JP2007010367A - 空港面監視システムおよびこれに用いる航跡統合装置 - Google Patents

空港面監視システムおよびこれに用いる航跡統合装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の目標検出装置を併用して空港面を監視する場合において、各目標検出装置の位置検出精度に応じた正確な統合航跡の座標位置を決定する。
【解決手段】 複数の目標検出装置を併用して空港面を監視し、前記複数の目標検出装置により検出された同一目標物についての航跡情報から統合航跡を生成して表示部に表示する空港面監視システムにおいて、空港面のセンターライン情報を蓄積したセンターラインデータベースからセンターライン情報を読み出し、そのセンターライン情報を用いて複数の目標検出装置により検出された各航跡情報の座標位置から基準センターラインまでの垂直距離をそれぞれ算出し、それら垂直距離に基づく重み付け割合により前記同一目標物について統合航跡の座標位置を決定する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、複数の目標検出装置を併用して空港面を監視し、これら複数の目標検出装置により検出された航空機や車両等の目標物の航跡情報(位置情報、速度、移動方向等)から当該目標物についての統合航跡を生成して管制モニタ等の表示部に表示する空港面監視システムおよびこれに用いる航跡統合装置に関する。
従来、空港面を監視する手法として、高所に設置したASDE(Airport Surface Detection Equipment)と呼ばれる空港面探知レーダを用いて空港面を監視する手法がある。この空港面探知レーダを用いた目標検出装置(以下、ASDE装置という)では、空港内の建築物の影となる領域や空港面探知レーダの直下となる領域において航空機や車両等の目標物を検出することができず、また、降雨、降雪等によって監視性能が低下する領域が存在し、このような空港面探知レーダの監視不能な領域を補完するため、光学センサや画像センサ等の異なる目標検出装置を併用して空港面探知レーダを多機能化することが行われている。
この場合、ASDE装置と他の目標検出装置とにより同一目標物を重複して監視することとなり、例えば、ASDE装置により検出された目標物の方位及び距離信号と他の目標検出装置により検出された目標物識別情報との位置相関を取ってこれらのデータを合成したり、ASDE装置と他の目標検出装置(電波やレーザ光あるいはカメラ画像)との両方によって2重監視している目標物の位置情報を天候に応じていずれかの位置情報に決定する等の相関処理が行われている。また、各目標検出装置により検出された検出情報が異なる場合には、これらの検出情報を統合することが困難であり、各目標検出装置(センサ)により検出した目標物の位置情報を共通の座標系の位置座標に変換してこれらの検出データを識別情報毎に統合するという相関処理等も行われている。
特開平11−160424号公報(第4−5頁、図1)
特開2004−54354号公報(第11−12頁、図4)
特開2004−163218号公報(第8頁、第15−17頁、図6、図11等)
しかし、従来の空港面監視システムは以上のように構成されているので、ASDE装置により検出された目標物の方位及び距離信号と他の目標検出装置により検出された目標物識別情報との位置相関を取ってこれらのデータを合成するものの場合においては、これらの位置相関が取れた場合、例えば、各目標検出装置により検出された目標物の位置が一致していなくても一定の範囲内にある場合にASDE装置と他の目標検出装置とにより検出された目標物を同一の目標物としているにすぎず、また、ASDE装置と他の目標検出装置との両方によって2重監視している目標物の位置情報を天候に応じていずれかの位置情報に決定するものの場合においては、降雨や降雪によってASDE装置の位置監視精度が低下するときは他方の目標検出装置に得られた位置情報を反映し、他の目標検出装置における視程条件が低下するときはASDE装置により得られた位置情報を反映しているにすぎず、例えば、いずれか一方の位置検出精度が突然の故障等によって低下するような場合には目標物の正確な位置情報を検出することできず、複数の目標検出装置を併用したことによる目標物検出のメリットが十分に反映されていないという問題点があった。
この発明は上記のような課題を解消するためになされたものであり、複数の目標検出装置を併用して空港面を監視する場合において、これら複数の目標検出装置によって検出された同一目標物についての統合航跡の座標位置を各目標検出装置の位置検出精度に応じてより正確に決定することができる新規な空港面監視システムおよびこれに用いる航跡統合装置を提供することを目的とする。
この発明に係る空港面監視システムは、複数の目標検出装置を併用して空港面を監視し、前記複数の目標検出装置を介して検出された同一目標物についての各航跡情報から統合航跡を生成して表示部に表示する空港面監視システムにおいて、前記目標検出装置毎に設けられ、対応する目標検出装置を介して前記同一目標物についての航跡情報が検出されたときはその航跡情報について統合対象であるか否かを識別し、対応する目標検出装置以外を介して前記同一目標物についての航跡情報が検出されたときは前記対応する目標検出装置を介して検出された過去の航跡情報に基づく前記同一目標物についての予測航跡情報について統合対象であるか否かを識別する相関処理を行い、前記統合対象である航跡情報及び予測航跡情報をそれぞれ出力する複数の相関処理部と、前記空港面のセンターライン情報を蓄積したセンターラインデータベースと、このセンターラインデータベースの前記センターライン情報を用いて前記複数の相関処理部から出力された前記統合対象である各航跡情報の座標位置から基準センターラインまでの垂直距離をそれぞれ算出し、それら垂直距離に基づく重み付け割合により前記同一目標物についての統合航跡の座標位置を決定する航跡統合処理部と、この航跡統合処理により座標位置が決定された前記統合航跡を表示部に表示する表示装置とを備えたものである。
また、他の発明に係る航跡統合装置は、複数の目標検出装置を介して検出された同一目標物についての航跡情報がそれぞれ入力され、これら複数の航跡情報から統合航跡を生成する航跡統合装置において、複数の目標検出装置を併用して空港面を監視し、前記複数の目標検出装置を介して検出された同一目標物についての各航跡情報から統合航跡を生成して表示部に表示する空港面監視システムにおいて、前記目標検出装置毎に設けられ、対応する目標検出装置を介して前記同一目標物についての航跡情報が検出されたときはその航跡情報について統合対象であるか否かを識別し、対応する目標検出装置以外を介して前記同一目標物についての航跡情報が検出されたときは前記対応する目標検出装置を介して検出された過去の航跡情報に基づく前記同一目標物についての予測航跡情報について統合対象であるか否かを識別する相関処理を行い、前記統合対象である航跡情報及び予測航跡情報をそれぞれ出力する複数の相関処理部と、前記空港面のセンターライン情報を蓄積したセンターラインデータベースと、このセンターラインデータベースの前記センターライン情報を用いて前記複数の相関処理部から出力された前記統合対象である各航跡情報の座標位置から基準センターラインまでの垂直距離をそれぞれ算出し、それら垂直距離に基づく重み付け割合により前記同一目標物についての統合航跡の座標位置を決定する航跡統合処理部とを備えたものである。
この発明によれば、複数の目標検出装置を併用して空港面を監視する場合において、これら複数の目標検出装置により検出された同一目標物についての統合航跡の座標位置を各目標検出装置の位置検出精度に応じて正確に決定することができ、また、このような統合航跡が表示部に表示されることにより、航空管制業務を行う管制官等においてより安全に空港面を監視することができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について図1乃至図6を用いて説明する。図1は実施の形態1による空港面監視システムを示すブロック構成図、図2は図1に示す航跡統合処理部9の具体的構成を示す部分ブロック構成図である。図1において、1は空港面探知レーダ(Airport Surface Detection Equipment)を用いた空港面探知装置(以下、ASDE装置という)、2はASDE装置1により検出された航空機や車両等についての目標信号が入力され、既存目標と判定された目標物の目標信号について追尾処理するASDE装置1の追尾処理部、3は航空機から送信された応答信号を3局以上の複数の受信局により受信し、各受信局の応答信号の受信時刻の偏差等に基づく時間差測位により当該応答信号に対応する航空機の位置を検出するマルチラテレーション測位装置(以下、MLAT装置という)、4はMLAT装置3により検出された航空機の識別情報及び位置情報等が入力され、既存目標と判定された航空機の位置情報について追尾処理するMLAT装置3の追尾処理部、5は実施の形態1による空港面監視システムに用いる航跡統合装置であって、追尾処理部2,4から出力された同一目標物についての各航跡情報を統合してシステム全体としての統合航跡情報を生成する航跡統合装置、6は航跡統合装置5により生成された統合航跡情報や追尾処理部2,4から出力されたASDE装置1及びMLAT装置3の各航跡情報を表示信号に変換して同一目標物についての統合航跡やASDE航跡及びMLAT航跡等を管制モニタ等の表示部に表示する表示装置である。
また、7は過去の統合航跡に基づき算出された当該統合航跡の予測位置等に基づいて追尾処理部2を介して検出されたASDE装置1の航跡情報が統合対象の航跡情報であるか否かを識別するASDE航跡相関処理部、8は過去の統合航跡に基づき算出された当該統合航跡の予測位置等に基づいて追尾処理部4を介して検出されたMLAT装置3の航跡情報が統合対象の航跡情報であるか新規の航跡情報であるか等を識別するMLAT航跡相関処理部、9はASDE航跡相関処理部7及びMLAT航跡相関処理部8において統合対象の航跡情報であると識別された各航跡情報と後述する空港面における滑走路等のセンターライン情報とに基づいてシステム全体としての統合航跡情報を生成する航跡統合処理部、10は航跡統合装置5における航跡統合処理の開始及び終了を制御する開始/終了制御処理部、11は航跡統合処理部9により生成された過去の統合航跡情報に基づく統合航跡の予測位置等を予測してASDE航跡相関処理部7及びMLAT航跡相関処理部8に出力するシステム航跡予測処理部、12は空港面のマップ情報であるマップデータ等から求めた滑走路や誘導路等についてのセンターライン情報が蓄積されたセンターラインデータベース(以下、センターラインDBという)である。
また、図2において、13はASDE航跡相関処理部7から出力されたASDE航跡情報及びMLAT航跡相関処理部8から出力されたMLAT航跡情報がそれぞれ入力され、ASDE航跡及びMLAT航跡の各座標位置から空港面における各センターラインまでの垂直距離をそれぞれ算出する垂直距離算出処理部、14は垂直距離算出処理部13により算出された各航跡の座標位置から各センターラインまでの垂直距離をセンターライン毎に加算し、その和の値が最も最小となるセンターラインを航跡統合の際の基準センターラインとするセンターライン決定処理部、15はASDE航跡及びMLAT航跡の座標位置から基準センターラインまでの垂直距離に基づいてこれらの航跡を統合する際の重み付け割合を決定する重み付け決定処理部、16は重み付け決定処理部15により決定された重み付け割合に基づいてASDE航跡情報及びMLAT航跡情報の統合航跡情報を生成する統合航跡生成処理部である。
次に、動作について説明する。まず、ASDE装置1及びMLAT装置3の動作について図3を用いて説明する。図3は空港面におけるASDE装置1及びMLAT装置3の配置関係を説明する配置説明図であり、図3において、1aは空港面探知レーダ、3aは航空機に対して質問信号を送信する2次監視レーダ又は別に設けた送信局、3bは空港面に設置され、航空機の応答装置から送信された応答信号をそれぞれ受信するMLAT装置3の複数の受信局、17は滑走路、18は誘導路、19は空港ターミナル、20a乃至20cは航空機である。
ASDE装置1は、高所に設置された空港面探知レーダ1aによりレーダ電波を空港面に発射し、その反射電波に基づいて航空機や車両等についての目標信号を検出する。この空港面探知レーダ1aは、一定周期で回転しながらレーダ電波を送受信しているため各周期毎に空港面における目標信号が検出される。また、MLAT装置3は、2次監視レーダ又は別に設けた送信局3aから各航空機に対して質問信号を送信し、航空機の応答装置から送信された応答信号を空港面に設置した3局以上の複数の受信局3bにより受信し、これら複数の受信局3bの応答信号の受信時刻差を当該各受信局3bと航空機の距離差に変換し、距離差が一定である条件からなる双曲線同士の交点を求め、航空機の位置を検出する。2次監視レーダ又は別に設けた送信局3aは、無指向性の空中線を用いて所定周期又はランダムに質問信号を送信しており、各航空機からの応答信号を受信する毎に当該応答信号に対応する航空機の識別情報、位置情報等が検出される。
追尾処理部2は、ASDE装置1により検出された目標信号が入力され、既存目標と判定された目標信号について追尾処理する。例えば、ASDE装置1により目標信号が最初に検出されると、そのプロット情報を「準仮航跡」へ初期登録し、以後、この登録されたプロット情報と相関のある時系列のプロット情報を用いて移動目標物に対する追尾処理を「仮航跡」として継続していく。そして「仮航跡」の追尾処理が所定回数を超えると「仮航跡」から「本航跡」へ昇格させ、本航跡へと登録した時点からASDE装置1の位置情報、速度、移動方向等の航跡情報(以下、ASDE航跡情報という)をASDE航跡相関処理部7に出力する。また、追尾処理部4は、MLAT装置3により検出された航空機の識別情報及び位置情報等が入力され、既存目標と判定された航空機の位置情報について追尾処理する。追尾処理部4も追尾処理部2と同様の処理を行い、本航跡へ登録した時点からMLAT装置3の位置情報、速度、移動方向等の航跡情報(以下、MLAT航跡情報という)をMLAT航跡相関処理部8に出力する。このように、追尾処理部2,4の追尾処理を経て目標物についての航跡情報がそれぞれ検出される。
ASDE航跡相関処理部7は、追尾処理部2から出力されたASDE航跡情報について過去に検出されたASDE航跡情報との相関処理を行い、当該航跡情報が航跡統合処理部9における統合処理の対象となる航跡情報であるか否かを識別する。具体的には、追尾処理部2からのASDE航跡情報が入力された時点における統合航跡の予測位置をシステム航跡予測処理部11により算出し、その算出された統合航跡の予測位置が入力されて当該予測位置を中心とする所定範囲のゲートを形成し、追尾処理部2から出力されたASDE航跡情報がそのゲート内にあるときは統合対象の航跡情報であると判定してそのASDE航跡情報を航跡統合処理部9に出力する。MLAT航跡相関処理部8も同様であり、追尾処理部4から出力されたMLAT航跡情報について過去に検出されたMLAT航跡情報との相関処理を行い、当該航跡情報が航跡統合処理部9における統合処理の対象となる航跡情報であるか否かを識別する。すなわち、追尾処理部4からのMLAT航跡情報が入力された時点における統合航跡の予測位置をシステム航跡予測処理部11により算出し、その算出された統合航跡の予測位置が入力されて当該予測位置を中心とする所定範囲のゲートを形成し、追尾処理部4から出力されたMLAT航跡情報がそのゲート内にあるときは統合対象の航跡情報であると判定してそのMLAT航跡情報を航跡統合処理部9に出力する。
また、ASDE航跡相関処理部7は、追尾処理部2からのASDE航跡情報が入力されていないときであっても、MLAT航跡相関処理部8から統合対象であるMLAT航跡情報が航跡統合処理部9に出力されるときには対応するASDE航跡情報を航跡統合処理部9に出力する必要があり、システム航跡予測処理部11により算出した予測ASDE航跡情報について過去に検出されたASDE航跡情報との相関処理を行い、当該予測ASDE航跡情報が航跡統合処理部9における統合処理の対象となる航跡情報であるか否かを識別する。すなわち、ASDE装置1及びMLAT装置3はそれぞれ観測周期が異なっており、ASDE航跡情報とMLAT航跡情報とは異なる入力タイミングにて航跡統合装置5にそれぞれ入力されるが、航跡統合処理部9においては一組のASDE航跡情報及びMLAT航跡情報に基づいて統合航跡を生成する必要があり、ASDE航跡相関処理部7ではシステム航跡予測処理部11により算出した予測ASDE航跡情報について過去に検出されたASDE航跡情報との相関処理を行う。この予測ASDE航跡情報が統合対象の航跡情報であると判定されたときは当該予測ASDE航跡情報がMLAT航跡情報の入力タイミングにて入力されたASDE航跡情報として航跡統合処理部9に出力される。
MLAT航跡相関処理部8も同様であり、追尾処理部4からのMLAT航跡情報が入力されていないときであっても、ASDE航跡相関処理部7から統合対象であるASDE航跡情報が航跡統合処理部9に出力されるときには対応するMLAT航跡情報を航跡統合処理部9に出力する必要があり、MLAT航跡相関処理部8ではシステム航跡予測処理部11により算出した予測MLAT航跡情報について過去に検出されたMLAT航跡情報との相関処理を行う。この予測MLAT航跡情報が統合対象の航跡情報であると判定されたときは当該予測MLAT航跡情報がASDE航跡情報の入力タイミングにて入力されたMLAT航跡情報として航跡統合処理部9に出力される。
ここで、システム航跡予測処理部11の動作について説明する。システム航跡予測処理部11には航跡統合処理部9において生成された過去の統合航跡情報、過去の統合航跡情報を生成する際に用いられた過去のASDE航跡情報及びMLAT航跡情報が入力されており、これら過去の統合航跡情報からASDE航跡情報又はMLAT航跡情報が入力された時点における統合航跡の予測位置を算出し、また、過去のASDE航跡情報及びMLAT航跡情報から予測ASDE航跡情報及び予測MLAT航跡情報をそれぞれ算出する。このように、ASDE航跡相関処理部7及びMLAT航跡相関処理部8においては、ASDE航跡情報及びMLAT航跡情報が航跡統合装置5に入力されるタイミングにて統合航跡の予測位置における航跡情報の識別が行われ、その結果が出力される。
次に、航跡統合処理部9の動作について図4乃至図7を用いて詳細に説明する。図4はセンターラインAを基準センターラインとして航跡情報を統合する場合について説明するための統合概念図、図5はセンターラインBを基準センターラインとして航跡情報を統合する場合について説明するための統合概念図であり、ここでは追尾処理部2からのASDE航跡情報が入力された場合における航跡統合処理について説明する。図4及び図5において、21は例えば空港面の滑走路、22はセンターラインDB12から読み出された滑走路21のセンターラインA、23は滑走路21に通じる誘導路、24はセンターラインDB12から読み出された誘導路23のセンターラインB、25はASDE航跡相関処理部7から出力されたASDE航跡情報の航跡(以下、ASDE航跡という)、26はMLAT航跡相関処理部8から出力されたASDE航跡25に対応する予測MLAT航跡情報の航跡(以下、予測MLAT航跡という)、27は航跡統合処理部9において生成された統合航跡情報に基づく航跡(以下、統合航跡という)である。
まず、図4を用いてセンターラインA22を基準センターラインとしてASDE航跡情報及びMLAT航跡情報を統合する場合について説明する。航跡統合処理部9は、ASDE航跡相関処理部7及びMLAT航跡相関処理部8から出力された各航跡情報が同一目標物についての航跡情報であると判断すると、垂直距離算出処理部13によりセンターラインDB12に蓄積された空港面におけるセンターライン情報であって、ASDE航跡相関処理部7及びMLAT航跡相関処理部8から出力された各航跡情報の座標位置付近についてのセンターライン情報22、24を読み出し、ASDE航跡25、予測MLAT航跡26の各座標位置から各センターライン22,24までの垂直距離をそれぞれ算出する。図4(a)に示すように、ASDE航跡25,予測MLAT航跡26の各座標位置からセンターラインA22及びセンターラインB24までの垂直距離はそれぞれd1及びd2であり、予測MLAT航跡26の座標位置からセンターラインA22及びセンターラインB24までの垂直距離はそれぞれd3及びd4である。なお、ASDE航跡相関処理部7及びMLAT航跡相関処理部8から出力された各航跡情報が同一目標物についての航跡情報であるか否かについては、例えば、各航跡25,26の座標位置について距離判定等を行い、これらの座標位置が一定の範囲内にあれば同一目標物についての航跡情報であると判定する。
センターライン決定処理部14は、垂直距離算出処理部13により算出された各センターライン22,24までの垂直距離をセンターライン毎に加算し、その和の値が最も最小となるセンターラインを航跡統合の際の基準センターラインとして決定する。図4(a)に示すように、ASDE航跡25及び予測MLAT航跡26からセンターラインA22までの垂直距離の和はd1+d3、ASDE航跡25及び予測MLAT航跡26からセンターラインB24までの垂直距離の和はd2+d4となり、図4に示す例の場合、和の値が最小となるセンターラインA22を基準センターラインとして決定する。
重み付け決定処理部15は、センターライン決定処理部14により基準センターラインが決定されると、ASDE航跡25,予測MLAT航跡26から基準センターラインまでの垂直距離d1,d3に応じて統合航跡27を生成する際の各航跡25,26の重み付け割合を決定する。この重み付け割合は、例えば、以下の式(1)により算出する。式(1)において、a,bは各航跡25,26を結んだ直線における各航跡25,26から統合航跡27までの距離の割合を示し、基準センターラインまでの垂直距離が短くなるほどその割合が小さくなる。すなわち、航空機はセンターライン付近を移動することが一般的であるため、基準センターラインまでの垂直距離が短い航跡ほど信頼性が高いと判断して重み付けを重く設定している。
Figure 2007010367
統合航跡生成処理16は、重み付け決定処理部15によりASDE航跡25及び予測MLAT航跡26についての重み付け割合が決定されると、その重み付け割合に基づいてASDE航跡情報及び予測MLAT航跡情報を統合した統合航跡情報を生成する。例えば、各航跡25,26から基準センターラインまでの垂直距離が同じ場合には、各航跡25,26を結んだ線の中点が統合航跡27の座標位置となるが、図4(a)に示す場合は、ASDE航跡25の座標位置から基準センターラインであるセンターラインA22までの垂直距離d1の方がMLATE航跡26の座標位置から基準センターラインであるセンターラインA22までの垂直距離d3よりも短いため、統合航跡27の座標位置は、図4(b)に示すように各航跡25,26を結んだ線の中点よりもASDE航跡25の座標位置に近い位置となる。
次に、図5を用いてセンターラインB24を基準センターラインとしてASDE航跡情報及びMLAT航跡情報を統合する場合について説明する。図5(a)に示すように、各航跡25,26からセンターラインA22までの垂直距離の和はd1+d3、各航跡25,26からセンターラインB24までの垂直距離の和はd2+d4であり、センターライン決定処理部14は和の値が最小となるセンターラインB24を基準センターラインとして決定する。重み付け決定処理部15は、各航跡25,26から基準センターラインまでの垂直距離d2,d4に応じて統合航跡27を生成する際の各航跡25,26の重み付け割合を決定する。統合航跡生成処理部16は、重み付け決定処理部15により決定された重み付け割合に基づいてASDE航跡情報及び予測MLAT航跡情報を統合した統合航跡情報を生成する。図5の場合、ASDE航跡25の座標位置から基準センターラインであるセンターラインB24までの垂直距離d2の方がMLAT航跡26の座標位置から基準センターラインであるセンターラインB24までの垂直距離d4よりも短いため、統合航跡27の座標位置は、図5(b)に示すように各航跡25,26を結んだ線の中点よりもASDE航跡25の座標位置に近い位置となる。
なお、上記の図4及び図5を用いた説明では、ASDE航跡情報の入力タイミングにおける航跡統合処理の場合を例として説明したが、MLAT航跡情報の入力タイミングにおいても同様にして統合航跡情報を生成する。すなわち、MLAT航跡情報の入力タイミングにおける航跡統合処理の場合は、26がMLAT航跡相関処理部8から出力されたMLAT航跡情報の航跡(以下、MLAT航跡という)、25がASDE航跡相関処理部7から出力されたMLAT航跡26に対応する予測ASDE航跡情報の航跡(以下、予測ASDE航跡という)となり、これら予測ASDE航跡25及びMLAT航跡26の座標位置から基準センターラインまでの垂直距離に応じて統合航跡27を生成する際の各航跡25,26の重み付け割合を決定する。このように、航跡統合処理部9は、ASDE航跡情報の入力タイミング及びMLAT航跡情報の入力タイミングにて統合航跡27の座標位置を算出し、統合航跡情報をそれぞれ生成する。
航跡統合処理部9において生成された統合航跡情報、ASDE航跡相関処理部7から出力されたASDE航跡情報及び予測ASDE航跡情報、並びにMLAT航跡相関処理部8から出力されたMLAT航跡情報及び予測MLAT航跡情報は、表示装置6にそれぞれ出力され、表示信号に変換されて監視モニタ等の表示部に表示される。図6は表示装置6により監視モニタ等の表示部に表示された各航跡情報の表示例を示すイメージ図である。図6において、25aはASDE航跡相関処理部7から出力されたASDE航跡情報に基づくASDE航跡、25bはASDE航跡相関処理部7から出力された予測ASDE航跡情報に基づく予測ASDE航跡、26aはMLAT航跡相関処理部8から出力されたMLAT航跡情報に基づくMLAT航跡、26bはMLAT航跡相関処理部8から出力された予測MLAT航跡情報に基づく予測MLAT航跡である。図6に示すように、統合航跡27はASDE航跡情報及びMLAT航跡情報の各入力タイミングにおいてそれぞれ生成されている。なお、図6では統合航跡27、ASDE航跡25及びMLAT航跡26をそれぞれ表示させているが、統合航跡27のみを表示するように表示部の表示内容を切り替えてもよい。
なお、開始/終了制御処理部10は、航跡統合処理部9から出力される統合航跡情報を監視しており、前の統合航跡情報が出力されてから一定時間経過しても統合航跡情報の出力がないときは航跡統合装置5における処理を終了してASDE航跡相関処理部7、MLAT航跡相関処理部8及び航跡統合処理部9等の処理を初期化する。
以上のように、実施の形態1による空港面監視システムによれば、空港面のマップ情報に基づくセンターライン情報を用いてASDE航跡情報及びMLAT航跡情報の統合航跡情報を生成するようにしたので、ASDE装置1及びMLAT装置3を介して検出された同一目標物についての各航跡情報を有効に利用することが可能であり、単にASDE装置1を介して検出されたASDE航跡情報の座標位置の信頼度が向上するだけでなく、より正確な統合航跡を表示部に表示させることができる。また、各航跡の座標位置から基準センターラインまでの垂直距離に応じて重み付け割合を決定しているので、いずれか一方の位置検出精度が落ちたときや機能しなくなったとき等においてもその影響を受けにくく、より正確な統合航跡情報を生成することができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2について図7及び図9を用いて説明する。実施の形態1による空港面監視システムでは、例えば、ASDE航跡25及び予測MLAT航跡26の座標位置から基準センターラインまでの垂直距離に応じてASDE航跡25及び予測MLAT航跡26に対する重み付け割合を決定したが、例えば、MLAT1受信局の突然の故障、マルチパスあなどの偽像の発生等の理由によりいずれか一方の航跡が過去の航跡に対して大幅にずれる場合には航跡統合装置5における統合航跡も過去の統合航跡に対して大幅にずれることとなり、表示部には不正確な統合航跡が表示されることになる。この実施の形態2による空港面監視システムは、ASDE航跡25又はMLAT航跡26の航跡位置が過去の航跡に対して大幅にずれるような場合においても正確な統合航跡を表示部に表示させることができるものである。
図7は実施の形態1による空港面監視システムの航跡統合処理部9の具体的構成を示すブロック構成図、図8は図7に示す航跡残差補正処理部28の具体的構成を示すブロック構成図である。図7において、28は過去の数サンプルの残差平均値と今回の航跡の残差とを比較して重み付け決定処理部15により算出される重み付け割合の補正係数を算出する航跡残差補正処理部である。また、図8において、29はASDE航跡25及びMLAT航跡26の座標位置及び過去の統合航跡27の座標位置がそれぞれ入力され、各統合航跡27と対応するASDE航跡25及びMLAT航跡26との間における残差を算出する残差算出処理部、30は残差算出処理部29により算出された各統合航跡27についての残差から過去の数サンプルの平均残差を算出する平均残差算出処理部、31は平均残差算出処理部30により算出された平均残差の値と残差算出処理部29により算出された今回の統合航跡27における残差の値とを比較して重み付け決定処理部15により算出される重み付け割合の補正係数を算出する残差判定処理部である。なお、図中、同一符号は同一又は相当部分を示し、これらについての詳細な説明は省略する。また、実施の形態2による空港面監視システムの全体構成は図1に示すものと同様であり、これらについての詳細な説明も省略する。
次に、動作について図9を用いて説明する。図9は航跡残差補正処理部28による補正係数の算出処理を説明するための概念図である。図9に示すように、残差算出処理部29により算出されたMLAT航跡26aと統合航跡27との間における最新の残差Δb4の値が平均残差算出処理部30により算出された平均残差の値(例えば、残差Δb1乃至Δb3の平均値)と比較して大幅に大きい場合、残差判定処理部31は重み付け決定処理部15により算出された重み付け割合のうちMLAT航跡26aの割合を小さくする補正係数を算出する。そして、重み付け決定処理部15は、残差判定処理部31により算出された補正係数を加味した予測ASDE航跡25b及びMLAT航跡26aにおける重み付け割合を以下の式(2)により決定する。
Figure 2007010367
統合航跡生成処理部16は残差判定処理部31により算出された補正係数を加味して決定されたASDE航跡25b及びMLAT航跡26aにおける重み付け割合に基づいて統合航跡情報を生成し、表示装置6はこのような統合航跡情報に基づく統合航跡27、さらにASDE航跡25及びMLAT航跡26等を表示部に表示する。このように、実施の形態2による空港面監視システムによれば、航跡残差補正処理部28により算出された補正係数を加味して決定された重み付け割合に基づき統合航跡の座標位置を算出し、統合航跡情報を生成するので、仮にASDE航跡相関処理部7から出力されたASDE航跡25又はMLAT航跡相関処理部8から出力されたMLAT航跡26の座標位置が過去の航座標位置に対して大幅にずれるような場合においても正確な統合航跡の座標位置を算出することができ、このような統合航跡情報に基づく正確な統合航跡を表示部に表示することができる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3について図10を用いて説明する。実施の形態1,2による空港面監視システムは、ASDE装置1とMLAT装置3とを目標検出装置として併用して空港面を監視する場合について説明したが、本発明に係る空港面監視システムおよびこれに用いる航跡統合装置5はこれだけに限られず、さらに他の目標検出装置、例えば、光波センサや電波センサ等を併用して構成することができる。図10は実施の形態3による空港面監視システムを示すブロック構成図であり、図10において、32は光波センサ、電波センサあるいは画像センサ等の他の目標検出装置、33は他の目標検出装置32の追尾処理部、34は他の目標検出装置32の航跡相関処理部である。なお、図中、同一符号は同一又は相当部分を示し、これらについての詳細な説明は省略する。
ここで、3以上の目標検出装置を併用する場合は、これら各目標検出装置により得られる3つの航跡の座標位置から基準センターラインまでの垂直距離をそれぞれ算出し、その垂直距離に応じて決定した重み付け割合に基づいて統合航跡の座標位置を決定する。例えば、3つの航跡の座標位置が直線状に配置される場合は、まず両端の2点から仮の座標位置を決め、この仮の座標位置を第3の航跡の重み付け割合に基づき移動させて統合航跡の座標位置を決定する。3つの航跡の座標位置が三角形状に配置される場合は、例えば、その三角形の中心から重み付け割合がより重い座標位置へ移動させた点を統合航跡の座標位置とする。また、4以上の目標検出装置を併用する場合も同様であり、これら各目標検出装置により得られる4つの航跡の座標位置から基準センターラインまでの垂直距離をそれぞれ算出し、その垂直距離に応じて決定した重み付け割合に基づいて統合航跡の座標位置を決定する。このように、3以上の目標検出装置を併用した場合にも空港面監視システムを構成することができる。
実施の形態1による空港面監視システムを示すブロック構成図である。 図1に示す航跡統合処理部9の具体的構成を示すブロック構成図である。 空港面におけるASDE装置1及びMLAT装置3の配置関係を説明する配置説明図である。 空港面におけるセンターラインAを基準センターラインとして航跡情報を統合する場合について説明するための統合概念図である。 空港面におけるセンターラインBを基準センターラインとして航跡情報を統合する場合について説明するための統合概念図である。 図1に示す表示装置6により監視モニタ等の表示部に表示された各航跡情報の表示例を示すイメージ図である。 実施の形態2による空港面監視システムの航跡統合処理部9の具体的構成を示すブロック構成図である。 図7に示す航跡残差補正処理部28の具体的構成を示すブロック構成図である。 図7に示す航跡残差補正処理部28による補正係数の算出処理を説明するための概念図である。 実施の形態3による空港面監視システムを示すブロック構成図である。
符号の説明
1 空港面探知装置(ASDE装置)、2,4,33 追尾処理部、
3 マルチラテレーション測位装置(MLAT装置)、5 航跡統合装置、
6 表示装置、7 ASDE航跡相関処理部、8 MLAT航跡相関処理部、
9 航跡統合処理部、11 システム航跡予測処理部、
12 センターラインデータベース、13 垂直距離算出処理部、
14 センターライン決定処理部、15 重み付け決定処理部、
16 統合航跡生成処理部、28 航跡残差補正処理部、
32 他の目標検出装置。


Claims (3)

  1. 複数の目標検出装置を併用して空港面を監視し、前記複数の目標検出装置を介して検出された同一目標物についての各航跡情報から統合航跡を生成して表示部に表示する空港面監視システムにおいて、前記目標検出装置毎に設けられ、対応する目標検出装置を介して前記同一目標物についての航跡情報が検出されたときはその航跡情報について統合対象であるか否かを識別し、対応する目標検出装置以外を介して前記同一目標物についての航跡情報が検出されたときは前記対応する目標検出装置を介して検出された過去の航跡情報に基づく前記同一目標物についての予測航跡情報について統合対象であるか否かを識別する相関処理を行い、前記統合対象である航跡情報及び予測航跡情報をそれぞれ出力する複数の相関処理部と、前記空港面のセンターライン情報を蓄積したセンターラインデータベースと、このセンターラインデータベースの前記センターライン情報を用いて前記複数の相関処理部から出力された前記統合対象である各航跡情報の座標位置から基準センターラインまでの垂直距離をそれぞれ算出し、それら垂直距離に基づく重み付け割合により前記同一目標物についての統合航跡の座標位置を決定する航跡統合処理部と、この航跡統合処理により座標位置が決定された前記統合航跡を表示部に表示する表示装置とを備えた空港面監視システム。
  2. 前記複数の目標検出装置は、空港面にレーダ電波を送受信して目標物の航跡情報を検出する空港面探知レーダ装置及び航空機からの応答信号を複数の受信機により受信して目標物の航跡情報を検出するマルチラテレーション測位装置である請求項1に記載の空港面監視システム。
  3. 複数の目標検出装置を介して検出された同一目標物についての航跡情報がそれぞれ入力され、これら複数の航跡情報から統合航跡を生成する航跡統合装置において、複数の目標検出装置を併用して空港面を監視し、前記複数の目標検出装置を介して検出された同一目標物についての各航跡情報から統合航跡を生成して表示部に表示する空港面監視システムにおいて、前記目標検出装置毎に設けられ、対応する目標検出装置を介して前記同一目標物についての航跡情報が検出されたときはその航跡情報について統合対象であるか否かを識別し、対応する目標検出装置以外を介して前記同一目標物についての航跡情報が検出されたときは前記対応する目標検出装置を介して検出された過去の航跡情報に基づく前記同一目標物についての予測航跡情報について統合対象であるか否かを識別する相関処理を行い、前記統合対象である航跡情報及び予測航跡情報をそれぞれ出力する複数の相関処理部と、前記空港面のセンターライン情報を蓄積したセンターラインデータベースと、このセンターラインデータベースの前記センターライン情報を用いて前記複数の相関処理部から出力された前記統合対象である各航跡情報の座標位置から基準センターラインまでの垂直距離をそれぞれ算出し、それら垂直距離に基づく重み付け割合により前記同一目標物についての統合航跡の座標位置を決定する航跡統合処理部とを備えた航跡統合装置。
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