JP2014067979A - 基板処理装置、基板処理方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

基板処理装置、基板処理方法及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】移載室内の熱の澱み部を減らし、熱対策に重点を置いたエアフローを備えた基板処理装置、基板処理方法及び半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】基板95を処理する処理室と、基板保持具が基板95を前記処理室への搬入する前に基板95を保持して待機する移載室12と、移載室12に不活性ガスまたはクリーンエアの少なくともどちらか一方、または両方を循環させる循環路と、前記循環路に設置され前記循環路を開閉する循環路開閉弁と、前記循環路に前記不活性ガスまたはクリーンエアの少なくともどちらか一方、または両方を供給する供給路と、前記循環路から前記不活性ガスまたはクリーンエアの少なくともどちらか一方、または両方を排出する排出路と、前記排出路に設置され前記排出路を開閉する排出路開閉弁と、前記移載室内の上部に設置された前記排出路とは異なる排気路とを備える。
【選択図】図10

Description

本発明は、基板処理装置に関し、特に基板処理室内のエアフローによる熱対策技術に係る基板処理装置、基板処理方法及び半導体装置の製造方法に関するものである。
基板処理装置として、所定枚数の基板を一度に処理するバッチ式の基板処理装置があり、該バッチ式の基板処理装置では所定枚数の基板を搬送室にて基板保持具に移載し、基板を保持した該基板保持具を搬送室から処理炉内に搬入し、基板を加熱した状態で処理炉内に処理ガスを導入して所要の処理が行われる。基板上の薄膜にゴミ(パーティクル)や不純物が付着したり、有機汚染が発生したりすると、薄膜の特性に悪影響を及ぼす。そのため、搬送室内は清浄に保つ必要がある。
外部から移載室へのパーティクルの侵入を防ぐため、メンテナンス用ドアの開放時に筐体外部の雰囲気がメンテナンス用出入口から筐体の内部に流入するのを防止する技術としては、特許文献1に示されるものがある。
特開2003−332325号公報
従来の基板処理装置では搬送室内にエアを供給してエアフローを構築し、パーティクル対策を行ってきた。しかしながら、基板処理後の加熱された基板保持具及び基板が搬送室に搬出されると、基板保持具及び基板に温められた雰囲気による上昇気流が生じ、エアフローが乱れて搬送室内に澱みが生じてしまう問題があった。また、澱み部分には熱がこもり、この熱が電装品の故障や有機汚染とを発生させるという問題もあった。
本発明の目的は、前記従来の基板処理装置の課題を解決するため、パーティクル対策及び熱対策を効果的に行えるようなエアフローを構築することが可能な基板処理装置、基板処理方法及び半導体装置の製造方法を提供することにある。
本発明の一態様によれば、基板を処理する処理室と、前記基板を保持して前記処理室に搬入する基板保持具と、前記基板保持具が前記基板を前記処理室への搬入する前に前記基板を保持して待機する移載室と、前記移載室に不活性ガスまたはクリーンエアの少なくともどちらか一方、または両方を循環させる循環路と、前記循環路に設置され前記循環路を開閉する循環路開閉弁と、前記循環路に前記不活性ガスまたはクリーンエアの少なくともどちらか一方、または両方を供給する供給路と、前記循環路から前記不活性ガスまたはクリーンエアの少なくともどちらか一方、または両方を排出する排出路と、前記排出路に設置され前記排出路を開閉する排出路開閉弁と、前記移載室内の上部に設置された前記排出路とは異なる排気路とを備える基板処理装置に係るものである。
また、本発明の他の態様によれば、基板保持具にて保持した基板を処理室へ搬入する工程と、処理室にて処理された基板を移載室に搬出する工程と、移載室に不活性ガスまたはクリーンエアの少なくともどちらか一方、または両方を循環する循環路に設置された前記循環路を開閉する循環路開閉弁を開閉する工程と、前記循環路に前記不活性ガスを供給する工程と、循環路から前記不活性ガスを排出路へ排出する工程と、前記排出路に設置され前記排出路を開閉する工程と、前記移載室内の上部であって、前記排出路とは異なる排気路から処理室内の雰囲気を排出する工程とを有する基板処理方法に係るものである。
また、本発明のさらに他の態様によれば、基板保持具にて保持した基板を処理室へ搬入する工程と、処理室にて処理された基板を移載室に搬出する工程と、移載室に不活性ガスまたはクリーンエアの少なくともどちらか一方、または両方を循環する循環路に設置された前記循環路を開閉する循環路開閉弁を開閉する工程と、前記循環路に前記不活性ガスを供給する工程と、循環路から前記不活性ガスを排出路へ排出する工程と、前記排出路に設置され前記排出路を開閉する工程と、前記移載室内の上部であって、前記排出路とは異なる排気路から処理室内の雰囲気を排出する工程と、を有する半導体装置の製造方法に係るものである。
本発明によれば、パーティクル対策及び熱対策を効果的に行えるようなエアフローを構築することが可能な基板処理装置、基板処理方法及び半導体装置の製造方法が提供される。
本発明の実施の形態で好適に用いられる基板処理装置の縦断面概略図 本発明の実施の形態で好適に用いられる基板処理装置の移載室の横断面概略図 常温時の移載室内のエアフロー流れを示す図 基板処理後のボートダウン時の移載室内のエアフロー流れを示す図 本発明の実施の形態で好適に用いられる説明するための基板処理装置の縦断面概略図 一部切断正面図 移載室を示す平面断面図 図7のA−A線に沿う側面断面図 本発明を実施した基板処理装置の縦断面概略図 本発明を実施した基板処理装置の移載室の横断面概略図 熱対流を考慮したエアフロー解析のモデル図 熱の澱み部発生解析図
以下、図面を参照しつつ本発明を実施する為の最良の形態を説明する。
本実施の形態において、本発明に係る基板処理装置は、熱処理装置10として図5〜図8に示されているように構成されている。
ところで、ウエハ(基板)を収容して搬送するためのキャリア(搬送治具)としては、互いに対向する一対の面が開口された略立方体の箱形状に形成されているオープンカセットと、一つの面が開口された略立方体の箱形状に形成され開口面にキャップが着脱自在に装着されているFOUP(Front−Opening unified Pod。以下、ポッド(POD)という。)とがある。
ウエハのキャリアとしてポッドが使用される場合には、ウエハが密閉された状態で搬送されることになるため、周囲の雰囲気にパーティクル等が存在していたとしてもウエハの清浄度(クリーン度)は維持することができる。
そこで、本実施の形態においては、ウエハ1のキャリアとしてはポッド2が使用されている。
本実施の形態に係る熱処理装置10は、大気圧程度の気密性能を有する気密構造に構築された筐体11を備えており、筐体11は基板保持具が処理室への搬入に対して待機する待機室(移載室ともいう)12を構成している。
筐体11はフレームやパネルが組み合わせられることにより構築されており、パネル同士の召し合わせ面間や重ね合わせ面間等は、筐体11内から外部への、または、外部から筐体11内への雰囲気の漏洩源となる極微小の隙間を形成する可能性がある。
筐体11の正面壁には取付板13が当接されて締結されている。この筐体11と取付板13との当接面は、筐体11内から外部への、または、外部から筐体11内への雰囲気の漏洩源となる極微小の隙間を形成する可能性がある。
取付板13にはウエハ1をローディング(搬入)およびアンローディング(搬出)するためのポート(以下、ウエハローディングポートという。)14が、上下で一対開設されている。ウエハローディングポート14、14に対応する位置には、ポッド2のキャップ3(図5参照)を着脱してポッド2を開閉するポッドオープナ15が設置されている。
筐体11の背面壁にはメンテナンス口16が開設されており、メンテナンス口16にはメンテナンス扉17が開閉可能に取り付けられている。メンテナンス口16の開口縁辺部の筐体11の背面とメンテナンス扉17との当接面は、筐体11内から外部への、または、外部から筐体11内への雰囲気の漏洩源となる極微小の隙間を形成する可能性がある。
移載室12の前側の空間にはウエハ移載装置(wafer transfer equipment )18Aを昇降させるエレベータ18が設置されている。ウエハ移載装置18Aはウエハ移載装置エレベータ18によって昇降されることにより、ウエハローディングポート14とボート21との間でウエハ1を搬送してポッド2およびボート21に受け渡すようになっている。
移載室12の後側の空間には、基板保持具エレベータであるボートエレベータ19が垂直に設置されており、ボートエレベータ19は基板保持具としてのボート21を支持したシールキャップ20を垂直方向に昇降させるように構成されている。
シールキャップ20は円盤形状に形成されており、シールキャップ20の中心線上にはボート21が垂直に立脚されている。
ボート21は基板としてのウエハ1を多数枚、中心を揃えて水平に配置した状態で保持するように構成されている。
筐体11の後端部における上部にはヒータユニット22が同心円に配されており、ヒータユニット22は筐体11に支持されている。
ヒータユニット22内にはアウタチューブ23およびインナチューブ24が同心円に設置されている。アウタチューブ23は石英または炭化シリコン等の耐熱性材料から形成されており、内径がインナチューブ24の外径よりも大きく上端が閉塞し下端が開口した円筒形状に形成されている。インナチューブ24は石英または炭化シリコン等の耐熱性材料から形成されており、上端および下端が開口した円筒形状に形成されている。
インナチューブ24の筒中空部には処理室25が形成されており、ボート21を収容可能に構成されている。
アウタチューブ23の下方には、アウタチューブ23と同心円状にマニホールド26が配設されている。マニホールド26はステンレス等から形成されており、上端および下端が開口した円筒形状に形成されている。マニホールド26はアウタチューブ23とインナチューブ24とに係合しており、これらを支持するように構成されている。
マニホールド26の下端部開口(炉口)はシャッタ27によって開閉されるようになっている。
マニホールド26の側壁部には処理室25を真空排気するための排気管28が、アウタチューブ23とインナチューブ24との間の空間に連通するように接続されている。
シールキャップ20にはガス導入部としてのガス供給管29が処理室25内に連通するように接続されている。
筐体11には移載室12に不活性ガスとしての窒素ガス30を循環させる循環路31を構成した循環ダクト32が、図5〜図8に示されているように敷設されている。
循環ダクト32は吸込側ダクト部34を備えており、吸込側ダクト部34は吸込口33がボートエレベータ19のアーム19dおよびウエハ移載装置エレベータ18のアームの昇降移動範囲に開設されている。吸込側ダクト部34は移載室12における一方の側面である右側面にウエハ移載装置エレベータ18およびボートエレベータ19を移載室から隔離するように(但し、両方のアームが可動する部分は連通している。)、かつ、略全体面にわたって垂直に延在するように敷設されている。
吸込側ダクト部34下端部の筐体前側にはメイン連絡ダクト部35の吸込側端が接続されており、メイン連絡ダクト部35は移載室12の外部におけるポッドオープナ15の下方を横切るように水平に敷設されている。メイン連絡ダクト部35の移載室12に面する側壁には吸込口36が横長に大きく開設されている。
吸込側ダクト部34の下端部における略中央位置には、サブ連絡ダクト部37の吸込側ダクト34側端が接続されており、サブ連絡ダクト部37は移載室12内の底面上で左右方向に横切るように敷設されている。
メイン連絡ダクト部35およびサブ連絡ダクト部37の各吹出側ダクト39側端には、吹出側ダクト部39の下端部がそれぞれ接続されており、吹出側ダクト部39には吹出口38が略全面にわたって大きく開設されている。吹出側ダクト部39は移載室12における吸込側ダクト部34の反対側である左側面に垂直に敷設されている。
吹出側ダクト部39の吹出口38には、クリーンエア40もしくは不活性ガスを供給するクリーンユニット41が設けられている。
クリーンユニット41はパーティクルを捕集するフィルタ42と、清浄化したクリーンエア40を送風する複数の送風機43とを備えており、フィルタ42が移載室12に露出するとともに、送風機43群の下流側になるように構成されている。
図6に示されているように、吹出側ダクト部39のクリーンユニット41よりも上流側には、新鮮なエアを供給する新鮮エア供給管44が接続されており、新鮮エア供給管44には開閉弁としてのダンパ45が介設されている。
また、吹出側ダクト部39には循環路31に不活性ガスを供給する不活性ガス供給路としての窒素ガス供給管46が接続されており、窒素ガス供給管46には流量制御弁としてのダンパ47が介設されている。
図6に示されているように、吹出側ダクト部39の下端部には、冷却器48が筐体11の前後方向に延在するように敷設されており、冷却器48はメイン連絡ダクト部35およびサブ連絡ダクト部37から吹出側ダクト部39に回収された雰囲気を冷却するように構成されている。
本実施の形態においては、冷却器48は水冷式熱交換器によって構成されている。
冷却器48の下流側には流量制御弁としてのダンパ57が介設されており、ダンパ57はメイン連絡ダクト部35およびサブ連絡ダクト部37から吹出側ダクト部39のクリーンユニット41の上流側に循環させる循環路31を開閉するように構成されている。
図7および図8に示されているように、吸込側ダクト部34の後端部には、移載室12および循環路31から窒素ガス30およびクリーンエア40を排出する排出路49が形成されている。
吸込側ダクト部34と排出路49との間および移載室12と排出路49との間には、排出口58がそれぞれ上下方向に複数個開設されており、これら排出口58は吸込側ダクト部34および移載室12から排出口58を経由して、窒素ガス30およびクリーンエア40を排出路49に排出するように構成されている。
なお、図8に示されているように、吸込側ダクト部34と排出路49との間には3個の排出口58が形成されており、上側の排出口58の最上端は吸込側ダクト部34の最上端と略同じ高さとなるように形成されている。
また、移載室12と排出路49との間には2個の排出口58が形成されており、上側の排出口58の最上端は移載室12の最上端と略同じ高さとなるように形成されている。
図8に示されているように、排出路49の上端には排出ダクト50が接続されており、排出ダクト50の下流側端部にはメイン排出路51が形成されている。メイン排出路51には開閉弁としてのダンパ52が介設されている。
メイン排出路51にはダンパ52を迂回するバイパス路53が接続されており、バイパス路53の流量はメイン排出路51の流量よりも少なくなるように設定されている。
なお、バイパス路53には流量計やニードル弁等の流量調整手段を設けるようにし、バイパス路53の流量を調整することができるようにしてもよい。
図6〜図8に示されているように、ボートエレベータ19は垂直に立脚されて回転自在に支承された送りねじ軸19aと、送りねじ軸19aを正逆回転させる駆動装置としてのモータ19bと、送りねじ軸19aに螺合して正逆回転に伴って昇降する昇降台19cと、昇降台19cに片持ち支持されて先端部にボート21がシールキャップ20を介して設置されたアーム19dとを備えている。
図7および図8に示されているように、ウエハ移載装置エレベータ18は垂直に立脚されて回転自在に支承された送りねじ軸18aと、送りねじ軸18aを正逆回転させる駆動装置としてのモータ18bと、送りねじ軸18aに螺合して正逆回転に伴って昇降する昇降台18cと、昇降台18cに片持ち支持されてウエハ移載装置18Aが設置されたアーム18dとを備えている。
図8に示されているように、吸込側ダクト部34の真上にはモータ設置室54が設定されており、モータ設置室54にはボートエレベータ19のモータ19bとウエハ移載装置エレベータ18のモータ18bとが設置されている。モータ設置室54はモータ19bおよびモータ18bよりも充分に大きな容積を有する直方体の箱形状に形成されている。
モータ設置室54と移載室12とを隔てる隔壁55には、連通口56がモータ設置室54内と吸込側ダクト部34の内部とを連通させるように開設されている。
この隔壁55や連通口56およびモータ設置室54は、漏洩源となる極微小の隙間を形成する可能性がある。
次に、前記構成に係る熱処理装置の作用を説明する。
図5〜図7に示されているように、ウエハ搬入ステップでは、ポッドオープナ15の載置台に移載されたポッド2は、ポッドオープナ15によってキャップ3(図5参照)を外されることにより開放される。
ポッドオープナ15によってポッド2が開放されると、ポッド2に収納された複数枚のウエハ1はウエハ移載装置18Aによってボート21に移載されて装填(チャージング)される。
予め指定された枚数のウエハ1が装填されると、ボート21はボートエレベータ19によって上昇されることにより、処理室25に搬入(ボートローディング)される。
ボート21が上限に達すると、ボート21を保持したシールキャップ20の上面の周辺部がマニホールド26の下面にシール状態に当接するために、処理室25は気密に閉じられた状態になる。
処理室25は気密に閉じられた状態で、所定の真空度に排気管28によって真空排気されるとともに、ヒータユニット22によって所定の温度に加熱される。
次いで、所定の処理ガスが処理室25にガス供給管29から供給される。
これにより、所望の熱処理がウエハ1に施される。
このウエハ搬入ステップに先立って、移載室12および循環路31を窒素ガス30雰囲気に置換しておき、その後、ウエハ搬入ステップおよび熱処理中に、窒素ガス30のうちの大半が移載室12に循環路31によって循環されている。
すなわち、窒素ガス供給管46から循環路31に供給された窒素ガス30のうちの大半、例えば、窒素ガス供給管46から循環路31に供給された窒素ガス30量の約80%は、図6に示されているように、循環ダクト32における吹出側ダクト部39に設けられたクリーンユニット40から移載室12に吹き出し、循環路31の一部である移載室12を流通して吸込口33から吸込側ダクト部34に吸い込まれる。
吸込側ダクト部34に吸い込まれた窒素ガス30は、メイン連絡ダクト部35およびサブ連絡ダクト部37を経由して吹出側ダクト部39に戻り、クリーンユニット40から移載室12に再び吹き出す。
以降、窒素ガス30は以上の流れを繰り返すことにより、移載室12と循環路31とを循環する。
一方、移載室12および吸込側ダクト部34から排出口58を経由して排出路49に流れた少量(例えば、窒素ガス供給管46から循環路31に供給された窒素ガス30量の約15%)の窒素ガス30は、排出ダクト50を経由し、バイパス路53を流れて排出される。
また、微量(例えば、窒素ガス供給管46から循環路31に供給された窒素ガス30量の約5%)の窒素ガス30は、筐体11や筐体11と取付板13との当接面や筐体11とメンテナンス扉17との当接面等の隙間から筐体11外へ排出される。
このとき、バイパス路53および筐体11等の隙間から排出される窒素ガス30の流量分に相当する窒素ガス30の流量が、窒素ガス供給管46から補給される。
この窒素ガス30の循環ステップにおいては、メイン排出路51のダンパ52および新鮮エア供給管44のダンパ45は閉じられており、窒素ガス供給管46のダンパ47および循環路31にあるダンパ57は開かれている。
そして、予め設定された処理時間が経過すると、ボート21がボートエレベータ19によって下降されることにより、処理済みウエハ1を保持したボート21が移載室12における元の待機位置に搬出(ボートアンローディング)される。
ボート21が処理室25から搬出されると、処理室25はシャッタ27によって閉じられる。
処理済みのウエハ1を保持したボート21が搬出される際(ボートアンローディングステップ時)には、メイン排出路51のダンパ52が開かれることにより、移載室12および循環路31の殆どの窒素ガス30、例えば、窒素ガス供給管46から循環路31に供給された窒素ガス量の約95%が、排出口58を経由して排出路49に流れ、その後、排出ダクト50を経由し、メイン排出路51およびバイパス路53によって排出される。
また、微量(例えば、窒素ガス供給管46から循環路31に供給された窒素ガス量の約5%)の窒素ガス30は、筐体11や筐体11と取付板13との当接面や筐体11とメンテナンス扉17との当接面等の隙間から筐体11外へ排出される。このとき、メイン排出路51およびバイパス路53および筐体11等の隙間から排出される窒素ガス30の流量分に相当する窒素ガス30の流量が、窒素ガス供給管46から補給される。
すなわち、窒素ガス供給管46によって循環路31に供給された窒素ガス30は、吹出側ダクト部39に建て込まれたクリーンユニット40から移載室12に吹き出し、移載室12を流通して吸込側ダクト部34の吸込口33を通じ排出口58を経由して排出路49に流れ、その後、排出ダクト50を経由し、メイン排出路51およびバイパス路53および筐体11等の隙間によって排出される。
移載室12を流通する間に、窒素ガス30は熱処理されて高温になったウエハ1群およびこれを保持したボート21に接触して熱交換することにより、これらを冷却する。
この際に、窒素ガス30は窒素ガス供給管46によって供給された直後の冷えた新鮮な窒素ガス30であるので、ウエハ1群およびボート21を高い熱交換効率をもって冷却することができる。
また、ウエハ1群およびボート21を冷却して温度が上昇した殆どの窒素ガス30は、排出口58を経由して排出路49に流れ、その後、排出ダクト50を経由し、メイン排出路51およびバイパス路53によって循環路31から直ちに排気されることにより、循環路31に介設されたクリーンユニット40を通過することがなくなるために、クリーンユニット40を温度上昇させることはない。したがって、クリーンユニット40から有機汚染物質が発生することもない。
さらに、高温になったウエハ1に接触するのは不活性ガスである窒素ガス30であるので、ウエハ1の表面に自然酸化膜が生成されることはない。
このボートアンロードステップにおいては、メイン排出路51のダンパ52および窒素ガス供給管46のダンパ47は開かれており、新鮮エア供給管44のダンパ45および循環路31にあるダンパ57は閉じられている。
なお、循環路31の温度上昇が少ない範囲では、温度が上昇した窒素ガス30の一部を循環路31で循環させてもよい。
移載室12に搬出されたボート21の処理済みウエハ1は、ボート21からウエハ移載装置18Aによってピックアップされて、ウエハローディングポート14に予め搬送されてキャップ3を外されて開放された空のポッド2に収納される。
ポッド2が処理済みウエハ1によって満たされると、ポッド2はポッドオープナ15によってキャップ3を装着されて閉じられた後に、ウエハローディングポート14から他の場所へ移送される。
以降、前述した作用が繰り返されることにより、ウエハ1が熱処理装置10によってバッチ処理されて行く。
ところで、移載室12に供給される窒素ガス30の流量が一定であり、移載室12から排気される窒素ガス30の排気量が、移載室12に供給される窒素ガス30の流量と同じ量である場合には、移載室12の雰囲気(窒素ガス)が漏洩すると、移載室12内の圧力が低下してしまう。
移載室12内の圧力が低下すると、移載室12の外部の雰囲気(大気)が移載室12内に流入し易くなるために、移載室12内の酸素濃度が上昇してしまい、酸素濃度の制御が困難になってしまう。
本実施の形態においては、ウエハ搬入ステップおよび熱処理中といった窒素ガスを循環路31にて循環させるステップでは、窒素ガス供給管46からバイパス路53および筐体11等の隙間から排出される排気量と同じ量の窒素ガス30を供給し、排出路49によって窒素ガス30を排出する際に、ダンパ52によってメイン排出路51を閉じて、バイパス路53を通じて窒素ガス30を排出することにより、移載室12内の圧力が低下する現象が発生するのを防止する。
このように移載室12内の圧力の低下を防止することにより、移載室12の外部の雰囲気が移載室12内に流入するのを防止することができるので、酸素濃度を一定に維持することができる。
さらに、上述した窒素ガスを循環路31にて循環させるステップにおいて、バイパス路53によって排気することにより、移載室12と排出路49との間の上下方向に設けられた複数の排出口58、および吸込側ダクト部34と排出路49との間の上下方向に設けられた複数の排出口58からも排出される窒素ガスの流れを確保することができるので、特に、排出口58付近の移載室12内の澱みや滞留を防ぐことができ、自然酸化膜を防止するだけでなく、パーティクルや有機物が移載室12内に滞留するのを防止することができる。
このとき、移載室12と排出路49との間の排出口58をクリーンユニット41と対向するように上下方向に複数開設することにより、吸込側ダクト部34に接続されたメイン連絡ダクト部35およびサブ連絡ダクト部37によってはスムーズに(澱みや滞留なしでは)排出することができない移載室12内の窒素ガス30を排出することができるので、適正なエアフローを形成することができる。
なお、前述した熱処理が繰り返して実施されると、ボート21や処理室25の表面に反応生成物等が堆積するため、ボート21やアウタチューブ23およびインナチューブ24等について堆積した反応生成物の除去などを行うメンテナンス作業が定期または不定期に実施される。
このメンテナンス作業の安全性を確保するために、メンテナンス作業に際しては、移載室12の窒素ガス30は除去される。
すなわち、メンテナンス作業の前に、窒素ガス供給管46からの窒素ガス30の供給および循環路31の循環は、ダンパ47およびダンパ57を閉じて停止され、新鮮エア供給管44のダンパ45が開かれて、新鮮なエアが新鮮エア供給管44によって吹出側ダクト部39に導入される。
吹出側ダクト部39に導入された新鮮なエアはクリーンユニット41を通って清浄化されて、クリーンエアとなって移載室12に吹き出し、移載室12を流通して吸込側ダクト部34の吸込口33および排出口58等を通じて排出路49によって排気される。これにより、移載室12の窒素ガス30は安全なクリーンエアに置換される。
この際には、メイン排出路51のダンパ52が全開されることにより、移載室12内の窒素ガス30はメイン排出路51およびバイパス路53によりクリーンエア40に急速に置き換えられる。したがって、メンテナンス時の作業効率を高めることができる。
本発明の好適な実施例である縦型基板処理装置の縦断面概要図を図9に、横断面概図を図10に示す。また、常温時のエアフロー解析結果を図3に、基板が600℃に温められた状態でのボートダウン後のエアフロー解析結果を図4に示す。
発明者らは鋭意研究の結果、基板処理を行った後にボート96をダウン(下降)した際、基板95及びボート96からの熱により上昇気流が移載室12内に発生し、移載室12内の上部にエアの澱みが発生してしまうことを見出した。
従来装置のエアフローはパーティクル対策に重点がおいて構築されており、エアの風速は0.1〜0.5m/s程度となっており、移載室12内が常温であれば所望の流れとなっている(図3参照)。しかし、基板95に熱処理を行った後、ボート96が例えば600℃の基板95を載せて下降してくると、図4のように図中左方向からのエアフローが基板95上を抜けた後、ボート96や基板95の熱による上昇気流により上昇し、上昇したエアフローは移載室上部で左方向に流れて渦を作り、澱みを生じている。この上昇気流の流れは、解析上1〜3m/sとなっており、クリーンユニットを主とするエアフローだけでは待機室内の澱みを解消することが困難であった。また、上昇気流による澱みが発生した際の、図4中のA部の温度を解析したところ、160〜210℃という高温となっていた。基板処理装置の運用の際においても、この熱が電装品の故障や有機汚染といった問題の原因となっている。
この場合に備えて本実施例では、移載室12内の上部に、エアの澱みを解消するための上部排気ダクト91を設ける構成とした。また、移載室12内の上部に不活性ガス吹き出し口92を設けることにより、さらなる移載室上部に生じるエアの澱みを解消する構成とした。上部排気ダクト91内には切り替えダンパ93を設けている。基板94搬送時には切り替えダンパ93を閉じて上部排気ダクト91からの排気を行わないように制御することで、従来と同じエアフローを構築できるため、移載室内のエアの澱み状況に応じて排気することが可能となるとともにパーティクル対策に対応することができる。
基板処理後のボート96ダウン時にはメイン排出路51のダンパ52を開き、移載室12および循環路31の窒素ガス30を、排出ダクト50を経由して排気する。この際に、上部排気ダクト91の切り替えダンパ93も開くことで、移載室12上部の雰囲気の澱みの排気を行う。さらに、窒素ガス供給管46によって循環路31に供給された窒素ガス30は、クリーンユニット40から移載室12に吹き出し、移載室12を流通した後、排出ダクト50を経由して筐体外へ排出される。移載室12を流通する間に、窒素ガス30は熱処理されて高温になったウエハ1群およびこれを保持したボート21に接触して熱交換することにより、これらを冷却する。窒素ガス30は窒素ガス供給管46によって供給された直後の冷えた新鮮な窒素ガス30であるので、ウエハ1群およびボート21を高い熱交換効率をもって冷却することができる。
このとき、上部排気ダクト91の切り替えダンパ93を開くとともに移載室12内の上部に設置された不活性ガス吹き出し口92から不活性ガス94を流すことにより、基板95を冷却してもよい。ボート96ダウン中にボート96及び基板95を直接冷却し、熱交換によって温められた不活性ガス94を上部排気ダクト91により排気することで、さらに冷却速度を向上することが出来る。また、ボート96及び基板95を速やかに冷却することで、上昇気流を抑制し、エアの澱みを低減できる。なお、この上部排気ダクト91は、図示してはいないが、図8に示す排出ダクト50に連通する構成となっている。この排出ダクト50のダンパ52を開き、上部排気ダクト91内のダンパ93を開くことによって、移載室12の上部の熱雰囲気を装置外部に排出することが可能となる。また、上部排気ダクト91に図示しない上部排気ダクトバルブを設ける構成としても良い。ボート21及びウエハ1群の温度により上昇気流の流速や移載室上部の澱み状態が変化する。例えば上部排気ダクトバルブを設置し、上部排気ダクトバルブの開度を制御することで、上部排気ダクト91の排気量を制御することができる。
更に本発明の発明者らは、図11に示すモデルにより、熱対流を考慮したエアフロー解析を行った。図11(a)、(b)において、右側にクリーンユニット1001が配置し、ボート1002を挟んで、左側に排気ダクト1003を設けている。図11(c)に示すように、排気ダクト1003のボート1002を挟んだ反対側であり、クリーンユニット1001の上部側のボート1002との間付近のエリア1004において熱の澱み部が発生していることが分かった。クリーンユニット1001から出たエアは温度が低いため、下に流れる。排気ダクト1003側に流れたエアは、ボート1002と排気ダクト1003との間の領域で上昇気流が強くなるため、上部へ流れる。その結果、ボートの上部付近で排気ダクト1003から排気される流れと、ボート1002と移載室の天井部との間において、クリーンユニット1001側へ戻るエアの流れとが生じ、このエリア1004(以降、熱の淀み部1004と記載する)にて熱の澱みが発生する事が分かった。
更に、図12に示すように、排気ダクト1003の位置を変えて、熱の澱み部1004の発生個所を解析した。図12の(a)(b)(c)から分かるように、いずれの熱の澱み部1004も、クリーンユニット1001とボート1002の間で、かつ、排気ダクト1003との反対側に発生することが分かった。従って、この位置に上部排気ダクトを設け熱の澱み部の雰囲気を排出することにより、効果的に熱の澱み部1004の発生を低減させることが可能となる。
上部排気ダクトは少なくとも移載室の上部に設ければ効果があるが、移載室内の熱だまり(澱み)部に設けるとなお良い。前記熱だまり部は、クリーンユニットとボートとの間の空間の移載室上部に発生するため、この移載室内上部に上部排気ダクトを設けることにより、さらに熱だまりを防ぐことができる。
このように、移載室の上部の雰囲気を排気したり、不活性ガスを流したりすることにより、移載室上部に新たなエア流れが生じ、従来問題となっていたエア澱みを低減することができた。この時のエアフロー解析結果によると、上昇気流によって上昇したエアが上部排気ダクト91によって排気される流れが発生していることが分かった。この際、不活性ガス吹出し口92を移載室上部に設置し、不活性ガスを供給するとより効果的にエアの流れを発生させることが出来る。また、この解析結果から熱の澱み部のエアの温度は110〜140℃程度となっており、大幅に低下していることが確認できた。また、ボートダウン時の駆動部分はボート昇降機構のみであるため、この部分の排気を残しておくことにより、パーティクル等の汚染にも対応可能となる。また、上記実施例においては移載室内に循環路を設ける構成としたが、循環路は設けなくても良い。
以上の通り、本発明の一実施の形態によれば、基板を基板保持具に移載している間や処理室に基板保持具を搬入搬出する際など、各イベントに適したエアフローを構築することができる。
すなわち、不活性ガス供給路から新しい不活性ガスを供給するとともに、排出路から移載室内の雰囲気を排気することにより、移載室内に澱みや滞留のない雰囲気の流れを確保することができ、パーティクルや有機物が大気室内に留まり、基板を汚染させることを防止できる。
さらに、熱対策が必要なイベント時には、前記排出路とは異なる排出路からも大気室内の雰囲気の排気を行うことにより、待機室内の澱みを低減することが出来る。
このように、本発明では排気路をイベントに応じて切り替えることで、各イベントに適したエアフローを構築し、大気室内に澱みや滞留のない雰囲気の流れを確保し続けることが出来るため、自然酸化膜を防止するだけでなく、パーティクルや有機物が移載室内に留まり、基板を汚染させることを防止することができる。
<本発明の好ましい態様>
次に、本発明の好ましい態様を付記する。
(付記1)
本発明の一態様によれば、
基板を処理する処理室と、
前記基板を保持して前記処理室に搬入する基板保持具と、
前記基板保持具が前記基板を前記処理室へ搬入する前に前記基板を保持して待機する待機室と、
前記待機室に不活性ガスまたはクリーンエアの少なくともいずれか一方、またはその両方からなる気体を循環させる循環路と、
前記循環路に設置され、前記気体を供給する供給路と、
前記循環路から前記気体を排出する排出路と、
前記排出路に設置され前記排出路を開閉する排出路開閉弁と、
前記移載室の上部に設置された、前記排出路とは異なる排気路と
を備える基板処理装置が提供される。
(付記2)
本発明の他の一態様によれば、
基板を処理する処理室と、
前記基板を保持して前記処理室に搬入する基板保持具と、
前記基板保持具が前記基板を前記処理室へ搬入する前に前記基板を保持して待機する待機室と、
前記待機室に不活性ガスまたはクリーンエアの少なくともいずれか一方、またはその両方からなる気体を循環させる循環路と、
前記循環路に設置され、前記気体を供給する第一供給路と、
前記循環路から前記気体を排出する第一排出路と、
前記第一排出路に設置され前記第一排出路を開閉する第一排出路開閉弁と、
前記移載室の上部に設置された、前記第一排出路とは異なる第二排気路と
を備える基板処理装置が提供される。
(付記3)
付記2の基板処理装置であって、好ましくは、
前記第二排出路は、前記基板保持具を挟んで前記第一供給路と反対側であり、かつ、前記基板保持具と前記第一排出路との間の位置に備えられている基板処理装置が提供される。
(付記4)
付記2の基板処理装置であって、好ましくは、
前記第一供給路と前記第一排出路は対向する位置に設置されている基板処理装置が提供される。
(付記5)
付記2乃至4の基板処理装置であって、好ましくは、
前記移載室の上部に前記第一供給路とは異なる前記待機室に不活性ガスを供給する第二供給路をさらに備えている基板処理装置が提供される。
(付記6)
付記5の半導体製造装置であって、好ましくは、
前記第二供給路は前記第二排出路と対向する位置に設置されている基板処理装置が提供される。
(付記7)
付記2乃至6の半導体製造装置であって、好ましくは、
前記第二排出路に設置された前記第二排出路を開閉する第二排出路開閉弁をさらに備えている基板処理装置が提供される。
(付記8)
付記7の半導体製造装置であって、好ましくは、
前記基板保持具が前記処理室から搬出されるときに、前記第二排出路開閉弁を開とする基板処理装置が提供される。
(付記9)
本発明のさらに他の一態様によれば、
基板を処理する処理室と、前記基板を保持して前記処理室に搬入する基板保持具と、前記基板保持具が前記基板を前記処理室へ搬入する前に、前記基板を保持して待機する待機室と、前記待機室に設けられた不活性ガスまたはクリーンエアを前記待機室に供給するガス供給部と、前記移載室上部に設けられた前記移載室のガスを排気するガス排気部と、を有し、前記ガス排気部は前記基板保持具を挟んだ前記ガス供給部の反対側に位置する基板処理装置が提供される。
(付記10)
本発明のさらに他の一態様によれば、
基板保持具にて保持した基板を処理室へ搬入する工程と、
処理室にて処理された基板を移載室に搬出する工程と、
移載室に不活性ガスまたはクリーンエアの少なくともどちらか一方、または両方を循環する循環路に設置された前記循環路を開閉する循環路開閉弁を開閉する工程と、
前記循環路に前記不活性ガスを第一供給部より供給する工程と、
前記循環路から前記不活性ガスを第一排出路へ排出する工程と、
前記第一排出路に設置され前記第一排出路を開閉する工程と、
前記移載室内の上部に設置された第二排出路へ前記不活性ガスを排出する工程と、を有する半導体装置の製造方法が提供される。
(付記11)
本発明の一態様によれば、
基板を処理する処理室と、
前記基板を保持して前記処理室に搬入する基板保持具と、
前記基板保持具が前記基板を前記処理室へ搬入する前に前記基板を保持して待機する待機室と、
前記待機室に不活性ガスまたはクリーンエアの少なくともどちらか一方、または両方の気体を供給する供給部と、
前記待機室から前記気体を排出する第一排出部と、
前記排出路に設置され前記排出路を開閉する排出路開閉弁と、
前記移載室の上部に設置された、前記第一排出部とは異なる第二排気部と
を備える基板処理装置が提供される。
12・・・移載室
91・・・・・・上部排気ダクト
92・・・・・・不活性ガス吹き出し口
93・・・・・・切り替えダンパ
95・・・・・・基板
96・・・・・・ボート(基板保持具)
1001・・・・クリーンユニット
1002・・・・ボート(基板保持具)
1001・・・・排気ダクト


Claims (3)

  1. 基板を処理する処理室と、
    前記基板を保持して前記処理室に搬入する基板保持具と、
    前記基板保持具が前記基板を前記処理室への搬入する前に前記基板を保持して待機する移載室と、
    前記移載室に不活性ガスまたはクリーンエアの少なくともどちらか一方、または両方を循環させる循環路と、
    前記循環路に設置され前記循環路を開閉する循環路開閉弁と、
    前記循環路に前記不活性ガスまたはクリーンエアの少なくともどちらか一方、または両方を供給する供給路と、
    前記循環路から前記不活性ガスまたはクリーンエアの少なくともどちらか一方、
    または両方を排出する排出路と、
    前記排出路に設置され前記排出路を開閉する排出路開閉弁と、
    前記移載室内の上部に設置された前記排出路とは異なる排気路と
    を備える基板処理装置。
  2. 基板保持具にて保持した基板を処理室へ搬入する工程と、
    処理室にて処理された基板を移載室に搬出する工程と、
    移載室に不活性ガスまたはクリーンエアの少なくともどちらか一方、または両方を循環する循環路に設置された前記循環路を開閉する循環路開閉弁を開閉する工程と、
    前記循環路に前記不活性ガスを供給する工程と、
    循環路から前記不活性ガスを排出路へ排出する工程と、
    前記排出路に設置され前記排出路を開閉する工程と、
    前記移載室内の上部であって、前記排出路とは異なる排気路から処理室内の雰囲気を排出する工程と
    を有する基板処理方法。
  3. 基板保持具にて保持した基板を処理室へ搬入する工程と、
    処理室にて処理された基板を移載室に搬出する工程と、
    移載室に不活性ガスまたはクリーンエアの少なくともどちらか一方、または両方を循環する循環路に設置された前記循環路を開閉する循環路開閉弁を開閉する工程と、
    前記循環路に前記不活性ガスを供給する工程と、
    循環路から前記不活性ガスを排出路へ排出する工程と、
    前記排出路に設置され前記排出路を開閉する工程と、
    前記移載室内の上部であって、前記排出路とは異なる排気路から処理室内の雰囲気を排出する工程と、を有する半導体装置の製造方法。


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