JP2014066292A - アクティブ制振器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成であるとともに装置の大きさに比べて制振能力が高く、簡易な制御則を用いながらも卓越振動周波数が変動するような振動に対しても容易に対応することができるアクティブ制振器を提供する。
【解決手段】梁弾性体2と、質量体3と、アクチュエータ4と、振動体1の制振対象方向の振動を検出する振動センサ7と、前記振動センサで検出された制振対象方向の振動に基づいて、前記アクチュエータ4の軸方向の伸縮量又は制御力を制御するアクチュエータ制御部6とを備え、前記アクチュエータ制御部6が、前記振動センサ7により検出される前記振動体1の振動により前記梁弾性体2を介して前記質量体3に伝達される制振対象方向の力に比例する制振対象方向の制御力が発揮されるように前記アクチュエータ4の軸方向の伸縮量を制御するように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は振動体に対して付け加えられたばね・質量系により、当該振動体の振動を抑えるアクティブ制振器に関するものである。
振動体が特定の周波数成分において卓越して振動するような場合には、反共振法による制振が有効であることが知られている。例えば特許文献1及び2に示されるようにアクティブ反共振制振と呼べる様々な手法が提案されている。
ところで、特許文献1及び2に記載されている制振方法はいずれも現代制御理論に基づく制御装置を必要とするとともに、その制振を実現するための装置も大がかりなものとなる。このため、固体音の抑制などを目的とする場合には、制振装置の設置スペースやコストの制約から振動体に対してこれらのような制振装置を適用するのは困難である。
また、近年増大するインバータ制御では振動体の卓越振動周波数が変動することになり、パッシブ制振技術はもちろん、アクティブ制振技術を用いても振動体の振動を抑制することは容易ではない。このような卓越振動周波数が変化する用途に対しては例えばステッピングモータにより振り子の支点を変えることで卓越振動周波数の変動に合わせて反共振点を移動させる制振方法が非特許文献1に示されている。しかしながら、非特許文献1に示されているようにこのような方法は物理的に反共振に関するパラメータを変更させるものであるため、卓越振動周波数の変動に対する追従速度の問題や、反共振点を移動させるための装置が大型化してしまうといった問題がある。
これらのことから、簡易な構成でしかも古典制御的な簡単な制御測定により振動体の振動を好適に抑制する制振方法が求められている。
さらに特許文献3では、制振装置の小型化及び物理的な構成の簡略化のためにピエゾアクチュエータを用いた制振装置が示されている。より具体的には、この制振装置は、上下方向に振動する振動体に対して固定された水平方向に延びる梁弾性体と、その梁弾性体の先端に設けられた質量体と、前記梁弾性体の軸方向に沿って略全面に設けられたピエゾアクチュエータとを備えたものである。そして、前記ピエゾアクチュエータが梁弾性体を軸方向に伸縮させることにより、梁弾性体に曲げを生じさせて先端にある質量体を前記振動体に対して反共振させるように構成してある。
しかしながら、特許文献3では単純に上述したような制振装置とするだけで小型化が図れると記載されているが、ピエゾアクチュエータから質量体に与える力の効率に関する観点については何ら記載されていない。例えば、大きな振動を抑える場合には梁を延ばして梁の全面に大きなピエゾアクチュエータを多数設けることのみが記載されており、制振能力を向上させながら小型化を図る点については検討されていない。
また、振動体の卓越振動周波数が変動する場合については、例えば適宜、梁弾性体の形状の変更によるパッシブな対応方法しか示されていない。加えて、ピエゾアクチュエータについては、振動体の振動源であるモータの起動信号を利用して追従させることや、質量体に振動センサを付けてポジティブフィードバックすること等が示されているが、どのような制御則が効果的に振動制振に最も適しているかについても不明瞭である。
特開平10−73143号公報 特開平06−229441号公報 特開2006−207749号公報
可調整振り子式制振装置の研究、日本機械学会論文集(C編),Vol.53,NO.492(1987)
本発明は上述したような問題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成であるとともに装置の大きさに比べて制振能力が高く、簡易な制御則を用いながらも卓越振動周波数が変動するような振動に対しても容易に対応することができるアクティブ制振器を提供することを目的とする。
すなわち、本発明のアクティブ制振器は、制振対象である振動体に付加されて、当該振動体の制振を行うアクティブ制振器であって、前記振動体の制振対象方向に対して、自然状態において軸方向が略直交するように当該振動体に対して基端側が取り付けられている梁弾性体と、前記梁弾性体の先端側において当該梁弾性体の曲げ変形により前記制振対象方向に振動可能に取り付けられた質量体と、前記梁弾性体に取り付けられており、当該梁弾性体の軸方向に伸縮可能に構成されたアクチュエータと、前記振動体の制振対象方向の振動を検出する振動センサと、前記振動センサで検出された制振対象方向の振動に基づいて、前記アクチュエータの軸方向の伸縮量又は制御力を制御するアクチュエータ制御部とを備え、前記アクチュエータ制御部が、前記振動センサで検出される前記振動体の振動により前記梁弾性体を介して前記質量体に伝達される制振対象方向の力に比例する制振対象方向の制御力が発揮されるように前記アクチュエータの軸方向の伸縮量を制御するように構成されていることを特徴とする。
このようなものであれば、前記アクチュエータの伸縮方向を制振対象方向に対して直交するように梁弾性体に取り付けることで、梁弾性体の曲げ振動によって質量体を制振対象方向に加振するように構成されているので、アクチュエータの伸縮量が小さい場合でも質量体を大きく加振することができる。従って、質量体の質量が小さくても大きく質量体を反共振させることで振動体を制振することができ、装置全体を小型化しやすい。
さらに、前記アクチュエータを制振対象方向に対して直交するように梁弾性体に取り付けており、アクチュエータにより生じる梁弾性体の曲げ振動により制振を行うようにしているので、前記振動体を制振するための前記アクチュエータのモデルを簡素なものとすることができる。より具体的には、前記アクチュエータ制御部が、前記振動センサで検出される前記振動体の振動により前記梁弾性体を介して前記質量体に伝達される制振対象方向の力に比例する制振対象方向の制御力が発揮されるように前記アクチュエータの軸方向の伸縮量を制御するという簡素な制御構成だけで、所望の制振性能を得ることができる。
言い換えると、アクチュエータの制御ループとして考えた場合、振動体の制振対象方向の振動を1つの入力として、アクチュエータの伸縮量が1つの出力として決まる単純なものであり、また、増幅される量も振動体の振動に起因して前記梁弾性体を介して前記質量体に伝達される力に比例したものであるという非常に簡便な制御モデルでありながらも十分な制振効果を得ることができる。
アクチュエータを大きく伸縮させなくても、前記質量体の変位量を大きく発生させることができ、前記振動体の振動を好適に減衰させることができるようにするには、前記アクチュエータが、前記梁弾性体において前記振動体側に取り付けられていればよい。このようなものであれば、梁弾性体自体を大きくしたり、アクチュエータの伸縮量を大きくしたりしなくても梁弾性体の先端における曲げ量を大きくできるので、質量体の質量が小さくても反共振による制振効果を十分に得ることができる。
前記アクチュエータで発生させる単位制御力当たりの曲げモーメントにおいて前記梁弾性体に発生させることができる曲げモーメントを大きくし、さらにアクチュエータで発生させる力を小さくしつつ、前記振動体への制振能力を向上させることできるようにするには、前記アクチュエータの延伸軸線が、前記梁弾性体の図心から所定距離離間した位置に設定されていればよい。
前記梁弾性体が前記アクチュエータによって曲げ振動を起こしやすくし、梁弾性体の先端側にある質量体の変位を大きくして制振能力を向上させるには、前記梁弾性体において前記アクチュエータが設けられている位置に、切り欠き部が形成されていればよい。
前記振動体における卓越振動周波数が変動する場合でも、アクティブ制振器の形状等を変更するのではなく、電気的な制御により反共振を合わせられるようにするには、前記アクチュエータが、ユニモルフ型のピエゾ素子であり、前記ピエゾ素子に接続される負性容量回路をさらに備え、前記負性容量回路が、負性容量を可変にするための第1可変抵抗を具備する負性容量部と、前記負性容量部と並列に設けられた第2可変抵抗とを備えたものであればよい。このようなものであれば、適宜負性容量回路の第1可変抵抗により負性容量部の負性容量を変更することでピエゾ素子の見かけの機械的剛性を変化させ、負性容量部と並列に設けられた第2可変抵抗の抵抗値を変化させることでピエゾ素子の減衰を変化させることができる。したがって、前記アクチュエータにより単純に振動体を制振するための制御力を得るだけでなく、アクティブ制振器全体で視た場合には卓越振動周波数の変動に合わせて反共振点を移動させることができる。
言い換えると、従来であれば振動体における卓越振動周波数が変動する場合に制振器の反共振を追従させる方法としては、梁弾性体の支点の位置を動かしたり、質量体の位置を変更したりするなど物理的なパラメータを変更することが行われており、そのために大きな電力や大がかりな装置が必要であった。それに対して本発明であれば、ピエゾ素子の電極間に負性容量回路を組み込み、その容量を変化させるだけで、梁弾性体の曲げ剛性を変化させることができるので、大きな電力や装置が必要とならず、簡単な構成で卓越振動周波数の変動についても対応することができる。
振動を検出するためのセンサを必要最小限にしつつ、大きな制振効果を得られるようにするには、前記アクチュエータ制御部が、前記振動センサにより検出される前記振動体の振動のみがフィードバックされて、前記アクチュエータの伸縮量を制御するように構成されていればよい。
新たな部材の追加により減衰を大きくすることができ、制振効果を高められるようにするには、前記梁弾性体又は前記振動体と前記質量体との間に設けられた減衰部材をさらに備えたものであればよい。前記減衰部材の具体例としては前記梁弾性体に貼付される粘性体や、前記振動体と前記質量体との間に設置されるダンパが挙げられる。
本発明によれば、例えば板バネにピエゾ素子を貼付するという極めて簡単な構造でアクティブ制振器を構成することができ、また、ピエゾのような伸縮量の小さいアクチュエータであっても梁弾性体の曲げ振動により質量体に制振のための振動を大きく発生させることができるので、振動体に対して付加できる質量体の質量制約や空間制約の強い用途でも適用することができる。
また、前記アクチュエータの伸縮方向と振動体の制振対象方向とを直交させるように配置するとともに、そのアクチュエータによって梁弾性体に曲げ振動を生じさせることで質量体を制振対象方向へと振動させるように構成されているので、振動体の振動を検出して、その振動により梁弾性部材を介して質量体に伝達される力に比例した制御力を振動体へフィードバックするという簡単な制御則で大きな制振効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係るアクティブ制振器の模式図。 第1実施形態の負性回路の一例を示す模式的回路図。 第1実施形態のアクティブ制振器の制御ブロック図。 第1実施形態の反共振特性を持たせたアクティブ制振器のゲインを変化させた場合の制御特性を示すグラフ。 第1実施形態のブロードバンド特性を持たせたアクティブ制振器のゲインを変化させた場合の制御特性を示すグラフ。 第1実施形態のアクティブ制振器の第1変形例を示す模式図。 第1実施形態のアクティブ制振器の第2変形例を示す模式図。 第1実施形態のアクティブ制振器の第3変形例を示す模式図。 第1実施形態のアクティブ制振器の第4変形例を示す模式図。 第1実施形態の梁弾性体形状の最適条件を示す模式図。 本発明の第2実施形態に係るアクティブ制振器の模式図。 本発明の第3実施形態に係るアクティブ制振器の模式図。
本発明の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。
第1実施形態のアクティブ制振器100は、例えば機械振動や固体音障害等を防ぐためにその振動源である振動体1に対して付加されるものである。その他、大規模構造物における振動の抑制のために第1実施形態のアクティブ制振器100を用いてもかまわない。ここで、アクティブ制振器100とは、アクチュエータ4により生じさせた力を直接又は間接的に制振対象である振動体1に対して作用させて制振を行う制振器のことを言う。
すなわち、第1実施形態のアクティブ制振器100は、図1に示すように振動体1に付加された質量・減衰・ばね系であって、前記振動体1から水平方向に延びる梁弾性体2と、梁弾性体2の先端に取り付けられた質量体3と、梁弾性体2の上面において基端側に設けられたアクチュエータ4と、梁弾性体2の下面に設けられた減衰部材5と、前記振動体1の振動を検出するための振動センサ7と、前記アクチュエータ4を制御するためのアクチュエータ制御部を構成する制御回路6と、から構成してある。
各部について詳述する。
前記振動体1は、第1実施形態では外乱により上下方向に振動するものであり、その卓越振動周波数が変化する可能性があるものである。第1実施形態ではこの振動体1の上下方向が制振対象方向となっており、振動体の卓越振動周波数と付加されたアクティブ制振器100の反共振と一致させることで制振することを意図している。
前記梁弾性体2は、前記振動体1の制振対象方向に対して、自然状態において軸方向が略直交するように当該振動体1に対して基端側が固定されているものである。この梁弾性体2は概略長平板状に形成してあり、前記アクチュエータ4が設けられている部分については、その厚みが薄くなるように切り欠き部21が形成してある。この梁弾性体2のその他の部分における断面形状は同じ断面形状となっている。
前記質量体3は、前記振動体1の質量と比較して小さい質量を有するものであり、前記梁弾性体2の先端側において当該梁弾性体2の曲げ変形により前記制振対象方向である上下方向に振動可能に取り付けてある。
前記減衰部材5は、前記梁弾性体2の下面の略全面を覆うように設けられた粘性体である。この粘性体の特性については前記振動体1において生じる振動の特性に合わせて適宜選択すればよい。
前記アクチュエータ4は、前記梁弾性体2において基端側であり、前記振動体1の近傍に取り付けてあり、当該梁弾性体2の軸方向に伸縮可能に構成してある。すなわち、このアクチュエータ4は前記振動体1の制振対象方向である上下方向と直交する方向に伸縮するようにしてある。このことから分かるように、このアクチュエータ4で発生させた力は直接的に制振対象方向に作用するのではなく、前記梁弾性体2の曲げ振動を介して振動体1に作用するように構成してある。
より詳述すると、このアクチュエータ4は前記梁弾性体2において水平方向に延びる切り欠き部21上を橋渡すようにその両端が取り付けられたユニモルフ型のピエゾ素子4である。そして、このピエゾ素子4の電極間には印加される電圧を制御するための前記制御回路6が接続してある。この制御回路6は、前記振動センサ7で測定される制振対象方向の振動に基づいて前記ピエゾ素子4の両端に印加する電圧をフィードバック制御するアクティブ回路61と、前記ピエゾ素子4の見かけの剛性や減衰を変化させるための固有値調整回路である負性容量回路62とを備えたものである。前記アクティブ回路61は、前記振動センサ7で測定される振動体1の速度成分と変位成分とをそのままフィードバックして前記ピエゾ素子4から発生する力を制御するように構成してある。また、前記負性容量回路62は、例えば図2に示されるようにオペアンプと静電容量Cn1と第1可変抵抗Rn1とで構成した負性容量部CNと、前記負性容量部CNと並列に設けられた第2可変抵抗Rとで構成することができる。すなわち、第1可変抵抗Rn1の値を変更することで所望の負性容量として、ひいては剛性を調節できる。また第2可変抵抗Rを調節することにより所望の減衰を得ることができる。したがって、これらの剛性と減衰を調節することによりアクティブ制振器100の反共振点を所望の周波数にすることができる。
次に、このような振動体1とアクティブ制振器100とからなる系についての理論モデルと前記制御回路6における制御ブロック図について説明する。以下の説明では、振動体1の制振対象方向の変位をy、質量体3の制振対象方向の変位をy、梁弾性体2の振動体1に対する固定点を基点としたx軸を設定してある。そして、前記ピエゾ素子4に対しては振動体1の変位に比例する印加電圧を加えるアクティブ制御の場合について説明する。
まず、梁弾性体2の曲げによるたわみwについて説明する。
梁弾性体2の各モード変位をξとしたときの梁のたわみwは固有関数Ψを用いて数1のように記述できる。
以後i次振動モードの固有振動数近傍での振動を仮定し、ほかの振動モードを無視する。また、i次振動モードを表す添え字のiは省略する。また、時間微分をドットで、xでの微分をプライム'で表す。
次にハミルトンの原理に基づいて第1実施形態の系に関する運動方程式及び回路方程式を導くと、数2に示す各式となる。
ただし、M、M、Mβ、Kβ、Θは以下の数3に示される各式で表される値である。
ここで、yは主系である振動体1の変位、M、Mはそれぞれ振動体1の質量と、付加される質量体3の質量、Kは振動体1のばね定数、ρは梁弾性体2の密度、lは梁弾性体2の長さ、tは梁弾性体2の厚さ、Aは梁弾性体2の断面積、Eは梁弾性体のヤング率、Iは梁弾性体2の断面二次モーメント、zは梁弾性体の中立軸からの距離、fは振動体1に加わる外力、lはピエゾ素子4の長さ、wはピエゾ素子4の幅、tはピエゾ素子4の厚さ、ρはピエゾ素子4の密度、Eはピエゾ素子4のヤング率、θはピエゾ素子単体での電気機械結合係数、C はピエゾ素子4の変位拘束時の静電容量、xは梁弾性体2の固定端からピエゾ素子4までの距離、qはピエゾ素子4に生じる電荷、vはピエゾ素子電極間の電圧である。
さらに、y=y+(Mβ/M)ζとして、数2の各式について整理すると、等価な集中質量系モデルの式である数4に示される各式に変換できる。
ただし、各パラメータは以下のような値である。
次に図2に示すようにピエゾ素子4に負性容量回路62をつなぐことで梁弾性体2の見かけの剛性を変化させて、アクティブ制振器100の固有振動数を調節できる点について説明する。
図2において誘電正接の影響を取り除けるように各抵抗の並列抵抗の和を無限大にするとともに、抵抗の影響を無視できるようにすると、数4における電圧のつり合いの式は数6のように変換することができる。
ここで、−Cは負性容量である。この条件を用いて数4における他の2式について整理すると数7に示されるような各式に変換することができる。
この数7に示される式から等価な集中質量モデルとして扱うことができ、見かけのアクティブ制振器100のばね定数が変化していることになる。また、アクティブ制振器の不減衰固有振動数は、数8のように示される。
したがって、負性容量の値を変化させることで固有振動数を調整できることが分かる。言い換えると、負性回路によってΘの値を適宜変更することによりコンプライアンスを調整でき、ひいては反共振点を卓越振動周波数の変動に合わせて変更できることが分かる。
最後に振動体1で測定された振動に基づいて、アクティブ制御を行う場合について示す。ピエゾ素子4に制御電圧vを印加すると、電圧のつり合いは数9のようになる。
したがって、数4に記載されている2式は数11に示すように変換できる。
すなわち、この数10に示されている各式から分かるように振動体1とアクティブ制振器100の双方に外力が加わるモデルとなる。
ここで、制御電圧vを振動体1の変位yに比例する電圧v=−αyとした場合には、運動方程式は数11に示される各式のようになる。
さらに無次元化したコンプライアンスを計算すると、数12のようになる。
ここで、各変数は数13、数14に示すような値である。
これらの式から制御を行わないパッシブな状態と比べて、アクティブ制振器100の固有振動数は変わらず、見かけの質量比が(1+θeqα/K2eq)倍された形となっていることが分かる。
次に制御回路6においてピエゾ素子4に振動センサ7で測定された前記振動体1の振動により前記梁弾性体2を介して前記質量体3に伝達される制振対象方向の力に比例する制振対象方向の制御力が前記振動体1に対して発揮されるように前記ピエゾ素子4の軸方向の伸縮量を制御できるようにフィードバックループを組んだ場合について説明する。
主系である振動体1に対して動吸振器としてアクティブ制振器100を付加したシステムにおいてラプラス変換した振動体1の質量要素をM、ばね・減衰要素をZs+K、アクティブ制振器100の質量要素をM、ばね・減衰要素をZs+Kとすると、図1の系を制御のブロック線図として表すと図3のようになる。
まず、アクチュエータであるピエゾ素子4を動作させずに、パッシブな動吸振器として動作させる場合について説明する。
この場合、主系である振動体1の変位y1により加えられた振動によって、動吸振器としては数15に示すような反力を前記振動体1に返すことになる。
ここで、ピエゾ素子4の電気機械結合係数と制御ゲインをΘHのように与え、主系の振動yを計測して、前記振動yがアクティブ制振器100におけるばね・減衰要素により質量体3へ加える力に比例するようにアクティブ制振器100から振動体1へと制振対象方向への制御力として返すようにフィードバック制御を構成している場合について考える。
この場合、ピエゾ素子4の制御力u=−ΘH(Zs+K)yがアクティブ制振器100の質量要素と主系の質量要素の間に挿入されることになるので、フィードバックにより制振力は数16のようになる。
したがって、パッシブな分とフィードバックの分の両方を加算した制振力は数17のようになる。
このとき主系のコンプライアンスは数18のようになる。
この数18からパッシブな動吸振器効果をアクティブに助長するという簡便な制御手法が得られていることが分かる。
さらに、出力を変位にとってyからyまでのオープンループ特性Lを求めると数19のようになる。
このような制御系を組んだ場合の制御特性について図4及び図5を参照しながら説明する。図4、図5のオープンループ特性から分かるように、振動体1の共振点と梁構造体、質量体3及び減衰部材5からなる制振構造体の共振点が2つのピークを形成してその両サイドのゲインは大きく減じる特性を示すことになる。また、制御のゲインはループ特性が1より大きいところで効果を持つが、制振構造体の共振特性が利用できるために小さなフィードバックで1より大きなゲインを得ることができており、ループとして安定な制御が実現できている。
また、図4、図5における振動体1のコンプライアンス特性の変化に注目すると制振構造体の固有振動数に当たるところにはコンプライアンスの谷が形成され、この周波数の外乱振動が入力されても揺れにくい構造に変化していることが分かる。速度及び変位のフィードバックを大きくしていくと形成された谷がさらに深く広い範囲に効果を及ぼしていることが分かる。すなわち、難しい現代制御理論に基づく従来の制御に比べてはるかに簡便な制御則でありながらも効果的な制振効果を得られている。
次に第1実施形態の変形例について説明する。
図6に示すように前記ピエゾ素子4は梁弾性体2の切り欠き部21内に埋め込んでも構わない。また、図7に示すように梁弾性体2の上面に振動制御ようのフィードバックが行われるピエゾ素子4Aを設けるとともに、下面に梁弾性体2全体としての固有値や減衰を調整するためのピエゾ素子4Bを設けるようにしてもよい。このようなものであれば、制御用の力を発生させるための回路と、運動系としての特性を調整するための回路とを独立にすることができ、それぞれの相互作用を起きにくくして容易に各パラメータを調節する事が可能となる。また、図8に示すように切り欠き部21の形状については単に直方体形状の溝とする以外にも様々な形状としても構わない。すなわち、梁弾性体2の基端部側が先端側よりも厚さを有し、基端部側に複数の切り欠き部21が形成してあっても構わない。要するに、ピエゾ素子4の駆動量や発生させる力が小さくても質量体3を制振対象方向に大きく振動させられるようにするためにピエゾ素子4が設けられている部分の梁弾性体2の剛性が低くなっていればよい。また、図9に示すようにピエゾ素子4は梁弾性体2の基端側でなく例えば中央部等のその他の位置に設けられていてもよい。さらにピエゾ素子4と前記梁弾性体2との間にスペーサ41を設けて、その伸縮する中心軸線が前記梁弾性体2の図心から離間させて発生させる曲げモーメントが大きくなるようにしてもよい。
ここで、第1実施形態の各ピエゾ素子4の貼り方について、ピエゾ素子4の等価剛性比が最大となる条件を示す。すなわち、梁弾性体2とピエゾ素子4の曲げ剛性を等しくすることにより効率よく質量体3を振動させられるようにする。
図10(a)のように梁弾性体2に切り欠き部21が無く、ピエゾ素子4が貼付されている場合について説明する。この場合、ピエゾ素子4が貼付している範囲の梁弾性体2の断面二次モーメントIは数20のようになる。
ここで、Wbは梁弾性体2の幅、tは梁弾性体2の厚さである。
また、ピエゾ素子4の断面二次モーメントIは数21のようになる。
ここで、Wpはピエゾ素子4の幅、tpはピエゾ素子4の厚さである。
梁弾性体2とピエゾ素子4の曲げ剛性が等しくなる条件E=Eより、数22が図10(a)の場合の最適調整条件となる。
ここで、Ebは梁弾性体2のヤング率、Eはピエゾ素子4のヤング率である。
次に梁弾性体2が切り欠き部21を有し、その切り欠き部21内にピエゾ素子4が埋め込まれている図10(b)の場合の最適調整条件について示す。
図10(b)では、ピエゾ素子4が貼付されている範囲の梁弾性体2、すなわち、切り欠き部21分の断面二次モーメントIbpは数23のようになる。
ここで、tbpはピエゾ素子4が貼付している範囲の梁弾性体2の厚さである。
また、圧電素子の断面二次モーメントIは数24のようになる。
数23と数24と、梁弾性体2とピエゾ素子4の曲げ剛性が等しくなる条件Ebp=Eより数25が図10(b)の場合の最適調整条件となる。
次に図10(c)に示すように梁弾性体2の切り欠き部21を橋渡しするようにピエゾ素子4が設けられている場合の最適調整条件を示す。
梁弾性体2のピエゾ素子4が貼付されている範囲の断面二次モーメントIbpは式20となり、ピエゾ素子4の断面二次モーメントIは数26のようになる。
したがって、数23と数26より梁弾性体2とピエゾ素子4の曲げ剛性が等しくなる条件Ebp=Eより数27が図10(c)の場合の最適調整条件となる。
最後に図10(d)で示されるように梁弾性体2とピエゾ素子4との間にスペーサ41が設けられている場合についての最適条件を示す。
この場合の梁弾性体2の断面二次モーメントは式17で与えられており、ピエゾ素子4の断面二次モーメントは数28で与えられる。
ここで、tはスペーサ41の高さである。
さらに梁弾性体2と圧電素子の曲げ剛性が等しくなる条件E=Eより、数29が図10(d)の場合の最適調整条件となる。
図10(a)の場合はピエゾ素子4の大きさで最適条件を満たすようにする必要があるが、他の三種の貼り付け方法の場合には、貼付範囲の梁の厚さtbpやスペーサ41の高さtsで最適条件を満たすことができる。
ピエゾ素子4の大きさが決められた条件で図10(a)乃至図10(d)の方法で最適に調整した場合、等価剛性比は(b)が最大であり、(d)で最小となる。これは、ピエゾ素子4を貼付した範囲の全体の曲げ剛性が小さい方が、等価剛性比が大きくなるからである。
上述したように、梁弾性体2とピエゾ素子4の曲げ剛性を一致させるようにすることで、より好ましい制振性能を得ることができるようになる。
次に本発明の第2実施形態について説明する。
第1実施形態では、アクチュエータ4としてピエゾ素子4を用いていたが例えば図11に示すようにサーボモータとボールねじにより前記梁弾性体2に曲げ振動を生じさせるためのアクチュエータ4を構成してもよい。すなわち、第2実施形態のアクチュエータ4は図11に示すように梁弾性体2上に2点の固定点を設けておき、一方にサーボモータを取り付け、もう一方にボールねじのナット部分を固定してある。そして、サーボモータの回転によってボールねじにおけるナットを移動させることで伸縮量を変更するようにしてある。前記サーボモータの制御は、第1実施形態と略同様であり、前記振動体1の振動の変位と速度がフィードバックされるようにしてある。
さらに第2実施形態では質量体3に第2振動センサ8が設けられており、この第2振動センサ8の出力に基づいて、固有値を変更する制御ループを構成する一方、振動体1に設けられた第1振動センサ7からの出力に基づいて振動体1の振動に対するアクティブ制御のループを構成してある。そして、前記アクチュエータ4の伸縮量についてはアクティブ制御のループと固有値を変更する制御ループとからの出力の足し合わせで制御されるようにしてある。
このようなものであっても、第1実施形態と同様に小型に構成しつつ、簡単な制御則で反共振アクティブ制振を実現することができる。また、アクティブ制御用の制御ループは、振動体1に設けられた第1振動センサ7の出力に基づいて動作するとともに、固有値の変更等に関する制御ループは、質量体3に設けられた第2振動センサ8の出力に基づいて動作するように構成してあるので、それぞれのループで一入力一出力の単純な制御ループとすることができ、制御則を簡便なものとしつつ、高い制振効果を得ることができる。
次に本発明の第3実施形態について説明する。
前記各実施形態では振動体1の側面から水平方向に梁弾性体2を設けていたが、例えば、図12に示すように上下方向が制振対象方向となる振動体1上に梁弾性体2を取り付けるための取り付け部11を設け、その取り付け部から水平方向に延びる梁弾性体2を設けてもよい。また、図12に示すように複数の梁弾性体2の先端において質量体3を支持するようにしてもよい。さらに、図12に示すように、梁弾性体2とアクチュエータ4を複数組並列に設けることにより、振動体1に作用させる力を重ね合わせることでより大きな制振効果を得られるようにしてもよい。このようなものであっても、制振対象方向とアクチュエータ4の駆動方向が直交しており、梁弾性体2の曲げ振動により質量体3を振動させることで、第1実施形態及び第2実施形態と同様に振動体1の振動を抑制することができる。
その他の実施形態について説明する。
前記実施形態では、振動体の振動により梁弾性体を介して質量体に伝達される力をフィードバックするように構成していたが、例えば、振動体の加速度をフィードバックするようにしても構わない。また、共振点付近とそれ以外の帯域において制御則を変更するようにしても構わない。例えば、共振点付近のみは振動体の加速度だけをフィードバックし、それ以外の部分では変位のみをフィードバックするというように構成してもよい。前記各実施形態においては、アクチュエータは入力を振動体の振動、出力を制御力として制御を行っていたが、例えば入力を振動体の振動、出力を伸縮量として制御しても構わない。
前記各実施形態に記載されている制御回路についてはデジタル回路、アナログ回路いずれであっても構わない。また、前記切り欠き部については各実施形態では溝状に形成されて底を有するものであったが、例えば複数の貫通孔によりアクチュエータが設けられる部分の梁弾性体の剛性を小さくするようにしても構わない。
その他、本発明の趣旨に反しない限りにおいて様々な変形や実施形態の組み合わせを行っても構わない。
100 :アクティブ制振器
1 :振動体
2 :梁弾性体
21 :切り欠き部
3 :質量体
4 :アクチュエータ
5 :減衰部材
6 :制御回路(アクチュエータ制御部)
61 :アクティブ回路
62 :負性容量回路
7 :振動センサ

Claims (7)

  1. 制振対象である振動体に付加されて、当該振動体の制振を行うアクティブ制振器であって、
    前記振動体の制振対象方向に対して、自然状態において軸方向が略直交するように当該振動体に対して基端側が取り付けられている梁弾性体と、
    前記梁弾性体の先端側において当該梁弾性体の曲げ変形により前記制振対象方向に振動可能に取り付けられた質量体と、
    前記梁弾性体に取り付けられており、当該梁弾性体の軸方向に伸縮可能に構成されたアクチュエータと、
    前記振動体の制振対象方向の振動を検出する振動センサと、
    前記振動センサで検出された制振対象方向の振動に基づいて、前記アクチュエータの軸方向の伸縮量又は制御力を制御するアクチュエータ制御部とを備え、
    前記アクチュエータ制御部が、前記振動センサで検出される前記振動体の振動により前記梁弾性体を介して前記質量体に伝達される制振対象方向の力に比例する制振対象方向の制御力が発揮されるように前記アクチュエータの軸方向の伸縮量を制御するように構成されていることを特徴とするアクティブ制振器。
  2. 前記アクチュエータが、前記梁弾性体において前記振動体側に取り付けられている請求項1記載のアクティブ制振器。
  3. 前記アクチュエータの延伸軸線が、前記梁弾性体の図心から所定距離離間した位置に設定されている請求項1又は2記載のアクティブ制振器。
  4. 前記梁弾性体において前記アクチュエータが設けられている位置に、切り欠き部が形成されている請求項1乃至3いずれかに記載のアクティブ制振器。
  5. 前記アクチュエータが、ユニモルフ型のピエゾ素子であり、
    前記ピエゾ素子に接続される負性容量回路をさらに備え、
    負性容量を可変にするための第1可変抵抗を具備する負性容量部と、前記負性容量部と並列に設けられた第2可変抵抗とを備えた求項1乃至4いずれかに記載のアクティブ制振器。
  6. 前記アクチュエータ制御部が、前記振動センサにより検出される前記振動体の振動のみがフィードバックされて、前記アクチュエータの伸縮量を制御するように構成されている請求項1乃至5いずれかに記載のアクティブ制振器。
  7. 前記梁弾性体又は前記振動体と前記質量体との間に設けられた減衰部材をさらに備えた請求項1乃至6いずれかに記載のアクティブ制振器。
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