JP2014062889A - 被水検出装置および被水検出方法 - Google Patents

被水検出装置および被水検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被水の有無の判定だけでなく、被水量をも精度よく定量化可能な被水検出装置および被水検出方法を提供する。
【解決手段】被水検出装置1においては、被水検出素子3が多孔質層17を備えることで、付着した水の量が多い場合でも多孔質層17に水を保持できるため、水が弾かれて被水検出素子3から直ちに離れるのを抑制でき、付着した水の量に応じて被水検出素子3の温度を変化させることが可能となる。被水検出装置1は、ヒータ部13の抵抗値変化状態に基づいて被水検出素子3の被水タイミングを判定するとともに(S150)、ヒータ部13の抵抗値変化量ΔRを検出し(S150)、抵抗値変化量ΔRに基づいて被水検出素子3の被水状態を判定することで(S160)、被水量を少なくとも含む被水状態を確実に検出できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、被水検出箇所における被水状態を検出する被水検出装置および被水検出方法に関する。
被水検出箇所における被水状態を検出する被水検出装置は、例えば、内燃機関の排気管などにおける被水状態の検出に用いられる。より具体的には、内燃機関の始動直後において、排気管に設けられた各種センサに凝縮水が付着する状態(被水状態)を検出する被水検出装置が知られている。
内燃機関の排気管に設けられるセンサとしては、排気ガス中の特定成分の検出を行うガスセンサ(酸素センサ、NOxセンサなど)がある。これらのガスセンサは、高温状態になることでガス検出が可能な活性化状態となるセンサ素子を有するとともに、センサ素子を加熱するヒータを備える。
これらのガスセンサは、内燃機関の始動時のエミッション低減の要求から、始動直後において、早期のセンサ活性化のためにヒータによるセンサ素子の加熱が行われる。しかし、内燃機関の始動直後は、排気管内に凝縮水が存在する場合があり、排気と共に凝縮水が飛来して高温状態のセンサ素子に付着すると、熱衝撃によりセンサ素子が破損する虞がある。
これに対して、実際のガス検出に用いるガスセンサ(酸素センサ)を利用して、被水の有無を判定する装置が提案されている(特許文献1)。この装置では、ヒータおよびセンサ素子を有するガスセンサを用いて被水の有無を判定しており、センサ素子の素子インピーダンスに基づいて素子温度の変化度合いを測定し、素子温度の変化度合いが基準値より大きい場合に「被水有り」と判定する。
そして、この装置では、センサ素子が被水したと判断すると、ヒータへの通電を禁止して、センサ素子の破損を防止している。
特開2000−283948号公報
しかし、上記従来の装置では、ガス検出に実際に用いるガスセンサを用いて被水の有無を判定するもの、つまり、センサ素子をヒータで加熱し、活性化したセンサ素子の素子インピーダンスに基づいて被水の有無を判定するものであるが、上記構成では素子インピーダンスの変化量が小さく、被水の有無までは判定可能であっても、被水量をも精度よく定量化することまではできなかった。
そこで、本発明は、被水の有無の判定だけでなく、被水量をも精度よく定量化可能な被水検出装置および被水検出方法を提供すること、を目的とする。
本発明は、被水検出箇所における被水状態を検出する被水検出装置であって、発熱抵抗体が先端に埋設された長尺状の絶縁性部材を有する被水検出素子と、発熱抵抗体が予め定められた目標温度となるように、発熱抵抗体に通電を行う温度制御部と、発熱抵抗体における抵抗値の変化状態を検出する抵抗変化検出部と、抵抗変化検出部にて検出した抵抗値の変化状態に基づいて、被水検出素子の被水状態を判定する被水判定部と、を備え、被水検出素子は、絶縁性部材のうち少なくとも前記発熱抵抗体の埋設部分における周方向の全周を覆ってなる、厚さが400μm以下の多孔質層を備えること、を特徴とする被水検出装置である。
この被水検出装置においては、被水検出素子が多孔質層を備えるため、付着した水を多孔質層に保持することができる。もし、多孔質ではない平滑な表面を有する部材が露出している場合、その部材に多量の水が飛来すると、水がその部材の表面から弾かれてしまい、少なくとも一部の水については被水検出素子から直ちに離れてしまう。
これに対して、本発明の被水検出素子は、絶縁性部材のうち少なくとも発熱抵抗体の埋設部分における周方向の全周を覆う多孔質層を備えることで、付着した水の量が多い場合でも多孔質層に水を保持できるため、水が弾かれて被水検出素子から直ちに離れるのを抑制でき、付着した水の量に応じて被水検出素子の温度を変化させることが可能となる。
また、多孔質層の厚さが400μm以下であることにより、多孔質層に付着した水は、多孔質層を介して絶縁性部材に容易に到達可能となる。温度制御部によって目標温度に制御されている発熱抵抗体は、多孔質層を介して絶縁性部材に付着した水の影響による温度変化に伴い、抵抗値が変化する。抵抗変化検出部が発熱抵抗体における抵抗値の変化状態を検出し、被水判定部が、その抵抗値の変化状態に基づいて被水検出素子の被水状態を判定することで、被水状態を確実に検出できる。
なお、発熱抵抗体の抵抗値変化状態のうち抵抗値の変化開始時期は、被水検出素子への水付着時期(被水タイミング)に相当するため、被水判定部は、抵抗値の変化状態に基づいて被水検出素子の被水タイミングを判定できる。
また、発熱抵抗体の抵抗値は、多孔質層を介して絶縁性部材に付着した水の量(被水量)に応じて様々な変化状態を示す。さらに、発熱抵抗体の抵抗値は、従来技術のようなセンサ素子の素子インピーダンスに比べて、被水に伴う変化量が大きくなる。
このため、被水判定部は、抵抗値の変化状態に基づいて被水検出素子の被水状態を判定するにあたり、被水の有無のみならず、被水量も定量的に判定することが可能となる。
つまり、本発明の被水検出装置は、従来は別々に測定する必要があった被水タイミングと被水量とを同時に測定することが可能となり、被水タイミングおよび被水量の測定にかかる工数が削減できる。
よって、本発明の被水検出装置によれば、被水の有無の判定だけでなく、被水量をも精度よく定量化することが可能となる。さらに、本発明によれば、被水タイミングおよび被水量の測定にかかる工数を削減できる。
なお、本発明の被水検出装置においては、多孔質層は、厚さが200μm以下であることが好ましい。
多孔質層の厚さを200μm以下にすることにより、多孔質層に付着した水は、より速やかに絶縁性部材に到達する。
これにより、実際の被水時期から発熱抵抗体の抵抗値変化開始までの時間を短縮することができ、被水検出の応答速度を向上できる。
次に、本発明の被水検出装置においては、被水判定部は、被水検出素子に付着した被水量と抵抗値の変化量との相関関係の情報に基づいて、被水量を少なくとも含む被水状態を判定する、という構成を採ることができる。
つまり、被水判定部は、相関関係の情報に基づいて、抵抗変化検出部にて検出した抵抗値の変化状態に対応する被水量を判定する。この被水検出装置は、被水量を少なくとも含む被水状態を判定できる。
これにより、この被水検出装置は、単なる「被水の有無」のみならず、被水量を判定できるため、被水検出箇所での詳細な被水状態を判定できる。
よって、本発明の被水検出装置によれば、被水検出箇所において、被水量を少なくとも含む被水状態を判定できるため、被水の判定精度の低下を抑制できる。
次に、本発明方法は、被水検出箇所における被水状態を検出する被水検出方法であって、発熱抵抗体が先端に埋設された長尺状の絶縁性部材を有する被水検出素子を用いる被水検出方法であり、発熱抵抗体が予め定められた目標温度となるように、発熱抵抗体に通電を行う温度制御工程と、発熱抵抗体における抵抗値の変化状態を検出する抵抗変化検出工程と、抵抗変化検出工程にて検出した抵抗値の変化状態に基づいて、被水検出素子の被水状態を判定する被水判定工程と、を有しており、被水検出素子は、絶縁性部材のうち少なくとも発熱抵抗体の埋設部分における周方向の全周を覆ってなる、厚さが400μm以下の多孔質層を備えること、を特徴とする被水検出方法である。
この被水検出方法においては、被水検出素子が多孔質層を備えるため、付着した水を多孔質層に保持することができる。もし、多孔質ではない平滑な表面を有する部材が露出している場合、その部材に多量の水が飛来すると、水がその部材の表面から弾かれてしまい、少なくとも一部の水については被水検出素子から直ちに離れてしまう。
これに対して、本発明方法に用いる被水検出素子は、絶縁性部材のうち少なくとも発熱抵抗体の埋設部分における周方向の全周を覆う多孔質層を備えることで、付着した水の量が多い場合でも多孔質層に水を保持できるため、水が弾かれて被水検出素子から直ちに離れるのを抑制でき、付着した水の量に応じて被水検出素子の温度を変化させることが可能となる。
また、多孔質層の厚さが400μm以下であることにより、多孔質層に付着した水は、多孔質層を介して絶縁性部材に容易に到達可能となる。温度制御工程において、目標温度に制御されている発熱抵抗体は、多孔質層を介して絶縁性部材に付着した水の影響による温度変化に伴い抵抗値が変化する。抵抗変化検出工程において、発熱抵抗体における抵抗値の変化状態を検出し、被水判定工程において、その抵抗値の変化状態に基づいて被水検出素子の被水状態を判定することで、被水状態を確実に検出できる。
なお、発熱抵抗体の抵抗値変化状態のうち抵抗値の変化開始時期は、被水検出素子への水付着時期(被水タイミング)に相当するため、被水判定工程では、抵抗値の変化状態に基づいて被水検出素子の被水タイミングを判定できる。
また、発熱抵抗体の抵抗値は、多孔質層を介して絶縁性部材に付着した水の量(被水量)に応じて様々な変化状態を示す。さらに、発熱抵抗体の抵抗値は、従来技術のようなセンサ素子の素子インピーダンスに比べて、被水に伴う変化量が大きくなる。
このため、被水判定工程においては、抵抗値の変化状態に基づいて被水検出素子の被水状態を判定するにあたり、被水の有無のみならず、被水量も定量的に判定することが可能となる。
つまり、本発明方法を用いることで、従来は別々に測定する必要があった被水タイミングと被水量とを同時に測定することが可能となり、被水タイミングおよび被水量の測定にかかる工数が削減できる。
よって、本発明方法の被水検出方法によれば、被水の有無の判定だけでなく、被水量をも精度よく定量化することが可能となる。さらに、本発明方法によれば、被水タイミングおよび被水量の測定にかかる工数を削減できる。
なお、本発明の被水検出方法においては、多孔質層は、厚さが200μm以下であることが好ましい。
多孔質層の厚さを200μm以下にすることにより、多孔質層に付着した水は、より速やかに絶縁性部材に到達する。
これにより、実際の被水時期から発熱抵抗体の抵抗値変化開始までの時間を短縮することができ、被水検出の応答速度を向上できる。
次に、本発明方法の被水検出方法においては、被水判定工程では、被水検出素子に付着した被水量と前記抵抗値の変化量との相関関係の情報に基づいて、被水量を少なくとも含む被水状態を判定することができる。
つまり、被水判定工程では、相関関係の情報に基づいて、抵抗変化検出部にて検出した抵抗値の変化状態に対応する被水量を判定する。この被水検出方法であれば、被水量を少なくとも含む被水状態を判定できる。
これにより、この被水検出方法では、単なる「被水の有無」のみならず、被水量を判定できるため、被水検出箇所での詳細な被水状態を判定できる。
よって、本発明方法の被水検出方法によれば、被水検出箇所において、被水量を少なくとも含む被水状態を判定できるため、被水の判定精度の低下を抑制できる。
なお、本発明の被水検出方法においては、目標温度は、300℃以上400℃以下であることが好ましい。
このような温度範囲での使用であれば、被水に伴って過大な熱衝撃が生じるのを抑制でき、被水による被水検出素子の破損を抑制できる。
本発明の被水検出装置または被水検出方法によれば、被水検出箇所における被水状態を確実に検出でき、被水の判定精度の低下を抑制できる。
被水検出装置の全体構成図である。 被水検出素子の概略構造を示す斜視図である。 図2の被水検出素子におけるA−A断面図である。 被水検出処理の処理内容を表したフローチャートである。 水の付着に伴うヒータ部の抵抗値変化状態を測定した測定結果である。 被水量と抵抗値変化量ΔRとの相関関係に関する測定結果である。 多孔質層の厚さ寸法が異なる2つの被水検出素子を用いて、被水量と抵抗値変化量ΔRとの相関関係について測定した測定結果である。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
尚、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
[1.第1実施形態]
[1−1.全体構成]
図1は、本発明が適用された実施形態としての被水検出装置1の全体構成図である。
被水検出装置1は、内燃機関の排気管のうち酸素センサの設置箇所での被水状況を検出する用途に用いられる。
なお、酸素センサは、ボイラや自動車のエンジン等の各種内燃機器の排ガス中の特定ガス(酸素)の濃度を検出するために用いられる。検出したガス濃度は、例えば、各種内燃機関における空燃比フィードバック制御等に使用できる。
そして、被水検出装置1を用いて内燃機関の始動直後における被水状況を検出した場合、その検出結果(被水状況)は、被水の熱衝撃による酸素センサ素子の破損を抑制するために利用できる。つまり、検出された被水状況に基づいて、被水タイミングで酸素センサ素子が高温状態となるのを避けるように、酸素センサの温度制御(ヒータの温度制御)を行うことで、被水による熱衝撃によって酸素センサ素子が破損するのを抑制できる。
被水検出装置1は、被水検出素子3と、電源装置5と、スイッチ6と、抵抗素子7と、制御部9と、を備えている。
図2に、被水検出素子3の概略構造を示す斜視図を示し、図3に、図2の被水検出素子3におけるA−A断面図を示す。
なお、図2では、軸線方向(長手方向)における中間部分を省略して被水検出素子3を表すとともに、ヒータ部13などの内部構造を点線で模式的に表している。
被水検出素子3は、絶縁性部材11と、ヒータ部13と、一対の電極端子15と、多孔質層17と、を備える。なお、被水検出素子3の詳細については、後述する。
電源装置5は、所定の出力電圧値(例えば、18[V])で電力供給する電源装置であり、スイッチ6を介して、抵抗素子7および被水検出素子3(詳細には、ヒータ部13)への電力供給を行う。
スイッチ6は、制御部9からの指令信号に基づいて、ON状態(通電状態)またはOFF状態(遮断状態)に切替可能に構成されている。
なお、電源装置5の出力電圧および抵抗素子7の抵抗値は、被水検出素子3の先端部(詳細には、ヒータ部13)の温度が目標温度となるように、予め適切な値に設定されている。なお、被水検出素子3の目標温度は、熱衝撃による被水検出素子3の破損が生じない温度に設定される。本実施形態では、目標温度は、350[℃]に設定されている。
制御部9は、被水検出装置1の全体を制御するものであり、被水状態を検出するための各処理を実行する。制御部9は、いわゆるマイクロコンピュータで構成されており、詳細は図示しないが、公知の構成を有し、演算を行うマイクロプロセッサ、プログラムやデータを一時記憶するRAM、プログラムやデータを保持するROM、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路などを含んで構成されている。
また、制御部9は、被水検出素子3(詳細には、ヒータ部13)と抵抗素子7との接続点の電位を入力するためのA/D変換部(図示省略)を備えている。この電位は、ヒータ部13の両端電圧に等しい値を示すため、制御部9は、この電位を用いることでヒータ部13の両端電圧を検出可能に構成されている。
制御部9は、被水検出素子3におけるヒータ部13の両端電圧に基づいて、ヒータ部13の抵抗値の変化状態を検出し、その抵抗値変化状態に基づいて被水検出素子3の被水状態を判定する被水判定処理を行う。被水判定処理の処理内容は、後述する。
[1−2.被水検出素子3]
図2および図3に示すように、被水検出素子3は、絶縁性部材11と、ヒータ部13と、一対の電極端子15と、多孔質層17と、を備える。
絶縁性部材11は、軸線方向(図2における左右方向)に延びる長尺の平板状に形成されており、アルミナを主体に構成されている。
ヒータ部13は、発熱抵抗体で構成されており、絶縁性部材11の先端側の内部に備えられる。一対の電極端子15は、一対のリード部14を介してヒータ部13に電気的に接続されており、絶縁性部材11の後端側の外部に備えられる。
多孔質層17は、層厚寸法が200[μm]の多孔質材料で構成されている。また、多孔質層17は、絶縁性部材11のうち少なくともヒータ部13の埋設部分における周方向の全周を覆う形態で構成されている。
つまり、被水検出素子3は、外部の電源装置5から一対の電極端子15を通じてヒータ部13に通電されることで、ヒータ部13が発熱するように構成されている。
なお、被水検出素子3は、例えば、内燃機関の排気管における酸素センサの設置箇所に酸素センサの代わりに設置される。これにより、被水検出素子3は、酸素センサの設置箇所に飛来する水滴(凝縮水など)を捕捉することができ、酸素センサの設置箇所における被水状態を検出することができる。
また、この被水検出装置1には、被水検出素子3を覆う保護カバーが備えられていないため、被水検出素子3は、多孔質層17が外部に露出する状態で酸素センサの設置箇所に設置される。このため、この設置箇所に飛来した水滴は、直接、被水検出素子3の多孔質層17に付着する。つまり、被水検出素子3は、飛来した水の影響によって温度が確実に変化するとともに、その内部のヒータ部13(発熱抵抗体)の温度が確実に変化する。
また、被水検出素子3は、絶縁性部材11のうち少なくともヒータ部13の埋設部分における周方向の全周を覆う多孔質層17を備えるため、付着した水を多孔質層17に保持することができる。もし、多孔質ではない平滑な表面を有する部材が露出している場合、その部材に多量の水が飛来すると、水がその部材の表面から弾かれてしまい、少なくとも一部の水については被水検出素子から直ちに離れてしまう。
これに対して、被水検出素子3は、絶縁性部材11のうち少なくともヒータ部13の埋設部分における周方向の全周を覆う多孔質層17を備えることで、付着した水の量が多い場合でも多孔質層17に水を保持できるため、水が弾かれて被水検出素子3から直ちに離れるのを抑制でき、付着した水の量に応じて被水検出素子3の温度を変化させることが可能となる。
[1−3.被水検出処理]
次に、制御部9で実行される被水検出処理について説明する。
図4に、被水検出処理の処理内容を表したフローチャートを示す。
なお、被水検出処理は、被水検出装置1が起動されると、制御部9での内部処理として処理が開始される。
被水検出処理が開始されると、まず、S110(Sはステップを表す)では、被水検出素子3のヒータ部13に対する電圧印加を開始する処理を実行する。具体的には、スイッチ6をON状態(通電状態)に制御して、電源装置5からヒータ部13および抵抗素子7に対する通電を開始する。
次のS120では、S110でヒータ部13への通電を開始した後、予め定められた温度安定時間が経過したか否かを判定しており、肯定判定の場合にはS130に移行し、否定判定の場合には同ステップを繰り返し実行して温度安定時間が経過するまで待機する。
なお、温度安定時間は、ヒータ部13への通電開始時を起点として、常温(例えば、20℃)の被水検出素子3が目標温度に到達するまでに要する加熱時間が設定されている。本実施形態では、温度安定時間として300[sec]と設定されているが、これに限らず、被水検出素子3の温度が目標温度で充分に安定する時間を適宜設定すればよい。
S120で肯定判定されてS130に移行すると、S130では、測定開始信号の待機処理を起動する。具体的には、被水検出の測定開始時期を表す測定開始信号S1を外部から受信するために、制御部9の信号入力部(図示省略)の状態を、測定開始信号が受信可能な待機状態に設定する。なお、本実施形態では、内燃機関の始動を表す始動信号が内燃機関の制御装置から出力されており、その始動信号を測定開始信号S1として制御部9に入力される。
次のS140では、内燃機関が始動したか否かを判定しており、肯定判定の場合にはS150に移行し、否定判定の場合には同ステップを繰り返し実行して内燃機関が始動するまで待機する。なお、S140では、内燃機関から測定開始信号S1(始動信号)が入力されたか否かに基づいて、内燃機関が始動したか否かを判定する。
S140で肯定判定されてS150に移行すると、S150では、被水検出素子3のヒータ部13における抵抗値の変化量(以下、抵抗値変化量ΔRともいう)を測定する処理を実行する。また、S150では、被水検出素子3のヒータ部13における抵抗値の変化状態に基づいて、被水検出素子3への水付着時期(被水タイミング)を測定する処理も実行する。
なお、ヒータ部13の両端電圧は、ヒータ部13の抵抗値変化に応じて変動する。また、ヒータ部13は、自身の温度変化によって抵抗値が変化する温度特性を有している。このため、被水検出素子3に水が付着すると、ヒータ部13に温度変化が生じて、ヒータ部13の抵抗値が変化すると共にヒータ部13の両端電圧が変化する。つまり、ヒータ部13の両端電圧の変化状態に基づいて、温度変化に伴うヒータ部13の抵抗値変化量を測定できる。
ここで、図5に、水の付着に伴うヒータ部13の抵抗値変化状態を測定した測定結果を示す。図5では、横軸を時間とし、縦軸をヒータ部13の抵抗値として、抵抗値の変化状態を示している。
図5では、時間T1が被水検出素子3への水付着時期であり、時間T1よりも早い時期では抵抗値が通常抵抗値R1であるが、時間T1の直後から抵抗値が低下していることが判る。そして、ヒータ部13の抵抗値は、最低抵抗値R2まで低下した後、徐々に上昇して再び通常抵抗値R1まで戻る。
つまり、被水検出素子3は、時間T1よりも早い時期では温度が一定(具体的には、目標温度)であり、時間T1の直後から温度が低下し、ヒータ部13の抵抗値が最低抵抗値R2となる時点で最低温度まで低下する。その後、被水検出素子3は、徐々に温度が上昇して元の目標温度に戻る。
S150では、ヒータ部13の抵抗値変化状態のうち、抵抗値の変化開始時期である時間T1を、被水検出素子3への水付着時期(被水タイミング)と判定する。
このときのヒータ部13の抵抗値変化量ΔR(=R1−R2)は、被水量に応じて変化する。
ここで、図6に、被水量と抵抗値変化量ΔRとの相関関係に関する測定結果を示す。
図6に示すように、被水検出素子3に付着した水の量(換言すれば、被水量)が大きくなるほど、ヒータ部13の抵抗値変化量ΔRが大きくなることが判る。
つまり、S150では、ヒータ部13における両端電圧の変化量(換言すれば、電位差)を測定するとともに、その電位差に基づいてヒータ部13の抵抗値変化量ΔRを測定している。
次のS160では、S150で測定したヒータ部13の抵抗値変化量ΔRに基づいて、被水検出素子3に付着した被水量を演算する。
具体的には、図6に示すような被水量と抵抗値変化量ΔRとの相関関係に関するマップ(あるいは計算式など)を用いて、抵抗値変化量ΔRに対応する被水量を演算する。
次のS170では、ヒータ部13に対する電圧印加を停止する処理を実行する。具体的には、スイッチ6をOFF状態(遮断状態)に制御して、電源装置5からヒータ部13および抵抗素子7に対する通電を停止する。
S170での処理が終了すると、被水検出処理は終了する。
つまり、被水検出処理では、ヒータ部13の抵抗値変化状態に基づいて被水検出素子3への水付着時期(被水タイミング)を測定する処理を行うとともに、被水検出素子3におけるヒータ部13の抵抗値変化量ΔRを測定し、その抵抗値変化量ΔRに基づいて、被水検出素子3に付着した被水量を演算する処理を行う。
被水検出装置1は、上記のような被水検出処理を実行することで、内燃機関の始動直後における酸素センサの設置箇所に関して、被水の有無を判定できるとともに、被水量および被水タイミングを含む被水状態を判定することができる。
[1−4.効果]
以上説明したように、本実施形態の被水検出装置1においては、被水検出素子3の多孔質層17が外部に露出する状態で被水検出箇所に備えられることから、飛来した水(凝縮水など)は、保護カバーにより阻害されることなく、被水検出素子3の多孔質層17に直接付着する。このため、保護カバーを有するセンサとは異なり、この被水検出素子3は、飛来した水の影響によって温度が確実に変化するとともに、その内部のヒータ部13(発熱抵抗体)の温度が確実に変化する。
また、被水検出素子3は、絶縁性部材11のうち少なくともヒータ部13の埋設部分における周方向の全周を覆う多孔質層17を備えるため、付着した水を多孔質層17に保持することができる。もし、多孔質ではない平滑な表面を有する部材が露出している場合、その部材に多量の水が飛来すると、水がその部材の表面から弾かれてしまい、少なくとも一部の水については被水検出素子から直ちに離れてしまう。
これに対して、被水検出素子3は、多孔質層17を備えることで、付着した水の量が多い場合でも多孔質層17に水を保持できるため、水が弾かれて被水検出素子3から直ちに離れるのを抑制でき、付着した水の量に応じて被水検出素子3の温度を変化させることが可能となる。
また、多孔質層17は、層厚寸法が200[μm]の多孔質材料で構成されており、層厚寸法が400[μm]以下であることから、多孔質層17に付着した水は、多孔質層17を介して絶縁性部材11に容易に到達可能となる。
さらに、被水検出装置1においては、多孔質層17の層厚寸法が200[μm]以下であるため、多孔質層17に付着した水は、より速やかに絶縁性部材11に到達する。これにより、実際の被水時期からヒータ部13の抵抗値変化開始までの時間を短縮することができ、被水検出の応答速度を向上できる。
そして、電源装置5および抵抗素子7によって目標温度に制御されているヒータ部13(発熱抵抗体)は、被水検出素子3に付着した水の影響による温度変化に伴い、抵抗値が変化する。
被水検出装置1は、被水検出処理のS150において、ヒータ部13における抵抗値の変化状態(詳細には、抵抗値変化量ΔR)を検出し、被水検出処理のS160において、抵抗値の変化状態(詳細には、抵抗値変化量ΔR)に基づいて被水検出素子3の被水状態(詳細には、被水量)を判定することで、被水量を少なくとも含む被水状態を確実に検出できる。
なお、ヒータ部13の抵抗値変化状態のうち抵抗値の変化開始時期(時間T1)は、被水検出素子3への水付着時期(被水タイミング)に相当するため、被水判定処理のS150では、ヒータ部13の抵抗値変化状態に基づいて被水検出素子3の被水タイミングを判定できる。
また、ヒータ部13の抵抗値は、多孔質層17を介して絶縁性部材11に付着した水の量(被水量)に応じて様々な変化状態を示す。さらに、発熱抵抗体からなるヒータ部13の抵抗値は、従来技術のようなセンサ素子の素子インピーダンスに比べて、被水に伴う変化量が大きくなる。
このため、被水検出装置1は、ヒータ部13の変化状態に基づいて被水検出素子3の被水状態を判定するにあたり、被水の有無のみならず、被水量も定量的に判定することが可能となる。
つまり、被水検出装置1は、従来は別々に測定する必要があった被水タイミングと被水量とを同時に測定することが可能となり、被水タイミングおよび被水量の測定にかかる工数が削減できる。
よって、本実施形態の被水検出装置1によれば、被水の有無の判定だけでなく、被水量をも精度よく定量化することが可能となる。さらに、本実施形態の被水検出装置1によれば、被水タイミングおよび被水量の測定にかかる工数を削減できる。
また、被水検出装置1は、被水検出処理のS160において、被水量と抵抗値変化量ΔRとの相関関係に関するマップ(あるいは計算式など)を用いて、抵抗値変化量ΔRに対応する被水量を演算する。つまり、被水検出装置1は、被水検出素子3に付着した被水量とヒータ部13の抵抗値変化量ΔRとの相関関係の情報に基づいて、被水量を少なくとも含む被水状態を判定する。
換言すれば、被水検出処理のS160を実行する制御部9は、被水量と抵抗値変化量ΔRとの相関関係に関するマップ(あるいは計算式など)に基づいて、被水検出処理のS150を実行する制御部9にて検出した抵抗値変化量ΔRに対応する被水量を判定する。このため、この被水検出装置1は、被水量を少なくとも含む被水状態を判定することができる。
これにより、この被水検出装置1は、被水の有無のみならず、被水量を判定できるため、被水検出箇所での詳細な被水状態を判定できる。
よって、本実施形態の被水検出装置1によれば、被水検出箇所において、被水量を少なくとも含む被水状態を判定できるため、被水の判定精度の低下を抑制できる。
[1−5.特許請求の範囲との対応関係]
ここで、特許請求の範囲と本実施形態とにおける文言の対応関係について説明する。
ヒータ部13が発熱抵抗体の一例に相当し、絶縁性部材11が絶縁性部材の一例に相当し、電源装置5および抵抗素子7が温度制御部の一例に相当する。
被水検出処理のS150を実行する制御部9が抵抗変化検出部の一例に相当し、抵抗値変化量ΔRが「抵抗値の変化状態」の一例に相当し、被水検出処理のS160を実行する制御部9が被水判定部の一例に相当する。
被水検出処理におけるS110およびS120の実行時期が温度制御工程の一例に相当し、被水検出処理におけるS150の実行時期が抵抗値変化検出工程の一例に相当し、被水検出処理におけるS160の実行時期が被水判定工程の一例に相当する。
[2.多孔質層の厚さ寸法について]
次に、被水検出素子3における多孔質層17の厚さ寸法と抵抗値変化量ΔRとの相関関係について測定した測定結果について説明する。
図7は、多孔質層の厚さ寸法が異なる2つの被水検出素子を用いて、被水量と抵抗値変化量ΔRとの相関関係について測定した測定結果である。なお、この測定では、多孔質層の厚さ寸法が200[μm]の被水検出素子(以下、第1素子ともいう)と、多孔質層の厚さ寸法が400[μm]の被水検出素子(以下、第2素子ともいう)と、を用いた。
図7に示すように、第1素子は、第2素子に比べて、同一の被水量であっても、抵抗値変化量ΔRが大きくなる。例えば、被水量が1.0[μL]の場合には、第1素子は、第2素子に比べて、差分ΔRaだけ抵抗値変化量ΔRが大きいことが判る。
これは、多孔質層17の厚さ寸法が小さくなるほど、多孔質層17を介して絶縁性部材11に到達する水の量が大きくなり、ヒータ部13の温度変化量が大きくなるためと考えられる。
反対に、多孔質層17の厚さ寸法が大きすぎる場合、ヒータ部13の温度変化量が小さくなるとともに抵抗値変化量ΔRが小さくなるため、被水量の検出精度が低下する可能性がある。
なお、本測定に用いた第2素子における抵抗値変化量ΔRの大きさであれば、被水量毎の抵抗値変化量ΔRの差違を判定できるため、被水量の検出は可能である。このため、多孔質層17の厚さ寸法が400[μm]以下であれば、被水量を十分に検出することができる。
また、本測定に用いた第1素子における抵抗値変化量ΔRの大きさであれば、被水量毎の抵抗値変化量ΔRの差違がより一層大きくなるため、精度良く被水量を検出することが可能となる。このため、多孔質層17の厚さ寸法が200[μm]以下であれば、被水量の検出精度がより向上する。
[3.他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、多孔質層の厚さ寸法が200[μm]の被水検出素子について説明したが、多孔質層の厚さ寸法はこの数値に限られることはない。つまり、被水検出箇所の環境や用途などに応じて、適切な厚さ寸法の多孔質層を備えることができる。
また、ヒータ部13(発熱抵抗体)の目標温度は、350[℃]に限られることはなく、熱衝撃による被水検出素子3の破損が生じない温度範囲(例えば、300〜400[℃])で、任意の数値を採ることができる。なお、ヒータ部13の目標温度は、電源装置5の電圧値や抵抗素子7の抵抗値を変更することで、任意の数値に設定することができる。
また、被水検出素子は、上述した長尺平板状の素子に限られることはなく、被水検出箇所に設置できる形状であれば、長尺筒型状の素子や長尺柱型状の素子など任意の形状を採ることができる。
また、上記実施形態では、被水検出素子を覆う保護カバーが備えられていない構成について説明したが、保護カバーを備える構成であってもよい良い。ガスセンサは通常、保護カバーを備えた状態で使用されることが多く、被水検出素子3が保護カバーを備えることで当該ガスセンサの態様に近づくため、実際のガスセンサに近い被水状態を再現することができる。
1…被水検出装置、3…被水検出素子、5…電源装置、7…抵抗素子、9…制御部、11…絶縁性部材、13…ヒータ部、15…電極端子、17…多孔質層。

Claims (7)

  1. 被水検出箇所における被水状態を検出する被水検出装置であって、
    発熱抵抗体が先端に埋設された長尺状の絶縁性部材を有する被水検出素子と、
    前記発熱抵抗体が予め定められた目標温度となるように、前記発熱抵抗体に通電を行う温度制御部と、
    前記発熱抵抗体における抵抗値の変化状態を検出する抵抗変化検出部と、
    前記抵抗変化検出部にて検出した前記抵抗値の変化状態に基づいて、前記被水検出素子の被水状態を判定する被水判定部と、
    を備え、
    前記被水検出素子は、前記絶縁性部材のうち少なくとも前記発熱抵抗体の埋設部分における周方向の全周を覆ってなる、厚さが400μm以下の多孔質層を備えること、
    を特徴とする被水検出装置。
  2. 前記多孔質層は、厚さが200μm以下であること、
    を特徴とする請求項1に記載の被水検出装置。
  3. 前記被水判定部は、前記被水検出素子に付着した被水量と前記抵抗値の変化量との相関関係の情報に基づいて、被水量を少なくとも含む前記被水状態を判定すること、
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の被水検出装置。
  4. 被水検出箇所における被水状態を検出する被水検出方法であって、
    発熱抵抗体が先端に埋設された長尺状の絶縁性部材を有する被水検出素子を用いる被水検出方法であり、
    前記発熱抵抗体が予め定められた目標温度となるように、前記発熱抵抗体に通電を行う温度制御工程と、
    前記発熱抵抗体における抵抗値の変化状態を検出する抵抗変化検出工程と、
    前記抵抗変化検出工程にて検出した前記抵抗値の変化状態に基づいて、前記被水検出素子の被水状態を判定する被水判定工程と、
    を有しており、
    前記被水検出素子は、前記絶縁性部材のうち少なくとも前記発熱抵抗体の埋設部分における周方向の全周を覆ってなる、厚さが400μm以下の多孔質層を備えること、
    を特徴とする被水検出方法。
  5. 前記多孔質層は、厚さが200μm以下であること、
    を特徴とする請求項4に記載の被水検出方法。
  6. 前記被水判定工程では、前記被水検出素子に付着した被水量と前記抵抗値の変化量との相関関係の情報に基づいて、被水量を少なくとも含む前記被水状態を判定すること、
    を特徴とする請求項4または請求項5に記載の被水検出方法。
  7. 前記目標温度は、300℃以上400℃以下であること、
    を特徴とする請求項4から請求項6のうちいずれか1項に記載の被水検出方法。
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