JP2014061509A - 有機性汚泥の嫌気性可溶化消化処理システム、及び有機性汚泥の嫌気性可溶化消化処理方法 - Google Patents

有機性汚泥の嫌気性可溶化消化処理システム、及び有機性汚泥の嫌気性可溶化消化処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、従来の嫌気性可溶化消化処理システムに替わる嫌気性可溶化消化処理システムを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明の嫌気性可溶化消化処理システム1は、有機性汚泥Aの嫌気性消化処理が行われる消化タンク2と、消化汚泥Bを消化タンク2に循環させる循環ライン9b〜9eと、消化汚泥Bを脱水処理して脱水ケーキCと分離液Eとに分離させる脱水処理装置(スクリュウ型デカンタ4)と、脱水ケーキCを可溶化タンク5に圧送する脱水ケーキ圧送ポンプ4aと、脱水ケーキCを可溶化処理する可溶化タンク5と、を備える嫌気性可溶化消化処理システム1であって、脱水処理装置(スクリュウ型デカンタ4)は、分離液Eの流量を増減することで、前記可溶化タンクで必要な可溶化熱量が前記消化タンクの加温に必要な熱量となるように、脱水ケーキCの含水率を調節することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、有機性汚泥の嫌気性可溶化消化処理システム、及び有機性汚泥の嫌気性可溶化消化処理方法に関する。
下水汚泥、産業排水等の有機性汚泥を処理する方法として、メタン菌等の嫌気性微生物に消化させる嫌気性消化処理が挙げられる。
また、下記特許文献1によれば、回収するメタンガスの増加と消化汚泥熱改質よる汚泥の減容化等を図るため、嫌気性消化処理された消化汚泥を熱可溶化処理し、可溶化汚泥を消化タンクに循環させる高効率な嫌気性可溶化消化処理方法が開示されている。
なお、下記特許文献1の嫌気性可溶化消化処理方法は、熱可溶化リタクタに圧送される脱水ケーキに消化汚泥を混ぜ合わせ、脱水ケーキの含水率(固形分濃度)を調整することで可溶化熱量を調節して、熱交換器を用いることなく、消化タンクの有機性汚泥を嫌気性消化処理に必要な温度に維持することを可能としたものである。
特開2010−179216号公報
しかしながら、従来の嫌気性可溶化消化処理システムでは、可溶化熱量を消化タンクの加温熱量に調節するため、脱水ケーキの流量と消化汚泥の流量を管理・調整して、可溶化される脱水ケーキの含水率を調整する必要があったため、流量管理が複雑となっていた。そのため、熱量または脱水ケーキの含水率調整管理が簡易な嫌気性可溶化消化処理システムが望まれていた。
また、従来の嫌気性可溶化消化処理システムでは、脱水ケーキを可溶化タンクに圧送する脱水ケーキ配管の配管抵抗が高かった。また、例えば、0.5〜0.7Mpaなど、可溶化タンク内が高圧に設定されていた。そして、脱水ケーキ圧送ポンプにより、例えば、1.6〜3.2Mpなどの非常に高い圧力で脱水ケーキを圧送して、脱水ケーキを可溶化タンクに投入していた。そのため、脱水ケーキ圧送ポンプが大型化して、過大な動力を消費するという問題があった。
また、従来の嫌気性可溶化消化処理システムでは、可溶化タンクに投入される脱水ケーキの含水率を調整するために、脱水ケーキ配管に消化汚泥を投入している。そのため、高圧な脱水ケーキ配管に消化汚泥を投入するための圧送ポンプと配管とが必要となり、付帯設備数が増加していた。
そこで、本発明は、前記問題に鑑みて創案された発明であって、従来の嫌気性可溶化消化処理システムに替わる嫌気性可溶化消化処理システム、及び嫌気性可溶化消化処理方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る嫌気性可溶化消化処理システムは、有機性汚泥の嫌気性消化処理が行われる消化タンクと、消化汚泥の一部を前記消化タンクに循環させる循環ラインと、前記循環ライン上に設置されるとともに、前記循環ラインを流れる前記消化汚泥を脱水処理して、脱水ケーキと分離液とに分離させる汚泥脱水処理装置と、前記循環ライン上であって前記汚泥脱水処理装置の下流側に設置され、前記脱水ケーキを可溶化タンクに圧送する脱水ケーキ圧送装置と、前記脱水ケーキを可溶化処理する前記可溶化タンクと、を備える嫌気性可溶化消化処理システムであって、前記汚泥脱水処理装置は、前記循環ラインから排出される前記分離液の流量を増減することで、前記可溶化タンクで必要な可溶化熱量が前記消化タンクの加温に必要な熱量となるように、前記脱水ケーキの含水率を調節可能なことを特徴とする。
本発明によれば、循環ラインから排出される分離液の流量を管理・調整することで、脱水ケーキの含水率を調整することができる。そのため、脱水ケーキの含水率を増減することで、可溶化汚泥の熱量を増減させて、消化タンクに循環する可溶化汚泥の熱量を適量とすることができる。
以上、本発明によれば、流量管理が脱水処理装置による分離液の流量のみであるため、従来技術に比べて、熱量または脱水ケーキの含水率の調整管理の簡易化を図ることができる。
また、本発明によれば、従来必要とされてきた脱水ケーキに対して消化汚泥を合流させる合流ライン用の配管と圧送装置が不要となり、付帯設備数の削減化が図れる。
さらに、本発明の嫌気性可溶化消化処理システムによれば、脱水ケーキ圧送装置により圧送される脱水ケーキは、従来の脱水ケーキに比べて含水率が高いため、配管抵抗が低くなる。そのため、脱水ケーキ圧送装置の小型化を図り、消費する動力を削減することができる。
また、本発明に係る嫌気性可溶化消化処理方法は、前記有機性汚泥を嫌気性消化処理して消化汚泥を生成する嫌気性消化処理工程と、前記嫌気性消化処理工程により生成された前記消化汚泥を循環ラインに流入させる循環工程と、前記循環ラインに流入する前記消化汚泥を脱水処理することで、脱水ケーキと分離液とに分離させる汚泥脱水処理工程と、前記脱水ケーキを可溶化処理する可溶化処理工程と、を備える嫌気性可溶化消化処理方法であって、前記汚泥脱水処理工程において、前記循環ラインから排出される前記分離液の流量を増減させて、前記可溶化タンクで必要な可溶化熱量が前記消化タンクの加温に必要な熱量となるように、前記脱水ケーキの含水率を調節することを特徴とする。
前記する嫌気性可溶化消化処理方法によれば、脱水処理工程により可溶化処理される分離液の流量を増減させることで、消化タンクに循環する可溶化汚泥の熱量を調整することができる。一方で、脱水ケーキの含水率調整において、脱水ケーキライン上に流す消化汚泥の流量を調整する必要がない。以上より、本発明によれば、従来技術に比べて熱量または脱水ケーキの含水率の調整管理の簡易化を図ることができる。
また、前記嫌気性消化処理は、前記有機性汚泥の温度が30℃〜60℃、より好ましくは35℃〜42℃に維持され、前記可溶化処理は、前記脱水ケーキの温度が120℃〜230℃、より好ましくは160℃〜180℃の蒸気で加熱処理される。さらに、前記可溶化処理に必要とする脱水ケーキの固形分量は、前記有機性汚泥の固形分量に対して、40%〜70%、より好ましくは50%〜60%であることが望ましい。
本発明によれば、熱量または脱水ケーキの含水率の調整管理の簡易化と付帯設備数の削減化を図ることができる。
実施形態に係る嫌気性可溶化消化処理システムの構成図である。 実施形態に係るスクリュウ型デカンタを回転ボウルの回転軸線に沿って切った断面を示す断面図である。 スクリュウ型デカンタの使用方法を示す模式図である。
(嫌気性可溶化消化処理システム1)
つぎに、実施形態に係る嫌気性可溶化消化処理システム1について、図面を参照しながら説明する。
嫌気性可溶化消化処理システム1は、下水処理場又は産業排水処理設備等の水処理設備で生じた有機性汚泥Aを嫌気性消化処理するものであって、汚泥の減容化とメタンガスの回収を目的としている。なお、下水処理場又は産業排水処理設備等の水処理設備から嫌気性可溶化消化処理システム1へ送り込まれる有機性汚泥Aは、重力や機械的な濃縮装置により濃縮されたものである。
また、嫌気性可溶化消化処理システム1は、嫌気性消化された消化汚泥Bを可溶化して、再度、嫌気性消化処理することで、メタンガスの増収と汚泥改質等による減容化を図っている。
図1に示すように、嫌気性可溶化消化処理システム1は、有機性汚泥Aの嫌気性消化が行われる消化タンク2と、消化汚泥Bを貯留する消化汚泥貯留槽3と、消化汚泥Bを脱水処理するスクリュウ型デカンタ4と、スクリュウ型デカンタ4から可溶化タンク5に脱水ケーキCを圧送する脱水ケーキ圧送ポンプ4aと、脱水ケーキCを可溶化する可溶化タンク5と、可溶化タンク5に熱源を供給する蒸気ボイラ6と、消化汚泥Bを、乾燥、焼却または系外へ排出されて埋立または堆肥化へ最終処分するために、減容化脱水処理する汚泥脱水処理装置7と、各装置間を繋ぎ、汚泥を供給する配管9a〜9fを備える。
(消化タンク2)
消化タンク2は、嫌気性微生物による嫌気性消化が行われるタンクであり、投入された有機性汚泥Aの有機分が大よそ15日間程度で分解され、メタンガスを主体とした消化ガスが発生すると共に、固形分が減容化して消化汚泥Bとなる。
また、嫌気性微生物の嫌気性消化の促進を図るため、消化タンク2内の温度Ta[℃]を、30℃〜60℃、好ましくは、35℃〜42℃に管理することで、有機性汚泥Aを短期間で処理することができる。
さらに、消化タンク2には、嫌気性消化処理によって発生した消化ガスを回収する消化ガス配管2aが設けられている。そして、脱硫器(不図示)により、消化ガス配管2aにより回収された消化ガスから硫化水素を脱硫し、ガスホルダに消化ガスを貯留している。
そのほか、消化タンク2に有機性汚泥Aを供給する配管9aには、図示しない流量計、温度計、濃度計が設けられており、消化タンク2に投入される有機性汚泥Aの流量Qa[m/日]、温度Ta[℃]、固形分濃度Ca[%]を監視・記録できるようになっている。
(消化汚泥貯留槽3)
消化汚泥貯留槽3は、消化汚泥Bを一時的に貯留するものである。また、消化汚泥貯留槽3からスクリュウ型デカンタ4に接続する配管9cと、消化汚泥貯留槽3から汚泥脱水処理装置7に接続する配管9fのそれぞれには、消化汚泥ポンプ8(8a、8b)が設けられている。そして、消化汚泥ポンプ8(8a、8b)の回転数をインバータで制御することで、スクリュウ型デカンタ4に供給する消化汚泥Bの流量Qb[m/日]と、汚泥脱水処理装置7に供給する消化汚泥の流量を調整できるようになっている。
さらに、本実施形態においては、消化汚泥ポンプ8aからスクリュウ型デカンタ4に供給される消化汚泥Bの流量Qb[m/日]が略一定量となっており、流量が管理されている。
(スクリュウ型デカンタ4)
スクリュウ型デカンタ4は、消化汚泥Bを遠心分離することで、脱水ケーキCと分離液Eに分離させるものである。スクリュウ型デカンタ4は、分離液Eの流量Qe[m/日]を増減させることで、脱水ケーキCの含水率を調整し、固形分濃度Cc[%]を所望のものとすることができるものである。なお、このスクリュウ型デカンタ4が、特許請求の範囲に記載される「汚泥脱水処理装置」に相当する構成である。
図2に示すように、スクリュウ型デカンタ4は、駆動装置22と、その駆動装置22に連結する一端側に脱水ケーキ排出口14が形成され、他端側に分離液口13が形成された回転ボウル11と、回転ボウル11の回転軸と同軸で回転するスクリュウコンベア12と、分離液口13から溢れだした分離液Eが流れ込む分離液室15と、分離液室15内に配置されて分離液Eを吐き出す求心型インペラー16と、求心型インペラー16の分離液管路21に設けられた制御弁26と、駆動装置22の回転速度を制御できる操作盤27と、を主に備えている。
回転ボウル11は、一端側に向かうに連れて縮径して傾斜面を有する截頭円錐部11aと、截頭円錐部11aの他端と同径の大径端部11bとを有する。
スクリュウコンベア12は、円筒状の軸部12aと、その軸部12aの外周面に形成されて固形分を脱水ケーキ排出口14へ移動させる羽根12bとを有する。
また、スクリュウコンベア12の軸部12aには、径方向に穿設されて、軸部12aの内部と外部とを連通させる開口が形成されている。
そして、軸部12aの内部には、濃度計19が設けられて消化汚泥Bを供給する配管9cに接続する給液管17が挿通されて、給液管17の一端から流入した消化汚泥Bが、ポンプ圧入されて軸部12aの開口から回転ボウル11内に流入するようになっている。
なお、濃度計19は、消化汚泥Bの固形分濃度Cb[%]を測定して、濃度計用操作盤(不図示)に送信するようになっており、消化汚泥Bの固形分濃度Cb[%]を監視・記録できるようになっている。
求心型インペラー16は、回転ボウル11内の分離液Eを吐き出すための構成であり、外周部が分離液Eに浸漬するように設けられている。
また、求心型インペラー16の吐出口16aに接続されて分離液Eが流れる分離液管路21には、流量計25が設けられて、分離液Eの流量Qe[m/日]が測定されている。なお、流量計25による測定値は、操作盤27に送信されて、分離液Eの流量Qe[m/日]を監視・記録できるようになっている。
分離液管路21には、制御弁26と、圧力計24とが設けられている。制御弁26は、分離液管路21を流れる分離液EのQe[m/日]を調整するためのものであり、操作盤27を操作することで、制御弁26の開閉量を調整できるようになっている。
また、図3に示すように、本実施形態においては、制御弁26の開閉量が、回転ボウル11内において、分離液Eの液面が截頭円錐部11aの傾斜面を超えて、分離液Eが脱水ケーキ排出口14に流れ込むオーバーフロー状態となるように、操作盤27を操作する場合がある。
以上、上記構成のスクリュウ型デカンタ4によれば、回転ボウル11内に投入された消化汚泥Bが遠心分離されて、濃縮した脱水ケーキCと清澄となった分離液Eとに分離する。
また、操作盤27で制御弁26の開度を絞るように操作された場合、分離液管路21から排出される分離液Eの流量Qe[m/日]が減少するため、脱水ケーキ排出口14から排出される分離液Eの流量が増加し、脱水ケーキCの固形分濃度Cc[%]が低くなる。
他方で、操作盤27で制御弁26の開度を開くように操作された場合には、分離液管路21から排出される分離液Eの流量Qe[m/日]が増加するため、脱水ケーキ排出口14から排出する分離液Eの流量も減少し、脱水ケーキCの固形分濃度Cc[%]が高くなる。以上、分離液管路21から排出される分離液Eの流量Qe[m/日]を調整することで、脱水ケーキCの固形分濃度Cc[%]が調整できるようになっている。
また、脱水ケーキ排出口14から排出された脱水ケーキCは、図1に示すように、脱水ケーキ圧送ポンプ4aにより配管9dを介して、可溶化タンク5に圧送される。
なお、配管9dには、流量計(不図示)が設けられており、圧送される脱水ケーキCの流量Qc[m/日]が測定されている。
また、脱水ケーキCが送り込まれる脱水ケーキ圧送ポンプ4aの入口には、サンプリングして脱水ケーキCの温度Tc[℃]を測定できるフィーダ部(不図示)が設けられている。
(可溶化タンク5)
可溶化タンク5は、投入された脱水ケーキCを可溶化させるための装置であって、蒸気供給配管5aに蒸気の供給量を調整可能な蒸気流量調整弁と、図示しないが、可溶化タンク5内の液位と圧力を調整する液位調整弁及び圧力調整弁と、温度センサと、圧力センサと、液位センサとを備えている。
また、可溶化タンク5のリアクタ内の温度Tk[℃]、圧力が、所定の温度、所定の圧力となるように、蒸気流量調整弁、液位調整弁、圧力調整弁のそれぞれを制御する図示しない可溶化タンク制御部が可溶化タンク制御盤(不図示)に設けられている。
なお、所定の温度とは、120℃〜230℃、好ましくは160℃〜180℃であり、所定の圧力とは、0.5MPa〜1.0MPa、好ましくは、0.5MPa〜0.7MPaである。
(蒸気ボイラ6)
蒸気ボイラ6は、消化タンク2内で発生したメタンガスを燃料源として、可溶化タンク5に供給する高温の蒸気を生成している。また、蒸気ボイラ6は、蒸気供給配管5aを介して可溶化タンク5に蒸気を供給している。
(汚泥脱水処理装置7)
汚泥脱水処理装置7は、消化汚泥Bを脱水処理するための装置である。そして、汚泥脱水処理装置7により消化汚泥Bを脱水処理することで、脱水分離液と脱水ケーキとに分離し、脱水ケーキを減容化することができる。
そして、回収された脱水ケーキは、乾燥装置により乾燥させて焼却するか、又は、嫌気性可溶化消化処理システム1の場外に搬出されて埋立又は堆肥化される。一方で、脱水分離液は、活性汚泥処理を行なう水処理系の沈砂池又は最初沈殿池等に返流される。
配管9a〜9fは、各装置間に配置されて、有機性汚泥A、消化汚泥等を送り出すための管である。なお、配管9b〜9eが特許請求の範囲に記載する「循環ライン」に相当する構成である。
(嫌気性可溶化消化処理システム1の運転方法)
つぎに、実施形態に係る嫌気性可溶化消化処理システム1の運転方法について説明する。嫌気性可溶化消化処理システムでは、脱水ケーキCの可溶化熱量と消化タンク2を加温する熱量とを等しくなるように調整するため、脱水ケーキCの含水率、つまり、脱水ケーキCの固形分濃度Cc[%]を下記式(1)によりを算出された値に調整する必要がある。
Figure 2014061509
なお、式(1)中に示される「Y」は、可溶化率を示し、消化タンク2に投入される有機性汚泥Aの固形分量に対して可溶化タンク5で可溶化される脱水ケーキCの固形分量の割合(後述する式(8)参照)である。なお、可溶化率Y[%]40%〜70%の範囲、好ましくは、50〜60%の範囲に属するように設定されるのが望ましい。
また、式(1)中に示される「Ca」は、有機性汚泥Aの固形分濃度[%]を示し、「Tk」は、可溶化タンク5の温度[℃]を示し、「Ts」は、消化タンク2の温度[℃]を示し、「Tc」は、脱水ケーキCの温度[℃]を示し、「Ta」は、有機性汚泥Aの温度[℃]を示す。
そして、可溶化される脱水ケーキCを式(1)で算出された固形分濃度Cc[%]となるようにするため、スクリュウ型デカンタ4における分離液Eの流量Qe[m/日]が、下記式(2)を満たすように調整する。なお、式(2−1)は、式(2)を変形したものである。
Figure 2014061509
なお、式(2)中で示される「R」は、スクリュウ型デカンタ4によって固形分量が回収される割合を示す回収率[%]を示す式であって実験等により予め求められる値である。
また、スクリュウ型デカンタ4などの脱水処理機では、型式により処理量が定まっている。よって、式(2)中の「Qb」には、実施形態のスクリュウ型デカンタ4によって処理される量となる消化汚泥Bの流量Qb[m/日]を代入する。
式(2)中で示される「Cb」は、スクリュウ型デカンタ4の濃度計19により測定された消化汚泥Bの固形分濃度Cb[%]である。式(2)中で示される「Cc」には、式(1)から算出された値が代入される。
以上、式(2)によって求められた流量となるように、スクリュウ型デカンタ4から排出する分離液Eの流量Qe[m/日]を増減させることで、脱水ケーキの固形分濃度Cc[%]を、式(1)によって算出された値とすることができ、消化タンク2内の温度Ts[℃]を嫌気性消化処理に必要な設定温度に維持することができる。
つぎに、式(1)と式(2)の導出方法を説明する。
最初に、式(2)の導出方法について説明する。式(2)は、下記の式(3)〜式(5)を用いて、式(2)を導出できる。
式(3)は、スクリュウ型デカンタ4に流入出する汚泥の流量の収支を示す式である。
式(4)は、スクリュウ型デカンタ4に流入出する固形分量の収支を示す式である。
下記式(5)は、スクリュウ型デカンタ4によって固形分量が回収される割合を示す回収率R[%]を示す式である。
Figure 2014061509
なお、式(3)に示される「Qc」は、脱水ケーキCの流量[m/日]を示す。
Figure 2014061509
式(4)に示される「Cb」は、消化汚泥Bの固形分濃度[%]を示し、スクリュウ型デカンタ4の濃度計19(図2参照)により測定された値を代入する。式(4)に示される「Ce」は、分離液Eの固形分濃度[%]を示す。
Figure 2014061509
つぎに、式(1)の導出方法を説明する。消化タンク2に投入される有機性汚泥Aを加熱するために必要な熱量と、可溶化タンク5の加熱による加熱熱量とを等しいとした場合の熱収支を数式で表すと、下記式(6)となる。
Figure 2014061509
式(6)中の左辺に示される「F」は、消化タンク2や配管9b〜9e内で汚泥が放散する放散熱量であり、消化タンクでの投入汚泥熱量の30%と仮定すると、下記式(7)のようになる。
また、可溶化率Yを示す式は下記の式(8)となる。そして、式(6)、式(7)、式(8)を整理すると、式(1)を導出できる。但し、上記放散熱量30%は処理場の気温、保温状況、季節等により場所ごとに異なる。
Figure 2014061509
Figure 2014061509
式(1)〜式(8)の説明を終了する。
以上、実施形態の嫌気性可溶化消化処理システム1によれば、嫌気性可溶化消化処理システム1を運転する場合、管理すべき流量が分離液Eの流量Qeの一つだけであるため、消化汚泥と脱水ケーキとの2つの流量を管理・調整していた従来技術に比べて、熱量または脱水ケーキCの含水率の管理が簡易化されている。
また、実施形態の嫌気性可溶化消化処理システム1は、消化汚泥Bを可溶化タンク5に循環させるラインが一つである。そのため、実施形態の嫌気性可溶化消化処理システム1によれば、従来の嫌気性可溶化消化処理システムでは必要とされていた脱水ケーキに対して消化汚泥を合流させる合流ライン用の配管と圧送装置が不要となり、付帯設備点数の削減化が図れる。
また、実施形態の嫌気性可溶化消化処理システム1によれば、
脱水ケーキ圧送ポンプ4aにより圧送される脱水ケーキCは、従来の脱水ケーキに比べて含水率が高いため、配管9dの配管抵抗が低くなる。そのため、脱水ケーキ圧送ポンプ4aの小型化を図り、消費する動力を削減することができる。
(運転例)
つぎに、有機性汚泥Aの温度Ta[℃]が、Ta=15℃、20℃、25℃のそれぞれの異なる条件において、実施形態の嫌気性可溶化消化処理システム1を運転した例を示す。
なお、嫌気性可溶化消化処理システム1において、温度環境に影響されて変化し易いのは有機性汚泥Aの温度Ta[℃]である。よって、Ta=15℃は冬季の場合を想定したものであり、Ta=20℃は春季、秋季の場合を想定し、Ta=25℃とは夏季の場合を想定したものである。
また、有機性汚泥Aの温度Ta[℃]以外の条件について、可溶化率Yが50%とし、有機性汚泥Aは、流量Qaが100m/日、固形分濃度Caが3.5%とする。消化タンク2内の温度Tsが35℃とし、消化汚泥Bは、固形分濃度Cbが3.0%とする。スクリュウ型デカンタ4の回収率R=95%とし、脱水ケーキCの温度Tcが20℃とし、可溶化タンク5内の温度Tk[℃]は、170℃とする。
まず、上記条件時において、脱水ケーキCの含水率を調整するために、スクリュウ型デカンタの分離液Eの流量Qe[m/日]の算出を行う。
上記条件から与えられたR=95%、Cb=3%を上記式(2−1)に代入すると、下記式(9)に示す通りとなる。
Figure 2014061509
また、式(1)に、上記条件から与えられたY=50%、Ca=3.5%、Tk=170℃、Tc=20℃、Ts=35℃を代入すると下記式(10)となる。
Figure 2014061509
つぎに、式(10)に、有機性汚泥Aの温度Taとして、15℃、20℃、25℃のそれぞれを代入する。
Ta=15℃の場合は、Cc=9.8%となる。また、Cc=9.8%を式(9)に代入すると、Qe/Qb=0.709となる。
また、Ta=20℃の場合は、Cc=13.0%となる。また、Cc=13.0%を式(9)に代入すると、Qe/Qb=0.781となる。
Ta=25℃の場合は、Cc=19.5%となる。また、Cc=19.5%を式(9)に代入すると、Qe/Qb=0.854となる。
ここで、Qe/Qbは、スクリュウ型デカンタ4に投入される消化汚泥Bの流量に対するスクリュウ型デカンタ4から排出される分離液Eの流量の割合を示す。
よって、たとえば、15m/hrの流量を処理するスクリュウ型デカンタ4を使用した場合、Ta=15℃の時は、式(10)から、分離液Eの流量は、Qe=0.709×15=10.6m/hrとなる。
また、Ta=20℃の時、分離液Eの流量は、式(10)から、Qe=0.781×15=11.7m/hrとなる。
また、Ta=25℃の時、分離液Eの流量は、式(10)から、Qe=0.854×15=12.8m/hrとなる。
そして、上記する計算により算出された値となるように、スクリュウ型デカンタ4を分離液Eの流量を調整することで、脱水ケーキCの可溶化熱量と消化タンク2を加温する熱量とを等しくなるように調整することができる。
以上、本実施形態に係る嫌気性可溶化消化処理システムについて説明したが、本発明は実施形態に説明した例に限定解釈されるものでなく、当業者が適宜設計変更できる範囲も含まれるものである。
1 嫌気性可溶化消化処理システム
2 消化タンク
3 消化汚泥貯留槽
4 スクリュウ型デカンタ
4a 脱水ケーキ圧送ポンプ
5 可溶化タンク
6 蒸気ボイラ
7 汚泥脱水処理装置
8(8a、8b) 消化汚泥ポンプ
9a〜9f 配管

Claims (6)

  1. 有機性汚泥の嫌気性消化処理が行われる消化タンクと、
    消化汚泥の一部を前記消化タンクに循環させる循環ラインと、
    前記循環ライン上に設置されるとともに、前記循環ラインを流れる前記消化汚泥を脱水処理して、脱水ケーキと分離液とに分離させる汚泥脱水処理装置と、
    前記循環ライン上であって前記汚泥脱水処理装置の下流側に設置され、前記脱水ケーキを可溶化タンクに圧送する脱水ケーキ圧送装置と、
    前記脱水ケーキを可溶化処理する前記可溶化タンクと、を備える嫌気性可溶化消化処理システムであって、
    前記汚泥脱水処理装置は、前記循環ラインから排出される前記分離液の流量を増減することで、前記可溶化タンクで必要な可溶化熱量が前記消化タンクの加温に必要な熱量となるように、前記脱水ケーキの含水率を調節することを特徴とする嫌気性可溶化消化処理システム。
  2. 前記消化タンクによる嫌気性消化処理は、前記有機性汚泥の温度が30℃〜60℃に維持され、
    前記可溶化タンクによる可溶化処理は、前記脱水ケーキの温度が120℃〜230℃の蒸気で加熱処理されることを特徴とする請求項1に記載の嫌気性可溶化消化処理システム。
  3. 前記可溶化処理に必要とする脱水ケーキの固形分量は、前記有機性汚泥の固形分量に対して、40%〜70%であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の嫌気性可溶化消化処理システム。
  4. 前記有機性汚泥を嫌気性消化処理して消化汚泥を生成する嫌気性消化処理工程と、
    前記嫌気性消化処理工程により生成された前記消化汚泥を循環ラインに流入させる循環工程と、
    前記循環ラインに流入する前記消化汚泥を脱水処理することで、脱水ケーキと分離液とに分離させる汚泥脱水処理工程と、
    前記脱水ケーキを可溶化処理する可溶化処理工程と、を備える嫌気性可溶化消化処理方法であって、
    前記汚泥脱水処理工程において、前記循環ラインから排出される前記分離液の流量を増減させて、前記可溶化タンクで必要な可溶化熱量が前記消化タンクの加温に必要な熱量となるように、前記脱水ケーキの含水率を調節することを特徴とする嫌気性可溶化消化処理方法。
  5. 前記嫌気性消化工程における嫌気性消化処理は、前記有機性汚泥の温度が30℃〜60℃で維持され、
    前記可溶化工程による可溶化処理は、前記脱水ケーキが120℃〜230℃の蒸気で加熱処理されることを特徴とする請求項4に記載の嫌気性可溶化消化処理方法。
  6. 前記可溶化処理に必要とする前記脱水ケーキの固形分量は、前記嫌気性消化処理される有機性汚泥の固形分量に対して、40%〜70%であることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の嫌気性可溶化消化処理方法。
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