JP2014065278A - スパウト付きパウチの製造装置及び製造方法 - Google Patents

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Kazuyuki Kurosawa
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Abstract

【課題】パウチ内への酸素の侵入を完全に防止したスパウト付きパウチを、簡単な設備で、高い生産性で製造可能なスパウト付きパウチの製造装置及び製造方法を提供すること。
【解決手段】帯状の封止材110を供給しながら該封止材110を長手方向に沿って2つ折りにし、その重なった部分の間にスパウト本体120を挿入し、封止材110とスパウト本体120を融着するとともに、スパウト本体120の前後の2つ折りの封止材110同士を融着し、表裏2枚の帯状の長尺ガスバリア性フィルム402に、当該2つ折りの封止材110を挟み込んで融着し、長尺ガスバリア性フィルム402のサイドシール部を切断すること。
【選択図】図3

Description

本願発明は、ガスバリア性を有するスパウト付きパウチの製造装置及び製造方法に関し、特に輸液、経腸栄養剤、流動食等の酸素等によって変質しやすい内容物を収容するガスバリア性を有するパウチに、ガスバリア性封止材を備えたガスバリア性スパウトを装着したガスバリア性を有するスパウト付きパウチの製造装置及び製造方法に関する。
従来、アミノ酸輸液や脂肪乳剤といった輸液や、経腸栄養剤、流動食等、また血液、食品等の酸素によって変質しやすい内容物を収容するパウチは、ガスバリア性の高い素材を層構成に含むラミネートフィルムなどをパウチに用いているため、パウチのガスバリア性は確保されていたが、パウチに取り付けられるスパウトは、通常ポリオレフィン系樹脂単体で成形されておりガスバリア性が十分でない。そのため、スパウト部分から酸素が侵入し、内容品の変質防止が完全でなく、より完全なガスバリア性を確保するためには、該パウチをガスバリア性の高い材料で形成された外装袋に挿入してさらに密封包装しなければならないという問題点があった。
その問題点を解決するために、シール可能容器のパッキン押さえの開口部にガスバリア性のシール膜をシールしたシール可能容器(特許文献1)、或いはスパウトとキャップから成る口栓付きパウチのスパウトの開口部側の底部をガスバリア性の封止材で覆い、封止材の外周をパウチの内面に熱融着した口栓付きパウチ(特許文献2)、あるいは収容室に流動体を収容した容器本体が保管された状態で注出部と収容室が封止材により離隔される流動体収容容器、その製造方法(特許文献3)が提案されている。
特表2008−513301号公報 2006−82826号公報 特開2012−81998号公報
しかしながら、従来公知の特許文献1のシール可能容器等は、パッキン押さえ50の開通路をガスバリアのシール膜をシールすることによって、パウチ内への酸素の侵入を阻止しているが、パッキン押さえの外周部はガスバリア性を有しておらず、このためパッキン押さえの外周部からの容器内への酸素の侵入を完全に阻止することはできない。また、その製造方法においても、パッキン押さえを有する容器を容易し、前記パッキン押さえの通路をガスバリア性にシール膜で塞いでシールするため、パッキン押さえを容器に取り付ける工程と、パッキン押さえの通路をシール膜で塞ぐ複雑な工程が別工程であり、生産が複雑で生産性が悪く、生産コストが高い。
一方、従来公知の特許文献2の口栓付きパウチは、前述した特許文献1の問題を解決できる口栓付きパウチであるが、スパウトの開口部側の底部を覆うガスバリア性の封止材の外周をパウチの内面に熱融着しているため、封止材をスパウトの開口部の周囲に折り曲げなくてはならないといった複雑な工程が必要となり、また、このような工程を経るためにたるみや歪みが発生しやすく、熱融着の際の融着不良が発生しやすい。
また、従来公知の特許文献3の流動体収容容器は、特許文献2と同様に前述した特許文献1の問題を解決できる流動体収容容器であるが、その製造方法において、正面視略矩形の容器用シートを一対対向させ、一方、正面視略矩形の封止部用シートを谷折りし、谷折りされた封止部に注出部を保持して前記容器用シート間に配設して熱融着するため設備が複雑となって、生産性が低下する恐れがあり、より一層の改良が望まれている。
そこで、本発明は、従来のスパウト付きパウチにおける前記問題点を解決するものであり、パウチ内への酸素の侵入を完全に防止するガスバリア性スパウトを、ガスバリア性を有するパウチに装着したスパウト付きパウチを、簡単な設備で、高い生産性で製造可能なスパウト付きパウチの製造装置及び製造方法を提供することを目的とするものである。
本請求項1に係る発明は、ガスバリア性を有するスパウト付きパウチの製造装置であって、帯状の封止材を供給し、該封止材を長手方向に沿って2つ折りにしてスパウト本体の装着部を覆うように供給する封止材供給手段と、該2つ折りの封止材の重なった部分の間に前記スパウト本体を挿入するスパウト本体供給手段と、前記封止材と前記スパウト本体を融着するとともに、前記スパウト本体の前後の2つ折りの封止材同士を融着する融着手段と、前記パウチを構成する表裏2枚の帯状のガスバリア性フィルムを供給するフィルム供給手段と、前記表裏2枚のガスバリア性フィルムの端部に、前記スパウト本体が融着された2つ折りの封止材を挟み込む挟み込み手段と、挟み込んだ状態で融着するスパウト融着手段と、スパウト融着後、前記表裏2枚のガスバリア性フィルムを一定間隔で幅方向に融着するサイドシール手段と、前記サイドシール手段で融着された部分を切断するパウチ切断手段からなることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項2に係る発明は、請求項1に係るスパウト付きパウチの製造装置の構成に加え、前記融着手段の上流に、前記2つ折りの封止シートの重なった部分を離間させる分離手段を有することにより、前記課題を解決するものである。
本請求項3に係る発明は、請求項1または2に係るスパウト付きパウチの製造装置の構成に加え、前記スパウト本体供給手段が、スパウト本体の供給アーム、把持部から成り、前記スパウト本体供給手段でスパウト本体を保持固定し、融着手段により融着を行うことにより、前記課題を解決するものである。
本請求項4に係る発明は、ガスバリア性を有するスパウト付きパウチの製造方法であって、帯状のガスバリア性封止材を供給し、該封止材を長手方向に沿って2つ折りにしてスパウト本体の装着部を覆うように供給する封止材供給工程と、該2つ折りの封止材の重なった部分の間に前記スパウト本体を挿入するスパウト供給工程と、前記封止材と前記スパウト本体を融着するとともに、前記スパウト本体の前後の2つ折りの封止材同士を融着する融着工程と、前記パウチを構成する表裏2枚の帯状のガスバリア性フィルムを供給するフィルム供給工程と、前記表裏2枚のガスバリア性フィルムの端部に、前記スパウト本体が融着された2つ折りの封止材を挟み込む挟み込み工程と、挟み込んだ状態で融着するスパウト融着工程と、スパウト融着後、前記表裏2枚のガスバリア性フィルムを一定間隔で幅方向に融着するサイドシール工程と、
前記サイドシール工程で融着された部分を切断するパウチ切断工程からなることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項5に係る発明は、請求項4に係るスパウト付きパウチの製造方法の構成に加え、前記融着工程の上流に前記2つ折りの封止材の重なった部分を離間させる分離工程を有することにより、前記課題を解決するものである。
本請求項6に係る発明は、請求項4または5に係るスパウト付きパウチの製造方法の構成に加え、前記スパウト供給工程が、前記スパウト本体を挿入した後に保持固定する保持工程を含み、前記融着工程が、前記保持工程でスパウト本体が保持固定された状態で行われることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項1に係るスパウト付きパウチの製造装置、及び本請求項4に係るスパウト付きパウチの製造方法によれば、パウチ内への酸素の侵入を完全に防止したスパウト付きパウチを連続して効率的に製造できる。
本請求項2および本請求項5に記載の構成によれば、スパウト本体を2つ折りの封止シートに円滑に挿入することが可能となるため、スパウト本体の供給速度を向上させることができ、さらに生産性が向上する。
本請求項3および本請求項5に記載の構成によれば、スパウト本体と封止材の融着時のスパウト本体を固定するための設備が不要となるため、より簡単な構成とすることができる。
本発明の製造装置及び製造方法で製造されるスパウト付きパウチの平面図。 本発明のスパウト付きパウチの製造装置の実施形態におけるガスバリア性スパウトの製造工程の概略図。 本発明のスパウト付きパウチの製造装置の実施形態の概略図。 図2の一部拡大図。 他の実施形態の一部拡大図。
本発明のスパウト付きパウチの製造装置は、ガスバリア性を有するスパウト付きパウチの製造装置であって、帯状の封止材を供給し、該封止材を長手方向に沿って2つ折りにしてスパウト本体の装着部を覆うように供給する封止材供給手段と、該2つ折りの封止材の重なった部分の間に前記スパウト本体を挿入するスパウト本体供給手段と、前記封止材と前記スパウト本体を融着するとともに、前記スパウト本体の前後の2つ折りの封止材同士を融着する融着手段と、前記パウチを構成する表裏2枚の帯状のガスバリア性フィルムを供給するフィルム供給手段と、前記表裏2枚のガスバリア性フィルムの端部に、前記スパウト本体が融着された2つ折りの封止材を挟み込む挟み込み手段と、挟み込んだ状態で融着するスパウト融着手段と、スパウト融着後、前記表裏2枚のガスバリア性フィルムを一定間隔で幅方向に融着するサイドシール手段と、前記サイドシール手段で融着された部分を切断するパウチ切断手段からなることを特徴とするものである。
また、本発明のスパウト付きパウチの製造方法は、ガスバリア性を有するスパウト付きパウチの製造方法であって、帯状のガスバリア性封止材を供給し、該封止材を長手方向に沿って2つ折りにしてスパウト本体の装着部を覆うように供給する封止材供給工程と、該2つ折りの封止材の重なった部分の間に前記スパウト本体を挿入するスパウト供給工程と、
前記封止材と前記スパウト本体を融着するとともに、前記スパウト本体の前後の2つ折りの封止材同士を融着する融着工程と、前記パウチを構成する表裏2枚の帯状のガスバリア性フィルムを供給するフィルム供給工程と、前記表裏2枚のガスバリア性フィルムの端部に、前記スパウト本体が融着された2つ折りの封止材を挟み込む挟み込み工程と、挟み込んだ状態で融着するスパウト融着工程と、スパウト融着後、前記表裏2枚のガスバリア性フィルムを一定間隔で幅方向に融着するサイドシール工程と、前記サイドシール工程で融着された部分を切断するパウチ切断工程からなることを特徴とするものである。
本発明のスパウト付きパウチの製造装置及び製造方法により製造されるスパウト付きパウチ140は、図1に示す(下部は省略)ように、略矩形の表裏2枚のガスバリア性フィルム141の周囲がサイドシール部143、上部シール部142及び下部シール部(図示せず)を有し、上部シール部142の融着の際に、前述したガスバリア性スパウト100のガスバリア性封止材110を挟み込んで融着されることで形成される。
そして、ガスバリア性フィルム141は、例えば、アルミニウム箔等の金属箔、金属等の無機物を蒸着した蒸着フィルム、或いはエチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂等の公知のガスバリア材を中間層、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂フィルムを内外層とした多層フィルムで構成する。また、ガスバリア性スパウト100のスパウト本体120は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂で構成され、封止材110は、前述したガスバリア性フィルム141と同様の多層フィルムで構成され、ガスバリア性スパウト100のガスバリア性封止材110をパウチを構成するガスバリア性フィルム141に融着され、ガスバリア性を有するスパウト付きパウチ140とされる。
尚、封止材110のヒートシール性樹脂から成る内外層は、スパウト本体120及びパウチを構成するガスバリア性フィルム141と融着されるが、前記フィルム141と融着する外層は、スパウト本体120と融着する内層よりも高融点の樹脂を用いることが好ましい。
このような構成により、後述するスパウト本体120に封止材110を、融着手段230の底面ヒートシール金型231、外周面ヒートシール金型232によって融着させる際の粘着が防止され、且つ、ガスバリア性スパウト100をガスバリア性フィルム141に融着した際の融着性をより向上させる点で好ましい。
そして、サイドシール部143及び上部シール部142は内容物の充填前に融着され、図示を省略した下部シール部は内容物の充填後に融着される。
また、上部シール部142は、表裏2枚のガスバリア性フィルム141の融着、及びガスバリア性フィルム141とガスバリア性スパウト100の封止材110が融着されることで密封され、パウチ内部にスパウト本体120が全く露出しない構造となり、スパウト本体120が、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂から成る酸素透過性を有する樹脂で構成されていても、パウチ内部への酸素の侵入を完全に遮断することができる。
ガスバリア性スパウト100は、連続した封止材110にスパウト本体120を等間隔で融着した状態であり、個別に切断されずに連続したパウチを構成するガスバリア性フィルム141に挟み込まれ、上部シール部142を融着した後にサイドシール部143を融着し、その後、個別のスパウト付きパウチ140に切断される(詳細は後述する)ので、2つ折り部111の長さは上部シール部142全体に及ぶこととなる。
本発明のスパウト付きパウチ製造装置及び製造方法の実施形態について、図2、図3に基づいて説明する。
まず、スパウト付きパウチの製造装置300の一部であるガスバリア性スパウト100の製造工程200は、図2に示すように、ロール状に巻回されたガスバリア性封止材原反Rから封止材110を供給しながら、該封止材110を長手方向に沿って2つ折りにする封止材供給手段210と、該2つ折りの封止材110の重なった部分の間にスパウト本体120を挿入するスパウト本体供給手段220と、封止材110とスパウト本体120を融着するとともに、前後の封止材110の2つ折り部分を融着する融着手段230とを有し、後述する挟み込み手段に供給されるように構成されている。
封止シート供給手段210は、封止シート原反Rから間欠的に封止材110を繰り出し供給するロール群からなる間歇フィード機構211と、封止材110を2つ折りにする2つ折り手段212と、2つ折りにされた封止材110にスパウト本体120が挿入される隙間を開ける分離手段213を有し、封止材110の供給を行う。
なお、間歇フィード機構211の図示は説明のための概略図であり、また、後述する切断手段240に至る適宜の箇所にフィードローラやガイドローラを配置しても良い。
スパウト本体供給手段220は、スパウト本体120を整列供給するパーツフィーダ221と、先端にスパウト本体120を把持する把持部223を有し旋回、伸縮動作が可能な供給アーム222とを有し、スパウト本体供給工程を行う。
供給アーム222は、旋回、伸縮動作を行うことで、パーツフィーダ221からスパウト本体120を1個ずつ把持して、前述した分離手段213の下流のスパウト供給位置に移送し、2つ折りの封止材110の間にスパウト本体120を挿入するように構成されている。
融着手段230は、スパウト本体120の装着部の開口部が形成された底面に封止材110を融着する底面ヒートシール金型231と、スパウト本体120の装着部の外周面に封止材110を融着する外周面ヒートシール金型232とを有し、ガスバリア性スパウトのパウチを構成するガスバリア性フィルム141への融着を行う。
外周面ヒートシール金型232は、図4に示すように、スパウト本体120の前後の所定の長さだけ封止材110の2つ折り部分を挟み込んで封止材110同士を融着する平面部233を有している。
融着手段230の動作位置は、前述したスパウト本体供給手段220でスパウト本体120が挿入されるスパウト供給位置とすることで、供給アーム222がスパウト本体120を把持して固定した状態で正確な位置で融着手段230を動作させて融着することが可能となる。
なお、融着手段230の外周面ヒートシール金型232によって融着される部分は、スパウト付きパウチ140を製造する際の上部シール部142の融着時に再度加熱されるため、本実施形態の融着手段230は、その後の工程でスパウト本体120と封止材110が分離しない程度の加熱で充分であり、また、融着手段230を一箇所のみに設けているが、必要に応じて、さらに下流に複数に設けて多段としても良い。
融着手段230の下流には、冷却金型251が設けられている。
次に、図3に示すように、適宜の構成(図示省略)によるパウチを構成するガスバリア性フィルム供給工程を経て、表裏2枚の切断前の連続したガスバリア性フィルム141(長尺ガスバリア性フィルム402)が供給、重ね合わされる位置に挟み込みローラ411が設けられており、前述したガスバリア性スパウトの製造工程200から、スパウト本体120が等間隔で融着され連続した状態の封止材110が供給され、表裏2枚の長尺ガスバリア性フィルム402の端部に挟み込まれて、挟み込み工程が行われる。
なお、本実施形態では、長尺ガスバリア性フィルム402の幅は、スパウト付きパウチ140とした時の2つ分の幅を持ち、両端部に前記封止材110が挟み込まれ、幅方向に対称に2つのスパウト付きパウチ140が製造されるように構成されている。
すなわち、前述したシール付きスパウト製造部200が、幅方向2箇所に対称に設けられる。
また、図3では、前述したガスバリア性スパウトの製造工程200の構成のうちの、底面ヒートシール金型231、外周面ヒートシール金型232及び冷却金型251が概略的に記載されている。
両端部に封止材110が挟み込まれた長尺ガスバリア性フィルム402は、適宜の箇所に設けられたフィードローラ401(図示では2箇所であるが、これに限定されるものではない。)によって、位置決めされながら間歇送りされる。
まず、挟み込みローラ411の下流のスパウト融着手段420では、両端部の上下からスパウト融着金型421を圧着することによって、表裏2枚の長尺ガスバリア性フィルム402とスパウト本体120の装着部に融着した封止材110とが融着される。
本実施形態では、スパウト融着手段420として、上下1対のスパウト融着金型421のみが図示されているが、長尺ガスバリア性フィルム402の送り方向に複数対設け、その下流に冷却金型を設けて、それらの金型をフィードローラの間歇送りの間隔に配置することで、より完全に融着される。
また、スパウト融着手段420によって、スパウト本体120と封止材110との間にも再び熱が加わってさらに強固に融着されるため、ガスバリア性スパウト110の製造工程200におけるスパウト本体120と封止材110との融着は、その後の工程で位置がずれたり脱落しない程度の融着で良い。
スパウト融着手段420の下流のサイドシール手段430では、表裏2枚の長尺ガスバリア性フィルム402の幅方向に、上下からサイドヒートシール金型431を圧着され、その下流では、上下からサイド冷却金型432が圧着されて、表裏2枚の長尺ガスバリア性フィルム402のサイドシール部が融着密封され、サイドシール工程が行われる。
なお、本実形態では、上下1対のサイドヒートシール金型431をのみが図示されているが、長尺ガスバリア性フィルム402の送り方向に複数対設け、フィードローラの間歇送りの間隔に配置することで、より完全に融着される。
サイドシール手段430の下流の切断手段440では、まず、長尺ガスバリア性フィルム402の幅方向中央部を切断する底部切断刃441により幅方向左右に切断され、その下流で、長尺ガスバリア性フィルム402の幅方向に延びるサイド切断シャー442により、長尺ガスバリア性フィルム402のサイドシール部の送り方向中央が切断されて、パウチ切断工程が行われる。
完成したスパウト付きパウチ140は、適宜の排出手段450によって内容物充填工程等に搬送される。
図5は、本発明のスパウト付きパウチの製造方法の他の実施形態を示し、前述したガスバリア性スパウト100の製造工程200において、融着手段230より下流にクランプ手段260を備えている(なお、特徴的な部分だけを図示した。)。
この実施形態は、前述したスパウト本体供給手段220でスパウト本体120が2つ折りにされた封止材110の間に挿入されると、上下に配置された間歇搬送クランプ262がスパウト本体120を挟持する。
この時、上流側で封止材110が融着されるスパウト本体120が、下流の封止シート110に融着されたスパウト本体120が、それぞれスパウトクランプ261により挟持される。
この状態で、融着手段230の各ヒートシール金型231、232及び冷却金型251が動作し、それぞれの工程の処理が行われることにより、スパウト本体供給手段220の供給アーム222が前記処理を待つことなく、素早く次の動作を開始することができる。
次に、それぞれの工程の処理が完了すると、スパウトクランプ261が開放され、間歇搬送クランプ262がスパウト本体120を挟持したまま1ピッチ分送った後、再びスパウトクランプ261が、次のスパウト本体120を上流側と下流側でそれぞれ挟持する。
そして、間歇搬送クランプ262を開放し、1ピッチ分戻して次のサイクルを開始する。
なお、クランプや間歇搬送のための構成は、これらの形態に限らず、様々な変形が可能である。
本発明のガスバリア性スパウトの製造装置及び方法は、パウチ内への酸素の侵入を完全に防止したスパウト付きパウチを連続して効率的に製造でき、製造されたスパウト付きパウチは、特に輸液や経腸栄養剤、経口栄養剤等、酸素等によって変質しやすい内容物を収容するスパウト付きパウチに好適に利用できる。
100 ・・・ ガスバリア性スパウト
110 ・・・ ガスバリア性封止材
120 ・・・ スパウト本体
140 ・・・ スパウト付きパウチ
141 ・・・ ガスバリア性フィルム
142 ・・・ 上部シール部
143 ・・・ サイドバーシール部
200 ・・・ ガスバリア性スパウトの製造工程
210 ・・・ 封止材供給手段
211 ・・・ 間歇フィード機構
212 ・・・ 2つ折り手段
213 ・・・ 分離手段
220 ・・・ スパウト本体供給手段
221 ・・・ パーツフィーダ
222 ・・・ 供給アーム
223 ・・・ 把持部
230 ・・・ 融着手段
231 ・・・ 底面ヒートシール金型
232 ・・・ 外周面ヒートシール金型
250 ・・・ 冷却手段
251 ・・・ 冷却金型
260 ・・・ クランプ手段
261 ・・・ スパウトクランプ
262 ・・・ 間歇搬送クランプ
400 ・・・ スパウト付きパウチの製造工程
401 ・・・ フィードローラ
402 ・・・ ガスバリア性フィルム
411 ・・・ 挟み込みローラ
420 ・・・ スパウト融着手段
421 ・・・ スパウト融着金型
430 ・・・ サイドシール手段
431 ・・・ サイドヒートシール金型
432 ・・・ サイド冷却金型
440 ・・・ 切断手段
441 ・・・ 底部切断刃
442 ・・・ サイド切断シャー
450 ・・・ パウチ排出手段
R ・・・ 封止材原反

Claims (6)

  1. ガスバリア性を有するスパウト付きパウチの製造装置であって、
    帯状の封止材を供給し、該封止材を長手方向に沿って2つ折りにしてスパウト本体の装着部を覆うように供給する封止材供給手段と、
    該2つ折りの封止材の重なった部分の間に前記スパウト本体を挿入するスパウト本体供給手段と、
    前記封止材と前記スパウト本体を融着するとともに、前記スパウト本体の前後の2つ折りの封止材同士を融着する融着手段と、
    前記パウチを構成する表裏2枚の帯状のガスバリア性フィルムを供給するフィルム供給手段と、
    前記表裏2枚のガスバリア性フィルムの端部に、前記スパウト本体が融着された2つ折りの封止材を挟み込む挟み込み手段と、
    挟み込んだ状態で融着するスパウト融着手段と、
    スパウト融着後、前記表裏2枚のガスバリア性フィルムを一定間隔で幅方向に融着するサイドシール手段と、
    前記サイドシール手段で融着された部分を切断するパウチ切断手段からなることを特徴とするスパウト付きパウチの製造装置。
  2. 前記融着手段の上流に、前記2つ折りの封止シートの重なった部分を離間させる分離手段を有することを特徴とする請求項1に記載のスパウト付きパウチの製造装置。
  3. 前記スパウト本体供給手段が、スパウト本体の供給アーム、把持部から成り、
    前記スパウト本体供給手段でスパウト本体を保持固定し、融着手段により融着を行うことを特徴とする請求項1または2に記載のスパウト付きパウチの製造装置。
  4. ガスバリア性を有するスパウト付きパウチの製造方法であって、
    帯状のガスバリア性封止材を供給し、該封止材を長手方向に沿って2つ折りにしてスパウト本体の装着部を覆うように供給する封止材供給工程と、
    該2つ折りの封止材の重なった部分の間に前記スパウト本体を挿入するスパウト供給工程と、
    前記封止材と前記スパウト本体を融着するとともに、前記スパウト本体の前後の2つ折りの封止材同士を融着する融着工程と、
    前記パウチを構成する表裏2枚の帯状のガスバリア性フィルムを供給するフィルム供給工程と、
    前記表裏2枚のガスバリア性フィルムの端部に、前記スパウト本体が融着された2つ折りの封止材を挟み込む挟み込み工程と、
    挟み込んだ状態で融着するスパウト融着工程と、
    スパウト融着後、前記表裏2枚のガスバリア性フィルムを一定間隔で幅方向に融着するサイドシール工程と、
    前記サイドシール工程で融着された部分を切断するパウチ切断工程からなることを特徴とするスパウト付きパウチの製造方法。
  5. 前記融着工程の上流に前記2つ折りの封止材の重なった部分を離間させる分離工程を有することを特徴とする請求項4に記載のガスバリア性スパウトの製造方法。
  6. 前記スパウト供給工程が、前記スパウト本体を挿入した後に保持固定する保持工程を含み、
    前記融着工程が、前記保持工程でスパウト本体が保持固定された状態で行われることを特徴とする請求項4または5に記載のスパウト付きパウチの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102666597B1 (ko) * 2023-12-13 2024-05-16 케이피지 주식회사 음료용 스파우트 파우치 제조 시스템

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