JP2014064766A - 傘装着具 - Google Patents

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Abstract

【課題】傘の着脱操作が容易であり、身体の胴部前面における傘保持具取り付け位置が比較的自由に選べる傘装着具を提供する。
【解決手段】傘装着具は、傘の柄を挟持する柄保持具2と、柄保持具2を表面に備えた面ファスナー3とを有する。柄保持具2は傘の柄受け部6と、面ファスナー3に裏面が固着された基板5と、傘の柄押圧部材7と、傘の柄押圧部材7の操作レバー9と、傘の柄押圧部材7を閉じる向きの操作レバー9の操作により傘の柄押圧部材7を押圧するコイルばね10と、傘の柄押圧部材7を閉じた状態で操作レバー9を基板5に係止する係止手段とを有する。面ファスナー3を着衣の面ファスナー4aに貼着した状態において、操作レバー9は、傘の柄押圧部材7が開いた状態になるように自重で垂れ下がる。
【選択図】図2

Description

本発明は、身体の胴部に傘を装着する傘装着具に関する。
降雨時や日照時などに傘を身体に装着することにより両手を使用できるようにした傘装着具は、傘の柄を取り付ける手段としてベルトやマジックテープ(登録商標)を利用したものが知られている。また、傘装着具を身体に装着する手段としては、傘装着具を取り付けた、身体に巻き付けるベルト等が用いられている。
特開2004−229785号公報 特開2004−16793号公報 特開2002−142823号公報
ベルト又はマジックテープ(登録商標)を利用した傘の取り付け固定手段を用いた傘装着具では、傘装着具に傘を安定的に強固に装着することの困難性を伴う。さらに、傘保持具を身体に装着する手段として巻き付けるベルトを用いた場合、身体の胴部前面における傘保持具取り付け位置の選択が難しい。
本発明は、傘装着具への傘の着脱操作が容易であり、傘の傘装着具への装着状態も安定し、身体の胴部前面における傘装着具の着脱も容易であり、かつ身体の胴部前面における傘装着具の取り付け位置の選択も比較的自由に選べる傘装着具の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、傘を身体の胴部に着衣を介して装着する傘装着具であって、傘の柄の下端部分を挟持固定する柄保持具と、前記柄保持具を表面に備えたマジックシートと、を有し、前記マジックシートは、前記着衣に設けられた着衣側マジックシートに貼着することにより傘を略垂直に位置決めするシートであり、一方、前記柄保持具は、装着される傘の柄に沿う傘の柄受け部を有し、裏面が前記マジックシートに固着された基板と、前記基板に支持され、前記傘の柄受け部に対し開閉自在の傘の柄押圧部材と、前記傘の柄押圧部材の操作レバーであって、傘の柄受け部に対し直交する方向の基軸により前記基板に基端部が枢着された操作レバーと、前記傘の柄押圧部材と前記操作レバーとの間に設けられ、一端が前記傘の柄押圧部材に、他端が前記操作レバーにそれぞれ係合したコイルばねであって、前記傘の柄押圧部材を閉じる向きに前記操作レバーを揺動させることにより、該傘の柄押圧部材を弾性的に押圧するコイルばねと、前記傘の柄押圧部材を閉じた状態の前記操作レバーを前記基板に係止固定する係止手段と、を有し、傘を略垂直に位置決めする向きに前記マジックシートを前記着衣側マジックシートに貼着した状態において、前記柄保持具は、前記係止手段が前記基軸の上方に位置する向きに前記マジックシートに固着され、前記押圧部材操作レバーの前記基板に対する前記係止固定が解除されている状態では、前記操作レバーは前記傘の柄押圧部材が開いた状態になるように前記基軸を中心にその自重で垂れ下がることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の傘装着具において、傘を略垂直に位置決めする向きに前記マジックシートを前記着衣側マジックシートに貼着した状態で、該マジックシートは、その下端部に傘の柄の手元(グリップ)を挟持固定する第一の柄保持具を、その上端部に前記手元の上部を挟持固定する第二の柄保持具とを備えていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の傘装着具において、前記柄保持具を表面に備えた前記マジックシートはフック状を、前記着衣側マジックシートはパイル状をそれぞれ有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の傘装着具において、第一及び第二の柄保持具を表面両端部に備えたマジックシートは、第一の柄保持具と第二の柄保持具との間で折り畳み自在であることを特徴とする傘装着具。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一つに記載の傘装着具において、前記着衣はチョッキであって、その胴部の寸法が調整自在であることを特徴とする傘装着具。
本発明によれば、傘を身体に装着するときには、傘装着具の傘の柄保持部が開放状態となっているので、傘を装着するときの傘の柄保持部の開き操作が不要であり、身体に対する傘の装着がごく簡単である効果を奏する。
本発明の傘装着具を示す正面図である。 操作レバーが自重で垂れ下がり、傘の柄押圧部材が傘の柄受け部に対して開いた状態を示す柄保持具の斜視図である。 柄保持具の基板を示す斜視図である。 図1のA−A断面図である。 傘の柄押圧部材とコイルばねを示す斜視図である。 傘の柄を保持した一対の柄保持具を備えた傘装着具を着衣に装着した状態を示す正面図である。 胴部周囲長の調節マジックシートを有するチョッキの背面図である。 傘装着具を備えたマジックシートの背面図である。 傘の柄押圧部材の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。
図6において、傘の柄1をその下部における上下二箇所で挟持固定する柄保持具2はマジックシート3に設けられ、このマジックシート3は着衣であるチョッキ4の胴部前面に設けられたマジックシート4aに装着される。下方の柄保持具2は手元(ハンドル)を挟持する。着衣としては、チョッキの他にコート、ジャケット等がある。
柄保持具の上下方向のサイズを変えることにより、例えば長くすることによって、一個の柄保持具で目的を達成することも可能である。
本発明において、マジックシートとは幅広いマジックテープ(登録商標)を意味する。マジックシート3はフック状を、マジックシート4aはパイル状をそれぞれ備える。
以下説明する柄保持具2と略同じ構成は、書類などを綴じて保存するファイルの書類挟持具として知られている。
図1、2において、柄保持具2は、裏面がマジックシート3に固着された基板5と、この基板5に設けられた、浅いV溝を形成した傘の柄受け部6と、基板5に一側縁が揺動自在に支持され、傘の柄受け部6に対し開閉自在の傘の柄押圧部材7と、傘の柄受け部6に対し直交する方向の軸8により基板5に基端部9aが枢着された、傘の柄押圧部材7の操作レバー9と、傘の柄押圧部材7と操作レバー9の基端部9aとの間に設けられ、一端10aが傘の柄押圧部材7に、他端10bが操作レバー9にそれぞれ当接したコイルばね10と、傘の柄押圧部材7を閉じた状態の操作レバー9を基板5に係止固定するための係止爪11と、を備えている。
傘の柄を略垂直に位置決めする向きにマジックシート3を着衣側マジックシートに貼着した状態において、柄保持具2は、係止爪11が軸8の上方に位置する向きにマジックシート3に固着され、操作レバー9の基板5に対する係止固定が解除されている状態では、図2に示すように、操作レバー9は、傘の柄押圧部材7が開いた状態になるように軸8を中心にその自重で垂れ下がる。
コイルばね10は、操作レバー9をその垂れ下った状態から、傘の柄押圧部材7を閉じる向きに回動させることにより、その一端10aで傘の柄押圧部材7を弾性的に押圧する。
基板5には、傘の柄押圧部材7の一側縁上下に形成された軸としての突部7a、7bを支持する軸受5a、5bと、軸8(図1、2)の内端を支持する軸受5c(図3)が基板5の切り起こしで形成されている。
基板5は、その一側縁が折り曲げられて側壁12を形成しており、この側壁12には、軸8の外端を支持する孔12aと前記係止爪11が形成されている。この係止爪11は、操作レバー9に設けられた係止穴13とにより、操作レバー9の基板5に対する係止手段を構成する。
図4は、操作レバー9が係止手段により基板5に係止固定された状態を示す。
図5において、傘の柄押圧部材7と操作レバー9との間で軸8に支持されたコイルばね10は、その一端10aが傘の柄押圧部材9のばね受け部7cに当接し、他端10bが操作レバー9の折り曲げ爪9aで支持されている。
コイルばね10は、傘の柄押圧部材7を閉じる矢印Bの向きに操作レバー9を揺動させることにより、その一端10aが矢印Cの向きに回動して傘の柄押圧部材7を閉じる向きに弾性的に押圧する。傘の柄押圧部材7の内面上下端部には、硬質ゴムからなる柄押さえ片14がそれぞれ設けられている。
図2において、傘の柄受け部6に傘の柄の手元(グリップ)を添えた状態で、自重によって垂れ下がっている操作レバー9を矢印Bの向きに押し回すことにより、コイルばね10を介して傘の柄押圧部材7を回動させて、柄押え片14により傘の柄を傘の柄受け部6に押圧固定する。
傘の柄を柄保持具2に挟持固定する操作を終えた操作レバー9は、図4に示すように、その係止穴13を基板5の係止爪11に係合させることにより、傘装着具への傘の装着を終了する。
図6において既に述べたように、傘の柄1を上下二箇所で挟持固定する傘装着具2を二箇所に設けたマジックシート3は、チョッキ4のマジックシート4aに対し、その好みの適当な位置に貼着することができる。また、マジックシート3は、これをチョッキ4から取り剥がした状態で、上方の柄保持具2を傘の中棒(シャフト)から取り外して、図8に示す上下柄保持具間の折り畳み線部15において、その裏面側に折り畳み自在である。
マジックシート3はフック状を備えているので、図8に示すように、上端部3aにパイル状を帯状に設けることにより、マジックシート3を折り畳み線部15で折り畳んだ状態で、その上端部3aに下端部3bが貼着するので、傘と共に傘装着具の携帯が容易になる。
チョッキ4の背面には、図7に示すように、チョッキ4を着衣したときの胴部の緩みを無くするために、それぞれの基部17a、18aをチョッキ4に固着したマジックテープ(登録商標)17、18が設けられており、マジックテープ(登録商標)17、18の各先端部の重なり寸法の大小により胴部の余分な緩みをなくして適当な締り具合を調整する。
この胴部周囲の寸法の調整用マジックテープ(登録商標)は、チョッキの内側面に設けてもよく、また、胴部周囲長の調整用の用具としては、マジックテープ(登録商標)の代わりにベルトや、適当な紐などを用いることができる。
以上説明をした実施形態のおける傘の柄押圧部材7は、傘の柄受け部6に対して開閉自在の揺動板で構成されている。
図9は、揺動板ではなく平行移動板からなる傘の柄押圧部材の変形例を示す。
同図において、柄押え片24を有する傘の柄押圧部材27は、その両側縁に折曲げ部27aを有し、この折曲げ部27aにコイルばね20の一端部20aと、屈曲針金軸21の一端部21aがそれぞれ差し通されている。そして、コイルばね20を支持する軸28と、屈曲針金軸21の他端部21bが傘装着具の基板に支持されることにより、傘の柄押圧部材27は基板に対し平行移動自在に支持される。
コイルばね20の柄押圧部材27への取り付け位置は、屈曲針金軸21を柄押圧部材27の上下端部の二箇所に設ける形態の場合は、柄押圧部材27の中央部分とする。
1 傘の柄
2 柄保持具
3 マジックシート
4 チョッキ
5 基板
6 傘の柄受け部
7、27 傘の柄押圧部材
8、28 軸
9 操作レバー
10、20 コイルばね
11 係止爪
13 係止穴
14 柄押え片
本発明は、身体の胴部に傘を装着する傘装着具に関する。
降雨時や日照時などに傘を身体に装着することにより両手を使用できるようにした傘装着具は、傘の柄を取り付ける手段としてベルトやマジックテープ(登録商標)を利用したものが知られている。また、傘装着具を身体に装着する手段としては、傘装着具を取り付けた、身体に巻き付けるベルト等が用いられている。
特開2004−229785号公報 特開2004−16793号公報 特開2002−142823号公報
ベルト又はマジックテープ(登録商標)を利用した傘の取り付け固定手段を用いた傘装着具では、傘装着具に傘を安定的に強固に装着することの困難性を伴う。さらに、傘保持具を身体に装着する手段として巻き付けるベルトを用いた場合、身体の胴部前面における傘保持具取り付け位置の選択が難しい。
本発明は、傘装着具への傘の着脱操作が容易であり、傘の傘装着具への装着状態も安定し、身体の胴部前面における傘装着具の着脱も容易であり、かつ身体の胴部前面における傘装着具の取り付け位置の選択も比較的自由に選べる傘装着具の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、傘を身体の胴部に着衣を介して装着する傘装着具であって、傘の柄の下端部分を挟持固定する柄保持具と、前記柄保持具を表面に備えた面ファスナーと、を有し、前記面ファスナーは、前記着衣に設けられた着衣側面ファスナーに貼着することにより傘を略垂直に位置決めするシートであり、一方、前記柄保持具は、装着される傘の柄に沿う傘の柄受け部を有し、裏面が前記面ファスナーに固着された基板と、前記基板に支持され、前記傘の柄受け部に対し開閉自在の傘の柄押圧部材と、前記傘の柄押圧部材の操作レバーであって、傘の柄受け部に対し直交する方向の基軸により前記基板に基端部が枢着された操作レバーと、前記傘の柄押圧部材と前記操作レバーとの間に設けられ、一端が前記傘の柄押圧部材に、他端が前記操作レバーにそれぞれ係合したコイルばねであって、前記傘の柄押圧部材を閉じる向きに前記操作レバーを揺動させることにより、該傘の柄押圧部材を弾性的に押圧するコイルばねと、前記傘の柄押圧部材を閉じた状態の前記操作レバーを前記基板に係止固定する係止手段と、を有し、傘を略垂直に位置決めする向きに前記面ファスナーを前記着衣側面ファスナーに貼着した状態において、前記柄保持具は、前記係止手段が前記基軸の上方に位置する向きに前記面ファスナーに固着され、前記押圧部材操作レバーの前記基板に対する前記係止固定が解除されている状態では、前記操作レバーは前記傘の柄押圧部材が開いた状態になるように前記基軸を中心にその自重で垂れ下がることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の傘装着具において、傘を略垂直に位置決めする向きに前記面ファスナーを前記着衣側面ファスナーに貼着した状態で、該面ファスナーは、その下端部に傘の柄の手元(グリップ)を挟持固定する第一の柄保持具を、その上端部に前記手元の上部を挟持固定する第二の柄保持具とを備えていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の傘装着具において、前記柄保持具を表面に備えた前記面ファスナーはフック状を、前記着衣側面ファスナーはパイル状をそれぞれ有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の傘装着具において、第一及び第二の柄保持具を表面両端部に備えた面ファスナーは、第一の柄保持具と第二の柄保持具との間で折り畳み自在であることを特徴とする傘装着具。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一つに記載の傘装着具において、前記着衣はチョッキであって、その胴部の寸法が調整自在であることを特徴とする傘装着具。
本発明によれば、傘を身体に装着するときには、傘装着具の傘の柄保持部が開放状態となっているので、傘を装着するときの傘の柄保持部の開き操作が不要であり、身体に対する傘の装着がごく簡単である効果を奏する。
本発明の傘装着具を示す正面図である。 操作レバーが自重で垂れ下がり、傘の柄押圧部材が傘の柄受け部に対して開いた状態を示す柄保持具の斜視図である。 柄保持具の基板を示す斜視図である。 図1のA−A断面図である。 傘の柄押圧部材とコイルばねを示す斜視図である。 傘の柄を保持した一対の柄保持具を備えた傘装着具を着衣に装着した状態を示す正面図である。 胴部周囲長の調節面ファスナーを有するチョッキの背面図である。 傘装着具を備えた面ファスナーの背面図である。 傘の柄押圧部材の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。
図6において、傘の柄1をその下部における上下二箇所で挟持固定する柄保持具2は面ファスナー3に設けられ、この面ファスナー3は着衣であるチョッキ4の胴部前面に設けられた面ファスナー4aに装着される。下方の柄保持具2は手元(ハンドル)を挟持する。着衣としては、チョッキの他にコート、ジャケット等がある。
柄保持具の上下方向のサイズを変えることにより、例えば長くすることによって、一個の柄保持具で目的を達成することも可能である。
本発明において、面ファスナーとは幅広いマジックテープ(登録商標)を意味する。面ファスナー3はフック状を、面ファスナー4aはパイル状をそれぞれ備える。
以下説明する柄保持具2と略同じ構成は、書類などを綴じて保存するファイルの書類挟持具として知られている。
図1、2において、柄保持具2は、裏面が面ファスナー3に固着された基板5と、この基板5に設けられた、浅いV溝を形成した傘の柄受け部6と、基板5に一側縁が揺動自在に支持され、傘の柄受け部6に対し開閉自在の傘の柄押圧部材7と、傘の柄受け部6に対し直交する方向の軸8により基板5に基端部9aが枢着された、傘の柄押圧部材7の操作レバー9と、傘の柄押圧部材7と操作レバー9の基端部9aとの間に設けられ、一端10aが傘の柄押圧部材7に、他端10bが操作レバー9にそれぞれ当接したコイルばね10と、傘の柄押圧部材7を閉じた状態の操作レバー9を基板5に係止固定するための係止爪11と、を備えている。
傘の柄を略垂直に位置決めする向きに面ファスナー3を着衣側面ファスナーに貼着した状態において、柄保持具2は、係止爪11が軸8の上方に位置する向きに面ファスナー3に固着され、操作レバー9の基板5に対する係止固定が解除されている状態では、図2に示すように、操作レバー9は、傘の柄押圧部材7が開いた状態になるように軸8を中心にその自重で垂れ下がる。
コイルばね10は、操作レバー9をその垂れ下った状態から、傘の柄押圧部材7を閉じる向きに回動させることにより、その一端10aで傘の柄押圧部材7を弾性的に押圧する。
基板5には、傘の柄押圧部材7の一側縁上下に形成された軸としての突部7a、7bを支持する軸受5a、5bと、軸8(図1、2)の内端を支持する軸受5c(図3)が基板5の切り起こしで形成されている。
基板5は、その一側縁が折り曲げられて側壁12を形成しており、この側壁12には、軸8の外端を支持する孔12aと前記係止爪11が形成されている。この係止爪11は、操作レバー9に設けられた係止穴13とにより、操作レバー9の基板5に対する係止手段を構成する。
図4は、操作レバー9が係止手段により基板5に係止固定された状態を示す。
図5において、傘の柄押圧部材7と操作レバー9との間で軸8に支持されたコイルばね10は、その一端10aが傘の柄押圧部材9のばね受け部7cに当接し、他端10bが操作レバー9の折り曲げ爪9aで支持されている。
コイルばね10は、傘の柄押圧部材7を閉じる矢印Bの向きに操作レバー9を揺動させることにより、その一端10aが矢印Cの向きに回動して傘の柄押圧部材7を閉じる向きに弾性的に押圧する。傘の柄押圧部材7の内面上下端部には、硬質ゴムからなる柄押さえ片14がそれぞれ設けられている。
図2において、傘の柄受け部6に傘の柄の手元(グリップ)を添えた状態で、自重によって垂れ下がっている操作レバー9を矢印Bの向きに押し回すことにより、コイルばね10を介して傘の柄押圧部材7を回動させて、柄押え片14により傘の柄を傘の柄受け部6に押圧固定する。
傘の柄を柄保持具2に挟持固定する操作を終えた操作レバー9は、図4に示すように、その係止穴13を基板5の係止爪11に係合させることにより、傘装着具への傘の装着を終了する。
図6において既に述べたように、傘の柄1を上下二箇所で挟持固定する傘装着具2を二箇所に設けた面ファスナー3は、チョッキ4の面ファスナー4aに対し、その好みの適当な位置に貼着することができる。また、面ファスナー3は、これをチョッキ4から取り剥がした状態で、上方の柄保持具2を傘の中棒(シャフト)から取り外して、図8に示す上下柄保持具間の折り畳み線部15において、その裏面側に折り畳み自在である。
面ファスナー3はフック状を備えているので、図8に示すように、上端部3aにパイル状を帯状に設けることにより、面ファスナー3を折り畳み線部15で折り畳んだ状態で、その上端部3aに下端部3bが貼着するので、傘と共に傘装着具の携帯が容易になる。
チョッキ4の背面には、図7に示すように、チョッキ4を着衣したときの胴部の緩みを無くするために、それぞれの基部17a、18aをチョッキ4に固着したマジックテープ(登録商標)17、18が設けられており、マジックテープ(登録商標)17、18の各先端部の重なり寸法の大小により胴部の余分な緩みをなくして適当な締り具合を調整する。
この胴部周囲の寸法の調整用マジックテープ(登録商標)は、チョッキの内側面に設けてもよく、また、胴部周囲長の調整用の用具としては、マジックテープ(登録商標)の代わりにベルトや、適当な紐などを用いることができる。
以上説明をした実施形態のおける傘の柄押圧部材7は、傘の柄受け部6に対して開閉自在の揺動板で構成されている。
図9は、揺動板ではなく平行移動板からなる傘の柄押圧部材の変形例を示す。
同図において、柄押え片24を有する傘の柄押圧部材27は、その両側縁に折曲げ部27aを有し、この折曲げ部27aにコイルばね20の一端部20aと、屈曲針金軸21の一端部21aがそれぞれ差し通されている。そして、コイルばね20を支持する軸28と、屈曲針金軸21の他端部21bが傘装着具の基板に支持されることにより、傘の柄押圧部材27は基板に対し平行移動自在に支持される。
コイルばね20の柄押圧部材27への取り付け位置は、屈曲針金軸21を柄押圧部材27の上下端部の二箇所に設ける形態の場合は、柄押圧部材27の中央部分とする。
1 傘の柄
2 柄保持具
面ファスナー
4 チョッキ
5 基板
6 傘の柄受け部
7、27 傘の柄押圧部材
8、28 軸
9 操作レバー
10、20 コイルばね
11 係止爪
13 係止穴
14 柄押え片
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、傘を身体の胴部に着衣を介して装着する傘装着具であって、傘の柄の下端部分を挟持固定する柄保持具と、前記柄保持具を表面に備えた面ファスナーと、を有し、前記面ファスナーは、前記着衣に設けられた着衣側面ファスナーに貼着することにより傘を略垂直に位置決めするシートであり、一方、前記柄保持具は、装着される傘の柄に沿う傘の柄受け部を有し、裏面が前記面ファスナーに固着された基板と、前記基板に支持され、前記傘の柄受け部に対し開閉自在の傘の柄押圧部材と、前記傘の柄押圧部材の操作レバーであって、傘の柄受け部に対し直交する方向の基軸により前記基板に基端部が枢着された操作レバーと、前記傘の柄押圧部材と前記操作レバーとの間に設けられ、一端が前記傘の柄押圧部材に、他端が前記操作レバーにそれぞれ係合したコイルばねであって、前記傘の柄押圧部材を閉じる向きに前記操作レバーを揺動させることにより、該傘の柄押圧部材を弾性的に押圧するコイルばねと、前記傘の柄押圧部材を閉じた状態の前記操作レバーを前記基板に係止固定する係止手段と、を有し、傘を略垂直に位置決めする向きに前記面ファスナーを前記着衣側面ファスナーに貼着した状態において、前記柄保持具は、前記係止手段が前記基軸の上方に位置する向きに前記面ファスナーに固着され、前記操作レバーの前記基板に対する前記係止固定が解除されている状態では、前記操作レバーは前記傘の柄押圧部材が開いた状態になるように前記基軸を中心にその自重で垂れ下がることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、傘を身体の胴部に着衣を介して装着する傘装着具であって、傘の柄の下端部分を挟持固定する柄保持具と、前記柄保持具を表面に備えた面ファスナーと、を有し、前記面ファスナーは、前記着衣に設けられた着衣側面ファスナーに貼着することにより傘を略垂直に位置決めするシートであり、一方、前記柄保持具は、装着される傘の柄に沿う傘の柄受け部を有し、裏面が前記面ファスナーに固着された基板と、前記基板に支持され、前記傘の柄受け部に対し開閉自在の傘の柄押圧部材と、前記傘の柄押圧部材の操作レバーであって、傘の柄受け部に対し直交する方向の基軸により前記基板に基端部が枢着された操作レバーと、前記傘の柄押圧部材と前記操作レバーとの間に設けられ、一端が前記傘の柄押圧部材に、他端が前記操作レバーにそれぞれ係合したコイルばねであって、前記傘の柄押圧部材を閉じる向きに前記操作レバーを揺動させることにより、該傘の柄押圧部材を弾性的に押圧するコイルばねと、前記傘の柄押圧部材を閉じた状態の前記操作レバーを前記基板に係止固定する係止手段と、を有し、傘を略垂直に位置決めする向きに前記面ファスナーを前記着衣側面ファスナーに貼着した状態において、前記柄保持具は、前記係止手段が前記基軸の上方に位置する向きに前記面ファスナーに固着され、前記操作レバーの前記基板に対する前記係止固定が解除されている状態では、前記操作レバーは前記傘の柄押圧部材が開いた状態になるように前記基軸を中心にその自重で垂れ下がることを特徴とする。

Claims (5)

  1. 傘を身体の胴部に着衣を介して装着する傘装着具であって、
    傘の柄の下端部分を挟持固定する柄保持具と、
    前記柄保持具を表面に備えたマジックシートと、を有し、
    前記マジックシートは、前記着衣に設けられた着衣側マジックシートに貼着することにより傘を略垂直に位置決めするシートであり、
    一方、前記柄保持具は、装着される傘の柄に沿う傘の柄受け部を有し、裏面が前記マジックシートに固着された基板と、
    前記基板に支持され、前記傘の柄受け部に対し開閉自在の傘の柄押圧部材と、
    前記傘の柄押圧部材の操作レバーであって、傘の柄受け部に対し直交する方向の基軸により前記基板に基端部が枢着された操作レバーと、
    前記傘の柄押圧部材と前記操作レバーとの間に設けられ、一端が前記傘の柄押圧部材に、他端が前記操作レバーにそれぞれ係合したコイルばねであって、前記傘の柄押圧部材を閉じる向きに前記操作レバーを揺動させることにより、該傘の柄押圧部材を弾性的に押圧するコイルばねと、
    前記傘の柄押圧部材を閉じた状態の前記操作レバーを前記基板に係止固定する係止手段と、を有し、
    傘を略垂直に位置決めする向きに前記マジックシートを前記着衣側マジックシートに貼着した状態において、前記柄保持具は、前記係止手段が前記基軸の上方に位置する向きに前記マジックシートに固着され、前記押圧部材操作レバーの前記基板に対する前記係止固定が解除されている状態では、前記操作レバーは前記傘の柄押圧部材が開いた状態になるように前記基軸を中心にその自重で垂れ下がることを特徴とする傘装着具。
  2. 請求項1に記載の傘装着具において、
    傘を略垂直に位置決めする向きに前記マジックシートを前記着衣側マジックシートに貼着した状態で、該マジックシートは、その下端部に傘の柄の手元(グリップ)を挟持固定する第一の柄保持具を、その上端部に前記手元の上部を挟持固定する第二の柄保持具とを備えていることを特徴とする傘装着具。
  3. 請求項1または2に記載の傘装着具において、
    前記柄保持具を表面に備えた前記マジックシートはフック状を、前記着衣側マジックシートはパイル状をそれぞれ有することを特徴とする傘装着具。
  4. 請求項2に記載の傘装着具において、
    第一及び第二の柄保持具を表面両端部に備えたマジックシートは、第一の柄保持具と第二の柄保持具との間で折り畳み自在であることを特徴とする傘装着具。
  5. 請求項1乃至4の何れか一つに記載の傘装着具において、
    前記着衣はチョッキであって、その胴部の寸法が調整自在であることを特徴とする傘装着具。
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