JP2014067633A - 蓄電素子 - Google Patents

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田才  博志
義人 ▲高▼木
Yoshito Takagi
Hiroaki Abo
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Abstract

【課題】蓄電素子の電極体が備える正極シート及び/又は負極シートへの異物の混入を確実に防止する。
【解決手段】電極体5は、正極シート11、負極シート12、及びセパレータ13を重ね合わせて巻回してなる。正極リード17とは反対側の正極シート11の幅方向の端部11aを包むように、正極シート11に対して谷折りに折り曲げた折曲部13cをセパレータ13に設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、非水電解質二次電池を含む電池及びキャパシタのような蓄電素子に関する。
非水電解質二次電池を含む電池及びキャパシタのような蓄電素子が備える電極体には、いずれも帯状である正極シート、負極シート、及び2枚のセパレータを重ね合わせて巻回した構造のものがある。正極シート及び負極シートの両面には活物質層が設けられ、幅方向の一端には活物質層が形成されず金属箔が露出するリードが設けられている。正極シートと負極シートとの間にはセパレータが介在している。リードはセパレータの幅方向の両端のいずれか一方から突出している。
特許文献1に開示された二次電池が備える電極体は、正極シート及び/又は負極シートのリードとは反対側の幅方向の一端に、2枚のセパレータを接合した接合部を備える。接合部を設けることで、正極シート及び/又は負極シートのリードとは反対側の一端が2枚のセパレータで包まれ、この部分への異物の混入が防止される。異物には、例えば正極シート及び/又は負極シートのリードを集電体に超音波溶接する際に発生した金属片がある。
特許文献1に開示の電極体を製造するには、例えば巻回時に2枚のセパレータをヒートローラで熱融着することで接合部を形成する必要があり、製造工程が複雑化する。また、接合部で2枚のセパレータが分離すると、正極シート及び/又は負極シートを異物の混入から保護する機能が失われる。
特開2011−216399号公報
簡易な製造工程で製造可能であるが、正極シート及び/又は負極シートを異物の混入から保護する機能を確実に維持できる電極体を備える蓄電池を提供することを課題とする。
本発明は、それぞれ金属箔に活物質層を設けた正極シート及び負極シートと、少なくとも1枚のセパレータとを、前記正極シートと前記負極シートとの間に前記セパレータが介在するように重ね合わせて巻回又は積層してなる電極体を備え、前記セパレータは、前記正極シート及び前記負極シートのうちの一方を包むように長手方向に沿って折り曲げた折曲部を有する第1のセパレータを含む、蓄電素子を提供する。
折曲部を設けてセパレータで包むことにより、正極シート及び/又は負極シートへの異物の接触が防止される。異物には、例えば正極シート及び/又は負極シートのリードを集電体に超音波溶接する際に発生した金属片がある。
折曲部を設けることで正極シート及び/又は負極シートを包むので、製造に際して熱融着等によりセパレータを接合する工程が不要である。つまり、簡易な工程で電極体を製造可能である。
折曲部を設けることで正極シート及び/又は負極シートを包むので、熱溶着等による接合部を設ける場合とは異なり、正極シート及び/又は負極シートを包む部分でのセパレータの分離が生じることがない。そのため、セパレータで包むことによる正極シート及び/又は負極シートを異物の混入から保護する機能は、確実に維持される。
具体的には、前記正極シート及び負極シートの前記活物質層は、前記金属箔の幅方向の一端に前記金属箔が露出したリードが形成されるように設けられ、前記第1のセパレータの前記折曲部は、前記正極シート及び前記負極シートのうちの一方の前記リードとは反対側の幅方向の端部を包む。
前記セパレータは、前記正極シート及び前記負極シートのうちの他方を包むように長手方向に沿って折り曲げた折曲部を有する第2のセパレータを含んでもよい。この場合、前記第2のセパレータの前記折曲部は、前記正極シート及び前記負極シートのうちの他方の前記リードとは反対側の幅方向の端部を包む。
前記第1及び第2のセパレータの前記折曲部から幅方向の反対側までの長さは、前記活物質層の幅方向の寸法に対応して設定することが好ましい。
好ましくは、前記第1のセパレータの前記折曲部は、前記正極シートの前記リードとは反対側の幅方向の一端を包む。
本発明に係る蓄電素子が備える電極体では、セパレータに折曲部を設けることで正極シート及び/又は負極シートをセパレータによって包むので、熱融着等の接合工程が不要な簡易な製造工程で製造可能であるが、正極シート及び/又は負極シートへの異物の接触防止機能を確実に維持できる。
本発明の第1実施形態に係る非水電解質二次電池の分解斜視図。 電極体の模式的な断面図(図1のII−II線)。 折曲部の部分拡大断面図。 電極体の製造装置の模式図。 図4のV−V線での断面図。 本発明の第2実施形態に係る非水電解質二次電池が備える電極体の図2と同様の断面図。 本発明の第3実施形態に係る非水電解質二次電池が備える電極体の図2と同様の断面図。 本発明の第4実施形態に係る非水電解質二次電池が備える電極体の図2と同様の断面図。 本発明の第5実施形態に係る非水電解質二次電池が備える電極体の模式的な展開斜視図。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「側」、「端」を含む用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。また、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る非水電解質二次電池(以下、単に電池という)1を示す。電池1は、上端が開口した容器2と、容器2の開口を閉鎖する蓋体3とで構成されたケーシング4を備える。ケーシング4の内部には、電極体5が収容されている。また、ケーシング4内に蓋体3に形成された注液口3aを介して電解液が充填されている。
図2を併せて参照すると、電極体5は後に詳述する正極及び負極リード17,23を備え、これらのリード17,23は、それぞれ正極及び負極の集電体6A,6Bの脚部6aに電気的に接続されている。正極及び負極の集電体6A,6Bは、蓋体3から外部に突出するボルト状の接続部7aを有する正極及び負極の外部端子7A,7Bにそれぞれ電気的に接続されている。集電体6A,6Bと蓋体3の下面との間に下パッキン8が介装され、外部端子7A,7Bと蓋体3の上面との間には上パッキン9が介装されている。
電極体5は、いずれも一定幅の長尺な帯状である正極シート11、負極シート12、及び微多孔性樹脂シートからなる1枚のセパレータ13(第1のセパレータ)を重ね合わせ、高扁平率の楕円筒状に巻回したものである。後に詳述するように、セパレータ13は長手方向に折り曲げられており、正極シート11の一つの層と、それに隣接する負極シート12の一つの層との間には、セパレータ13(後述する第1及び第2帯状部13d,13eのうちのいずれか一方)が介在している。
正極シート11は、帯状の正極金属箔15と、この正極金属箔15の両面に形成された正極活物質層16とを備える。正極シート11の幅方向の一方(図2において右側)の端部11aでは、正極活物質層16が側縁11cまで設けられている。正極シート11の幅方向の他方(図2において左側)の端部11bには、正極活物質層16を設けずに正極金属箔15を露出させた正極リード17が設けられている。
負極シート12は、帯状の負極金属箔21と、この負極金属箔21の両面に形成された負極活物質層22とを備える。負極シート12の幅方向の一方側(図2において左側)の端部12bでは、負極活物質層22が側縁12cまで設けられているが、負極シート12の幅方向の他方(図2において右側)の端部12aには、負極活物質層22を設けずに負極金属箔21を露出させた負極リード23が設けられている。
セパレータ13は幅方向の中央で端部13a,13bと平行に長手方向に直線状に延びる折曲部13cを設け、2つ折りに折り曲げられている。言い換えれば、セパレータ13は、折曲部13cから端部13aまでの第1帯状部13dと、折曲部13cから端部13bまでの第2帯状部13eとを備える。仮にセパレータ13を展開した状態とすると、長手方向に延びる折曲部13cの両側に同じ長手方向に延びる第1帯状部13dと第2帯状部13eが広がっている。本実施形態では折曲部13cから端部13a,13bまでの距離は等しく、第1帯状部13dと第2帯状部13eの幅は同一である。
正極シート11の正極活物質層16側がセパレータ13の第1帯状部13dと第2帯状部13eとの間に配置されている。つまり、正極シート11の正極活物質層16側は二つ折りのセパレータ13に挟まれており、正極シート11を基準とするとセパレータ13の折曲部13cは谷折りである。図3に示すように、正極シート11の正極活物質層16側の端部11a(正極リード17と反対側の端部)は、セパレータ13の折曲部13cに概ね突き当たっている。
正極シート11と負極シート12は、二つ折りされセパレータ13の幅方向の両側(端部13a,13b側と折曲部13c側)から正極リード17と負極リード23がそれぞれ突出するように、正極リード17と負極リード23の向き(図2において左右の向き)を反対に設定し、かつセパレータ13に対する幅方向の位置をずらしている。正極シート11については、正極リード17を設けた端部11bが二つ折りされたセパレータ13の図2において左側(端部13a,13b側)から突出する。負極シート12については、負極リード23を設けた端部12aが二つ折りされたセパレータ13の図2において右側(折曲部13c側)から突出する。
図1に示すように、二つ折りされたセパレータ13から突出する正極リード17と負極リード23は、クリップ24で束ねられて集電体6A,6Bの脚部6aに接続されている。例えば、リード17,23とクリップ24が超音波溶接され、クリップ24と集電体6A,6Bの脚部6aが超音波溶接される。
正極シート11の端部11aをセパレータ13で包むことで、この部分への異物の混入が防止される。異物には、例えば負極シート12の負極リード23をクリップ24に超音波溶接する際に発生する金属片がある。正極シート11の正極金属箔15がアルミニウム製で負極シート12の負極金属箔21が銅製の場合がある。負極シート12の負極リード23、つまり負極金属箔21をクリップ24に超音波溶接する際に銅片が発生し、この銅片が正極シート11のアルミニウム製の正極金属箔15と接触すると、銅片が銅イオンとして電解液中に析出する。溶出した銅イオンが負極に到達すると、負極表面で析出し、析出量が大きくなると、セパレータを突き破り、正極側に到達して微小短絡回路が形成される。その結果、微小短絡回路に電流が流れて局所的に発熱し、セパレータを溶融させて微小な貫通孔が形成されるので、電池1の容量低下の原因となり得る。二つ折りされたセパレータ13の折曲部13cでアルミニウム製の正極金属箔15を備える正極シート11を覆うことで、銅片の電気化学的な溶解を防止できる。
図3の下側の図に示すように、2枚のセパレータ13’,14’の端部に熱溶着等により接合部40を設けることでも、正極シート11の端部11aをセパレータで包むことができる。しかし、正極シート11の端部11aを2枚のセパレータ13’,14’の接合部40に突き当たる位置に配置することができない。そのため、正極シート11の端部11aから接合部40までの間には符号W1で示す隙間が不可避的に生じる。また、セパレータ13’,14’の端部には、熱溶着等により接合部40を設けるためにある程度の幅W2の帯状部41が必要である。これに対し、本実施形態の場合、前述のように正極シート11の端部11aをセパレータ13の折曲部13cに概ね突き当てることができるので、接合部40を設ける場合のような隙間W1は生じない。また、折曲部13cは実質的に幅を有しないため、接合部40を設ける場合のような帯状部41を設ける必要がない。これらの理由より、本実施形態のように1枚のセパレータ13に折曲部13cを設けて同一のセパレータ13の第1帯状部13dと第2帯状部13eとで正極シート11の端部11aを包むことで、電極体5の体積容量密度を向上することができる。
図3の下側の図に示す2枚のセパレータ13’,14’の端部に熱溶着等により接合部40を設ける構成の場合、接合部40での接合が解除され、2枚のセパレータ13’,14’の端部が分離する可能性がある。2枚のセパレータ13’,14’の端部が分離すると、正極シート11の端部11aへの異物の接触を防止する機能が失われる。これに対し、本実施形態では、セパレータ13で正極シート11の端部11aを包むための折曲部13cの部分で第1帯状部13dと第2帯状部13eとが分離することは、実質的に起こり得ない。そのため、セパレータ13で包むことにより正極シート11の端部11aへの異物の接触を防止する機能は、確実に維持される。
図4は電極体5の製造装置30を示す。製造装置30は、3個の供給ボビン31〜33を備える。供給ボビン31,32には、正極シート11と負極シート12がそれぞれコイル状に巻き付けられている。供給ボビン31には、セパレータ13がコイル状に巻き付けられている。供給ボビン31〜33から巻き出された正極シート11、負極シート12、及びセパレータ13は、互いに重ね合わせられた状態で、回転する巻枠38によって巻き取られる。巻枠38に巻き取られる。
正極シート11と負極シート12の供給ボビン31,32の回転中心が延びる方向に対し、セパレータ13の供給ボビン33の回転方向は概ね直交している。供給ボビン31から巻き出された正極シート11はガイドローラ35を経てローラ対36のニップ部に送り込まれる。供給ボビン31から巻き出されたセパレータ13は、本実施形態では図5に示すような三角形板である折曲部材37を通過してローラ対36のニップ部に送り込まれることで、二つ折りに折り曲げられる。折曲部材37の頂点37aによりセパレータ13に折曲部13cが形成される。
ローラ対36よりも上流側において、完全に二つ折りされる前のセパレータ13の第1帯状部13dと第2帯状部13eとの間に、供給ボビン31から供給される正極シート11が差し込まれる。図4では、ローラ対36のニップ部を通過する際に、セパレータ13の第1帯状部13d、正極シート11、及びセパレータ13の第2帯状部13eがこの順で重ね合わされる。供給ボビン33からの負極シート12は、ローラ対36よりも下流側において、既に二つ折りにされたセパレータ13(第1帯状部13dと第2帯状部13eの間に既に正極シート11が挿入されている)に重ねられる。
本実施形態の電極体5はセパレータ13を二つ折りにすることで正極シート11の端部11aをセパレータ13で包むので、熱溶着等により2枚のセパレータを接合する必要がない。そのため、製造装置30は、熱溶着装置のようなセパレータを接合するための機器ないし設備は不要である。
また、折曲部材37からローラ対36のニップ部までの間でセパレータ13の第1帯状部13dと第2帯状部13eとの間に正極シート11を挿入する際に、正極シート11の端部11aをセパレータ13の折曲部13c(正極シート11を基準とすると谷折り)に沿わせることができる。正極シート11の端部11aを折曲部13cに沿わせることで、セパレータ13の幅方向の位置を正極シート11で規正し、それによって巻枠38で巻き取る際のセパレータ13の幅方向の位置ずれを防止ないし抑制できる。
(第2実施形態)
図6は本発明の第2実施形態に係る電池が備える電極体5を示す。この実施形態の電池の全体的な構造は、第1実施形態と同様である(図1参照)。
本実施形態の電極体5は、谷折りの折曲部13cで二つ折りに折り曲げたセパレータ13により、負極シート12を包んでいる。折曲部13cを設けてセパレータ13で包むことにより、負極シート12の端部12bへの異物の接触を防止できる。
(第3実施形態)
図7は本発明の第3実施形態に係る電池が備える電極体5を示す。この実施形態の電池の全体的な構造は、第1実施形態と同様である(図1参照)。
本実施形態の電極体5は、2枚のセパレータ13,14を備える。一方のセパレータ13は、第1実施形態と同様に、谷折りの折曲部13cで二つに折り曲げられて正極シート11の端部11aを包んでいる。他方のセパレータ14(第2のセパレータ)は、第2実施形態と同様に、谷折りの折曲部14cで二つに折り曲げられ第1及び第2帯状部14d,14eで負極シート12の端部12bを包んでいる。折曲部13,14を設けてセパレータ13,14で包むことにより、正極シート11と負極シート12の両方について端部11a,12aへの異物の接触を防止できる。
(第4実施形態)
図8は本発明の第4実施形態に係る電池が備える電極体5を示す。この実施形態の電池の全体的な構造は、第1実施形態と同様である(図1参照)。
本実施形態の電極体5は、第3実施形態と同様に2枚のセパレータ13,14を備え、これらのセパレータ13,14に谷折りの折曲部13c,14cを設けることで、正極シート11の端部11aと負極シート12の端部12aの両方をセパレータ13,14で包んでいる。
正極シート11を包むセパレータ13の折曲部13cから端部13a,13bまでの長さL1(第1及び第2帯状部13d,13eの幅)は、正極活物質層16の幅方向の寸法と同一又はそれよりも僅かに長く設定している。また、負極シート12を包むセパレータ14の折曲部14cから端部14a,14bまでの長さL2(第1及び第2帯状部14d,14eの幅)は、負極活物質層22の幅方向の寸法と同一又はそれよりも僅かに長く設定している。つまり、本実施形態では、セパレータ13,14の幅は正極活物質層16と負極活物質層22を包むのに必要最小限の寸法に設定している。これにより、正極リード17及び負極リード23をクリップ24(図1参照)で束ねる部分(図8において符号A,B)では、リード17,23間にセパレータ13,14が介在せず、過度に体積が大きくなるのを防ぐことができる。
(第5実施形態)
図9は本発明の第5実施形態に係る電池が備える電極体5を示す。この実施形態の電池の全体的な構造は、第1実施形態と同様である(図1参照)。
本実施形態における電極体5では、第1実施形態と同様に、いずれも一定幅の長尺な帯状である正極シート11、負極シート12、及びセパレータ13を重ね合わせている。セパレータ13は折曲部13cで長手方向に折り曲げられており、正極シート11の正極活物質層16側がセパレータ13の第1帯状部13dと第2帯状部13eとの間に配置されている(折曲部13cで二つ折りに折り曲げたセパレータ13により、正極シート11を包んでいる)。
第1実施形態では、重ね合わせた正極シート11、負極シート12、及びセパレータ13を巻回している。これに対し、本実施形態では、正極シート11、負極シート12、及びセパレータ13を重ね合わせた状態で、図9において右側に山折となる折曲部51と右側が谷折となる折曲部52とを一定幅をあけて繰り返し設けることで、正極シート11、負極シート12、及びセパレータ13を積層している。言い換えれば、いわばジクザク状に折り畳むことで、正極シート11、負極シート12、及びセパレータ13を積層している。
前述の第2実施形態(図6)では二つ折りに折り曲げたセパレータ13によって負極シート12を包んでいる。また、前述の第3及び図4実施形態(図7,8)では、二つ折りに折り曲げたセパレータ13によって正極シート11を包み、同様に二つ折りに折り曲げたセパレータ14によって負極シート12を包んでいる。第2から第4実施形態の態様で正極シート11、負極シート12、及びセパレータ13(14)を重ね合わせた場合も、これらをジクザグ状に折り畳んで、正極シート11、負極シート12、及びセパレータ13(14)を積層してもよい。
前述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。特に、非水電解質二次電池を例に本発明を説明したが、同様又は類似の構造の電極体を備える他の電池及びキャパシタに本発明を適用できる。
1 電池
2 容器
3 蓋体
3a 注液口
4 ケーシング
5 電極体
6A,6B 集電体
6a 脚部
7A,7B 外部接続端子
7a 接続部
8 下パッキン
9 上パッキン
11 正極シート
11a,11b,11c 側縁
12 負極シート
12a,12b,12c 側縁
13,14 セパレータ
13a,13b,13a,13b 端部
13c,14c 折曲部
13d,13e,14d,14e 帯状部
15 正極金属箔
16 正極活物質層
17 正極リード
21 負極金属箔
22 負極活物質層
23 負極リード
24 クリップ
30 製造装置
31,32,33 供給ボビン
35 ガイドローラ
36 ローラ対
37 折曲部材
37 頂点
38 巻枠
40 接合部
41 帯状部
51,52 折曲部

Claims (6)

  1. それぞれ金属箔に活物質層を設けた正極シート及び負極シートと、少なくとも1枚のセパレータとを、前記正極シートと前記負極シートとの間に前記セパレータが介在するように重ね合わせて巻回又は積層してなる電極体を備え、
    前記セパレータは、前記正極シート及び前記負極シートのうちの一方を包むように長手方向に沿って折り曲げた折曲部を有する第1のセパレータを含む、蓄電素子。
  2. 前記正極シート及び負極シートの前記活物質層は、前記金属箔の幅方向の一端に前記金属箔が露出したリードが形成されるように設けられ、
    前記第1のセパレータの前記折曲部は、前記正極シート及び前記負極シートのうちの一方の前記リードとは反対側の幅方向の端部を包む、請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 前記セパレータは、前記正極シート及び前記負極シートのうちの他方を包むように長手方向に沿って折り曲げた折曲部を有する第2のセパレータを含む、請求項2に記載の蓄電素子。
  4. 前記第2のセパレータの前記折曲部は、前記正極シート及び前記負極シートのうちの他方の前記リードとは反対側の幅方向の端部を包む、請求項3に記載の蓄電素子。
  5. 前記第1及び第2のセパレータの前記折曲部から幅方向の反対側までの長さは、前記活物質層の幅方向の寸法に対応して設定されている、請求項4に記載の蓄電素子。
  6. 前記第1のセパレータの前記折曲部は、前記正極シートの前記リードとは反対側の幅方向の一端を包む、請求項2に記載の蓄電素子。
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