JP2014054069A - 渦電流式減速装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制動トルクを調整でき、制動時に所望する指定の制動トルクを発生させることが可能な渦電流式減速装置を提供する。
【解決手段】減速装置は、車両の回転軸11に固定された制動ディスク1と、制動ディスク1に磁界を作用させる複数の永久磁石5を保持し、回転軸11に回転可能に支持された磁石保持ディスク4と、制動時に磁石保持ディスク4に摩擦部材を押し付けるアクチュエータ9を有する摩擦ブレーキと、制動ディスク1の回転速度を検出する第1の検出器21と、磁石保持ディスク4の回転速度を検出する第2の検出器22と、アクチュエータ9の動作を制御する制御装置30と、を備えており、制御装置30は、指定の制動トルクに応じ、第1、第2の検出器21、22から取得した実回転速度を参照し、アクチュエータ9による摩擦部材の押付け力を調整する。
【選択図】図2

Description

本発明は、トラックやバスなどの車両に補助ブレーキとして搭載される渦電流式減速装置に関し、特に、制動トルクを発生させるために永久磁石を用いた渦電流式減速装置に関する。
永久磁石(以下、単に「磁石」ともいう)を用いた渦電流式減速装置(以下、単に「減速装置」ともいう)は、プロペラシャフトなどの回転軸に固定した制動部材を有し、制動時に、磁石からの磁界の作用で、磁石と対向する制動部材の表面に渦電流を発生させ、これにより、回転軸と一体で回転する制動部材に回転方向と逆向きの制動力(制動トルク)が生じ、回転軸を減速させるものである。減速装置は、制動力をもたらすために渦電流が発生させられる制動部材、および磁石を保持して制動部材と対をなす磁石保持部材の形状に応じてドラム型とディスク型に大別され、制動と非制動とを切り替える構造も様々ある。
従来慣用されている減速装置では、例えばドラム型の場合、車両の回転軸に制動部材として円筒状の制動ドラムが固定され、この制動ドラムの内側に、磁石保持部材として、制動ドラムの内周面に対向して円周方向にわたり複数の永久磁石を保持した磁石保持ドラムが配設されており、磁石保持ドラムに接続されたアクチュエータの作動により、磁石保持ドラムの位置、すなわち磁石の位置を制動と非制動それぞれの位置に切り替えるようになっている。
また、近年では、装置の小型化への要請に対応するため、磁石を保持する磁石保持部材を回転軸に回転可能に支持し、制動時にその磁石保持部材を摩擦ブレーキによって静止させる減速装置が提案されている(例えば、特許文献1〜5参照)。この減速装置は、以下に示すように、非制動時に磁石保持部材と制動部材が同期して一体的に回転することから、同期回転方式の減速装置と称される。
図1は、従来の同期回転方式の減速装置の構成例を示す縦断面図である。同図に示す減速装置はディスク型であり、制動部材としての制動ディスク1と、磁石保持部材としてその制動ディスク1の主面に対向し永久磁石5を保持する磁石保持ディスク4とを備える。
図1では、制動ディスク1は、プロペラシャフトなどの回転軸11と一体で回転するように構成される。具体的には、回転軸11と同軸上に連結軸12がボルトなどによって固定され、フランジ付きのスリーブ13がその連結軸12にスプラインで噛み合いながら挿入されてナット14で固定されている。制動ディスク1は、回転軸11と一体化されたスリーブ13のフランジにボルトなどで固定され、これにより回転軸11と一体で回転するようになる。
制動ディスク1には、例えばその外周に放熱フィン2が設けられる。この放熱フィン2は、制動ディスク1と一体成形され、制動ディスク1そのものを冷却する役割を担う。制動ディスク1の材質は、鉄などの強磁性材料や、フェライト系ステンレス鋼などの弱磁性材料である。
図1では、磁石保持ディスク4は、回転軸11に対し回転可能に構成される。磁石保持ディスク4は、連結軸12と同心状の環状部材3と一体成形されたり、個別に成形されてボルトなどで環状部材3に固定されたりしたものである。環状部材3は回転軸11と一体化されたスリーブ13に軸受15a、15bを介して支持され、これにより磁石保持ディスク4は回転軸11に対し自由に回転が可能になる。軸受15a、15bには潤滑グリスが充填され、この潤滑グリスは、環状部材3の前後両端に装着されたリング状のシール部材16a、16bにより漏出を防止される。
磁石保持ディスク4には、制動ディスク1の主面と対向する面に、円周方向にわたり複数の永久磁石5が固着される。永久磁石5は、磁極(N極、S極)の向きが磁石保持ディスク4の軸方向であり、円周方向に隣接するもの同士で磁極が交互に異なるように配置される。これにより、永久磁石5から制動ディスク1の主面に作用する磁界の向きは、円周方向にわたり交互に異なるようになる。
図1では、磁石保持ディスク4には、永久磁石5の全体を覆うように、薄板からなる磁石カバー20が取り付けられる。この磁石カバー20は、鉄粉や粉塵から永久磁石5を保護するのみならず、永久磁石5の保有する磁力が熱影響で低下するのを防止するために、制動ディスク1からの輻射熱を遮る役割を担う。磁石カバー20の材質は、永久磁石5からの磁界に影響を及ぼさないように、非磁性材料である。
図1に示す減速装置は、制動時に磁石保持ディスク4を静止させる摩擦ブレーキとしてディスクブレーキを備える。このディスクブレーキは、磁石保持ディスク4の後方で環状部材3と一体のブレーキディスク6と、このブレーキディスク6を間に挟む摩擦部材としてブレーキパッド8a、8bを有するブレーキキャリパ7と、このブレーキキャリパ7を駆動させる電動式直動アクチュエータ9とから構成される。ブレーキディスク6は、ボルトなどで環状部材3に取り付けられ、環状部材3と一体化される。
ブレーキキャリパ7は、前後で一対のブレーキパッド8a、8bを有しており、ブレーキパッド8a、8bの間にブレーキディスク6を配置し所定の隙間を設けて挟んだ状態で、バネを搭載したボルトなどによりブラケット17に付勢支持される。このブラケット17は、車両のシャーシやクロスメンバーなどの非回転部に取り付けられる。また、ブラケット17は、ブレーキディスク6の後方で環状部材3を包囲し、環状部材3に軸受18を介して回転可能に支持される。この軸受18にも潤滑グリスが充填され、この潤滑グリスは、ブラケット17の前後両端に装着されたリング状のシール部材19a、19bにより漏出を防止される。
ブレーキキャリパ7には、アクチュエータ9がボルトなどで固定される。アクチュエータ9は、電動モータ10によって駆動し、電動モータ10の回転運動を直線運動に変換して後側のブレーキパッド8bをブレーキディスク6に向け直線移動させる。これにより、後側のブレーキパッド8bがブレーキディスク6を押圧し、これに伴う反力の作用で、前側のブレーキパッド8aがブレーキディスク6に向け移動し、その結果、ブレーキディスク6を前後のブレーキパッド8a、8bで強力に挟み込む。
図1に示す減速装置において、非制動時は、ディスクブレーキ(摩擦ブレーキ)を作動させない状態にある。このとき、回転軸11と一体で制動ディスク1が回転するのに伴い、環状部材3と一体の磁石保持ディスク4が、永久磁石5と制動ディスク1との磁気吸引作用により、制動ディスク1と同期して一体的に回転する。このため、制動ディスク1と永久磁石5との間に相対的な回転速度差が生じないことから、制動力は発生しない。
一方、制動時は、ディスクブレーキ(摩擦ブレーキ)を作動させ、ブレーキディスク6がブレーキパッド8a、8bによって挟み込まれ、これにより環状部材3と一体の磁石保持ディスク4の回転が停止し、磁石保持ディスク4が静止する。制動ディスク1が回転している際に磁石保持ディスク4のみが静止すると、制動ディスク1と永久磁石5との間に相対的な回転速度差が生じるため、永久磁石5からの磁界の作用で、制動ディスク1の主面に渦電流が発生し、制動ディスク1を介して回転軸11に制動力を発生させることができる。
このように図1に示す同期回転方式の減速装置はディスク型であるが、ドラム型であっても成り立つ。
ところで、減速装置を使用する際、走行状況に応じて制動トルクを調整できると好都合である。例えば、空荷で走行しているときや、滑り易い路面を走行しているときは、車輪の不用意なロックを防止するため、運転手の操作により弱い制動トルクを指定し、所望した指定の弱い制動トルクを発生できるとよい。これとは逆に、満載状態で走行しているときには、十分な減速を行うため、強い制動トルクを指定し、所望した指定の強い制動トルクを発生できるとよい。また、車両の主ブレーキを主体とするブレーキ統合制御システムに減速装置が組み込まれている場合は、運転手の操作によることなく、ブレーキ統合制御システムの制御装置が最適な制動トルクを演算して指定し、所望した指定の最適な制動トルクを発生できるとよい。
この点、上記の従来慣用されている減速装置では、例えば特許文献6に記載されるように、制動時に磁石の位置をアクチュエータで変化させることにより、制動トルクを調整できるので、所望の制動トルクを適宜指定して発生させることが可能である。
しかし、上記した従来の同期回転方式の減速装置では事情が異なり、制動時に磁石保持部材を静止させ、それを継続して維持するのみであるため、制動トルクを指定することはそもそもできず、所望する制動トルクがあってもこれを意図的に発生させることは不可能である。
特開平4−331456号公報 実開平5−80178号公報 特開2011−97696号公報 特開2011−139574号公報 特開2011−182574号公報 特開2002−233196号公報
本発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであり、制動トルクを調整でき、制動時に所望する指定の制動トルクを発生させることが可能な同期回転方式の渦電流式減速装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、永久磁石を用いた同期回転方式の減速装置において、所望する指定の制動トルクでの制動を可能にするには、制動時に、摩擦ブレーキのアクチュエータによる摩擦部材の押付け力を指定の制動トルクに従って調整することにより、磁石保持部材を完全に静止させることなく、指定の制動トルクの発生に見合った磁石保持部材の回転を継続するのが有効であることを知見し、本発明を完成させた。
本発明の渦電流式減速装置は、
車両の回転軸に固定された制動部材と、
この制動部材に円周方向にわたり交互に向きの異なる磁界を作用させる複数の永久磁石を保持し、回転軸に回転可能に支持された磁石保持部材と、
制動時に磁石保持部材に摩擦部材を押し付けるアクチュエータを有する摩擦ブレーキと、を備えた渦電流式減速装置であって、
制動部材の回転速度を検出する第1の回転速度検出器と、
磁石保持部材の回転速度を検出する第2の回転速度検出器と、
アクチュエータの動作を制御する制御装置と、を備えており、
制御装置は、
(ステップ1)指定の制動トルクによる制動の指令が与えられると、その指定の制動トルクと同じ大きさのトルクを磁石保持部材に作用させる摩擦部材の押付け力を算出し、この押付け力になるようにアクチュエータを作動させること、
(ステップ2)制動部材に対する磁石保持部材の相対回転速度と制動トルクとの関係に基づき、指定の制動トルクに対応する磁石保持部材の目標相対回転速度を算出すること、
(ステップ3)第1、第2の回転速度検出器より制動部材および磁石保持部材の実回転速度を取得すること、
(ステップ4)ステップ3で取得した制動部材の実回転速度とステップ2で算出した磁石保持部材の目標相対回転速度とから磁石保持部材の目標回転速度を算出すること、および
(ステップ5)ステップ3で取得した磁石保持部材の実回転速度がステップ4で算出した磁石保持部材の目標回転速度に近づくようにアクチュエータによる摩擦部材の押付け力を調整すること、の一連の各ステップを実行すること、
を特徴とする。
上記の減速装置において、前記制御装置は、前記ステップ3〜5を繰り返し実行する構成であることが好ましい。
本発明の渦電流式減速装置によれば、フィードバック制御の制動動作を実行して、アクチュエータによる摩擦部材の押付け力の強弱を調整し、これに伴って磁石保持部材の回転速度を制御することにより、制動部材に対する磁石保持部材の相対回転速度が目標相対回転速度になり、その結果として制動トルクを調整でき、指定の制動トルクを発生させることができる。
従来の同期回転方式の減速装置の構成例を示す縦断面図である。 本発明の同期回転方式の減速装置の構成例を示す模式図である。 制動ディスクに対する磁石保持ディスクの相対回転速度と制動トルクとの関係の一例を示す図である。 押付け力調整用データテーブルの一例を示す図である。 本発明の減速装置による制動動作を示すフローチャートである。 本発明の減速装置による制動時の制動ディスクに対する磁石保持ディスクの相対回転速度の挙動の一例を示す図である。
以下に、本発明の同期回転方式の渦電流式減速装置の実施形態について詳述する。
図2は、本発明の同期回転方式の減速装置の構成例を示す模式図である。同図に示す本発明の減速装置はディスク型に相当するものであり、前記図1に示す減速装置の構成を基本とし、重複する説明は適宜省略する。
図2に示すように、本発明の減速装置は、制動部材として制動ディスク1と、磁石保持部材として磁石保持ディスク4とを備える。制動ディスク1は、回転軸11に固定されて回転軸11と一体で回転する。磁石保持ディスク4は、制動ディスク1の主面に円周方向にわたり交互に向きの異なる磁界を作用させる複数の永久磁石5を保持する。磁石保持ディスク4は、環状部材3と一体化されたものであり、この環状部材3を介して回転軸11に回転可能に支持されている。また、環状部材3にはブレーキディスク6が取り付けられており、これらの磁石保持ディスク4、環状部材3およびブレーキディスク6は一体化されている。
制動時、摩擦ブレーキ(ディスクブレーキ)のアクチュエータ9の作動により、摩擦部材としてのブレーキパッド8a、8bがブレーキディスク6に押し付けられ、その押付けによる摩擦抵抗により、ブレーキディスク6および環状部材3と一体の磁石保持ディスク4の回転が抑えられる。磁石保持ディスク4が制動ディスク1と同期して回転している際に磁石保持ディスク4の回転が抑えられると、制動ディスク1と永久磁石5との間に相対的な回転速度差が生じるため、永久磁石5からの磁界の作用で、制動ディスク1の主面に渦電流が発生し、これに伴って回転軸11と一体の制動ディスク1に制動トルクが発生する。
ここで、本発明の減速装置は、制動時に、アクチュエータ9によるブレーキパッド8a、8b(摩擦部材)の押付け力の強弱を制御し、これに伴って磁石保持ディスク4(磁石保持部材)の回転速度を制御することにより、制動トルクを調整できるようになっている。以下にその構成を説明する。
本発明の減速装置は、制動ディスク1(制動部材)の回転速度を検出する第1の回転速度検出器21と、磁石保持ディスク4(磁石保持部材)の回転速度を検出する第2の回転速度検出器22と、アクチュエータ9の動作を制御する制御装置30と、を備える。
第1の回転速度検出器21としては、例えば、エンコーダを用いることができ、この場合、制動ディスク1に突起を設け、制動ディスク1が回転している際にその突起の単位時間当たりの周回数をカウントすることにより、制動ディスク1の実回転速度(回転数)を検出できる。もっとも、制動ディスク1は回転軸11と一体で回転するため、回転軸11の回転速度を検出しても構わない。
第2の回転速度検出器22としては、第1の回転速度検出器21と同様に、例えば、エンコーダを用いることができ、この場合、磁石保持ディスク4に突起を設け、磁石保持ディスク4が回転している際にその突起の単位時間当たりの周回数をカウントすることにより、磁石保持ディスク4の実回転速度(回転数)を検出できる。もっとも、磁石保持ディスク4は環状部材3およびブレーキディスク6と一体で回転するため、環状部材3またはブレーキディスク6の回転速度を検出しても構わない。
制御装置30は、信号受信部31、記憶部32、演算部33および出力部34から構成される。信号受信部31は、指定の制動トルクによる制動に関する信号を受信する。指定の制動トルクは、運転手が走行状況に応じて所望し、運転手の操作により発信されたり、減速装置がブレーキ統合制御システムに組み込まれている場合は、そのブレーキ統合制御システムの制御装置が主ブレーキなどの動作を踏まえつつ状況に応じて最適なものを演算し、これにより発信されたりする。また、信号受信部31は、第1、第2の回転速度検出器21、22に接続されており、各検出器21、22で検出した制動ディスク1および磁石保持ディスク4の実回転速度に関する信号も受信する。
記憶部32には、信号受信部31で指定の制動トルクに関する信号を受信したときに、その指定の制動トルクに応じて、アクチュエータ9による摩擦部材(ブレーキパッド8a、8b)の適切な押付け力を先ず算出するために、第1の関係式が登録されている。指定の制動トルクを発生させるには、先ずは摩擦部材の押付け力によって、その指定の制動トルクと同じ大きさのトルクを磁石保持ディスク4に作用させることが必要であり、第1の関係式はその条件を定めるものである。具体的には次のとおりである。
摩擦部材(ブレーキパッド8a、8b)の押付けにより磁石保持ディスク4に作用するトルクT’は、下記(1)式で表される。
T’=μ×F×r ・・・(1)
この(1)式中、μ:摩擦部材との摺動面の動摩擦係数(予備試験により得られたものの算術平均値であり、一定と仮定)、F:摩擦部材の押付け力、およびr:回転中心から摩擦部材までの径方向距離を意味する。
そして、第1の関係式は、指定の制動トルクTと同じ大きさで上記(1)式のトルクT’を作用させる押付け力を算出するものであるため、上記(1)式でT’=Tとし、下記(2)式で表される。
F=T/(μ×r) ・・・(2)
この(2)式中の記号の意味は上記(1)式と同じである。
上記(2)式で表される第1の関係式に基づき、指定の制動トルクTに応じて、制動の最初に設定する摩擦部材の押付け力Fを求めることができる。
また、記憶部32には、指定の制動トルクに応じて、制動ディスク1に対する磁石保持ディスク4の目標相対回転速度を算出するために、第2の関係式が登録されている。第2の関係式は、予備試験により、制動ディスク1に対する磁石保持ディスク4の相対回転速度と制動トルクとの関係を導き出し、この関係を表したものである。
図3にその一例を示す。第2の関係式に基づき、指定の制動トルクTに対応する磁石保持ディスク4の目標相対回転速度RVmtを求めることができる(図3参照)。
また、図3に示すように、第2の関係式、すなわち制動ディスク1に対する磁石保持ディスク4の相対回転速度と制動トルクとの関係は、制動ディスク1の絶対回転速度のみに依存するわけではなく、制動ディスク1と磁石保持ディスク4との相対回転速度に依存する。このため、上記第2の関係式より指定の制動トルクTに対応する磁石保持ディスク4の目標相対回転速度RVmtが求まり、さらに、第1の回転速度検出器21による検出によって制動ディスク1の実回転速度Vsaがわかれば、下記(3)式より、磁石保持ディスク4の目標回転速度Vmtを求めることができる。
Vmt=Vsa−RVmt ・・・(3)
さらに、記憶部32には、第2の回転速度検出器22によって検出した磁石保持ディスク4の実回転速度Vmaに応じ、そのときの摩擦部材の押付け力Fを調整するために、押付け力調整用データテーブルが登録されている。上記(2)式で表される第1の関係式に基づいて摩擦部材の押付け力Fを算出し、アクチュエータ9を作動させてその押付け力Fを生じさせても、実際には、動摩擦係数μが摺動面の状態によって変動するし、また動摩擦係数μをその時々の状況に応じて予測することは困難であり、最初に設定した押付け力Fで指定の制動トルクTが得られるとは限らないことから、押付け力Fを調整するためである。
図4に押付け力調整用データテーブルの一例を示す。図4に示すように、押付け力調整用データテーブルは、上記(3)式より求められた磁石保持ディスク4の目標回転速度Vmtと、第2の回転速度検出器22によって検出した磁石保持ディスク4の実回転速度Vmaとの差ΔVmを段階的に区分し、その差ΔVmごとに、磁石保持ディスク4の回転速度が目標回転速度Vmtに近づくように、押付け力の加減量ΔFを定めたものである。
磁石保持ディスク4の目標回転速度Vmtと実回転速度Vmaを比較し、その差ΔVmを算出すれば、押付け力調整用データテーブルに基づき、そのときの摩擦部材の押付け力Fに加算する加減量ΔFを選定することができる。例えば、図4に示すように、差ΔVmが+(プラス)50[rpm]であれば、磁石保持ディスク4の実回転速度Vmaが目標回転速度Vmtよりも50[rpm]小さくて目標回転速度Vmtに到達していないので、磁石保持ディスク4の回転速度を高める必要があり、この場合、摩擦部材の押付け力Fを弱めるべく、加減量ΔFとして−(マイナス)0.2[kN]を選定し、そのときの押付け力Fから0.2[kN]を減じる。逆に、差ΔVmが−(マイナス)100[rpm]であれば、磁石保持ディスク4の実回転速度Vmaが目標回転速度Vmtよりも100[rpm]大きくて目標回転速度Vmtを超えているので、磁石保持ディスク4の回転速度を低くする必要があり、この場合、摩擦部材の押付け力Fを強めるべく、加減量ΔFとして+(プラス)0.4[kN]を選定し、そのときの押付け力Fに0.4[kN]を加える。
演算部33は、上記第1の関係式(上記(2)式)に基づく摩擦部材の押付け力Fの算出、上記第2の関係式(例えば前記図3)に基づく磁石保持ディスクの目標相対回転速度RVmtの算出、上記(3)式による磁石保持ディスクの目標回転速度Vmtの算出、磁石保持ディスクの実回転速度Vmaと目標回転速度Vmtとの差ΔVmの算出、および上記押付け力調整用データテーブル(例えば前記図4)に基づく摩擦部材の押付け力加減量ΔFの選定といったあらゆる演算処理を行う。
出力部34は、演算部33による演算処理結果に従って、アクチュエータ9の電動モータ10に駆動信号を出力する。
このような構成の減速装置による制動動作について以下に説明する。
図5は、本発明の減速装置による制動動作を示すフローチャートである。ステップ#5にて、運転手の操作またはブレーキ統合制御システムの制御装置により、指定の制動トルクTによる制動の指令信号が発信され、この信号を制御装置30が受信すると、制動モードに移行する。これに伴い、ステップ#10にて、制御装置30は、先ず上記第1の関係式(上記(2)式)に基づき、指定の制動トルクTに応じた摩擦部材の押付け力Fを算出する。具体例を挙げると、上記(2)式中でμが0.3、rが0.14[m]であり、指定の制動トルクTが180[Nm]である場合、押付け力Fは4.3[kN]となる。
これに続いて、ステップ#15にて、制御装置30は、ステップ#10で算出した押付け力Fを最初の押付け力として設定し、その押付け力Fが生じるように摩擦ブレーキのアクチュエータ9に駆動信号を出力し、アクチュエータ9を作動させる。これにより、摩擦部材がその押付け力Fでブレーキディスク6に押し付けられ、これに伴って磁石保持ディスク4の回転が抑えられるので、制動ディスク1に制動トルクが作用し始める。
これと同時に、ステップ#20にて、制御装置30は、上記第2の関係式(例えば前記図3)に基づき、指定の制動トルクTに対応する磁石保持ディスク4の目標相対回転速度RVmtの算出を算出する。上記の具体例に沿った例を挙げると、前記図3中で指定の制動トルクTが180[Nm]である場合、磁石保持ディスク4の目標相対回転速度RVmtは900[rpm]となる。
次に、ステップ#25にて、制御装置30は、第1、第2の回転速度検出器21、22より検出信号を受信し、制動ディスク1の実回転速度Vsaおよび磁石保持ディスク4の実回転速度Vmaを取得する。
次いで、ステップ#30にて、制御装置30は、ステップ#25で取得した制動ディスク1の実回転速度Vsaと、ステップ#20で算出した磁石保持ディスク4の目標相対回転速度RVmtとから、上記(3)式により、磁石保持ディスク4の目標回転速度Vmtを算出する。上記の具体例に沿った例を挙げると、制動ディスク1の実回転速度Vsaが1800[rpm]、磁石保持ディスク4の目標相対回転速度RVmtが900[rpm]である場合、磁石保持ディスク4の目標回転速度Vmtは900[rpm]となる。
さらに、制御装置30は、ステップ#35にて、ステップ#25で取得した磁石保持ディスク4の実回転速度Vmaと、ステップ#30で算出した磁石保持ディスク4の目標回転速度Vmtとを比較し、ステップ#40にて、磁石保持ディスク4の実回転速度Vmaが目標回転速度Vmtと同じであるか否かを判定する。ここで、磁石保持ディスク4の実回転速度Vmaが目標回転速度Vmtと同じでない場合、例えば、上記の具体例に沿って、磁石保持ディスク4の目標回転速度Vmtが900[rpm]、磁石保持ディスク4の実回転速度Vmaが1000[rpm]である場合、ステップ#45に進む。
ステップ#45では、制御装置30は、磁石保持ディスク4の目標回転速度Vmtと実回転速度Vmaの差ΔVmを算出する。上記の具体例に沿うと、磁石保持ディスク4の目標回転速度Vmtが900[rpm]、磁石保持ディスク4の実回転速度Vmaが1000[rpm]であるので、両者の差ΔVmは−100[rpm]となる。
続いて、ステップ#50にて、制御装置30は、上記押付け力調整用データテーブル(例えば前記図4)に基づき、上記の差ΔVmに対応する摩擦部材の押付け力加減量ΔFを選定する。上記の具体例に沿うと、差ΔVmが−100[rpm]であるので、押付け力加減量ΔFは+0.4[kN]となる。すなわち、磁石保持ディスク4の実回転速度Vmaが目標回転速度Vmtよりも100[rpm]大きいため、指定の制動トルクTを得るには磁石保持ディスク4の回転速度を低くして目標回転速度Vmtに近づける必要があり、この場合、摩擦部材の押付け力Fを強めるべく、加減量ΔFとして+0.4[kN]を選定するわけである。
そして、ステップ#55にて、制御装置30は、そのときの摩擦部材の押付け力Fにステップ#50で選定した加減量ΔFを加算したものを新たな押付け力として設定し直し、その押付け力(F+ΔF)が生じるように摩擦ブレーキのアクチュエータ9に駆動信号を出力し、アクチュエータ9を作動させる。これにより、摩擦部材がその押付け力(F+ΔF)でブレーキディスク6に押し付けられ、これに伴って磁石保持ディスク4の回転速度が目標回転速度Vmtに近づくようになり、その結果として、制動トルクが調整され、制動ディスク1に指定の制動トルクTが作用するようになる。
その後、ステップ#25に戻り、また、ステップ#40で磁石保持ディスク4の実回転速度Vmaが目標回転速度Vmtと同じである場合もステップ#25に戻り、ステップ#25〜#55の実行処理を繰り返す。
なお、押付け力の繰り返しの調整制御は、例えば、0.3秒ごとに行う。
このようなフィードバック制御の制動動作を実行して、アクチュエータ9による摩擦部材の押付け力の強弱を調整し、これに伴って磁石保持ディスク4の回転速度を制御することにより、制動ディスク1に対する磁石保持ディスク4の相対回転速度が目標相対回転速度RVmtになり、その結果として制動トルクを調整でき、指定の制動トルクTを発生させることができる。
図6に、上記の具体例に沿った、制動時の制動ディスク1に対する磁石保持ディスク4の相対回転速度の挙動の一例を示す。同図中、横軸の1回目では、前記図5に示すステップ#5〜#20の処理を実行し、以降の2回目、3回目、・・・では、前記図5に示すステップ#25〜#55の処理を繰り返し実行している。同図から、制動ディスク1に対する磁石保持ディスク4の相対回転速度が目標相対回転速度RVmtに安定し、指定の制動トルクTの発生が可能なことが理解できる。
その他本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。例えば、上記の実施形態ではディスク型の同期回転方式の減速装置を示しているが、ドラム型であっても構わない。ドラム型の場合、車両の回転軸に制動部材として円筒状の制動ドラムが固定され、この制動ドラムの内側に、磁石保持部材として、制動ドラムの内周面に対向して円周方向にわたり複数の永久磁石を保持した磁石保持ドラムが配設され、この磁石保持ドラムが回転軸に回転可能に支持された態様となる。
また、制動時に磁石保持部材の回転を抑える摩擦ブレーキとしては、電動式直動アクチュエータを駆動源とし、磁石保持部材と別体のブレーキディスクを一対のブレーキパッド(摩擦部材)で挟み込むディスクブレーキに限らない。例えば、そのブレーキディスクに一方向のみから摩擦部材を押し付けるものであってもよいし、磁石保持部材に直接摩擦部材を押し付けるものであっても構わない。
本発明の渦電流式減速装置は、あらゆる車両の補助ブレーキとして有用である。
1:制動ディスク、 2:放熱フィン、 3:環状部材、
4:磁石保持ディスク、 5:永久磁石、 6:ブレーキディスク、
7:ブレーキキャリパ、 8a、8b:ブレーキパッド、
9:電動式直動アクチュエータ、 10:電動モータ、 11:回転軸、
12:連結軸、 13:スリーブ、 14:ナット、
15a、15b:軸受、 16a、16b:シール部材、 17:ブラケット、
18:軸受、 19a、19b:シール部材、 20:磁石カバー、
21:第1の回転速度検出器、 22:第2の回転速度検出器、
30:制御装置、 31:信号受信部、 32:記憶部、 33:演算部、
34:出力部

Claims (2)

  1. 車両の回転軸に固定された制動部材と、
    この制動部材に円周方向にわたり交互に向きの異なる磁界を作用させる複数の永久磁石を保持し、回転軸に回転可能に支持された磁石保持部材と、
    制動時に磁石保持部材に摩擦部材を押し付けるアクチュエータを有する摩擦ブレーキと、を備えた渦電流式減速装置であって、
    制動部材の回転速度を検出する第1の回転速度検出器と、
    磁石保持部材の回転速度を検出する第2の回転速度検出器と、
    アクチュエータの動作を制御する制御装置と、を備えており、
    制御装置は、
    (ステップ1)指定の制動トルクによる制動の指令が与えられると、その指定の制動トルクと同じ大きさのトルクを磁石保持部材に作用させる摩擦部材の押付け力を算出し、この押付け力になるようにアクチュエータを作動させること、
    (ステップ2)制動部材に対する磁石保持部材の相対回転速度と制動トルクとの関係に基づき、指定の制動トルクに対応する磁石保持部材の目標相対回転速度を算出すること、
    (ステップ3)第1、第2の回転速度検出器より制動部材および磁石保持部材の実回転速度を取得すること、
    (ステップ4)ステップ3で取得した制動部材の実回転速度とステップ2で算出した磁石保持部材の目標相対回転速度とから磁石保持部材の目標回転速度を算出すること、および
    (ステップ5)ステップ3で取得した磁石保持部材の実回転速度がステップ4で算出した磁石保持部材の目標回転速度に近づくようにアクチュエータによる摩擦部材の押付け力を調整すること、の一連の各ステップを実行すること、
    を特徴とする渦電流式減速装置。
  2. 前記制御装置は、前記ステップ3〜5を繰り返し実行すること、
    を特徴とする請求項1に記載の渦電流式減速装置。
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