JP3077325U - 物品携帯用サポーター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、物品携帯用サポーター特に筆記具、
工具、照明具、携帯電話等の身の回り又は作業現場で常
時使用する物品を、取り出し自在に腕等の身体の一部に
直接装着し携帯する伸縮自在のサポーターに関し、此を
使用する事に依って現場での作業効率を著しく向上させ
んとするものである。 【解決手段】斯の如き課題を解決するために、本考案の
携帯用サポーターは、伸縮自在の腕帯状サポーターの正
面に、上記物品収納用のポケットを設け、更に此のポケ
ット内から収納物が脱落しない様に、ポケット挿入口を
面ファスナー付きカバーで固着被覆した構造より成り、
必要に応じて腕等の身体の一部に此を装着し、必要物品
を常時携帯して作業現場等に持ち込み、適宜適所で此を
取り出して使用し、作業能率を著しく向上させると同時
に、腕等に発生する汗等の水分の吸収並びに拭き取り用
としても利用し得る如く構成した事を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、伸縮自在且つ取り出し自在の物品収納用のポケットを備えた布 製サポーターに関し、その目的とする所は、筆記具、工具、照明具、携帯電話、 身の回り品及び此等に均等な物品を、身体の一部例えば腕部上に取り出し自在に 装着収納し、如何なる作業現場でも携帯し、自由自在に出し入れして作業効率を 向上させ、身仕度等を素早く能率的に行わんとするものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、衣服等の一部に通常のポケット以外の物品収納又は挟持手段を縫合 又は装着したものは提案されている。 例えば、警官等のユニホームの上着に所定箇所例えば上腕部又は胸部に照明灯等 を挟持携帯する手段、又はベルト等の上に出し入れ自在の箱状容器を装着した装 身具等は、一般に周知に属する物品又は手段である。

【０００３】

【考案が解決せんとする課題】

然しながら、肉体労働等の現場に於ては、天候次第では上半身裸体又は布 地の少ないランニングシャツ等で作業する場合が多く、例えば工具、筆記具、特 に携帯電話機等は身に付ける事が出来ず、作業上極めて不便である場合が多く、 又其等物品を紛失する機会が極めて多いのが実情である。 本考案は、此の様な現場又は同様な状況下での合理的な物品携帯手段を提供せん とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

斯の如き現場若しくは状況下で上記課題を解決する為に、本考案において は、伸縮自在の布製腕帯状サポーターの一部に伸縮自在のポケットを設けると同 時に、此のポケットに収納される物品例えば携帯電話が脱落しない様に、開閉自 在のカバー又は被蓋を設け、作業中でも露出肉体部分例えば腕部に此を装着携帯 し、必要に応じて収納物を出し入れして使用し、通話し、作業効率を向上させる と同時に、置き忘れ、脱落等に依る紛失を防止する様にした事を特徴とする。

【０００５】

【考案の実施の形態】

斯の如き伸縮自在のポケット付き腕帯状サポーターは、衣類上からは勿 論、素肌上例えば左右何れかの腕上の適所に挿入して弾性的に固着し、そのポケ ットから、例えば携帯電話等を、必要に応じ出し入れして使用する如く形成され ているので、建設現場等で便利且つ容易に使用する事が出来、しかもその収納物 は、伸縮性の布体でしっかりとポケット内に挟持されているので、普通の衣類の ポケットと異なり、滑り落ちる様な事もないので、紛失、破損の機会が少なく、 しかも素材の伸縮性布体自体が、吸湿性であるので、汗等の水分を吸収して作業 能率の低下を防止する効果も有している。 以下に図面を参照して、本考案の好個の実施例を説明する。

【０００６】

【実施例】

本考案の物品携帯用サポーター（１）は、主として図１及び図３に示す 如く、伸縮性を持つ所定幅の腕輪状腕帯（２）と、此の腕帯上端に縫合されたカ バー布体（３）とより成り、前記腕帯（２）の表面に、更に伸縮性強いポケット 上布（５）を縫合して、所定深さ、所定幅のポケット（Ｐ）を形成すると同時に 、その表面に所定寸法の雄型面ファスナー（４）を、前記カバー布体（３）の上 端に、前記雄型面フアスナーにほぼ等しい寸法の雌型面ファスナー（１１）を縫 合した構造より成るものである。

【０００７】 一方、前記伸縮性の腕輪状腕帯（２）は、特に図３及び４に示す如く、 伸縮性の腕帯内布（１２）と同質の外布（８）とを、上下縫い目（９）（１０） で二重構造の伸縮性腕帯に縫い合わされ、其等の上方間に前記縫い目（９）で前 記カバー（３）を縫着し、必要時には此を外側に折り曲げて、前記ポケットの口 部を被覆する様に構成されている。

【０００８】 更に又、前記外側腕帯（８）の前面部に形成されるポケット構成用の上布 （５）及び下布（６）は、ほぼ前記カバー（３）と同程度の布幅を持ち、腕帯素 材よりやや強い横方向の伸縮性を持つ布体、例えばゴム性布体が使用され、特に 縦方向即ち物品のポケット出し入れ方向に、物品が滑動挿入し易い様な縦糸配列 を有している布体であるのが好ましい。 尚、符号（１３）は、上記内側腕帯（１２）及び（８）の縫い合わせ目を示して いる。

【０００９】 此の様な物品携帯用サポーター（１）は、使用に当たり先ず、腕（ｈ）を （Ｆ）方向から腕帯（２）の挿入部（Ｑ）内に挿入して図１の如く着用し、必要 物品例えば携帯電話（Ｔ）を、ポケット端（７）から差し込み、アンテナ（Ａ） を外に出してカバー（３）を（Ｒ）方向に折り曲げて雌雄面ファスナー（１１） （４）を係合し、内部の収納物品、携帯電話が脱落しない様に閉鎖する。

【００１０】 斯の如きサポーター（１）の腕帯（８）は、伸縮性であると同時に吸湿性 でもあるので、使用者（Ｇ）の腕部分（ｈ）に正確に固着し、多少重質の物品で あっても下方にずれ落ちる事がなく、又汗等の水分の手元えの滴りを防止する一 方、場合に依っては、汗拭き布の代わりに使用する事も可能である。

【００１１】

【考案の効果】

此の様な構成及び作用に依って本考案の物品携帯用サポーターは、以下の 如き優れた効果を備えている。 （１）． 単に伸縮性有る若干の布体と面ファスナーとで縫製出来るので、 安価である。 （２）． 取扱が簡単であると同時に、正確に物品を挟持し、収納し得るの で、脱落、紛失する事がない。 （３）． 常に携帯して作業を行い得るので、作業能率を向上さす事が出来 る。 （４）． 不使用時には、作業服のポケット等に収納出来るので邪魔になら ない。 （５）． 汗ふき、汗止めの効果がある。 （６）． 特に携帯電話等の収納、携帯用に使用出来るので、若者向けで、 ファッション性、流行性が高い。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の物品携帯用サポーターを着用した状
態を示す図面である。

【図２】 本考案の物品携帯用サポーターの正面図であ
る。

【図３】 本考案の物品携帯用サポーターの収納物品脱
落防止用カバーを開放し、携帯電話ポケット内に挿入し
た状態を示す図面である。

【図４】 図３の線ＩＶ−ＩＶに沿って切断した切断側
面図である。

【図５】 本考案の物品携帯用サポーターの背面図であ
る。

【符号の説明】

（１） 物品携帯用サポーター （２） 腕輪状腕帯 （３） カバー布体 （４） 雄型面ファスナー （５） ポケット上布 （６） ポケット下布 （８） 腕帯外布 （９） 縫目 （１０） 縫目 （１１） 雌型面ファスナー （１２） 腕帯内布 （Ｔ） 携帯電話 （Ｐ） 腕帯ポケット （Ｑ） 腕挿入部

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【手続補正書】

【提出日】平成１２年１１月１７日（２０００．１１．
１７）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】伸縮自在且つ所定寸法の布帯の中央部に、
   此の布帯より稍伸縮性の大きい布地から成る所定寸法の
   ポケットを設けると共に、前記布帯の両端を縫合して一
   個の腕輪状腕帯を形成し、更に前記ポケットの上方後端
   に収納物脱落防止用カバーを縫合し、後者の他端を前者
   の前面で係止する如く構成した事を特徴とする物品携帯
   用サポーター。
2. 【請求項２】前記ポケット用カバーの係止手段が、雌雄
   面ファゥナー、ホック、ボタン又は均等物である事を特
   徴とする請求項１記載の物品携帯用サポーター。
3. 【請求項３】前記伸縮自在の布帯が二重の布から成ると
   共に、前記ポケット部分が同一幅で長さの異なる更に二
   枚の伸縮性の強い布から成り、此等布の各端を夫々一体
   的に縫合した事を特徴とする請求項１又は２記載の物品
   携帯用サポーター。
4. 【請求項４】前記物品携帯用サポーターのポケットに収
   納される物品が、筆記具、工具、照明具、携帯電話、身
   の回り品及び此等に均等な物品である事を特徴とする上
   記各請求項いずれかに記載の物品携帯用サポーター。