JP6180746B2 - ラベルシート - Google Patents

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本発明は、製品や商品を収めた収納箱の外面に貼付するラベルが複数片面付されているラベルシートに関する。
製造業者から販売業者へ商品を届ける際、通信販売やネット販売において商品を顧客に発送する際などにおいては、複数種の商品を一つの梱包箱に箱詰めして顧客或いは取引先に配送することがある。このような物流過程では、ダンボール箱等の梱包箱の外面に、収納した各種商品のリストをラベルにプリンタ等で印字して貼付することが行なわれる。
このラベルは、使用前においては、一方面が商品名の記載面とされ、他方面が粘着面とされている上紙と、その粘着面を被覆する剥離紙とで構成される2層構造のA4等の規格サイズのシートの前記上紙に、1片のラベルの大きさにスリットを複数片分形成した複数のラベルが面付された態様のラベルシートとされている。
ところで、上記の物流過程において一つの梱包箱に複数の商品を収容してラベルに商品明細等を表記する場合、梱包する商品種が多いと、1片のラベルに表記する文字数が多くなり、1片のラベルの表記可能な印字文字数を超えてしまうことがある。また、梱包する商品数が少ない場合であっても、商品名が非常に長い場合に1片のラベルの表記可能な印字文字数幅を超えてしまうことがある。
このような場合には、従来、(1)単に大きさの大きいラベルを使用する。すなわち、表記可能な文字数が多い大きなラベルが面付されたラベルシートを使用する。(2)大きさの異なる複数種のラベルが面付されたラベルシートを形成して適宜文字数に応じてラベルを変更するようにする。(3)複数面付されたラベルのうち隣接するラベル間をミシン目線として、記載内容が多い場合はミシン目で切らずに複数のラベル片が繋がった状態で剥離紙から剥離できるようにしてラベル片の大きさを可変にできるラベルシートを形成し、記載内容が多い場合はミシン目で切らずに複数のラベル片が繋がった状態で剥離紙から剥離し、記載内容が1片で十分の場合はミシン目で切り取って1片のラベルとする(下記、特許文献1)、等の対策を採っている。
しかしながら、上記(1)のように印字文字数の大きなラベルは、当然に印字数が少ない場合には余白部分が多くなり、その場合に見栄えが悪くなる問題がある。また、1片のラベルが大きくなるとラベルシートに形成可能なラベルの片数が少なくなるため無駄が多いものとなる。また、(2)大きさの異なる複数種のラベルが面付されたラベルシートを形成して使用する場合には、ラベルシートの在庫管理やプリンタに対する用紙交換が煩雑となる問題がある。(3)のようにラベルの大きさを可変にできるラベルシートは上記(1)や(2)のような問題が生じないが、ミシン目線で切り離す際にラベルが破れやすいという問題があった。
他方、物流過程では、商品等を梱包箱に箱詰めして顧客或いは取引先に配送する際に送付状が用いられる。この送付状においては上紙を二層構造として各層を疑似接着剤により疑似接着することで、上紙の1層目を疑似接着剤層で剥離して剥がし2層目の表面を表出させることができるものがあり、特にその2層目の表出面に印刷等で固定情報をあらかじめ印刷したものがある。ラベルシートにおいても、追加の固定情報をあらかじめ印刷しておければ利便性が高まるが、従来のラベルシートでは、上紙と剥離紙の2層構造となっている為、係る追加の固定情報を印字しておくスペースがない。
特開2006−227051
そこで、本発明の主たる課題は、印刷文字数に応じて1片の大きさが変更可能な態様でラベルが面付されたラベルシートにおいて、剥がす位置で1片のラベルの大きさを簡易に変更することができ、しかも上記(3)に示したミシン目線で切り離す従来例のような破れの問題がない、ラベルシートを提供すること、さらに、従来のラベルシートでは難しかった追加の固定情報を印刷できるようにすることにある。
上記課題を解決した本発明は以下のとおりである。
<請求項1記載の発明>
上紙が粘着剤層を介して剥離紙に剥離可能に貼合されたシートの前記上紙及び粘着剤層にスリット線を形成して区切られた複数のラベル片が設けられているラベルシートであって、
前記上紙が、上基紙と下基紙とを有し、その上基紙と下基紙とが、疑似接着剤層を介して剥離可能に接着されている疑似接着部と永久接着剤層を介して剥離不能に接着されている永久接着部とで貼合されており、
前記ラベル片が、隣接して配置され、隣接するラベル片間にあるスリット線が、上基紙に形成された上スリット線と下基紙から粘着剤層に至る深さの下スリット線とを有し、その上スリット線と下スリット線とがずれた位置にあり、
前記疑似接着部が隣接するラベル片間に沿って存在し、前記上スリット線が、疑似接着部上に位置し、下スリット線が永久接着部と疑似接着部の境界又は疑似接着部にある、ことを特徴とするラベルシート。
<請求項2記載の発明>
疑似接着部上に固定情報が印刷されている請求項1記載のラベルシート。
<請求項3記載の発明>
疑似接着部が透明性を有し、下基紙の疑似接着部に固定情報が印刷されている請求項1記載のラベルシート。
(作用効果)
本発明のラベルシートは、上紙が上基紙と下基紙からなるものの一体的であり、従来二層構造のラベルシートと同様にプリンタ等の印刷機によって印字・印刷を行なうことができる。
そして本発明のラベルシートでは、ラベルシートからラベル片を剥離する際に、隣接するラベル片間にあるスリットから剥離すると最初に上スリットでラベル片同士が分離されるとともに、疑似接着部が剥離して上基紙と下基紙とが部分的に剥離され、その後に下スリットで分離されるとともに永久接着部で貼合された上基紙と下基紙とが一体的に剥離される。
一方、隣接するラベル片間以外の部分から剥離すると上基紙と下基紙とは剥離せず貼合された状態で剥離され始め、疑似接着部における上基紙と下基紙との分離が生じることなく、隣接するラベル片が一体的に剥離される。
このように本発明では、上紙を剥離紙から剥離する位置を変更するだけで簡易に個々のラベル片を剥離する態様と、複数のラベル片を一体的に剥離する態様とが選択できる。すなわち、ラベル片の実質的な大きさを容易に変更することができる。
また、ラベル片間をスリット線としたことでミシン目線のようにラベル片間を分離する際に意図せずに破れてしまうおそれが格段に小さい。
他方、本発明のラベルシートでは、隣接するラベル片間に疑似接着部が存在し、その隣接するラベル片間にあるスリットからラベル片を剥離紙から剥離すると疑似接着部の一部が露出して視認可能となる。よって、この疑似接着部上に固定情報を印刷したり、疑似接着部を透明にして下基紙の疑似接着部に対応する部分に予め固定情報を印刷したりすることにより、追加の固定情報を有するものとなる。
以上の本発明によれば、印刷文字数に応じて1片の大きさが変更可能な態様でラベルが面付されたラベルシートにおいて、剥がす位置で1片のラベルの大きさを簡易に変更することができ、しかもミシン目線で切り離す従来例のような破れの問題がない、ラベルシートが提供される。さらに、従来のラベルシートでは難しかった追加の固定情報も印字できるようになる。
本発明の実施形態に係るラベルシートの平面図である。 本発明の実施形態に係るラベルシートの他の例の平面図である。 図1のA-A断面であり、第1の実施形態に係るラベルシートの断面図である。 本発明の実施形態に係るラベルシートの上紙の構造を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るラベルシートの使用方法例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るラベルシートの他の使用方法例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るラベルシートの他の断面図例である。 本発明の他の実施形態に係るラベルシートの上紙の構造を示す分解斜視図である。 本発明の別の実施形態に係るラベルシートの上紙の構造を示す分解斜視図である。
本発明の実施形態のラベルシートX1を図1〜図9に示す。
本実施形態に係るラベルシートX1は、表面に商品情報や商品名等の各種情報を記入する印刷面を有する上紙1が粘着剤層2を介して剥離紙3に剥離可能に貼合され、その上紙1及び粘着剤層2にスリット線4が形成されて、そのスリット線4により区切られる複数のラベル片5,5が設けられているものである。
図1に示す形態のラベルシートX1では、二つのラベル片5,5が一つのスリット線4を介して左右に隣接して並列されている例であり、以下、この形態を基本として説明するが、本発明はこの形態に限られるものではない。例えば、図2に示すように、ラベルシートX1’のようにラベル片5,5の周囲に余白部6を有する例、すなわち、各ラベル片5,5が上紙から粘着剤層まで至るスリット線4Aで囲まれているとともに隣接する二つのラベル片間のスリット線4Bが共有されて、二つのラベル片5,5が左右に隣接して並列されている形態とすることもできる。
他方、上紙1の表面の印刷面には、個々の商品情報を記入するための欄・枠及びその各欄・枠内に記入すべき情報を指定する指定情報が予め印刷されていてもよい。これらの欄・枠及び各欄・枠内に記入すべき情報を指定する指定情報の印刷は、顔料系、染料系の既知の各色インキを用い、凸版印刷、グラビア印刷、孔版印刷等の既知の各種印刷方式により印刷して形成することができる。もちろん、印刷インキだけでなく、インクジェットインキやレーザープリンタのトナー等による印刷でもよい。
本実施形態に係るラベルシートX1では、図3及び図4に示すように、特に上紙1が、前記印刷面を有する上基紙1Aとこれに粘着剤層面側に重なる下基紙1Bとで構成されているとともに、隣接するラベル片間にあるスリット線4が、上基紙1Aに形成された上スリット線41と下基紙1Bから粘着剤層2に至る深さの下スリット線42とで構成されている。
上紙1を構成する上基紙1A及び下基紙1Bは、クラフト紙、上質紙、グラシン紙、パーチメント紙、レーヨン紙、コート紙、合成紙、樹脂フィルムがラミネートされた紙等が使用できる。各基紙1A,1Bの種類は同一である必要はなく、また、各基紙1A,1Bの厚さも同一である必要はない。但し、各基紙1A,1Bの厚さは、上紙全体として50〜300μmの範囲内となるように選択するのが平滑性を確保しやすく印刷性の点で望ましい。また。上基紙1Aについては、雨に打たれる可能性を考慮し、湿潤紙力増強剤を内添もしくは外添させて耐水性を向上させてもよい。
上スリット線41と下スリット線42は、平行或いは概ね平行に配されていて、平面視においては重ならならず、ずれた位置関係となっている。なお、図1のA―A断面図として示す図3は、上スリット線41に沿って二本の下スリット線42,42が位置している形態を示したものであるが、本発明では、これに限定されず図7に示すラベルシートX1”ように下スリット線42を一本とすることもできる。
また、本発明に係るラベルシートX1では、上紙1を構成する上基紙1Aと下基紙1Bとが、疑似接着剤層11を介して剥離可能に接着されている疑似接着部11と永久接着剤層12を介して剥離不能に接着されている永久接着部12とで貼合されて一体的となっている。
そして、前記疑似接着部11は、隣接するラベル片5,5間に沿って幅8〜30mm程度で延在し、前記上スリット線41がこの疑似接着部11上に位置している。
一方、永久接着部12は、疑似接着部11以外の部分にあり、下基紙1Bから粘着剤層2に至る下スリット線42については、前記永久接着部12と疑似接着部11の境界又は疑似接着部11側に位置して、平面視においてはこの下スリット線42と上スリット線41の間に永久接着部が位置していない態様となっている。
前記疑似接着部11は、既知の疑似接着剤により形成することができる。疑似接着剤は、特に限定されないが、エマルジョン系の所謂仮止め接着剤と称されるものが接着性及び再剥離性、非再接着性の点で適する。なお、疑似接着とは、接着剤の凝集破壊、層間剥離による剥離が可能であり、かつ剥離後には再接着性・粘着性を示さない態様の接着していることを意味する。
また、永久接着部12は、既知の接着剤や粘着剤により形成することができる。接着剤や粘着剤は、特に限定されないが、例えば、既知のホットメルト系、ゴム系、EVA系、オレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ウレタン系等の既知の接着剤や粘着剤が例示できる。なお、図示の形態では、疑似接着部以外の部分全体が永久接着部となっており、この態様が上基紙1Aと下基紙1Bとの一体性の点で望ましいが、本実施形態は必ずしもこれに限定されない。
疑似接着部11及び永久接着部12の厚さは、特に限定はされないが、疑似接着部11及び永久接着部12の厚さは、ラベルシートX1全体の厚みを一定にして平滑性を良好にするのが望ましいことから、その差は小さいのが望ましい。疑似接着部11及び永久接着部12の具体的な厚さとしては、5〜50μm、好ましくは10〜30μmであるのが望ましい。5μm未満だと接着力が小さく、十分な強度で接着しないおそれがあり、50μmを超えるとラベルシート全体としての平滑性を低下させ印刷性を低下させるおそれがある。
他方、上紙1の裏面側に位置する粘着剤層2は、剥離紙3から上紙1とともに剥離されて上紙1を商品などを梱包した収納箱に貼付せしめるものであり、既知の粘着剤により形成することができる。粘着剤層2を形成するための粘着剤の具体例としては、ホットメルト系、ゴム系、EVA系、オレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ウレタン系等の既知の材料から適宜選定可能である。なかでもホットメルト系粘着剤が好ましい。ホットメルト系粘着剤は、乾燥工程の省略が可能となり、生産性が向上する。粘着剤層の厚さは、特に限定はされないが、5〜50μm、好ましくは10〜30μmである。5μm未満だと粘着力が小さく、十分な強度で対象物へ粘着しない可能性が高くなり、50μmを超えると粘着力は高くならず、ラベルシート全体としての平滑性が低下し印刷性が低下する。
粘着剤層2を形成する方法は、特に限定されず、バーコート法、ナイフコート法、ロールコート法、ブレードコート法、ダイコート法、グラビアコート法や凸版印刷、グラビア印刷、孔版印刷等の各種印刷方式等を用いることができる。
また、剥離紙3は、粘着剤層2を被覆保護するシートであり、粘着剤層2に対して容易に剥離可能な状態で接着する既知のものが用いられる。剥離紙3の具体例としては、基材紙の粘着剤層面に対面する面をシリコーン、長鎖アルキルポリマー、ポリオレフィン、アルキド樹脂、フッ素化合物等の既知の剥離剤を適宜のパターンで印刷して剥離面を設けたものや、樹脂フィルムをラミネートして樹脂層面を剥離面としたラミネート紙、或いは、樹脂製フィルムシートなどが挙げられる。
以上、詳述の本実施形態に係るラベルシートX1は、ラベル片5,5を剥離紙3から剥離する操作をするにあたって、ラベル片間にあるスリット線41からいずれか一方のラベル片5を剥離しようとすると、まず、上スリット線41で隣接するラベル片5,5同士が分断され始めるとともに、上スリット線41の下層にある疑似接着部11において上基紙1Aと下基紙1Bとが分離され始める。
そして、当該上基紙1Aと下基紙1Bとが分離された部分を摘み引き上げると、上スリット線41と下スリット線42の間の疑似接着部11における上基紙1Aと下基紙1Bとの分離がより進むとともに、下基紙1Bの下スリット線41の間で下基紙自身の分離が始まる。
下基紙1Bの下スリット線42を挟んで上スリット線41が位置する側と反対側の部分は、上基紙1Aと下基紙1Bとが永久接着部12で一体化されていることから分離されることなく一体的に粘着剤層2とともに剥離紙3から分離され、結果的に図5のような態様で分離される。
一方、隣接するラベル片5,5の間にあるスリット線4とは異なる位置、例えば図1におけるラベルシートX1の縁7(図2のラベルシートX1’であれば、隣接するラベル片間にないスリット線4Aの部位)を剥離開始位置として、上紙1と剥離紙3とを分離すると、まず上基紙1Aと下基紙1Bとが永久接着部12で分離せずに一体的に剥離紙から分離され、そのまま引き剥がしても疑似接着部11において上基紙1Aと下基紙1Bとの剥離は開始されず、左右に隣接するラベル片5,5が分離されずに一体のまま剥離紙から剥離され、図6のような態様で分離される。
このように、本発明に係るラベルシートX1では、ラベル片5,5の剥離開始位置が異なると、ラベル片5,5が個々に剥離されたり、隣接するラベル片5,5が一体的に分離されたりすることになり、その剥離開始位置を適宜選択することで容易にラベル片5,5の実質的な記載範囲を変更することができる。
よって、収納箱に商品を納め、その商品一覧を印字・印刷したラベル片を貼付する場合、商品数が少なく一片のラベル片内に十分に商品一覧等を印字・印刷できる場合には、一片のラベル片内に当該商品一覧等を印字・印刷し、その後に隣接するラベル片間のスリット線4から剥離操作を行なって各ラベル片毎に使用し、収納箱に多数の商品を収める必要があり、その商品一覧を一片のラベル片に印刷・印字しきれない場合には、隣接する二つのラベル片に跨って商品一覧を印字・印刷し、ラベル片を剥離する際には、ラベルシートX1の縁7から剥離して使用するようにすればよい。
ここで、本発明に係るラベルシートX1では、上記使用方法に鑑みて、上述のように疑似接着部11の幅L1を8〜30mmとしておくと、隣接するラベル片間にあるスリット線4からラベル片5,5の剥離操作をする際には上基紙1Aと下基紙1Bとが無理なく分離されてラベル片毎の分離がし易く、その一方、隣接するラベル片間にない部位7から上紙1を剥離紙3から剥離すると疑似接着部11において上基紙1Aと下基紙1Bとが意図せず分離することなく剥離され、本発明に係るラベルシートX1の使い勝手に優れたものとなる。また、この場合において、疑似接着部11における剥離強度は、3〜25N/25mmであるのがよい。
他方、本発明に係るラベルシートX1では、隣接するラベル片間のスリット線4からラベル片を剥離すると、図5からも理解されるように、疑似接着部11の一部が下基紙1Bとともに剥離紙3側に残り、表出されるようになる。よって、この表出される部分11Aに予め何らかの固定情報を設けておくことで、ラベル片5の剥離にともなって固定情報が露出されて視認されるようになる。なお、どのような情報を予め印刷しておくは、特に限定されるものではない。
このように固定情報を疑似接着部11に予め印刷等しておく場合、疑似接着剤層11に直接的に印字する方法、すなわち上基紙1Aと下基紙1Bとの貼合前に疑似接着剤層上に印刷する方法のほか、疑似接着部11に係る疑似接着剤層を透明のものとして、ラベル片5の剥離時に露出される疑似接着部に対応する下基紙1Bの部分に固定情報を印刷等しておき、ラベル片5が剥離されて疑似接着部が表出された際に、その疑似接着部11を透過して下層の下基紙1Bに設けた固定情報が読み取れるように構成してもよい。この場合には、乾燥後に透明になる疑似接着剤を適宜選択して疑似接着部を形成すればよい。
なお、本発明に係るラベルシートは、図1や図2に示される、スリット線を介して左右にラベル片が隣接する形態に限定されず、ラベル片の数は適宜の数とすることができる。例えば、図8に示す上紙の構造例から理解されるように、紙面の上下方向に複数の3つのラベル片が隣接して配置される形態とすることもできるし、図9に示す上紙の構造例から理解されるように、紙面に対して横2×縦3の合計六片のラベル片を有する形態とすることができる。
X1,X1’,X1”…ラベルシート、1…上紙、 1A…上基紙、1B…下基紙、2…粘着剤層、3…剥離紙、4,4A,4B…スリット線、5…ラベル片、6…余白部、7…ラベルシートの縁、41…上スリット線、42…下スリット線、11…疑似接着剤層(疑似接着部)、12…永久接着剤層(永久接着部)。

Claims (3)

  1. 上紙が粘着剤層を介して剥離紙に剥離可能に貼合されたシートの前記上紙及び粘着剤層にスリット線を形成して区切られた複数のラベル片が設けられているラベルシートであって、
    前記上紙が、上基紙と下基紙とを有し、その上基紙と下基紙とが、疑似接着剤層を介して剥離可能に接着されている疑似接着部と永久接着剤層を介して剥離不能に接着されている永久接着部とで貼合されており、
    前記ラベル片が、隣接して配置され、隣接するラベル片間にあるスリット線が、上基紙に形成された上スリット線と下基紙から粘着剤層に至る深さの下スリット線とを有し、その上スリット線と下スリット線とがずれた位置にあり、
    前記疑似接着部が隣接するラベル片間に沿って存在し、前記上スリット線が、疑似接着部上に位置し、下スリット線が永久接着部と疑似接着部の境界又は疑似接着部にある、ことを特徴とするラベルシート。
  2. 疑似接着部上に固定情報が印刷されている請求項1記載のラベルシート。
  3. 疑似接着部が透明性を有し、下基紙の疑似接着部に固定情報が印刷されている請求項1記載のラベルシート。
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