JP2014055560A - 内燃機関の出力制御装置 - Google Patents
内燃機関の出力制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014055560A JP2014055560A JP2012201260A JP2012201260A JP2014055560A JP 2014055560 A JP2014055560 A JP 2014055560A JP 2012201260 A JP2012201260 A JP 2012201260A JP 2012201260 A JP2012201260 A JP 2012201260A JP 2014055560 A JP2014055560 A JP 2014055560A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- speed
- delay time
- state
- control device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
【解決手段】エンジン10には自動変速機30が接続されている。機関用制御装置200は、自動変速機30に設けられた締結要素(クラッチ)の状態を締結状態から解放状態に変更する解放要求が行われた後にアクセルペダルが操作されたときには、スロットルバルブ12の開度がアクセルペダルの操作量に対応した開度よりも小さくなるように制限する開度制限を、アクセルペダルが操作されてから所定の遅延時間が経過した後に実行する。そして、機関用制御装置200は、その遅延時間を、アクセルペダルの操作時における機関回転速度が高いときほど短くする。
【選択図】図1
Description
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、開度制限の開始タイミングを遅らせる遅延時間を適切に可変設定することにより、内燃機関の操作感を更に向上させることのできる内燃機関の出力制御装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、自動変速機が接続される内燃機関に適用されて、前記自動変速機に設けられた締結要素の状態を締結状態から解放状態に変更する解放要求が行われた後に機関出力を操作する出力操作部材が操作されたときには、吸気通路に設けられたスロットルバルブの開度が前記出力操作部材の操作量に対応した開度よりも小さくなるように制限する開度制限を前記出力操作部材が操作されてから所定の遅延時間が経過した後に実行する内燃機関の出力制御装置であって、前記出力操作部材の操作時における機関回転速度が高いときほど前記遅延時間を短くすることをその要旨とする。
図1に示すように、車両100には、動力源としてのエンジン10が搭載されており、その吸気通路11には、吸入空気量を調量するスロットルバルブ12が設けられている。エンジン10では、吸入空気量に応じた燃料が燃料噴射弁から噴射されることにより、機関出力が調整される。
図2に示すように、自動変速機30では、油圧式のピストン31の作動を通じてクラッチ32などの締結要素が締結状態にされたり、解放状態にされたりすることにより、変速段の切替が行われる。例えば、シフト位置がドライブポジションのときには、そのときの車両走行状態に応じた変速段に対応するクラッチ32が締結状態にされることにより、車両走行状態に応じた変速段が設定され、これにより自動変速機30は、クランクシャフトから駆動輪60への駆動力伝達が行われる駆動状態になる。また、シフト位置がニュートラルポジションのときやパーキングポジションのときには、クラッチ32が開放状態にされることにより、自動変速機30は、クランクシャフトから駆動輪60への駆動力伝達が切断される非駆動状態になる。
本処理が開始されるとまず、シフト位置が、ニュートラルポジション(Nポジション)に変更されたか否かが判定される(S100)。このステップS100での判定処理は、機関用制御装置200が、シフトレバー装置70のレバー操作位置を変速用制御装置400から取得することにより行われる。そして、ニュートラルポジションに変更されていないときには(S100:NO)、スロットルバルブの開度制限が禁止される(S170)。このステップS170では、開度制限がすでに実行されている場合には、同開度制限の実行が禁止される。また、開度制限がまだ実行されていない場合には、開度制限の実行を禁止する状態が維持される。そして、本処理は一旦終了される。
図6に示すように、時刻t1において、シフト位置がニュートラルポジションに変更され(Nポジション:「OFF」→「ON」)、その後、時刻t2においてアクセルペダルが操作されると(アクセル操作:「OFF」→「ON」)、アクセルペダルが操作されてから遅延時間DLが経過まで(時刻t2〜時刻t3)、スロットルバルブ12の開度を制限する処理の開始が遅延される。
(1)自動変速機30に設けられたクラッチ32の状態を締結状態から解放状態に変更する解放要求が行われ(ニュートラルポジションへの変更が行われ)、その後にアクセルペダルが操作されたときには、アクセルが操作されてから遅延時間DLが経過した後に、スロットルバルブ12の開度を制限する開度制限を実行するようにしている。そして、アクセルペダルの操作時における機関回転速度NEが高いときほど遅延時間DLが短くなるようにしている。従って、開度制限の開始タイミングを遅らせる遅延時間DLが適切に可変設定されるようになり、エンジン10の操作感を更に向上させることができるようになる。
・遅延時間DL内において、機関回転速度NEの変化に追従させながら同遅延時間DL自体を随時更新するようにした。この他、アクセルペダルの状態が非操作状態から操作状態になったときの機関回転速度NEに基づき、遅延時間DLを設定するようにしてもよい。なお、この変形例でも、先の図4に示した機関回転速度NEと遅延時間DLとの対応関係は利用できる。そしてこの変形例の場合でも、アクセルペダルの操作時における機関回転速度NEが高いときほど遅延時間DLは短くされるため、開度制限の開始タイミングを遅らせる遅延時間DLが適切に可変設定されるようになり、エンジン10の操作感を更に向上させることができるようになる。また、アクセルペダルの状態が非操作状態から操作状態になった時点での機関回転速度NEに基づき、遅延時間DLが設定されるため、上記実施形態のように機関回転速度NEの変化に追従させて遅延時間DLを随時更新する場合と比較して、遅延時間DLの設定処理を簡易化することができる。ただしこの変形例の場合には、上述した実施形態と比較して、次のような不都合が生じるおそれがある。
・遠心油圧の影響を抑えるための機構として、キャンセル油圧室31Bを備えるようにしたが、この他の機構を備える自動変速機であっても本発明は同様に適用することができる。例えばチェックボールを利用してピストン油圧室の作動油を排出することにより、ピストン油圧室内での遠心油圧の発生を抑える機構を備えた自動変速機でも、ピストン油圧室の作動油がチェックボールを介して十分に排出されるまでは、遠心油圧を十分に抑えることができない。従って、こうした自動変速機が接続されるエンジン10の出力制御装置において、上記開度制限処理を実行するようにしても、上記実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
Claims (4)
- 自動変速機が接続される内燃機関に適用されて、前記自動変速機に設けられた締結要素の状態を締結状態から解放状態に変更する解放要求が行われた後に機関出力を操作する出力操作部材が操作されたときには、吸気通路に設けられたスロットルバルブの開度が前記出力操作部材の操作量に対応した開度よりも小さくなるように制限する開度制限を前記出力操作部材が操作されてから所定の遅延時間が経過した後に実行する内燃機関の出力制御装置であって、
前記出力操作部材の操作時における機関回転速度が高いときほど前記遅延時間を短くする
ことを特徴とする内燃機関の出力制御装置。 - 前記遅延時間は、前記出力操作部材が操作されてからの機関回転速度の変化に追従して可変設定される
請求項1に記載の内燃機関の出力制御装置。 - 前記遅延時間は、前記出力操作部材の状態が非操作状態から操作状態になったときの機関回転速度に基づいて設定される
請求項1に記載の内燃機関の出力制御装置。 - 前記解放要求が行われた後の機関回転速度が予め定められた燃料カット速度を超えるときには燃料噴射を中止するとともに、前記燃料カット速度は、前記遅延時間が「0」に設定される機関回転速度よりも高い回転速度に設定されている
請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関の出力制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012201260A JP5862525B2 (ja) | 2012-09-13 | 2012-09-13 | 内燃機関の出力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012201260A JP5862525B2 (ja) | 2012-09-13 | 2012-09-13 | 内燃機関の出力制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014055560A true JP2014055560A (ja) | 2014-03-27 |
JP5862525B2 JP5862525B2 (ja) | 2016-02-16 |
Family
ID=50613083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012201260A Active JP5862525B2 (ja) | 2012-09-13 | 2012-09-13 | 内燃機関の出力制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5862525B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07309158A (ja) * | 1994-05-17 | 1995-11-28 | Toyota Motor Corp | エンジンおよび自動変速機の制御装置 |
JPH1061461A (ja) * | 1996-08-23 | 1998-03-03 | Toyota Motor Corp | 自動変速機の制御装置 |
JP2005042601A (ja) * | 2003-07-28 | 2005-02-17 | Toyota Motor Corp | 自動変速機の変速制御装置 |
JP2007100520A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Jatco Ltd | 自動変速機搭載車両のエンジン出力制御装置 |
JP2010281301A (ja) * | 2009-06-08 | 2010-12-16 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の制御装置 |
-
2012
- 2012-09-13 JP JP2012201260A patent/JP5862525B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07309158A (ja) * | 1994-05-17 | 1995-11-28 | Toyota Motor Corp | エンジンおよび自動変速機の制御装置 |
JPH1061461A (ja) * | 1996-08-23 | 1998-03-03 | Toyota Motor Corp | 自動変速機の制御装置 |
JP2005042601A (ja) * | 2003-07-28 | 2005-02-17 | Toyota Motor Corp | 自動変速機の変速制御装置 |
JP2007100520A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Jatco Ltd | 自動変速機搭載車両のエンジン出力制御装置 |
JP2010281301A (ja) * | 2009-06-08 | 2010-12-16 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5862525B2 (ja) | 2016-02-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5776785B2 (ja) | ロックアップクラッチの制御装置および制御方法 | |
WO2011007420A1 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP2010196810A (ja) | 車両用駆動装置の制御装置 | |
JP4165591B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP2008075689A (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
JP4600259B2 (ja) | パワートレーンの制御装置 | |
JP2004116479A (ja) | 車両用自動変速機の変速時遅角制御装置 | |
JP2019190375A (ja) | 車載制御装置 | |
WO2010082630A1 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP5678427B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
KR20130111300A (ko) | 엔진의 출력 제어 장치 | |
JP6583130B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP5862525B2 (ja) | 内燃機関の出力制御装置 | |
JP7183879B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP2014013088A (ja) | 車両の制御装置 | |
JP6036121B2 (ja) | 車両におけるエンジンの自動停止および再始動の制御装置 | |
JP2005042809A (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JP6536470B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP2008120151A (ja) | 車両の制御装置 | |
JP2008025376A (ja) | パワートレーンの制御装置、制御方法、制御方法を実行させるプログラムおよびプログラムを記録した記録媒体。 | |
JP2005140076A (ja) | 車両の制御装置本発明は、車両の駆動源であるエンジンに対する燃料の供給および停止の制御に関し、特に、燃費を向上させるためにアイドル中に燃料の供給を停止する制御に関する。 | |
JP2005133895A (ja) | 自動変速制御装置 | |
KR101786127B1 (ko) | 차량용 듀얼 매스 플라이 휠 손상 방지 방법 | |
JP2009257377A (ja) | 車両駆動機構の制御装置および制御方法 | |
JP2007040476A (ja) | 自動変速機の制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150108 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150826 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150901 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151016 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151201 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151214 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5862525 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |