JP2014069593A - 車載機器制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の整備中に高電圧電源を作動させる車載機器の制御や稼動を中止して高電圧電源の作動を停止させることができるようにした車載機器制御装置を提供する。
【解決手段】車両に搭載された高電圧電源11Aを作動させる車載機器22A,22B,12を制御する車載機器制御装置22a,22b,23であって、車両に装備されたハイトセンサ60の検出情報から車両がリフトアップ状態であるか否かを判定する判定手段22a3,22b3,23Cと、判定手段22a3,22b3,23Cにより車両がリフトアップ状態であると判定されると、車載機器22A,22B,12の制御又は稼動を中止して高電圧電源11Aの作動を停止する停止手段22a4,22b4,23Dとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車に搭載された高電圧電源を作動させる車載機器を制御する車載機器制御装置に関するものである。
近年、自動車(以下、車両とも言う)に搭載される機器を遠隔操作する技術が開発され普及している。例えば、車両のエンジンを予め暖気運転しておくために、遠隔操作によってエンジンを始動させておく技術や、また、車両に乗る前に、エンジンを始動させたのち更に予め暖房や冷房を利かせるために遠隔操作によって車両の空調装置を作動させておくプレ空調の技術が開発されている。このような技術は、例えば、特許文献1に開示されている。
この特許文献1には、携帯機(リモートコントローラ)に設けられた始動スイッチや停止スイッチにより車両に搭載されているエンジン制御回路を無線で操作して車両のエンジンの始動や停止を行なえるようにしたものにおいて、車両に後付けされた電気機器を制御する制御回路を設け、エンジン運転中には始動スイッチの操作信号を後付け電気機器の動作開始信号として機器の動作を開始させ、エンジン停止中には停止スイッチの操作信号を後付け電気機器の動作停止信号として機器の動作を停止させる技術が記載されている。
特開平11−230013号公報
本発明者らは、上記のようなプレ空調の操作に加えて、例えば家庭用コンセントで充電可能な電気自動車やプラグインハイブリッド車において、車両の充電系統をコンセントに接続し充電可能な状態にしておき、遠隔操作で充電の開始や終了を認識したり管理したりすることなども、車両を使用する際の利便性を高めることができるものと考えた。このように、様々な機器を遠隔で操作したり管理したりすることにより車両を使用する際の利便性を高めることができる。
特に、自動車を毎日の通勤で使用するなど規則的なタイミングで使用する場合には、プレ空調や充電の実施時間を予めタイマーで設定しておいて、設定されたタイミングで自動的にプレ空調や充電の実施できるように構成すれば利便性を一層高めることができる。
しかしながら、このようなタイマー設定でバッテリの充電(タイマー充電)や車室内の空調(タイマー空調)を遠隔操作で行う場合、以下のような回避すべき誤作動が懸念される。
つまり、高電圧の走行用バッテリに充電したり、走行用バッテリを用いて補機バッテリへの充電や空調等を行ったりする場合には高電圧電源(走行用バッテリ)を作動(通電)させる必要があるが、整備工場等で整備中に高電圧電源が作動することは回避すべきである。
しかし、タイマー充電やタイマー空調等のタイマー稼動は、作動条件さえ整えば、規則的なタイミングで実施されるので、整備中といえども作動することがある。したがって、このような状況は回避すべきである。
なお、タイマー充電やタイマー空調は遠隔操作に限らず設定しうるもので、車載の操作機器を用いてタイマー充電やタイマー空調を実施することも可能である。
また、タイマー稼動に限らず、整備工場等で整備中に、車両から離隔した箇所において、リモートコントローラを誤って操作することにより、高電圧電源が作動するおそれも考えられる。
さらに、リモートコントローラの利便性を高めるために、比較的長い無線通信距離を有する規格の通信方式を利用したり、汎用のリモートコントローラを利用できるようにしたりすると、比較的離れた距離からの操作が有効になるので、リモートコントローラの誤操作の影響が生じやすい。
特に、高電圧電源の走行用バッテリに充電を行なう際には、充電ガンを充電プラグに差し込む必要があるため、作業者はこうした充電を管理できるが、走行用バッテリを利用して補機バッテリを充電する際や、走行用バッテリを利用してプレ空調を実施する際には、充電ガンを充電プラグに差し込む必要はないので、作業者はこれらを管理することができない。
もちろん、作業前に、高電圧電源のサービスプラグを抜いたり、補機バッテリを外したりすれば、高電圧電源が作動するおそれを回避できるが、作業者がこのような処理を忘れる場合がある。また、走行用バッテリへ充電する場合にも、作業者が、充電ガンが充電プラグに差し込まれていることを確認せずに作業を開始するおそれもある。
本発明は上記の課題に鑑み創案されたもので、車両の整備中には高電圧電源を作動させる特定の車載機器の作動を停止させることができるようにした、車載機器制御装置を提供することを目的としている。
(1)本発明の車載機器制御装置は、車両に搭載された高電圧電源を作動させる車載機器を制御する車載機器制御装置であって、前記車両に装備されたハイトセンサの検出情報から前記車両がリフトアップ状態であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記車両がリフトアップ状態であると判定されると、前記車載機器の制御又は稼動を中止して前記高電圧電源の作動を停止する停止手段とを備えていることを特徴としている。
(2)前記車載機器は、前記高電圧電源としての走行用バッテリに車外電源からの電力供給を行なう走行用バッテリ充電装置を含み、前記車載機器制御装置は、前記走行用バッテリを車外電源に接続した状態で前記走行用バッテリ充電装置を稼動して前記走行用バッテリの充電を制御する走行用バッテリ充電制御装置を含み、前記走行用バッテリ充電制御装置は、予め設定されたタイムスケジュールに従って前記走行用バッテリの前記車外電源による充電を自動で行なう走行用バッテリ充電タイマー稼動制御手段を有し、前記停止手段は、前記判定手段により前記車両がリフトアップ状態であると判定されると、前記走行用バッテリ充電タイマー稼動制御手段による制御を無効化し前記走行用バッテリ充電装置の制御又は稼動を中止して前記高電圧電源の作動を停止することが好ましい。
(3)前記車載機器は、前記車両に装備された空調装置を含み、前記車載機器制御装置は、前記空調装置の稼動を制御する空調制御装置を含み、前記空調制御装置は、予め設定されたタイムスケジュールに従って前記空調装置の稼動を自動で行なう空調タイマー稼動制御手段を有し、前記停止手段は、前記判定手段により前記車両がリフトアップ状態であると判定されると、前記空調タイマー稼動制御手段による制御を無効化し前記空調装置の制御又は稼動を中止して前記高電圧電源の作動を停止することが好ましい。
(4)前記車載機器は、前記高電圧電源から前記車両に装備された補機バッテリを充電する補機バッテリ充電装置を含み、前記車載機器制御装置は、前記補機バッテリ充電装置を稼動して前記高電圧電源から前記補機バッテリへ電力を供給し充電する充電制御を行なう補機バッテリ充電制御装置を含み、前記補機バッテリ充電制御装置は、予め設定されたタイムスケジュールに従って前記充電を自動で行なう補機バッテリ充電タイマー稼動制御手段を有し、前記停止手段は、前記判定手段により前記車両がリフトアップ状態であると判定されると、前記補機バッテリ充電タイマー稼動制御手段による制御を無効化し前記補機バッテリ充電装置の制御又は稼動を中止して、前記高電圧電源の作動を停止することが好ましい。
(1)本発明の車載機器制御装置によれば、ハイトセンサの検出情報から車両がリフトアップ状態であると判定されると、高電圧電源を作動させる車載機器の車載機器制御装置による制御又は稼動を中止して高電圧電源の作動を停止するので、車両をリフトアップする車両の整備中に、車載機器の稼動による高電圧電源の作動するおそれを回避することができる。
(2)例えば、車載機器が高電圧電源としての走行用バッテリに車外電源からの電力供給を行なう走行用バッテリ充電装置であり、車載機器制御装置が走行用バッテリ充電装置を稼動して走行用バッテリの充電を制御する走行用バッテリ充電制御装置であって、予め設定されたタイムスケジュールに従って走行用バッテリの車外電源による充電を自動で行なう場合には、車両の整備作業者が予期しない状態で高電圧電源が作動するおそれがあるが、このようなおそれも回避することができる。
(3)同様に、車載機器が車両に装備された空調装置であり、車載機器制御装置が空調装置の稼動を制御する空調制御装置であって、予め設定されたタイムスケジュールに従って空調装置の稼動を自動で行なう場合にも、車両の整備作業者が予期しない状態で高電圧電源が作動するおそれがあるが、このようなおそれも回避することができる。
(4)また、車載機器が高電圧電源から補機バッテリを充電する補機バッテリ充電装置であり、車載機器制御装置が補機バッテリ充電装置を稼動して高電圧電源から補機バッテリへ電力を供給し充電する充電制御を行なう補機バッテリ充電制御装置であって、予め設定されたタイムスケジュールに従って補機バッテリの充電を自動で行なう場合にも、車両の整備作業者が予期しない状態で高電圧電源が作動するおそれがあるが、このようなおそれも回避することができる。
本発明の一実施形態にかかる車載機器制御装置及びこれを備えた車載機器の遠隔操作システムの要部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる車載機器制御装置及びこれを備えた車載機器の遠隔操作システムの概要を示す構成図である。 本発明の一実施形態にかかる車載機器制御装置及びこれを備えた車載機器の遠隔操作システムを詳細に示す構成図である。 本発明の一実施形態にかかる車載機器の遠隔操作システムのモバイル通信機器としての多機能携帯端末の表示画面(ホーム画面)を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる車載機器の遠隔操作システムのモバイル通信機器としての多機能携帯端末の表示画面(タイマー充電設定画面)を示す図であり、(a)はタイマー充電スケジュールの設定画面を示し、(b)はタイマー時間設定画面を示す。 本発明の一実施形態にかかる車載機器の遠隔操作システムのモバイル通信機器としての多機能携帯端末の表示画面(タイマー空調設定画面)を示す図であり、(a)はタイマー空調スケジュールの設定画面を示し、(b)はタイマー時間設定画面を示す。 本発明の一実施形態にかかる車載機器の遠隔操作システムのモバイル通信機器としての多機能携帯端末の車両情報画面を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる車載機器の遠隔操作システムのモバイル通信機器としての多機能携帯端末の車両操作画面(パニックアラーム)を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる車載機器の遠隔操作システムのモバイル通信機器としての多機能携帯端末の車両操作画面(駐車位置確認)を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる車載機器の遠隔操作システムのモバイル通信機器としての多機能携帯端末の車両操作画面(ドアロック)を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる車載機器の遠隔操作システムのモバイル通信機器としての多機能携帯端末の各種設定画面を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる車載機器の遠隔操作システムのモバイル通信機器としての多機能携帯端末の各種設定画面を示す図である。
以下、図面により、本発明の実施形態を説明する。
なお、本実施形態にかかる車両は、家庭用コンセント等の一般的な車外電源(100ボルト電源)を利用して走行用バッテリへの充電を行なうことができるプラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)であり、高電圧電源を作動させる車載機器には、高電圧電源自体である走行用バッテリが含まれる。
また、本実施形態では、車載機器の遠隔操作システム及びこれに備えられた車載機器制御装置を例示するが、本発明には、車両に装備された機器を直接操作するシステムのように、遠隔操作ではない操作システムに備えられる車載機器制御装置も含まれる。
〔システム全体構成〕
図2は本実施形態にかかる車載機器の遠隔操作システムを示す概略構成図である。図2に示すように、この遠隔操作システムは、車両1に装備され、車載機器を制御する各制御装置(車載機器制御装置)を含んだ車両ネットワーク2と、車載機器を遠隔操作するためのモバイル通信機器としての多機能携帯端末(スマートフォン)3と、車両1に装備され、車両ネットワーク2の各制御装置とスマートフォン3との間に介在し無線通信を処理する無線ルータとして機能する通信ECU(無線通信機器,EVリモートECUとも言う)4と、を備えている。
通信ECU4と車両ネットワーク2との通信には、有線のCAN(Controller Area Network)が用いられ、通信ECU4とスマートフォン3との通信には、無線のWi−Fi(wireless fidelity、登録商標)或いは3G(3rd Generation)といった無線LAN通信が用いられる。ここでは、通信ECU4とスマートフォン3との通信にWi−Fiが用いられるものとする。
車両ネットワーク2には、ノイズに強く、通信線の1本が断線しても残る線で通信が可能である特性から、CANが広く使われており、車載の通信ECU4と車両ネットワーク2との間にもCANを用いている。
通信ECU4とスマートフォン3との通信にWi−Fiを用いるのは、市販されているスマートフォンやその他のモバイル通信機器にWi−Fiを利用可能なものが多く、比較的通信速度が速く、比較的長い無線通信距離(車両との通信可能距離は見通し最大距離約200m程度)を確保でき、しかも、汎用性が高くインフラの整備をすることなく通信ができ、ランニングコストも低く抑えることができるためである。
なお、本実施形態ではWi−Fiを用いるモバイル通信機器としてスマートフォンを例示するが、Wi−Fi通信を用いる場合、スマートフォンだけでなく、Wi−Fi通信を採用し、本遠隔操作システムのアプリケーションプログラム(以下、アプリケーションソフトとも言う)のダウンロードが可能であれば、種々のモバイル通信機器(Wi−Fiデバイス)が使用できる。
図3はこの遠隔操作システムを更に詳細に示す構成図である。図3に示すように、車両側には、車載機器として、走行用バッテリ11Aを充電する走行用バッテリ充電装置22Aと、補機バッテリ11Bを充電する補機バッテリ充電装置22Bと、エアコン装置12と、オーディオ及びカーナビシステム13と、リアデフォッガ14とが搭載されるほか、更に、ランプ類15やドアミラー16やワイパー(図示略)などの電装品等が搭載されている。なお、エアコン装置12は電動コンプレッサ12aを使用する電動タイプの装置であり、電動コンプレッサ12aの電源には、高電圧電源である走行用バッテリ11Aが使用される。
さらに、車両側には、車載機器を制御する車載機器制御装置として、車両全体を制御する車両ECU21と、走行用バッテリ11Aの充電を制御する走行用バッテリ充電制御部(走行用バッテリ充電制御装置)22a及び補機バッテリ11Bの充電を制御する補機バッテリ充電制御部(補機バッテリ充電制御装置)22bとしての各機能を有する車載充電ECU(充電器)22と、エアコン装置12を制御する空調制御装置としてのエアコンECU23と、リアデフォッガ14やランプ類15やドアミラー16等の電装品の作動を制御する電装品トータル制御ECU24等が搭載されている。
なお、車載機器制御装置としての各ECU21〜24,スマートフォン3及び通信ECU4は、入出力装置,記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等のメモリ)、中央処理装置(CPU)及びタイマカウンタ等を含んで構成される。
車両ECU21及び車載充電ECU22は電気自動車CAN(EV−CAN)51によって接続され、エアコンECU23,電装品トータル制御ECU24及びオーディオ及びカーナビシステム13は電装品CAN(SUB−CAN)52によって接続されている。また、電気自動車CAN51と電装品CAN52とは、図示しないゲートウェイ等を介して接続されている。
車両ECU21は、車両のパワースイッチ17の駆動機構(パワースイッチ駆動機構)を操作しパワースイッチ17をオンオフ操作する機能(パワースイッチ制御手段)と、各ドアのロックアンロック機構(ドア施錠解錠機構)19を操作しドアをロック状態又はアンロック状態に操作する機能(ドア施錠解錠制御手段)とを備えている。また、車両ECU21には、パワースイッチ17のオンオフ状態の情報や、ロックアンロック機構19がロック状態かアンロック状態かの情報や、各ドアの開閉スイッチ18のオンオフ状態(開閉状態)の情報が入力されるようになっている。
また、車両ECU21には、サスペンションストローク(車輪と車体との上下位置関係)から車高を検知するハイトセンサ60からの検出情報が入力されるようになっている。なお、本車両では、ハイトセンサ60は、図示しない車高調整装置による車高調整或いはサスペンションの制御のための情報取得のために装備されている。
このハイトセンサ60の検出情報は、電気自動車CAN51を通じて車載充電ECU22に入力され、走行用バッテリ充電制御部22a及び補機バッテリ充電制御部22bによる充電制御に利用される。また、ハイトセンサ60の検出情報は、電気自動車CAN51及び電装品CAN52を通じてエアコンECU23に入力され、エアコンECU23によるエアコン装置12の稼動制御に利用される。これらの制御については後述する。
ここで、車載充電ECU22の走行用バッテリ充電制御部22a及び補機バッテリ充電制御部22bによる走行用バッテリ11Aの充電及び補機バッテリ11Bの充電について図1を参照して説明する。
図1に示すように、走行用バッテリ充電装置22Aは、車外電源から走行用バッテリ11Aに電力を供給することにより走行用バッテリ11Aを充電する。特に、走行用バッテリ充電装置22Aは、充電ステーション等に設備された専用充電コンセントだけでなく、家庭用コンセント等の一般電源を利用して走行用バッテリ11Aに充電をすることができる。このとき、走行用バッテリ充電制御部22aが走行用バッテリ充電装置22Aによる充電を制御する。
走行用バッテリ充電制御部22aの制御による走行用バッテリ11Aの充電モードとしては、専用の外部急速充電器を用いる「急速充電」と、専用の200Vの外部充電器を用いる「普通充電,200V」と、家庭用コンセント等の100Vの一般電源を用いる「普通充電,100V」との各モードが設けられている。
また、走行用バッテリ充電制御部22aは、走行用バッテリ11Aに対する充電操作によってリアルタイムに充電制御をするほかに、予めタイマー22a1で充電スケジュールを設定して、設定したスケジュールに応じて走行用バッテリ11Aの充電を自動で行なう機能(走行用バッテリ充電タイマー稼動制御手段)22a2を備えている。
補機バッテリ充電装置22Bは、走行用バッテリ11Aから補機バッテリ11Bに電力を供給することにより補機バッテリ11Bを充電する。このとき、補機バッテリ充電制御部22bが補機バッテリ充電装置22Bによる充電を制御する。
また、補機バッテリ充電制御部22bは、補機バッテリ11Bに対する充電操作によってリアルタイムに充電を制御するほかに、予めタイマー22b1で充電スケジュールを設定して、設定したスケジュールに応じて補機バッテリ11Bの充電を自動で行なう機能(補機バッテリ充電タイマー稼動制御手段)22b2を備えている。
なお、タイマー設定スケジュールによる自動充電を「タイマー充電」とも称し、走行用バッテリ11Aの「タイマー充電」については、「普通充電,100V」により行われる。
次に、エアコンECU23によるエアコン装置12の稼動制御を説明する。
エアコン装置12は室内の空調(冷房,暖房)のほかフロントガラスへの送風も行なう。エアコンECU23は、車両側(車室内)の操作機器の操作に応じてリアルタイムにエアコン装置12の作動を制御するほかに、予めタイマー23aで空調スケジュールを設定して、設定したスケジュールに応じて室内空調及びフロントガラスへの送風を自動で行なう機能(空調タイマー稼動制御手段)23bを備えている。
なお、タイマー設定スケジュールによる自動空調を「タイマー空調」とも称する。
したがって、空調モードとしては、室内空調に関する「空調待機中(冷房)」,「空調作動中(冷房)」,「空調待機中(暖房)」,「空調作動中(暖房)」の各モードと、フロントガラス送風に関する「空調待機中(フロントガラスへ送風)」,「空調作動中(フロントガラスへ送風)」の各モードとが設けられる。各空調待機中モードは空調スケジュールが設定されているが空調が開始されていない状態に相当する。
電装品トータル制御ECU24は、リアデフォッガ14,ヘッドライトやポジションランプ等のランプ類15,ドアミラー16及びワイパーなどの電装品の作動を制御すると共に、これらの電装品の作動状況を把握する。
通信ECU4は、送受信アンテナ部41と、キースイッチがON又はSTARTの位置でイグニッション電源と接続するIG端子42と、バッテリ電源と常時接続する+B端子43と、アース接続される接地アース端子44と、高速CAN(CAN−C)と接続されるCAN接続端子45と、充電機能を一時的に待機させるための信号WUCIを出力する充電待機信号出力部46と、電気自動車のシステムを起動させるためのWakeUp信号WUCOを出力するシステム起動信号出力部47とを備えている。
〔スマートフォン(モバイル通信機器)の表示画面〕
スマートフォン3には、本遠隔操作システムのアプリケーションソフトがダウンロードされており、このアプリケーションソフトを起動させると、スマートフォン3のタッチパネルディスプレイ30の画面に、図4に示すような画像が表示される。
図4に示すものは、ホーム画面の画像(以下、ホーム画面と言う)100であり、起動時に表示される。このホーム画面100には、上縁部領域に、画面タイトル表示(ホーム)101と更新ボタン(スイッチ)102と更新日時103とが表示され、また、下縁部領域には、ホームボタン111、タイマーボタン112、車両情報ボタン113、車両操作ボタン114、設定ボタン115の各モードを選択するモード選択ボタン(スイッチ)が表示される。図4に示すホーム画面100は、起動時或いはホームボタン111のタッチ操作によって表示される。
ホーム画面100のこれらの上下縁部領域を除く中央領域には、その上部に、充電状態表示120と空調状態130と、いますぐ充電設定ボタン123が表示され、その下部に、タイマー充電操作ボタン121及びタイマー充電設定状態122と、いますぐ空調設定ボタン(急速空調設定ボタン)131,タイマー空調操作ボタン132及びタイマー空調設定状態133とが表示される。
充電状態表示120には、走行用バッテリ11Aの充電中であれば、充電中を示すマーク120Aが表示されると共に、この時の充電モード状態120B、つまり、「急速充電」,「普通充電,200V」,「普通充電,100V」のいずれが表示される。また、充電ガンが充電プラグに接続されているか否かの充電プラグの状態120Cも表示される。充電中であれば、充電プラグの状態120Cは接続状態となる。また、充電中でないが、予めタイマーで充電スケジュールを設定してあり、充電プラグの状態120Cが接続状態であれば、充電モード状態120Bには「充電待機中」と表示される。さらに、充電状態表示120には、充電率の模式的なグラフ表示120Dと、充電完了までの所要時間120Eと表示される。
タイマー充電操作ボタン121は、タイマー充電の作動(オン),非作動(オフ)を設定するスイッチであり、タッチする度にオンとオフが反転する。また、スイッチをオン状態で点灯し(明るくなる)オフ状態で消灯する(暗くなる)、或いは、スイッチの色を変えるなどにより識別できるようにする。
いますぐ空調設定ボタン131は、急速空調(今すぐ空調)の作動(オン),非作動(オフ)を設定するスイッチであり、タッチする度にオンとオフが反転する。また、スイッチをオン状態で点灯し(明るくなる)オフ状態で消灯する(暗くなる)、或いは、スイッチの色を変えるなどにより識別できるようにする。
タイマー空調操作ボタン132は、タイマー空調の作動(オン),非作動(オフ)を設定するスイッチであり、タッチする度にオンとオフが反転する。また、スイッチをオン状態で点灯し(明るくなる)オフ状態で消灯する(暗くなる)、或いは、スイッチの色を変えるなどにより識別できるようにする。
タイマー充電操作ボタン121をオン操作してからタイマーボタン112をタッチ操作すると、図5(a)に示すように、タイマー充電設定画面200が表示される。このタイマー充電設定画面200には、上縁部領域に、画面タイトル表示(タイマー充電設定)201と更新ボタン(スイッチ)202と戻るボタン(スイッチ)203とが表示され、また、下縁部領域には、タイマー設定ボタン211,送信ボタン212が表示される。
タイマー充電設定画面200のこれらの上下縁部領域を除く中央領域には、その左半部に、設定した各曜日の充電スケジュール220が表示され、その右半部に、フル充電(満充電)を実施するか否かの選択スイッチ230が表示される。充電スケジュール220は予め設定された複数のスケジュール(ここでは、タイマー1,2,3の3種類)の何れか又はオフ(タイマー充電なし)を選択することができる。
タイマー1,2,3のそれぞれの設定を変更するには、予め曜日を選択して、タイマー設定ボタン211をタッチ操作して、図5(b)に示すように、タイマー設定画面221に表示を切り替える。タイマー設定画面221には、タイマー1,2,3の選択スイッチ222と、充電開始時間(時,分)及び充電終了時間(時,分)のスクロール画面223とが表示され、タイマー1,2,3のいずれかを選択操作して、充電開始時間或いは充電終了時間の時,分のスクロール画面を操作して時刻を設定する。スクロール画面223の下部にはこの時刻設定に連動して充電時間224が表示される。
タイマー設定画面221の下縁部領域には、確定ボタン225が表示されており、確定ボタン225をタッチ操作すれば、図5(a)に示すタイマー充電設定画面200に戻り、送信ボタン212をタッチ操作すれば、充電スケジュールの設定情報が車両の通信ECU4に送信される。この充電スケジュール設定情報は、通信ECU4から車載充電ECU22に送信され、車載充電ECU22のメモリに記憶され、車載充電ECU22はこのメモリに記憶された充電スケジュールに従って充電を実施する。
また、いますぐ充電設定ボタン123は、走行用バッテリ11A又は補機バッテリ11Bをリアルタイムで充電を開始するためのスイッチであり、いますぐ充電設定ボタン123をタッチ操作すると、図示しない選択メニューが表示され、走行用バッテリ11Aを充電するのか、補機バッテリ11Bを充電するのかを選択するように案内し、選択したバッテリについてリアルタイム充電の開始を設定する。そして、図示しないが選択メニューと共に表示された確定ボタン及び送信ボタンのうち確定ボタンをタッチ操作し、操作を確定させた後、送信ボタンをタッチ操作すれば、基本的には、各バッテリ11A,11Bの充電が開始される。
なお、各バッテリ11A,11Bの充電中には、車載充電ECU22は、各バッテリ11A,11Bの充電量(残存容量)を推定し、この推定によって各バッテリ11A,11Bが満充電になった場合には、充電を停止するようになっている。
同様に、タイマー空調操作ボタン132をオン操作してからタイマーボタン112をタッチ操作すると、図6(a)に示すように、タイマー空調設定画面300が表示される。このタイマー空調設定画面300には、上縁部領域に、画面タイトル表示(タイマー空調設定)301と更新ボタン(スイッチ)302と戻るボタン(スイッチ)303とが表示され、また、下縁部領域には、タイマー設定ボタン311,送信ボタン312が表示される。
タイマー空調設定画面300のこれらの上下縁部領域を除く中央領域には、その左半部に、設定した各曜日の空調スケジュール320が表示され、その右半部に、空調モード(暖房,冷房,デフ,オフ)330が表示される。この充電スケジュール320も予め設定された複数のスケジュール(ここでは、タイマー1,2,3の3種類)の何れか又はオフ(タイマー充電なし)を選択することができる。
タイマー1,2,3のそれぞれの設定を変更するには、タイマー充電と同様に、予め曜日を選択して、タイマー設定ボタン311をタッチ操作して、図6(b)に示すように、タイマー設定画面321に表示を切り替える。タイマー設定画面321には、タイマー1,2,3の選択スイッチ322と、エアコン開始時間(時,分)のスクロール画面323とが表示され、タイマー1,2,3のいずれかを選択操作して、充電開始時間の時,分のスクロール画面を操作して時刻を設定する。
タイマー設定画面321の下縁部領域には、確定ボタン325が表示されており、確定ボタン325をタッチ操作すれば、図6(a)に示すタイマー空調設定画面300に戻り、送信ボタン312をタッチ操作すれば、空調スケジュールの設定情報が車両の通信ECU4に送信される。この充電スケジュール設定情報は、通信ECU4からエアコンECU23に送信され、エアコンECU23のメモリに記憶され、エアコンECU23はこのメモリに記憶された充電スケジュールに従って空調を開始する。
スマートフォン3のアプリケーションソフトのうち、上記のタイマー充電に関する設定要素がバッテリ充電タイムスケジュール設定手段34Aに相当し、上記のタイマー空調に関する設定要素が空調タイムスケジュール設定手段34Bに相当する。
ホーム画面100において、車両情報ボタン113をタッチ操作すると、図7に示す車両情報画面400が表示される。この車両情報画面400には、上縁部領域に、画面タイトル表示(車両情報)401と更新ボタン(スイッチ)402とが表示され、また、下縁部領域には、ホーム画面100と同様に、ホームボタン111、タイマーボタン112、車両情報ボタン113、車両操作ボタン114、設定ボタン115の各ボタン(スイッチ)が表示される。
車両情報画面400のこれらの上下縁部領域を除く中央領域には、その上半部に、ランプ点灯、ドア開閉などの状態表示420が行われ、その下半部に、パワースイッチ(電源)の位置(オンかオフかの状態表示)430及び盗難警報の状態表示440が行われる。
車両操作ボタン114をタッチ操作すると、図8に示す車両操作画面(パニックアラーム)500、或いは、図9に示す車両操作画面(駐車位置確認)600、或いは、図10に示す車両操作画面(ドアロック)700が表示される。
例えば、ホーム画面100や車両情報画面400において、車両操作ボタン114をタッチ操作すると、まず、図8に示す車両操作画面(パニックアラーム)500が表示され、車両操作画面500において、車両操作ボタン114をタッチ操作すると、図9に示す車両操作画面(駐車位置確認)600が表示され、車両操作画面600において、車両操作ボタン114をタッチ操作すると、図10に示す車両操作画面(ドアロック)700が表示される。
図8,図9,図10に示す車両操作画面500,600,700には、上縁部領域に、画面タイトル表示(パニックアラーム,駐車位置確認,ドアロック)501,601,701と更新ボタン(スイッチ)502,602,702とが表示され、また、下縁部領域には、ホーム画面100と同様に、ホームボタン111、タイマーボタン112、車両情報ボタン113、車両操作ボタン114、設定ボタン115の各ボタン(スイッチ)が表示される。
車両操作画面500,600,700のこれらの上下縁部領域を除く中央領域には、スイッチ類(スライドスイッチ)及び状態表示アイコンが表示される。
車両周辺に警告をする際に使用するパニックアラームの車両操作画面500の場合、パニックアラームスイッチ511のスライド操作で、パニックアラームの作動及び停止を操作することができ、パニックアラームの作動及び停止はアイコン521の点灯(明るくなる)及び消灯(暗くなる)、或いは、色を変えるなどの表示と、文字表示とによって表示する。
駐車位置確認の車両操作画面600の場合、ヘッドライト点灯スイッチ611のスライド操作で、ヘッドライトの点灯及び消灯を操作することができ、ポジションランプ点灯スイッチ612のスライド操作で、ポジションランプの点灯及び消灯を操作することができ、ホーン作動スイッチ613のスライド操作で、ホーンの吹鳴作動操作をすることができる。また、ヘッドライトの点灯及び消灯、ポジションランプの点灯及び消灯、ホーンの作動及び非作動は、アイコン621,622、623をオン状態で点灯し(明るくなる)オフ状態で消灯する(暗くなる)、或いは、スイッチの色を変えるなどの表示と、文字表示とによって表示する。
ドアロックの車両操作画面700の場合、ドアロックスイッチ711のスライド操作で、ドアのロックを操作することができ、ドアアンロックスイッチ712のスライド操作で、ドアのアンロックを操作することができる。また、ドアのロック及びアンロックの状態と、盗難警報の状態(盗難警報解除、盗難警報セット、盗難警報作動中)とを、アイコン720,721,722の絵柄,表示色及び文字によって表示する。
設定ボタン115をタッチ操作すると、図11,図12に示す設定画面800が表示される。設定項目は、例えば、暗証番号入力省略、暗証番号変更、SSIDの変更、ANY接続、車台番号登録解除、車両設定、盗難警報履歴、車両ソフトウェアアップデート等があり、また、参照項目として、バージョン情報、登録スマートフォン数などがある。図12に示す設定画面800は、図11に示す設定画面800をスクロールしたものである。
例えば、スマートフォン3等の固有のWi−Fiデバイスを車両の遠隔操作に使用する場合、Wi−Fiデバイスを車両の通信ECU4に登録する必要がある。この場合、車両の通信ECU4を登録可能状態にして、車両設定の項目をタッチ操作して車両設定モードにセットし、Wi−Fiデバイスを車両と接続し、Wi−FiデバイスにWi−Fiパスワードを入力して、通信ECU4に送信する。これにより、Wi−Fiデバイスが車両の通信ECU4に登録されて、スマートフォンアプリを立ち上げることで通信が可能になる。
また、車両側の通信ECU4のソフトウェアをアップデートする場合、車両ソフトウェアアップデート項目をタッチ操作して、通信ECU4のソフトウェアをWi−Fi通信を介し、スマートフォンを使用して、アップデートすることができる。なお、車両のソフトウェアをアップデートする必要がある場合にソフトウェアアップデートをしないと、各機能が正常に作動しない可能性があるので、この場合には、ソフトウェアアップデートすることを勧めるワーニング画面をスマートフォンに表示するようになっている。
〔高電圧の作動回避制御〕
そして、本システムの場合、充電や空調等を作動させるためには高電圧電源である走行用バッテリ11Aを作動(通電)させる必要があるが、整備工場等で整備中に高電圧電源が作動することを回避できるように、一定条件下で高電圧電源の作動停止制御を行なうようになっている。
この作動停止制御では、整備中には、基本的に車両1をリフトアップするので、この車両1のリフトアップ状態を判定し、車両1がリフトアップしていると判定した場合には、高電圧である走行用バッテリ11Aの作動を回避する。また、リフトアップの判定は、車両に装備されたハイトセンサ60の検出情報を利用する。
そこで、本システムの車載機器制御装置である車載充電ECU22の走行用バッテリ充電制御部22aには、ハイトセンサ60の検出情報から車両1がリフトアップ状態であるか否かを判定する機能(判定手段)22a3と、この判定手段22a3により車両1がリフトアップ状態であると判定されると、走行用バッテリ充電タイマー稼動制御手段22a2による走行用バッテリ充電タイマー稼動制御を無効化し、走行用バッテリ充電装置22Aの制御又は稼動を中止して走行用バッテリ11Aの作動を停止する機能(停止手段)22a4とを備えている。
なお、停止手段22a4は、いますぐ充電設定ボタン123によりリアルタイムでの走行用バッテリ11Aの充電が走行用バッテリ充電制御部22aに指示された場合に、判定手段22a3により車両1がリフトアップ状態であると判定されると、リアルタイムでの充電制御を無効化し、走行用バッテリ充電装置22Aの制御又は稼動を中止して走行用バッテリ11Aの作動を停止する。
また、車載充電ECU22の補機バッテリ充電制御部22bは、ハイトセンサ60の検出情報から車両1がリフトアップ状態であるか否かを判定する機能(判定手段)22b3と、この判定手段22b3により車両1がリフトアップ状態であると判定されると、補機バッテリ充電タイマー稼動制御手段22b2による補機バッテリ充電タイマー稼動制御を無効化し、補機バッテリ充電装置22Bの制御又は稼動を中止して走行用バッテリ11Aの作動を停止する機能(停止手段)22b4とを備えている。
この停止手段22b4も、いますぐ充電設定ボタン123によりリアルタイムでの補機バッテリ11Bの充電が補機バッテリ充電制御部22bに指示された場合に、判定手段22b3により車両1がリフトアップ状態であると判定されると、リアルタイムでの充電制御を無効化し、走行用バッテリ充電装置22Bの制御又は稼動を中止して走行用バッテリ11Aの作動を停止する。
また、エアコンECU23は、ハイトセンサ60の検出情報から車両1がリフトアップ状態であるか否かを判定する機能(判定手段)23Cと、この判定手段23Cにより車両1がリフトアップ状態であると判定されると、空調タイマー稼動制御手段23bによる制御を無効化し、エアコン装置12の制御又は稼動を中止して走行用バッテリ11Aの作動を停止する機能(停止手段)23Dとを備えている。
この停止手段23Dも、いますぐ空調設定ボタン131によりリアルタイムでのエアコン装置12の作動がエアコンECU23に指示された場合にも、判定手段23Cにより車両1がリフトアップ状態であると判定されると、リアルタイムでのエアコン制御を無効化し、エアコン装置12の制御又は稼動を中止して走行用バッテリ11Aの作動を停止する。
なお、ここでは、各車載機器制御装置(車載充電ECU22及びエアコンECU23)毎に、判定手段22a3,22b3,23Cと及び停止手段22a4,22b4,23Dを設けているが、例えば、車両ECU21に判定手段を設けてこの判定結果を各車載機器制御装置(車載充電ECU22及びエアコンECU23)に送信したり、或いは、車両ECU21に判定手段及び停止手段を設けて、停止指令情報を各車載機器制御装置(車載充電ECU22及びエアコンECU23)に送信したりして、充電や空調に関する制御を無効化する構成であっても良い。
本システムでは、上記のように、車両1のリフトアップ判定に、ハイトセンサ60の検出情報を利用している。ハイトセンサ60は、サスペンションストローク(車輪と車体との上下位置関係)から車高を検知するものであり、車両1のリフトアップ時には、車高は各車輪が地面に設置して自重に対応した路面反力を受ける通常の車高よりも明らかに高い車高状態を示す。したがって、ハイトセンサ60の検出情報が基準高さ以上に相当するものであれば、車両1がリフトアップ状態であると判定することができる。
〔作用及び効果〕
本発明の一実施形態にかかる車載機器制御装置及びこれを含んだ車載機器の遠隔操作システムは、上述のように構成されているので、以下のような作用及び効果を得ることができる。
充電や空調等を作動させるためには高電圧電源である走行用バッテリ11Aを作動(通電)させる必要があるが、車両を整備工場等でリフトアップして整備している時には、車載充電ECU22及びエアコンECU23は、判定手段22a3,22b3,23Cにより、ハイトセンサ60の検出情報から車両1がリフトアップ状態であると判定し、リフトアップ状態であると判定した場合、停止手段22a4,22b4,23Dが充電や空調の制御を停止するので、高電圧電源の作動が回避される。
したがって、車両をリフトアップするメンテナンス時において、作業前に、補機バッテリを外したりする処理を忘れたり、作業者が、充電ガンが充電プラグに差し込まれていることを確認せずに作業を開始した場合において、操作機器の誤った操作や、タイマー充電やタイマー空調といった操作によって、高電圧電源が作動してしまう状況になったとしても、停止手段22a4,22b4,23Dによって高電圧電源の作動が回避され、作業者の近くで高電圧電源が作動するおそれが解消される。
特に、走行用バッテリ11Aを利用して補機バッテリ11Bを充電する際や、走行用バッテリ11Aを利用してプレ空調を実施する際には、充電ガンを充電プラグに差し込む必要はないので、作業者は補機バッテリ11Bへの充電やプレ空調の実施を管理することができないが、作業時の高電圧電源の作動が制御ロジックによって回避されるので、作業者の負担なく、予期せぬ高電圧電源の作動を回避することができる。
また、本システムとしては、以下のような効果が得られる。
本システムでは、操作機器としてのモバイル通信機器であるスマートフォン3による遠隔操作によって、走行用バッテリ11Aや補機バッテリ11Bの充電操作や、エアコン12の作動操作を行なうことができるが、この場合、車両のメンテナンスを実施する整備工場等から離隔した箇所でスマートフォン3による遠隔操作を行なえるので、利便性が高い反面、メンテナンス作業者が管理できない箇所で誤操作が行われるおそれがある。この点、上記のように車両のメンテナンス時に高電圧電源が作動するおそれが解消されるので、誤操作やタイマー設定の影響を回避できる。
また、遠隔操作のための通信にWi−Fi通信を用いているので、ある程度離れた箇所からも車載機器の操作を行なえる利点がある反面、スマートフォン3の誤操作の影響が広く及びやすく、また、スマートフォンにより簡単に車載機器の操作を行なえる利点がある反面、モバイル通信機器の誤操作も生じやすくなる。
これらの点においても、本システムによれば、上記のように車両のメンテナンス時に高電圧電源が作動するおそれが解消されるので、誤操作の影響を回避できる。
また、本システムでは、普及が広まっているスマートフォン3を利用して、車両から離れたところで、遠隔操作により車両の様々な車載機器を操作したり監視や管理をしたりすることができる。例えば、走行用バッテリ11Aや補機バッテリ11Bの充電の開始,終了を遠隔操作により実施することができる。また、充電の開始や終了を事前にスケジュール設定しておき、これに従って充電を実施できるので、車両を規則的なタイミングで使用する場合の充電管理を容易に行うことができる。
また、この際、車載充電ECU22から送信された情報に基づいて走行用バッテリ11Aの充電状態をスマートフォン3のディスプレイ30に表示することができるので、特に、把握しておきたい走行用バッテリ11Aの充電状態(残存容量)を容易に確認することができる。
さらに、スマートフォン3を利用して、車両から離れたところで、遠隔操作によりエアコン装置12の起動を実施することができるので、いわゆるプレ空調によって車室内に乗り込む時点で快適な空調状態を実現することができる。また、エアコン装置12の起動タイミングを事前にスケジュール設定しておき、これに従ってエアコン装置12の作動を実施できるので、車両を規則的なタイミングで使用する場合の空調管理を容易に行うことができる。
また、この際にも、作動操作信号に応じたエアコン装置12の作動状態をスマートフォン3のディスプレイ30に表示することができるので、車両の空調状態を容易に確認することができる。
また、スマートフォン3と車両側の通信ECU4との通信に、Wi−Fi通信が用いられているが、Wi−Fi通信は、比較的通信速度が速く、比較的長い無線通信距離を確保でき、しかも、汎用性が高くインフラの整備をしないで通信ができ、ランニングコストも低く抑えることができる。このため、スマートフォン3等のWi−Fiデバイスを用いて、コスト増を抑えながら、ストレスのない速度でしかも比較的長い無線通信距離(例えば、200m程度)での車載機器の遠隔操作を快適に行うことができる。また、ランニングコストも低く抑えることができる。
〔その他〕
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、かかる実施形態を適宜変更して実施することができる。
例えば、上記実施形態では、高電圧系の走行用バッテリ11A自体への充電についても、車両1がリフトアップ状態である場合には充電を実施させないようにしているが、走行用バッテリ11Aへ充電を行なう際には、充電ガンを充電プラグに差し込む必要があるため、作業者はこうした充電を管理できる。そこで、走行用バッテリ11Aへの充電については、充電を実施させないロジックを除くことも考えられる。ただし、走行用バッテリ1Aへ充電する場合にも、作業者が、充電ガンが充電プラグに差し込まれていることを確認せずに作業を開始するおそれもあるので、本実施形態の場合、こうした状況にも対応できる。
また、車両の高電圧電源を作動させる車載機器として、補機バッテリ11B及びエアコン12を例示したが、本発明において対象となるものは車両の高電圧電源を作動させる車載機器であることが条件であり、対象となる車載機器はこれらに限らない。
また、上記の実施形態では、モバイル通信機器として、いわゆるスマートフォンと呼ばれる多機能携帯電話を例示したが、モバイル通信機器はこれに限るものではない。
例えば、Wi−Fi通信を利用可能なモバイル通信機器としては、いわゆるタブレット型の端末(タブレットPC)も普及しており、これらも適用できる。
また、上記の実施形態では、無線LAN通信としてWi−Fi通信を利用する例を説明したが、利用しうる通信規格はこれに限らず、他の無線LAN通信や無線通信を用いることができる。もちろん、Wi−Fi通信のように、通信速度が速く、比較的長い無線通信距離を確保でき、しかも、汎用性が高くインフラの整備が不要であり、ランニングコストも低く抑えることができるものが好ましい。
このような特性を有する通信規格の場合、Wi−Fi通信のように、車両側の無線通信機器の待機電流が大きくなってしまう場合が考えられ、この場合、本発明のように、特定の時間帯のみ受信待機状態とするようにして、車両のバッテリ消費を抑えることが有効になる。
また、各タイマー設定は、モバイル通信機器で行なうものではなく、車載の操作機器によって遠隔操作ではなく行なうものであっても良い。
本発明の車載機器制御装置は、自動車に搭載され高電圧電源を作動させる車載機器の制御や稼動をタイマー設定によったり遠隔操作によったりして実施する装置に広く適用することができる。
1 車両
2 車両ネットワーク
3 モバイル通信機器としての多機能携帯端末(スマートフォン)
4 通信ECU(無線通信機器,EVリモートECU)
11A 走行用バッテリ(車載機器,高電圧電源)
11B 補機バッテリ(車載機器)
12 エアコン装置(車載機器
12a 電動コンプレッサ
13 オーディオ及びカーナビシステム(車載機器)
14 リアデフォッガ(車載機器)
15 ランプ類(車載機器)
16 ドアミラー(車載機器)
21 車両ECU
22 車載充電ECU(充電器)
22A 走行用バッテリ充電装置(車載機器)
22a 走行用バッテリ充電制御部(走行用バッテリ充電制御装置)
22B 補機バッテリ充電装置(車載機器)
22b 補機バッテリ充電制御部(補機バッテリ充電制御装置)
22a1,22b1,23a タイマー
22a2,22b2,23b タイマー稼動制御手段
22a3,22b3,23C 判定手段
22a4,22b4,23D 停止手段
23 エアコンECU
24 電装品トータル制御ECU
30 タッチパネルディスプレイ
34A 充電タイムスケジュール設定手段
34B 空調タイムスケジュール設定手段
41 送受信アンテナ部
42 IG端子
43 +B端子
44 接地アース端子
45 CAN接続端子
46 充電待機信号出力部
47 システム起動信号出力部
51 電気自動車CAN(EV−CAN)
52 電装品CAN(SUB−CAN)
60 ハイトセンサ

Claims (4)

  1. 車両に搭載された高電圧電源を作動させる車載機器を制御する車載機器制御装置であって、
    前記車両に装備されたハイトセンサの検出情報から前記車両がリフトアップ状態であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記車両がリフトアップ状態であると判定されると、前記車載機器の制御又は稼動を中止して前記高電圧電源の作動を停止する停止手段とを備えている
    ことを特徴とする、車載機器制御装置。
  2. 前記車載機器は、前記高電圧電源としての走行用バッテリに車外電源からの電力供給を行なう走行用バッテリ充電装置を含み、
    前記車載機器制御装置は、前記走行用バッテリを車外電源に接続した状態で前記走行用バッテリ充電装置を稼動して前記走行用バッテリの充電を制御する走行用バッテリ充電制御装置を含み、
    前記走行用バッテリ充電制御装置は、予め設定されたタイムスケジュールに従って前記走行用バッテリの前記車外電源による充電を自動で行なう走行用バッテリ充電タイマー稼動制御手段を有し、
    前記停止手段は、前記判定手段により前記車両がリフトアップ状態であると判定されると、前記走行用バッテリ充電タイマー稼動制御手段による制御を無効化し前記走行用バッテリ充電装置の制御又は稼動を中止して前記高電圧電源の作動を停止する
    ことを特徴とする、請求項1記載の車載機器制御装置。
  3. 前記車載機器は、前記車両に装備された空調装置を含み、
    前記車載機器制御装置は、前記空調装置の稼動を制御する空調制御装置を含み、
    前記空調制御装置は、予め設定されたタイムスケジュールに従って前記空調装置の稼動を自動で行なう空調タイマー稼動制御手段を有し、
    前記停止手段は、前記判定手段により前記車両がリフトアップ状態であると判定されると、前記空調タイマー稼動制御手段による制御を無効化し前記空調装置の制御又は稼動を中止して前記高電圧電源の作動を停止する
    備えている
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の車載機器制御装置。
  4. 前記車載機器は、前記高電圧電源から前記車両に装備された補機バッテリを充電する補機バッテリ充電装置を含み、
    前記車載機器制御装置は、前記補機バッテリ充電装置を稼動して前記高電圧電源から前記補機バッテリへ電力を供給し充電する充電制御を行なう補機バッテリ充電制御装置を含み、
    前記補機バッテリ充電制御装置は、予め設定されたタイムスケジュールに従って前記充電を自動で行なう補機バッテリ充電タイマー稼動制御手段を有し、
    前記停止手段は、前記判定手段により前記車両がリフトアップ状態であると判定されると、前記補機バッテリ充電タイマー稼動制御手段による制御を無効化し前記補機バッテリ充電装置の制御又は稼動を中止して、前記高電圧電源の作動を停止する
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の車載機器制御装置。
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