JP2008188533A - 水処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱交換器と微生物を利用した生物学的水処理を使用する水処理装置において、生物学的水処理の効率を向上させることができる水処理装置を提供することにある。
【解決手段】微生物を利用した生物学的水処理を行なう水処理装置において、低温排水1を高温化する熱交換器21と、排水を加熱する加熱器31と、高温排水から汚泥と液体を分離する遠心分離機32と、高温排水を低温化する蒸発器20と、蒸発器20で低温化した排水を処理するメタン発酵槽12とを備えた構成である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、下水処理プラントや産業用排水処理プラントに適用する水処理装置に関する。
従来、熱交換器を使用して、下水処理プラントや産業用排水処理プラントに適用する水処理装置が実用化されている(例えば、特許文献1を参照)。このような水処理装置では、特に、蛋白質や炭水化物などの有機物を含む低温排水を熱交換器で高温排水に変換して、例えばメタン発酵槽に送出する。メタン発酵槽は、高温排水に含まれる有機物からメタンガスに転換することにより、有機物が低減したメタン発酵処理水として配管から排出する。
特開平8−21673号公報
従来の水処理装置では、以下のような課題があった。
具体的には、低温排水中に、有機物として蛋白質等のメタン発酵阻害物が含まれていた場合に、熱交換機により、例えば15℃の低温排水を35℃程度の高温排水に変換しても、排水から蛋白質を除去することはできない。通常では、蛋白質は60℃以上の高温により凝固させて除去することができるが、35℃程度の高温化では凝固させることはできないからである。このため、蛋白質等のメタン発酵阻害物が除去されずに、排水がメタン発酵槽内に供給されることになる。この場合に、蛋白質等がメタン発酵菌の阻害を起こして、メタン発酵槽内でのメタン発酵効率が低下するという問題が生じる。
また、メタン発酵槽内では、水処理のためのメタン菌には、一般的に最適増殖温度がある。このため、メタン発酵槽内に供給される排水の温度は、メタン菌が効率よく活性化しやすい適温が望ましい。従来の水処理装置では、そのような排水の温度制御という考慮はなされていなかった。
このような理由から、従来の水処理装置では、排水に含まれる有機物を、メタン発酵などの微生物を利用した生物学的水処理により除去するプロセスにおいて、メタン発酵効率が低下し、結果として水処理効率の低下を招く問題があった。
そこで、本発明の目的は、熱交換器と微生物を利用した生物学的水処理を使用する水処理装置において、生物学的水処理の効率を向上させることができる水処理装置を提供することにある。
本発明の観点は、有機物を含む排水の熱交換温度を適切に制御することで、微生物を利用した生物学的水処理の効率を向上させて、結果として水処理の効率を向上させることができる水処理装置である。
本発明の観点に従った水処理装置は、低温排水を高温化する熱交換器と、前記熱交換器で高温化した排水を加熱する加熱器と、前記加熱器により加熱した排水から汚泥と液体を分離する分離器と、前記分離器により分離された高温排水を蒸発させて、かつ低温化する蒸発器と、微生物を利用した水処理プロセスにより、前記蒸発器で低温化した排水を処理する水処理器とを備えた構成である。
本発明によれば、有機物を含む排水に対する微生物を利用した生物学的水処理の効率を向上させて、結果として水処理の効率を向上させることができる水処理装置を提供することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に関する水処理装置の構成を説明するためのブロック図である。
水処理装置は、図1に示すように、メタン発酵槽12と、角が丸みを帯びた形状の蒸発器20と、同様に角が丸みを帯びた形状で直接接触型の熱交換器21と、加熱器31と、遠心分離機(デカンタ)32とを有する。
メタン発酵槽12は、例えばUASBタイプ(Upflow Anaerobic Sludge Blanket process:上向流式嫌気性汚泥ブランケット法)の生物学的水処理器であり、UASB粒子18を内蔵している。UASB粒子18は、いわゆる自己造粒型微生物(メタン発酵菌)であり、メタン発酵により排水を処理する機能を有する。
メタン発酵槽12は、配管9を介して、入口側と蒸発器20の出口側とが連結されている。また、メタン発酵槽12には、メタン発酵ガス14を排出するための配管17及びメタン発酵処理水13を排出するための配管16が連結されている。蒸発器20は、熱交換器21の底部と配管24を介して連結されている。蒸発器20の入口側には、遠心分離機32の出口側と配管8を介して連結されている。
一方、熱交換器21は、入口側に配管6が連結されて、この配管6を介して処理対象である低温排水1が流入される。熱交換器21の上部には、配管25を介して真空ポンプ22が連結されている。この真空ポンプ22により、熱交換器21から配管25を介して、排ガス23が排出される。また、熱交換器21の出口側は、配管7を介して加熱器31に連結されている。
加熱器31は、熱交換器21から配管7を介して送出される低温排水の熱交換水3を加熱して、配管34を介して遠心分離機32に送出する。加熱器31は、底部には配管36が連結されて、この配管36を介して蒸気30が供給される。遠心分離機32は、配管34を介して送られる高温排水を、汚泥33と高温排水4とに分離する。遠心分離機32は、配管35を介して分離した汚泥33を排出する。また、遠心分離機32は、配管8を介して分離した高温排水4を蒸発器20に送出する。
(作用効果)
以下、本実施形態に関する水処理装置の作用効果を説明する。
処理対象である排水、例えば15℃程度の低温排水1が、配管6を介して熱交換器21に流入される(11は水面を意味する)。熱交換器21からは、例えば55℃程度の熱交換水3が配管7を介して加熱器31に送出される。熱交換水3は、加熱器31により例えば80℃程度の高温排水に加熱されて、配管34を介して遠心分離機32に供給される。
遠心分離機32は、汚泥33と高温排水4とに分離し、上澄み液である高温排水4を、配管8を介して蒸発器20内に供給する(26は水面を意味する)。また、遠心分離機32は、沈降した汚泥を分離汚泥33として配管35を介して排出する。
蒸発器20からは、例えば40℃程度に低温化された排水5が、配管9を介してメタン発酵槽12に供給される(15は水面を意味する)。メタン発酵槽12では、UASB粒子18のメタン発酵により発生するメタン発酵ガス14が、配管17を介して排出される。また、UASB粒子18が流動して、上部の上澄み液19が配管16を介してメタン発酵処理水13として排出される。
ここで、真空ポンプ22の駆動により、熱交換器21の内部は減圧される。蒸発器20は配管24を介して熱交換器21に連結されているため、同様に、蒸発器20の内部も減圧される。具体的には、図2に示すように、この減圧作用により蒸発器20内の飽和蒸気圧が例えば19.9kPa以下になると、蒸発器20内の排水が蒸発する。さらに、減圧が進み飽和蒸気圧が7.4kPa以下まで達すると、蒸発が進むと同時に、蒸発器20内の80℃の高温排水4が40℃まで低下する。これにより、蒸発器20からは40℃まで低温化された排水5(高温排水4の熱交換水)が、配管9を介してメタン発酵槽12に供給される。
また、蒸発器20内で蒸発されて蒸発潜熱を有する水蒸気は、配管24を介して熱交換器21内に供給される。熱交換器21の内部では、導入された水蒸気は低温排水1と減圧下で接触することにより、瞬時に液化する。これと同時に、その蒸発潜熱が、熱交換器21の内の水中(水面11)に放出される。この放出された蒸発潜熱により、15℃の低温排水1が、例えば55℃程度の熱交換水3として高温化して排出される。
以上のようにして、本実施形態の水処理装置では、低温排水1が高温の熱交換水に変換されて、微生物を利用したメタン発酵槽12で処理された後に得られるメタン発酵処理水13として排出される。
本実施形態の水処理装置では、低温排水1中に含まれる蛋白質等のメタン発酵阻害物を、加熱器31や遠心分離機32により効率的に除去することが可能となる。即ち、熱交換器21からの55℃程度の熱交換水3を、加熱器31により例えば80℃程度の高温排水に加熱する。従って、排水1中に含まれる蛋白質等を凝固させることができる。さらに、遠心分離機32により、凝固した蛋白質等を高温排水4から分離して排出させることができる。これにより、メタン発酵槽12に供給される排水5中からは、蛋白質等のメタン発酵阻害物を大幅に除去することができるため、メタン発酵効率の向上を図ることができる。
また、本実施形態の水処理装置では、蒸発器20により、80℃の高温排水4が40℃まで低温化された排水5(熱交換水)がメタン発酵槽12に供給される。メタン発酵槽12内には、中温(40℃程度)で活性化しやすいメタン菌が用意されていることにより、メタン発酵効率の向上を図ることができる。また、蒸発器20により、80℃の高温排水4が、例えば50℃〜60℃まで低温化された排水5(熱交換水)をメタン発酵槽12に供給することにより、特に高温で活性化しやすいメタン菌が用意されたメタン発酵槽12でのメタン発酵効率の向上を図ることができる。換言すれば、蒸発器20により、後段の微生物を利用した水処理プロセスに対して、当該微生物の活性化に適した温度に調整された排水5を供給することにより、水処理効率を向上させることができる。
さらに、本実施形態の水処理装置では、UASBタイプの単一のメタン発酵槽12を使用する構成であるため、プロセスがシンプルでかつ設置面積の縮小化を図ることができる。また低温排水1の流量や水質の変動や、BOD容積負荷が1〜10kg-BOD/m3/日での高負荷運転に強い。また、蒸発器20及び熱交換器21は角が丸みを帯びた形状を有する構造である、減圧の速度が向上して高い熱交換効率を実現し、かつ強度耐久性の面でも優れている。更に又、低温排水1を直接的に熱交換器21に供給する構成であるため、装置全体の小型化を図ることが可能である。
なお、蒸発器20及び接接触熱交換器21の構造を、立方体形状にしてもよい。この場合の効果としては、加工が容易で、各器20,21の製造が容易となる。また、丸みを帯びた卵型形状や球形状にしてもよい。この場合の効果としては、さらなる減圧の効率向上や強度耐性を得ることが可能となる。
さらに、遠心分離機32の代りに、膜ろ過、精密ろ過等のろ過装置または重力濃縮槽の一方、あるいはこれらを組合せたものを使用することが可能である。この場合の効果として、遠心分離機32と比較して分離器としての構造がシンプルとなる。
[第2の実施形態]
図3は、第2の実施形態に関する水処理装置の構成を説明するためのブロック図である。
本実施形態の水処理装置は、図3に示すように、蒸発器及び直接接触型熱交換器を、それぞれ複数段にした構成である。即ち、第1の蒸発器20の前段には、配管58を介して第2の蒸発器50が連結されている。また、第1の熱交換器21の後段には、配管7を介して第2の熱交換器51を連結した構成である。第2の蒸発器50と第2の熱交換器51とは、配管54を介して連結されている。また、第2の熱交換器51は、配管55を介して真空ポンプ52が連結されている。この真空ポンプ52により、第2の熱交換器51から配管55を介して、排ガス53が排出される。また、第2の熱交換器51の出口側は、配管47を介して加熱器31に連結されている。
なお、他の機器および構成は、図1に示す水処理装置と同様のため同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態の水処理装置では、第1の熱交換器21により、15℃程度の低温排水1が、最初に例えば35℃程度の熱交換水に変換される。さらに、第2の熱交換器51により、55℃程度の熱交換水3に変換されて、加熱器31に送出される。
一方、遠心分離機32により分離された高温排水4は、配管8を介して第2の蒸発器50内に供給される(56は水面を意味する)。第2の蒸発器50により、80℃の高温排水4は、例えば60℃程度の低温化された排水に変換される。さらに、第1の蒸発器20により、40℃程度に低温化された排水5に変換されて、メタン発酵槽12に供給される。
以上のように本実施形態の水処理装置であれば、第1及び第2の熱交換器21,51により、15℃程度の低温排水1は、2段階により55℃程度の熱交換水3に変換される。また、第1及び第2の蒸発器20,50により、80℃の高温排水4は、2段階により40℃程度の低温化排水5に変換される。従って、図1に示す第1の実施形態に関する水処理装置と比較して、配管24などの各配管における熱損失を抑制できるため、熱交換効率の向上を図ることができる。
[第3の実施形態]
図4は、第3の実施形態に関する水処理装置の構成を説明するためのブロック図である。
本実施形態の水処理装置は、図4に示すように、加熱器31と遠心分離機32との間に、重力濃縮槽37を介在させた構成である。なお、他の機器および構成は、図1に示す水処理装置と同様のため同一符号を付して説明を省略する。
このような構成であれば、加熱器31の後に、重力濃縮槽37及び遠心分離機32を順次介して、高温排水を分離する。この場合には、一定期間ごとに、重力濃縮槽37内に蓄積した蛋白質等の余剰汚泥41は、ポンプ39を駆動して配管40から系外に排出されることにより処理される。即ち、前段の加熱器31により加熱処理されて生成した蛋白質凝固成分である余剰汚泥41は、その粒径の大きな成分が大部分、この重力濃縮槽37内で沈降分離されて処理される。また、粒計の小さな沈殿分離されにくい成分が、次工程の遠心分離機32に供給されて処理される。従って、遠心分離機32の小型化を図ることが可能となり、運転コストの低減化を実現できる。
[第4の実施形態]
図5は、第4の実施形態に関する水処理装置の構成を説明するためのブロック図である。
本実施形態の水処理装置は、図5に示すように、排水貯留槽42及びポンプ43を有し、低温排水1を排水貯留槽42内で貯留した後に、ポンプ43で熱交換器21に供給する構成である。なお、他の機器および構成は、図1に示す水処理装置と同様のため同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態の水処理装置であれば、低温排水1を熱交換器21に供給する前のバッファタンクとして排水貯留槽42を使用する構成であるため、熱交換器21には安定した供給が可能となり、運転の安定化を図ることが可能となる。
[第5の実施形態]
図6は、第5の実施形態に関する水処理装置の部分的構成を説明するためのブロック図である。
本実施形態の水処理装置は、図6に示すように、浮遊式(ダイジェスタ方式)のメタン発酵槽12及び沈殿槽62を有する構成である。なお、他の機器および構成は、図1に示す水処理装置と同様のため説明を省略する。
本実施形態のメタン発酵槽12は嫌気性処理槽であり、メタン菌浮遊粒子61が浮遊流動し、この過程で流入水中の有機物が除去されて、メタン発酵ガス14が発生する。メタン発酵ガス14は、配管17を介して排出される。一方、メタン発酵処理水13は、配管16を介して沈殿槽62に供給される。この沈殿槽62から、上部の上澄み液13が配管63を介してメタン発酵処理水として排出される。
本実施形態の水処理装置であれば、流入下水である排水中に高濃度の懸濁物質(SS)が含まれている場合でも耐性が高く、油分含有廃水や汚泥など各種の有機物の処理が可能となる。
[第6の実施形態]
図7は、第6の実施形態に関する水処理装置の部分的構成を説明するためのブロック図である。
本実施形態の水処理装置は、図7に示すように、固定床式のメタン発酵槽12を有する構成である。なお、他の機器および構成は、図1に示す水処理装置と同様のため説明を省略する。
本実施形態のメタン発酵槽12は嫌気性処理槽であり、メタン菌付着担体64を含み、この表面を上向流で流入水が通過する過程で、流入水中の有機物が除去されて、メタン発酵ガス14が発生する。メタン発酵ガス14は、配管17を介して排出される。一方、メタン発酵処理水13は、配管16を介して排出される。
本実施形態の水処理装置であれば、メタン菌を担体64に付着させて高濃度に保持できるため、流入水の負荷変動に強い。また、リアクタ底部に汚泥床を形成できるため高負荷運転が可能であり、排水中に高濃度の懸濁物質(SS)が含まれている場合でも耐性が高い。
[第7の実施形態]
図8は、第7の実施形態に関する水処理装置の部分的構成を説明するためのブロック図である。
本実施形態の水処理装置は、図8に示すように、浮遊式の好気性処理槽12b及び沈殿槽62を有する構成である。なお、他の機器および構成は、図1に示す水処理装置と同様のため説明を省略する。
本実施形態の好気性処理槽12bは、活性汚泥微生物浮遊粒子65及び散気管68を含み、散気管68からの気泡69と流入水中の有機物とが接触することにより、流入水中の有機物を好気分解する。この好気性処理槽12bは、特に20℃〜30℃程度の低温で活性化する活性汚泥微生物浮遊粒子65を利用する下水などの水処理に適している。従って、蒸発器20により、高温排水を20℃〜30℃程度の低温に変換した排水を、好気性処理槽12bに流入させる。散気管68には、ブロア66から配管67を介して気泡69が供給される。好気分解処理水13bは、配管16を介して沈殿槽62に供給される。この沈殿槽62から、好気分解処理水13bは、配管63を介して処理水として排出される。
本実施形態の水処理装置であれば、排水中に高濃度の懸濁物質(SS)が含まれている場合でも耐性が高く、油分含有廃水や汚泥など各種の有機物の処理が可能となる。
[第8の実施形態]
図9は、第8の実施形態に関する水処理装置の部分的構成を説明するためのブロック図である。
本実施形態の水処理装置は、図9に示すように、固定床式の好気性処理槽12bを有する構成である。なお、他の機器および構成は、図1に示す水処理装置と同様のため説明を省略する。
本実施形態の好気性処理槽12bは、活性汚泥微生物付着担体70及び散気管68を含み、当該担体70の表面に好気性微生物である活性汚泥微生物が付着されている。前述したように、この好気性処理槽12bは、特に20℃〜30℃程度の低温で活性化する活性汚泥微生物浮遊粒子65を利用する下水などの水処理に適している。従って、蒸発器20により、高温排水を20℃〜30℃程度の低温に変換した排水を、好気性処理槽12bに流入させる。散気管68には、ブロア66から配管67を介して気泡69が供給される。
本実施形態の水処理装置では、活性汚泥微生物付着担体70の表面を上向流で流入水が通過する過程で、流入水中の有機物が除去される。さらに、この有機物と散気管68からの気泡69とが接触することにより、流入水中の有機物が好気分解される。好気分解処理水13bは、配管16を介して処理水として排出される。
本実施形態の水処理装置であれば、担体70の表面に付着された好気性微生物を高濃度に保持できるため、処理効率が高くなる。また、多段に設置することにより、気液接触効率を向上させるとともに、設置面積を少なくすることが可能となる。また、追加動力を必要としないので省エネルギーが達成できる。
なお、活性汚泥微生物付着担体70が固定式ではなくて、流動状態になっている流動床式の好気性処理槽12bでもよい。この方式では、固定床式と同様に、菌体高濃度化により処理効率が向上するとともに、省スペース化が達成できる。
[第9の実施形態]
図10は、第9の実施形態に関する水処理装置の部分的構成を説明するためのブロック図である。
本実施形態の水処理装置は、図10に示すように、膜分離式の好気性処理槽12bを有する構成である。なお、他の機器および構成は、図1に示す水処理装置と同様のため説明を省略する。
本実施形態の好気性処理槽12bは、分離膜71及び散気管68を含み、散気管68にはブロア66から配管67を介して気泡69が供給される。前述したように、この好気性処理槽12bは、特に20℃〜30℃程度の低温で活性化する活性汚泥微生物浮遊粒子65を利用する下水などの水処理に適している。従って、蒸発器20により、高温排水を20℃〜30℃程度の低温に変換した排水を、好気性処理槽12bに流入させる。分離膜71は、ポンプ72を駆動することにより、活性汚泥微生物浮遊粒子65と水溶部分とを分離する。分離された水溶部分である清澄水は、好気性処理槽処理水13cとして配管73を介して排出される。
本実施形態の水処理装置であれば、好気性処理槽12b内の有機物が好気分解処理される。この場合、分離膜71により、当該粒子65を完全に遮断して、浮遊物の無い清澄な処理水13cを得ることが可能となる。
なお、図6〜図10に示す第5から第9の実施形態において、水処理槽12,12bの前段、すなわち配管9のラインに、酸またはアルカリの反応槽、及び当該反応槽に酸またはアルカリを供給する貯留槽を設ける構成でもよい。このような構成であれば、嫌気性処理槽若しくは好気性処理槽のpHがアルカリ性または酸性に変化した時でも、酸やアルカリを供給することで中性付近に維持することが可能となる。このため、それらの水処理槽の運転を安定化できる効果が得られる。
[第10の実施形態]
図11は、第10の実施形態に関する水処理装置の部分的構成を説明するためのブロック図である。
本実施形態の水処理装置は、図11に示すように、嫌気性処理槽(メタン発酵槽)12と固定床式の好気性処理槽12bとを組み合わせた構成である。固定床式の好気性処理槽12bは、前述の図9に示すものと同様であるため、詳細な説明は省略する。また、他の機器および構成は、図1に示す水処理装置と同様のため説明を省略する。
本実施形態の水処理装置であれば、嫌気性のUASB粒子18を含むメタン発酵槽12により有機物を一段処理し、次工程の好気固定床式の好気性処理槽12bによりメタン発酵槽12で残存した有機物を処理する複数段処理が実現される。
従って、有機物の大部分除去された清澄な好気性処理水13bとして排出される。特に、流入水中の有機物濃度が非常に高い場合にも、有機物を大部分除去することができる。また、流入水中にイオウ成分(S)が含まれていて、メタン発酵槽12で硫化水素(H2S)となった場合でも、後段の好気性処理槽12bで、その硫化水素を酸化分解することが可能となるので、悪臭の硫化水素を除去することが可能となる。
[第11の実施形態]
図12は、第11の実施形態に関する水処理装置の部分的構成を説明するためのブロック図である。
本実施形態の水処理装置は、図12に示すように、嫌気性処理槽(メタン発酵槽)12と膜分離式の好気性処理槽12bとを組み合わせた構成である。膜分離式の好気性処理槽12bは、前述の図10に示すものと同様であるため、詳細な説明は省略する。また、他の機器および構成は、図1に示す水処理装置と同様のため説明を省略する。
本実施形態の水処理装置であれば、嫌気性のUASB粒子18を含むメタン発酵槽12により有機物を一段処理し、次工程の膜分離式の好気性処理槽12bによりメタン発酵槽12で残存した有機物を処理する複数段処理が実現される。
この処理方法により、メタン発酵槽12から流出したメタン発酵菌も分離膜71で完全に遮断することができるので、有機物の大部分除去された清澄な好気性処理水13bとして排出することができる。
なお、嫌気性処理槽12と好気性処理槽12bとを組み合わせて、好気処理と嫌気処理とを循環させる構成でもよい。このような構成であれば、流入水中に窒素(N)成分やリン(P)成分が多量に含まれていても、好気処理槽で硝化反応(NH4→NO3)、循環した後の嫌気処理槽での脱窒反応(NO3→N2)により窒素を除去できるといった効果が生じる。また、嫌気処理でリンの放出、好気処理でリンの過剰摂取といったリンの生物学的除去反応が発生するので、リンが除去できるといった効果も生じる。
[第12の実施形態]
図13は、第12の実施形態に関する水処理装置の構成を説明するためのブロック図である。
本実施形態の水処理装置は、図13に示すように、熱交換器21の内部圧力を計測する圧力計74の計測値に基づいて、真空ポンプ22の流量を制御する制御装置75を有する構成である。なお、他の機器および構成は、図1に示す水処理装置と同様のため、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態の水処理装置では、制御装置75は、図2に示すような温度と飽和蒸気圧との関係に基づいて、予め真空ポンプ22の流量と温度変化目標値との関係式を作成し、記憶装置に格納している。制御装置75は、温度変化目標値として例えば10℃を入力した場合に、例えば60℃と10℃の温度差である50℃での飽和蒸気圧13kPaに相当する真空ポンプ22の流量目標値を計算する。
制御装置75は、圧力計74の計測値を入力し、熱交換器21の内部圧力の計測結果に基づいて真空ポンプ22の流量を制御する。ここで、真空ポンプ22の駆動により、熱交換器21の内部は減圧される。同様に、蒸発器20は配管24を介して熱交換器21に連結されているため、蒸発器20の内部も減圧される。従って、制御装置75は、圧力計74の計測値に基づいて、蒸発器20の内部の減圧状態を制御できる。
このような構成により、低温排水1中の阻害物濃度やその流入量が変動した場合でも、安定的に蒸発器20の内部の圧力を適正な範囲に維持できるため、メタン発酵の効率を安定的に維持することが可能となる。
[第13の実施形態]
図14は、第13の実施形態に関する水処理装置の構成を説明するためのブロック図である。
本実施形態の水処理装置は、図14に示すように、蒸発器20の配管9を流れる排水5の温度を計測する温度計76の計測値に基づいて、真空ポンプ22の流量を制御する制御装置75を有する構成である。なお、他の機器および構成は、図1に示す水処理装置と同様のため、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態の水処理装置では、制御装置75は、温度計76の計測値を入力し、蒸発器20の配管9を流れる排水5の温度計測結果に基づいて、真空ポンプ22の流量を制御する。ここで、真空ポンプ22の駆動により、熱交換器21の内部は減圧される。同様に、蒸発器20は配管24を介して熱交換器21に連結されているため、蒸発器20の内部も減圧される。従って、制御装置75は、温度計76の計測値に基づいて、蒸発器20の内部の減圧状態を制御できる。このような構成により、低温排水1中の阻害物濃度やその流入量が変動した場合でも、安定的に蒸発器20の内部の圧力を適正な範囲に維持できるため、メタン発酵の効率を安定的に維持することが可能となる。
[第14の実施形態]
図15は、第14の実施形態に関する水処理装置の構成を説明するためのブロック図である。
本実施形態の水処理装置は、図15に示すように、低温排水1を熱交換器21に流入させるための配管6の流量を計測する流量計77の計測値に基づいて、真空ポンプ22の流量を制御する制御装置75を有する構成である。なお、他の機器および構成は、図1に示す水処理装置と同様のため、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態の水処理装置では、制御装置75は、流量計77の計測値を入力し、熱交換器21に流入される低温排水1の流量の計測結果に基づいて、真空ポンプ22の流量を制御する。ここで、真空ポンプ22の駆動により、熱交換器21の内部は減圧される。同様に、蒸発器20は配管24を介して熱交換器21に連結されているため、蒸発器20の内部も減圧される。従って、制御装置75は、流量計77の計測値に基づいて、蒸発器20の内部の減圧状態を制御できる。このような構成により、低温排水1中の阻害物濃度やその流入量が変動した場合でも、安定的に蒸発器20の内部の圧力を適正な範囲に維持できるため、メタン発酵の効率を安定的に維持することが可能となる。
なお、流量計77の代わりに、阻害物濃度などの流入水質または流入量と流入水質との積である流入汚濁負荷量を計測する計測器を使用して、制御装置75は、当該計測器の計測結果に基づいて、真空ポンプ22の流量を制御する構成でもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に関する水処理装置の構成を説明するためのブロック図。 本実施形態に関する温度と飽和蒸気圧との関係を説明するための図。 第2の実施形態に関する水処理装置の構成を説明するためのブロック図。 第3の実施形態に関する水処理装置の構成を説明するためのブロック図。 第4の実施形態に関する水処理装置の構成を説明するためのブロック図。 第5の実施形態に関する水処理装置の部分的構成を説明するためのブロック図。 第6の実施形態に関する水処理装置の部分的構成を説明するためのブロック図。 第7の実施形態に関する水処理装置の部分的構成を説明するためのブロック図。 第8の実施形態に関する水処理装置の部分的構成を説明するためのブロック図。 第9の実施形態に関する水処理装置の部分的構成を説明するためのブロック図。 第10の実施形態に関する水処理装置の部分的構成を説明するためのブロック図。 第11の実施形態に関する水処理装置の部分的構成を説明するためのブロック図。 第12の実施形態に関する水処理装置の構成を説明するためのブロック図。 第13の実施形態に関する水処理装置の構成を説明するためのブロック図。 第14の実施形態に関する水処理装置の構成を説明するためのブロック図。
符号の説明
1…低温排水、4…高温排水、6〜9…配管、12…メタン発酵槽、
12b…好気性処理槽、13…メタン発酵処理水、14…メタン発酵ガス、
16,17…配管、18…UASB粒子、20…蒸発器、21…直接接触型の熱交換器、
22…真空ポンプ、23…排気ガス、24,25…配管、31…加熱器、
32…遠心分離機(デカンタ)、33…分離汚泥、35…配管、37…重力濃縮槽、
39…ポンプ、40…配管、41…余剰汚泥、42…排水貯留槽、43…ポンプ、
50…第2の蒸発器、51…第2の熱交換器、52…真空ポンプ、53…排ガス、
54,55,58…配管、62…沈殿槽、63…配管、64…メタン菌付着担体、
65…活性汚泥微生物浮遊粒子、66…ブロア、67…配管、68…散気管、
69…気泡、70…活性汚泥微生物付着担体、71…分離膜、72…ポンプ、
73…配管、74…圧力計、75…制御装置、76…温度計、77…流量計。

Claims (13)

  1. 低温排水を高温化する熱交換器と、
    前記熱交換器で高温化した排水を加熱する加熱器と、
    前記加熱器により加熱した高温排水から汚泥と液体を分離する分離器と、
    前記分離器により分離された高温排水を蒸発させて、かつ低温化する蒸発器と、
    微生物を利用した水処理プロセスにより、前記蒸発器で低温化した排水を処理する水処理手段と
    を具備したことを特徴とする水処理装置。
  2. 前記蒸発器は、前記高温排水を、前記微生物の活性化に適した温度まで低温化させる構成であることを特徴とする請求項1に記載の水処理装置。
  3. 前記熱交換器及び前記蒸発器は、それぞれ複数個が連結された複数段構成であることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の水処理装置。
  4. 前記分離器は、遠心分離機、膜ろ過装置または重力濃縮槽のいずれか、あるいはこれらの組合せた構成であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の水処理装置。
  5. 前記熱交換器の前段に排水貯留槽を有し、
    前記低温排水を前記排水貯留槽に貯留した後に前記熱交換器に供給する構成であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の水処理装置。
  6. 前記水処理手段は、浮遊式、固定床式またはUASB式の嫌気性処理槽を使用する構成であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の水処理装置。
  7. 前記水処理手段は、浮遊式、固定床式、膜分離式または担体投入式の好気性処理槽を使用する構成であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の水処理装置。
  8. 前記水処理手段は、前記嫌気性処理槽の前段として、酸またはアルカリの注入装置が配置されて、前記嫌気性処理槽の後段として沈殿槽、膜分離または砂ろ過槽が配置された構成であることを特徴とする請求項6に記載の水処理装置。
  9. 前記水処理手段は、前記好気性処理槽の前段として、酸またはアルカリの注入装置が配置されて、前記好気性処理槽の後段として、沈殿槽、膜分離または砂ろ過槽が配置された構成であることを特徴とする請求項7に記載の水処理装置。
  10. 前記水処理手段は、嫌気性処理槽及び好気性処理槽を組合せた構成であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の水処理装置。
  11. 前記熱交換器と前記蒸発器の各内部圧力を調整するための圧力調整手段と、
    前記熱交換器または前記蒸発器の圧力を計測する圧力計測手段と、
    前記圧力計測手段の計測結果に基づいて、前記圧力調整手段を介して前記蒸発器の減圧状態を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の水処理装置。
  12. 前記熱交換器と前記蒸発器の各内部圧力を調整するための圧力調整手段と、
    前記熱交換器または前記蒸発器の温度を計測する温度計測手段と、
    前記温度計測手段の計測結果に基づいて、前記圧力調整手段を介して前記蒸発器の減圧状態を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の水処理装置。
  13. 前記熱交換器と前記蒸発器の各内部圧力を調整するための圧力調整手段と、
    前記熱交換器に対する前記低温排水の流入量、流入水質または流入量と流入水質との積である流入汚濁負荷量のうち少なくとも一つを計測する計測手段と、
    前記計測手段の計測結果に基づいて、前記圧力調整手段を介して前記蒸発器の減圧状態を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の水処理装置。
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