JP2014069527A - 配送ラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】受領票付送状とメール便用の宛名ラベルを兼用できる配送ラベルを提供する。
【解決手段】受領票部11及び宛名部12を囲む外郭切り剥がし補助線と、受領票部と宛名部を区画する境界切り剥がし補助線13Cとを有し、中間シート2が、前記外郭切り剥がし補助線で囲まれる区域に応対する区域以内を囲む外郭分離補助線と、この外郭分離補助線で囲まれる区域を受領票部側と宛名部側とに区画する境界分離補助線とを有し、前記境界分離補助線が前記境界切り剥がし補助線よりも宛名部側にずれ、中間シートの表面側に、外郭分離補助線の受領票部側と境界分離補助線とで囲まれる区域内に擬似接着部16を有し、前記外郭分離補助線の宛名部側及び境界切り剥がし補助線で囲まれる区域に第2粘着部15を有し、擬似接着部において情報記入シートと中間シートとが剥離可能に擬似接着され、第2粘着部において情報記入シートと中間シートとが剥離不能に接着する。
【選択図】図2

Description

本発明は、配送先情報を記入して、配送物品に貼付する配送ラベルに関する。
通販を行なう企業では物流センターなどから、顧客や消費者に向けて、注文を受けた商品を発送するほか、取扱商品の広告・資料やサンプル品を配送することがある。
注文商品を発送する場合には受け取り記録が残る受領票付送付状を用いて宅配便として送付し、取扱商品の広告・資料やサンプル品を発送する場合には受け取り記録の残らない配送料金の安価なメール便等で送付することが行なわれる。
物品を送付する場合には、宛名等の送付先情報を印刷した配送ラベルを物品に貼付するが、従来、通販を行なう企業では、このような配送ラベルについて、宅配便用の受領票付送付状とメール便には宛名ラベルとを別々に準備するか、宅配便用の受領票付送付状をそのままメール便に兼用して対応していた。
しかし、受領票付送付状と宛名ラベルとを別々に使用する場合、受領票付送付状と宛名ラベルの使用状況や残数に応じて、配送ラベル製造業者に別途に追加受注しなければならないなど、配送ラベルの在庫管理が煩雑という問題があった。
また、配送ラベルは、商品等に貼付するための粘着層とこれを保護する剥離シートとを有し、積層構造で厚みがある。このため宛名情報等の顧客データの印刷は、係る積層構造のシートに適したフォーム印刷やNIP印刷が用いられるのが一般的である。
フォーム印刷等は、紙送り機能がマージナル孔によるものであるため連続帳票を入れ替えるのに手間がかかるうえ、その都度に印刷位置データの設定を変更する必要があり、受領票付層状と宛名ラベルをそれぞれ用意して使い分ける態様は、配送先情報を印刷する観点から煩雑さがあった。
他方、宅配便用の受領票付送付状をメール便に兼用する場合、メール便が封筒型であったり、荷姿が小さいものであったりするため、配送物に対して送付状が大きすぎる場合があるという問題があった。また、受領票が付いたままでの使用となるため、受領確認が必要のないメール便にもかかわらず、配達業者や受領者が受領確認が必要であると誤って認識し混乱することがあった。
特開2001−272914号公報 特開2002−288291号公報 特開2006−215124号公報
そこで、本発明の主たる課題は、宅配便の送付状のような受領票を必要とする受領票付送付状としても、メール便に用いるような受領票を必要としない送付状としても利用できる、利便性の高い配送ラベルを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は以下のとおりである。
<請求項1記載の発明>
受領者情報を記入する受領票部及び配送先情報を記入する宛名部を表面に有する情報記入シートと、第1粘着部を裏面に有する中間シートと、その中間シート裏面の第1粘着部を被覆する被覆シートとが、この順で積層された三層構造をなし、
情報記入シートが、受領票部及び宛名部を囲む外郭切り剥がし補助線と、受領票部と宛名部との間にあってこれらを区画する境界切り剥がし補助線とを有し、
中間シートが、前記外郭切り剥がし補助線で囲まれる区域に応対する区域以内を囲む外郭分離補助線と、この外郭分離補助線で囲まれる区域を受領票部側と宛名部側とに区画する境界分離補助線とを有し、
前記境界分離補助線が前記境界切り剥がし補助線よりも宛名部側にずれた位置にあり、
中間シートの表面側に、境界切り剥がし補助線と境界分離補助線との間の区域を少なくとも含む、外郭分離補助線の受領票部側と境界分離補助線とで囲まれる区域内に擬似接着部を有し、かつ、前記外郭分離補助線の宛名部側及び境界切り剥がし補助線で囲まれる区域に第2粘着部を有し、
擬似接着部において情報記入シートと中間シートとが剥離可能に擬似接着され、第2粘着部において情報記入シートと中間シートとが剥離不能に接着されている、
ことを特徴とする配送ラベル。
<請求項2記載の発明>
外郭切り剥がし補助線及び境界切り剥がし補助線がミシン目線又はハーフカット線である請求項1記載の配送ラベル。
<請求項3記載の発明>
外郭分離補助線及び境界分離補助線がハーフカット線である請求項1又は2記載の配送ラベル。
<請求項4記載の発明>
境界切り剥がし補助線と境界分離補助線とのずれが、2〜5mmである請求項1〜3の何れか1項に記載の配送ラベル。
(作用効果)
本発明の配送ラベルは、中間シートから被覆シートを剥離すると、第1粘着部が露出されて、第1粘着部により配送物に対して貼付可能となる。このとき情報記入シートと中間シートとは、疑似接着部及び第2粘着部により接着されているため分離することがない。また、境界分離補助線が切り剥がし補助線よりも宛名部側にずれた位置にあり、中間シートの表面側の境界切り剥がし補助線と境界分離補助線との間の区域が擬似接着部により疑似接着されているため、受領票部と宛名部とが分離されることもない。
なお、この被覆シートを剥離する際に、受領票部と宛名部とが分離されないようにするために、境界切り剥がし補助線と境界分離補助線とのずれを2mm以上として、疑似接着部による疑似接着性を確保するのが望ましい。
そして、係る露出された第1粘着部により配送物への貼付した後には、外郭切り剥がし補助線の受領票部側及び境界切り剥がし線で囲まれる部分が擬似接着部により疑似接着された状態となっているため、情報記入シートの受領票部は、疑似接着部で剥離して情報記入シートの他の部分及び中間シートから分離可能となる。分離された受領票部は、裏面側が疑似接着部であった部分であり、再接着性はない。
本発明の配送ラベルは、このような分離態様の使用ができ受領票付送付状として使用することができる。
その一方、本発明の配送ラベルは、最初に情報記入シートの外郭切り剥がし補助線の宛名部側及び境界切り剥がし線で囲まれる区域を他の部分から引き剥がす操作を行なうと、境界切り剥がし補助線と境界分離補助線との間の区域の疑似接着部が剥離されるとともに、第2粘着部により剥離不能に情報記入シートと接着されている中間シートの外郭分離補助線の宛名部側と境界分離補助線で囲まれる区域が、中間シートの他の部分及び被覆シートから分離される。
中間シートの外郭分離補助線の宛名部側と境界分離補助線で囲まれる区域の裏面側には第1粘着部が存在するため、この第1粘着部により宛名部のみをメール便等の配送物に対して剥離不能に貼付可能となる。
本発明の配送ラベルは、このような分離態様の使用もでき受領票無しの宛名ラベルとして使用することができる。
なお、このようにして宛名部を引き剥がすと、情報記入シートの裏面側における境界切り剥がし補助線と境界分離補助線との間の区域が非粘着分として存在するものとなるが、この非粘着部分は少ない方が貼付性の点で望ましく、概ね5mm以下とするのがよい。
さらに、本発明の配送ラベルは、宛名部を引き剥がした後には、情報記入シートの外郭切り取り補助線の受領票部側と境界切り剥がし補助線で囲まれる部分を前記疑似接着部による接着性を保持したまま切り剥がすことができ、このようにすると中間シートの外郭分離補助線の受領票部側と境界分離補助線で囲まれる区域が同時に中間シートの他の部分と被覆シートから分離される。
中間シートの外郭分離補助線の受領票側と境界分離補助線で囲まれる区域の裏面側には第1粘着部が存在するため、この第1粘着部により受領票のみを対象物に対して剥離不能に貼付可能となる。
受領票部は、通常、受領者の所在を記入する欄があるため、宛名ラベルとして使用することができる、したがってメール便等の配送物に貼付して、受領票部を宛名ラベルとして機能させることができる。
以上の本発明によれば、宅配便送付状のような受領票を必要とする受領票付送付状としても、メール便に用いるような受領票を必要としない宛名ラベルとしても利用できる、利便性の高い配送ラベルが提供される。
本発明に係る配送ラベルの平面図である。 図1のA-A断面であり、本発明に係る配送ラベルの断面図である。 本発明の実施形態の配送ラベルの裏面図である。 本発明に係る中間シートの表面側を示す図であり、第2粘着部及び擬似接着部の範囲を説明するための図である。 本発明に係る中間シートの裏面側からの図であり、第1粘着部の範囲を説明するための図である。 本発明に係る配送ラベルを受領票付送付状として使用する態様を平面で説明する図である。 本発明に係る配送ラベルを受領票付送付状として使用する態様を断面で説明する図である。 本発明に係る配送ラベルの宛名部を宛名ラベルとして使用する態様を平面で説明する図である。 本発明に係る配送ラベルの宛名部を宛名ラベルとして使用する態様を断面で説明する図である。 本発明に係る配送ラベルの受領票部を宛名ラベルとして使用する態様を平面で説明する図である。 本発明に係る配送ラベルの受領票部を宛名ラベルとして使用する態様を断面で説明する図である。 本発明に係る配送ラベルが適する連続帳票を説明するための平面図である。
本発明の実施形態の配送ラベルX1を図1〜図12に示す。
本発明に係る配送ラベルX1は図1〜5に示すように、受領者情報を記入する受領票部11及び配送先情報を記入する宛名部12を表面に有する情報記入シート1と、第1粘着部21を裏面に有する中間シート2と、この第1粘着部21に対して剥離可能であるとともに被覆・保護する被覆シート3とを備え、各シート1,2,3がこの順で積層された三枚のシートが積層された三層構造となっている。
情報記入シート1、中間シート2及び被覆シート3の大きさはほぼ同様であり、それらを構成する基紙1A、2A、3Aは、クラフト紙、上質紙、グラシン紙、パーチメント紙、レーヨン紙、コート紙、合成紙、樹脂フィルムがラミネートされた紙等である。各シートの基紙の種類は同一である必要はなく、また、各基紙の厚さも同一である必要はない。但し、各基紙の厚さは、50〜300μmの範囲内とすると平滑性を確保しやすく印刷性の点で望ましい。
なお、前記情報記入シート1については、雨に打たれる可能性を考慮し、その基紙1Aについては、特に紙である場合には、湿潤紙力増強剤を内添もしくは外添させたものとするのが好ましい。
他方、情報記入シート1の表面の受領票部11は、個々の受取人の住所・氏名等の受領者情報を記入するための欄・枠及びその各欄・枠内に記入すべき情報を指定する指定情報が予め印刷されている部分であり(なお、これらの予め印刷される欄・枠や指定情報等を以下、不変情報ともいう)、前記宛名部12は、個々の配送先(受取人)の住所・氏名等の配送先情報を記入するための欄・枠及び各欄・枠内に記入すべき情報を指定する指定情報等の不変情報が予め印刷されている部分である。この受領票部、宛名部に個々の送付先等の所謂可変情報を印刷する。
上記欄・枠及び各欄・枠内に記入すべき情報を指定する指定情報の印刷は、顔料系、染料系の既知の各色インキを用い、凸版印刷、グラビア印刷、孔版印刷等の既知の各種印刷方式により印刷して形成することができる。もちろん、印刷インキだけでなく、インクジェットインキやレーザープリンターのトナー等による印刷でもよい。
他方、情報記入シート1には、受領票部11及び宛名部12を囲む外郭切り剥がし補助線13A,13Bと、受領票部11と宛名部12との間にあってこれらを区画する境界切り剥がし補助線13Cとが設けられている。これらの切り剥がし線13A〜13Cにより、受領票部11及び宛名部12が情報記入シート1の他の部分から個別に切り剥がされるようになっている。この外郭切り剥がし補助線13A,13Bと境界切り剥がし補助線13Cは、既知のミシン目線又はハーフスリット線により構成することができる。ハーフスリット線とする場合には、適宜の位置にアンカット部を設けてもよい。
他方、中間シート2には、外郭切り剥がし補助線13A,13Bで囲まれる区域に応対する区域以内を囲む外郭分離補助線14A,14Bと、この外郭分離補助線14A,14Bで囲まれる区域を受領票部側と宛名部側とに区画する境界分離補助線14Cとが設けられている。外郭分離補助線14A,14Bは、前記外郭切り剥がし補助線13A,13Bと平面視における同位置にあってよいし、外郭切り剥がし補助線13A,13Bで囲まれる区域に対応する区域よりも狭い範囲を囲むようにして配置されていてもよい。外郭切り剥がし補助線13A,13Bと外郭分離補助線14A,14Bが同位置にあると、両補助線を一括的に設けることができるため望ましい。また、外郭分離補助線14A,14Bで囲まれる区域を外郭切り剥がし補助線13A,13Bで囲まれる区域に対して過度に狭小とすると、宛名部12を受領票無しの宛名ラベルとして使用する際に、配送物に対して貼付するための粘着領域が過度に狭くなるので望ましくない。外郭分離補助線14A,14Bで囲まれる区域を外郭切り剥がし補助線13A,13Bで囲まれる区域に対して狭小にする場合、外郭分離補助線14A,14Bと外郭切り剥がし補助線13A,13Bの平面視における離間幅は3mm以内とするのがよい。
外郭分離補助線14A,14Bと境界分離補助線14Cは、既知のミシン目線又はハーフスリット線により構成することができる。ハーフスリット線とする場合には、適宜の位置にアンカット部を設けてもよい。但し、外郭分離補助線14A,14Bと境界分離補助線14Cが、分離しやすいハーフカット線が望ましい。
他方、本発明に係る配送ラベルX1では、中間シート2の境界分離補助線14Cが、境界切り剥がし補助線13Cよりも宛名部12側にずれた位置とされているとともに、中間シート2の表面側に、境界切り剥がし補助線13Cと境界分離補助線14Cとの間の区域を少なくとも含む外郭分離補助線の受領票部側14Aと境界分離補助線14Cとで囲まれる区域内に擬似接着部16が設けられており、この擬似接着部16により情報記入シート1と中間シート2とが剥離可能に擬似接着されている。
本実施形態では、外郭分離補助線の宛名部側14Bと境界分離補助線14Cとで囲まれる区域を除いた範囲のほぼ全体が擬似接着部16となっており、情報記入シート1と中間シート2とが意図せず剥離しがたいようになっている。
また、本発明の配送ラベルX1は、特に、境界切り剥がし補助線13Cと境界分離補助線14Aとの間の区域に疑似接着部(この区域の疑似接着部を特に符号16Aで示す)を存在させることとしたため、中間シート2から被覆シート3を剥離した際に、情報記入シート1及び中間シート2の宛名部側と受領票部側との一体性が保持されるようになっている。境界切り剥がし補助線13Cと境界分離補助線14Cとのずれ幅は、2〜5mmとするのが望ましく、2mm未満であると、中間シート2から被覆シート1を剥離した際に、情報記入シート1及び中間シート2の宛名部側と受領票部側との一体性を保持することが難しくなり、5mmを超えると、宛名部12を宛名ラベルとして使用する際に、分離し難く使用しづらいものとなる。
擬似接着部16は、既知の擬似接着剤により形成することができ、その擬似接着剤は、特に限定されない。エマルジョン系の所謂仮止め接着剤と称されるものが接着性及び再剥離性、非再接着性の点で適する。なお、擬似接着とは、接着剤の凝集破壊、層間剥離による剥離が可能であり、かつ剥離後には再接着性・粘着性を示さない態様の接着していることを意味する。
擬似接着部16の厚さは、特に限定はされないが、5〜50μm、好ましくは10〜30μmである。5μm未満だと凝集破壊による剥離が好適に行えないおそれがあり、また、十分な強度で粘着しない可能性もある。50μmを超えると平滑性を確保するのが難しくなる。
本発明の配送ラベルX1は、上述の情報記入シート1及び中間シートの構成と、各シートの積層接着態様により、前記受領票部11が、外郭切り剥がし補助線の受領票部側13A及び境界切り剥がし補助線13Cを介して情報記入シート1の他の部分から分離可能であり、また、中間シート2からは擬似接着部16の作用によって再接着不能な状態で分離可能となっている。
他方、中間シート表面側の、外郭分離補助線の宛名部側14B及び境界切り剥がし補助線14Cで囲まれる区域には、第2粘着部15が設けられており、この第2粘着部15により前記区域が情報記入シート1と剥離不能に接着されている。この第2粘着部15は、既知の粘着剤を用いて形成することができる。具体例としては、ホットメルト系、ゴム系、EVA系、オレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ウレタン系の粘着剤から適宜選定可能である。なかでもホットメルト系粘着剤が好ましい。ホットメルト系粘着剤は、乾燥工程の省略が可能となり、生産性が向上する。なお、第2粘着部15は、粘着性を示さない擬似接着剤により形成される擬似接着層や、容易に剥離可能に接着する再剥離性の接着部は含まれない。
第2粘着部15の厚さは、特に限定はされないが、5〜50μm、好ましくは10〜30μmである。5μm未満だと粘着力が小さく、十分な強度で粘着しない可能性が高くなり、50μmを超えると粘着力は高くならず、配送ラベル全体としての平滑性を低下させ印刷性を低下させる。
なお、本発明の配送ラベルX1では、情報記入シート1の裏面に第2粘着部15と擬似接着部16とが存在するので、これらの各部15,16の厚さを同様にするのがよい。少なくとも、厚さの差は30μm以内とするのが望ましい。配送ラベル全体の平滑性が高まり、印刷がし易くなる。
他方、中間シート2の裏面には、第1粘着部21が設けられている。この第1粘着部21は、隣接する被覆シート3から剥離して露出し、配送物50に貼付するためのものである。この第1粘着部21は、既知の粘着剤を用いて形成すればよい。
第1粘着部21を形成するための粘着剤の具体例としては、ホットメルト系、ゴム系、EVA系、オレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ウレタン系等の既知の材料から適宜選定可能である。なかでもホットメルト系粘着剤が好ましい。ホットメルト系粘着剤は、乾燥工程の省略が可能となり、生産性が向上する。
第1粘着部21の厚さは、特に限定はされないが、5〜50μm、好ましくは10〜30μmである。5μm未満だと粘着力が小さく、十分な強度で粘着しない可能性が高くなり、50μmを超えると粘着力は高くならず、配送ラベル全体としての平滑性が低下し印刷性が低下する。
中間シート2の裏面に第1粘着部21を形成する方法は、バーコート法、ナイフコート法、ロールコート法、ブレードコート法、ダイコート法、グラビアコート法や凸版印刷、グラビア印刷、孔版印刷等の各種印刷方式等を用いることができる。
他方、被覆シート3は、中間シート2の前記第1粘着部21を被覆保護するシートであり、第1粘着部21に対して剥離可能な状態で接着するものが用いられる。
被覆シート3の具体例としては、基紙3Aに、シリコーン、長鎖アルキルポリマー、ポリオレフィン、アルキド樹脂、フッ素化合物等の既知の剥離剤を適宜のパターンで印刷して剥離層を設けた剥離紙(図中、剥離剤層を符号31で示す)や、樹脂フィルムをラミネートして樹脂層面を剥離面としたラミネート紙、或いは、樹脂製フィルムシートなどが挙げられる。
本発明の配送ラベルX1は、上述の情報記入シート1及び中間シートの構成と、各シート1,2,3の積層接着態様により、宛名部12が、外郭切り剥がし補助線の宛名部側13B及び境界切り剥がし線13Cを介して情報記入シート1の他の部分から分離可能であるとともに、その部分とともに第2粘着部15によって剥離不能に接着されている中間シート2の外郭分離補助線の宛名部側14Bと境界分離補助線14Cで囲まれる区域が中間シート2の他の部分及び被覆シート3から分離可能となっている。
ここで、図示例の本発明に係る配送ラベルX1は、受領票部11と宛名部12が左右に並ぶようにして配列されているが、この形態に限定されず、上下に並ぶ態様でもよい。
また、図示例の本発明に係る配送ラベルX1は、受領票部11及び宛名部12が切り剥がし補助線13,14により略矩形に囲まれている。そして、好ましく宛名部11を囲む矩形領域の四隅のうち、受領票部11に近い位置にある隅の一つ(図示例では右上隅)が剥がし口12Aとして指定されており、受領票部11を囲む矩形領域の四隅のうち、宛名部12に近い位置にある隅の一つ(図示例では左上隅)が剥がし口11Aとして指定されている。
上記指定位置12Aから情報記入シート1の宛名部側を引き剥がす操作を行なうと、まず境界引き剥がし補助線13Cと境界分離補助線14Cとの間の疑似接着部16Aが剥離され、その後にスムーズに中間シート2の外郭分離補助線の宛名部側14Bと境界分離補助線14Cとで囲まれる区域が中間シート2の他の部分と被覆シートとから分離されるようになる。
一方、上記指定位置11Aから受領票部側を引き剥がすと、境界引き剥がし補助線13Cと境界分離補助線14Cとの間の疑似接着部16Aによる接着はそのままに、引き剥がし補助線の受領票部側13Aと境界引き剥がし線13Cで囲まれた範囲がスムーズに分離されるようになる。
なお、この剥がし口11A,12Aの指定は、剥がし口12Aを示唆する指定情報を不変情報として印刷するようにしてもよいし、コーナーカット部を設けることで直感的に理解できるようにしてもよい。
また、このように剥がし口11A,12Aを設ける場合においては、切り剥がし補助線14A〜14Cをミシン目線で構成するのであれば、剥がし口11A,12Aから遠ざかる方向に向かって切断されやすいジッパーミシン目線とするのがよい。受領票部11を分離する際や宛名部12を宛名ラベルとして使用する際に、情報記入シート1の他の部分から分離しやすくなる。
なお、ジッパーミシン目線は、カット部が略L字、或いは略Y字に並ぶように配置した既知のものとすることができる。
以上の構成の本形態の配送ラベルX1は、(A)図6及び図7に示すように、中間シート2から被覆シート3のみを剥離すると、中間シート2の裏面の第1粘着部21が露出され。この第1粘着部21により配送物50に対して貼付可能となる。このとき情報記入シート1と中間シート2とは擬似接着部16により擬似接着されているので意図せず分離するようなことはない。また、境界分離補助線14Cが切り剥がし補助線13Cよりも宛名部側にずれた位置にあり、境界切り剥がし補助線13Cと境界分離補助線14Cとの間の区域16Aが疑似接着されているため、受領票部11と宛名部12とが分離されることもない。
そして、中間シート裏面の第1粘着部21を介して配送物50に貼付した後には、受領票部11を外郭切り剥がし補助線の受領票部側13Aと境界切り剥がし補助線13Cとで切り剥がして情報記入シート1の他の部分から分離するとともに、意図的に擬似接着部16を凝集破壊させて中間シート2から剥離する。これにより受領票部11が配送物50に対して自由となって受領票が得られる。このとき中間シート1の裏面の全面に第1粘着部21が存在していると、配送物50に強固に接着されることになり、受領票部11の分離操作が容易となる。また、切り剥がし補助線13A〜13Cがハーフカット線であるとミシン目線よりも容易に分離操作が行なえる。
そして、本形態の配送ラベルX1は上記(A)の態様のほかに、(B)図8及び図9に示すように、宛名部12を外郭切り剥がし線の宛名部側13Bと境界切り剥がし線13Cとで切り剥がして情報記入シート1の他の部分と分離するとともに、その部分とともに第2粘着部15によって剥離不能に接着されている中間シート2の外郭分離補助線の宛名部側14Bと境界分離補助線14Cで囲まれる区域を、中間シート2の他の部分及び被覆シート3から分離すると、中間シート2の裏面側の第2粘着部15が残り、そのまま封筒60に剥離不能に貼付可能となる。
すなわち、本発明に係る配送ラベルX1は、上記(A)態様で使用すると受領票付送付状となり、(B)態様で使用するとメール便等に適する受領票のない単なる宛名ラベルとなる。
さらに本発明に係る配送ラベルX1は、(B)態様で使用した後に、(C)図10及び図11に示すように、さらに外郭切り取り補助線の受領票部側13Aと境界切り剥がし補助線13Cで囲まれる部分を疑似接着部16による接着性を保持したまま切り剥がすと、中間シート2の外郭分離補助線の受領票部側14Aと境界分離補助線14Cで囲まれる区域が同時に中間シート2の他の部分と被覆シート3から分離され、その分離された中間シート2の外郭分離補助線の受領票側14Aと境界分離補助線14Cで囲まれる区域の裏面側に第1粘着部21が存在することになる。よって、この第1粘着部21により受領票部11を対象物61に対して剥離不能に貼付可能となる。すなわち、受領票部11も宛名ラベルとして機能させることができる。
<その他の実施形態>
本発明に係る配送ラベルX1は、図12に示すように、ミシン目線70等を介して分離可能に連接され、かつ側部に1/2インチ間隔で直径4mmの孔が並ぶマージナル孔(マージナルパンチともいう)80が配された、フォーム印刷、NIP印刷用の連続帳票を構成することもできる。
X1…配送ラベル、1…情報記入シート、1A…情報記入シートの基紙、11…受領票部、12…宛名部、11A,12A…剥がし口、13A…外郭切り剥がし補助線の受領票部側、13B…外郭切り剥がし補助線の宛名部側、13C…境界切り剥がし補助線、14A…外郭分離補助線の受領票部側、14B…外郭分離補助線の宛名部側、14C…境界分離補助線、15…第2粘着部、16…擬似接着部、2…中間シート、2A…中間シートの基紙、21…第1粘着部、3…被覆シート、3A…被覆シートの基紙、31…被覆シートの剥離剤層、50…配送物、60…封筒、70…ミシン目線、80…マージナル孔。

Claims (4)

  1. 受領者情報を記入する受領票部及び配送先情報を記入する宛名部を表面に有する情報記入シートと、第1粘着部を裏面に有する中間シートと、その中間シート裏面の第1粘着部を被覆する被覆シートとが、この順で積層された三層構造をなし、
    情報記入シートが、受領票部及び宛名部を囲む外郭切り剥がし補助線と、受領票部と宛名部との間にあってこれらを区画する境界切り剥がし補助線とを有し、
    中間シートが、前記外郭切り剥がし補助線で囲まれる区域に応対する区域以内を囲む外郭分離補助線と、この外郭分離補助線で囲まれる区域を受領票部側と宛名部側とに区画する境界分離補助線とを有し、
    前記境界分離補助線が前記境界切り剥がし補助線よりも宛名部側にずれた位置にあり、
    中間シートの表面側に、境界切り剥がし補助線と境界分離補助線との間の区域を少なくとも含む、外郭分離補助線の受領票部側と境界分離補助線とで囲まれる区域内に擬似接着部を有し、かつ、前記外郭分離補助線の宛名部側及び境界切り剥がし補助線で囲まれる区域に第2粘着部を有し、
    擬似接着部において情報記入シートと中間シートとが剥離可能に擬似接着され、第2粘着部において情報記入シートと中間シートとが剥離不能に接着されている、
    ことを特徴とする配送ラベル。
  2. 外郭切り剥がし補助線及び境界切り剥がし補助線がミシン目線又はハーフカット線である請求項1記載の配送ラベル。
  3. 外郭分離補助線及び境界分離補助線がハーフカット線である請求項1又は2記載の配送ラベル。
  4. 境界切り剥がし補助線と境界分離補助線とのずれが、2〜5mmである請求項1〜3の何れか1項に記載の配送ラベル。
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