面部を下に向けた状態で梱包箱4から引き出される。このようにすることで、梱包箱4内の幅木2を施工状態と同様にひれ状部21を下に向けた状態で引き出すことができる。このため、幅木2を壁5に貼り付けるにあたって幅木2の向きを変更する手間を省くことができる。
前記幅木2の接着剤50及び固着具7を用いた壁5への施工は、壁5の端部付近又は隅部付近に至るまで行われる。次に作業者は、幅木2の壁5の端部又は隅部に対応する箇所、例えば図10において二点鎖線で示される箇所を、電気丸のこや、手のこ、はさみ、カッターナイフ等の切断具を用いて切断する。そして、この幅木2の切断側部分を前記同様接着剤50及び固着具7を用いて壁5に固定する。これにより、幅木2は壁5に取り付けられる。
幅木2の施工後には、幅木2の上方の壁下地51に図6に示される壁紙52が貼り付けられる。この壁紙52の下端縁は、例えばカッターナイフを幅木2の傾斜面203に沿わせながら幅木2の長手方向に移動させることで、傾斜面203の下縁部に沿って切断される。また、壁5(詳しくは壁紙52の下縁部)と傾斜面203との間には上方に開口する断面三角形状の隙間53が形成されるが、この隙間53には壁紙52の下縁部の浮き上がりを防止するためコーキング材54が充填される。
また、平面視で直角な隅部を有する壁5に幅木2を施工する場合、幅木2を壁5の隅部に沿って直角に屈曲させることが困難となる。このため、隅部を有する壁5に幅木2を施工する場合、図13や図14に示されるように隅部を挟んだ両側の壁5の夫々に別の幅木2を施工するのがよい。ここで、本実施形態の幅木2は、図13や図14に示されるように、隅部を介して隣接する他の幅木2に接続具8を介して仕舞い良く接続できるようになっている。
接続具8は幅木2よりも曲げ弾性率が大きく、曲がり難い硬質な材料で形成されている。この接続具8としては、図11に示される入隅用の接続具80と、図12に示される出隅用の接続具81の二種類がある。接続具80、81は、共に、カバー片部82、上片部83、連結片部84、及び突片部85を有している。
接続具80、81のカバー片部82は縦長であって水平断面L字状に形成されている。図11に示されるように入隅用の接続具80のカバー片部82はその表面側に平面視で直角の角部が形成されている。図12に示されるように出隅用の接続具81のカバー片部82はその裏面側に平面視で直角の角部が形成されている。接続具80、81のカバー片部82は直角に接続された両側の縦片部820で構成されている。
接続具80、81の上片部83はカバー片部82の上縁から裏面側に向けて突出している。接続具80、81の上片部83は直角に接続された両側の横片部830で構成されており、平面視でカバー片部82に沿うL字状に形成されている。カバー片部82及び上片部83を設けることで、接続具80、81の両側には縦片部820とこれに接続された横片部830とで構成された被嵌部87が夫々形成される。
接続具80、81の連結片部84はカバー片部82の両側の縦片部820に夫々設けられている。各連結片部84は縦片部820の下部から裏面側に向かって突出している。各接続具80の突片部85は各連結片部84に設けられている。各突片部85は連結片部84の裏面側端部からカバー片部82の外側方に向かって突出しており、対応する縦片部820と平行である。各突片部85は対応する縦片部820の表面側から見たときに縦片部820よりも外側方に突出している。各突片部85と対応する縦片部820の間には外側方に開口する嵌込溝86が形成されている。
作業者は接続具8を用いて幅木2の端部同士を接続する場合、例えば以下の施工を行う。なお、以下では入隅用の接続具80を用いる例について説明するが、出隅用の接続具81を用いる場合も同様である。また、以下では前述のように壁5に対して接着剤50及びピンネイル70を用いて固定された第一の幅木2の終端部(切断側端部)に、隅部を介して隣接する第二の幅木2の始端部を接続する例につき説明する。以下、特に区別する場合には、前記第一の幅木2を第一の幅木22、前記第二の幅木2を第二の幅木23と記載する。
まず、接続具80を第一の幅木22の終端部と第二の幅木23の始端部に取り付ける。なお、第一の幅木22は前述のように隅部付近までの部位が接着剤50及び固着具7を用いて壁5に固定された状態でその切断側端部である終端部が接続具8に取り付けられる。すなわち、第一の幅木22は隅部付近まで接着剤50及び固着具7を用いて固定された後、切断具によって壁5の隅部に対応する位置で切断され、この切断側端部が接続具8に取り付けられる。また、第二の幅木23は梱包箱4の引出口46から引き出される幅木2である。例えば第二の幅木23としては第一の幅木22を切断した後に梱包箱4に残る幅木2が用いられる。すなわち、この場合、梱包箱4に残る幅木2の切断側端部が接続具8に取り付けられる。
第一の幅木22を接続具80に取り付けるには、作業者は予め接続具80の対応する縦片部820の裏面、対応する横片部830の下面、及び対応する突片部85の表面に接着剤を塗布しておく。次に作業者は接続具80の一方の被嵌部87に第一の幅木22の終端部を外側方から挿入する。これにより、当該被嵌部87によって第一の幅木22の終端部が被嵌される。また、これにより、接続具8の一方の縦片部820の裏面は同面に塗布された接着剤を介して第一の幅木22の終端部の表面に接着される。また、接続具8の一方の横片部830の下面は同面に塗布された接着剤を介して第一の幅木22の終端部の上端面に接着される。また、第一の幅木22の終端部における凹部202に接続具8の一方の突片部85が嵌め込まれ、第一の幅木22の終端部の下部が接続具8の一方の嵌込溝86に外側方から嵌め込まれる。また、これにより、接続具80の一方の突片部85の表面が第一の幅木22の凹部202の奥面に接着剤を介して接着される。
第二の幅木23を接続具80に取り付けるには、作業者は予め接続具80の対応する縦片部820の裏面、対応する横片部830の下面、及び対応する突片部85の表面に接着剤を塗布しておく。次に接続具8の他方の被嵌部87に第二の幅木23の始端部を外側方から挿入する。これにより、当該被嵌部87によって第二の幅木23の始端部が被嵌される。また、これにより、接続具8の他方の縦片部820の裏面は同面に塗布された接着剤を介して第二の幅木23の始端部の表面に接着される。また、接続具8の他方の横片部830の下面は同面に塗布された接着剤を介して第二の幅木23の始端部の上端面に接着される。また、第二の幅木23の始端部における凹部202に接続具8の他方の突片部85が嵌め込まれ、第二の幅木23の始端部の下部が接続具8の他方の嵌込溝86に外側方から嵌め込まれる。また、これにより、接続具80の他方の突片部85の表面が同面に塗布された接着剤を介して第二の幅木23の凹部202の奥面に接着される。
このように接続具80を第一の幅木22の終端部と第二の幅木23の始端部に取り付けた後、接続具80、第一の幅木22の終端部、第二の幅木22の始端部を壁5の隅部に取り付ける。この取付けの前には、予め接続具80の両突片部85の裏面に接着剤を塗布しておく。また、壁5において第一の幅木22の終端部の上部に対応する部分、及び第二の幅木23の始端部の上部に対応する部分にも予め接着剤を塗布しておく。そして、作業者は第一の幅木22及び第二の幅木23が接続された接続具8を壁5の隅部に沿わせる。これにより、第一の幅木22の終端部の上部裏面及び第二の幅木23の始端部の上部裏面は、隅部を挟んだ両側の壁5に接着剤を介して接着される。また、接続具8の両突片部85の裏面も同面に塗布された接着剤を介して壁5に接着される。この後、作業者は第一の幅木22の終端部(接続具8で覆われていない部分)を凹溝200にピンネイル70を打ち込むことで壁5に固定し、また、第二の幅木23の始端部(接続具8で覆われていない部分)を凹溝200にピンネイル70を打ち込むことで壁5に固定する。
なお、接続具80を用いた幅木2の施工は前記に限定されるものではない。例えば、第一の幅木22の終端部を接続具80に取り付け、この第一の幅木22を接続具80と共に壁5に取り付け、この後、接続具80に第二の幅木23の始端部を取り付け、この第二の幅木23を壁5に取り付けてもよい。
以上説明した本実施形態の幅木梱包品1は、湾曲変形可能で且つ切断可能な帯状の幅木2と、ロール状に巻いた幅木2を収納する梱包箱4を備えている。この構成により、ロール状に巻いた幅木2をその外側を梱包箱4によって支持した状態で梱包箱4に収納することができ、幅木2を小さくロール状にした状態で保管することができる。また、これにより幅木2の持ち運びも容易になる。また、幅木2は梱包箱4に収納して汚れ難い状態で保管することができる。
また、幅木2はその表面を外側に向けて巻かれた状態で梱包箱4に収納されるため、幅木2にはその裏面側に突となるような巻き癖がつき難くなる。このため、幅木2を壁5に沿わせた場合に幅木2の先に壁5に沿わせた部分が壁5から浮き上がり難くなる。すなわち、幅木2にはその表面側に突となるような巻き癖がつくが、幅木2の梱包箱4から引き出した直後の部分を壁5に沿わせた場合、幅木2の先に壁5に沿わせた部分が幅木2の巻き癖によって壁5を押圧するようになる。このため、幅木2の施工が容易になる。
また、本実施形態では、曲げ弾性率が1400MPa以上1600MPa以下の幅木2を、裏面側に突となるような巻き癖がつき難くした状態で梱包箱4に収納することができる。
また、本実施形態の幅木2は内径寸法が800mm以上1000mm以下として巻かれた状態で梱包箱4に収納される。このため、幅木2を巻き癖がつき難く且つコンパクトにした状態で梱包箱4に収納することができる。
また、本実施形態の幅木梱包品1は幅木2が巻き取られるパッド3を備え、幅木2がパッド3に巻き取られた状態で梱包箱4に収納される。このため、巻かれた状態の幅木2をパッド3により内側から支持し、これにより幅木2をがたつき難い状態で梱包箱4に収納することができる。
また、本実施形態では、幅木2の上端面の裏側端部を幅木2の裏側に行く程下方に位置するように傾斜した傾斜面203としている。このため、幅木2の施工後において壁下地51に貼り付けた壁紙52の下縁を、傾斜面203の下縁に沿って切断することができる。また、この壁紙52の切断を例えばカッターナイフを用いて行うとき、カッターナイフを傾斜面203に沿わせて簡単に行うことができ、また、これによりカッターナイフで幅木2を傷付け難くなる。また、壁紙52の下縁部と幅木2の上端部によって形成される角部に壁紙52の下縁部の浮き上がりを防止するためのコーキング材54を充填する場合、このコーキング材54を壁5と傾斜面203の間に形成される隙間53内に収めることができる。このため、幅木2を表面側から見たときにコーキング材54が幅木2の上端部に隠れて見え難くすることができる。
なお、幅木2は接続具8を用いずに隅部を有する壁5に施工することも可能である。この場合は、例えば隅部を挟んで両側に位置する幅木2を切断端面が平面視で幅木2の厚み方向に対して45度傾斜するように切断し、この端面同士を突き合わせた状態で幅木2を壁5に取り付ければよい。
また、本実施形態の幅木2は曲げ弾性率が1400MPa以上、1600MPa以下のものであるが、幅木2の曲げ弾性率は前記の範囲を外れるものであってもよい。また、梱包箱4の形状は正方形に限定されるものではなく、正方形を除く長方形や円形、多角形に形成してもよい。
また、図2に示されるパッド3は各支持片30を直線状にしたものであるが、図17に示されるように各支持片30の支持部302となる両端部を折り曲げ、この折曲部分でパッド3に巻き取られた幅木2を内側から支持するようにしてもよい。このようにすると、パッド3から幅木2が引き出されて巻き取られた幅木2の内径寸法が大きくなったときに、支持片30の両端部の折曲部分の曲げ戻しによって、支持片30の両端部を巻き取られた幅木2の内側に接触するようにできる。このため幅木2の使用量にかかわらず各支持片30の両端部で巻き取られた幅木2の内側を常に支持することが可能となる。
なお、本実施形態では幅木2をパッド3に巻き付けた後に梱包箱4に収納するようにしたが、巻いた状態の幅木2を梱包箱4内に配置し、この幅木2の中心にパッド3を嵌め込んでも構わない。さらに、パッド3は本実施形態のものに限定されるものではない。例えば、パッド3は複数の支持片30を四角形以上の略多角形状をなすように連結することで形成してもよい。また、本実施形態のパッド3は同一円周上における6箇所の支持部302で幅木2の内側を支持するものであるが、同一円周上の三箇所以上(6箇所除く)の支持部で幅木2の内側を支持するものであってもよい。また、パッド3は幅木2を内側から支持する円形の外周面を有するものであってもよい。また、本実施形態ではパッド3にロール状に巻いた幅木2を梱包箱4に収納したが、パッド3を省略し、ロール状に巻いた幅木2を梱包箱4の四方の端面板部42で外側のみを支持した状態で梱包箱4に収納してもよい。
また、本実施形態では凹溝200の下側の溝側面のみを傾斜させたが、図16に示されるように凹溝200の上側の溝側面を凹溝200の溝奥側に行く程下方に位置するように傾斜させてもよい。また、凹溝200の上側の溝側面のみを凹溝200の溝奥側に行く程下方に位置するように傾斜させてもよい。また、凹溝200の両溝側面は本体部20の幅方向と直交するものであってもよい。また、本実施形態では幅木2を壁5に固定する固着具7としてピンネイル70を用いたが、フィニッシュネイル等その他の固着具を用いて構わない。また、この他、本発明は前記し且つ図面に示した実施形態にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
1 幅木梱包品
2 幅木
3 パッド
4 梱包箱
203 傾斜面

Claims (5)

  1. 湾曲変形可能で且つ切断可能な帯状の幅木と、ロール状に巻いた前記幅木を収納する梱包箱を備え、前記幅木がその表面を外側に向けて巻かれた状態で前記梱包箱に収納されることを特徴とする幅木梱包品。
  2. 前記幅木の曲げ弾性率が1400MPa以上1600MPa以下であることを特徴とする請求項1に記載の幅木梱包品。
  3. 前記幅木が前記梱包箱に内径寸法を800mm以上1000mm以下として巻かれた状態で収納されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の幅木梱包品。
  4. 前記幅木が巻き取られるパッドを備え、前記幅木が前記パッドに巻き取られた状態で前記梱包箱に収納されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の幅木梱包品。
  5. 前記幅木の上端面の裏側端部を前記幅木の裏側に行く程下方に位置するように傾斜した傾斜面とすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の幅木梱包品。
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