JP2014065118A - 帯鋸の洗浄方法、グリーンハニカム成形体の切断方法及び切断装置 - Google Patents
帯鋸の洗浄方法、グリーンハニカム成形体の切断方法及び切断装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 セラミックス原料粉末を含むグリーンハニカム成形体の切断に使用した後の帯鋸の洗浄方法であって、帯鋸は、グリーンハニカム成形体を切断するための切断装置に装着される、端面に刃を有する環状の帯鋸であり、帯鋸の刃を、水を含む洗浄液に接触させることで洗浄する洗浄工程と、帯鋸に付着した洗浄液を除去する除去工程と、を有する、帯鋸の洗浄方法。
【選択図】 図6
Description
第1実施形態の洗浄方法は、帯鋸20の刃20aを、水を含む洗浄液に接触させることで洗浄する洗浄工程と、帯鋸20に付着した洗浄液を除去する除去工程と、を有し、洗浄工程が、切断装置1から帯鋸20を取り外した後、帯鋸20を洗浄液中に浸漬することで、帯鋸20の刃20aを洗浄する工程である、方法である。
第2実施形態の洗浄方法は、帯鋸20の刃20aを、水を含む洗浄液に接触させることで洗浄する洗浄工程と、帯鋸20に付着した洗浄液を除去する除去工程と、を有し、洗浄工程が、切断装置1に帯鋸20を装着したまま、帯鋸20の刃20aを洗浄液に接触させることで、帯鋸20の刃20aを洗浄する工程である、方法である。ここで、洗浄液としては、第1実施形態の洗浄液と同様のものを使用することができる。
第3実施形態の洗浄方法は、帯鋸20の刃20aを、水を含む洗浄液に接触させることで洗浄する洗浄工程と、帯鋸20に付着した洗浄液を除去する除去工程と、を有し、洗浄工程が、洗浄液を充填した洗浄槽を切断装置1内に設置し、帯鋸20を切断装置1に装着したまま駆動させ、洗浄液に帯鋸20の刃20aを接触させることで、帯鋸20の刃20aを洗浄する工程である、方法である。ここで、洗浄液としては、第1実施形態の洗浄液と同様のものを使用することができる。
焼成することによりチタン酸アルミニウムとなるセラミックス原料粉末、及び、バインダとしてのヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む原料混合物を成形し、図1に示した形状を有するグリーンハニカム成形体を作製した。
図3に示した切断装置により、作製したグリーンハニカム成形体の切断を繰り返し行った。帯鋸は、図6に示したように、帯鋸の帯線の後側の縁にダイヤモンド砥粒を電着して形成した砥石状の刃を備えるものを用いた。グリーンハニカム成形体を150本、300本、550本、800本及び2250本切断した後の帯鋸を、デジタル顕微鏡(倍率:200倍)により撮影した。撮影した写真を図8に示す。図8には、図6(b)中の方向Fを正面方向、方向Sを側面方向として、それぞれの方向から撮影した写真を示している。図8から、切断本数の増加に伴って、帯鋸の刃にグリーンハニカム成形体の切粉が徐々に堆積し、刃の砥粒が徐々に埋没していくことが分かる。2250本切断後の帯鋸であっても、グリーンハニカム成形体の切断は可能であったが、グリーンハニカム成形体の切断面の全面にバリが生じ、切断品位が低下することが確認された。
切断装置に装着したまま停止させた帯鋸に水を滴下した後、ブラシ掛けを行った。その後、帯鋸に圧縮空気を吹き付けて水を除去した。その結果を図9に示す。図9は、洗浄前、水滴下後、ブラシ掛け後、及び、圧縮空気を吹き付け後の帯鋸の側面を、デジタル顕微鏡(倍率:200倍)により撮影した写真である。図9から、水滴下により切粉が浮いてきており、ブラシ掛けにより切粉が帯鋸の刃から掻き取られていることが分かる。圧縮空気の吹き付けにより水を除去した帯鋸は、堆積していた切粉のほとんどが除去されたものとなった。
切断装置から取り外した帯鋸をコイル状に畳み、容器に充填した水に浸漬して室温で12時間放置した。その後、帯鋸を水から出し、帯鋸に圧縮空気を吹き付けて付着した水を除去した。その結果を図10に示す。図10は、水に浸漬中の帯鋸の状態、並びに、圧縮空気吹き付け後の帯鋸の正面及び側面を、デジタル顕微鏡(倍率:200倍)により撮影した写真である。図10に示した通り、上記方法によって帯鋸に堆積していた切粉のほとんどを除去することができることができた。
切断装置に装着したまま回転させた帯鋸に対し、スティック砥石(WA #100)を用いてドレッシングした。その結果を図11に示す。図11に示した通り、スティック砥石を用いたドレッシングでは、切粉の除去にほとんど効果がなかった。
切断装置に装着したまま停止させた帯鋸に対し、ブラシ掛け及び圧縮空気の吹き付けを行った。その結果を図11に示す。図11に示した通り、ブラシ掛け及び圧縮空気の吹き付けだけでは、切粉の除去にほとんど効果がなかった。
Claims (9)
- セラミックス原料粉末を含むグリーンハニカム成形体の切断に使用した後の帯鋸の洗浄方法であって、
前記帯鋸は、前記グリーンハニカム成形体を切断するための切断装置に装着される、端面に刃を有する環状の帯鋸であり、
前記帯鋸の刃を、水を含む洗浄液に接触させることで洗浄する洗浄工程と、
前記帯鋸に付着した前記洗浄液を除去する除去工程と、
を有する、帯鋸の洗浄方法。 - 前記洗浄工程は、前記切断装置から前記帯鋸を取り外した後、前記帯鋸を前記洗浄液中に浸漬することで、前記帯鋸の刃を洗浄する工程である、請求項1記載の洗浄方法。
- 前記洗浄工程は、前記切断装置に前記帯鋸を装着したまま、前記帯鋸の刃を前記洗浄液に接触させることで、前記帯鋸の刃を洗浄する工程である、請求項1記載の洗浄方法。
- 前記洗浄工程において、前記帯鋸の一部を覆うカバー部材と当該カバー部材に取り付けた洗浄液噴射ノズルとを備えた清掃装置を用い、前記帯鋸の刃に前記洗浄液を噴射することで前記帯鋸の刃を洗浄する、請求項3記載の洗浄方法。
- 前記洗浄工程は、前記切断装置内に前記洗浄液を充填した洗浄槽を設置し、前記帯鋸を前記切断装置に装着したまま駆動させ、前記洗浄液に前記帯鋸の刃を接触させることで、前記帯鋸の刃を洗浄する工程である、請求項1記載の洗浄方法。
- 前記除去工程は、前記帯鋸の刃に圧縮空気を吹き付けることで前記帯鋸に付着した前記洗浄液を除去する工程である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の洗浄方法。
- 前記除去工程は、前記帯鋸に付着した前記洗浄液を常温又はそれよりも高い温度で乾燥させることで除去する工程である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の洗浄方法。
- セラミックス原料粉末を含むグリーンハニカム成形体を切断する方法であって、
端面に刃を有する環状の帯鋸と、
前記グリーンハニカム成形体を切断した後の前記帯鋸の刃を洗浄するための、水を含む洗浄液が充填された洗浄槽と、
洗浄後の前記帯鋸に圧縮空気を吹き付けることで前記帯鋸に付着した前記洗浄液を除去するための圧縮空気噴射器と、
を備える切断装置を用い、前記グリーンハニカム成形体の切断と、前記帯鋸の刃の洗浄と、前記帯鋸に付着した前記洗浄液の除去とを並行して行う、切断方法。 - セラミックス原料粉末を含むグリーンハニカム成形体を切断するための切断装置であって、
端面に刃を有する環状の帯鋸と、
前記グリーンハニカム成形体を切断した後の前記帯鋸の刃を洗浄するための、水を含む洗浄液が充填された洗浄槽と、
洗浄後の前記帯鋸に圧縮空気を吹き付けることで前記帯鋸に付着した前記洗浄液を除去するための圧縮空気噴射器と、
を備える切断装置。
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