JP2014056862A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フォトリソグラフィー工程を省略して製造コストを低減する半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板1のメモリセル領域M上に第1の絶縁膜を形成する工程と、半導体基板1の周辺回路領域Cの第1のウェル上に第1の導電膜6c,6d1及び第1の導電膜6cの上に第2の絶縁膜6eを形成する工程と、第1の絶縁膜、第2の絶縁膜6e及び周辺回路領域の第2のウェル上に第2の導電膜6c,6d2を形成する工程と、第2の導電膜6c,6d2を覆うように第3の絶縁膜6hを形成する工程と、第3の絶縁膜6hをエッチバックして第2のウェル上の第2の導電膜上に設けられた第3の絶縁膜6hを残存させるように第1及び第2の絶縁膜上の第2の導電膜6d2を露出させる工程と、第2の導電膜上の第3の絶縁膜6hをマスクに用いて第1及び第2の絶縁膜上の第2の導電膜6c,6d2をエッチングする工程と、を有する。
【選択図】図14

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
従来から、装置特性を向上させることを目的として、SiO2よりも高い誘電率を有する高誘電率絶縁膜のゲート絶縁膜と、金属材料からなるメタルゲート電極と、を組み合わせたMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)が提案されている。
特許文献1(特開2007−329237号公報)には、少なくともハフニウム、シリコン、酸素、および窒素を含む高誘電率絶縁膜と、ニッケルシリサイドを含むゲート電極を備えた、nチャネル型とpチャネル型のMISFETが開示されている。
特許文献2(特開2006−24594号公報)には、酸化ジルコニウム、酸化ハフニウム、ジルコニウムシリケート、ハフニウムシリケートなどを含むゲート絶縁膜などの高誘電率絶縁膜と、IV族遷移金属を含むゲート電極を備えた、nチャネル型とpチャネル型のMISFETが開示されている。
特開2007−329237号公報 特開2006−24594号公報
図1〜5は、高誘電率絶縁膜のゲート絶縁膜とメタルゲート電極を備えた、従来の半導体装置の製造方法を説明する断面図である。従来の製造方法では、まず、図1に示すように、半導体基板1のメモリセル領域Mに、埋め込みワード線3を含むトランジスタTrを形成する。この後、メモリセル領域M上にシリコン酸化膜からなるビットコン層間絶縁膜3jを形成する。メモリセル領域Mおよび周辺回路領域C上の全面に、第1の高誘電率絶縁膜6aを形成した後、金属膜からなるメタルゲート6c、導電膜6d1、およびシリコン酸化膜6eを順次、形成する。この後、フォトリソグラフィー工程により、Pウェル1e上にレジストマスクRを形成する。
図2に示すように、レジストマスクR(図示していない)を用いたエッチングにより、Pウェル1e上に、メタルゲート6c、導電膜6d1、およびシリコン酸化膜6eからなる積層膜を形成する。次に、レジストマスクRを除去する。
図3に示すように、メモリセル領域Mおよび周辺回路領域C上の全面に、第2の高誘電率絶縁膜6b、金属膜からなるメタルゲート6c、および導電膜6d2を順次、形成する。この後、フォトリソグラフィー工程により、Nウェル1d上にレジストマスクRを形成する。
図4に示すように、レジストマスクR(図示していない)を用いたエッチングにより、Nウェル1d上に、第2の高誘電率絶縁膜6b、メタルゲート6c、および導電膜6d2の積層膜を形成する。次に、レジストマスクRを除去する。
図5に示すように、メモリセル領域M上のビットコン層間絶縁膜3j内にビットコンタクトホール5aを形成すると共に、Pウェル1e上のシリコン酸化膜6eを除去する。次に、ビットコンタクトホール5aを埋め込むように、メモリセル領域Mおよび周辺回路領域C上の全面に、導電膜5b、金属膜6fおよびキャップ絶縁膜6gを形成する。
この後、メモリセル領域M上のビットコンタクトホール5a上に形成した積層膜をパターニングしてビットラインを形成し、周辺回路領域CのPウェル1eおよびNウェル1d上の積層膜をそれぞれ、パターニングしてゲート電極を形成する。
上記のような従来の製造方法では、図3の工程で、Nウェル1d上に積層膜を形成するためのフォトリソグラフィー工程が必要となり、製造コストが増大するという課題を発明者は認識した。
一実施形態は、
半導体基板のメモリセル領域上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記半導体基板の周辺回路領域の第1のウェル上に、第1の導電膜及び前記第1の導電膜の上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜、及び前記周辺回路領域の第2のウェル上に第2の導電膜を形成する工程と、
前記第2の導電膜を覆うように第3の絶縁膜を形成する工程と、
前記第3の絶縁膜をエッチバックして、前記第2のウェル上の前記第2の導電膜上に設けられた前記第3の絶縁膜を残存させるように、前記第1及び第2の絶縁膜上の第2の導電膜を露出させる工程と、
前記第2の導電膜上の前記第3の絶縁膜をマスクに用いて、前記第1及び第2の絶縁膜上の第2の導電膜をエッチングする工程と、
を有する。
また、別の実施形態は、
半導体基板上に第1の導電膜を形成する工程と、
前記第1の導電膜をパターニングして前記半導体基板の第1の領域上に第1のゲートスタックを形成する工程と、
前記第1のゲートスタック上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜上から前記半導体基板上の前記第1の領域と異なる第2の領域上に渡って第2の導電膜を形成する工程と、
前記第2の導電膜上に第3の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の領域上の前記第2の導電膜を露出させずに、前記第1の領域上の前記第2の導電膜を露出させるように、前記第3の絶縁膜を取り除く工程と、
前記第2の絶縁膜が露出するように前記第1の領域上の露出した前記第2の導電膜を除去して前記第2の領域上に第2のゲートスタックを形成する工程と、
前記第2の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜を除去して前記第1及び第2のゲートスタックを露出させる工程と、
前記第1及び第2のゲートスタックを夫々パターニングして第1及び第2のゲート電極を形成する工程と、
を有する。
周辺回路領域上の第2の導電膜をエッチングする際に、フォトリソグラフィー工程を省略して製造コストを低減することができる。また、第1のウェルと第2のウェル間の分離幅を縮小して、微細化に対応した半導体装置とすることができる。
高誘電率絶縁膜のゲート絶縁膜とメタルゲート電極(HKMG:High−K Metal Gate)を有するトランジスタを有する半導体装置において、閾値の異なる複数のタイプのトランジスタを設けるためには、夫々のタイプのトランジスタのメタルゲート電極の仕事関数を異なるものにする必要がある。この点につき、HKMGトランジスタの製法は、通常のトランジスタのように同一の導電膜(例えば、ポリシリコン膜)に対し異なる不純物を導入することによって、P型、N型のトランジスタを形成する通常のトランジスタの製法とは、異なる。このため、複数種のHKMGトランジスタを形成する為には夫々のメタルゲート電極の材料を別々の工程で作り分ける必要がある。しかしながら、従来の製法では、第1及び第2のゲートスタックは、夫々に対応したフォトリソグラフィー工程によって加工される。これに対して、本発明の一例では、第1のゲートスタックを対応するフォトリソグラフィー工程で形成した後、全面に第2のゲートスタックを形成し、第1のゲートスタック上の第2のゲートスタックを選択的に除去する工程を示している。この工程により、第2のゲートスタックを第2のゲートスタック専用のフォトリソグラフィー工程を必要とすること無しに形成することが出来る。また、本例の一例によれば、第2のゲートスタックは第1のゲートスタックの側面と隣接した構造となる。それらのゲートスタックは離間していないため、ゲートスタック間に空間は生じず、その空間に膜が埋め込まれることによって生じるシームが発生することも無い。
従来の半導体装置の製造方法を表す断面図である。 従来の半導体装置の製造方法を表す断面図である。 従来の半導体装置の製造方法を表す断面図である。 従来の半導体装置の製造方法を表す断面図である。 従来の半導体装置の製造方法を表す断面図である。 第1実施例の半導体装置を表す平面図である。 第1実施例の半導体装置の製造方法の一工程を表す断面図である。 第1実施例の半導体装置の製造方法の一工程を表す断面図である。 第1実施例の半導体装置の製造方法の一工程を表す断面図である。 第1実施例の半導体装置の製造方法の一工程を表す断面図である。 第1実施例の半導体装置の製造方法の一工程を表す断面図である。 第1実施例の半導体装置の製造方法の一工程を表す断面図である。 第1実施例の半導体装置の製造方法の一工程を表す断面図である。 第1実施例の半導体装置の製造方法の一工程を表す断面図である。 第1実施例の半導体装置の製造方法の一工程を表す断面図である。 第1実施例の半導体装置の製造方法の一工程を表す断面図である。 第1実施例の半導体装置の製造方法の一工程を表す断面図である。 第1実施例の半導体装置の製造方法の一工程を表す断面図である。 第1実施例の半導体装置の製造方法の一工程を表す断面図である。 第1実施例の半導体装置の製造方法の一工程を表す断面図である。 第1実施例の半導体装置の製造方法の一工程を表す断面図である。 第1実施例の半導体装置の製造方法の一工程を表す断面図である。 第2実施例の半導体装置の製造方法の一工程を表す断面図である。 第2実施例の半導体装置の製造方法の一工程を表す断面図である。 第2実施例の半導体装置の製造方法の一工程を表す断面図である。 第3実施例の半導体装置の製造方法の一工程を表す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施例について詳細に説明する。なお、これらの実施例は、本発明のより一層の深い理解のために示される具体例であって、本発明は、これらの具体例に何ら限定されるものではない。
(第1実施例)
以下、本発明を適用した第1実施例である半導体装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施例では、例えば半導体装置としてDRAM(Dynamic Random Access Memory)に、本発明を適用した場合を例に挙げて説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上、特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、一部の図面は、構造の一部を省略して示す場合がある。以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。第2および第3実施例についても同様である。
先ず、本発明を適用した一実施例であるDRAM(半導体装置)の構成について説明する。本実施例のDRAMは、図6に示すメモリセル領域Mと周辺回路領域Cとから構成されており、6F2セル配置(Fは最少加工寸法)となっている。図6Aに示すように、本実施例のDRAM(半導体装置)のメモリセル領域Mには、素子分離領域2と活性領域1aがY方向に所定間隔で交互に複数、形成されている。また、活性領域1aを縦断するように、ワード線となる埋め込みゲート電極3および素子分離用の埋め込み配線3’が、図6Aに示すY方向に延在し、所定の間隔で半導体基板内に埋め込まれることで形成されている。さらに、埋め込みゲート電極3および埋め込み配線3’と直交する方向(図6Aに示すX1方向)に延在する複数のビットライン20が、所定の間隔で配置されている。そして、埋め込みゲート電極3と活性領域1aとが交差する領域にそれぞれメモリセルが形成されている。
埋め込みゲート電極(ワード線)3及び埋め込み配線3’は、同一の構造を有しているが、機能が異なっている。埋め込みゲート電極3はメモリセルのゲート電極として用いられるのに対して、素子分離用の埋め込み配線3’は所定の電位をかけて隣接するトランジスタ間を分離するために設けられている。すなわち、同一の活性領域1a上で隣接するトランジスタ間は、素子分離用の埋め込み配線3’を所定の電位に維持することで、寄生トランジスタをオフ状態として分離する。また、メモリセル領域M全体には、複数のメモリセルが形成されており、個々のメモリセルには、それぞれキャパシタ10が設けられている。各キャパシタ10に接続される容量コンタクト8は、それぞれが重ならないようにメモリセル領域M内に、所定の間隔で配置されている。また、個々のメモリセルは、ビットコンタクト5を介して、ビットライン20に接続されている。
図6Bに示すように、周辺回路領域Cは、Nチャネル型のMOSトランジスタ(以下、NMOSと記載する場合がある)が形成される領域Cnと、Pチャネル型のMOSトランジスタ(以下、PMOSと記載する場合がある)が形成される領域Cpが設けられている。領域CnとCpは、これらの間に素子分離領域(STI)2を挟むように配置されている。それぞれの領域CnとCpには、半導体基板の表面が露出した活性領域1aが配置され、メモリセル領域Mのビットライン20と同時に形成されるゲート電極21が各活性エリア1aを2分するように形成されている。各領域CnとCpにおいて、ゲート電極21の両側の活性領域1aがソースおよびドレイン1cとなる。領域CnとCp上にそれぞれ形成された、ゲート電極21、ソースおよびドレイン1c、および図示しないゲート絶縁膜は、周辺回路領域のトランジスタTrを構成する。ゲート電極21は、図6Bの右側の図示しない領域で接続されている。また、PMOSおよびNMOSのソースおよびドレイン1cはそれぞれ、周辺トランジスタコンタクト8’および配線コンタクト12を介して、配線13に接続されている。
図22は、図6のA−A’方向の断面図を表す。図22に示すように、メモリセル領域Mには、埋め込みワード線3、ソースおよびドレイン1b、ゲート絶縁膜3eを有するトランジスタTrが設けられている。埋め込みワード線3は、窒化チタン膜とタングステン膜の積層膜3gからなる。ソースおよびドレイン1bの一方は、導電膜6d2からなるビットコンタクト5を介して、導電膜6d2および6fからなるビットライン20に接続されている。ビットライン20の上には、キャップ絶縁膜6gが形成されている。
周辺回路領域CのPウェル(第1のウェル;第1の領域)1eおよびNウェル(第2のウェル;第2の領域)1dにはそれぞれ、ゲート絶縁膜、ゲート電極21、ならびにソースおよびドレイン1cを有するトランジスタが設けられている。Pウェル1e上には、第1の高誘電率絶縁膜6aからなるゲート絶縁膜と、メタルゲート6c、導電膜6d1、5b、6fからなるゲート電極21が設けられている。メタルゲート6cおよび導電膜6d1は第1の導電膜を構成し、導電膜5bおよび6fは第3の導電膜を構成する。Nウェル1d上には、第1および第2の高誘電率絶縁膜6a、6bからなるゲート絶縁膜と、メタルゲート6c、導電膜6d2、5b、6fからなるゲート電極21が設けられている。メタルゲート6cおよび導電膜6d1は第2の導電膜を構成し、導電膜5bおよび6fは第3の導電膜を構成する。Pウェル1eおよびNウェル1d上のゲート電極21上には、キャップ絶縁膜6gが形成されている。
半導体基板1上には、ビットコン層間絶縁膜3j、SOD膜7a、および第2層間絶縁膜7bが設けられている。メモリセル領域Mでは、ビットコン層間絶縁膜3j、SOD膜7a、および第2層間絶縁膜7bを貫通して、ソースおよびドレイン1bの他方に接続されるように、容量コンタクトプラグ8が設けられている。周辺回路領域Cでは、SOD膜7a、および第2層間絶縁膜7bを貫通して、ソースおよびドレイン1cに接続されるように、周辺トランジスタコンタクト8’が設けられている。容量コンタクトプラグ8および周辺トランジスタコンタクト8’は、半導体基板1側から順に、ポリシリコン層8c、コバルトシリサイド層8d、およびタングステンプラグ8fから構成されている。
メモリセル領域Mの第2層間絶縁膜7b上には、容量コンタクトプラグ8に接続されるように容量コンタクトパッド10aが形成されている。周辺回路領域Cの第2層間絶縁膜7b上には、周辺トランジスタコンタクト8’に接続されるように周辺配線10a’が形成されている。容量コンタクトパッド10aおよび周辺配線10a’は、窒化タングステン(MN)及びタングステン(W)からなる。
第2層間絶縁膜7b上には、ストッパー膜10bおよび第3層間絶縁膜9が形成されている。メモリセル領域Mのストッパー膜10bおよび第3層間絶縁膜9内には、容量コンタクトパッド10aに接するようにキャパシタ10が形成されている。キャパシタ10は下部電極10d、容量絶縁膜10e、および上部電極10fからなり、下部電極10dは容量コンタクトパッド10aに接続されている。
なお、下部電極10dは直接、容量コンタクトプラグ8に接続されても良い。その場合は、容量コンタクトパッド10aは形成されない。また、図22では、容量絶縁膜10e及び上部電極10fは、容量コンタクトパッド10a上に形成されたシリンダ形状の下部電極10dの内壁面上に形成されているが、更に下部電極10dの外側面上に形成されても良い。この形状は、シリンダ形状の下部電極10dの内側だけでなく外側の第2層間絶縁膜7bを除去し、その除去した状態で容量絶縁膜10e、続けて上部電極10fを形成することによって得られる。
第3層間絶縁膜9上には、第4層間絶縁膜11が設けられている。メモリセル領域Mでは、第4層間絶縁膜11を貫通して上部電極10fに達するように配線コンタクト12が形成されている。周辺回路領域Cでは、第4層間絶縁膜11、第3層間絶縁膜9およびストッパ膜10bを貫通して周辺配線10a’に達するように配線コンタクト12が形成されている。第4層間絶縁膜11上には、配線コンタクト12に接続されるように、導電膜13aとマスク絶縁膜13bの積層膜からなる配線13が設けられている。第4層間絶縁膜11上には、配線13を覆うように保護絶縁膜14が形成されている。
続いて、図7〜22を参照して、第1実施例の半導体装置の製造方法を説明する。なお、図7〜22は、図6のA−A’方向の断面に対応する断面を表す。図23〜26についても同様である。
まず、図7に示すように、例えばP型の半導体基板1上に、シリコン酸化膜(SiO2)とマスク用のシリコン窒化膜(Si34)(何れも図示していない)とを順次、堆積する。次に、フォトリソグラフィー技術及びドライエッチング技術を用いて、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜、及びシリコン基板1のパターニングを順次、行い、シリコン基板1上に活性領域1aを区画するための素子分離溝(トレンチ)を形成する。この際、シリコン基板1の活性領域1aとなるシリコン表面は、マスク用シリコン窒化膜で覆われている。次に、素子分離溝内に露出するシリコン基板1の表面にシリコン酸化膜を形成する。具体的には、素子分離溝内のシリコン基板1の表面とともにシリコン基板1の活性領域1aを被覆するシリコン酸化膜及びシリコン窒化膜の表面に熱酸化によってシリコン酸化膜を形成する。次に、素子分離溝の内部を充填するようにシリコン窒化膜を堆積した後、エッチバックを行って、素子分離溝の内部の底部にシリコン窒化膜を残存させる。
次に、例えばCVD法によって、素子分離溝の内部を充填するようにシリコン酸化膜を堆積する。この後、マスク用のシリコン窒化膜が露出するまでCMP処理を行って基板の表面を平坦化する。このように、素子分離溝の内部を下層のシリコン窒化膜と上層のシリコン酸化膜との層構造で埋め込むことにより、上記素子分離溝の幅が非常に狭い場合であっても当該素子分離溝内に絶縁膜を確実に充填することができる。次に、例えばウェットエッチングによって、マスク用のシリコン窒化膜及びシリコン酸化膜を除去する。これにより、素子分離溝の表面(すなわち、シリコン酸化膜の表面)とシリコン基板1の表面とが概略同等の高さとなる。このようにして、素子分離領域(STI(Shallow Trench Isolation))2を形成する。なお、図7以降の図面では、素子分離領域2の詳細な構造は図示していない。また、この素子分離領域2により、シリコン基板1上に活性領域1aが区画されて形成される。
次に、露出したシリコン基板1の表面に、フォトリソグラフィー技術を利用して、周辺回路領域Cを覆うようにレジストマスクRを形成する。このレジストマスクRをマスクとして、シリコン基板1の活性領域1aに低濃度のN型の不純物(リン等)をイオン注入する。これにより、メモリセル領域Mのシリコン基板1の表面近傍に拡散層1bを形成する。この拡散層1bは、後に形成するトランジスタのソースおよびドレインの一部として機能する。
図8に示すように、メモリセル領域Mおよび周辺回路領域C上に、マスク用のシリコン窒化膜3b及びカーボン膜(アモルファス・カーボン膜)3cを順次、堆積する。この後、フォトリソグラフィー技術により形成したレジストマスクRを用いて、カーボン膜3c、およびシリコン窒化膜3bを順次、パターニングして、ハードマスクを形成する。次に、ハードマスクを用いたドライエッチングによって、上記ハードマスクの開口底部に露出した半導体基板1をエッチングすることにより、ゲート電極溝(トレンチ)3dを形成する。このゲート電極溝3dは、活性領域1aと交差する所定の方向(図6A中のY方向)に延在するライン状のパターンとして形成される。なお、ゲート電極溝3dを形成する際には、ゲート電極溝3dが素子分離領域2よりも浅くなるように、半導体基板1をエッチングする。
図9に示すように、ゲート電極溝3dの内壁面を覆うようにゲート絶縁膜3eを形成する。ゲート絶縁膜3eとしては、例えば、半導体基板1の表面を熱酸化することで形成したシリコン酸化膜等を利用することができる。次に、ゲート絶縁膜3e上にゲート電極材料を順次、堆積して、ゲート電極溝3d内を埋め込む。具体的には、ゲート電極材料として、例えば、窒化チタン(TiN)とタングステン(W)とを用いて、ゲート電極溝3d内に窒化チタン膜とタングステン膜の積層膜3gを埋め込む。次に、ゲート電極溝3d内に埋め込んだ窒化チタン膜及びタングステン膜の積層膜3gをエッチバックして、ゲート電極溝3dの底部にのみ窒化チタン膜及びタングステン膜3gを残存させる。このようにして、半導体基板1に設けられたゲート電極溝3d内に、埋め込みゲート電極(ワード線)3及び埋め込み配線3’を形成する。なお、上記エッチバック時のエッチバック量は、ゲート電極溝3d内の埋め込みゲート電極3および埋め込み配線3’を構成するタングステン膜3gの上面が半導体基板1のシリコン層よりも低い(深い)位置となるように調整する。次に、ゲート電極溝3dの上部内を充填するように、例えば、シリコン窒化膜等でキャップ絶縁膜3iを形成する。次に、CMP処理を行って、半導体基板1が露出するまでキャップ絶縁膜3iを平坦化する。次に、周辺回路領域Cの半導体基板1のシリコン表面が露出するように、レジストマスクR、カーボン膜3c、およびマスク用のシリコン窒化膜3b(何れも図示していない)を除去する。続いて、CVD法により、メモリセル領域Mおよび周辺回路領域C上に、シリコン酸化膜を形成した後、フォトリソグラフィー技術およびドライエッチング技術を用いて周辺回路領域C上のシリコン酸化膜を除去することにより、メモリセル領域M上にビットコン層間絶縁膜(第1の絶縁膜)3jを形成する。
図10に示すように、半導体基板1上の全面に、第1の高誘電率絶縁膜(High−K膜)6aを成膜する。
図11に示すように、第1の高誘電率絶縁膜6a上に、金属膜からなるメタルゲート6c、導電膜(例えば、不純物を含有するポリシリコン膜)6d1、シリコン酸化膜6eをこの順に形成する。メタルゲート6cおよび導電膜6d1は、第1の導電膜を構成する。次に、全面にレジストマスクRを塗布した後、フォトリソグラフィー技術によって、Pウェル(第1のウェル;第1の領域)1e上のレジストマスクRのみを残存させる。
図12に示すように、レジストマスクR(図示していない)を用いたエッチングにより、Pウェル1e上のメタルゲート6c、導電膜6d1およびマスク酸化膜(第2の絶縁膜)6eのみを残留させ、その他の部分の膜6c、6d1、6eを除去する。この工程により、Pウェル1e上には、メタルゲート6c、導電膜6d1から構成される第1のゲートスタックが形成される。なお、このエッチングでは、第1の高誘電率絶縁膜6aのエッチングを行わずに、半導体基板1上の全面に残す。この後、レジストマスクRを除去する。半導体基板1上の全面に、第2の高誘電率絶縁膜(High−K膜)6b(第4の絶縁膜)を成膜する。次に、半導体基板1上の全面に、金属膜からなるメタルゲート6c、導電膜(例えば、不純物を含有するポリシリコン膜)6d2の順に積層する。メタルゲート6cおよび導電膜6d2は、第2の導電膜を構成する。ビットコン層間絶縁膜(第1の絶縁膜)3jの上面は、マスク酸化膜(第2の絶縁膜)6eの上面よりも低くなっている。このため、導電膜6d2の形成後、ビットコン層間絶縁膜3j上の導電膜6d2の上面も、マスク酸化膜6e上の導電膜6d2の上面より低くなっている。
図13に示すように、CVD法により、半導体基板1上の全面に、図12の工程で形成した導電膜6d2を覆うように、シリコン酸化膜(第3の絶縁膜)6hを形成する。
図14に示すように、ビットコン層間絶縁膜3j上の導電膜6d2が露出するまで、シリコン酸化膜6hの全面エッチバックを行う。これにより、ビットコン層間絶縁膜3j上の導電膜6d2と、マスク酸化膜6e上の導電膜6d2が共に露出する。なお、この際、シリコン酸化膜6hは導電膜6d2に対してエッチング選択比を有する条件で、エッチバックを行うため、導電膜6d2は実質的にエッチングされない。また、本実施例では、ビットコン層間絶縁膜3j上の導電膜6d2の上面がマスク酸化膜6e上の導電膜6d2の上面より低いため、ビットコン層間絶縁膜3j上の導電膜6d2の上面と同じ高さとなるまで、シリコン酸化膜6hの全面エッチバックを行う。しかし、ビットコン層間絶縁膜3j上の導電膜6d2の上面が、シリコン酸化膜6e上の導電膜6d2の上面よりも高い場合には、シリコン酸化膜6e上の導電膜6d2の上面と同じ高さとなるまで、シリコン酸化膜6hの全面エッチバックを行えば良い。すなわち、図14の工程よりも前に半導体基板上に形成された絶縁膜上のすべての導電膜が露出するまで(図14の工程よりも前に半導体基板上に形成された絶縁膜のうち、最も高さが低い導電膜の上面と同じ高さとなるまで)、シリコン酸化膜6hの全面エッチバックを行えば良い。このようにエッチバックを行うことにより、最終的に、ビットコン層間絶縁膜3j上の導電膜6d2と、マスク酸化膜6e上の導電膜6d2を共に露出させることができる。そして、自己整合的にNウェル(第2のウェル;第2の領域)1d上を広い幅で覆うと共に、導電膜の段差部分6i上にまで形成されないように、シリコン酸化膜6hのマスクを形成することができる。
図14の工程では、上記のように、ビットコン層間絶縁膜3j上の導電膜6d2の上面と同じ高さとなるまでシリコン酸化膜6hの全面エッチバックを行うことにより、自己整合的にNウェル1d上にシリコン酸化膜6hのマスクを形成することができる。このため、シリコン酸化膜6hのマスクを形成するためのフォトリソグラフィー工程を省略して、製造コストを低減することができる。また、シリコン酸化膜6hのマスクは、Pウェル1e上の積層膜6d1、6eに対して、X方向に導電膜6d2、メタルゲート6cおよび第2の高誘電率絶縁膜6bの膜厚分(図14中の長さL)だけ、離れるように自己整合的に形成されており、Nウェル1d上を覆う広い幅で形成されている。このため、Pウェル1eとNウェル1dの分離幅を小さくして、後の図15のエッチング工程によってNウェル1dが悪影響を受けることを防止することができる。更に、シリコン酸化膜6hのマスクは、自己整合的に、導電膜6d2の段差部分6iを覆わないように形成される。このため、従来技術のように、段差部分6i上にまでレジストマスクRが形成されないようにPウェル1eとNウェル1d間の分離幅を大きくする必要がなく、分離幅を縮小できる。この結果、微細化に対応した半導体装置とすることができる。なお、図14の工程では、シリコン酸化膜6hの全面エッチバックの代わりに、CMP処理を行っても良い。
図15に示すように、ビットコン層間絶縁膜3j、シリコン酸化膜6eおよび6hをマスクに用いて、導電膜6d2、メタルゲート6c、第1および第2の高誘電率絶縁膜6a、6bが、ビットコン層間絶縁膜3jと同じ高さとなるまでエッチングを行う。このエッチングでは、導電膜6d2、メタルゲート6c、第1および第2の高誘電率絶縁膜6a、6bのエッチングレートがほぼ同程度となるような条件に設定する。なお、この際、Pウェル1e上のシリコン酸化膜6eの下に位置する導電膜6d1およびメタルゲート6cは除去されずに残留する。この工程により、Nウェル1d上には、メタルゲート6c及び導電膜6d2から構成される第2のゲートスタックが形成される。
図16に示すように、フォトリソグラフィー技術を利用して、メモリセル領域M上を覆うようにレジストマスク(図示していない)を形成する。レジストマスクを用いたエッチングにより、周辺回路領域C上のシリコン酸化膜6eおよび6hを除去する。
図17に示すように、半導体基板1上の全面にレジストを塗布した後、フォトリソグラフィー技術によりビットコンタクト部分が開口するように、レジストマスクRを形成する。次に、レジストマスクRをマスクに用いてビットコン層間絶縁膜3jをエッチングすることにより、ビットコン層間絶縁膜3j内にビットコンタクトホール5aを形成する。これにより、ビットコンタクトホール5aの底部には、半導体基板1の表面が露出した状態になる。
図18に示すように、レジストマスクR(図示していない)を除去した後、半導体基板1上の全面に、ビットコンタクトホール5aを充填するように導電膜5b(例えば、不純物を含有するポリシリコン膜)を成膜し、その上に導電膜6f(例えば、基板側からWN/W)、キャップ絶縁膜6g(例えば、シリコン窒化膜)を順に成膜する。導電膜5bおよび6fは、第3の導電膜を構成する。
このように周辺回路領域CのPウェル1eおよびNウェル1d上に導電膜やキャップ絶縁膜を形成する際、従来の製造方法では、図4に示すように、Pウェル1eおよびNウェル1d上の積層膜間の開口25のアスペクト比が大きなものとなっていた。このため、図5の工程で、周辺回路領域C上に導電膜5b、金属膜6fおよびキャップ絶縁膜6gを形成する際に、開口25内を完全に導電膜5bで埋設することができず、導電膜5b内にシーム23を発生させる原因となっていた。この導電膜5bのシーム23が発生した部分上に金属膜6fおよびキャップ絶縁膜6gを形成すると、金属膜6fおよびキャップ絶縁膜6g内にもそのままシーム23が発生することとなる。この結果、このシーム23により装置特性が劣化して、歩留まりが低下する原因となっていた。
これに対して、本実施例では、図16のシリコン酸化膜6eおよび6hを除去後の、Pウェル1eおよびNウェル1d上の積層膜間の開口25のアスペクト比は小さくなっている。従って、周辺回路領域C上に導電膜5b、金属膜6fおよびキャップ絶縁膜6gを形成しても、開口25内を導電膜5bで良好に埋設して、導電膜5b内へのシームの発生を防止することができる。結果として、導電膜5b上の金属膜6fおよびキャップ絶縁膜6gへのシームの発生を防止することにより、装置特性が劣化して、歩留まりの低下を防止することができる。
図19に示すように、半導体基板1上の全面にレジストを塗布する。この後、フォトリソグラフィー技術を利用して、メモリセル領域Mのビットラインを形成する領域と、周辺回路領域Cのゲート電極を形成する領域を覆うレジストマスクRを形成する。次に、レジストマスクRを用いたエッチングにより、メモリセル領域Mのビットコンタクト部分上と、周辺回路領域CのPウェル1eおよびNウェル1d上に、積層膜が残留するようにパターニングを行う。具体的には、ビットコンタクト部分上では、導電膜5b、6f、およびキャップ絶縁膜6gをパターニングする。これにより、導電膜5bからなるビットコンタクト5と、導電膜5b、6fからなるビットライン20が形成される。ビットライン20上には、キャップ絶縁膜6gが形成される。このビットライン20は、埋め込みワード線3及び埋め込み配線3’と交差する方向(図6Aに示すX1方向)に延在するパターンとして形成される。なお、図6Aでは、ビットライン20は一例として、埋め込みワード線3と直交する直線形状の例を示したが、ビットライン20の形状はこれに限定されるものではない。例えば、ビットライン20は、一部を湾曲させた形状として配置しても良い。
また、周辺回路領域CのPウェル1e上では、第1の高誘電率絶縁膜6a、メタルゲート6c、導電膜6d1、5b、6f、およびキャップ絶縁膜6gをパターニングする。これにより、メタルゲート6c、導電膜6d1、5b、6fからなる、Nチャネル型のMOSトランジスタ用のゲート電極21が形成される。周辺回路領域CのNウェル1d上では、第1の高誘電率絶縁膜6a、第2の高誘電率絶縁膜6b、メタルゲート6c、導電膜6d2、5b、6f、およびキャップ絶縁膜6gをパターニングする。これにより、メタルゲート6c、導電膜6d2、5b、6fからなる、Pチャネル型のMOSトランジスタ用のゲート電極21が形成される。各ゲート電極21上には、キャップ絶縁膜6gが形成される。次に、周辺回路領域CのPウェル1e内にN型の不純物を注入して、ソースおよびドレイン1cを形成する。この後、Nウェル1d内にP型の不純物を注入して、ソースおよびドレイン1cを形成する。
図20に示すように、半導体基板1の全面に、ビットライン20およびゲート電極21を覆うようにSOD(Spin On Dielectric)を塗布する。この後、水蒸気(H2O)雰囲気中でSODのアニール処理を行って固体の膜に改質することにより、SOD膜7aを形成する。この後、SOD膜7aのCMP処理を行い、その表面を平坦化する。この後、SOD膜7aの上面を覆うように、シリコン酸化膜からなる第2層間絶縁膜7bを形成する。次に、フォトリソグラフィー技術を利用して、第2層間絶縁膜7b上にレジストマスクRを形成する。次に、レジストマスクRを用いたドライエッチングにより、メモリセル領域Mのソースおよびドレイン1bと、周辺回路領域Cのソースおよびドレイン1cを露出させるように、コンタクトホール8aを形成する。
図21に示すように、第2層間絶縁膜7上に、コンタクトホール8a内を埋め込むようにして、リンを含有したポリシリコン膜を堆積する。この後、ポリシリコン膜のエッチバックを行って、コンタクトホール8aの底部にポリシリコン層8cを形成する。次に、ポリシリコン層8cの表面にコバルトシリサイド(CoSi)層8dを形成した後、コンタクトホール8aの内部を充填するようにタングステン膜を成膜する。次に、CMPによって、第2層間絶縁膜7の表面が露出するまでタングステン膜の平坦化を行い、タングステンプラグ8fを形成する。このようにして、メモリセル領域Mでは、ポリシリコン層8c、コバルトシリサイド層8d、およびタングステンプラグ8fからなる容量コンタクトプラグ8を形成する。また、周辺回路領域Cでは、ポリシリコン層8c、コバルトシリサイド層8d、およびタングステンプラグ8fからなる周辺トランジスタコンタクト8’を形成する。
次に、容量コンタクトプラグ8および周辺トランジスタコンタクト8’を形成後の第2層間絶縁膜7上に、窒化タングステン(MN)及びタングステン(W)を順次、堆積して積層膜を形成する。次に、フォトリソグラフィー技術およびドライエッチング技術により、この積層膜をパターニングする。これにより、メモリセル領域Mの容量コンタクトプラグ8上には容量コンタクトパッド10aを形成し、周辺回路領域Cの周辺トランジスタコンタクト8’上には周辺配線10a’を形成する。ここで、メモリセル領域Mには、容量コンタクトパッド10aを均等な間隔で形成する必要があるため、平面視で、容量コンタクトパッド10aは容量コンタクトプラグ8からずれた位置に形成される。しかし、平面視で、容量コンタクトパッド10aの少なくとも一部が容量コンタクトプラグ8と重なるように配置されるため、容量コンタクトパッド10aは容量コンタクトプラグ8と接する部分を介して接続される。なお、容量コンタクトパッド10aを必ずしも設ける必要は無い。
次に、第2層間絶縁膜7上に、容量コンタクトパッド10aおよび周辺配線10a’を覆うように、例えば、シリコン窒化膜等を用いてストッパー膜10bを形成する。次に、このストッパー膜10b上に、例えば、シリコン酸化膜等を用いて第3層間絶縁膜9を形成する。次に、容量コンタクトパッド10aに対応する位置に開口を有するレジストマスクRを、第3層間絶縁膜9上に形成する。レジストマスクRをマスクに用いたドライエッチングにより、第3層間絶縁膜9および容量コンタクトパッド8上のストッパー膜10bを貫通するように容量シリンダー開口10cを形成する。これにより、容量コンタクトパッド10aの上面の一部を露出させる。
図22に示すように、容量シリンダー開口10cの内壁面、および露出した容量コンタクトパッド10aの上面を覆うように、例えば、窒化チタン等を用いてキャパシタ素子の下部電極10dを形成する。これにより、下部電極10dの底部は、容量コンタクトパッド10aの上面と接続される。なお、容量コンタクトパッド10aを形成しなかったときは、下部電極10dは容量コンタクトプラグ0の上面と接続される。次に、第3層間絶縁膜9上に、下部電極10dの表面を覆うようにして、容量絶縁膜10eを形成する。容量絶縁膜10eとしては、例えば、酸化ジルコニウム(ZrO2)、酸化アルミニウム(Al23)、酸化ハフニウム(HfO2)、およびこれらの積層膜を用いることができる。次に、容量絶縁膜10eの表面を覆うように、例えば、窒化チタン等を用いてキャパシタの上部電極10fを形成する。このようにして、下部電極10d、容量絶縁膜10e、および上部電極10fからなるキャパシタ10を形成する。なお、下部電極10dを形成した後、第3層間絶縁膜9をエッチング除去しても良い。このとき、下部電極10dはシリンダ形状で夫々孤立し、且つその内壁面及び外側面が露出した状態で、容量コンタクトパッド10a上に設けられている。続けて、その下部電極10dの内壁面及び外側面を覆うように容量絶縁膜10eを設け、続けて、上部電極10fを設けてもよい。この場合、シリンダ形状の下部電極10dの外側面にも容量絶縁膜10e及び上部電極10fが形成されるため、よりキャパシタの容量を増やすことが可能となる。
次に、上部電極10fを覆うようにして、例えば、シリコン酸化膜等からなる第4層間絶縁膜11を形成する。フォトリソグラフィー技術とエッチング技術を用いて、メモリセル領域Mでは第4層間絶縁膜11を貫通して上部電極10fに達し、周辺回路領域Cでは第4層間絶縁膜11、第3層間絶縁膜9およびストッパ膜10bを貫通して周辺配線10a’に達するコンタクトホール12aを形成する。次に、コンタクトホール12aの内壁上にバリア膜(図示していない)を成膜した後、コンタクトホール12aの内部を充填するようにタングステン膜を成膜する。次に、CMP処理によって、第4層間絶縁膜11の表面が露出するまでタングステン膜の平坦化を行い、コンタクトホール12aの内部にタングステン膜を残存させることで配線コンタクト12を形成する。次に、配線コンタクト12の上面と第4層間絶縁膜11の表面を覆うようにして、例えば、アルミニウム(Al)や銅(Cu)等の導電膜13aとマスク絶縁膜13bを積層する。この後、フォトリソグラフィー技術とエッチング技術を用いて、導電膜13aおよびマスク絶縁膜13bをパターニングすることで配線13を形成する。その後、配線13を覆うように保護絶縁膜14を形成することにより、本実施例のDRAMのメモリセルが完成する。
本実施例では、図14の工程において、ビットコン層間絶縁膜3j上の導電膜6d2の上面と同じ高さとなるまでシリコン酸化膜6hの全面エッチバックを行う。これにより、自己整合的にNウェル1d上に、シリコン酸化膜6hのマスクを形成することができる。このため、シリコン酸化膜6hのマスクを形成するためのフォトリソグラフィー工程を省略して、製造コストを低減することができる。また、シリコン酸化膜6hのマスクは、自己整合的にNウェル1d上を覆う広い幅で形成されている。このため、Pウェル1eとNウェル1dの分離幅を小さくして、後の図15のエッチング工程によってNウェル1dが悪影響を受けることを防止することができる。更に、シリコン酸化膜6hのマスクは、自己整合的に、導電膜6d2の段差部分6iを覆わないように形成される。このため、従来技術のように、段差部分6i上にまでレジストマスクRが形成されないようにPウェル1eとNウェル1d間の分離幅を大きくする必要がなく、分離幅を縮小できる。この結果、微細化に対応した半導体装置とすることができる。
更に、本実施例では、図16の工程で、Pウェル1eおよびNウェル1d上の積層膜間の開口25のアスペクト比は小さくなっている。従って、後の工程で周辺回路領域C上に導電膜5b、金属膜6fおよびキャップ絶縁膜6gを形成しても、開口25内を導電膜5bで良好に埋設して、導電膜5bや金属膜6fおよびキャップ絶縁膜6gへのシームの発生を防止することにより、装置特性が劣化して、歩留まりの低下を防止することができる。
(第2実施例)
図23〜25は、本実施例の半導体装置の製造方法を表す図である。第1実施例では、Pウェル1e上のマスク酸化膜6e上の導電膜6d2の上面が、ビットコン層間絶縁膜3j上の導電膜6d2の上面よりも高い位置となるようにした。これに対して、本実施例では、マスク酸化膜6e上の導電膜6d2の上面が、ビットコン層間絶縁膜3j上の導電膜6d2の上面と略同一の高さとなるように形成する点が異なる。以下では、第1実施例と異なる工程を中心に、本実施例の製造方法を説明する。
まず、第1実施例の図7〜8の工程を実施する。次に、図23に示すように、第1実施例と同様にして、ゲート絶縁膜3e、埋め込みゲート電極(ワード線)3及び埋め込み配線3’、キャップ絶縁膜3iを形成する。続いて、メモリセル領域M上にビットコン層間絶縁膜3jを形成する。この際、本実施例では、第1実施例よりも、ビットコン層間絶縁膜3jを厚く形成する。
次に、第1実施例の図10〜11の工程を実施する。
図24に示すように、第1実施例と同様にして、Pウェル1e上にメタルゲート6c、導電膜6d1およびマスク酸化膜6eを残留させる。この後、半導体基板1上の全面に、第2の高誘電率絶縁膜(High−K膜)6bを成膜する。次に、半導体基板1上の全面に、金属膜からなるメタルゲート6c、導電膜6d2の順に積層する。この際、図23の工程で、厚いビットコン層間絶縁膜3jを形成したため、ビットコン層間絶縁膜3j上の導電膜6d2の上面が、マスク酸化膜6e上の導電膜6d2の上面と略同一の高さとなる。
図25に示すように、第1実施例と同様にして、半導体基板1上の全面にシリコン酸化膜6hを形成した後、シリコン酸化膜6hの全面エッチバックを行う。この際、エッチバック後のシリコン酸化膜6hの上面は、ビットコン層間絶縁膜3jおよびマスク酸化膜6e上の導電膜6d2の上面と略同一の高さとなるようにエッチバックを行う。すなわち、このエッチバックにより、ビットコン層間絶縁膜3j上の導電膜6d2の上面と、マスク酸化膜6e上の導電膜6d2の上面がほぼ同時に露出する。
本実施例では、第1実施例の効果に加えて、ビットコン層間絶縁膜3jおよびマスク酸化膜6e上の導電膜6d2の上面と略同一の高さとなるように、シリコン酸化膜6hの全面エッチバックを行うため、エッチバック量の調節が容易となる。この結果、エッチバック工程をより容易に行うことができるようになる。
(第3実施例)
図26は、本実施例の半導体装置の製造方法を表す図である。第2実施例では、ビットコン層間絶縁膜3jを、1層のシリコン酸化膜から形成した。これに対して、本実施例では、図26のビット層間絶縁膜3jを形成する工程(第2実施例の図23の工程に相当する)において、ビットコン層間絶縁膜3jとして、シリコン酸化膜3kとシリコン窒化膜3lの積層膜を形成する点が、第2実施例とは異なる。本実施例は、その他の点については、第2実施例と同一の工程で製造するため、ここではその説明を省略する。
なお、上記第1〜第3実施例では、周辺回路領域のPウェル1eおよびNウェル1d上にゲート電極21を形成する例を示したが、本発明は、周辺回路領域の3つ以上のウェル上にゲート電極21を形成する場合にも適用することができる。この場合も、上述したように、最後の周辺回路領域のウェル上に積層膜を形成する際に、マスクとなるシリコン酸化膜6hの上面が、それまでに形成した全ての絶縁膜が露出するまで(それまでに形成した絶縁膜のうち、最も高さが低い絶縁膜の上面と同じ高さとなるまで)、全面エッチバックを行えば良い。また、このようにして形成したシリコン酸化膜6hをマスクに用いて導電膜のエッチングを行えば良い。
上記第1〜第3実施例では、ビット層間絶縁膜3j、膜6e、6hを、同じ材料のシリコン酸化膜から形成したが、これらの膜を構成する材料を異なるものとしても良い。例えば、ビット層間絶縁膜3jおよび膜6eとしてシリコン酸化膜やシリコン窒化膜を使用できる。また、膜6hとして、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、またはBARC(反射防止膜)を使用することができる。膜6hとしてシリコン酸化膜、またはシリコン窒化膜を使用する場合、例えば、第1実施例の図14の工程では、膜6hの全面エッチバックまたはCMP処理を行うことができる。膜6hとしてBARCを使用する場合、例えば、第1実施例の図14の工程では、膜6hの全面エッチバックを行うことができる。第2および第3実施例についても同様である。ただし、この場合、ビット層間絶縁膜3j、膜6e、6hをマスクに用いた導電膜6d2のエッチング時に、導電膜6d2に対してビット層間絶縁膜3j、膜6e、6hを、エッチング選択比をとれるような材料とする必要がある。なお、導電膜6d2のエッチング条件の選択範囲が広くなることから、ビット層間絶縁膜3j、膜6e、6hは同じ材料とすることが好ましい。
また、上記第1〜第3実施例において、第1および第2の高誘電率絶縁膜6a、6bとは、SiO2よりも比誘電率(SiO2の場合は約3.6)が大きい絶縁膜のことを表す。典型的には、高誘電率絶縁膜の比誘電率としては数十〜数千のものを挙げることができる。第1および第2の高誘電率絶縁膜としては例えば、HfSiO、HfSiON、HfZrSiO、HfZrSiON、ZrSiO、ZrSiON、HfAlO、HfAlON、HfZrAlO、HfZrAlON、ZrAlO、またはZrAlONなどを用いることができる。
また、NMOSとPMOSは、夫々の閾値が異なるものであるが、その方法としていくつかの方法が存在する。例えば、夫々のMOSトランジスタを構成する材料を異なるものとすることにより夫々の仕事関数を制御してもよい。より具体的には、NMOSのゲート絶縁膜をHfO2膜とし、メタルゲート電極をTiN膜とし、PMOSのゲート絶縁膜をHfSiO2/HfO2とし、メタルゲート電極をTiN膜とし、更に、酸素とシリコンの濃度を替えることにより、夫々の仕事関数を制御することが出来る。また、NMOSをハフニウム酸化膜を含むゲート絶縁膜と、窒化チタン膜とニッケルシリサイド膜を含むゲート電極から構成し、PMOSをハフニウム酸化膜を含むゲート絶縁膜と、窒化チタン膜を含まずニッケルシリサイド膜を含むゲート電極から構成しても良い。また、夫々のMOSトランジスタのゲート電極を共にTiN、ポリシリコンを含むものとし、一方にAlを含み、他方にLaを含むことにより、夫々の仕事関数を制御しても良い。また、NMOS及びPMOSの夫々のゲート電極は、TiSiN、TaNまたはTiN等の同じ材料を含み、夫々の厚さを変更することによってそれぞれの仕事関数を制御することも出来る。
1 半導体基板
1a 活性領域
1b、1c ソースおよびドレイン
1d Nウェル
1e Pウェル
2 素子分離領域(STI:Shallow trench insulator)
3 埋め込みワード線
3’埋め込み配線
3b シリコン窒化膜
3c アモルファス・カーボン膜
3d ゲート電極溝(トレンチ)
3e ゲート絶縁膜
3g 窒化チタン膜とタングステン膜の積層膜
3i キャップ絶縁膜(シリコン酸化膜)
3j ビットコン層間絶縁膜
3k シリコン酸化膜
3l シリコン窒化膜
5 ビットコンタクト
5a ビットコンタクトホール
5b 導電膜
6a 第1の高誘電率絶縁膜
6b 第2の高誘電率絶縁膜
6c メタルゲート
6d1、6d2 導電膜
6e マスク酸化膜
6f 導電膜(WN/W)
6g キャップ絶縁膜
6h シリコン酸化膜
6i 段差部分
7a SOD膜
7b シリコン酸化膜
8 容量コンタクトプラグ
8’ 周辺トランジスタコンタクト
8a コンタクトホール
8c ポリシリコン層
8d CoSi層
8f タングステンプラグ
9 第3層間絶縁膜
10 キャパシタ
10a 容量コンタクトパッド
10a’ 周辺配線
10b ストッパー膜
10c 容量シリンダー開口
10d 下部電極(TiN)
10e 容量絶縁膜
10f 上部電極(TiN)
11 第4層間絶縁膜
12 配線コンタクト
12a コンタクトホール
13 配線
13a 導電膜
13b マスク絶縁膜
14 保護絶縁膜
20 ビットライン
21 ゲート電極
23 シーム
25 積層膜間の開口
R レジストマスク
M メモリセル領域
Tr トランジスタ
C 周辺回路領域
Cn NMOS領域
Cp PMOS領域

Claims (19)

  1. 半導体基板のメモリセル領域上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記半導体基板の周辺回路領域の第1のウェル上に、第1の導電膜及び前記第1の導電膜の上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜、前記第2の絶縁膜、及び前記周辺回路領域の第2のウェル上に第2の導電膜を形成する工程と、
    前記第2の導電膜を覆うように第3の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第3の絶縁膜をエッチバックして、前記第2のウェル上の前記第2の導電膜上に設けられた前記第3の絶縁膜を残存させるように、前記第1及び第2の絶縁膜上の第2の導電膜を露出させる工程と、
    前記第2の導電膜上の前記第3の絶縁膜をマスクに用いて、前記第1及び第2の絶縁膜上の第2の導電膜をエッチングする工程と、
    を有する、半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1の絶縁膜上の前記第2の導電膜の上面は、前記第2の絶縁膜上の前記第2の導電膜の上面よりも低い、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第2の絶縁膜上の前記第2の導電膜の上面は、前記第1の絶縁膜上の前記第2の導電膜の上面よりも低い、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1の絶縁膜上の前記第2の導電膜の上面は、前記第2の絶縁膜上の前記第2の導電膜と略同じ高さである、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1の絶縁膜は、1層または複数の層の積層膜である、請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第1の絶縁膜を形成する工程の前に更に、
    前記メモリセル領域において、前記半導体基板内に埋め込みゲート電極ならびにソースおよびドレインを有するトランジスタを形成する工程を有し、
    前記第1の絶縁膜を形成する工程において、
    前記ソースおよびドレインを覆うように、前記第1の絶縁膜を形成し、
    前記第1の絶縁膜を形成する工程の後に更に、
    前記ソースおよびドレインの一方を露出させるように、前記第1の絶縁膜内にコンタクトホールを形成する工程を有する、請求項1〜5の何れか1項に半導体装置の製造方法。
  7. 前記第2の導電膜をエッチングする工程の後に更に、
    前記第2および第3の絶縁膜を除去する工程と、
    前記メモリセル領域および周辺回路領域上に第3の導電膜を形成する工程と、
    前記第2および第3の導電膜をパターニングすることにより、前記メモリセル領域では前記コンタクトホール内に前記ソースおよびドレインの一方に接続されたコンタクトプラグおよび前記コンタクトプラグに接続されたビットラインを形成し、前記周辺回路領域の第1および第2のウェル上ではゲート電極を形成する工程と、
    を有する請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記第2および第3の絶縁膜を除去する工程の後に更に、
    前記メモリセル領域のソースおよびドレインの他方に接続されるようにキャパシタを形成する工程を有する、請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記第3の導電膜は、不純物を含有するポリシリコン膜、窒化タングステン膜、およびタングステン膜の積層膜である、請求項7または8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記第1から第3の絶縁膜は、同じ材料からなる膜である、請求項1〜9の何れか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記第1から第3の絶縁膜は、シリコン酸化膜からなる、請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記第1及び第2の導電膜は、夫々の膜構成が異なる請求項1〜11の何れか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 半導体基板上に第1の導電膜を形成する工程と、
    前記第1の導電膜をパターニングして前記半導体基板の第1の領域上に第1のゲートスタックを形成する工程と、
    前記第1のゲートスタック上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜上から前記半導体基板上の前記第1の領域と異なる第2の領域上に渡って第2の導電膜を形成する工程と、
    前記第2の導電膜上に第3の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の領域上の前記第2の導電膜を露出させずに、前記第1の領域上の前記第2の導電膜を露出させるように、前記第3の絶縁膜を取り除く工程と、
    前記第2の絶縁膜が露出するように前記第1の領域上の露出した前記第2の導電膜を除去して前記第2の領域上に第2のゲートスタックを形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜を除去して前記第1及び第2のゲートスタックを露出させる工程と、
    前記第1及び第2のゲートスタックを夫々パターニングして第1及び第2のゲート電極を形成する工程と、
    を有する半導体装置の製造方法。
  14. 前記第1及び第2のゲート電極は、夫々仕事関数が異なる請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記第1及び第2のゲート電極は、夫々第1及び第2のHKMGトランジスタを構成する請求項14に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 前記半導体基板のメモリセル領域に層間絶縁膜を形成する工程とを有し、
    前記第2の導電膜は、前記層間絶縁膜上にも形成され、
    前記第3の絶縁膜は、前記層間絶縁膜上の前記第2の導電膜上にも形成され、
    前記第3の絶縁膜を取り除く際に、前記層間絶縁膜上の前記第2の導電膜が露出するように取り除かれ、
    前記第1の領域上の露出した前記第2の導電膜が除去される際に、前記層間絶縁膜上の前記第2の導電膜も除去される、請求項13〜15の何れか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  17. 前記層間絶縁膜の厚さよりも前記第1のゲートスタックの厚さは薄い請求項16に記載の半導体装置の製造方法。
  18. 前記層間絶縁膜と前記第2の導電膜の間に第4の絶縁膜を形成する請求項17に記載の半導体装置の製造方法。
  19. 前記第2の導電膜を除去して前記第2の絶縁膜を露出させる際に、前記第1のゲートスタックと前記第2のゲートスタックの互いの側面が接するように前記第2の導電膜を除去する請求項13〜18の何れか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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