JP2014062899A - 情報提示装置及びその方法並びにプログラム - Google Patents

情報提示装置及びその方法並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014062899A
JP2014062899A JP2013176029A JP2013176029A JP2014062899A JP 2014062899 A JP2014062899 A JP 2014062899A JP 2013176029 A JP2013176029 A JP 2013176029A JP 2013176029 A JP2013176029 A JP 2013176029A JP 2014062899 A JP2014062899 A JP 2014062899A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
track
monitor
wake
target
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013176029A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6104758B2 (ja
Inventor
Hidetoshi Furukawa
英俊 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2013176029A priority Critical patent/JP6104758B2/ja
Publication of JP2014062899A publication Critical patent/JP2014062899A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6104758B2 publication Critical patent/JP6104758B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/20Drawing from basic elements, e.g. lines or circles
    • G06T11/206Drawing of charts or graphs
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/003Transmission of data between radar, sonar or lidar systems and remote stations
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S13/00Systems using the reflection or reradiation of radio waves, e.g. radar systems; Analogous systems using reflection or reradiation of waves whose nature or wavelength is irrelevant or unspecified
    • G01S13/66Radar-tracking systems; Analogous systems
    • G01S13/72Radar-tracking systems; Analogous systems for two-dimensional tracking, e.g. combination of angle and range tracking, track-while-scan radar
    • G01S13/723Radar-tracking systems; Analogous systems for two-dimensional tracking, e.g. combination of angle and range tracking, track-while-scan radar by using numerical data
    • G01S13/726Multiple target tracking
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/02Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S13/00
    • G01S7/04Display arrangements
    • G01S7/06Cathode-ray tube displays or other two dimensional or three-dimensional displays
    • G01S7/22Producing cursor lines and indicia by electronic means

Abstract

【課題】新たな観測値の検出から、表示画面に表示するタイムラグを小さくし、目標の有無や目標の状況を容易に把握する情報提示装置及びその方法並びにプログラムを提供する。
【解決手段】本実施形態の情報提示装置は、航跡維持部と尤度比算出部と確立航跡判定部とモニタ航跡判定部と情報提示部とを備える。航跡維持部は目標の確立航跡と相関のある観測値で確立航跡の情報を更新して確立航跡を維持する。尤度比算出部は観測値に対応する仮航跡の尤度比を算出する。確立航跡判定部は尤度比と仮航跡を目標の確立航跡とする上限閾値とを比較し、上限閾値以上の場合、仮航跡を目標の確立航跡と判定して航跡維持部に出力する。モニタ航跡判定部は上限閾値未満と判定された尤度比が、上限閾値より低いモニタ閾値以上の場合、仮航跡をモニタ航跡とし、この仮航跡の情報をモニタ航跡の情報として出力する。情報提示部は確立航跡の情報及びモニタ航跡の情報を提示する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、センサから供給される観測値を用い、目標の情報を提示する情報提示装置及びその方法並びにプログラムに関する。
センサから供給される観測値を用いて、目標の情報(状態推定量など)を算出し(以下、「航跡」と呼ぶ)、その結果を表示する目標追跡装置などの情報提示装置がある。状態推定量とは、観測値から目標の状態を推定するために用いる状態ベクトルや共分散行列などを含む。従来の情報提示装置の一例を図11に示す。同図は、従来の情報提示装置の構成の一例を示すブロック図である。この情報提示装置は、航跡維持部101、航跡生成部102、及び操作・表示部103を備える。
航跡維持部101は、センサから供給される観測値と、目標の確立航跡(Confirmed Track、以下では単に航跡と称することもある)との相関をとり、目標の航跡と相関がある観測値を用いて目標の航跡を更新する。航跡維持部101は、目標の航跡と相関がない観測値を航跡生成部102に出力する。また、航跡維持部101は、目標の航跡と相関のある観測値を用いて更新した目標の航跡を操作・表示部103に出力する。
航跡生成部102は、航跡維持部101から入力される観測値、すなわち目標の航跡と相関がない観測値を、目標の航跡になる可能性がある仮航跡(Tentative Track)として扱う。航跡生成部102は、入力された観測値と既存の仮航跡との相関をとる。そして、航跡生成部102は、入力された観測値と既存の仮航跡との間に相関がない場合、入力された観測値を新規の仮航跡として扱う。一方、航跡生成部102は、入力された観測値と既存の仮航跡との間に相関がある場合に、入力された観測値を用いて仮航跡を更新する。
また、航跡生成部102は、各仮航跡の尤度比をSPRT(Sequential Probability Ratio Test)法により算出する。航跡生成部102は、算出した尤度比と上限閾値Tと下限閾値Tとに基づいて仮航跡を目標の航跡(確立航跡)とするか、仮航跡を破棄するかを決定する。ここで、上限閾値Tは、仮航跡を目標の航跡と判定する際に用いられる値である。また、下限閾値Tは、仮航跡を誤警報の航跡と判定する際に用いられる値である。ここで、誤警報は、目標が存在しない事象において目標検出基準を超えて目標と認識される場合に発生する。
操作・表示部103は、航跡維持部101から入力される各目標の航跡を表示画面に表示する。
図12は、従来の情報提示装置の航跡生成部102が行う仮航跡に対する処理の流れの具体例を示すフローチャートである。同図のフローチャートに例示するように、航跡生成部102は、航跡維持部101から観測値を入力する(ステップS101)。
航跡生成部102は、入力した観測値と各仮航跡との相関をとり(ステップS102)、観測値と仮航跡の対応関係を決定する。
航跡生成部102は、誤警報の航跡を目標の航跡と判定する第1種の誤り率と、目標の航跡を誤警報の航跡と判定する第2種の誤り率と、目標の検出確率と、誤警報の検出確率と、仮航跡をスキャンするスキャン回数と、仮航跡のスキャンにおける仮航跡更新回数とに基づいて、ステップS103からステップS108までの処理を行う。
航跡生成部102は、各仮航跡の尤度比を算出する(ステップS103)。
航跡生成部102は、以下のステップS104からステップS108までの処理を仮航跡ごとに繰り返して行う。
航跡生成部102は、ステップS103において算出した仮航跡の尤度比が下限閾値T以下であるか否かを判定する(ステップS104)。仮航跡の尤度比が下限閾値T以下である場合(ステップS104:YES)、航跡生成部102は、当該仮航跡を破棄し(ステップS108)、次の仮航跡に対する処理を行う。
一方、仮航跡の尤度比が下限閾値T以下でない場合(ステップS104:NO)、航跡生成部102は、仮航跡の尤度比が上限閾値T以上であるか否かを判定する(ステップS105)。
仮航跡の尤度比が上限閾値T以上である場合(ステップS105:YES)、航跡生成部102は、当該仮航跡を確立航跡とする決定をし(ステップS106)、当該仮航跡を目標の航跡(確立航跡)として航跡維持部101に出力し(ステップS107)、次の仮航跡に対する処理を行う。
一方、仮航跡の尤度比が上限閾値T以上でない場合(ステップS105:NO)、航跡生成部102は、当該仮航跡を仮航跡のままとして、次の仮航跡に対する処理を行う。
航跡生成部102は、例えば、スキャンの周期ごとに、上述のように仮航跡に対する処理を行う。
図13は、従来の情報提示装置の表示画面300における航跡の表示例を示す図である。図13に示すように、操作・表示部103は、表示画面300に対し、航跡生成部102が航跡(確立航跡)と判定し、航跡維持部101が維持している目標の航跡201を表示する。
図14は、情報提示装置の表示画面300に対し、図13のように航跡(確立航跡)だけでなく、センサから供給される観測値の全てを観測値500として表示した表示例を示す図である。
特開2003−43132号公報
Samuel S.Blackman, "Multiple-Target Tracking with Radar Applications", Artech House, 1986.
位置200(図中の四角)において観測値が検出されたとしても、航跡生成部102によってこの観測値が目標の航跡と判定されるまで、この観測値に対応する目標の航跡は表示画面300に表示されない。そのため、目標の観測値が検出されても、観測値が目標の航跡と判定されるまでの間、操作員は目標の観測値の有無を認識することができない。なお、図13において、位置200は、航跡201(図中の二重丸)となる目標の観測値が検出された位置を航跡201の位置と対比して便宜上図示しているものである。そのため、実際には表示画面300に位置200を示す記号は表示されない。
SPRT法における尤度比と比較する上限閾値をより高くし、高い信頼性で目標の航跡を得ようとした場合、計算される尤度比が上限閾値以上あるいは下限値以下と判定されるまで、多くのスキャン回数が必要となる。このため、新たに観測値が検出されてから、この観測値が目標の航跡と判定されて表示画面300に表示されるまでのタイムラグが大きくなるという課題がある。
また、図14に示すように、センサのスキャン走査で検出された全ての観測値を、観測値500(図中の×)として表示画面300に表示する。この図14の場合には、確かに表示されるまでのタイムラグが小さくなるものの、表示される情報量が増加してしまう。そのため、操作員が表示画面300から目標の有無や目標の状況を把握することが困難になるという課題がある。
本発明が解決しようとする課題は、新たに観測値が検出されてから、表示画面に表示されるまでのタイムラグを小さくし、かつ目標の有無や目標の状況を容易に把握する情報提示装置及びその方法並びにプログラムを提供することにある。
本実施形態における情報提示装置は、航跡維持部と、尤度比算出部と、確立航跡判定部と、モニタ航跡判定部と、情報提示部と、を備える。航跡維持部は、n個(nは1以上)のセンサから観測値を入力し、目標の確立航跡と相関のある観測値に基づいて確立航跡の情報を更新することにより確立航跡を維持するとともに、当該確立航跡の情報及び観測値を出力する。尤度比算出部は、航跡維持部から供給される観測値に対応する仮航跡の尤度比を算出する。確立航跡判定部は、当該尤度比と前記仮航跡を目標の確立航跡とするか否かを判定するための上限閾値とを比較し、前記仮航跡の前記尤度比が前記上限閾値以上の場合、前記観測値に対応する仮航跡を目標の確立航跡と判定し、当該仮航跡の情報を前記確立航跡の情報として前記航跡維持部に対して出力する。モニタ航跡判定部は、上限閾値未満と判定された尤度比が、上限閾値より低いモニタ閾値以上となった場合に、観測値に対応する仮航跡をモニタ航跡とし、当該仮航跡の情報を前記モニタ航跡の情報として出力する。情報提示部は、航跡維持部から出力される確立航跡の情報、及びモニタ航跡判定部から出力されるモニタ航跡の情報を提示する。
また、本実施形態における情報提示方法は、航跡維持ステップと、尤度比算出ステップと、確立航跡判定ステップと、モニタ航跡判定ステップと、情報提示ステップと、を含む。航跡維持ステップは、n個(nは1以上)のセンサから観測値を入力し、目標の確立航跡と相関のある観測値に基づいて確立航跡の情報を更新することにより確立航跡を維持するとともに、当該確立航跡の情報及び観測値を出力する。尤度比算出ステップは、航跡維持ステップにおいて供給される観測値に対応する仮航跡の尤度比を算出する。確立航跡判定ステップは、当該尤度比と前記仮航跡を目標の確立航跡とするか否かを判定するための上限閾値とを比較し、前記仮航跡の前記尤度比が前記上限閾値以上の場合、前記観測値に対応する仮航跡を目標の確立航跡と判定し、当該仮航跡の情報を前記確立航跡の情報として前記航跡維持部に対して出力する。モニタ航跡判定ステップは、上限閾値未満と判定された尤度比が、上限閾値より低いモニタ閾値以上となった場合に、観測値に対応する仮航跡をモニタ航跡とし、当該仮航跡の情報を前記モニタ航跡の情報として出力する。情報提示ステップは、航跡維持ステップにおいて出力される確立航跡の情報、及びモニタ航跡判定ステップにおいて出力されるモニタ航跡の情報を提示する。
また、本実施形態におけるプログラムは、コンピュータを、航跡維持手段、尤度比算出手段、確立航跡判定手段、モニタ航跡判定手段、情報提示手段、として機能させるためのプログラムである。航跡維持手段は、n個(nは1以上)のセンサから観測値を入力し、目標の確立航跡と相関のある観測値に基づいて確立航跡の情報を更新することにより前記確立航跡を維持するとともに、当該確立航跡の情報及び前記観測値を出力する。尤度比算出手段は、前記航跡維持手段から供給される観測値に対応する仮航跡の尤度比を算出する。確立航跡判定手段は、当該尤度比と前記仮航跡を目標の確立航跡とするか否かを判定するための上限閾値とを比較し、前記仮航跡の前記尤度比が前記上限閾値以上の場合、前記観測値に対応する仮航跡を目標の確立航跡と判定し、当該仮航跡の情報を前記確立航跡の情報として前記航跡維持手段に対して出力する。モニタ航跡判定手段は、前記上限閾値未満と判定された前記尤度比が、前記上限閾値より低いモニタ閾値以上となった場合に、前記観測値に対応する仮航跡をモニタ航跡とし、当該仮航跡の情報を前記モニタ航跡の情報として出力する。情報提示手段は、前記航跡維持手段から出力される前記確立航跡の情報、及び前記モニタ航跡判定手段から出力される前記モニタ航跡の情報を通知する。
第1の実施形態における情報提示装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における航跡維持部1の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における航跡記憶部10が記憶する航跡テーブルの一例を示す図である。 第1の実施形態における航跡生成部2の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における情報提示装置が仮航跡に対して行う処理の流れの具体例を示すフローチャートである。 第1の実施形態における操作・表示部3の表示画面32におけるモニタ航跡及び航跡(確立航跡)の各々の表示例を示す図である。 第2の実施形態における情報提示装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態における航跡生成部2aの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態における情報提示装置が仮航跡に対して行う処理の流れの具体例を示すフローチャートである。 第2の実施形態における操作・表示部3aの表示画面32aにおけるモニタ航跡及び航跡(確立航跡)の各々の表示例を示す図である。 従来の情報提示装置の構成の一例を示すブロック図である。 従来の情報提示装置の航跡生成部102が行う仮航跡に対する処理の流れの具体例を示すフローチャートである。 従来の情報提示装置の表示画面300における航跡(確立航跡)の表示例を示す図である。 情報提示装置の表示画面300に対し、図13のように航跡(確立航跡)だけでなく、センサから供給される観測値の全てを観測値500として表示した表示例を示す図である。
以下、実施形態による情報提示装置について、図1から図10を参照して説明する。
実施形態による情報提示装置は、自身の表示画面に対し、目標の航跡(確立航跡)のみを表示させるのではなく、仮航跡の中から任意の確からしさを有する仮航跡を選択し、上記航跡に加えてモニタ航跡として表示させる。これにより、実施形態における情報提示装置は、仮航跡が目標の航跡(確立航跡)と判定されて表示されるまでのタイムラグを短くするとともに、操作員の観察する情報量を任意に調整する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態における情報提示装置の構成を示すブロック図である。本実施形態の情報提示装置は、航跡維持部1、航跡生成部2、及び、操作・表示部3を備えている。情報提示装置は、n個(nは1以上)のセンサ(レーダ装置等)から入力される観測値に基づいて、目標の航跡を算出し、その結果を表示する。
航跡維持部1には、センサが受信した受信信号に基づいて得られた観測値が入力される。観測値は、受信信号に対して所定の信号処理を施して得られる情報であって観測された目標の位置等を示す情報(例えば、距離と仰角と方位角とを含む情報、又は、経度と緯度と高度とを含む情報)と観測を行った時刻である観測時刻の情報とを含む情報である。航跡維持部1は、観測値と各目標の航跡(確立航跡)との相関をとり、各目標の確立航跡(Confirmed Track、以下では単に航跡と称することもある)を更新する。また、航跡維持部1は、各目標の航跡を操作・表示部3に出力し、各目標の航跡を操作・表示部3に表示させる。また、航跡維持部1は、航跡生成部2において所定の条件を満たした仮航跡の情報を目標の航跡(確立航跡)の情報として取得する。航跡維持部1は、取得した確立航跡を記憶、維持する。
航跡生成部2には、航跡維持部1において各目標の航跡と相関がなかった観測値が入力される。航跡生成部2は、航跡維持部1から入力される観測値を、目標の航跡となる可能性がある仮航跡として扱う。具体的には、航跡生成部2は、観測値と各仮航跡との相関をとり、相関がある観測値を用いて各仮航跡の仮航跡情報を更新する。このとき、航跡生成部2は、各仮航跡と相関のない観測値を、新たな仮航跡として扱う。また、航跡生成部2は、各仮航跡に対して尤度比を算出し、算出した尤度比に基づいて、仮航跡を目標の航跡であるか否かの判定をする。航跡生成部2は、目標の航跡であると判定した場合、当該仮航跡の情報を確立航跡の情報として出力する。また、航跡生成部2は、仮航跡が誤警報の航跡であるか否かの判定を行い、仮航跡が誤警報の航跡であると判定した場合、当該仮航跡を削除する。
また、後述するように、仮航跡の尤度比に基づいて、仮航跡がモニタ航跡であるか否かの判定を行う。
ここで、仮航跡の尤度比とは、目標の相関領域である相関ゲート内に目標が含まれる確率と、相関ゲート内に誤警報が含まれる確率との比を時間軸の相関の有無に基づいて累積した数値である。すなわち、仮航跡の尤度比は、仮航跡の相関ゲートと、航跡維持部1から供給される観測値との相関がとれた回数に比例する数値である。したがって、尤度比が高いほど仮航跡が目標の航跡である確からしさが高く、尤度比が低いほど仮航跡が目標の航跡である確からしさは低くなる。すなわち、尤度比が低いほど仮航跡が誤警報の航跡である可能性が高い。
操作・表示部3は、航跡維持部1から出力される目標の航跡と、航跡生成部2から出力されるモニタ航跡とを自身の表示画面に表示する。
図2は、本実施形態における航跡維持部1の構成を示すブロック図である。同図に示すように、航跡維持部1は、航跡記憶部10、相関判定部11、フィルタリング処理部12及び相関ゲート生成部13を備えている。
航跡記憶部10には、目標の航跡ごとに対応する航跡情報を含む航跡テーブルが記憶されている。図3は、本実施形態における航跡記憶部10が記憶する航跡テーブルの一例を示す図である。同図に示すように、航跡テーブルは、インデックス、航跡番号、更新時刻、平滑値、予測値、仮航跡更新回数(m)、スキャン回数(k)、及び、尤度比(ST)の各項目の列を有している。航跡テーブルの各行は、各項目の値を含み目標の航跡ごとに存在する航跡情報である。
インデックスは、航跡テーブルにおいて各行の航跡情報を管理する通し番号である。航跡番号は、目標の航跡を一意に識別する番号である。更新時刻は、各目標の航跡の更新に用いられた観測値の観測時刻である。平滑値は、更新時刻が示す時刻における目標の状態ベクトル(x(^):位置や速度等を含む)とその共分散行列(P(^))とを含む情報である。予測値は、時刻(tp)と、当該時刻(tp)における目標の状態ベクトル(x(〜):位置や速度等を含む)とその共分散行列(P(〜))とを含む情報である。仮航跡更新回数(m)、スキャン回数(k)、及び尤度比(ST)は、航跡生成部2において仮航跡が目標の航跡(確立航跡)として確立されるまでに仮航跡が更新された回数、スキャンされた回数、及び確立構成とされた際の尤度比である。
図3において、状態ベクトル(x(^))はxの上部に「^(ハット)」が記載されて表現され、共分散行列(P(^))はPの上部に「^(ハット)」が記載されて表現され、状態ベクトル(x(〜))はxの上部に「〜(チルダ)」が記載されて表現され、共分散行列(P(〜))はPの上部に「〜(チルダ)」が記載されて表現されている。
同図に示す航跡テーブルには、航跡番号「2」で識別される航跡情報が、インデックス「2」で示される2行目に記憶されている。航跡番号「2」の航跡情報は、更新時刻「hh:mm:ss.ss」、平滑値(x(^)2,P(^)2)、予測値(tp,x(〜)2,P(〜)2)、仮航跡更新回数「m2」、スキャン回数「k2」、及び尤度比「ST2」を含んでいる。
図2に戻って、航跡維持部1の構成の説明を続ける。
相関判定部11には、観測値が入力される。相関判定部11は、入力される観測値と、航跡記憶部10に記憶されている各目標の航跡との相関をとる。具体的には、相関判定部11は、航跡記憶部10に記憶されている航跡情報を順に読み出し、読み出した航跡情報の予測値に基づいて目標の相関ゲートを設定する。相関判定部11は、読み出した航跡情報の予測値に含まれる状態ベクトル及び共分散行列から相関ゲートを算出して設定する。
相関判定部11は、観測値により示される状態ベクトルが設定した相関ゲート内に含まれるか否かを判定する。相関判定部11は、観測値が相関ゲート内に含まれる場合、相関ゲートに対応する目標の航跡の航跡番号と当該観測値との対応関係をフィルタリング処理部12に通知する。一方、相関判定部11は、観測値が相関ゲート内に含まれない場合、相関ゲートに対応する目標の航跡と観測値とに相関がないと判定する。相関判定部11は、航跡記憶部10に記憶されている全ての目標の航跡と相関がない観測値を航跡生成部2に出力する。
フィルタリング処理部12には、相関判定部11から航跡番号と観測値との対応関係が通知される。
フィルタリング処理部12は、観測値と航跡情報との対応関係に基づいて、観測時刻における各目標の状態ベクトル及び共分散行列の平滑値を算出し、航跡記憶部10に記憶されている航跡情報を更新する。また、フィルタリング処理部12は、算出した状態ベクトル及び共分散行列の平滑値を、相関ゲート生成部13及び操作・表示部3に対して出力する。
相関ゲート生成部13は、フィルタリング処理部12から入力される各目標の状態ベクトル及び共分散行列の平滑値に基づいて、観測値が次に入力されるタイミング(時刻)における予測値としての目標の状態ベクトル及び共分散行列を算出する。例えば、相関ゲート生成部13は、センサのスキャンが行われる周期内において目標が移動すると予測される位置、そのときの予測される速度、予測される位置の誤差範囲を算出して予測値を求める。相関ゲート生成部13は、目標ごとに、算出した目標の状態ベクトル及び共分散行列と時刻とを含む情報により、航跡記憶部10の航跡テーブルにおける航跡情報の予測値を更新する。
図4は、本実施形態における航跡生成部2の構成を示すブロック図である。同図に示すように、航跡生成部2は、仮航跡記憶部20、相関判定部21、仮航跡生成部22、フィルタリング処理部23、相関ゲート生成部24、スキャン回数更新部25、尤度比算出部26、確立航跡判定部27、モニタ閾値算出部28、及び、モニタ航跡判定部29を備えている。
仮航跡記憶部20には、仮航跡ごとに対応する仮航跡情報を含む仮航跡テーブルが記憶されている。仮航跡記憶部20に記憶されている仮航跡テーブルは、図3に示した航跡テーブルと同じ構成を有している。仮航跡テーブルにおいて各行は、仮航跡ごとに存在する仮航跡情報に対応する。なお、仮航跡テーブルは、航跡番号に代えて仮航跡番号の項目の列を有する。仮航跡番号は、仮航跡を一意に識別する番号である。
相関判定部21には、航跡維持部1から観測値が入力される。この観測値は、航跡維持部1の航跡記憶部10に記憶されている全ての航跡と相関がない観測値である。相関判定部21は、入力される観測値と、仮航跡記憶部20に記憶されている仮航跡との相関をとる。具体的な処理は、相関判定部11と同様であり、相関判定部21は、仮航跡記憶部20に記憶されている仮航跡情報を順に読み出し、読み出した仮航跡情報の予測値における位置と共分散行列とに基づいて目標の相関ゲートを設定する。相関判定部21は、読み出した仮航跡情報の予測値に含まれる状態ベクトル及び共分散行列から相関ゲートを算出して設定する。相関判定部21は、観測値により示される状態ベクトルが設定した相関ゲート内に含まれるか否かを判定する。相関判定部21は、観測値が相関ゲート内に含まれる場合、相関ゲートに対応する仮航跡の仮航跡番号と当該観測値との対応関係を、フィルタリング処理部23に通知する。相関判定部21は、仮航跡記憶部20に記憶されている全ての仮航跡と相関がない観測値を仮航跡生成部22に出力する。
仮航跡生成部22は、相関判定部21から入力される観測値を新たな目標の可能性がある情報として、入力された観測値に基づいて仮航跡情報を生成する。仮航跡生成部22は、生成した仮航跡情報を仮航跡記憶部20に書き込んで記憶させる。また、仮航跡生成部22は、仮航跡更新回数とスキャン回数との初期値として「0」を設定し、尤度比に仮航跡更新回数とスキャン回数とに応じて算出される値を設定する。
フィルタリング処理部23には、相関判定部21から仮航跡番号と観測値との対応関係が通知される。
フィルタリング処理部23は、対応関係を決定した観測値と仮航跡情報とに基づいて、観測時刻における各目標の状態ベクトル及び共分散行列の平滑値を算出し、仮航跡記憶部20に記憶されている仮航跡情報を更新する。また、フィルタリング処理部23は、観測値と対応がとれた仮航跡情報に含まれる仮航跡更新回数を「1」増加させる更新を行う。
また、フィルタリング処理部23は、算出した状態ベクトル及び共分散行列を含む平滑値を相関ゲート生成部24に出力する。
相関ゲート生成部24は、フィルタリング処理部23から入力される各目標の状態ベクトル及び共分散行列を含む平滑値に基づいて、観測値が次に入力されるタイミング(時刻)における目標の状態ベクトル及び共分散行列を算出する。例えば、相関ゲート生成部24は、目標ごとに、算出した目標の状態ベクトル及び共分散行列と時刻とを含む予測値で、仮航跡記憶部20に記録されている仮航跡情報の予測値を更新する。
スキャン回数更新部25は、スキャン信号が入力される都度、仮航跡記憶部20に記憶されている各仮航跡情報に含まれるスキャン回数を「1」増加させる更新を行う。スキャン信号は、センサ(レーダ装置等)が目標からの受信信号を得るためにスキャンを行ったことを示す信号であって、センサから入力される信号である。なお、センサが一部の領域に対してスキャンを行う都度、スキャン信号を出力する場合、スキャン回数更新部25は、当該領域に位置する目標に対応する仮航跡情報のスキャン回数を更新する。このスキャン回数は、仮航跡を更新するための機会数を示している(スキャンレートが一定の場合)。
尤度比算出部26は、スキャン信号が入力されると、仮航跡ごとに、当該仮航跡に対応する仮航跡情報を仮航跡記憶部20から読み出す。尤度比算出部26は、読み出した仮航跡情報に含まれる仮航跡更新回数及びスキャン回数を用いて尤度比を算出する。尤度比算出部26は、スキャン信号が入力される毎に、各仮航跡の仮航跡情報に含まれる尤度比を、新たに算出した尤度比に書き換える更新処理を行う。尤度比算出部26が算出する尤度比は、仮航跡が目標の航跡である確からしさを示す値である。この尤度比は、スキャン回数をkとし、仮航跡更新回数をmとしたときに、SPRT法に基づいて下記(1)式により算出される。
Figure 2014062899
上記(1)式における係数a及び係数aは、以下に示す(2)式及び(3)式で表される。
Figure 2014062899
Figure 2014062899
上記(2)式及び(3)式におけるPは目標の検出確率であり、Pは誤警報の検出確率である。
また、本実施形態においては、仮航跡を目標の航跡(確立航跡)と判定する処理としてSPRT法を用いている。このSPRT法は、スキャン回数k及び仮航跡更新回数mから求めた尤度比STにより仮航跡を目標の航跡にするか否かの判定を行う。SPRT法は、2つの仮説のいずれかを採択するという問題に適用される。ここで、H0を帰無仮説、H1を対立仮説とする。例えば、仮航跡を目標の航跡と判定する際にSPRT法を用いた場合、H0に目標が存在しないという仮説を割り当てる。すなわちH0を採択する場合、仮航跡は誤警報の航跡であるという判定をすることになる。一方、H1には目標が存在するという仮説を割り当てる。すなわちH1を採択する場合、仮航跡は目標の航跡(確立航跡)であるという判定をすることになる。
SPRT法では、スキャンを行う都度、尤度比STを評価し、その結果により以下の3つのうちいずれかを選択する。
1.H0を採択、仮航跡が誤警報の航跡である。
2.H1を採択、仮航跡が目標の航跡である。
3.H0及びH1のいずれも採択せず、仮航跡の判定処理を継続する。
また、上述した係数a及び係数aのほかに、仮航跡が目標の航跡か、あるいは誤警報の航跡であるかの判定を行うための下限閾値T及び上限閾値Tが予め定められる。
この下限閾値T及び上限閾値Tは、以下の(4)式及び(5)式で表される。
Figure 2014062899
Figure 2014062899
上記(4)式及び(5)式で用いられているαは誤警報の航跡を目標の航跡と判定する第1種の誤り率(請求項におけるベース誤り率に対応)を示し、βは目標の航跡を誤警報の航跡と判定する第2種の誤り率を示している。(4)式における「1−α」は誤警報の航跡を誤警報の航跡と判定して仮航跡を削除する確率を示している。また、(5)式における「1−β」は目標の航跡を目標の航跡と判定する確率(請求項におけるベース確率に対応)を示している。
確立航跡判定部27は、仮航跡記憶部20に記憶されている仮航跡情報ごとに、仮航跡情報の尤度比STと予め定められた下限閾値T及び上限閾値Tとの比較を行う。
確立航跡判定部27は、仮航跡情報に含まれる尤度比STが上限閾値T以上である場合、対立仮説H1を採択してこの仮航跡情報に対応する仮航跡を目標の航跡であると判定し、仮航跡を目標の航跡(確立航跡)にすることを決定する。このとき、確立航跡判定部27は、目標の航跡と判定された仮航跡の仮航跡情報を仮航跡記憶部20から読み出し、読み出した仮航跡情報を確立航跡の情報とする。確立航跡判定部27は、確立航跡の情報を、航跡維持部1の航跡記憶部10に書き込むことで記憶させる。また、確立航跡判定部27は、目標の航跡(確立航跡)と判定された仮航跡の仮航跡情報を仮航跡記憶部20から削除する。
確立航跡判定部27は、仮航跡情報に含まれる尤度比STが下限閾値T以下である場合、帰無仮説H0を採択してこの仮航跡情報に対応する仮航跡を誤警報の航跡と判定し、当該仮航跡情報を仮航跡記憶部20から削除する。
確立航跡判定部27は、尤度比STが上限閾値T以上でなく、かつ下限閾値T以下でもない仮航跡情報(T>ST>T)に関しては、当該仮航跡を仮航跡のままとして仮航跡記憶部20に記憶させておき、仮航跡として判定対象にしておく。
モニタ閾値算出部28は、第1種の誤り率αを超える値を有するモニタ閾値用の誤り率α(α<α)と、上述の第2種の誤り率βとを用いて、下記(6)式により、モニタ閾値Tを算出する。モニタ閾値算出部28は、算出したモニタ閾値Tをモニタ航跡判定部29に出力する。
Figure 2014062899
上記(6)式は、上限閾値Tを算出する(5)式において、第1種の誤り率αを誤り率αに代えた構成となっている。したがって、モニタ閾値Tを算出するための誤り率αを第1種の誤り率αに対して大きくするほど、実質的にモニタ閾値Tを上限閾値Tより低い値にすることになる。
モニタ航跡判定部29は、仮航跡記憶部20に記憶されている各仮航跡の仮航跡情報を読み出し、読み出した仮航跡情報に含まれる尤度比STと、モニタ閾値算出部28が算出したモニタ閾値Tとを比較する。モニタ航跡判定部29は、各仮航跡情報の尤度比とモニタ閾値Tとを比較することにより、モニタ閾値T以上の仮航跡をモニタ航跡とし、このモニタ航跡の状態ベクトルを含む情報を操作・表示部3に対して出力する。
なお、モニタ閾値T、下限閾値T及び上限閾値Tの各々は、予め計算してそれぞれモニタ航跡判定部29、確立航跡判定部27に設定されても良い。また、モニタ閾値T、下限閾値T及び上限閾値Tの各々は、操作・表示部3から操作員がキーボードなどの入力手段により、それぞれの任意の数値を直接に入力することによって設定されても良い。また、モニタ閾値Tは、操作員が係数αを上記入力手段で任意に調整することにより、間接的に操作・表示部3から任意に制御するようにしても良い。これにより、操作員は、モニタ閾値Tを上記入力手段により変更することで、操作・表示部3の表示画面に表示されるモニタ航跡の数を任意に変更することが可能となる。
また、操作員がモニタ閾値Tを上記入力手段により変更する構成の場合、変更したモニタ閾値Tが、仮航跡の中からどの程度の確からしさを有したモニタ航跡を抽出するかが不明である。このため、モニタ閾値算出部28は、当該モニタ閾値Tを用いて、上記(6)式から係数αを算出し、操作・表示部3に対して出力するように構成してもよい。そして、操作・表示部3は、モニタ閾値算出部28から供給される係数αを画面に表示させる。これにより、操作員は、自身が設定したモニタ閾値Tがどの程度の確からしさの仮航跡を抽出するかを認識することが可能となり、任意の確からしさの仮航跡を操作・表示部3の表示画面に、モニタ航跡として表示させることができる。
図5は、本実施形態における情報提示装置が仮航跡に対して行う処理の流れの具体例を示すフローチャートである。このフローチャートが示す処理は、例えば、スキャン信号が入力される(仮航跡を更新するための機会がある)都度、行われる。
同図のフローチャートに例示するように、航跡生成部2において相関判定部21は航跡維持部1から観測値を入力する(ステップS1)。
相関ゲート生成部24は、仮航跡記憶部20に記憶されている仮航跡情報の予測値を観測値の観測時刻に基づいて更新する。相関判定部21は、入力した観測値と仮航跡記憶部20に記憶されている各仮航跡情報との相関をとる。相関判定部21は、各仮航跡情報と観測値との相関に基づいて、観測値と仮航跡の対応関係を決定する(ステップS2)。
尤度比算出部26は、仮航跡記憶部20に記憶されている仮航跡情報を順に読み出し、読み出した仮航跡情報の尤度比STを算出する。尤度比算出部26は、算出した尤度比STを仮航跡記憶部20に書き込み記憶させる(ステップS3)。
また、操作員が操作・表示部3によりモニタ閾値Tを間接的に変更する制御データを入力した場合、モニタ閾値算出部28は、この制御データに基づいて、(6)式によってモニタ閾値Tを算出する。ここで、制御データは、誤り率αを含むデータであり、操作員が操作・表示部3を介して入力した制御情報に基づいて生成される。
確立航跡判定部27は、仮航跡記憶部20に記憶されている仮航跡情報それぞれに対して、ステップS5からステップS12までの処理を行う(ステップS4)。
確立航跡判定部27は、仮航跡記憶部20から仮航跡情報を読み出し(ステップS5)、読み出した仮航跡情報に含まれる尤度比STが下限閾値T以下であるか否かを判定する(ステップS6)。ここで、確立航跡判定部27は、内部の記憶部に記憶されている上限閾値T及び下限閾値Tを、尤度比との比較に用いる。
尤度比STが下限閾値T以下である場合(ステップS6:YES)、確立航跡判定部27は、読み出した仮航跡情報を仮航跡記憶部20から削除し(ステップS12)、処理をステップS5に戻して次の仮航跡に対する処理を行う。
一方、尤度比STが下限閾値Tでない場合(ステップS6:NO)、確立航跡判定部27は、読み出した仮航跡情報に含まれる尤度比STが上限閾値T以上であるか否かを判定する(ステップS7)。
尤度比STが上限閾値T以上である場合(ステップS7:YES)、確立航跡判定部27は、読み出した仮航跡情報の仮航跡を目標の航跡(確立航跡)と判定し(ステップS8)、当該仮航跡情報を航跡維持部1に新たな航跡情報として出力し(ステップS9)、処理をステップS5に戻して次の仮航跡に対する処理を行う。航跡(確立航跡)情報として航跡維持部1に出力された仮航跡情報には、航跡維持部1において航跡番号が割り当てられ、仮航跡番号が航跡番号に置き換えられて航跡記憶部10に記憶される。
一方、尤度比STが上限閾値T以上でない場合(ステップS7:NO)、確立航跡判定部27は当該仮航跡を仮航跡のままとする。
そして、モニタ航跡判定部29は、尤度比STがモニタ閾値T以上であるか否かを判定する(ステップS10)。
尤度比STがモニタ閾値T以上である場合(ステップS10:YES)、モニタ航跡判定部29は、この仮航跡をモニタ航跡として操作・表示部3に対して出力し(ステップS11)、処理をステップS5に戻して次の仮航跡に対する処理を行う。これにより、操作・表示部3は、モニタ航跡判定部29から供給されるモニタ航跡の状態ベクトルの情報に基づき、表示画面に対してモニタ航跡の記号を表示する。
一方、尤度比STがモニタ閾値T以上でない場合(ステップS10:NO)、モニタ航跡判定部29は、処理をステップS5に戻して次の仮航跡に対する処理を行う。
相関判定部21は、全ての観測値がいずれかの仮航跡と対応付けられたか否かを判定し(ステップS13)、全ての観測値がいずれかの仮航跡と対応付けられた場合(ステップS13:YES)、処理を終了する。
一方、いずれの仮航跡とも対応付けられていない観測値が存在する場合(ステップS13:NO)、仮航跡生成部22は、いずれの仮航跡とも対応付けられなかった観測値ごとに仮航跡情報を生成し、生成した仮航跡情報を仮航跡記憶部20に書き込み記憶させ(ステップS14)、フローチャートの処理を終了する。
以上の処理を行うことにより、航跡生成部2は、航跡維持部1において航跡と相関がないと判定された観測値を用いて、仮航跡に対する処理を行う。また、航跡維持部1が航跡と相関があった観測値も含め、センサから供給される観測値を全て航跡生成部2に対して出力するように構成してもよい。
また、ステップS3において、確立航跡判定部27は、内部の記憶部に上限閾値T及び下限閾値Tを記憶せず、制御データに基づいて、フローチャートが実行される毎に、上限閾値T及び下限閾値Tを算出するように構成されていても良い。ここで、制御データは、第1種の誤り率αを含むデータである。確立航跡判定部27は、(4)式に基づいて下限閾値Tを算出し、(5)式に基づいて上限閾値Tを算出する。
図6は、第1の実施形態における操作・表示部3の表示画面32におけるモニタ航跡及び航跡(確立航跡)の各々の表示例を示す図である。操作・表示部3は、モニタ航跡判定部29から供給されるモニタ航跡の状態ベクトルの情報に基づいて、自身の表示画面32に対して、モニタ航跡の記号を表示させる。
図6において、例えば、x軸が経度を示し、y軸が緯度を示している。位置600は、観測値が新たな仮航跡とされた位置を便宜上示すものである。そのため、実際には操作・表示部3の表示画面32に位置600(図中の四角形)を示す記号の画像は表示されない。また、同様に、目標の移動方向を示す矢印501(図中の点線で示す矢印)も方向を便宜的に示すものであり、実際には操作・表示部3の表示画面32には表示されない。
図6(a)、図6(b)及び図6(c)は、それぞれ第1の状態、第2の状態及び第3の状態を示している。
第1の状態(図6(a))において、新たな仮航跡とされた位置600から、複数回スキャン後に、尤度比STがモニタ閾値T以上となったため、操作・表示部3は、自身の表示画面32にモニタ航跡601(図中の丸)を表示する。矢印501の方向に目標の仮航跡が移動しているため、モニタ航跡601の表示位置は、位置600から矢印501の方向に移動している。
第2の状態(図6(b))は、第1の状態から複数回スキャン後の状態である。第2の状態において、尤度比STがモニタ閾値T以上となったため、操作・表示部3は、自身の表示画面32にモニタ航跡601を表示する。矢印501の方向に目標の仮航跡が移動しているため、モニタ航跡601の位置は、図6(a)におけるモニタ航跡601の表示位置からさらに矢印501の方向に移動している。
第3の状態(図6(c))は、図6(b)の状態から複数回スキャン後の状態である。
第3の状態において、図6(b)から図6(c)の間に、モニタ航跡601に対応する仮航跡が目標の航跡(確立航跡)と判定された。そのため、操作・表示部3は、自身の表示画面32に目標の航跡として航跡701(図中の二重丸)を表示する。矢印501の方向に目標が移動しているため、航跡701の位置は、図6(b)におけるモニタ航跡601の表示位置からさらに矢印501の方向に移動している。
ここで、操作・表示部3は、自身の表示画面32に航跡及びモニタ航跡の各々を表示する際、目標の航跡とある程度の確からしさを有する仮航跡であるモニタ航跡との区別が観察する操作員につきやすいように、形状、色、大きさ、輝度など、あるいはこれらの組み合わせにより、航跡及びモニタ航跡の各々を区別して表示する。例えば、確からしさにより、モニタ航跡の表示の階調を変更させることで、操作員に対して視覚的に確からしさを明示させるようにする。
本実施形態によれば、モニタ閾値Tを超える尤度比STを有する仮航跡がモニタ航跡として表示される。したがって、仮航跡から目標の航跡と判定されるまでのタイムラグに比較してより短いタイムラグで、ある程度の確からしさを有したモニタ航跡が表示される。その結果、操作員に対して与える情報量を従来に比して増加させることができ、操作員が適切な判断を容易に下せる効果が得られる。
このように、本実施形態においては、センサから供給される観測値の全てを表示せずある程度の確からしさを有する仮航跡のみをモニタ航跡として選択して表示させる方法をとっている。そのため、本実施形態によれば、情報量が過度に多くなることがなく、操作員の状況判断を阻害させることはない。
また、上述したように、本実施形態によれば、操作員が直接にモニタ閾値Tを、あるいは係数αを調整して間接的にモニタ閾値Tを調整することにより、操作・表示部3から任意に制御することができる。そのため、操作員は、操作・表示部3の表示画面に表示するモニタ航跡の表示数、すなわち観察する情報量を任意に調整することができる。
したがって、操作員の情報処理能力に対応した表示を行うことができ、操作員が目標の状況を容易に把握することを可能とする。
また、本実施形態によれば、操作員は、モニタ閾値Tを直接あるいは間接的に変更することにより、そのモニタ閾値Tの確からしさから、どの程度の確からしさの仮航跡が現時点において仮航跡中に存在するかを確認することが可能である。ここで、操作員は、操作・表示部3の表示画面に表示される係数αにより、モニタ閾値Tにより抽出されて表示画面に表示されているモニタ航跡の示す確からしさを確認することができる。そのため、操作員は、仮航跡の中から目標の航跡と判定される確率の高いモニタ航跡を容易に検出することができる。
<第2の実施形態>
図7は、第2の実施形態による情報提示装置の構成を示すブロック図である。本実施形態の情報提示装置は、航跡維持部1、航跡生成部2a、及び、操作・表示部3aを備えている。本実施形態の情報提示装置は、第1の実施形態における情報提示装置と同様に、センサ(レーダ装置等)から入力される観測値に基づいて、目標の航跡を算出し、その結果を表示する。
本実施形態における情報提示装置の構成は、第1の実施形態における情報提示装置の構成(図1)に対して、航跡生成部2を航跡生成部2aに代え、操作・表示部3を操作・表示部3aに代えられている。なお、航跡維持部1については第1の実施形態の構成と同じであるのでその説明を省略する。以下、第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。
図8は、第2の実施形態における航跡生成部2aの構成を示すブロック図である。同図に示すように、航跡生成部2aは、仮航跡記憶部20、相関判定部21、仮航跡生成部22、フィルタリング処理部23、相関ゲート生成部24、スキャン回数更新部25、尤度比算出部26、確立航跡判定部27、モニタ閾値算出部28a、及び、モニタ航跡判定部29aを備えている。
また、第2の実施形態においては、第1の実施形態におけるモニタ閾値Tに代え、複数のモニタ閾値として第iモニタ閾値TMi(i=1,2,…,I)を設けている。この第iモニタ閾値TMiは、モニタ閾値算出部28aにより求められる。以下、第iモニタ閾値TMiについて説明する。
モニタ閾値算出部28aは、第2種の誤り率βと、操作・表示部3aから供給される誤り率αMiとを用い、(7)式により、第iモニタ閾値TMiの算出を行う。
Figure 2014062899
また、上記(7)式における第iモニタ閾値用の誤り率βMiは、以下の(8)式により求められる。
Figure 2014062899
(8)式において、第1種の誤り率αより第iモニタ閾値TMi用の第1種の誤り率αMiが大きい(α<αMi)。そのため、第iモニタ閾値TMi用の第2種の誤り率βMiと第2種の誤り率βとは、βMi<βの関係となる。(8)式によれば、第iモニタ閾値TMiと上限閾値Tとは、TMi<Tの関係となる。これにより、第1の実施形態と同様に、第iモニタ閾値TMiの各々は、上限閾値Tに比較して、信頼度は低いことになる。
また、I=2の場合において、第1モニタ閾値TM1用の第1種の誤り率αM1と第2モニタ閾値TM2用の第1種の誤り率αM2と、第1種の誤り率αとの関係を、αM1≧αM2>αとした場合、上限閾値Tと第1モニタ閾値TM1と第2モニタ閾値TM2とは、T>TM2≧TM1となる。
モニタ閾値算出部28aは、第1種の誤り率α、第2種の誤り率β、第1モニタ閾値TM1用の第1種の誤り率αM1及び第2モニタ閾値TM2用の第1種の誤り率αM2を用い、(7)式及び(8)式により、第1モニタ閾値TM1及び第2モニタ閾値TM2を算出する。 ここで、第2モニタ閾値TM2で選択される仮航跡は、第1モニタ閾値TM1で選択される仮航跡より、目標の航跡である確からしさが高い。
モニタ航跡判定部29aは、第1モニタ閾値TM1及び第2モニタ閾値TM2の各々と、尤度比算出部26が算出した尤度比STとを比較する。モニタ航跡判定部29aは、尤度比STが第2モニタ閾値TM2以上である場合、第2モニタ航跡を表示させるための制御信号を操作・表示部3aへ出力する。モニタ航跡判定部29aは、尤度比STが第1モニタ閾値TM1以上である場合、第1モニタ航跡を表示させるための制御信号を操作・表示部3aへ出力する。
操作・表示部3aは、第1モニタ航跡、第2モニタ航跡及び航跡(確立航跡)の各々を、自身の表示画面にそれぞれ表示する。操作・表示部3aは、第1モニタ航跡、第2モニタ航跡及び航跡それぞれの区別が操作員につきやすいように、形状、色、大きさ、輝度など、あるいはこれらの組み合わせにより、第1モニタ航跡、第2モニタ航跡及び航跡の各々を区別して表示する。これにより、操作員は、刻々と変化する各モニタ航跡の態様により、仮航跡が目標の航跡であることを示す信頼度(確からしさ)の変化を視覚的に確認することができる。
また、操作員は、モニタ航跡として表示画面に表示されている仮航跡において、目標の航跡と判定される確率の高い仮航跡を識別し、確率の高い仮航跡を容易に観察対象として選択することができる。
次に、図9は、本実施形態における情報提示装置が仮航跡に対して行う処理の流れの具体例を示すフローチャートである。このフローチャートが示す処理は、例えば、スキャン信号が入力される(仮航跡を更新するための機会がある)都度、行われる。
図9のフローチャートでは、第1の実施形態と同様の処理については図5のフローチャートと同一の符号を付してある。第1の実施形態と異なる点は、ステップS10に代えてステップS10A及びS10Bの処理が設けられている点、またステップS11に代えてステップS11A及び11Bの処理が設けられている点である。
図9のフローチャートにおいて、尤度比算出部26は、仮航跡記憶部20に記憶されている仮航跡情報を順に読み出し、読み出した仮航跡情報の尤度比STを算出する。尤度比算出部26は、算出した尤度比STを仮航跡記憶部20に書き込み記憶させる(ステップS3)。
モニタ閾値算出部28は、制御データに基づいて、(7)式及び(8)式によって第iモニタ閾値TMiを算出する。制御データは、誤り率αMiを含むデータである。以下、本実施形態においては、I=2として、第1モニタ閾値TM1及び第2モニタ閾値TM2を用いて説明する。
以下、ステップS10A、S10B、S11A、S11Bの説明を行う。
モニタ航跡判定部29aは、第2モニタ閾値TM2と、尤度比算出部26が算出した尤度比STとを比較する(ステップS10A)。
尤度比STが第2モニタ閾値TM2以上である場合(ステップS10A:YES)、モニタ航跡判定部29aは、この仮航跡を第2モニタ航跡として操作・表示部3aに対して出力し(ステップS11A)、処理をステップS5に戻して次の仮航跡に対する処理を行う。一方、尤度比STが第2モニタ閾値TM2未満の場合(ステップS10A:NO)、モニタ航跡判定部29aは、処理をステップS10Bへ進める。
モニタ航跡判定部29aは、第1モニタ閾値TM1と、尤度比算出部26が算出した尤度比STとを比較する(ステップS10B)。
尤度比STが第1モニタ閾値TM1以上である場合(ステップS10B:YES)、モニタ航跡判定部29aは、この仮航跡を第1モニタ航跡として操作・表示部3aに対して出力し(ステップS11B)、処理をステップS5に戻して次の仮航跡に対する処理を行う。一方、尤度比STが第1モニタ閾値TM1未満の場合(ステップS10B:NO)、処理をステップS5に戻して次の仮航跡に対する処理を行う。
図10は、第2の実施形態における操作・表示部3aの表示画面32aにおけるモニタ航跡及び航跡(確立航跡)の各々の表示例を示す図である。図10において、例えば、x軸が経度を示し、y軸が緯度を示している。図10(a)、図10(b)及び図10(c)は、それぞれ第1の状態、第2の状態及び第3の状態における表示の具体例を示す。
第1の状態(図10(a))において、表示画面32aは、観測値が新たな仮航跡とされた位置600を示す。また、操作・表示部3aは、表示画面32aに対して第1モニタ航跡601を表示する。位置600(図中の四角形)は、図6の場合と同様に、観測値が新たな仮航跡とされた位置を便宜上示すものである。そのため、実際には操作・表示部3aの表示画面32aに位置600を示す記号の画像は表示されない。また、同様に、目標の移動方向を示す矢印501(図中の点線で示す矢印)も方向を便宜的に示すものであり、実際には操作・表示部3の表示画面32aには表示されない。位置600で新たな仮航跡とされてから、複数回のスキャン後に、尤度比STが第1モニタ閾値TM1以上となると、モニタ航跡判定部29aからの表示指示により、操作・表示部3aは、自身の表示画面32aに第1モニタ航跡601(図中の三角形)を表示する。矢印501の方向に目標が移動しているため、第1モニタ航跡601の位置は、位置600からスキャンの周期間に移動している。
第2の状態(図10(b))は、第1の状態から複数回スキャン後の状態である。第2の状態において、尤度比STが第2モニタ閾値TM2以上となり、操作・表示部3aは、表示画面32aに対して第2モニタ航跡602(図中の丸)を表示する。矢印501の方向に目標が移動しているため、第2モニタ航跡602の位置は、図10(a)の第1モニタ航跡601の位置からスキャンの周期間に移動している。
第3の状態(図10(c))は、図10(b)の状態から複数回スキャン後の状態である。第3の状態では、第2モニタ航跡602の仮航跡が目標の航跡と判定されたことに応じて、操作・表示部3aは、自身の表示画面32aに目標の航跡(確立航跡)として航跡701(図中の二重丸)を表示する。
上述したように、本実施形態によれば、第1モニタ閾値TM1を超える尤度比STを有する仮航跡を第1モニタ航跡とし、第2モニタ閾値TM2を超える尤度比STを有する仮航跡を第2モニタ航跡として表示する。そのため、仮航跡であっても第1モニタ閾値TM1及び第2モニタ閾値TM2の各々の確からしさによって、仮航跡をモニタ航跡として表示することができる。したがって、複数段階の信頼度のモニタ航跡が表示されることにより、操作員は刻々と変化する仮航跡の確からしさを認識することができ、仮航跡が目標の航跡と判定されるまでの状態を、第1の実施形態に比較してより詳細に確認することができる。ここで、操作員は、操作・表示部3の表示画面に表示される係数αMiにより、モニタ閾値TMiの各々より抽出されて表示画面に表示されているモニタ航跡それぞれの示す確からしさを確認することができる。そのため、操作員は、仮航跡の中から目標の航跡と判定される確率の高いモニタ航跡を容易に検出することができる。
また、本実施形態によれば、仮航跡が目標の航跡と判定されるまでのタイムラグに比較して、より短いタイムラグで、かつある程度の目標の航跡と判定される確からしさを有した仮航跡が段階的な確からしさを示すモニタ航跡として表示される。その結果、操作員に対して与える情報量を従来に比して増加し、操作員が適切な判断を容易に下せる効果が得られる。
また、第1の実施形態及び第2の実施形態において、仮航跡が目標の航跡と判定されるまでのタイムラグに比較して、より短いタイムラグで、かつある程度の目標の航跡と判定される確からしさを有した仮航跡がモニタ航跡として表示される。
したがって、第1の実施形態及び第2の実施形態においては、操作員に対して与える情報量を従来に比して増加させ、操作員が適切な判断を容易に下せる効果が得られる。
また、上述の実施形態で用いた誤警報の検出確率Pは、単位空間(又は単位面積)当たりの誤警報数に相関ゲートのサイズ(空間又は面積)を乗じて得られる値を用いてもよい。このような場合、誤警報の検出確率Pがゲートサイズに応じて変化することに合わせて、尤度比STを算出する(1)式に代えて下記(9)式を用いて尤度比STを算出するようにしてもよい。
Figure 2014062899
また、上述の実施形態において、上限閾値Tや、下限閾値T、モニタ閾値T、TMiを算出する式に自然対数(ln)を用いた例を示したが、自然対数に代えて常用対数(log10)を用いるようにしてもよい。更に、相互の関係が保たれるように式を変形したり、対数の代わりに真数を用いるようにしてもよい。
また、第1の実施形態において、モニタ閾値Tを算出する際、(6)式に代え、誤り率αMiを誤り率αとし、(7)式及び(8)式用いて算出するようにしても良い。
また、第2の実施形態において、モニタ閾値TMiを算出する際、(7)式及び(8)式に代え、誤り率αを誤り率αMiとし、(6)式を用いて算出するようにしても良い。
なお、上述の各実施形態における図1の航跡維持部1及び航跡生成部2の機能、図7の航跡維持部1及び航跡生成部2aの機能の各々を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより航跡維持部1及び航跡生成部2として動作させるようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上記の実施形態では、情報提示装置を1つの装置として構成した例を示したが複数の装置を通信回線等で接続して構成してもよい。
1…航跡維持部 2,2a…航跡生成部 3,3a…操作・表示部 10…航跡記憶部 11,21…相関判定部 12,23…フィルタリング処理部 13,24…相関ゲート生成部 20…仮航跡記憶部 22…仮航跡生成部 25…スキャン回数更新部 26…尤度比算出部 27…確立航跡判定部 28,28a…モニタ閾値算出部 29,29a…モニタ航跡判定部 32,32a…表示画面

Claims (18)

  1. n個(nは1以上)のセンサから観測値を入力し、目標の確立航跡と相関のある観測値に基づいて確立航跡の情報を更新することにより前記確立航跡を維持するとともに、当該確立航跡の情報及び前記観測値を出力する航跡維持部と、
    前記航跡維持部から供給される観測値に対応する仮航跡の尤度比を算出する尤度比算出部と、
    当該尤度比と前記仮航跡を目標の確立航跡とするか否かを判定するための上限閾値とを比較し、前記仮航跡の前記尤度比が前記上限閾値以上の場合、前記観測値に対応する仮航跡を目標の確立航跡と判定し、当該仮航跡の情報を前記確立航跡の情報として前記航跡維持部に対して出力する確立航跡判定部と、
    前記上限閾値未満と判定された前記尤度比が、前記上限閾値より低いモニタ閾値以上となった場合に、前記観測値に対応する仮航跡をモニタ航跡とし、当該仮航跡の情報を前記モニタ航跡の情報として出力するモニタ航跡判定部と、
    前記航跡維持部から出力される前記確立航跡の情報、及び前記モニタ航跡判定部から出力される前記モニタ航跡の情報を提示する情報提示部と、
    を備えたことを特徴とする情報提示装置。
  2. 前記情報提示部が、
    前記航跡維持部の出力する前記確立航跡と、前記モニタ航跡判定部の出力する前記モニタ航跡との各々を異なる態様で提示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  3. 前記モニタ閾値を任意に変える操作部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報提示装置。
  4. 前記モニタ閾値が複数設けられ、
    前記モニタ航跡判定部が、
    前記尤度比が複数のモニタ閾値の各々以上となる毎に、前記仮航跡を当該モニタ閾値と関係付けたモニタ航跡とし、当該モニタ航跡の情報を出力する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報提示装置。
  5. 目標の航跡を目標の航跡と判定するベース確率と、誤警報の航跡を目標の航跡と判定するベース誤り率との比から前記上限閾値を求め、
    目標の航跡を目標の航跡と判定するベース確率と、前記ベース誤り率より大きく、誤警報の航跡を目標の航跡として判定するモニタ航跡用誤り率との比から、前記モニタ閾値を算出するモニタ閾値算出部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の情報提示装置。
  6. 目標の航跡を目標の航跡と判定するベース確率と、誤警報の航跡を目標の航跡と判定するベース誤り率との比から前記上限閾値を求め、
    目標の航跡を目標の航跡と判定する、前記ベース確率とは異なる値のモニタ用確率と、前記ベース誤り率より大きく、誤警報の航跡を目標の航跡と判定するモニタ航跡用誤り率との比から、前記モニタ閾値を算出するモニタ閾値算出部をさらに備え、
    前記ベース確率、前記ベース誤り率及び前記モニタ航跡用誤り率に基づき、前記モニタ用確率を求める
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の情報提示装置。
  7. n個(nは1以上)のセンサから観測値を入力し、目標の確立航跡と相関のある観測値に基づいて確立航跡の情報を更新することにより前記確立航跡を維持するとともに、当該確立航跡の情報及び前記観測値を出力する航跡維持ステップと、
    前記航跡維持ステップにおいて供給される観測値に対応する仮航跡の尤度比を算出する尤度比算出ステップと、
    当該尤度比と前記仮航跡を目標の確立航跡とするか否かを判定するための上限閾値とを比較し、前記仮航跡の前記尤度比が前記上限閾値以上の場合、前記観測値に対応する仮航跡を目標の確立航跡と判定し、当該仮航跡の情報を出力する確立航跡判定ステップと、
    前記上限閾値未満と判定された前記尤度比が、前記上限閾値より低いモニタ閾値以上となった場合に、前記観測値に対応する仮航跡をモニタ航跡とし、当該仮航跡の情報を前記モニタ航跡の情報として出力するモニタ航跡判定ステップと、
    前記航跡維持ステップにおいて出力される前記確立航跡の情報、及び前記モニタ航跡判定ステップにおいて出力される前記モニタ航跡の情報を提示する情報提示ステップと、
    を含むことを特徴とする情報提示方法。
  8. 前記情報提示ステップにおいて、
    前記航跡維持ステップにおいて出力される航跡と、前記モニタ航跡判定ステップにおいて出力される前記モニタ航跡との各々が異なる態様で情報提示される
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報提示方法。
  9. 前記モニタ閾値を任意に変える操作ステップをさらに含む
    ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の情報提示方法。
  10. 前記モニタ閾値が複数設けられ、
    前記モニタ航跡判定ステップにおいて、
    前記尤度比が複数のモニタ閾値の各々以上となる毎に、前記仮航跡を当該モニタ閾値と関係付けたモニタ航跡とし、当該モニタ航跡の情報が出力される
    ことを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか一項に記載の情報提示方法。
  11. 目標の航跡を目標の航跡と判定するベース確率と、誤警報の航跡を目標の航跡と判定するベース誤り率との比から前記上限閾値を求め、
    目標の航跡を目標の航跡と判定するベース確率と、前記ベース誤り率より大きく、誤警報の航跡を目標の航跡として判定するモニタ航跡用誤り率との比から、前記モニタ閾値を算出するモニタ閾値算出ステップをさらに含む
    ことを特徴とする請求項7から請求項10のいずれか一項に記載の情報提示方法。
  12. 目標の航跡を目標の航跡と判定するベース確率と、誤警報の航跡を目標の航跡と判定するベース誤り率との比から前記上限閾値を求め、
    目標の航跡を目標の航跡と判定する、前記ベース確率とは異なる値のモニタ用確率と、前記ベース誤り率より大きく、誤警報の航跡を目標の航跡と判定するモニタ航跡用誤り率との比から、前記モニタ閾値を算出するモニタ閾値算出ステップをさらに含み、
    前記ベース確率、前記ベース誤り率及び前記モニタ航跡用誤り率に基づき、前記モニタ用確率を求める
    ことを特徴とする請求項7から請求項10のいずれか一項に記載の情報提示方法。
  13. コンピュータを、
    n個(nは1以上)のセンサから観測値を入力し、目標の確立航跡と相関のある観測値に基づいて確立航跡の情報を更新することにより前記確立航跡を維持するとともに、当該確立航跡の情報及び前記観測値を出力する航跡維持手段、
    前記航跡維持手段から供給される観測値に対応する仮航跡の尤度比を算出する尤度比算出手段、
    当該尤度比と前記仮航跡を目標の確立航跡とするか否かを判定するための上限閾値とを比較し、前記仮航跡の前記尤度比が前記上限閾値以上の場合、前記観測値に対応する仮航跡を目標の確立航跡と判定し、当該仮航跡の情報を前記航跡維持手段に対して出力する確立航跡判定手段、
    前記上限閾値未満と判定された前記尤度比が、前記上限閾値より低いモニタ閾値以上となった場合に、前記観測値に対応する仮航跡をモニタ航跡とし、当該仮航跡の情報を前記モニタ航跡の情報として出力するモニタ航跡判定手段、
    前記航跡維持手段から出力される前記確立航跡の情報、及び前記モニタ航跡判定手段から出力される前記モニタ航跡の情報を通知する情報提示手段、
    として機能させるためのプログラム。
  14. 前記情報提示手段が、
    前記航跡維持手段の出力する確立航跡と、前記モニタ航跡判定手段の出力する前記モニタ航跡との各々を異なる態様で情報提示する
    ことを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
  15. コンピュータを、
    前記モニタ閾値を任意に変える操作手段
    としてさらに機能させる
    ことを特徴とする請求項13または請求項14に記載のプログラム。
  16. 前記モニタ閾値が複数設けられ、
    前記モニタ航跡判定手段が、
    前記尤度比が複数のモニタ閾値の各々以上となる毎に、前記仮航跡を当該モニタ閾値と関係付けたモニタ航跡とし、当該モニタ航跡の情報を出力する
    ことを特徴とする請求項13から請求項15のいずれか一項に記載のプログラム。
  17. コンピュータに
    目標の航跡を目標の航跡と判定するベース確率と、誤警報の航跡を目標の航跡と判定するベース誤り率との比から前記上限閾値を求め、
    目標の航跡を目標の航跡と判定するベース確率と、前記ベース誤り率より大きく、誤警報の航跡を目標の航跡として判定するモニタ航跡用誤り率との比から、前記モニタ閾値を算出するモニタ閾値算出手段、
    としてさらに機能させる
    ことを特徴とする請求項13から請求項16のいずれか一項に記載のプログラム。
  18. 目標の航跡を目標の航跡と判定するベース確率と、誤警報の航跡を目標の航跡と判定するベース誤り率との比から前記上限閾値を求め、
    目標の航跡を目標の航跡と判定する、前記ベース確率とは異なる値のモニタ用確率と、前記ベース誤り率より大きく、誤警報の航跡を目標の航跡と判定するモニタ航跡用誤り率との比から、前記モニタ閾値を算出し、前記ベース確率、前記ベース誤り率及び前記モニタ航跡用誤り率に基づき、前記モニタ用確率を求めるモニタ閾値算出手段、
    としてさらに機能させる
    ことを特徴とする請求項13から請求項16のいずれか一項に記載のプログラム。
JP2013176029A 2012-08-27 2013-08-27 情報提示装置及びその方法並びにプログラム Expired - Fee Related JP6104758B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013176029A JP6104758B2 (ja) 2012-08-27 2013-08-27 情報提示装置及びその方法並びにプログラム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012187066 2012-08-27
JP2012187066 2012-08-27
JP2013176029A JP6104758B2 (ja) 2012-08-27 2013-08-27 情報提示装置及びその方法並びにプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014062899A true JP2014062899A (ja) 2014-04-10
JP6104758B2 JP6104758B2 (ja) 2017-03-29

Family

ID=50147579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013176029A Expired - Fee Related JP6104758B2 (ja) 2012-08-27 2013-08-27 情報提示装置及びその方法並びにプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9495778B2 (ja)
JP (1) JP6104758B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016057128A (ja) * 2014-09-08 2016-04-21 株式会社東芝 目標検出装置、目標検出方法及び目標検出プログラム
JP2016057129A (ja) * 2014-09-08 2016-04-21 株式会社東芝 信号検出装置、信号検出方法及び信号検出プログラム
JP2017040617A (ja) * 2015-08-21 2017-02-23 株式会社東芝 目標検出装置、目標検出方法及び目標検出プログラム
JP2017078693A (ja) * 2015-10-22 2017-04-27 株式会社東芝 信号検出装置、信号検出方法及び信号検出プログラム
JP2017078694A (ja) * 2015-10-22 2017-04-27 株式会社東芝 目標検出装置、目標検出方法及び目標検出プログラム
JP2017227622A (ja) * 2016-06-17 2017-12-28 株式会社デンソーテン レーダ装置及びレーダ装置の制御方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10309784B2 (en) 2014-07-31 2019-06-04 Honeywell International Inc. Merging intensities in a PHD filter based on a sensor track ID
US11175142B2 (en) 2014-07-31 2021-11-16 Honeywell International Inc. Updating intensities in a PHD filter based on a sensor track ID
US10605607B2 (en) * 2014-07-31 2020-03-31 Honeywell International Inc. Two step pruning in a PHD filter
CN106291534B (zh) * 2016-09-21 2018-07-27 电子科技大学 一种改进的航迹确认方法
US11030585B2 (en) 2017-10-09 2021-06-08 Ricoh Company, Ltd. Person detection, person identification and meeting start for interactive whiteboard appliances
US11435439B2 (en) * 2019-08-19 2022-09-06 Waymo Llc Multibounce target mitigation

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10104350A (ja) * 1996-09-30 1998-04-24 Mitsubishi Electric Corp 目標追尾装置
JP2001337162A (ja) * 2000-05-30 2001-12-07 Mitsubishi Electric Corp 目標追尾装置
JP2005308532A (ja) * 2004-04-21 2005-11-04 Furuno Electric Co Ltd レーダ装置およびレーダ探知信号処理、表示方法
JP2007010367A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Mitsubishi Electric Corp 空港面監視システムおよびこれに用いる航跡統合装置
JP2007024773A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Mitsubishi Electric Corp 航跡相関統合装置
JP2012073149A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Mitsubishi Electric Corp 航跡表示装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6710743B2 (en) * 2001-05-04 2004-03-23 Lockheed Martin Corporation System and method for central association and tracking in passive coherent location applications
JP2003043132A (ja) 2001-07-27 2003-02-13 Mitsubishi Electric Corp レーダ信号検出装置
NL1020287C2 (nl) * 2002-04-02 2003-10-03 Thales Nederland Bv Werkwijze voor meerdoelendetectie, met name voor toepassing in rondzoekradars met meerbundelvorming in elevatie.
US6618324B1 (en) * 2002-09-11 2003-09-09 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Track quality indicator with hysteresis
US8026842B2 (en) * 2006-06-08 2011-09-27 Vista Research, Inc. Method for surveillance to detect a land target

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10104350A (ja) * 1996-09-30 1998-04-24 Mitsubishi Electric Corp 目標追尾装置
JP2001337162A (ja) * 2000-05-30 2001-12-07 Mitsubishi Electric Corp 目標追尾装置
JP2005308532A (ja) * 2004-04-21 2005-11-04 Furuno Electric Co Ltd レーダ装置およびレーダ探知信号処理、表示方法
JP2007010367A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Mitsubishi Electric Corp 空港面監視システムおよびこれに用いる航跡統合装置
JP2007024773A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Mitsubishi Electric Corp 航跡相関統合装置
JP2012073149A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Mitsubishi Electric Corp 航跡表示装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016057128A (ja) * 2014-09-08 2016-04-21 株式会社東芝 目標検出装置、目標検出方法及び目標検出プログラム
JP2016057129A (ja) * 2014-09-08 2016-04-21 株式会社東芝 信号検出装置、信号検出方法及び信号検出プログラム
JP2017040617A (ja) * 2015-08-21 2017-02-23 株式会社東芝 目標検出装置、目標検出方法及び目標検出プログラム
JP2017078693A (ja) * 2015-10-22 2017-04-27 株式会社東芝 信号検出装置、信号検出方法及び信号検出プログラム
JP2017078694A (ja) * 2015-10-22 2017-04-27 株式会社東芝 目標検出装置、目標検出方法及び目標検出プログラム
JP2017227622A (ja) * 2016-06-17 2017-12-28 株式会社デンソーテン レーダ装置及びレーダ装置の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6104758B2 (ja) 2017-03-29
US20140055460A1 (en) 2014-02-27
US9495778B2 (en) 2016-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6104758B2 (ja) 情報提示装置及びその方法並びにプログラム
US11551153B2 (en) Localized learning from a global model
EP4005186B1 (en) Provision of a mixed reality service
Boettiger et al. Early warning signals and the prosecutor's fallacy
Talagala et al. Anomaly detection in streaming nonstationary temporal data
Wang et al. A spatial-adaptive sampling procedure for online monitoring of big data streams
US9547970B2 (en) Context-aware wearable safety system
CN109074216B (zh) 一种触摸控制方法及装置
US20140160295A1 (en) Road condition detection
CN108776694A (zh) 一种时间序列异常点检测方法及装置
JP6091981B2 (ja) 月経開始予定日算出装置およびプログラム
JPWO2018216197A1 (ja) 異常重要度算出システム、異常重要度算出装置、及び異常重要度算出プログラム
JP4558600B2 (ja) 航跡相関統合装置
JP4900611B2 (ja) オプトエレクトロニクス利用の監視システムにおける点状の目標の検出及びトラッキング方法
JP7446060B2 (ja) 情報処理装置、プログラム及び情報処理方法
JP6325187B2 (ja) 目標追跡装置及びその方法並びにプログラム
Fricker Jr et al. A spatio-temporal methodology for real-time biosurveillance
JP2014044131A5 (ja)
JP2012247272A (ja) 追尾装置及びコンピュータプログラム及び追尾方法
TWI650711B (zh) 動作辨識方法以及其系統
JP7483095B2 (ja) 産業システムのための多目的異常検出システム
CN114072064A (zh) 一种参数的检测方法以及参数检测系统
JP7435356B2 (ja) 航跡予測装置、航跡予測方法、及びプログラム
JP2019120554A (ja) 追尾処理装置
Einbeck et al. Online monitoring with local smoothing methods and adaptive ridging

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170301

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6104758

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees