JP2014061414A - 流体噴射装置および手術用メス - Google Patents
流体噴射装置および手術用メス Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014061414A JP2014061414A JP2013231843A JP2013231843A JP2014061414A JP 2014061414 A JP2014061414 A JP 2014061414A JP 2013231843 A JP2013231843 A JP 2013231843A JP 2013231843 A JP2013231843 A JP 2013231843A JP 2014061414 A JP2014061414 A JP 2014061414A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluid
- flow rate
- volume
- pressure chamber
- frequency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 title claims abstract description 283
- 239000007924 injection Substances 0.000 title abstract description 24
- 238000002347 injection Methods 0.000 title abstract description 24
- 238000001356 surgical procedure Methods 0.000 title 1
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 22
- 230000008859 change Effects 0.000 abstract description 62
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 abstract 2
- 239000000243 solution Substances 0.000 abstract 1
- 238000002679 ablation Methods 0.000 description 43
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 230000007717 exclusion Effects 0.000 description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 5
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 5
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 4
- 230000009471 action Effects 0.000 description 3
- 230000007812 deficiency Effects 0.000 description 3
- 238000011038 discontinuous diafiltration by volume reduction Methods 0.000 description 2
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 2
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 1
- 239000002504 physiological saline solution Substances 0.000 description 1
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
【解決手段】流体噴射装置1に係る流体噴射方法は、圧力室80の容積を圧電素子30及びダイアフラム40により変化させて流体噴射開口部96から流体をパルス状に噴射する脈流発生部20と、脈流発生部20に流体を供給するポンプ10と、が備えられ、ポンプ10から供給される流体供給流量と、圧力室80の容積変化の周波数(圧電素子30の駆動周波数に相当)と、を比例の関係で変化させる。圧力室80の容積変化量(排除体積)は切除力を変化させ、排除体積と駆動周波数の積は切除速度を変化させることから、切除力と切除速度を独立して調整できる。
【選択図】図6
Description
本発明による流体噴射装置は、インク等を用いた描画、細密な物体及び構造物の洗浄、手術用メス等様々に採用可能であるが、以下に説明する実施形態では、生体組織を切開または切除することに好適な流体噴射装置を例示して説明する。従って、実施形態にて用いる流体は、水または生理食塩水等の液体である。
(実施形態1)
図2は、本実施形態に係る脈流発生部20を流体の噴射方向に沿って切断した断面図である。脈流発生部20は、ポンプ10から流体供給チューブ4を介して圧力室80に流体を供給する入口流路81と、圧力室80の容積を変化させる容積変更手段としての圧電素子30及びダイアフラム40と、圧力室80に連通する出口流路82と、を有して構成されている。入口流路81には流体供給チューブ4が接続されている。
図3は、本実施形態に係る駆動制御部の概略構成を示すブロック説明図である。駆動制御部15は、ポンプ10の駆動制御を行うポンプ駆動回路152と、圧電素子30を駆動制御する圧電素子駆動回路153と、ポンプ駆動回路152と圧電素子駆動回路153とを制御する制御回路151と、を有して構成されている。
イナータンスLは、流体の密度をρ、流路の断面積をS、流路の長さをhとしたとき、L=ρ×h/Sで表される。流路の圧力差をΔP、流路を流れる流体の流量をQとした場合に、イナータンスLを用いて流路内の運動方程式を変形することで、ΔP=L×dQ/dtという関係が導き出される。
ポンプ10によって入口流路81には、所定の圧力で流体が供給されている。その結果、圧電素子30が動作を行わない場合、ポンプ10の吐出力と入口流路81側全体の流路抵抗の差によって流体は圧力室80内に流動する。
(実施形態1に係る脈流発生部の駆動方法)
まず、圧電素子30の駆動波形について説明する。
図4は、圧電素子の駆動波形の1例を示す駆動波形図である。駆動波形の1周期は、正の電圧方向にオフセットして位相が−90度ずれたsin波形と休止期間とを合わせた時間である。圧電素子30は正の電圧が印加されると伸長(図2、矢印A方向)するものとすると、時間t1(以降、電圧上昇時間t1と表す)の区間は圧力室80の容積を減少させている時間に相当する。また、時間t2(電圧降下時間t2と表す)の区間では圧電素子30の電荷を除去する区間であって、圧電素子30は縮小する。つまり、電圧降下時間t2の区間では圧力室80の容積は増加する。
図5は、圧力室の容積変化を示す模式図であり、(a)は圧電素子に電圧を印加しない状態、(b)は電圧を印加した場合を示している。なお、電圧印加期間における容積変化は、圧電素子30の圧電特性によって異なるが、本実施形態では電圧を印加することで容積を縮小させる場合を例示する。図5(a)は、圧電素子30は電圧が印加されない初期状態にあるので、圧力室80の容積も縮小されない状態(図中、ダイアフラム40の位置をBで示す)にある。
ここで、圧電素子30に所定の電圧を印加すると、図5(b)に示すように圧力室80の容積は減少される(図中、ダイアフラム40の位置をB’で示す)。ここで、ダイアフラム40がBからB’まで移動すると、圧力室80は、図中斜線で表す分だけ容積が変化する。そして、この容積に相当する流体が出口流路82から送出される。従って、以降、この圧力室80の容積変化分を流体の排除体積と表す。
(流体噴射方法)
図6は、駆動周波数と流体供給流量の関係を模式的に示すグラフである。
排除体積が初期設定の状態で圧電素子30の駆動周波数を変化させる場合を説明する。まず、切除力を切除力ダイアル26にて設定する。切除力ダイアル26では所望の排除体積を選択して以降固定する。なお、切除力ダイアル26による切除力の設定は、圧電素子30の圧電定数などの条件が既に分かっている場合には、排除体積を決める条件となる駆動電圧のゲインを排除体積の代わりに用いてもよい。
なお、圧電素子30の駆動周波数とポンプ10の流体供給流量は、制御回路151に含まれる演算部によって演算され、圧電素子駆動回路153、ポンプ駆動回路152に入力し、それぞれの駆動条件で駆動する。
まず、切除力ダイアル26を操作して排除体積を設定する。排除体積は、圧電素子30の伸長長さとダイアフラム40の可動面積の積により算出される。伸長長さは、圧電素子30へ印加する電圧を制御することで決定される。このようにして、パルス一個当たりの切除力を決定する。
図8は、排除体積を変化させた場合の駆動周波数と流体供給流量の関係を模式的に示すグラフである。流体供給流量は駆動波形の周波数(駆動周波数)と比例の関係であって直線で表される(図6も参照する)。流体供給流量は流体噴射流量と少なくとも同量とする。流体噴射流量は、排除体積と圧電素子30の駆動周波数の積で算出されることから、図8に示すように排除体積を増やす場合には直線の勾配を排除体積増加分に合わせて大きくさせ、排除体積を減らす場合には直線の勾配を排除体積減少分に合わせて小さくさせればよい。
(実施形態2)
図11は、駆動周波数を変化させた場合の排除体積と流体供給流量の関係を模式的に示すグラフである。流体供給流量は排除体積に対して比例の関係であってある勾配をもった直線で表わされる(図10も参照する)。
(実施形態3)
図12は、繰り返し周波数を低くした場合の駆動波形を模式的に表す駆動波形図である。このような場合、休止期間を長くするだけで圧力室80の容積を減少させている時間に対する圧電素子30の駆動波形の変化時間、つまり、電圧上昇時間t1は変化させる必要がないからスルーレートも変わらない。従って、パルス一個当たりの切除力を変化させずに圧電素子30の駆動周波数を変更することができる。すなわち、パルス一個当たりの切除力と単位時間当たりの切除速度をそれぞれ独立して調整することを可能にし、前述した実施形態1及び実施形態2の考え方に適合可能である。
図13は、繰り返し周波数を高くした場合の駆動波形を模式的に表す駆動波形図である。図13に表す駆動波形では、基本の駆動波形(図4、参照)に対して、休止期間は短くなっているが、存在している。従って、電圧上昇時間t1は変化させる必要がなくスルーレートが変わらない。すなわち、前述した実施形態1及び実施形態2の考え方に適合可能である。
図14は、繰り返し周波数をさらに高くした場合の駆動波形を模式的に表す駆動波形図である。つまり、図14で表す駆動波形の1周期が、図13に表す1周期よりも短くなった場合を表している。このような駆動波形では休止期間が存在しないために、単に図13に示される基本の波形の間隔を短くしただけでは前後の波形が交差してしまう。そこで、圧力室80の容積を拡大している電圧降下時間t2を基本の波形よりも短くすることで、電圧上昇時間t1を基本の電圧上昇時間に対して変えないように駆動波形を形成する。これにより、電圧上昇時間t1は変化しないため、スルーレートが変化しないため、実施形態1及び実施形態2の考え方に適合可能となっている。
(実施形態4)
(変形例)
Claims (5)
- 所定の流体供給流量の流体を圧力室に供給することと、
所定の周波数で前記圧力室の容積を変化させることによって、脈流を発生させることと、
前記脈流を噴射することと、
を含み、
前記流体供給流量が、前記周波数に比例することを特徴とする流体噴射方法。 - 請求項1に記載の流体噴射方法であって、
前記脈流を発生させることは、圧電素子に電圧を印加することによって前記圧力室の容積を変化させることを含み、
前記圧力室の容積を減少させる期間に対応する電圧印加期間を、前記周波数に関わらず一定にすることを特徴とする流体噴射方法。 - 請求項1または請求項2に記載の流体噴射方法であって、
前記流体供給流量は、前記圧力室から排出される流体の排除体積に比例することを特徴とする流体噴射方法。 - 請求項3に記載の流体噴射方法であって、
前記流体供給流量が、前記排除体積と前記周波数との積以上であることを特徴とする流体噴射方法。 - 所定の流体供給流量の流体を圧力室に供給する流体供給手段と、
所定の周波数で前記圧力室の容積を変化させることによって脈流を発生させ、前記脈流を噴射する脈流発生手段と、
前記流体供給流量が前記周波数に比例するように、前記流体供給手段及び前記脈流発生手段の少なくともいずれかを制御する制御手段と、
を有することを特徴とする流体噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013231843A JP5737365B2 (ja) | 2013-11-08 | 2013-11-08 | 流体噴射装置および手術用メス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013231843A JP5737365B2 (ja) | 2013-11-08 | 2013-11-08 | 流体噴射装置および手術用メス |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010198587A Division JP5549489B2 (ja) | 2010-09-06 | 2010-09-06 | 流体噴射方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015086512A Division JP6015805B2 (ja) | 2015-04-21 | 2015-04-21 | 駆動制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014061414A true JP2014061414A (ja) | 2014-04-10 |
JP5737365B2 JP5737365B2 (ja) | 2015-06-17 |
Family
ID=50617214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013231843A Expired - Fee Related JP5737365B2 (ja) | 2013-11-08 | 2013-11-08 | 流体噴射装置および手術用メス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5737365B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008082202A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Seiko Epson Corp | 流体噴射装置 |
JP2009045167A (ja) * | 2007-08-17 | 2009-03-05 | Seiko Epson Corp | 流体噴射装置 |
-
2013
- 2013-11-08 JP JP2013231843A patent/JP5737365B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008082202A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Seiko Epson Corp | 流体噴射装置 |
JP2009045167A (ja) * | 2007-08-17 | 2009-03-05 | Seiko Epson Corp | 流体噴射装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5737365B2 (ja) | 2015-06-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4788809B2 (ja) | 流体噴射方法 | |
JP4655163B1 (ja) | 流体噴射装置、流体噴射装置の制御方法 | |
JP4952754B2 (ja) | 液体噴射装置および手術用メス、液体噴射装置の制御方法 | |
JP5636811B2 (ja) | 液体噴射装置、および液体噴射装置を用いた医療機器 | |
JP6044098B2 (ja) | 液体噴射装置及び液体噴射装置の制御方法 | |
JP2009045167A (ja) | 流体噴射装置 | |
JP2010084678A (ja) | 流体噴射装置、流体噴射方法および手術装置 | |
JP5360690B2 (ja) | 流体噴射装置、流体噴射装置の制御方法 | |
JP5549489B2 (ja) | 流体噴射方法 | |
JP2010059939A (ja) | 流体噴射装置、流体噴射装置の制御方法および手術装置 | |
JP6222322B2 (ja) | 医療機器 | |
JP6015805B2 (ja) | 駆動制御装置 | |
JP5773032B2 (ja) | 流体噴射装置用制御装置および手術用メス | |
JP5737365B2 (ja) | 流体噴射装置および手術用メス | |
JP5585713B2 (ja) | 流体噴射装置 | |
JP2012000473A (ja) | 流体噴射方法、流体噴射装置 | |
JP5408324B2 (ja) | 流体噴射装置および医療機器 | |
JP2011052595A (ja) | 流体噴射装置及び流体噴射方法 | |
JP5212440B2 (ja) | レーザーパルスメスおよび医療機器 | |
JP5773039B2 (ja) | 制御装置、流体噴射装置及び流体噴射方法 | |
JP2012034926A (ja) | 流体噴射方法、流体噴射装置、及び医療機器 | |
JP2011024706A (ja) | 流体噴射装置の駆動方法 | |
JP2011036681A (ja) | 流体噴射装置および医療機器 | |
JP2014184315A (ja) | 液体噴射装置用噴射ユニットのブロック、液体噴射装置用噴射ユニットおよび手術機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140822 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140909 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141106 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20150108 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150324 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150406 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5737365 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |