JP2014057240A - 携帯端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】余分な接着剤が筐体の表面に回りこんでしまうのを抑制することのできる携帯端末装置を得る。
【解決手段】赤外線センサ(光学センサ)4と、赤外線センサ(光学センサ)4と対向して形成される開口穴5を有し、赤外線センサ(光学センサ)4を収容する筐体10と、筐体10の開口穴5を塞ぐ透光性のカバー部材6と、を備える。そして、カバー部材6は、開口穴5に嵌合する本体部6aと、本体部6aから突設されて開口穴5の赤外線センサ(光学センサ)4側の周縁部に係止されるフランジ部6bと、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】赤外線センサ(光学センサ)4と、赤外線センサ(光学センサ)4と対向して形成される開口穴5を有し、赤外線センサ(光学センサ)4を収容する筐体10と、筐体10の開口穴5を塞ぐ透光性のカバー部材6と、を備える。そして、カバー部材6は、開口穴5に嵌合する本体部6aと、本体部6aから突設されて開口穴5の赤外線センサ(光学センサ)4側の周縁部に係止されるフランジ部6bと、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、例えば携帯電話機やタブレットPC等の携帯端末装置に関する。
従来より、光学センサと、光学センサと対向して形成される開口穴を有し、光学センサを収容する筐体と、筐体の開口穴を塞ぐ透光性のカバー部材と、を備えた携帯端末装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来技術にあっては、円柱状のカバー部材を筐体の開口穴に嵌め込む構成となっている。そのため、単にカバー部材を開口穴に嵌合させるだけでは接合強度が低いため、仮に接着剤を用いてカバー部材を開口穴に接合した場合に、余分な接着剤が筐体の表面に回りこんでしまう可能性があった。
このように、余分な接着剤が筐体の表面に回りこんでしまうと、携帯端末装置の外観性が劣化して商品価値を低下させてしまう虞がある。
そこで、本発明は、余分な接着剤が筐体の表面に回りこんでしまうのを抑制することのできる携帯端末装置を得ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、光学センサと、前記光学センサと対向して形成される開口穴を有し、前記光学センサを収容する筐体と、前記筐体の開口穴を塞ぐ透光性のカバー部材と、を備え、前記カバー部材は、前記開口穴に嵌合する本体部と、前記本体部から突設されて前記開口穴の前記光学センサ側の周縁部に係止されるフランジ部と、を備えることを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、前記開口穴の前記光学センサと反対側の端部と前記カバー部材の本体部との間に隙間を設けたことを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、前記開口穴の前記光学センサと反対側の端部が、前記光学センサの視野角の外側に位置することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、前記カバー部材は、前記開口穴の前記光学センサと反対側の端部を保護するひだ部を備えることを要旨とする。
本発明によれば、カバー部材が、開口穴に嵌合する本体部とその本体部から突設されて開口穴の光学センサ側の周縁部に係止されるフランジ部とを備えるので、フランジ部を筐体との接着に使用することができる。したがって、余分な接着剤が筐体の表面に回りこんでしまうのを抑制することができ、携帯端末装置の外観性が劣化してしまうを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下では、携帯端末装置として携帯電話機を例示する。また、以下の複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
図1および図2は、本発明の第1実施形態にかかる携帯電話機(携帯端末装置)1を示した図である。本実施形態の携帯電話機1は、指先や専用のペン等で画面を触れることで操作を行える所謂スマートフォンと呼ばれるものであり、光学センサとして赤外線センサ4を用いることで赤外線を受光できるように構成されている。
図1および図2は、本発明の第1実施形態にかかる携帯電話機(携帯端末装置)1を示した図である。本実施形態の携帯電話機1は、指先や専用のペン等で画面を触れることで操作を行える所謂スマートフォンと呼ばれるものであり、光学センサとして赤外線センサ4を用いることで赤外線を受光できるように構成されている。
携帯電話機1は、図2に示すように、赤外線センサ(光学センサ)4と、赤外線センサ4と対向して形成される開口穴5を有し、赤外線センサ4を収容する筐体10と、筐体10の開口穴5を塞ぐ透光性のカバー部材6と、を備えている。
筐体10は、本実施形態では、一端側が開放された箱形のベース2と、そのベース2の開放された一端側を塞ぐように取り付けられるガラスパネル3とにより構成されている。そして、これらベース2とガラスパネル3とを接合した際に形成される内部空間に、赤外線センサ4や図示せぬ回路基板などが配置される。ガラスパネル3の表面側(赤外線センサ4と面する側とは反対側の面)には、複数の操作ボタン8や上述した画面としてのディスプレイ部7等が形成されている。
カバー部材6は、本実施形態では、ポリエチレンなどの赤外線透過材料により形成されている。これにより、開口穴5に向けて照射された赤外線をカバー部材6で透過させて赤外線センサ4が赤外線を受光できるようになっている。
ここで、本実施形態のカバー部材6は、開口穴5に嵌合する本体部6aと、その本体部6aから突設されて開口穴5の赤外線センサ4側の周縁部に係止されるフランジ部6bと、を備えている。
本実施形態では、図1に示すように、本体部6aが円形の開口穴5に嵌合する円柱状に形成されているとともに、フランジ部6bが本体部6aからその本体部6aの全周に亘って径方向外側に張り出している。
また、図2に示すように、本実施形態では、本体部6aと開口穴5の赤外線センサ4と反対側の端部5aとの間に隙間9が形成されており、本体部6aの肉厚が開口穴5の深さよりも薄くなっている。
このとき、開口穴5の赤外線センサ4と反対側の端部5aが、赤外線センサ4の視野角a(図4参照)の外側に位置するのが好適である。こうすれば、開口穴5の大きさとして赤外線センサ4の視野角aの妨げとならない大きさを確保することができ、赤外線センサ4の感度が低下してしまうのを抑制することができる。
このような構成の本実施形態にあっては、筐体10のベース2側に図示せぬ回路基板を取付固定するとともに、その回路基板上に赤外線センサ4を実装しておく。一方、筐体10のガラスパネル3側にカバー部材6を取り付けておく。すなわち、ガラスパネル3の裏面側(赤外線センサ4と面する側)から開口穴5に本体部6aを嵌合するとともに、フランジ部6bを接着剤によって開口穴5の周縁部に接着する。そして、このような赤外線センサ4が取り付けられたベース2と、カバー部材6が取り付けられたガラスパネル3とを接合することにより携帯電話機1が形成されることになる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、カバー部材6が、開口穴5に嵌合する本体部6aと、その本体部6aから突設されて開口穴5の赤外線センサ(光学センサ)4側の周縁部に係止されるフランジ部6bと、を備えている。そのため、フランジ部6bを筐体10との接着に使用することができ、余分な接着剤が筐体10(ガラスパネル3)の表面に回りこんでしまうのを抑制することができ、携帯電話機(携帯端末装置)1の外観性が劣化してしまうを抑制することができる。また、カバー部材6の本体部6aを開口穴5に嵌合させることに加えて、カバー部材6のフランジ部6bを筐体10に接着することができるため、これらカバー部材6と筐体10との接合強度を高めることができる。
さらに、本実施形態では、開口穴5の赤外線センサ(光学センサ)4と反対側の端部5aとカバー部材6の本体部6aとの間に隙間9を設けている。そのため、本体部6aの肉厚を薄くして赤外線をカバー部材6に透過させ易くすることができ、赤外線センサ4の感度が低下してしまうのを抑制することができる。
さらにまた、本実施形態では、開口穴5の赤外線センサ4と反対側の端部5aが、赤外線センサ4の視野角aの外側に位置している。そのため、開口穴5の大きさとして赤外線センサ4の視野角aの妨げとならない大きさを確保することができ、赤外線センサ4の感度が低下してしまうのをより一層抑制することができる。
[第2実施形態]
図3(a)、(b)は、本発明の第2実施形態にかかる携帯電話機(携帯端末装置)1に用いられるカバー部材6Aを示した図である。
図3(a)、(b)は、本発明の第2実施形態にかかる携帯電話機(携帯端末装置)1に用いられるカバー部材6Aを示した図である。
本実施形態のカバー部材6Aが、上記第1実施形態のカバー部材6と主に異なる点は、本体部6aの肉厚を開口穴5の深さと同じにしたことにある。
すなわち、本実施形態では、開口穴5の赤外線センサ(光学センサ)4と反対側の端部5a(図2参照)とカバー部材6Aの本体部6aとの間に隙間9を設けないようにした点が、上記第1実施形態と異なっている。
以上の本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、本実施形態では、本体部6aの肉厚を開口穴5の深さと同じにしたので、本体部6aを開口穴5に嵌合させた際に、これら本体部6aと開口穴5の接触面積を増やして接合強度を高めることができるという利点がある。
なお、本実施形態の場合には、図3(b)に示すように、カバー部材6の本体部6aの直径bを赤外線センサ(光学センサ)4の視野角aよりも大きくとるのが好適である。こうすれば、赤外線センサ4の視野角aの妨げとならない大きさを確保することができ、赤外線センサ4の感度が低下してしまうのを抑制することができる。
[第3実施形態]
図4は、本発明の第3実施形態にかかる携帯電話機(携帯端末装置)1のカバー部材6Bを示した図である。
図4は、本発明の第3実施形態にかかる携帯電話機(携帯端末装置)1のカバー部材6Bを示した図である。
本実施形態のカバー部材6Bが、上記第1および第2実施形態のカバー部材6、6Aと主に異なる点は、開口穴5の赤外線センサ(光学センサ)4と反対側の端部5aを保護するひだ部6cを備えることにある。
ひだ部6cは、本体部6aの周縁部から開口穴5の端部5aに向けて突出した傾斜面を備えており、本実施形態では、その傾斜面が円柱状の本体部6aの全周に亘って形成されている。
以上の本実施形態によっても、上記第1および第2実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、本実施形態では、カバー部材6Bが、開口穴5の赤外線センサ(光学センサ)4と反対側の端部5aを保護するひだ部6cを備えている。そのため、ひだ部6cによって開口穴5の端部5aを保護することができ、筐体10(ガラスパネル3)の破損を抑制することができる。
さらに、カバー部材6Bがひだ部6cを備える構成では、隙間9に塵埃などの異物が堆積してしまうのを抑制することができるという利点もある。すなわち、上記第1実施形態のように、カバー部材6がひだ部6cを備えない構成では、本体部6aと開口穴5の内面との間の角部に塵埃などが入り込み、隙間9に異物が堆積し易くなってしまう。その点、本実施形態では、カバー部材6Bのひだ部6cによってその角部を塞ぐことができるので、例えば開口穴5が下を向くように携帯電話機1を逆さにすることによって、隙間9に堆積してしまった塵埃などの異物を容易に排出させることができる。
なお、本実施形態の場合には、図4に示すように、ひだ部6cを赤外線センサ(光学センサ)4の視野角aの妨げとならない形状とするのが好適である。こうすれば、ひだ部6cによって赤外線センサ4の感度が低下してしまうのを抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記各実施形態では、光学センサとして赤外線センサ4を用いた場合を例示したが、これに限定されず、紫外線センサや可視光センサなどを用いるようにしてもよい。
また、ベース2、ガラスパネル3やカバー部材6、その他細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜に変更可能である。
また、上記各実施形態では、本発明を携帯端末装置としての携帯電話機に適用した場合を例示したが、その他の携帯端末装置、例えばタブレットPC等に適用してもよい。
1 携帯電話機(携帯端末装置)
4 光学センサ
5 開口穴
5a 端部(開口穴の光学センサと反対側の端部)
6 カバー部材
6a 本体部
6b フランジ部
6c ひだ部
10 筐体
4 光学センサ
5 開口穴
5a 端部(開口穴の光学センサと反対側の端部)
6 カバー部材
6a 本体部
6b フランジ部
6c ひだ部
10 筐体
Claims (4)
- 光学センサと、前記光学センサと対向して形成される開口穴を有し、前記光学センサを収容する筐体と、前記筐体の開口穴を塞ぐ透光性のカバー部材と、を備え、
前記カバー部材は、前記開口穴に嵌合する本体部と、前記本体部から突設されて前記開口穴の前記光学センサ側の周縁部に係止されるフランジ部と、を備えることを特徴とする携帯端末装置。 - 前記開口穴の前記光学センサと反対側の端部と前記カバー部材の本体部との間に隙間を設けたことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
- 前記開口穴の前記光学センサと反対側の端部が、前記光学センサの視野角の外側に位置することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の携帯端末装置。
- 前記カバー部材は、前記開口穴の前記光学センサと反対側の端部を保護するひだ部を備えることを特徴とする請求項1〜3のうち何れか1項に記載の携帯端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012201358A JP2014057240A (ja) | 2012-09-13 | 2012-09-13 | 携帯端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012201358A JP2014057240A (ja) | 2012-09-13 | 2012-09-13 | 携帯端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014057240A true JP2014057240A (ja) | 2014-03-27 |
Family
ID=50614182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012201358A Pending JP2014057240A (ja) | 2012-09-13 | 2012-09-13 | 携帯端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014057240A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106918905A (zh) * | 2017-02-24 | 2017-07-04 | 华为技术有限公司 | 光学部件和智能终端 |
WO2019128613A1 (zh) * | 2017-12-26 | 2019-07-04 | Oppo广东移动通信有限公司 | 输出模组和电子装置 |
-
2012
- 2012-09-13 JP JP2012201358A patent/JP2014057240A/ja active Pending
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CN106918905B (zh) * | 2017-02-24 | 2019-10-18 | 华为技术有限公司 | 光学部件和智能终端 |
WO2019128613A1 (zh) * | 2017-12-26 | 2019-07-04 | Oppo广东移动通信有限公司 | 输出模组和电子装置 |
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