JP6166947B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、筐体内にマイクが内蔵された電子機器に関するものである。
従来より、例えば、特許文献1の携帯端末装置のように筐体と、その背面を覆う電池カバーと、筐体の背面にマイクの音孔とスピーカの音孔とが同一面で配置され、筐体の背面と電池カバーとの間に空隙を有する電子機器が知られている。
特開2012−195835号公報
例えば、図4(a)に示すように、従来の電子機器101の正面側キャビネット103に形成したマイク110用の音孔115の外側内径D01'は、電池蓋105の露出孔116の内側内径D12'とほぼ同じかそれよりも若干大きい(D01'≧D12')。この場合、図4(b)に模式的に示すように、電池蓋105と背面側キャビネット104との間の隙間Cを通ってきた白抜き矢印で示すスピーカ等の雑音が、露出孔116の内側周縁に反射してマイク音道(音孔115)に入ってハウリング(スピーカから出た音をマイクが拾い、それをまたスピーカが再生するということを繰り返し、大きな騒音が連続して発生する現象)を起こすという問題がある。
このため、特許文献1の携帯端末装置では、筐体における、マイクの音孔とスピーカの音孔との間に凹部を設け、電池蓋に凹部に嵌合して空隙を塞ぐ凸部を設けている。
しかしながら、この特許文献1のような方法では、電池蓋に細い凸部を形成することになり、設計の制約が多く出る上に、この細い凸部をユーザが破損してしまう恐れがある。
一方、反射を防ぐために電池蓋の露出孔の内径全体を大きくすると、外観が悪くなる。
さらに電池蓋と筐体との間に防音のクッションを設けることもできるが、その場合には、部品点数が増え、作業性及び生産性が悪化するという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、部品点数を増やすことなく、かつ外観の悪化を防ぎながらハウリングを防止することにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、カバー部材側の露出孔の形状に改善を加えた。
具体的には、本発明では、筐体内にマイクが内蔵された電子機器を前提とし、
上記電子機器は、
上記筐体における、上記マイクに対向する位置に貫通形成した音孔と、
上記筐体を覆うカバー部材における上記音孔に対応して形成した露出孔とを備え、
上記筐体と上記カバー部材との間には、隙間が形成されており、
上記露出孔は、上記音孔のカバー部材側内径よりも上記筐体側の内径が大きく、かつ外側内径が上記音孔のカバー部材側内径と同じ又は該カバー部材側内径よりも小さく、上記隙間から入ってくる雑音が該露出孔の周縁で跳ね返らないようにテーパ状に外側に向かって内径が小さくなっている。
上記の構成によると、筐体とカバー部材との間の隙間から入ってくる雑音が露出孔の筐体側周縁で跳ね返らず、外側へ出て行くので、ハウリングが起こらない。また、露出孔の外側内径を音孔内径に比べて大きくする必要がないので、外観が悪化しない。
以上説明したように、本発明によれば、カバー部材の露出孔を音孔のカバー部材側内径よりも筐体側内径が大きく、かつ外側内径がカバー部材側内径と同じ又はカバー部材側内径よりも小さくなるようにテーパ状に外側に向かって内径を小さくしたことにより、部品点数を増やすことなく、かつ外観の悪化を防ぎながらハウリングを防止することができる。
(a)が図2(b)のI−I線拡大断面図であり、(b)が音孔及び露出孔における雑音の伝導する様子を示す概略断面図である。 携帯電話機を示し、(a)が正面から見た斜視図で、(b)が背面から見た斜視図である。 マイク及びその周辺を示す携帯電話機の分解斜視図である。 従来技術に係る図1相当図である。 本発明の実施例に係るマイクが拾う音を示すグラフであり、(a)は筐体側内径が3.0mmで外側内径が1.0mmの実施例1であり、(b)は筐体側内径が3.0mmで外側内径が1.2mmの実施例2であり、(c)は筐体側内径が3.0mmで外側内径が1.5mmの実施例3である。 比較例に係るマイクが拾う音を示すグラフであり、(a)は筐体側内径及び外側内径が2.0mmの比較例1であり、(b)は筐体側内径及び外側内径が2.4mmの比較例2であり、(c)は筐体側内径及び外側内径が3.0mmの比較例3である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図2は本発明の実施形態の電子機器としての携帯電話機1を示し、この携帯電話機1は、正面側に表示部2が貼り付けられる筐体としての正面側キャビネット3を備えている。図3にも示すように、この正面側キャビネット3の背面側には、背面側キャビネット4が結合されている。これら正面側キャビネット3及び背面側キャビネット4の側面及び背面がカバー部材としてのリアカバー5で覆われている。例えば、図1(a)にも示すように、正面側キャビネット3及び背面側キャビネット4の内部に充電池6、メイン基板7、スピーカ等が内蔵されている。スピーカは、特に図示していないが、正面側キャビネット3及び背面側キャビネット4の内部の上端側に配置され、メイン基板7の上部に電気的に接続されている。
携帯電話機1の下部には、主として通話に用いられるマイク10が内蔵されている。マイク10は、例えばメイン基板7に接続されるフレキシブル基板よりなるマイク基板11の表面に接着されている。図3に示すように、マイク10は、マイク基板11及びマイクホルダ12と共にビス50により正面側キャビネット3に対して固定されている。図1(a)に示すように、マイク10は、第1クッション13及び第2クッション14によって挟持された状態で、正面側キャビネット3とマイクホルダ12との間に固定されている。そして、正面側キャビネット3及び背面側キャビネット4の結合面は、防水パッキン8で防水され、表示部2は、両面テープ9で正面側キャビネット3に貼り付けられているので、原則としてマイク10へは、音孔15から音が伝達されるようになっている。
正面側キャビネット3における、マイク10に対向する位置(真下)には、音孔15が貫通形成されている。音孔15は、断面円形であり、マイク10側(上側)の内径が最も小さく、リアカバー5に向かって(下方に向かって)内径が徐々に大きくなっている。
一方、リアカバー5における音孔15に対応する部分には、断面円形の露出孔16が形成されている。そして、本発明の特徴として、露出孔16は、テーパ状に外側(下方)に向かって内径が小さくなっている。つまり、音孔15のカバー部材側内径D01よりも筐体側内径D12が大きく(D12>D01)、かつその外側内径D11が筐体側内径D12と同じ又は筐体側内径D12よりも小さくなっている(D11≦D01)。
次に、本実施形態に係る携帯電話機1における露出孔16の作用について説明する。
まず、露出孔16の筐体側内径D12が3.0mmで外側内径D11が1.0mmの実施例1、筐体側内径D12が3.0mmで外側内径D11が1.2mmの実施例2及び筐体側内径D12が3.0mmで外側内径D11が1.5mmの実施例3を用意する。
比較のために、露出孔116の筐体側内径D12'及び外側内径D11'が2.0mmの比較例1、筐体側内径D12'及び外側内径D11'が2.4mmの比較例2及び筐体側内径D12'及び外側内径D11'が3.0mmの比較例3を用意する。
そして、マイク10が拾う音の大きさを実施例1〜3並びに比較例1〜3でそれぞれイヤホン出力として測定した。
図6(a)に示す比較例1では、1〜2KHzの辺りでハウリングのためにイヤホン出力が大きくなっている。つまり、図4(b)に示すように、白抜き矢印で示す電池蓋105と背面側キャビネット104との間の隙間Cから伝達されてきた音の一部が露出孔116のマイク10側で反射され、黒塗り矢印で示す外部からの音と共にマイク10側へ向かってマイク10で集音され、それが繰り返されてハウリングが発生すると考えられる。
図6(b)に示す比較例2では、比較例1に比べて筐体側内径D12'及び外側内径D11'を0.4mmずつ大きくしたが、特に2KHz周辺のイヤホン出力が低減されていない。
図6(c)に示す比較例3では、比較例2に比べてさらに筐体側内径D12'及び外側内径D11'を0.6mmずつ大きくすることにより、2KHz周辺のイヤホン出力がようやく低減された。
図5(a)に示す実施例1では、筐体側内径D12を3.0mmとし、比較例よりも大きくしたので、跳ね返りが起こりにくくなり、黒塗り矢印で示す外部からの音のみがマイク10に拾われるようになり、1〜2KHzの辺りでもハウリングが発生せず、イヤホン出力が小さくなっている。この場合、図1(b)に示すように、リアカバー5と背面側キャビネット4との間の隙間Cから伝達されてきた音は、露出孔16のマイク10側ではほとんど反射されないので、マイク10側へ向かうことはなく、ハウリングは発生していないと考えられる。
図5(b)に示す実施例2及び図5(c)に示す実施例3においても、実施例1に比べて外側内径D11を0.2mm、0.5mmずつ大きくしたが、ほぼ同様にハウリングが発生しないと考えられ、イヤホン出力が低減されている。
つまり、比較例では、筐体側内径D12'及び外側内径D11'を3.0mm程度まで大きくしないと、ハウリング防止効果が発揮されなかった。一方で、実施例のように、露出孔16の筐体側内径D12の大きさを大きく保っていれば、外側内径D11を小さくすることができることがわかった。
このように本発明の実施形態では、正面側キャビネット3とリアカバー5との間の隙間Cから入ってくる雑音が露出孔16の正面側キャビネット3側周縁で跳ね返らず、外側へ出て行くので、ハウリングが起こらない。また、露出孔16の外側内径D11を音孔15のカバー部材側内径D01に比べて大きくする必要がないので、外観が悪化しない。
したがって、本実施形態に係る携帯電話機1では、部品点数を増やすことなく、かつ外観の悪化を防ぎながらハウリングを防止することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、携帯電話機1の下端に音孔15及び露出孔16を設けたが、その位置は特に制限されず、背面側や左右側面、上面等でもよい。
また、上記実施形態では、マイク10は、携帯電話機1の厚さを薄くするために、音孔15の長手方向に対して傾斜して配置されているが、長手方向に対して垂直に配置されていてもよい。また上記実施形態では、マイク10を正面側キャビネット3に設けているが、背面側キャビネット4側に設けてもよい。
上記実施形態では、電子機器は、携帯電話機1としたが、PHS(Personal Handy-phone System )、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、パソコン、モバイルツール、電子辞書、電卓、ゲーム機等であってもよく、液晶ディスプレイ、液晶テレビ、ブルーレイ(DVD)レコーダ等であってもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。また、各実施形態に記載された技術的特徴は、互いに組合せ可能であり、組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 携帯電話機(電子機器)
2 表示部
3 正面側キャビネット(筐体)
4 背面側キャビネット
5 リアカバー(カバー部材)
6 充電池
7 メイン基板
8 防水パッキン
9 両面テープ
10 マイク
11 マイク基板
12 マイクホルダ
13 第1クッション
14 第2クッション
15 音孔
16 露出孔
50 ビス
D01 カバー部材側内径
D11 外側内径
D12 筐体側内径

Claims (1)

  1. 筐体内にマイクが内蔵された電子機器において、
    上記筐体における、上記マイクに対向する位置に貫通形成した音孔と、
    上記筐体を覆うカバー部材における上記音孔に対応して形成した露出孔とを備え、
    上記筐体と上記カバー部材との間には、隙間が形成されており、
    上記露出孔は、上記音孔のカバー部材側内径よりも上記筐体側の内径が大きく、かつ外側内径が上記音孔のカバー部材側内径と同じ又は該カバー部材側内径よりも小さく、上記隙間から入ってくる雑音が該露出孔の周縁で跳ね返らないようにテーパ状に外側に向かって内径が小さくなっている
    ことを特徴とする電子機器。
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