JP2014063857A - 電子部品及び電子部品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁材料の外面に形成された導電パターンと、上記外面以外の箇所に形成された導電パターンとを有し、両導電パターンを容易に接続した電子部品を提供する。
【解決手段】第1樹脂材料(2)の外面に形成された、第1の導電パターン(5)と、絶縁部材の外面に、第1樹脂材料(2)と第2樹脂材料(3)とに跨って、第1の導電パターン(5)に接続するように形成された、第2の導電パターン(6)とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は電子部品及び電子部品の製造方法に関する。
無線によって電気信号を発信または受信する機能を有する通信機器は、アンテナを有している。アンテナは、例えば、樹脂材料の外面に所定のパターンで導電パターンを印刷することで形成される。
アンテナおよび通信機器として、例えば、特許文献1には、通信機能の充実および意匠性の向上を可能とするとともに、内面に収納された通信機能部との連結を容易にする接点を有する、外面に形成された印刷アンテナの製造方法および上記印刷アンテナを有する通信機器が記載されている。
図11は、特許文献1の印刷アンテナの製造方法の各工程における被印刷体の様子を拡大して模式的に示す断面図である。図11に基づいて、特許文献1の印刷アンテナの製造方法について説明する。
まず、図11(a)に示すように、プラスチック等で形成された被印刷体201に、貫通孔212を形成する。次に、図11(b)に示すように、貫通孔212に、Cu等の金属からなる接点部材(ビス)202を配置する。次に、図11(c)に示すように、被印刷体201の一方の面211に、接点部材202の一方の端面221の一部に重なるように導電性インクまたは金属粉末含有インクによってアンテナパターン203を印刷する。次に、図11(d)に示すように、アンテナパターン203の外面にメッキ204を施す。
このようにして、被印刷体の一方の面に形成されたアンテナと、他方の面に配置された通信機器部との接続が容易な、印刷アンテナの製造方法および上記印刷アンテナを有する通信機器を製造することができる。
特開2010−166379号公報(2010年7月29日公開)
しかしながら、上記特許文献1の印刷アンテナは、アンテナパターン203が、プラスチック等で形成された被印刷体201の一方の面211に、金属で形成された接点部材202の一方の端面221の一部に重なるように形成されている。
すなわち、アンテナパターン203は、プラスチック材料からなる部材と金属材料からなる部材とに跨って形成されている。
通常、樹脂材料と金属材料等の、異なる材料からなる部材に跨ってアンテナパターンとしての導電パターンを形成することは容易ではない。また、異なる材料からなる部材に跨って導電パターンを形成した場合、使用環境により各部材が異なる膨張率で膨張又は収縮することで、導電パターンが剥離するおそれがある。そのため、特許文献1の被印刷体の一方の面に形成されたアンテナと、他方の面に配置された通信機器部との接続は安定しているとはいえない。
さらに、特許文献1の印刷アンテナの製造方法は、アンテナパターン203を印刷により形成しており、パターン形状の自由度に乏しい。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであって、その目的は、絶縁材料の外面に選択的に形成された導電パターンと、上記外面以外の箇所に設けられた部品とを容易に、かつ安定して接続させた電子部品、上記電子部品を備える通信機器、及び電子部品の製造方法を提供することにある。
本発明の一態様に係る電子部品は、絶縁部材と、導体部材からなる導電パターンとを有する電子部品であって、上記絶縁部材は、互いに隣り合って配された第1樹脂材料と第2樹脂材料とを有しており、上記第1樹脂材料の外面に形成された、上記導電パターンの一部である第1の導電パターンと、上記絶縁部材の外面に、上記第1樹脂材料と上記第2樹脂材料とに跨って、上記第1の導電パターンに接続するように形成された、上記導電パターンの一部である第2の導電パターンとを有することを特徴とする。
上記の構成によれば、絶縁材料の外面に形成された導電パターンと、上記外面以外の箇所に設けられた部品とを容易に、かつ安定して接続させた電子部品を提供することができる。
上記第2の導電パターンは、上記絶縁部材の外面の少なくとも一部を活性化し、当該外面の活性化された部分のうちの少なくとも一部をメッキすることで形成された導電パターンであってもよい。
上記の構成により、第1樹脂材料と第2樹脂材料に跨って両者の表面が活性化されているため、両者の境界を平坦化でき、断線のリスクを低減することができる。
上記第1の導電パターンの一方の端部が上記第2の導電パターンに接続されており、上記第1の導電パターンの他方の端部が上記絶縁部材の内部にあることで、上記絶縁部材の外部と上記絶縁部材の内部とが導通していてもよい。
上記の構成により、絶縁部材の内部の部材と、外部とを接続することができる。
上記第1の導電パターンは、樹脂材料の外面に選択的に導電パターンを形成可能な手法により、上記第1樹脂材料の外面に形成されていてもよい。
従来は、金属片を被印刷体に貫通させる構成とすることで、被印刷体の一方の面と他方の面とを導通させていた。これに対し本発明の電子部品は、上記金属片に代えて、第1の導電パターンを形成した構成である。そのため、自由にパターン形状を変えることができる導電パターンにより、絶縁部材の上下(表裏)を導通する経路を確保することができる。
本発明の一態様に係る電子部品の製造方法は、絶縁部材と、導体部材からなる導電パターンと、を有する電子部品の製造方法であって、上記絶縁部材は、互いに隣り合って配された第1樹脂材料と第2樹脂材料とを有しており、上記第1樹脂材料の外面には、上記導電パターンの一部である第1の導電パターンが形成されており、上記絶縁部材の外面に、上記第1樹脂材料と上記第2樹脂材料とに跨って、上記第1の導電パターンに接続するように、上記導電パターンの一部である第2の導電パターンを形成する工程を含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、絶縁材料の外面に形成された導電パターンと、上記外面以外の箇所に設けられた部品とを容易に、かつ安定して接続させた電子部品の製造方法を提供することができる。
上記絶縁部材は、上記第2の導電パターンが形成された第1の外面と、上記第1の外面に対向する面である第2の外面とを有しており、上記第1の導電パターンが、上記第1の外面と上記第2の外面とに及んで形成されていることで、上記第1の外面と上記第2の外面とが導通していてもよい。
例えば、無線端末において、絶縁部材で回路基板を囲い、絶縁部材の外側にアンテナパターンや、配線パターンを設ける場合がある。この場合、上記パターンと、絶縁部材の上下(表裏)を導通する経路と、を接続することが必要となる場合がある。ここで、従来技術では、導通経路を金属で形成していたため、上記パターンの形成方法としてLDSを用いた場合、上記パターンと導通経路とを接続することは困難である。一方、上記の構成によれば、樹脂上に導通経路(第1の導電パターン)が形成されているため、LDSによって、導通経路と接続するように上記第2の導電パターンを形成することができる。
上記第1の導電パターンは、上記絶縁部材を貫通して形成されていてもよい。
導通経路としての第1の導電パターンが絶縁体を貫通することにより、任意の位置で絶縁体の表裏を導通することができるので、経路の自由度が向上する。
本発明の一態様によれば、絶縁材料の外面に形成された導電パターンと、上記外面以外の箇所に設けられた部品とを容易に、かつ安定して接続させた電子部品、上記電子部品を備える通信機器、及び電子部品の製造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る電子部品の断面図である。 本発明の一実施形態に係る他の電子部品の断面図である。 本発明の一実施形態に係る他の電子部品の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の変形例に係る電子部品の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の変形例に係る電子部品の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の他の実施形態に係る電子部品の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の変形例に係る電子部品の断面図である。 本発明の変形例に係る電子部品の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の変形例に係る電子部品の断面図である。 本発明の第2の導電パターンの形状の他の例を示す図である。 従来の印刷アンテナの製造方法を説明する各工程における被印刷体の様子を拡大して模式的に示す断面図。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1の電子部品について、図1に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電子部品10の断面図である。
図1に示すように、本実施形態の電子部品10は、第1樹脂材料2と第2樹脂材料3とが隣り合うように並べられた構造を有している。
また、第1樹脂材料2の上面21(外面)と、第2樹脂材料3の上面31(外面)とにより、樹脂材料の上面11(導体形成面、第1の外面)を形成するように、配置されている。
第1樹脂材料2の外面には、第1の導電パターン5が形成されている。
また、第1樹脂材料2の上面21と第2樹脂材料3の上面31との境界部分に跨って、第1の導電パターン5と接続された第2の導電パターン6が設けられている。すなわち、第1樹脂材料2と第2樹脂材料3とを1つの樹脂材料(絶縁部材)とした場合、上記絶縁部材の外面に第2の導電パターン6が形成されているということができる。
第1の導電パターン5および第2の導電パターン6は、樹脂材料の外面に選択的に導電パターンを形成可能な手法により形成することができる。例えば、第1の導電パターン5および第2の導電パターン6は、レーザー照射方式(以下、LDS)を用いて、各樹脂材料の外面に形成することができる。これにより、各樹脂材料の外面に選択的にパターン形成をすることができる。
第1の導電パターン5および第2の導電パターン6は、アンテナとして用いることができるように、任意の形状に設計される。
また、第1の導電パターン5および第2の導電パターン6は、配線、地線、GNDとしても利用することができる。
そのため、本発明の電子部品1は、通信機器や電気製品の部品として用いることができる。
第1樹脂材料2と第2樹脂材料3とはともに樹脂材料であるため、例えば特許文献1の印刷アンテナのように樹脂材料と金属材料とに跨って導電パターンを形成する場合に比べて、容易に第2の導電パターン6を形成することができる。さらに、第2の導電パターン6を形成した後も、第1樹脂材料2と第2樹脂材料3との熱膨張率の差によって第2の導電パターン6が剥離するリスクが低い。
そのため、本実施形態の電子部品10において、第1の導電パターン5と第2の導電パターン6とが安定して接続されている。
<電子部品>
以下に本実施形態の電子部品のより好ましい構造について、図2〜5に基づいて説明する。
本発明の一実施形態に係る電子部品1は、第2樹脂材料3と第1樹脂材料2と第3樹脂材料4とがこの順に並べられた構造を有している。
また、第1樹脂材料2の上面21(外面)と、第2樹脂材料3の上面31(外面)と、第3樹脂材料4の上面41とにより、樹脂材料の上面11(導体形成面、第1の外面)を形成するように、配置されている。
第1樹脂材料2の上面21と第2樹脂材料3の上面31との境界部分に跨って、第2の導電パターン6が設けられている。すなわち、第1樹脂材料2と第2樹脂材料3とを1つの樹脂材料(絶縁部材)とした場合、上記絶縁部材の外面に第2の導電パターン6が形成されているということができる。
また、第1樹脂材料2と第3樹脂材料4との間には、第1樹脂材料2の外面に形成された第1の導電パターン5が設けられている。さらに、第1樹脂材料2と第2樹脂材料3とを1つの樹脂材料(絶縁部材)とした場合、第1の導電パターン5は、樹脂材料を貫通している。
第1の導電パターン5の一部は、第1樹脂材料2の上面21に及んでおり、第1樹脂材料2の上面21において、第2の導電パターン6と電気的に接続されている。また、第1の導電パターン5の一部は、第1樹脂材料2の下面に及んでいる。これにより、第1の導電パターン5によって、樹脂材料(絶縁部材)の上面(第1の外面)と下面(第2の外面)とを導通させることができる。
また、導通経路としての第1の導電パターンが樹脂材料を貫通する構成とすることにより、任意の位置で絶縁体の表裏を導通することができるので、経路の自由度が向上する。
第1の導電パターン5および第2の導電パターン6は、樹脂材料の外面に選択的に導電パターンを形成可能な手法により形成することができる。例えば、第1の導電パターン5および第2の導電パターン6は、レーザー照射方式(以下、LDS)を用いて、各樹脂材料の外面に形成することができる。これにより、各樹脂材料の外面に選択的にパターン形成をすることができる。
<LDS>
本発明において、第2の導電パターン6を、LDS(Laser Direct Structuring)により形成することが好ましい。
LDSを用いた導電パターンの形成では、樹脂材料の外面を選択的にレーザー照射することによって樹脂外面を活性化し、活性化した箇所に電界メッキ等のメッキ処理を施すことにより、銅メッキすることが可能となる。これにより樹脂材料の外面に選択的に、導電パターンとしての銅メッキを形成することができる。
また、銅メッキした表面にさらに金メッキあるいはニッケルメッキを施してもかまわない。これにより、耐腐食性に富んだ導電パターンを形成可能となる。もちろん、銅メッキの表面にニッケルメッキを施し、そのニッケルメッキの表面に金メッキを施してもよい。メッキ処理として複数の金属をメッキする場合において、最後に金メッキ処理をすることにより、導電パターンの表面に金メッキがくるようにすることで導電パターン表面の接触抵抗を低くすることが可能となる。
ここでいう樹脂表面の活性化とは、例えば樹脂材料にLDS添加剤をあらかじめ混ぜることによって樹脂表面にレーザーを照射したときに樹脂表面に金属シードを形成することを指す。この金属シードが銅メッキ処理により金属シードと銅が結び付くようになり、樹脂表面でもメッキ処理が可能となる。上記の金属シードの形成方法について、LDS添加剤を用いて樹脂表面にレーザーを照射したときに樹脂表面に金属シードを形成する例を挙げたが、LDS添加剤を樹脂材料に混ぜることに限定されず、他の手法を用いてもかまわない。
LDSを用いることで、一方の樹脂材料と他方の樹脂材料とに跨ってメッキを形成する場合に、一方の樹脂材料のメッキ形成面と他方の樹脂材料のメッキ形成面との間に段差が存在していたとしても、レーザー照射により両者の境界を平坦化することができるため、一方の樹脂材料と他方の樹脂材料に跨ってメッキを形成することができる。
金属材料にレーザーを照射しても、金属材料の外面は活性化しない。そのため、LDSを用いても、金属材料の外面に、導電パターンとしてのメッキを形成することができない。
図11(d)に示すように、従来は、導電性インクが接点部材の一部に重なるように、被印刷体の外面に導電性インクを印刷していた。導電パターンの形成として、導電性インクの印刷に代えてLDSを用いてメッキしようとした場合、接点部材と接続された導電パターンを被印刷体の外面に形成するためには、被印刷体と金属材料である接点部材とに跨ってメッキを形成しなければならない。
しかしながら、金属材料の外面にLDSを用いてメッキを形成することはできないため、被印刷体と接点部材とに跨ってメッキを形成することができない。
本発明の電子部品1は、メッキを形成する面は金属材料の外面ではなく、樹脂材料の外面である。そのため、LDSを用いてメッキを形成することができる。
また、本発明の電子部品1は、図11(d)の接点部材に相当する金属材料を備えていないが、第1樹脂材料の外面に第1の導電パターンが形成されている。そのため、第1樹脂材料は、導体としての接点部材の役割を果たすことができる。
また、第2の導電パターン6を、LDSにより形成することで、第1樹脂材料と第2樹脂材料に跨ってレーザー照射することとなり、両者の境界を平坦化でき、第1の導電パターンと第2の導電パターンとが断線するリスクを低減することができる。
<電子部品の製造方法>
図3に基づいて、本実施形態の電子部品1の製造方法について説明する。図3は、電子部品1の製造方法を説明するための、各工程における樹脂材料の断面図である。
まず、図3(a)に示すように、第1樹脂材料2の側面22、上面の一部、下面の一部にレーザー照射処理を施す。図3(a)では、説明のために、第1樹脂材料2の外面のうち、レーザー照射された部分の模様を変えて図示している。
次に、図3(b)に示すように、第1樹脂材料2の外面(外面)をメッキ処理する。これにより、第1樹脂材料2の外面のうち、レーザー照射された部分に第1の導電パターン5としてのメッキが形成される。
次に、図3(c)に示すように、第1の導電パターン5が形成された第1樹脂材料2を、第2樹脂材料3と第3樹脂材料4との間に配置する。このとき、第1樹脂材料2の上面21と第2樹脂材料3の上面31と第3樹脂材料4の上面41とが、略同一平面を形成するようにする。
次に、図3(c)に示すように、第1樹脂材料2の上面21と第2樹脂材料3の上面31との境界部分を含んで、第1樹脂材料2の上面21と第2樹脂材料3の上面31とに跨って(オーバーラップさせて)レーザー照射処理を施す。
次に、図3(d)に示すように、第1樹脂材料2の外面と第2樹脂材料3の外面(外面)とをメッキ処理する。これにより、第1樹脂材料2の上面21と第2樹脂材料3の上面31のうち、レーザー照射された部分のみに第2の導電パターン6としてのメッキが形成される。
レーザーは、第1樹脂材料2の上面21と第2樹脂材料3の上面31との境界部分を含んで、第1樹脂材料2の上面21と第2樹脂材料3の上面31とに跨って照射されているので、第1樹脂材料2の上面31と第2樹脂材料3の上面31とに跨って第2の導電パターン6としてのメッキが形成される。
なお、第1樹脂材料2および第2樹脂材料3は、LDS添加剤が含まれていることが好ましい。これにより、LDSを適用して容易に外面にメッキを形成することができる。
また、図示はしないが、導電パターンが形成された各樹脂部材を、コーティングする工程をさらに設けてもよい。さらに、導電パターンが形成された各樹脂部材を塗装する工程を設けてもよい。
上記の製造方法の説明では、第1の導電パターン5および第2の導電パターン6を、LDSを用いて形成する方法について説明したが、第1の導電パターン5および第2の導電パターン6はLDSを用いて形成されなくてもよく、第1の導電パターン5および第2の導電パターンの形成方法は限定されない。
<変形例>
以下、本発明の電子部品の他の具体例について説明する。図4は、本実施形態の変形例に係る電子部品51の製造方法を説明するための断面図であり、図5は、本実施形態の変形例に係る電子部品61の製造方法を説明するための断面図である。
図4(a)に示すように、第1樹脂材料2の外面に第1の導電パターン5を形成した後、図4(b)に示すように、第1樹脂材料2と第2樹脂材料3とを隣り合わせ、LDSを用いて第1樹脂材料2の上面21と第2樹脂材料3の上面31とに跨って第2の導電パターン6を形成してもよい。
図4(c)は、図4(b)の平面図である。平面視において、第2の導電パターン6が四角形となる場合を図示しているが、これに限ることはなく、第2の導電パターン6は任意の形状とすることができる。
また、図5(a)に示すように、第1樹脂材料2の外面に第1の導電パターン5を形成した後、図5(b)に示すように、第1樹脂材料2と第2樹脂材料3とを、第1の導電パターン5形成面を介して隣り合わせ、LDSを用いて第1樹脂材料2の上面21と第2樹脂材料3の上面31とに跨って第2の導電パターン6を形成してもよい。図5(c)は、図5(b)の平面図である。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図6〜図10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した図面と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図6(b)に示すように、本実施形態の電子部品101は、実施形態1の電子部品1と異なり、電子部品101の下面に第1の導電パターン105が露出していない。すなわち、第1の導電パターン105の一方の端部が第2の導電パターン106に接続されており、他方の端部が樹脂材料(絶縁部材)の内部にある。
電子部品101は、第1の導電パターン105と接続された他の部材などを内蔵することで、上記部材を保護し、絶縁部材の内部の部材と、外部とを接続することができる。
ここで、電子部品101は、上記部材として、他の電子部品、電子回路、素子などを内蔵する場合が考えられる。
また、電子部品101の第1樹脂材料102の形状は、実施形態1の電子部品1の第1樹脂材料2の形状とは異なっている。このように、本発明において、第1樹脂材料の形状は任意の形状とすることができる。
以下、電子部品101の製造方法について説明する。
図6(a)に示すように、第1樹脂材料102の外面に、第1の導電パターン105を形成する。第1の導電パターン105の形成方法としては、LDSを用いた方法を用いてもよいし、他の方法を用いてもよい。
次に、図6(b)に示すように、外面に第1の導電パターン105が形成された第1樹脂材料102を、第2樹脂材料103に埋め込み、LDSを用いて第1樹脂材料102の上面と第2樹脂材料103の上面とに跨って第2の導電パターン106を形成する。第2の導電パターン106の形成方法としては、LDSを用いた方法を用いてもよいし、他の方法を用いてもよい。
図7に示すように、第2樹脂材料103の上面にカバー120を設けてもよい。カバー
120の形状に合わせて、第1樹脂材料102の形状と第2樹脂材料103の形状とを適宜変化させてもよい。
また、図8(b)に示すように、第1の導電パターン105および第2の導電パターン106に加えて、第3の導電パターン108を設けてもよい。
図8(a)に示すように、第1樹脂材料102の外面に第1の導電パターン105を形成し、第3樹脂材料107の外面に第3の導電パターン108を形成する。
次に、第1樹脂材料102を第2樹脂材料103に埋め込み、第3樹脂材料107を第2樹脂材料103と第4樹脂材料104との間に配置する。
次に、LDSを用いて、第1樹脂材料102の上面、第2樹脂材料103の上面、第3樹脂材料107の上面に跨って第2の導電パターン106を形成する。
図9に示すように、第3樹脂材料107などの上面にカバー120を設けてもよい。
<第2の導電パターンの他の例>
本発明の電子部品において、第1の導電パターンの形状は適宜変更することができる。
図10は、第1の導電パターンの形状の具体例を示す図である。図10(a)に示す第1の導電パターン5は、すでに図1〜6に基づいて説明したものと同じ形状のものである。
図10(b)に示す第1の導電パターン5bは、第1樹脂材料2の側面にメアンダ状に設けられている。
図10(c)に示す第1の導電パターン5cは、第1樹脂材料2の側面にらせん状に設けられている。
その他にも、第1の導電パターンを、第1樹脂材料にぐるぐる巻きにした形状、第1樹脂材料の周囲を迂回する形状、第1樹脂材料の外面の全面に導電パターンを配した形状、などとすることができる。
このように、本発明の電子部品において、第1の導電パターンの形状を適宜変更し、任意の形状とすることができる。
これにより、第1の導電パターンの電気長を調整することができる。また、第1の導電パターンをらせん形状とすることで、第1の導電パターンをアンテナとして利用することができる。
また、本発明の電子部品によれば、第1樹脂材料の形状を適宜変更することで、任意の形状の第1の導電パターンを形成することができる。また、LDSを用いることで任意の形状の第2の導電パターンを形成することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、無線通信を行う通信機器及び電子部品に利用することができる。
1,10,51,61,101 電子部品
11 樹脂材料の上面(絶縁部材の上面)
2,102 第1樹脂材料
3,103 第2樹脂材料
5,5b,5c,105 第1の導電パターン
6,106 第2の導電パターン

Claims (5)

  1. 絶縁部材と、
    導体部材からなる導電パターンとを有する電子部品であって、
    上記絶縁部材は、互いに隣り合って配された第1樹脂材料と第2樹脂材料とを有しており、
    上記第1樹脂材料の外面に形成された、上記導電パターンの一部である第1の導電パターンと、
    上記絶縁部材の外面に、上記第1樹脂材料と上記第2樹脂材料とに跨って、上記第1の導電パターンに接続するように形成された、上記導電パターンの一部である第2の導電パターンとを有することを特徴とする電子部品。
  2. 上記第2の導電パターンは、上記絶縁部材の外面の少なくとも一部を活性化し、当該外面の活性化された部分のうちの少なくとも一部をメッキすることで形成された導電パターンであることを特徴とする請求項1に記載の電子部品。
  3. 上記第1の導電パターンの一方の端部が上記第2の導電パターンに接続されており、
    上記第1の導電パターンの他方の端部が上記絶縁部材の内部にあることで、上記絶縁部材の外部と上記絶縁部材の内部とが導通していることを特徴とする請求項1または2に記載の電子部品。
  4. 上記第1の導電パターンは、樹脂材料の外面に選択的に導電パターンを形成可能な手法により、上記第1樹脂材料の外面に形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の電子部品。
  5. 絶縁部材と、
    導体部材からなる導電パターンと、を有する電子部品の製造方法であって、
    上記絶縁部材は、互いに隣り合って配された第1樹脂材料と第2樹脂材料とを有しており、
    上記第1樹脂材料の外面には、上記導電パターンの一部である第1の導電パターンが形成されており、
    上記絶縁部材の外面に、上記第1樹脂材料と上記第2樹脂材料とに跨って、上記第1の導電パターンに接続するように、上記導電パターンの一部である第2の導電パターンを形成する工程を含むことを特徴とする電子部品の製造方法。
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