JP2014070294A - 延伸糸の製造方法、及び、延伸糸の製造装置 - Google Patents

延伸糸の製造方法、及び、延伸糸の製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】糸に処理液を均一に付着させるとともに、加熱ローラによる糸の加熱効率を高めること。
【解決手段】紡糸巻取機1は、紡糸装置2から紡出された糸に、処理剤を含有する処理液を付与する処理液付与装置3と、処理液が付与された糸を延伸させるための複数の加熱ローラ4と、延伸された糸を巻き取る巻取装置5を備えている。処理液付与装置3が糸に付与する処理液は、処理剤が水に分散されたエマルジョンであって、処理液中の処理剤の濃度が40〜60質量%である。
【選択図】図1

Description

本発明は、紡糸装置から紡出された糸を延伸して延伸糸を製造する方法、及び、延伸糸の製造装置に関する。
特許文献1,2には、紡糸装置から紡出されるポリエステル繊維等の糸を延伸し、さらに、延伸された糸を巻取ってパッケージを形成する装置が開示されている。
特許文献1の装置は、紡出された糸を延伸するための2つの加熱ローラを有する。各加熱ローラには分離ローラが設けられ、加熱ローラと分離ローラの間で糸が複数回巻き付けられている。糸は上流側の加熱ローラによってガラス転移温度以上に加熱された後、2つの加熱ローラの間で延伸される。
特許文献2の装置も、紡出された糸を延伸するための2つの加熱ローラ群を有する。1つの加熱ローラ群は2つの加熱ローラからなり、各加熱ローラには180度以上(360度未満)の巻付角度で糸が巻き付けられる。上流側の加熱ローラ群によってガラス転移温度以上に加熱された糸は、2つの加熱ローラ群の間で延伸される。
また、特許文献1,2の装置は、それぞれ、紡糸装置から紡出された、延伸前の糸に油剤(処理液)を付与する油剤付与装置を備えている。特許文献1には、水分含有量80〜85%の油剤を使用することが開示されている。一方、特許文献2には、水分含有量が最高8%の油剤を使用することが開示されている。
特開平6−17312号公報 国際公開第2011/009498号
特許文献1では、水分含有量がかなり高い油剤(処理液)を使用している。そのため、処理液が付与された糸を延伸するために、加熱ローラで糸を必要な温度まで加熱する際に、糸に与えた熱量の多くが、処理液に含まれる水分の蒸発に消費されてしまうことから加熱効率が悪い。特許文献1に開示されているような、加熱ローラに複数回糸が巻き付けられる構成であれば、糸の加熱ローラとの接触長さを稼ぐために1つの加熱ローラに糸を巻き付ける回数を多くする必要がある。そのため、糸掛け作業が難しくなるし、各加熱ローラが長尺化するという問題もある。また、特許文献2に開示されているような、加熱ローラへの糸の巻付角度が360度未満(即ち、巻付回数が1回未満)である構成である場合には、糸の加熱ローラとの接触長さを稼ぐために加熱ローラの数を増やす、あるいは、加熱ローラの外径を大きくする必要がある。
また、水分含有量が高い処理液では、糸の加熱延伸中に、処理液中の多量の水が蒸発することにより、延伸糸の熱履歴斑を誘発し、これが染色斑の要因となっていた。
特許文献2では、水分含有量の低い(処理剤の濃度が高い)処理液を使用している。この場合は、水分蒸発に消費される熱量が少ないために、加熱ローラの加熱効率は高くなる。しかし、糸に付着させるべき処理剤(処理液中の水以外の含有成分)の量は、処理剤濃度には関係なく一定である。つまり、処理剤濃度が高い場合には、処理液の必要量は少なくなる。従って、処理液の供給量の調整が難しくなり、調整が狂うと処理液の付着量がばらついてしまう。また、たとえ調整が適切にできたとしても、処理液の量が少ないと糸に処理液が均一に付着しにくく、付着斑(付着ムラ)が生じやすくなる。
本発明の目的は、糸に処理液を均一に付着させるとともに、加熱ローラによる糸の加熱効率を高めることが可能な、延伸糸の製造装置、及び、延伸糸の製造方法を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
第1の発明の延伸糸の製造方法は、紡糸装置から紡出される糸を延伸して延伸糸を製造する方法であって、前記紡糸装置から紡出された糸に、処理剤を含有する処理液を付与する処理液付与工程と、処理液が付与された糸を、少なくとも1つ加熱ローラを含む複数のローラにより延伸させる延伸工程と、を備え、前記処理液付与工程において糸に付与する前記処理液は、前記処理剤が水に分散されたエマルジョンであって、前記処理液中の前記処理剤の濃度が40〜60質量%であることを特徴とするものである。
本発明では、糸に付与する処理液中の処理剤の濃度が40質量%以上であるため、加熱ローラによる糸の加熱の際に水分の蒸発で消費される熱量が少なく、加熱効率が向上する。一方で、処理剤の濃度が60質量%以下であるため、処理液の必要供給量がある程度大きくなるため、処理液を糸に均一に付着させることができ、付着斑の発生を抑制できる。
第2の発明の延伸糸の製造方法は、前記第1の発明において、前記処理液付与工程で前記糸に付与する前記処理液の、キャノンフェンスケ法で測定した30℃での動粘度が、100〜200mm/sであることを特徴とするものである。
本発明によれば、処理液の動粘度が100〜200mm/sの範囲にあることから、糸に処理液を均一に付着させることができる。
第3の発明の延伸糸の製造方法は、前記第1又は第2の発明において、前記処理液付与工程で前記糸に付与する前に、前記処理液を加熱することを特徴とするものである。
本発明によれば、処理液加熱装置により処理液を加熱して、処理液の粘度を下げることで、処理液をより均一に付着させることができる。
第4の発明の延伸糸の製造装置は、紡糸装置から紡出される糸を延伸して延伸糸を製造する装置であって、前記紡糸装置から紡出された糸に、処理剤を含有する処理液を付与する処理液付与装置と、少なくとも1つの加熱ローラを含み、前記処理液が付与された糸を延伸するための複数のローラと、を備え、前記処理液は、前記処理剤が水に分散されたエマルジョンであって、前記処理液中の前記処理剤の濃度が40〜60質量%であることを特徴とするものである。
本発明では、糸に付与する処理液中の処理剤の濃度が40質量%以上であるため、加熱ローラによる糸の加熱の際に、水分の蒸発で消費される熱量が少ない。従って、加熱効率が向上する。一方で、処理剤の濃度が60質量%以下であるため、処理液の必要供給量がある程度大きくなるため、処理液を糸に均一に付着させることができ、付着斑の発生を抑制できる。
第5の発明の延伸糸の製造装置は、前記第4の発明において、前記加熱ローラには、糸が360度未満の巻付角度で巻き付けられることを特徴とするものである。
上述したように、処理剤の濃度が高い(水分含有量が低い)と、加熱ローラで糸を加熱する際の、水分蒸発で消費される熱量が少なくて済むことから、糸の加熱ローラとの接触長さを短くすることができる。この点、本発明では、加熱ローラに1回以上糸が巻き付けられない構成である。この場合、糸の加熱ローラとの接触長さを長くするには加熱ローラの数を増やす、あるいは、加熱ローラの外径を大きくする必要があるが、装置が大型化するし、コストアップにもなる。しかし、上記のように接触長さが短くて済むと、加熱ローラの個数を少なくし、また、径を小さくすることができる。
第6の発明の延伸糸の製造装置は、前記第4の発明において、前記加熱ローラに隣接して配置されたセパレートローラを有し、前記加熱ローラとこれに対応する前記セパレートローラとの間に、糸が1回以上巻き付けられることを特徴とするものである。
本発明では、加熱ローラとセパレートローラの間に糸が1回以上巻き付けられる構成である。この場合、糸の加熱ローラとの接触長さを長くするには巻付回数を増やす必要があるが、そうすると、糸掛け作業が困難になり、また、加熱ローラが長尺化するという問題もある。しかし、上記のように接触長さが短くて済むと、加熱ローラへの糸の巻付回数を少なくすることができる。
本実施形態に係る紡糸巻取機の側面図である。 加熱ローラと案内ローラの斜視図である。 処理液付与ガイドを示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のB線断面図である。 本実施形態の処理液と従来の処理液の、動粘度を比較した表である。 実施例及び比較例の処理液を使用した場合の試験結果である。 変更形態に係る紡糸巻取機の側面図である。 別の変更形態に係る紡糸巻取機の正面図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る紡糸巻取機の側面図である。尚、以下では、図1の左方を「前方」、図1の右方を「後方」と定義して説明を進める。図1に示すように、紡糸巻取機1(本発明の「延伸糸の製造装置」に相当する)は、紡糸装置2から紡糸されたポリエステル繊維の複数の糸10に処理液を付与する処理液付与装置3と、処理液が付与された複数の糸10を延伸させるための4つの加熱ローラ4(図2参照)と、延伸された複数の糸10(FDY)をそれぞれ巻取って複数のパッケージPを形成する巻取装置5等を有する。
処理液付与装置3は、紡糸装置2の下方に配置された処理液付与ガイド30と、この処理液付与ガイド30に処理液を供給する供給部31とを有する。紡糸装置2から紡出された複数の糸10が処理液付与ガイド30に接触しつつそれぞれ下方へ走行することで、複数の糸10に処理液が付与される(処理液付与工程)。処理液付与装置3の詳細については後ほど説明する。
図2は加熱ローラと案内ローラの斜視図である。図2に示すように、4つの加熱ローラ4(4a〜4d)は、断熱材料で形成された保温箱26に収容されている。尚、保温箱26の内部をわかりやすくするために、図2では保温箱26の外形線を二点鎖線の仮想線で図示している。
図1に示すように、保温箱26に収容された4つの加熱ローラ4a〜4dは、処理液付与ガイド30の下方であって、後述する巻取装置5のボビンホルダ7の先端部の上方に配置されている。4つの加熱ローラ4は、それらの軸方向が前後方向と平行となるように配置されている。
4つの加熱ローラ4a〜4dには、複数の糸10が、360度未満の巻付角度で順に巻き付けられる。また、4つの加熱ローラ4は、それぞれモータ(図示省略)によって回転駆動される。そして、4つの加熱ローラ4は、処理液付与装置3で処理液が付与された複数の糸10を引き取り、さらに、下流側の巻取装置5へ送り出す。
さらに、4つの加熱ローラ4には、それぞれヒータ27が内蔵されている。4つの加熱ローラ4a〜4dのうちの、糸走行経路の上流側の2つの加熱ローラ4a,4bは、延伸前の複数の糸10を、ポリエステルのガラス転移温度まで加熱する。また、下流側の2つの加熱ローラ4c,4dの回転速度は、上流側の2つの加熱ローラ4a,4bの回転速度よりも速く設定されている。この回転速度差(糸送り速度差)によって、ガラス転移温度まで加熱された複数の糸10が延伸される(延伸工程)。また、下流側の2つの加熱ローラ4c,4dは、上流側の加熱ローラ4a,4bよりも高い温度に設定され、延伸された複数の糸10を加熱することによってその状態を熱固定する。例えば、上流側の2つの加熱ローラ4a,4bが80〜100℃、下流側の2つの加熱ローラ4c,4dが120〜170℃に設定される。
これら4つの加熱ローラ4a,4bは、断熱材料からなる保温箱26に収容されることによって、放熱が抑制されている。保温箱26には、加熱ローラ4の前端面を覆う扉26aが開閉自在に取り付けられている。扉26aの開放状態では4つの加熱ローラ4a〜4dが前方に露出する。この状態では、紡糸巻取機1の前方に位置するオペレータが、4つの加熱ローラ4a〜4dに糸掛けをすることができる。尚、保温箱26の天板には保温箱26に複数の糸10を導き入れるためのスリット28が形成されている。また、保温箱26の底板には、保温箱26から複数の糸10を送り出すためのスリット29が形成されている。
4つの加熱ローラ4の下流側には、巻取装置5の本体フレーム15に取り付けられた2つの案内ローラ11,12が配置されている。一方の案内ローラ11は、4つの加熱ローラ4を収容する保温箱26の直下の位置に配置されている。もう一方の案内ローラ12は、保温箱26の後方の位置であって、後述する巻取装置5のボビンホルダ7の中央部上方に配置されている。2つの案内ローラ11,12の軸方向は左右方向と平行であって、加熱ローラ4の軸方向とは直交している。また、2つの案内ローラ11,12は、それぞれモータ(図示省略)によって回転駆動される。そして、保温箱26から下方に送り出された複数の糸10は、2つの案内ローラ11,12によって巻取装置5へ送られる。尚、図1に二点鎖線で示すように、案内ローラ12は、ガイド板16に沿って、案内ローラ11の近くの糸掛け位置(図1に二点鎖線で示す)まで移動可能である。従って、案内ローラ12を前記糸掛け位置まで移動させることによってオペレータによる前方からの糸掛け作業が容易になる。
4つの加熱ローラ4で延伸された複数の糸10は巻取装置5でそれぞれ巻取られる。巻取装置5は、本体フレーム15と、本体フレーム15に回転可能に設けられた円板状のターレット6と、複数のボビンBがその軸方向に沿って装着される2本のボビンホルダ7と、複数のボビンBに巻取られる複数の糸10をそれぞれ綾振りする複数のトラバースガイド8と、ボビンホルダ7に装着された複数のボビンB(又はボビンBに形成されるパッケージP)に接触するコンタクトローラ9等を備えている。
2本のボビンホルダ7は、それらの軸方向が前後方向となる状態で、それぞれ、後方のターレット6に回転可能に支持されている。2本のボビンホルダ7は、それぞれモータ(図示省略)によって回転駆動される。各ボビンホルダ7が回転すると、このボビンホルダ7に装着された複数のボビンBも、ボビンホルダ7と一体的に回転する。また、2本のボビンホルダ7を支持するターレット6が回転することにより、2本のボビンホルダ7の位置を、巻取位置(図1の上方の位置)と退避位置(図1の下方の位置)との間で切り換える。つまり、ターレット6は、糸10を巻取るボビンホルダ7を切り換えるものである。
ボビンホルダ7の上方には、本体フレーム15に取り付けられた複数の支点ガイド13と複数のトラバースガイド8が、複数のボビンBにそれぞれ対応して設けられている。案内ローラ12から送られる複数の糸10は、複数の支点ガイド13にそれぞれ掛けられる。さらに、複数の糸10が、複数のトラバースガイド8によって、対応する支点ガイド13を中心としてボビンBの軸方向に綾振りされながら、巻取位置のボビンホルダ7に装着された複数のボビンBにそれぞれ巻取られる。これにより、上記複数のボビンBに複数のパッケージPがそれぞれ形成されていく。また、上述の糸巻取中には、コンタクトローラ9が、パッケージPの外周面に接触して所定の接圧を付与しながら回転することで、パッケージPの形状が整えられる。
次に、処理液付与装置3について説明する。図3は、処理液付与ガイドを示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のB線断面図である。図3に示すように、処理液付与ガイド30は、その前側部分(図3(a)の紙面手前側部分)に、上下方向に延びて紡糸装置2から紡出された複数の糸10を案内する案内溝33を有する。また、処理液付与ガイド30の後側部分には供給部31(図1参照)と接続される供給孔34が形成され、供給孔34の先端は案内溝33に開口している。供給部31から供給された処理液は、供給孔34から案内溝33の内部に供給される。供給部31は、処理液を吐出するギアポンプを有し、このギアポンプは、インバータにより回転数を制御可能なモータにより駆動される。これにより、供給部31は、各処理液付与ガイド30に対して、所定量の処理液を計量して吐出する。
案内溝33内には、複数の液溜め溝35が上下に並べて形成されている。各液溜め溝35は横長の形状を有し、その両端部は案内溝33の側面まで延びている。供給孔34から案内溝33内に供給された処理液は案内溝33の内面全体に広がるが、特に、その一部が複数の液溜め溝35に保持される。処理液が確実に保持されるように、液溜め溝35は5つ以上設けられていることが好ましい。
複数の糸10が、案内溝33によって案内されつつ下方へ走行する際に、これら複数の糸10に案内溝33内の処理液が付着する。また、複数の横長形状の液溜め溝35に処理液が保持されているため、案内溝33内を走行する複数の糸10に処理液が満遍なく付着しやすくなる。
次に、処理液付与装置3によって糸に付与される処理液について詳細に説明する。本実施形態で使用する処理液は、液状の処理剤(具体的には油剤)が水に分散された水系エマルジョンである。
また、処理液中の処理剤の濃度は、40〜60%(水分含有量60〜40%)である。尚、以下では、濃度の単位は、単に「%」と略記するが、「質量%」を示すものとする。また、糸10に処理液を均一に付着させるために、処理液の粘度は、キャノンフェンスケ法により測定された動粘度が使用時の周囲温度(30℃)で100〜200mm/sであることが好ましい。
糸10に付与する処理液中の処理剤の濃度が40%以上であると、加熱ローラ4による糸10の加熱の際に、水分の蒸発で消費される熱量が少なくなるため、その分、糸10に多くの熱量が与えられることになり、加熱効率が向上する。従って、4つの加熱ローラ4によって、複数の糸10を、延伸に必要な温度まで確実に加熱することができ、糸品質が向上する。
一方で、供給部31から供給される処理液の量が少ない場合は、供給部31での処理液の供給量の調整誤差の許容範囲が狭く、調整が難しい。即ち、処理液の供給量が設定量に対して僅かに増減しただけで、処理剤(処理液中の含有成分)の量は大きく変動する。また、たとえ調整が適切であったとしても、処理液の量が少ないと複数の糸10に処理液が均一に付着しにくく、付着斑(付着ムラ)が生じやすくなる。
この点、処理剤の濃度が60%以下であるため、処理液の供給量がある程度多くなる。例えば、処理剤が100%(水分含有量0%)の場合と比べて、処理剤の濃度が60%の場合は、必要な処理液の量が1.67倍となり、処理剤の濃度が40%の場合は2.5倍となる。このように、処理液の供給量が多いと、複数の糸に対して処理剤を均一に付着させることができ、付着斑(付着ムラ)の発生を抑制できる。
一般的な従来の処理液では、処理剤の濃度が40〜60%の範囲において動粘度が非常に高くなっている。粘度(動粘度)が大きいと、糸10に処理液が均一に付着せずに、付着斑が発生しやすくなるため、従来はこのような粘度範囲では使用できなかった。
また、従来から、工程通過性の良好な処理液として特定の潤滑剤と非イオン界面活性剤とアニオン界面活性剤を所定割合含有して成る合成繊維用処理剤が提案されているが、工程中におけるエマルションの処理剤濃度の変化に伴い、特に濃度40〜70%の範囲において急激な粘度上昇が起こっていた。この場合、処理剤付与ガイド30や、インターレースノズル、マイグレーションノズルにゲル状スカムが堆積したり、毛羽、断糸等の工程通過性不良を誘発する問題があった。
一方、本実施形態の処理液(例えば、竹本油脂株式会社製デリオンTMT−200)では、処理剤の濃度が40%以上で、動粘度の上昇が軽微であり、濃度100%の原液とほぼ同等の動粘度に抑えられるものである。そのため、上記のように、処理剤の濃度を40〜60%の範囲としても、従来の処理液のように粘度が特段上がることはなく、これによって付着斑が生じやすくなるということはない。
処理剤濃度と処理液の粘度についての具体例を挙げる。図4は、本実施形態の処理液(竹本油脂株式会社製デリオンTMT−200)と従来の処理液の、動粘度を比較した表である。尚、図4の動粘度は、温度30℃のときの値である。図4に示すように、従来の処理液では、処理剤濃度70%→動粘度1810mm/s、濃度60%→動粘度9160mm/s、濃度50%→動粘度306mm/s、濃度40%→動粘度243mm/sとなる。即ち、濃度60%付近で動粘度が高いピークを示す。これに対して、本実施形態で使用する処理液(デリオンTMT−200)は、濃度範囲40%〜70%のほぼ全域にわたって、100mm/s前後の動粘度を達成した。
次に、上記の処理液を使用して延伸糸を製造した具体的な実施例を、比較例と比較して説明する。処理剤としては竹本油脂株式会社製デリオンTMT−200を使用した。
図5に、実施例及び比較例の処理液を使用した場合の試験結果を示す。図5に示すように、ここでは、処理剤濃度が40%、50%、60%の処理液(実施例)と、処理剤濃度が30%、70%、90%の処理液(比較例)を用いて、ポリエステル繊維の紡糸を延伸して延伸糸(FDY)を製造した。
図5に示すように、上記の実施例及び比較例を、毛羽、糸品質、及び、糸掛性の3つの大項目で評価した。
(1)毛羽:処理液が糸に均一に付与されていないとフィラメントが切れやすくなる、フィラメントが切れた状態で糸がパッケージに巻かれると、パッケージの端面に毛羽が出る。ここでは、巻上がったパッケージの端面に出ている毛羽の有無(数)をチェックしている。毛羽がない場合が“○”とする。
(2)糸品質:糸品質は、さらに以下の(a)〜(c)の3つの小項目で評価した。
(a)オイルドロップ(図4、図5では“OD”と略記)
処理液付与ガイドからの処理液(油剤)の滴下現象の有無を目視にて観察。オイルドロップが発生すると、ガイド内の処理液の量が変動し、糸に付着斑が生じる可能性が高くなる。
(b)染斑
製造された延伸糸を実際に染めて、目視で評価した結果を点数で表示。4点以上で合格。
(c)U%
USTER社製糸斑測定器で測定したU%(Normal)の値。1%以下で合格。
(3)糸掛性:処理剤には静電気を防止する成分が含まれているが、糸に付着斑(付着ムラ)があると、糸掛時に糸がローラに取られてしまい、糸掛けができない場合がある。糸掛けができた場合には“○”、糸がローラに取られて糸掛けができなかった場合を“×”としている。
(検証)
処理剤の濃度が30%では、染斑が4点未満で、また、U%も1%を超えているものもあり、糸品質が不良となっている。これは、加熱ローラでの加熱が十分でないために、延伸不良が生じていることに起因していると考えられる。一方、処理剤の濃度が70%のときには毛羽が生じている。また、処理剤の濃度が70%、90%でオイルドロップが生じている。これらのことから、処理剤濃度が70%や90%では、糸に処理剤が均一に付着しにくい状態であると推測される。また、特に、処理剤濃度が90%で、且つ、フィラメント数が多い場合(比較例5)では糸がローラに取られてしまい。糸掛けが全くできなかった。これは、特に、1本のフィラメントが細い場合に、処理剤があまり付着していない部分でフィラメントがローラに張りつきやすいことが原因であると考えられる。これに対して、処理剤濃度が40〜60%である、実施例では、どのような糸種についても、毛羽、糸品質、及び、糸掛性の3項目全てで良好な結果が得られている。
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
1]処理液を糸10に均一に付着させるには、処理液の粘度はある程度低いことが好ましい。そこで、図6に示すように、処理液付与装置3が、処理液付与ガイド30へ供給する処理液を事前に加熱するヒータ36(処理液加熱装置)を備えていてもよい。このように、糸10に付与する前に、ヒータ36により処理液を加熱して、供給する処理液の粘度を下げておくことで、糸10に処理液をより均一に付着させることができる。
2]前記実施形態では、4つの加熱ローラ4に糸10が巻掛けられた構成であるが、加熱ローラ4の数は4つには限られず、適宜変更可能である。
3]前記実施形態では、1つの加熱ローラに、360度未満の巻付角度で糸が巻かれた構成であるが、以下に説明するような、1つの加熱ローラに糸が1回以上巻掛けられる構成にも本発明を適用できる。
図7はこの変更形態の紡糸巻取機を前方から見た図(正面図)である。図7の紡糸巻取機41は、処理液付与装置43と、2つの加熱ローラ44と、巻取装置45等を有する。各加熱ローラ44にはセパレートローラ46が隣接して配置され、各加熱ローラ44とこれに対応するセパレートローラ46とが保温箱47に収容されている。複数の糸10は、各加熱ローラ44とこれに隣接するセパレートローラ46との間に1回以上巻き付けられる。
上記構成において、糸10を所定温度まで確実に加熱するために、糸10の加熱ローラ44との接触長さを長くしようとすると、巻付回数を増やす必要がある。しかし、その場合、糸掛け作業が困難になり、また、加熱ローラ44が長尺化するという問題もある。しかし、本発明を適用して、処理剤濃度40〜60%の処理液を用いることで、各加熱ローラ44での加熱効率が向上する。これにより、糸10の加熱ローラ44との接触長さが短くて済むため、加熱ローラ44への糸10の巻付回数を少なくすることができる。
4]前記実施形態では、複数の糸が巻きつけられる4つのローラ4a〜4dが、全てヒータ27を備えた加熱ローラであったが、ナイロン等のガラス転移温度が低い糸を延伸する場合は、延伸前のローラは加熱ローラである必要は特にない。
1 紡糸巻取機
2 紡糸装置
3 処理液付与装置
4 加熱ローラ
36 ヒータ
41 紡糸巻取機
43 処理液付与装置
44 加熱ローラ
46 セパレートローラ
これら4つの加熱ローラ4a〜4dは、断熱材料からなる保温箱26に収容されることによって、放熱が抑制されている。保温箱26には、加熱ローラ4の前端面を覆う扉26aが開閉自在に取り付けられている。扉26aの開放状態では4つの加熱ローラ4a〜4dが前方に露出する。この状態では、紡糸巻取機1の前方に位置するオペレータが、4つの加熱ローラ4a〜4dに糸掛けをすることができる。尚、保温箱26の天板には保温箱26に複数の糸10を導き入れるためのスリット28が形成されている。また、保温箱26の底板には、保温箱26から複数の糸10を送り出すためのスリット29が形成されている。

Claims (6)

  1. 紡糸装置から紡出される糸を延伸して延伸糸を製造する方法であって、
    前記紡糸装置から紡出された糸に、処理剤を含有する処理液を付与する処理液付与工程と、
    処理液が付与された糸を、少なくとも1つの加熱ローラを含む複数のローラにより延伸させる延伸工程と、を備え、
    前記処理液付与工程において糸に付与する前記処理液は、前記処理剤が水に分散されたエマルジョンであって、前記処理液中の前記処理剤の濃度が40〜60質量%であることを特徴とする延伸糸の製造方法。
  2. 前記処理液付与工程で前記糸に付与する前記処理液の、キャノンフェンスケ法で測定した30℃での動粘度が、100〜200mm/sであることを特徴とする請求項1に記載の延伸糸の製造方法。
  3. 前記処理液付与工程で前記糸に付与する前に、前記処理液を加熱することを特徴とする請求項1又は2に記載の延伸糸の製造方法。
  4. 紡糸装置から紡出される糸を延伸して延伸糸を製造する装置であって、
    前記紡糸装置から紡出された糸に、処理剤を含有する処理液を付与する処理液付与装置と、
    少なくとも1つの加熱ローラを含み、前記処理液が付与された糸を延伸するための複数のローラと、を備え、
    前記処理液は、前記処理剤が水に分散されたエマルジョンであって、前記処理液中の前記処理剤の濃度が40〜60質量%であることを特徴とする延伸糸の製造装置。
  5. 前記加熱ローラには、糸が360度未満の巻付角度で巻き付けられることを特徴とする請求項4に記載の延伸糸の製造装置。
  6. 前記加熱ローラに隣接して配置されたセパレートローラを有し、
    前記加熱ローラとこれに対応する前記セパレートローラとの間に、糸が1回以上巻き付けられることを特徴とする請求項4に記載の延伸糸の製造装置。
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