JP2014066564A - ガスメータ交換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1及び第2ガス栓の取り扱いが容易で、それらに一次側及び二次側ガス栓並びにガスメータの導入口及び導出口を容易に接続することができ、しかもバイパス管がなくてもガスメータを交換することができるガスメータ交換装置を提供する。
【解決手段】第1及び第2ガス栓1,2には、バイパス管(図示せず)の一端部と他端部とをそれぞれ着脱可能に取り付ける。それにより、第1ガス栓1の第1バイパス孔15と第2ガス栓2の第2バイパス孔25とを連通させる。第1ガス栓1は、第1流出孔13が第1流出孔14及び第1バイパス孔15に対して遮断された第1閉状態に切換可能にする。第2ガス栓2は、第2流入孔23が第2流出孔24及び第2バイパス孔25に対して遮断された第2閉状態に切換可能にする。
【選択図】図3

Description

この発明は、ガスメータの下流側に設置されたガス機器を使用したままガスメータを交換することができるガスメータ交換装置に関する。
従来のガスメータ交換装置としては、下記特許文献1に記載のものがある。このガスメータ交換装置は、第1ガス栓部、第2ガス栓部及びバイパス管部を有している。第1ガス栓部、第2ガス栓部及びバイパス管部は、互いに一体に設けられている。
第1ガス栓部は、第1流入孔、第1流出孔及び第1バイパス孔を有している。第1流入孔には、一次側ガス管が接続され、一次側ガス管からガスが供給される。第1流出孔には、ガスメータの導入口が接続される。第2ガス栓部は、第2流入孔、第2流出孔及び第2バイパス孔を有している。第2流入孔には、ガスメータの導出口が接続される。第2流出孔には、二次側ガス管が接続され、二次側ガス管からガス機器にガスが供給される。第1及び第2バイパス孔は、バイパス管部によって互いに接続されている。
上記構成のガスメータ交換装置において、ガス機器の通常の使用時には、第1及び第2ガス栓部をいずれも開状態にする。すると、第1ガス栓部の第1流入孔と第1流出孔が連通するとともに、第2ガス栓部の第2流入孔と第2流出孔とが連通する。その結果、一次側ガス管から供給されるガスが、第1ガス栓部を通ってガスメータに流入する。そして、ガスメータを通過したガスが第2ガス栓及び二次側ガス管を介してガス機器に供給される。
第1及び第2ガス栓部を開状態にすると、第1バイパス孔が第1流入孔及び第1流出孔の両者に対して遮断されるとともに、第2バイパス孔が第2流入孔及び第2流出孔に対して遮断される。したがって、一次側ガス管から供給されたガスは、バイパス管を通って二次側ガス管に流れることがなく、全てのガスがガスメータを通って二次側ガス管に流れる。
ガスメータの交換時には、第1ガス栓部及び第2ガス栓部をいずれも交換状態にする。すると、第1ガス栓部においては、第1ガス流入口と第1バイパス孔とが連通するとともに、第1ガス流出孔が第1ガス流入口及び第1バイパス孔に対して遮断される。一方、第2ガス栓部においては、第2バイパス孔と第2流出孔とが連通するとともに、第2流入孔が第2流出孔及び第2バイパス孔に対して遮断される。したがって、一次側ガス管から供給されるガスは、第1流入孔及び第1バイパス孔を通ってバイパス管に流れる。バイパス管に流入したガスは、第2バイパス孔及び第2流出孔を通って二次側ガス管に流入することになり、ガスがガスメータに流れることがない。したがって、ガス漏れが発生することなく、ガスメータを交換することができる。なお、ガスメータの交換後には、第1及び第2ガス栓部が開状態に戻される。
特開2000−275080号公報
上記従来のガスメータ交換装置においては、第1ガス栓部、第2ガス栓部及びバイパス管が一体に設けられているため、重量が重く、取り扱い難いという問題があった。特に、ガスメータの設置場所によっては、一次側及び二次側ガス管やガスメータの導入口及び導出口の接続作業が行い難いという問題があった。
そこで、この出願の発明者は、バイパス管を第1及び第2ガス栓部から切り離して独立した部材とし、その独立したバイパス管の両端部を第1及び第2ガス栓部にそれぞれ着脱可能に取り付けることに思い至った。
しかしながら、バイパス管を第1及び第2ガス栓部から切り離した場合には、ガスメータの交換時にバイパス管を準備しておかなかったときに、ガスメータを交換することができなくなってしまうという問題があった。
この発明は、上記の事情を考慮してなされたもので、第1流入孔、第1流出孔及び第1バイパス孔を有する第1ガス栓と、第2流入孔、第2流出孔及び第2バイパス孔を有する第2ガス栓と、上記第1バイパス孔と上記第2バイパス孔とを接続するバイパス管とを備え、上記第1流入孔及び上記第2流出孔には、一次側ガス管及び二次側ガス管がそれぞれ接続され、上記第1流出孔及び上記第2流入孔には、ガスメータの導入口及び導出口がそれぞれ接続され、上記第1ガス栓が、上記第1流入孔と上記第1流出孔とが連通し、かつ上記第1流入孔及び上記第1流出孔が上記第1バイパス孔に対して遮断された第1開状態と、上記第1流入孔が上記第1流出孔に対して遮断され、かつ上記第1バイパス孔に連通された第1交換状態とに切換可能であり、上記第2ガス栓が、上記第2流入孔と上記第2流出孔とが連通し、かつ上記第2流入孔及び上記第2流出孔が上記第2バイパス孔に対して遮断された第2開状態と、上記第2流入孔が上記第2流出孔に対して遮断され、かつ上記第2バイパス孔に連通された第2交換状態とに切換可能であるガスメータの交換装置において、上記バイパス管の両端部が上記第1ガス栓及び上記第2ガス栓にそれぞれ着脱可能に取り付けられ、上記第1ガス栓が、上記第1開状態及び上記第1交換状態に加え、上記第1流入孔が上記第1流出孔及び上記第1バイパス孔の両者に対して遮断された第1閉状態に切換可能とされ、上記第2ガス栓が、上記第2開状態及び上記第2交換状態に加え、上記第2流入孔が上記第2流出孔及び上記第2バイパス孔の両者に対して遮断された第2閉状態に切換可能とされていることを特徴としている。
この場合、上記バイパス管が、一端部が上記第1ガス栓に接続された第1管部と、一端部が上記第2ガス栓に接続された第2管部と、上記第1管部の他端部と上記第2管部の他端部とに間に設けられた切換弁とを有しており、上記切換弁が、上記第1管部の他端部に接続された第1分岐孔と、上記第2管部の他端部に接続された第2分岐孔と、外部に開放された第3分岐孔とを有し、上記切換弁は、上記第1分岐孔と上記第2分岐孔とが連通し、かつ上記第1及び第2分岐孔が上記第3分岐孔に対して遮断された連通状態と、上記第1分岐孔と上記第3分岐孔とが連通し、かつ上記第1及び第3分岐孔が上記第2分岐孔に対して遮断された上流側パージ状態と、上記第2分岐孔と第3分岐孔とが連通し、かつ上記第2及び第3分岐孔が上記第1分岐孔に対して遮断された下流側パージ状態とに切換可能であることが望ましい。
上記切換弁が、上記連通状態、上記上流側パージ状態及び上記下流側パージ状態に加え、上記第1、第2及び第3分岐孔が互いに連通した全パージ状態に切換可能とされていることが望ましい。
上記第2ガス栓には、外部に開放されたパージ孔が形成されており、上記パージ孔は、上記第2ガス栓が上記第2交換状態になっているときには、上記第2流入孔に連通し、かつ上記第2流出孔及び上記第2バイパス孔に対して遮断され、上記ガス栓が上記第2開状態及び上記第2閉状態のいずれの状態になっているときにも、上記第2流入孔、上記第2流出孔及び上記第2バイパス孔に対して遮断されていることが望ましい。
上記特徴構成を有するこの発明によれば、バイパス管を第1及び第2ガス栓から取り外しておくことにより、第1及び第2ガス栓をそれぞれ単独で取り扱うことができる。したがって、第1及び第2ガス栓を容易に取り扱うことができるのみならず、第1及び第2ガス管への一次側及び二次側ガス管の接続、並びにガスメータの導入口及び導出口の接続を容易に行うことができる。
また、バイパス管を第1ガス栓及び第2ガス栓に接続した状態で、第1及び第2ガス栓をそれぞれ第1及び第2交換状態にすることにより、ガス機器を使用した状態のまま、ガスメータを新たなガスメータと交換することができる。
さらに、第1及び第2ガス栓をそれぞれ第1及び第2閉状態にすることにより、バイパス管を用いることなく、ガスメータを交換することができる。
図1は、この発明に係るガスメータ交換装置の一実施の形態を示す断面図である。 図2は、第1及び第2ガス栓をそれぞれ第1及び第2開状態にし、かつバイパス管を取り外した状態で示す同実施の形態の断面図である。 図3は、第1及び第2ガス栓をそれぞれ第1及び第2閉状態にし、かつバイパス管を取り外した状態で示す同実施の形態の断面図である。 同実施の形態を、バイパス管の第1管部のエアパージを行っている状態で示す断面図である。 同実施の形態を、バイパス管の第2管部のエアパージを行っている状態で示す断面図である。 同実施の形態を、ガスメータを取り外した状態で示す断面図である。 同実施の形態を、ガスメータのエアパージを行っている状態で示す断面図である。 同実施の形態を、バイパス管全体のエアパージを同時に行っている状態で示す断面図である。 図9は、この発明の第2実施の形態を、バイパス管を取り外した状態で示す断面図である。 図10は、図9のX−X線に沿う断面図である。 図11は、同実施の形態を第1及び第2ガス栓にプラグを取り付けた状態で示す断面図である。 図12は、同実施の形態を、第1及び第2ガス栓をそれぞれ第1及び第2開状態にし、かつバイパス管を取り付けた状態で示す断面図である。 図13は、同実施の形態を、バイパス管のエアパージを行っている状態で示す断面図である。 図14は、同実施の形態を、ガスメータを取り外した状態で示す断面図である。 図15は、同実施の形態を、ガスメータのエアパージを行っている状態で示す断面図である。 図16は、同実施の形態を、第1及び第2ガス栓を閉状態にして示す断面図である。
以下、この発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1〜図8は、この発明の第1実施の形態を示す。この実施の形態のガスメータ交換装置Aは、第1ガス栓1、第2ガス栓2及びバイパス管3を有している。第1ガス栓1及び第2ガス栓2は、壁その他の固定構造物に直接に又は支持板(いずれも図示せず)を介して支持固定される。
第1ガス栓1は、I型ガス栓と称されるものであり、真っ直ぐに延びる第1本体11を有している。第1本体11の内部には、第1弁収容孔12、第1流入孔13、第1流出孔14及び第1バイパス孔15が形成されている。
第1弁収容孔12は、第1本体11の長手方向の中間部に配置されている。そして、第1弁収容孔12は、その長手方向(軸線方向)を第1本体11の長手方向と直交する方向に向けて形成されている。第1弁収容孔12は、テーパ孔状をなしており、大径側の端部が第1本体11の外面に開口させられている。
第1流入孔13は、第1本体11の長手方向の一端部(図1において上端部)に配置されている。第1流入孔13は、第1本体11の長手方向に延びており、その一端部は、第1本体11の一端面に開口している。第1流入孔13の一端開口部には、継手(図示せず)が螺合固定されている。この継手には、一次側ガス管(図示せず)が着脱可能に接続されている。したがって、第1流入孔13には、一次側ガス管から継手を介してガスが供給される。一次側ガス管は、第1流入孔13に直接接続してもよい。第1流入孔13の他端部は、第1弁収容孔12の内周面に開口している。
第1流出孔14は、第1本体11の長手方向の他端部(図1において下端部)に配置されている。第1流出孔14は、第1本体11の長手方向に延びており、その軸線を第1流入孔13の軸線と一致させて配置されている。第1流出孔14の一端部(図1において下端部)は、第1本体11の他端面に開口しており、ガスメータMの導入口Maに接続されている。すなわち、第1本体11の他端部には、ナットNが回動可能に、かつ抜け止め状態で設けられている。このナットNをガスメータMの導入口Maに螺合して締め付けることにより、第1流出孔14が導入口Maに接続されている。したがって、第1流入孔13にガスが供給されると、そのガスは導入口Maを通ってガスメータMに供給される。第1流出孔14の他端部は、第1弁収容孔12の内周面に開口している。第1弁収容孔12の内周面における第1流出孔14の開口部は、第1弁収容孔12の内周面における第1流入孔13の開口部に対し第1弁収容孔12の周方向には180°離間し、第1弁収容孔12の長手方向には同一位置に位置している。したがって、第1弁収容孔12の内周面における第1流入孔13の開口部と第1流出孔14の開口部とは、互いに対向している。
第1バイパス孔15は、第1本体11の長手方向において第1弁収容孔12とほぼ同一位置に配置されており、その長手方向を第1本体11の長手方向及び第1弁収容孔12の長手方向と直交する方向に向けて形成されている。第1バイパス孔15の一端部は、第1本体11の外面に形成された第1接続突起11aの先端面に開口している。第1バイパス孔15の一端開口部は、後述するバイパス管3が接続されていないときには、第1バイパス孔15の外側の開口部に螺合された第1閉じ栓15aによって閉じられている。第1バイパス孔15の他端部は、第1弁収容孔12の内周面に開口している。第1弁収容孔12の内周面における第1バイパス孔15の開口部は、第1弁収容孔12の長手方向においては第1流入孔13及び第2流出孔14の第1弁収容孔12の内周面における開口部と同一位置に位置し、第1弁収容孔12の周方向においては第1流入孔13の開口部と第1流出孔14の開口部との間の中央に位置するように配置されている。
第1弁収容孔12には、その一端開口部から第1弁体16が挿入されており、第1弁体16は、弁収容孔12にその軸線を中心として回動可能に収容されている。第1弁体16には、第1ガス孔16aが形成されている。第1ガス孔16aは、第1弁体16の軸線(弁収容孔12の軸線)と直交する方向に延びており、第1弁体16をその外周面の一側部から他側部まで貫通している。第1ガス孔16aは、第1弁収容孔12の長手方向においては、第1流入孔13、第1流出孔14及び第1バイパス孔15と同一位置に配置されている。したがって、第1弁体16を適宜の位置に回転させると、第1流入孔13、第1流出孔14及び第1バイパス孔15のいずれかを他のいずれかと第1ガス孔16aを介して連通させ、あるいは第1弁体16によって遮断することができる。
すなわち、いま、第1弁体16が図1及び図2に示す第1開位置に位置しているものとする。このときには、第1流入孔13と第1流出孔14とが第1ガス孔16aを介して連通させられている。したがって、一次側ガス管から供給されるガスは、第1流入孔13、第1ガス孔16a及び第1流出孔14を通ってガスメータMに導入される。一方、第1弁体16が第1開位置に位置しているときには、第1バイパス孔15が第1流入孔13及び第1流出孔14に対して第1弁体16によって遮断されている。したがって、第1バイパス孔15には、ガスが流入することがない。第1弁体16が第1開位置に位置しているときの第1ガス栓1の状態が第1開状態である。
第1弁体16を第1開位置から図1及び図2の時計方向へほぼ30°回転させると、第1弁体16が図4及び図8に示す第1パージ位置に達する。弁体16が第1パージ位置に位置すると、第1流入孔13と第1流出孔14とが第1ガス孔16aを介して連通するとともに、第1流入孔13と第1バイパス孔15とが第1ガス孔16aを介して連通する。また、第1流出孔14と第1バイパス孔15とが第1ガス孔16aの第1流出孔14側の開口部を介して連通する。したがって、第1流入孔13に供給されたガスは、第1流出孔14及び第1バイパス孔15の両者に流入する。以下、このときの第1ガス栓1の状態を第1パージ状態という。
第1弁体16を第1開位置から図1及び図2の時計方向へほぼ60°回転させると、第1弁体16が図6に示す第1交換位置に達する。第1弁体16が第1交換位置に位置すると、第1流入孔13と第1流出孔14との間が第1弁体16によって遮断される。したがって、ガスメータMへのガスの流入が停止する。また、第1流入孔13が第1ガス孔16aを介して第1バイパス孔15に連通する。したがって、第1流入孔13に流入した全てのガスは、第1バイパス孔15に流入する。第1流出孔14と第1バイパス孔15との間は、弁体16によって遮断されている。したがって、第1バイパス孔15に流入したガスが第1ガス孔16aを介して第1流出孔14に流入することがない。つまり、第1弁体16が第1交換位置に位置すると、第1流入孔13に流入した全てのガスが第1バイパス孔15に流れることになり、第1流出孔14に流れることがなくなる。以下、このときの第1ガス栓1の状態を第1交換状態という。
第1弁体16を第1開位置から図1及び図2の時計方向へほぼ90°回転させると、第1弁体16が図3に示す第1閉位置に達する。第1弁体16が第1閉位置に位置すると、第1流入孔13と第1流出孔14との間、第1流入孔13と第1バイパス孔15との間、及び第1流出孔14と第1バイパス孔15との間のいずれもが第1弁体16によって閉じられる。したがって、第1弁体16が第1閉位置に位置すると、第1流入孔13内のガスは、第1流出孔14及び第1バイパス孔15のいずれにも流れることがなく、第1流入孔13内に留まる。以下、このときの第1ガス栓1の状態を第1閉状態という。なお、第1弁体6を第1閉位置から反時計方向へ所定の角度毎回転させることにより、第1ガス栓1を第1閉状態から第1交換状態及び第1パージ状態を経て第1開状態に戻すことができる。
第2ガス栓2は、後述する構造を除き、第1ガス栓1と同様に構成されている。したがって、第2ガス栓2は、第1ガス栓1の第1本体11、第1接続突起11a、第1弁収容孔12、第1流入孔13、第1流出孔14、第1バイパス孔15、第1閉じ栓15a、第1弁体16及び第1ガス孔16aにそれぞれ対応した第2本体21、第2接続突起21a、第2弁収容孔22、第2流入孔23、第2流出孔24、第2バイパス孔25、第2閉じ栓25a、第2弁体26及び第2ガス孔26aを有している。また、第2ガス栓2は、第2弁体26を回動させることにより、第1ガス栓1の第1開状態、第1パージ状態、第1交換状態及び第1閉状態にそれぞれ対応した第2開状態(図1、図2及び図4参照)、第2パージ状態(図5及び図8参照)、第2交換状態(図6参照)及び第2閉状態(図3参照)に切換可能である。
次に、第2ガス栓2が第1ガス栓1と異なる点について説明する。第2ガス栓2は、ナットNによってガスメータMの導出口Mbに着脱可能に取り付けられる。したがって、ガスメータMを通過したガスは、第2ガス流出孔24に流入することになり、第2ガス栓2内においてはガスが第2流出孔24側から第2流入孔23側に向かって流れる。つまり、第2ガス栓2においては、ガスの流れが第1ガス栓1内のガスの流れと逆向きになっている。第2流入孔23には、二次側ガス管の一端部が継手(いずれも図示せず)を介して、又は直接に接続される。二次側ガス管の他端部にはガス機器(図示せず)が接続される。したがって、第1及び第2ガス栓1,2をそれぞれ第1及び第2開状態にすると、一次側ガス管から供給されるガスが、第1ガス栓1及びガスメータMを通過し、第2ガス栓2の第2流出孔24に流入する。そして、第2ガス孔26a及び第2流入孔23を通過し、二次側ガス管を介してガス機器に供給される。
第2流出孔24にガスメータMの導出口Mbが接続され、第2流入孔23に二次側ガス管が接続されていることから明らかなように、この実施の形態では、第2ガス栓2の第2流出孔24が実質的には第2流入孔として機能し、第2流入孔23が第2流出孔として機能している。これは、第2ガス栓2として、以下の相違点を除き、第1ガス栓1と同一の構成を有するガス栓が用いられているためである。第2ガス栓2として第1ガス栓1と異なる構造のものを採用してもよい。逆に、第1ガス栓1として、以下に述べる相違点を有するガス栓、つまり第2ガス栓2を用いることも可能である。そのようにすれば、第1及び第2ガス栓1,2として一種類のガス栓を採用することができ、その分だけガスメータ交換装置の製造費を低減することができる。
第2ガス栓2は、さらに次の構成を有している。すなわち、第2本体21には、パージ孔27が形成されている。パージ孔27の一端部は、第2本体21の外面に形成された第3接続突起21bの先端面に開口している。この開口部は、ガスメータMの交換時以外は、パージ孔27の開口部に螺合された第3閉じ栓27aによって閉じられている。パージ孔27の他端部は、第2弁収容孔22の内周面に開口している。第2弁収容孔22の内周面におけるパージ孔27の開口部は、第2弁収容孔22の長手方向には第2収容孔22の内周面における第2バイパス孔25の開口部と同一位置に位置し、第2弁収容孔22の周方向には第2弁収容孔22を間にして第1バイパス孔25と反対側に、それも真逆の位置と第2弁収容孔22の内周面における第2流出孔24の開口部との間のほぼ中央に位置するように配置されている。
また、第2ガス栓2の第2弁体26の外周面には、周方向に延びる連通溝26bが形成されている。この連通溝26bは、図1に示すように、第2弁収容孔22の長手方向にはパージ孔27と同一位置に位置し、第2弁体26を第2開位置に位置させたとき、第2弁収容孔22の内周面における第2バイパス孔25の開口部に対し周方向へ180°離間し、かつパージ孔27に対して第2弁収容孔22の周方向に離間するように配置されている。
連通溝26bは、図7に示すように、第2弁体26を第2交換位置に位置させて第2ガス栓2を第2交換状態にすると、第2流出孔24とパージ孔27とを連通させる。連通溝26bは、第2ガス栓2を第2交換状態にしたときに第2流出孔24とパージ孔27とを連通させるだけであり、それ以外は、パージ孔27を第2流出孔24に連通させることがない。換言すれば、パージ孔27は、第2ガス栓2が第2交換状態になったときのみ、第2流出孔24に連通するだけであり、第2ガス栓2が第2交換状態以外の状態になっているときには、第2流出孔24に連通しないことは勿論のこと、第2流入孔23及び第2バイパス孔25のいずれにも連通することがない。
第1ガス栓1と第2ガス栓2との間には、バイパス管3が設けられている。バイパス管3は、第1管部31、第2管部32及び切換弁33を有している。
説明の便宜上、切換弁33についてまず説明すると、切換弁33は、弁本体33aを有している。弁本体33aは、真っ直ぐに延びる主部33bと、この主部33bの外周面の長手方向の中間部からその長手方向と直交する方向に突出する突出部33cとを有しており、それらによって略「T」字状に形成されている。
弁本体33aの内部には、弁収容孔33d、第1分岐孔33e、第2分岐孔33f及び第3分岐孔33gが形成されている。弁収容孔33dは、主部33bの長手方向の中央部に配置されている。第1分岐孔33eは、主部33bの長手方向の一端部(図1において左端部)に配置されており、その一端部が主部33bの一端面に開口し、他端部が弁収容孔33dの内周面に開口している。第2分岐孔33fは、主部33bの他端部に配置されており、その一端部が主部33bの他端面に開口し、他端部が弁収容孔33dの内周面に開口している。第3分岐孔33gは、突出部33c内に配置されており、その一端部が突出部33bの先端面に開口し、他端部が弁収容孔33dの内周面に開口している。
弁収容孔33dの内部には、弁体33hが回転可能に収容されている。弁体33hには、「T」字状に延びるガス孔33iが形成されている。このガス孔33iを有する弁体33hを適宜の位置に回転させることにより、切換弁33を開状態、上流側パージ状態、下流側パージ状態及び全パージ状態に切り換えることができる。
すなわち、図1、図6及び図7に示すように、弁体33hを開位置に回転させると、第1分岐孔33eと第2分岐孔33fとがガス孔33iを介して連通する。その一方、第1分岐孔33e及び第2分岐孔33fと第3分岐孔33gとの各間が弁体33hによって遮断される。このときの切換弁33の状態が開状態である。
弁体33hを開位置から図1の時計方向へほぼ90°回転させると、弁体33hが図4に示す上流側パージ位置に達する。弁体33hが上流側パージ位置に位置すると、第1分岐孔33eと第3分岐孔33gとがガス孔33iを介して連通する。その一方、第1分岐孔33e及び第3分岐孔33gと第2分岐孔33fとの各間が弁体33hによって遮断される。このときの切換弁33の状態が上流側パージ状態である。
弁体33hを開位置から図1の反時計方向へほぼ90°回転させると、弁体33hが図5に示す下流側パージ位置に達する。弁体33hが下流側パージ位置に位置すると、第2分岐孔33fと第3分岐孔33gとがガス孔33iを介して連通する。その一方、第2分岐孔33f及び第3分岐孔33gと第1分岐孔33eとの各間が弁体33hによって遮断される。このときの切換弁33の状態が下流側パージ状態である。
弁体33hを開位置からほぼ180°回転させると、弁体33hが図8に示す全パージ位置に達する。弁体33が全パージ位置に位置すると、第1分岐孔33e、第2分岐孔33f及び第3分岐孔33gがガス孔33iを介して互いに連通する。このときの切換弁33の状態が全パージ状態である。
第1管部31は、ゴム管等の柔軟性を有する管体からなるものであり、その一端部が第1ガス栓1の第1接続突起11aに挿脱可能に外挿され、その他端部が切換弁33の主部33bの一端部に挿脱可能に外挿されている。これにより、第1バイパス孔15が第1分岐孔33eに第1管部31を介して連通されている。
第2管部32は、ゴム管等の柔軟性を有する管体からなるものであり、その一端部が第2ガス栓2の第2接続突起21aに挿脱可能に外挿され、その他端部が切換弁33の主部33bの他端部に挿脱可能に外挿されている。これにより、第2バイパス孔25が第2分岐孔33fに第2管部32を介して連通されている。
なお、突出部33cには、排気管5の一端部が挿脱可能に外挿されている。排気管5の他端部は、外部に開放されている。排気管5の他端部には、圧力計が接続されることもある。また、排気管5は、必ずしも設ける必要がない。
上記構成を有するガスメータ交換装置において、ガスメータMの交換時以外のとき、つまり通常のガス機器の使用時には、図1に示すように、第1ガス栓1及び第2ガス栓2がそれぞれ第1開状態及び第2開状態で用いられる。第1及び第2開状態では、第1及び第2バイパス孔15,25にガスが流入しない。したがって、バイパス管3は、取り外しておいてもよい。その場合には、図2に示すように、第1及び第2バイパス孔15,25に第1及び第2閉じ栓15a,25aがそれぞれ螺合固定され、第1及び第2バイパス孔15,25からのガス漏れが確実に防止される。
次に、ガスメータMの交換について説明するに、いま、図2に示すように、バイパス管3が取り外されている状態であったものとする。また、ガス器具が使用状態であり、その使用状態を続ける必要があったものとする。この状態において、ガスメータMを交換する場合には、まず図1に示すように、第1及び第2閉じ栓15a,25aを第1及び第2ガス栓1,2から取り外す。その後、バイパス管3の両端部を第1及び第2ガス栓1,2にそれぞれ接続する。このとき、切換弁33は、図4に示すように、上流側パージ状態にしておく。
次に、図4に示すように、第1ガス栓1を第1開状態から第1パージ状態に切り換える。すると、第1流入孔13内のガスが第1ガス孔16aを通って第1バイパス孔15に流入する。第1バイパス孔15に流入したガスは、第1管部31及び切換弁33a内に存在する空気を排気管5から外部に押し出しつつそれらの内部を流れる。第1ガス栓1を第1パージ状態に切り換えてから適宜の時間が経過すると、第1管部31内の空気が全て外部に排出される。しかも第1パージ状態では、第1ガス栓1の第1流入孔13と第2流出孔14とが連通している。したがって、ガス器具は、使用状態を維持することができる。
第1管部31のエアパージが完了したら、図5に示すように、第1ガス栓1を第1開状態に戻す。その後、切換弁33を上流側パージ状態から下流側パージ状態に切り換える。続いて、第2ガス栓2を第2開状態から第2パージ状態に切り換える。すると、第2流出孔24内のガスが第2バイパス孔25内に流入する。その結果、第1ガス栓1を第1パージ状態にするとともに、切換弁33を上流側パージ状態にした場合と同様にして、第2管部32内の空気が外部に排出される。勿論、第2パージ状態では、第2ガス栓2の第2流出孔24と第2流入孔23とが連通しているので、ガス器具の使用状態を維持することができる。
第1及び第2管部31,32のエアパージを順次行う代わりに、第1及び第2管部31,32の両者のエアパージを同時に行うことも可能である。その場合には、図8に示すように、切換弁33を全パージ状態にするとともに、第1及び第2ガス栓1,2をそれぞれ第1及び第2パージ状態にする。すると、第1及び第2バイパス孔15,25にそれぞれガスが流入する結果、第1及び第2管部31,32内の空気が切換弁33及び排気管5を通って同時に外部に排出される。この場合も、第1流入孔13と第1流出孔14とが第1ガス孔16aを介して連通するとともに、第2流出孔24と第2流入孔23とが第2ガス孔26aを介して連通しているので、ガス器具を使用状態に維持することができる。
第1及び第2管部31,32のエアパージが完了したら、図6に示すように、第1及び第2ガス栓1,2をそれぞれ第1及び第2交換状態にする。すると、第1流入孔13と第1流出孔14との間が遮断されるとともに、第2流入孔23と第2流出孔24との間が遮断される。したがって、ガスが漏れることなく、第1及び第2ガス栓1,2からガスメータMを取り外すことができる。しかも、第1流入孔13と第1バイパス孔15とが連通するとともに、第2バイパス孔25と第2流入孔23とが連通しているので、第1流入孔13に流入したガスは、バイパス管3及び二次側ガス管を介してガス機器に供給され続ける。したがって、ガス機器を使用状態のままガスメータMを取り外すことができる。その後、ガスメータMに代えて新たなガスメータMを第1及び第2ガス栓1,2に取り付ける。
次に、図7に示すように、第1ガス栓1を交換状態から第1パージ状態に切り換える一方、第2ガス栓2については第2交換状態に維持する。また、第2ガス栓2のパージ孔27から第3閉じ栓27aを取り外すとともに、第3接続突起21bに排気管4を着脱可能に外挿する。この状態では、第1流入孔13に流入したガスの大部分が、バイパス管3を通って第2流入孔23に流入し、そこから二次側ガス管を介してガス機器に供給される。したがって、ガス機器を使用状態に維持することができる。第1流入孔13に流入したガスの一部は、第1ガス孔16aを通って第1流入孔14に流入し、さらに交換後のガスメータMに流入する。ガスメータMに流入したガスは、ガスメータM内に存在する空気を下流側へ押しながら流れる。下流側へ押された空気は、パージ孔27を通り、排気管4から外部に排出される。所定時間経過してガスメータMのエアパージが完了したら、第1及び第2ガス栓1,2をそれぞれ第1及び第2開状態に切り換える。これによって、ガスメータ支持装置Aが通常の使用状態になり、その後はガスメータMの交換前と変わりなく使用することができる。
次に、ガスメータMの交換時に、バイパス管3の準備を怠った場合、つまりバイパス管3が無い状態でガスメータMを交換する場合について説明する。このような場合には、まずガス器具の使用を中断する。その後、図3に示すように、第1及び第2ガス栓1,2をそれぞれ第1及び第2閉状態に切り換える。すると、第1ガス栓1の第1流入孔13が第1流出孔14及び第1バイパス15に対して遮断されるとともに、第2ガス栓2の第1流入孔23が第2流出孔24及び第2バイパス孔25に対して遮断される。したがって、第1及び第2流入孔13,23から外部にガスが漏れることなく、ガスメータMを第1及び第2ガス栓1,2から取り外すことができる。その後、新たなガスメータMを第1及び第2ガス栓1,2に取り付ける。そして、第1及び第2ガス栓1,2をそれぞれ第1及び第2開状態にする。これにより、ガスが使用可能な状態になる。なお、第1及び第2ガス栓1,2を第1及び第2開状態にした当初は、交換後の新たなガスメータM内に空気が存在するが、この空気はガス機器から外部に放出することができる。
このように、この発明に係るガスメータ交換装置Aによれば、バイパス管3が第1及び第2ガス栓1,2に対して着脱可能に取り付けられているので、第1及び第2ガス栓1,2をそれぞれ独立した形態で製造し、また取り扱うことができる。したがって、ガスメータ交換装置Aを容易に製造することができ、製造費を低減することができる。また、第1及び第2ガス栓を容易に取り扱うことができる。さらに、第1及び第2ガス栓1,2には、一次側及び二次側ガス管並びにガスメータの導入口及び導出口を容易に接続することができる。
また、ガスメータMの交換時にバイパス管3がある場合には、ガス器具を使用したままガスメータを交換することができる。しかも、バイパス管3が無い場合であっても、ガス漏れ等のおそれなく、ガスメータMを交換することができる。
次に、この発明の第2実施の形態について図9〜図16を参照して説明する。なお、第2実施の形態については、上記第1実施の形態と異なる構成だけを説明することとし、上記第1実施の形態と同様な構成部分には同一符号を付してその説明を省略する。
第2実施の形態のガスメータ交換装置Bにおいては、第1及び第2ガス栓1,2に代えて第1及び第2ガス栓1A,2Aがそれぞれ用いられている。
第1ガス栓1Aは、「L」型ガス栓と称されるものであり、第1流入孔13が弁収容孔12の底面に開口している。一方、第1流出孔14は、弁収容孔12の内周面に開口している。したがって、弁収容孔12の内面における第1流入孔13の開口部と第1流出孔14の開口部とは、互いに直交する方向に向けられている。これに対応して第1弁体16の第1ガス孔16aが「L」字状に屈曲した状態で形成されている。第1ガス孔16aの一端部は、第1弁体16の第1流入孔13と対向する一端面に開口している。したがって、第1流入孔13と第1ガス孔16aとは、第1弁体16の回転位置に拘わらず常時連通している。第1ガス孔16aの他端部は、第1弁体16の外周面に開口している。したがって、第1流出孔14と第1ガス孔16aとは、第1弁体16の回転位置に応じて連通状態と遮断状態とに切り換えられる。
第1バイパス孔15は、第1流出孔14と弁収容孔12を間にして対向するように、第1流出孔14に対し弁収容孔12の周方向へ180°離れて配置されている。また、第1弁体16には、その外周面から第1ガス孔16aの内周面まで延びる貫通孔16bが形成されている。第1弁体16の外周面における貫通孔16bの開口部は、第1弁体16の外周面における第1ガス孔16aの開口部に対し第1弁体16の周方向へ所定の角度だけ、例えば120°だけ離間して配置されている。
上記構成の第1ガス栓1Aにおいて、第1弁体16を図9〜図12に示す第1開位置に位置させると、第1流入孔13と第1流出孔14とが第1ガス孔16aを介して連通する一方、第1流入孔13及び第1流出孔14と第1バイパス孔15との各間が第1弁体16によって閉じられる。したがって、第1ガス栓1Aが第1開状態になる。
第1弁体16を第1開位置から図9の時計方向へほぼ30°回転させると、図13に示すように、第1弁体16が第1パージ位置に達する。第1弁体16が第1パージ位置に位置しているときには、第1流入孔13と第1流出孔14とが第1ガス孔16aを介して連通する。また、第1バイパス孔15が第1ガス孔16aに貫通孔16bを介して連通する。この結果、第1バイパス孔15が第1流入孔13及び第1流出孔14と連通する。このときの第1ガス栓1Aの状態が第1パージ状態である。
第1弁体16を第1開位置から図9の時計方向へほぼ70°回転させると、図14に示すように、第1弁体16が第1交換位置に達する。第1弁体16が第1交換位置に位置しているときには、第1流入孔13(第1ガス孔16a)と第1流出孔14との間が第1弁体16によって遮断される。その一方、第1流入孔13とバイパス孔15とが第1ガス孔16a及び貫通孔16bを介して連通する。このときの第1ガス栓1Aの状態が第1交換状態である。
第1弁体16を第1開位置から図9の時計方向へほぼ90°回転させると、図16に示すように、第1弁体16が第1閉位置に達する。第1弁体16が閉位置に位置しているときには、第1流入孔13、第1流出孔14及び第1バイパス孔15の各間が第1弁体16によって遮断される。このときの第1ガス栓1Aの状態が第1閉状態である。
第2ガス栓2Aは、第2本体21にパージ孔27が形成されている点を除き、第1ガス栓1Aと同様に構成されている。第2ガス栓2Aは、第1ガス栓1Aの第1開状態、第1パージ状態、第1交換状態及び第1閉状態にそれぞれ対応した第2開状態、第2パージ状態、第2交換状態及び第2閉状態に切換可能である。第2ガス線2Aを各状態にしたときには、第2流入孔23、第2流出孔24及び第2バイパス孔25の各間が、第1ガス栓1Aの第1流入孔13、第1流出孔14及び第1バイパス孔15の各間と同様にして連通状態と遮断状態とに切り換わる。
パージ孔27は、その一端が第2本体21の外面に開口し、他端が第2流出孔24の内面に開口している。したがって、パージ孔27は、第2弁体26の回転位置に拘わらず、第2流出孔24と常時連通している。よって、パージ孔27は、第2流入孔23及び第2パージ孔25に対し、第2流出孔24と第2流入孔23及び第2パージ孔25との間と同一の形態で連通状態と遮断状態とに切り換わる。
上記構成のガスメータ交換装置Bにおいて、図9に示すように、第1及び第2ガス栓1A,2Aからバイパス管3が取り外され、第1及び第2バイパス孔15,25が第1及び第2閉じ栓15a,25aによってそれぞれ閉じられているものとする。この状態からガスメータMを交換する場合には、図11に示すように、閉じ栓15a,25aを取り外し、それらに代えて迅速継手タイプのプラグ6A,6Bをそれぞれ取り付ける。同様に、第3閉じ栓27aを取り外してプラグ6Cを取り付ける。
次に、図12に示すように、バイパス管3の両端部にそれぞれ設けられたソケット7A,7Bをプラグ6A,6Bにそれぞれ接続する。プラグ6A,6B及びソケット7A,7Bの構造並びにそれらの接続構造は、日本工業規格(JIS S 2135)に定められているとおりのものであり、周知の構造である。この点は、プラグ6C及び後述するソケット7Cの構造、並びにそれらの接続構造についても同様である。そこで、それらの構造及び接続構造については、その説明を省略する。なお、バイパス管3の両端部は、上記第1実施の形態と同様に、第1及び第2ガス栓1A,2Aにそれぞれ直接接続してもよい。
次に、第1及び第2ガス栓1A,2Aを第1及び第2パージ状態にし、バイパス管3内の空気を外部に排出し、バイパス管3内にガスを充満させる。バイパス管3内の空気の排出は、第1実施の形態と同様に、上流側(第1管部31側)と下流側(第2管部32)側とを順次行ってもよい。
次に、図14に示すように、第1及び第2ガス栓1A,2Aを第1及び第2交換状態にする。そして、第1及び第2ガス栓1A,2AからガスメータMを取り外す。その後、新たなガスメータMを第1及び第2ガス栓1A,2Aに取り付ける。
次に、図15に示すように、プラグ6Cに排気管4をソケット7Cを介して接続する。排気管4は、第2ガス栓2Aに直接接続してもよい。その後、第1ガス栓1Aを第1パージ状態にする。このとき、第2ガス栓2Aについては、第2交換状態に維持しておく。すると、新たなガスメータM内の空気がガスによって押され、パージ孔27を通って排気管4から外部に排出される。ガスメータM内の空気の排出が完了したら、第1及び第2ガス栓1A,2Aを第1及び第2開状態にする。この結果、一次側ガス管から二次側ガス管へ供給されるガスが、ガスメータMを通ることになり、ガスメータ交換装置Bが通常の使用状態になる。
バイパス管3を用いずにガスメータMを交換する場合には、図16に示すように、第1及び第2ガス栓1A,2Aを第1及び第2閉状態にする。そして、ガスメータMを取り外し、新たなガスメータMを第1及び第2ガス栓1A,2Aに取り付ける。その後、第1及び第2ガス栓1A,2Aを第1及び第2開状態にすることにより、ガス機器を使用することができる。
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において各種の変形例を採用することができる。
例えば、上記の実施の形態においては、バイパス管3に切換弁33が設けられているが、この切換弁33に代えて三方継手を用いてもよい。つまり、切換弁33から弁体33hを取り除いた構造を有する三方継手を用いてもよい。その場合には、第3分岐孔33gの外側の開口部に閉じ栓を着脱可能に螺合する。
A ガスメータ交換装置
B ガスメータ交換装置
M ガスメータ
Ma 導入口
Mb 導出口
1 第1ガス栓
1A 第1ガス栓
2 第2ガス栓
2A 第2ガス栓
3 バイパス管
13 第1流入孔
14 第2流入孔
15 第1バイパス孔
23 第2流入孔(第2流出孔)
24 第2流出孔(第2流入孔)
25 第2バイパス孔
27 パージ孔
31 第1管部
32 第2管部
33 切換弁
33e 第1分岐孔
33f 第2分岐孔
33g 第3分岐孔

Claims (4)

  1. 第1流入孔、第1流出孔及び第1バイパス孔を有する第1ガス栓と、第2流入孔、第2流出孔及び第2バイパス孔を有する第2ガス栓と、上記第1バイパス孔と上記第2バイパス孔とを接続するバイパス管とを備え、上記第1流入孔及び上記第2流出孔には、一次側ガス管及び二次側ガス管がそれぞれ接続され、上記第1流出孔及び上記第2流入孔には、ガスメータの導入口及び導出口がそれぞれ接続され、上記第1ガス栓が、上記第1流入孔と上記第1流出孔とが連通し、かつ上記第1流入孔及び上記第1流出孔が上記第1バイパス孔に対して遮断された第1開状態と、上記第1流入孔が上記第1流出孔に対して遮断され、かつ上記第1バイパス孔に連通された第1交換状態とに切換可能であり、上記第2ガス栓が、上記第2流入孔と上記第2流出孔とが連通し、かつ上記第2流入孔及び上記第2流出孔が上記第2バイパス孔に対して遮断された第2開状態と、上記第2流入孔が上記第2流出孔に対して遮断され、かつ上記第2バイパス孔に連通された第2交換状態とに切換可能であるガスメータの交換装置において、
    上記バイパス管の両端部が上記第1ガス栓及び上記第2ガス栓にそれぞれ着脱可能に取り付けられ、
    上記第1ガス栓が、上記第1開状態及び上記第1交換状態に加え、上記第1流入孔が上記第1流出孔及び上記第1バイパス孔の両者に対して遮断された第1閉状態に切換可能とされ、
    上記第2ガス栓が、上記第2開状態及び上記第2交換状態に加え、上記第2流入孔が上記第2流出孔及び上記第2バイパス孔の両者に対して遮断された第2閉状態に切換可能とされていることを特徴とするガスメータの交換装置。
  2. 上記バイパス管が、一端部が上記第1ガス栓に接続された第1管部と、一端部が上記第2ガス栓に接続された第2管部と、上記第1管部の他端部と上記第2管部の他端部とに間に設けられた切換弁とを有しており、上記切換弁が、上記第1管部の他端部に接続された第1分岐孔と、上記第2管部の他端部に接続された第2分岐孔と、外部に開放された第3分岐孔とを有し、上記切換弁は、上記第1分岐孔と上記第2分岐孔とが連通し、かつ上記第1及び第2分岐孔が上記第3分岐孔に対して遮断された連通状態と、上記第1分岐孔と上記第3分岐孔とが連通し、かつ上記第1及び第3分岐孔が上記第2分岐孔に対して遮断された上流側パージ状態と、上記第2分岐孔と第3分岐孔とが連通し、かつ上記第2及び第3分岐孔が上記第1分岐孔に対して遮断された下流側パージ状態とに切換可能であることを特徴とする請求項1に記載のガスメータの交換装置。
  3. 上記切換弁が、上記連通状態、上記上流側パージ状態及び上記下流側パージ状態に加え、上記第1、第2及び第3分岐孔が互いに連通した全パージ状態に切換可能とされていることを特徴とする請求項2に記載のガスメータの交換装置。
  4. 上記第2ガス栓には、外部に開放されたパージ孔が形成されており、上記パージ孔は、上記第2ガス栓が上記第2交換状態になっているときには、上記第2流入孔に連通し、かつ上記第2流出孔及び上記第2バイパス孔に対して遮断され、上記ガス栓が上記第2開状態及び上記第2閉状態のいずれの状態になっているときにも、上記第2流入孔、上記第2流出孔及び上記第2バイパス孔に対して遮断されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のガスメータの交換装置。
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