JP2014061929A - 合成樹脂製容器蓋 - Google Patents

合成樹脂製容器蓋 Download PDF

Info

Publication number
JP2014061929A
JP2014061929A JP2012209119A JP2012209119A JP2014061929A JP 2014061929 A JP2014061929 A JP 2014061929A JP 2012209119 A JP2012209119 A JP 2012209119A JP 2012209119 A JP2012209119 A JP 2012209119A JP 2014061929 A JP2014061929 A JP 2014061929A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container lid
pieces
piece
main body
skirt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012209119A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6068899B2 (ja
Inventor
Naoyuki Abe
直幸 安部
Yukito Nozaki
幸仁 野崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Closures Co Ltd
Original Assignee
Nippon Closures Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Closures Co Ltd filed Critical Nippon Closures Co Ltd
Priority to JP2012209119A priority Critical patent/JP6068899B2/ja
Publication of JP2014061929A publication Critical patent/JP2014061929A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6068899B2 publication Critical patent/JP6068899B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D55/00Accessories for container closures not otherwise provided for
    • B65D55/16Devices preventing loss of removable closure members
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D2251/00Details relating to container closures
    • B65D2251/10Details of hinged closures
    • B65D2251/1008Means for locking the closure in open position
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D2401/00Tamper-indicating means
    • B65D2401/15Tearable part of the closure
    • B65D2401/30Tamper-ring remaining connected to closure after initial removal

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

【課題】容器の口頸部(54)を開封した後においても容器蓋(2)の全体が容器から分離されることがない型のタンパーエビデント特性を備えた合成樹脂製容器蓋において、容器の口頸部から離脱せしめられた本体(4)をタンパーエビデント裾部(6)に対して旋回せしめる際に、突出片(28)が係止あご部(58)を乗り越えるのに先立って、タンパーエビデント裾部の内周面に配設されている係止手段(22)の存在に起因して音が生成されるのを抑制乃至回避する。
【解決手段】係止手段を周方向に間隔をおいて半径方向内方及び上方に延出する複数個の弧状係止片(48a乃至48f)から構成すると共に、突出片の周方向中心を隣接する2個の弧状係止片(48a、48f)間の間隙の周方向中心に整合せしめ、かくしてタンパーエビデント裾部の局部的強度低下を可及的に回避すると共に、突出片が係止手段に干渉することを回避乃至低減せしめる。
【選択図】図3

Description

本発明は、容器の口頸部を開封した後においても容器蓋の全体が容器から分離されることがない型のタンパーエビデント特性を備えた合成樹脂製容器蓋、更に詳しくは本体とこの本体に一対の非破断接続片及び複数個の破断橋絡部を介して接続されたタンパーエビデント裾部とを含み、橋絡部が破断されて本体が容器の口頸部から離脱されても、容器の口頸部に装着され続けるタンパーエビデント裾部に非破断接続片を介して本体が接続され続ける型の合成樹脂製容器蓋に関する。
口頸部の外周面には雄螺条及びこの雄螺条の下方に位置する係止あご部が形成されている容器に適用される、タンパーエビデント特性を備えた合成樹脂製容器蓋として、下記特許文献1には、円形天面壁及びこの天面壁の周縁から垂下する円筒形スカート壁を有し、スカート壁の内周面には雄螺条に螺合せしめられる雌螺条が形成されている本体と、一対の非破断接続片及び複数個の破断橋絡部を介して本体に接続され、内周面には係止あご部に係止せしめられる係止手段が配設されているタンパーエビデント裾部とを含む合成樹脂製容器蓋が開示されている。スカート壁には下方に突出する突出片が形成され、タンパーエビデント裾部には該突出片の突出端部を受け入れる、上方に解放された切欠が形成され、一対の非破断接続片は突出片に隣接してその周方向両側に配置され、複数個の破断橋絡部は少なくとも突出片及び一対の非破断接続片が存在する領域以外の領域に周方向に間隔をおいて配置されている。一対の非破断接続片の各々はタンパーエビデント裾部に対して本体が上方に移動せしめられると鉛直線に対する傾斜角度が漸次減少せしめられる傾動部を有する。
容器の口頸部を開封する際には、本体を開方向に回転せしめて雄螺条に対する雌螺条の螺合を漸次解除する。かくすると、本体は口頸部に対して漸次上昇されるが、タンパーエビデント裾部は係止手段が口頸部の係止あご部に係止せしめられる故に上昇が阻止され、従って破断橋絡部に応力が生成されて破断橋絡部が破断される。一方、非破断接続片は傾動部の傾斜角度が漸次減少せしめられるが破断されることはない。従って、本体が容器の口頸部から離脱されても、口頸部に装着され続けているタンパーエビデント裾部に一対の非破断接続片を介して本体が接続され続ける。容器の口頸部から本体を変位せしめるために、一対の非破断接続片の所定部位を旋回中心としてタンパーエビデント裾部に対して本体を旋回せしめると、本体に配設されている突出片は、口頸部の係止あご部を弾性的に乗り越え、これによって本体は旋回されて口頸部上から変位した位置に保持される。突出片が弾性的に変形して係止あご部を乗り越え、次いで弾性的に復元する際には音が生成される。
特開2010−18290号公報
本発明者等の経験によれば、上述したとおりの従来の合成樹脂製容器蓋には次のとおりの解決すべき問題が存在する。容器の口頸部から離脱せしめられた本体をタンパーエビデント裾部に対して旋回せしめる際に、突出片が係止あご部を乗り越えるのに先立って、タンパーエビデント裾部の内周面に配設されている係止手段(この係止手段は周方向に間隔をおいて半径方向内方及び上方に延出する複数個の弧状係止片或いは周方向に連続して延在し且つ半径方向内方及び上方に延出する環状係止片から構成されている)に当接し、次いで係止手段を乗り越えることに起因して、音が生成される。本体が口頸部の係止あご部を乗り越えて所要位置まで旋回されたときに生成される音は、本体が所要位置まで旋回されたことを消費者に認知せしめるので好ましいが、本体を所要位置まで旋回せしめる途中で音が生成されることは、消費者が例えば本体の旋回が完了したと誤認してしまい、音が生成された時点で消費者が本体の旋回を中断してしまう等の傾向があり、好ましくない。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、容器の口頸部から離脱せしめられた本体をタンパーエビデント裾部に対して旋回せしめる際に、突出片が係止あご部を乗り越えるのに先立って、タンパーエビデント裾部の内周面に配設されている係止手段の存在に起因して音が生成されるのを抑制乃至回避して、従来の容器蓋に存在する上述したとおりの問題を解決することである。
本体を旋回せしめる際に突出片が係止手段に当接するのを回避するためには、突出片が存在する角度位置において係止手段を省略することが意図され得る。しかしながら、突出片が存在する角度位置においてはタンパーエビデント裾部の突出片の突出端部を受け入れる切欠が形成されている故に、タンパーエビデント裾部の軸線方向寸法が局部的に低減せしめられ、従ってタンパーエビデント裾部の強度が局部的に低減せしめられており、係止手段を省略するとタンパーエビデント裾部の局部的強度低減が助長されてしまう。そこで、本発明においては、係止手段を周方向に間隔をおいて半径方向内方及び上方に延出する複数個の弧状係止片から構成すると共に、突出片の周方向中心を隣接する2個の弧状係止片間の間隙の周方向中心に整合せしめ、かくしてタンパーエビデント裾部の局部的強度低下を可及的に回避すると共に、突出片が係止手段に干渉することを回避乃至低減せしめる。
即ち、本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する合成樹脂製容器蓋として、口頸部の外周面には雄螺条及び該雄螺条の下方に位置する係止あご部が形成されている容器に適用される合成樹脂製容器蓋であって、
円形天面壁及び該天面壁の周縁から垂下する円筒形スカート壁を有し、該スカート壁の内周面には該雄螺条に螺合せしめられる雌螺条が形成されている本体と、一対の非破断接続片及び複数個の破断橋絡部を介して該本体に接続され、内周面には該係止あご部に係止せしめられる係止手段が配設されているタンパーエビデント裾部とを含み、
該スカート壁には下方に突出する突出片が形成され、該タンパーエビデント裾部には該突出片の突出端部を受け入れる、上方に解放された切欠が形成され、該一対の非破断接続片は該突出片に隣接してその周方向両側に配置され、該複数個の破断橋絡部は該突出片及び該一対の非破断接続片が存在する領域以外の領域に周方向に間隔をおいて配置され、該一対の非破断接続片の各々は該タンパーエビデント裾部に対して該本体が上方に移動せしめられると鉛直線に対する傾斜角度が漸次減少せしめられる傾動部を有し、
該タンパーエビデント裾部の内周面に配設された該係止手段は、周方向に間隔をおいて半径方向内方及び上方に延出する複数個の弧状係止片から構成されている、合成樹脂製容器蓋において、
該突出片の周方向中心は隣接する2個の弧状係止片間の間隙の周方向中心に整合せしめられている、ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋が提供される。
好ましくは、該隣接する2個の弧状係止片の各々の隣接側の側縁部の延出端部には、該突出片の干渉を回避するための切欠が形成されている。該隣接する2個の弧状係止片の各々の隣接側の側縁基端部には相互接続片が付設されているのが好適である。
本発明の合成樹脂製容器蓋においては、突出片の周方向中心が隣接する2個の弧状係止片間の間隙の周方向中心に整合せしめられている故に、タンパーエビデント裾部の局部的強度低下を可及的に回避すると共に、複数個の破断橋絡部が破断されて本体が口頸部から離脱せしめられた後に本体がタンパーエビデント裾部に対して旋回せしめられる際に突出片が係止手段に干渉することを回避乃至低減せしめられ、それ故に突出片が係止あご部を乗り越えるのに先立って、タンパーエビデント裾部の内周面に配設されている係止手段の存在に起因して音が生成されることが可及的に回避される。
本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形態を示す正面図。 図1の容器蓋の、一部を断面で示す背面図。 図1の容器蓋の底面図。 係止手段の変形例を示す部分底面図。 図1の容器蓋を容器の口頸部に装着した状態を、一部を断面で示す側面図。 図1の容器蓋の本体を容器の口頸部から離脱せしめるために本体を開方向に回転せしめて上昇せしめた開封操作中間状態を示す正面図。 図1の容器蓋の本体を、口頸部から離脱した後にタンパーエビデント裾部に対して幾分か旋回せしめた状態を示す断面図。 図7の状態における突出片近傍の拡大断面図。 図1の容器蓋の本体を容器の口頸部から離脱した後にタンパーエビデント裾部に対して所定位置まで旋回した状態を示す断面図。 図9の状態における突出片近傍の拡大断面図。
以下、添付図面を参照して、本発明に従って構成された合成樹脂製容器蓋の好適実施形態について、更に詳述する。
本発明に従って構成された合成樹脂製容器蓋の好適実施形態を図示している図1及び図2を参照して説明すると、ポリエチレン又はポリプロピレンの如き適宜の合成樹脂から射出成形又は圧縮成形によって好都合に一体成形することができる、全体を番号2で示す容器蓋は、本体4とタンパーエビデント裾部6とを含んでいる。本体4は円形天面壁8とこの天面壁8の周縁から垂下する円筒形状のスカート壁10を有する。天面壁8の内面には2条のシール突条、即ち内側環状突条12及び外側環状突条14が形成されている。スカート壁10の外周面にはそこに掛けられる指の滑りを防止するための凹凸16が繰り返し形成されている。スカート壁10の内周面には雌螺条18が形成されている。この雌螺条18には周方向に間隔をおいて切欠20が形成されている。タンパーエビデント裾部6は全体として円筒形状であり、後述する破断橋絡部及び一対の非破断接続片を介して本体4のスカート壁10に接続されている。タンパーエビデント裾部6の内周面には係止手段22が配設されている。この係止手段22については、後に更に詳述する。
図1乃至図3を参照して説明を続けると、番号24で示す領域において、本体4のスカート壁10の下端縁は他の領域の下端縁よりも上方に変位せしめられており、またタンパーエビデント裾部6の上端縁は他の領域の上端縁よりも下方に変位せしめられており、スカート壁10とタンパーエビデント裾部6との間には正面図において横長に延びる開口26が生成されている。開口26の周方向中央部において、スカート壁10にはその下端から下方に突出する略矩形状の突出片28が形成されている。図1と共に図8を参照することによって明確に理解される如く、突出片28は実質上垂直に垂下し、次いで半径方向外方に若干変位した後に実質上鉛直に垂下しており、その外面には段部30が形成されている。突出片28に対応して、タンパーエビデント裾部6には突出片28の突出端部を受け入れる、上方に開放した切欠32が形成されている。この切欠32の存在により、後述するとおりにして容器の口頸部を開封する際に、突出片28の旋回がタンパーエビデント裾部6によって妨げられることがない。
図1及び図2に明確に図示するとおり、上記開口26内には、更に、上記突出片28に隣接してその周方向両側に一対の非破断接続片34a及び34bが配設されている。図示の実施形態における非破断接続片34aは、スカート壁10の下端縁に接続された上端部36a、この上端部36aに続いて周方向片側(図1及び図2において右側)に実質上水平に延びる第一の傾動部38a、中間部40a、中間部40aに続いて第一の傾動部38aの下方を周方向他側(図1及び図2において左側)に実質上水平に延びる第二の傾動部42a及びタンパーエビデント裾部6に接続された下端部44aから構成されている。非破断接続片34bは、スカート壁10の下端縁に接続された上端部36b、この上端部36bに続いて周方向片側(図1及び図2において左側)に延びる幅狭な連結部38b、中間部40b、中間部40bに続いて連結部38bの下方で周方向他側(図1及び図2において右側)に実質上水平に延びる第二の傾動部42b及びタンパーエビデント裾部6に接続された下端部44bから構成されている。所望ならば、非破断接続片34aにおける第一の傾動部38a及び第二の傾動部42a並びに非破断接続片34bにおける第二の傾動部42bを実質上水平ではなく所定方向に傾斜せしめることもできる。図示の実施形態においては、非破断接続片34aと非破断接続片34bとは線対称ではなく、構成要素の周方向寸法が幾分相違せしめられているが、その理由については特開2012−76771号明細書の記載を参照されたい。
番号24で示す領域即ち突出片28並びに一対の非破断接続片34a及び34bが存在する領域以外の領域には、タンパーエビデント裾部6を本体4のスカート壁10の下端に接続する複数個の破断橋絡部46が周方向に間隔をおいて複数個、例えば6個、配設されている。破断橋絡部46の各々は周知の形態でよい。所望ならば、一対の非破断接続片34a及び34bが存在する領域においても、例えば第一の傾動部38aと第二の傾動部42aとの間及び中間部40aとスカート壁10の下端又はタンパーエビデント裾部6の上端との間、中間部40bとスカート壁10の下端又はタンパーエビデント裾部6の上端との間等に破断橋絡部を配設することもできる。
図2及び図3を参照して説明を続けると、本発明に従って構成された合成樹脂製容器蓋2においては、上記係止手段22は周方向に間隔をおいて配設された複数個、図示の実施形態においては6個、の弧状係止片48a乃至48fから構成されていることが重要である。そしてまた、上記突出片28の周方向中心は、隣接する2個の係止片48a及び48f間の間隙の周方向中心に整合せしめられていることが重要である。図示の実施形態においては、係止片48a乃至48fの周方向中間部位には係止片48a乃至48fの延出端から基端部に向けて延びるスリット49a乃至49fが形成されている。上記2個の係止片48a及び48fに関しては、(後に更に言及するとおりにして本体4がタンパーエビデント裾部6に対して旋回せしめられる際に)係止片48a及び48fが突出片28と干渉するのを完全に回避するために、隣接側の側縁部の延出端部に略二等辺三角形状の切欠50が形成されている。
所望ならば、上記切欠50を形成することに加えて或いはこれに代えて、隣接する係止片48a及び48f間の間隔を幾分拡張することもできる。上記切欠50を形成することによって或いは隣接する係止片48a及び48f間の間隙を拡張することによってタンパーエビデント裾部6の強度が局部的に低減してしまうのを可及的に回避するために、必要に応じて図4に図示する如く、隣接する係止片48a及び48fの各々の隣接側の側縁基端部を接続する相互接続片52を配設することができる。所望ならば、係止片48a及び48b間、係止片48b及び48c間、係止片48c及び48d間、係止片48d及び48e間、並びに係止片48e及び48f間にも相互接続片を配設することもできる。
図5には、容器蓋2と共に容器の口頸部54も図示されている。ポリエチレンテレフタレートの如き適宜の合成樹脂或いはガラスから形成することができる容器の口頸部54は全体として円筒形状であり、その上面は開口されている。口頸部54の外周面には、雄螺条56とこの雄螺条56の下方に位置する係止あご部58が形成されている。
口頸部54に容器蓋2を装着して口頸部54を密封する際には、口頸部54に容器蓋2を被嵌して閉方向(図5において上方から見て時計方向)に回転せしめ、口頸部54の雄螺条56に容器蓋2の雌螺条18を螺合せしめる。雄螺条56に対する雌螺条18の螺合の進行に応じて容器蓋2は口頸部54に対して漸次下降する。図5に図示する状態まで口頸部54に対して容器蓋2が下降せしめられると、容器蓋2の本体4における天面壁8の内面に形成されている内側環状突条12及び外側環状突条14が夫々口頸部54の内周面及び外周面に密接せしめられ、これによって口頸部54が密封される。容器蓋2のタンパーエビデント裾部6の内周面に配設されている係止手段22は口頸部54の係止あご部58を弾性的に乗り越えて、係止あご部58の下面に係止せしめられる。
口頸部54を開封する際には、容器蓋2を開方向(図5において上方から見て反時計方向)に回転せしめ、口頸部54の雄螺条56に対する容器蓋2の雌螺条18の螺合を漸次解除する。螺合を漸次解除すると容器蓋2の本体4は開方向に回転せしめられると共に上昇せしめられるが、タンパーエビデント裾部6は係止手段22が口頸部54の係止あご部58に係止しているので上昇が阻止され、これに起因して破断橋絡部46に相当な応力が生成され、破断橋絡部46が破断される。しかる後においては、容器蓋2の本体4は開方向への回転と共に上昇し、タンパーエビデント裾部6から上方に漸次離間せしめられる。図2と共に図6を参照することによって明確に理解される如く、タンパーエビデント裾部6から本体4が漸次上方に離間せしめられると、非破断接続片34aの第一の傾動部38a及び非破断接続片34bの第二の傾動部42bは夫々の中間部40a及び第二の傾動部40bの下端を中心として図2及び図6において時計方向に旋回、即ち時計方向に傾動され、一方非破断接続片34aの第二の傾動片42a及び非破断接続片34bの連結部38bは夫々の下端及び上端を中心として図2及び図6において反時計方向に旋回、即ち反時計方向に傾動され、これに応じて非破断接続片34a及び34bにおける第一の傾動部38a及び第二の傾動部42bの鉛直線に対する傾斜角度が漸次低減される。図2及び図6と共に図7を参照することによって明確に理解される如く、口頸部54の雄螺条56に対する容器蓋2の雌螺条18の螺合が完全に解除されると、容器蓋2の本体4は口頸部54から離脱される。しかしながら、本体4は非破断接続片34a及び34bを介して、口頸部54に装着され続けているタンパーエビデント裾部6に接続され続けている故に、容器の口頸部54から離間されることはない。
容器蓋2の本体4が口頸部54から離脱された後においては、非破断接続片34a及び34bをヒンジ支点として本体4を口頸部54から遠ざかる方向に旋回する。この際、図7及び図8に示すとおり、突出片28は、その延出端の内面が容器の係止あご部58の下面に対向する位置まで、容器の口頸部54に近づく方向に旋回する。而して、本発明に従って構成された容器蓋2においては、突出片28の周方向中心は、隣接する2個の係止片48a及び48f間の間隙の周方向中心に整合せしめられており、そしてまた2個の係止片46a及び46fの隣接側の側縁部の延出端部に切欠50が形成されている故に、旋回せしめられる突出片28が係止片48a及び48bに干渉する度合いが低減され或いは干渉せしめられることが回避される。それ故に突出片28が係止あご部58を乗り越えるのに先立って、タンパーエビデント裾部6の内周面に配設されている係止手段22の存在に起因して音が生成されることが抑制乃至回避される。
本体4を図9及び図10に図示する状態まで旋回せしめると、突出片28は口頸部54の係止あご部58を弾性的に乗り越え、次いで弾性的に復元し係止あご部58上方に当接し、突出片28の外面に形成されている段部30或いは突出片28の外面先端部が係止あご部58の上面に係止せしめられる。かくして本体4は図9に図示する位置に保持され、これによって本体4は図9に図示する位置に解除自在に保持される。従って、消費者は本体4の存在によって阻害されることなく、容器内に存在する清涼飲料の如き内容物を飲食することができる。突出片28が係止あご部58を乗り越えて弾性的に復元する際には音が生成され、これによって消費者は本体4が所要位置まで旋回されたことを認知することができる。
内容物の飲食を途中で中断した場合には、図9に図示する位置に保持されている本体4を口頸部54に接近する方向に旋回せしめて再び口頸部54に被嵌し、そして容器蓋2を閉方向に回転せしめて口頸部54の雄螺条56に容器蓋2の雌螺条18を螺合せしめ、かくして容器蓋2を再び図4に図示する状態に位置せしめ、口頸部54を仮密封することができる。
2:容器蓋
4:本体
6:タンパーエビデント裾部
8:天面壁
10:スカート壁
18:雌螺条
22:係止手段
28:突出片
34a:非破断接続片
34b:非破断接続片
46:破断橋絡部
48a:弧状係止片
48b:弧状係止片
48c:弧状係止片
48d:弧状係止片
48e:弧状係止片
48f:弧状係止片
54:口頸部
56:雄螺条
58:係止あご部

Claims (3)

  1. 口頸部の外周面には雄螺条及び該雄螺条の下方に位置する係止あご部が形成されている容器に適用される合成樹脂製容器蓋であって、
    円形天面壁及び該天面壁の周縁から垂下する円筒形スカート壁を有し、該スカート壁の内周面には該雄螺条に螺合せしめられる雌螺条が形成されている本体と、一対の非破断接続片及び複数個の破断橋絡部を介して該本体に接続され、内周面には該係止あご部に係止せしめられる係止手段が配設されているタンパーエビデント裾部とを含み、
    該スカート壁には下方に突出する突出片が形成され、該タンパーエビデント裾部には該突出片の突出端部を受け入れる、上方に解放された切欠が形成され、該一対の非破断接続片は該突出片に隣接してその周方向両側に配置され、該複数個の破断橋絡部は該突出片及び該一対の非破断接続片が存在する領域以外の領域に周方向に間隔をおいて配置され、該一対の非破断接続片の各々は該タンパーエビデント裾部に対して該本体が上方に移動せしめられると鉛直線に対する傾斜角度が漸次減少せしめられる傾動部を有し、
    該タンパーエビデント裾部の内周面に配設された該係止手段は、周方向に間隔をおいて半径方向内方及び上方に延出する複数個の弧状係止片から構成されている、合成樹脂製容器蓋において、
    該突出片の周方向中心は隣接する2個の弧状係止片間の間隙の周方向中心に整合せしめられている、ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋。
  2. 該隣接する2個の弧状係止片の各々の隣接側の側縁部の延出端部には、該突出片の干渉を回避するための切欠が形成されている、請求項1記載の合成樹脂製容器蓋。
  3. 該隣接する2個の弧状係止片の各々の隣接側の側縁基端部には相互接続片が付設されている、請求項1又は2記載の合成樹脂製容器蓋。
JP2012209119A 2012-09-24 2012-09-24 合成樹脂製容器蓋 Active JP6068899B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012209119A JP6068899B2 (ja) 2012-09-24 2012-09-24 合成樹脂製容器蓋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012209119A JP6068899B2 (ja) 2012-09-24 2012-09-24 合成樹脂製容器蓋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014061929A true JP2014061929A (ja) 2014-04-10
JP6068899B2 JP6068899B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=50617562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012209119A Active JP6068899B2 (ja) 2012-09-24 2012-09-24 合成樹脂製容器蓋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6068899B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021046390A1 (en) * 2019-09-06 2021-03-11 Silgan White Cap LLC Tethered, hinged closure
JP2021050005A (ja) * 2019-09-24 2021-04-01 日本山村硝子株式会社 合成樹脂製キャップ
WO2021141079A1 (ja) * 2020-01-07 2021-07-15 日本クロージャー株式会社 合成樹脂製容器蓋
WO2022184990A1 (fr) 2021-03-02 2022-09-09 United Caps France Bouchon muni d'un doigt de verrouillage
WO2023154745A1 (en) * 2022-02-11 2023-08-17 Silgan White Cap LLC Tethered, hinged closure with modified primary slit
RU2809536C1 (ru) * 2020-01-07 2023-12-12 Ниппон Клоужерс Ко., Лтд. Укупорочное средство контейнера, образованное из синтетической смолы

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN212797893U (zh) 2019-05-13 2021-03-26 赫斯基注塑系统有限公司 用于容器的封闭装置和用于通过注射模制形成封闭装置的模具

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11292113A (ja) * 1998-04-07 1999-10-26 Japan Crown Cork Co Ltd プラスチックキャップ
JP2002012245A (ja) * 2000-06-30 2002-01-15 Toppan Printing Co Ltd 封緘リング付プラスチックキャップ
JP2011201559A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Japan Crown Cork Co Ltd 合成樹脂製容器蓋

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11292113A (ja) * 1998-04-07 1999-10-26 Japan Crown Cork Co Ltd プラスチックキャップ
JP2002012245A (ja) * 2000-06-30 2002-01-15 Toppan Printing Co Ltd 封緘リング付プラスチックキャップ
JP2011201559A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Japan Crown Cork Co Ltd 合成樹脂製容器蓋

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021046390A1 (en) * 2019-09-06 2021-03-11 Silgan White Cap LLC Tethered, hinged closure
WO2021046413A1 (en) * 2019-09-06 2021-03-11 Silgan White Cap LLC Tethered, hinged closure
US20220267065A1 (en) * 2019-09-06 2022-08-25 Silgan White Cap LLC Tethered, Hinged Closure
JP2021050005A (ja) * 2019-09-24 2021-04-01 日本山村硝子株式会社 合成樹脂製キャップ
JP7409813B2 (ja) 2019-09-24 2024-01-09 日本山村硝子株式会社 合成樹脂製キャップ
WO2021141079A1 (ja) * 2020-01-07 2021-07-15 日本クロージャー株式会社 合成樹脂製容器蓋
RU2809536C1 (ru) * 2020-01-07 2023-12-12 Ниппон Клоужерс Ко., Лтд. Укупорочное средство контейнера, образованное из синтетической смолы
EP4089028A4 (en) * 2020-01-07 2024-01-24 Nippon Closures Co., Ltd. RESIN CONTAINER LID
US11952177B2 (en) 2020-01-07 2024-04-09 Nippon Closures Co., Ltd. Synthetic resin container closure
WO2022184990A1 (fr) 2021-03-02 2022-09-09 United Caps France Bouchon muni d'un doigt de verrouillage
FR3120354A1 (fr) * 2021-03-02 2022-09-09 United Caps France Bouchon muni d’un doigt de verrouillage
WO2023154745A1 (en) * 2022-02-11 2023-08-17 Silgan White Cap LLC Tethered, hinged closure with modified primary slit

Also Published As

Publication number Publication date
JP6068899B2 (ja) 2017-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5948181B2 (ja) 合成樹脂製容器蓋
JP5697505B2 (ja) 合成樹脂製容器蓋
JP6068899B2 (ja) 合成樹脂製容器蓋
JP5520768B2 (ja) 合成樹脂製容器蓋
JP5341729B2 (ja) 合成樹脂製容器蓋
JP5574582B2 (ja) 合成樹脂製容器蓋
JP5600461B2 (ja) 合成樹脂製容器蓋
WO2020166547A1 (ja) 合成樹脂製容器蓋
JP2013126881A (ja) 合成樹脂製容器蓋及びこれと容器との組み合わせ
JP6081738B2 (ja) 合成樹脂製容器蓋
JP5552346B2 (ja) 合成樹脂製容器蓋
JP5330921B2 (ja) 合成樹脂製容器蓋
WO2021141079A1 (ja) 合成樹脂製容器蓋
JP5330922B2 (ja) 合成樹脂製容器蓋
WO2021172043A1 (ja) 合成樹脂製容器蓋及びこれを製造する方法並びにこの方法を遂行するための後加工装置
JP2011111192A (ja) 合成樹脂製容器蓋
JP5590913B2 (ja) 合成樹脂製容器蓋
JP6017112B2 (ja) 合成樹脂製容器蓋と容器との組み合わせ
JP5298350B2 (ja) 合成樹脂製蓋と容器本体とから構成された容器
JP2019089564A (ja) 合成樹脂製容器蓋
JP7466828B2 (ja) 合成樹脂製容器蓋
JP7466827B2 (ja) 合成樹脂製容器蓋
JP2013154886A (ja) 容器と蓋との組み合わせ
JP5912260B2 (ja) 合成樹脂製容器蓋
JP6189726B2 (ja) 合成樹脂製容器蓋

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20150812

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6068899

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150