JP2014053688A - 等化装置、受信装置及び等化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】等化器の補償効果を改善させることが可能な等化装置、受信装置及び等化方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る等化装置10は、受信信号を第1のタップ係数に応じて等化処理する第1の等化器11と、第1の等化器11により等化処理された信号を第2のタップ係数に応じて等化処理し、当該等化処理した信号を等化信号として出力する第2の等化器12と、設定動作時に、前記第1の等化器による等化誤差に応じて前記第1のタップ係数を最適化し、通常動作時に、前記最適化された第1のタップ係数で動作する前記第1の等化器と前記第2の等化器とによる等化誤差に応じて前記第2のタップ係数を最適化するタップ係数最適化部13と、を備えるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、等化装置、受信装置及び等化方法に関し、特に、等化器のタップ係数を最適化する等化装置、受信装置及び等化方法に関する。
無線通信システムにおける受信装置では、伝送路等で発生する信号の歪みを補正するため等化器が利用されている。関連する技術として、例えば、特許文献1〜4が知られている。
特許文献1には、スペースダイバシティで生じた特性の補償を目的としたトランスバーサル等化器が記載されている。また、特許文献2や3には、マルチパスに起因する符号間干渉を補償する等化器が記載されている。
特開平02−277324号公報 特開2003−347977号公報 特開平11−205198号公報
特許文献1〜3に記載の関連する等化器は、空間伝送中に生じた特性劣化の補償を主な目的としている。また、信号の歪みには、伝送路以外の部分で生じる歪み(回路依存の特性など)が含まれるため、関連する等化器では、空間伝送中に生じた特性劣化と伝送路以外の部分で生じる歪みとが補償されることになる。
しかしながら、関連する等化器において、1つの等化器を用いて信号の歪みを補償しようとすると、伝送路以外の部分で生じた歪みも補償するため、等化器の性能を超えてしまう可能性があり、補償が十分に行われない可能性が生じるという問題がある。
本発明の目的は、このような課題を解決する等化装置、受信装置及び等化方法を提供することにある。
本発明に係る等化装置は、受信信号を第1のタップ係数に応じて等化処理する第1の等化器と、前記第1の等化器により等化処理された信号を第2のタップ係数に応じて等化処理し、当該等化処理した信号を等化信号として出力する第2の等化器と、設定動作時に、前記第1の等化器による等化誤差に応じて前記第1のタップ係数を最適化し、通常動作時に、前記最適化された第1のタップ係数で動作する前記第1の等化器と前記第2の等化器とによる等化誤差に応じて前記第2のタップ係数を最適化するタップ係数最適化部と、を備えるものである。
本発明に係る受信装置は、無線信号を受信するアンテナと、前記アンテナを介して無線信号を受信する受信回路と、前記受信回路を介して入力される受信信号を第1のタップ係数に応じて等化処理する第1の等化器と、前記第1の等化器により等化処理された信号を第2のタップ係数に応じて等化処理し、当該等化処理した信号を等化信号として出力する第2の等化器と、設定動作時に、前記第1の等化器による等化誤差に応じて前記第1のタップ係数を最適化し、通常動作時に、前記最適化された第1のタップ係数で動作する前記第1の等化器と前記第2の等化器とによる等化誤差に応じて前記第2のタップ係数を最適化するタップ係数最適化部と、を備えるものである。
本発明に係る等化方法は、受信信号を第1のタップ係数に応じて第1の等化器により等化処理し、前記第1の等化器により等化処理された信号を第2のタップ係数に応じて第2の等化器により等化処理し、前記第2の等化器により等化処理した信号を等化信号として出力し、設定動作時に、前記第1の等化器による等化誤差に応じて前記第1のタップ係数を最適化し、通常動作時に、前記最適化された第1のタップ係数で動作する前記第1の等化器と前記第2の等化器とによる等化誤差に応じて前記第2のタップ係数を最適化するものである。
本発明によれば、等化器の補償効果を改善させることが可能な等化装置、受信装置及び等化方法を提供することができる。
実施の形態に係る等化装置の主要な特徴を説明するための構成図である。 実施の形態1に係る受信装置の構成を示す構成図である。 実施の形態1に係る等化装置の構成を示す構成図である。 実施の形態1に係る等化装置に含まれる等化器の構成を示す構成図である。 実施の形態1に係る等化装置の動作を示すフローチャートである。
(実施の形態の概要)
実施の形態の説明に先立って、実施の形態の特徴についてその概要を説明する。図1は、実施の形態に係る等化装置及びその等化装置を備えた受信装置の主要な構成を示している。
受信装置100は、無線通信システムにおける無線受信装置であり、例えば、マイクロ波通信装置等である。受信装置100は、等化装置10、受信回路21、アンテナ20を備えている。アンテナ20は、他のマイクロ波通信装置との間でマイクロ波の電波(無線信号)を送受信する。受信回路は、アンテナ20を介して無線信号を受信し、RF処理等の信号処理を行う。
等化装置10は、第1の等化器11、第2の等化器12、タップ係数最適化部13を備えている。第1の等化器11は、アンテナ20及び受信回路21を介して受信する受信信号を第1のタップ係数に応じて等化処理する。第2の等化器12は、第1の等化器11により等化処理された信号を第2のタップ係数に応じて等化処理し、当該等化処理した信号を等化信号として出力する。タップ係数最適化部13は、設定動作時に、前記第1の等化器による等化誤差に応じて前記第1のタップ係数を最適化し、通常動作時に、前記最適化された第1のタップ係数で動作する前記第1の等化器と前記第2の等化器とによる等化誤差に応じて前記第2のタップ係数を最適化する。
このような構成により、無線伝送路で生じる符号間干渉による歪みの補償と、アンテナから等化装置までの受信回路で生じる歪みの補償を精度よく行うことができる。回路依存の特性を含めた補償を1つの等化器で行うと、タップ係数の制約から、本来補償するべき符号間干渉の等化に対する補償効果を十分に引き出せない場合がある。このため、実施の形態では、設定動作時に、第1の等化器で回路依存の特性を補償しておき、設定後の通常動作時に、第2の等化器で符号間干渉に対する補償を行うことで、補償効果を改善させることができる。
また、実施の形態に係る等化装置は、第1及び第2の等化器の処理結果をそのまま出力するため、判定帰還ループのない構成であり、静的成分のみに対し線形補償を行う。このため、伝送路の劣化に対する耐性が高くなり、多値変調に対する補償に対応可能となる。また、判定帰還ループ用のフィルタが不要であり、2つのフィルタ(2つの等化器)で実現可能であるため、回路規模の増大を抑えることができる。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。図2は、本実施の形態に係る受信装置の主要な構成を示している。
図2に示すように、受信装置100は、アンテナ20、BPF(Band Pass Filter)101、直交復調器(QDEM)102、波形整形フィルタ103、クロック同期確立部104、等化装置10、キャリア同期確立部105、QAM(Quadrature Amplitude Modulation)デマッピング部106を備えている。例えば、アンテナ20から等化装置10までの間に接続される、BPF101や直交復調器102、波形整形フィルタ103等が、図1の受信回路21に相当する。なお、アンテナ20とBPF101の間や、BPF101と直交復調器102の間には、必要に応じて増幅回路や、ミキサ、AD変換器等を備えているが図示を省略している。
アンテナ20により受信されたRF信号(高周波信号)は、BPF101に入力される。BPF101は、入力されたRF信号から不要な帯域の信号を除去する。BPF101を通過したRF信号は、その後、ミキサ等によりIF信号(中間周波信号)にダウンコンバートされる。
直交復調器102は、入力されるIF信号を直交復調し、直交するPch信号及びQch信号を出力する。波形整形フィルタ103は、直交復調されたPch信号及びQch信号に対し、波形整形により帯域を制限する。クロック同期確立部104は、波形整形されたPch信号及びQchに基づいてクロックのタイミングを検出し、クロック同期を確立する。
等化装置10は、波形整形されたPch信号及びQch信号に対し、伝送路歪み及び回路歪みを補償する等化処理を行い、等化処理後のPch信号及びQch信号を出力する。本実施の形態では、アンテナ20から等化装置10までの間の回路、主にBPF101等の特性により生じる信号の歪みを、等化装置10で補償する。等化装置10の構成については後述する。
キャリア同期確立部105は、等化処理が行われたPch信号及びQch信号に基づいてキャリア周波数を検出し、キャリア同期を確立する。QAMデマッピング部106は、同期したキャリア周波数に基づいて、QAM変調信号であるPch信号及びQch信号をデマッピング(QAM復調)し再生した受信データを出力する。
図3は、本実施の形態に係る等化装置10の構成を示している。図3に示すように、等化装置10は、第1の等化器1、第2の等化器2、誤差信号検出機能3、タップ係数生成器4、タップ係数記憶用ROM5を備えている。例えば、誤差信号検出機能3及びタップ係数生成器4が、図1のタップ係数最適化部13に相当する。
第1の等化器1及び第2の等化器2は、直列接続されている。本実施の形態における信号の補償は、回路依存の特性を補正する第1の等化器1および符号間干渉を等化する第2の等化器2により行われる。
第1の等化器1には、受信信号が入力される。この受信信号は、等化装置10の前段の波形整形フィルタ103から出力されたPch信号及びQch信号である。第1の等化器1は、受信信号を第1のタップ係数に応じて等化処理し、等化処理後の信号を出力する。特に、第1の等化器1は、第1のタップ係数によって回路依存の特性を補正することにより、信号の補償を行う。
第2の等化器2には、第1の等化器1により等化処理された信号が入力される。第2の等化器2は、入力された信号を第2のタップ係数に応じて等化処理し、等化処理後の信号を等化信号として出力する。この等化信号は、等化装置10の後段のキャリア同期確立部105へ出力される。特に、第2の等化器2は、第2のタップ係数によって符号間干渉を等化することにより、信号の補償を行う。
誤差信号検出機能3は、第1の等化器1および第2の等化器2により補償された信号に対し、誤差を検出する機能を有する。誤差信号検出機能3は、第2の等化器2から出力される等化信号が入力され、等化信号の等化誤差を検出し、検出した誤差を示す誤差信号を出力する。
タップ係数生成器4は、誤差信号検出機能3の結果に基づきタップ係数を可変制御する。タップ係数生成器4は、設定動作時、入力される誤差信号に応じて、第1の等化器1の第1のタップ係数を生成し、第1の等化器へ設定する。タップ係数生成器4は、通常動作時、入力される誤差信号に応じて、第2の等化器2の第2のタップ係数を生成し、第2の等化器へ設定する。
タップ係数記憶用ROM5は、例えば、フラッシュメモリ等である。タップ係数記憶用ROM5は、設定動作時、タップ係数生成器4が第1の等化器1に設定した第1のタップ係数を記憶する。また、通常動作時、タップ係数記憶用ROM5に記憶された第1のタップ係数が読み出されて、第1の等化器1へ設定される。
図4は、本実施の形態に係る第1の等化器1または第2の等化器2の内部構成を示している。第1の等化器1及び第2の等化器2は、図4に示すように入力信号とタップ係数を乗算、加算することにより補償を行う。
第1の等化器1及び第2の等化器2は、複数のFFフィルタ(フィードフォワードフィルタ)201(201−1〜201−5)、複数のFFフィルタ201にそれぞれ接続される複数の乗算器202(202−1〜202−5)、複数の乗算器202にそれぞれ接続される複数の加算器203(203−1〜203−4)を備えている。
FFフィルタ201−1〜201−5は、所定の遅延時間(タップ間隔)、信号を遅延させる遅延器であり、直列に接続されている。FFフィルタ201−1〜201−5は、接続順に入力信号を順次遅延させた遅延信号を、それぞれ乗算器202−1〜201−5へ出力する。
乗算器202−1〜201−5は、FFフィルタ201−1〜201−5からそれぞれ入力される遅延信号に対して、タップ係数生成器4から設定されるタップ係数C−2〜C2を乗算し、乗算した乗算結果を、それぞれ加算器203−1〜203−4へ出力する。
C0は現在の信号に乗算されるセンタータップ係数、C1は現在より1遅延時間進んだ信号に乗算されるタップ係数、C2は現在より2遅延時間進んだ信号に乗算されるタップ係数、C−1は現在より1遅延時間遅れた信号に乗算されるタップ係数、C−2は現在より2遅延時間遅れた信号に乗算されるタップ係数である。
加算器203−1〜203−4は、直列に接続されている。加算器203−1〜203−4は、乗算器202−1〜202−5からそれぞれ入力される乗算結果を、全て加算し、合計した結果を等化処理した信号として出力する。
次に、本実施の形態に係る等化装置の動作について説明する。図5(a)は、設定動作時の動作フローを示しており、図5(b)は、通常動作時の動作フローを示している。
設定動作とは、トレーニング信号に応じて設定を行う動作(トレーニング動作)であり、特に、回路依存の歪み補償を設定する動作である。通常動作時とは、データ信号に応じて行う通常の受信動作(トラッキング動作)であり、特に、伝送路の歪み補償を行って、補償後の信号を出力する動作である。例えば、受信信号は、トレーニング期間とデータ期間とを含み、トレーニング期間にトレーニング信号が受信されると、設定動作が行われ、データ期間にデータ信号が受信されると、通常動作が行われる。
まず、設定動作時の等化装置10の動作について説明する。設定動作時は回路依存の特性を把握し補償するためにタップ係数を設定する。
図5(a)に示すように、トレーニング信号を受信すると、等化装置10にトレーニング信号が入力される(ステップS11)。そうすると、第1の等化器1は、トレーニング信号に対し、第1のタップ係数に応じて補償を行う(ステップS12)。なお、第1の等化器1の補償機能は、最初はリセットされた(信号をそのまま通過させる)状態になっており、タップ係数が設定されると補償を開始する。
このとき、第2の等化器2は、補償機能がOFF(信号は通過)の状態でトレーニング信号を通過させる(ステップS13)。具体的には、等化装置10は、トレーニング信号を第1の等化器1により補償させ、第2の等化器2の補償は信号の特性に影響を与えないようセンタータップ係数(図4のC0)を1に設定し、他のタップ係数を0にすることで、トレーニング信号をそのまま通過させる。
続いて、等化装置10は、トレーニング信号を誤差信号検出機能3にフィードバックし、誤差を判定する(ステップS14)。これにより等化装置10は、回路依存の成分を検出する。そうすると、タップ係数生成器4は、検出された回路依存成分に基づいて、第1のタップ係数を生成し、第1の等化器1に生成した第1のタップ係数を設定する(ステップS15)。
第1の等化器1に第1のタップ係数を設定した後に、ステップS12〜ステップS15の処理を繰り返し行い、第1のタップ係数を第1の等化器1に再度設定する。等化装置10は、一定時間、第1のタップ係数を求めて第1の等化器1に再設定する処理を繰り返すことにより、第1のタップ係数の値が安定し、回路依存の特性を補償する第1のタップ係数を第1の等化器1に設定することができる。その後、タップ係数記憶用ROM5は、第1の等化器1に設定された第1のタップ係数を記憶する(ステップS16)。
次に、通常動作時の等化装置10の動作について説明する。通常動作時は伝送路依存の特性を把握し補償するためにタップ係数を設定する。
図5(b)に示すように、まず、等化装置10は、タップ係数記憶用ROM5に記憶した第1のタップ係数を読み出し、第1の等化器1に設定し(書き込み)(ステップS21)、第1の等化器1の補償機能をON状態にする。
続いて、データ信号を受信すると、等化装置10に受信信号が入力される(ステップS22)。そうすると、第1の等化器1は、受信信号に対し、設定時に設定された第1のタップ係数に応じて補償を行う(ステップS23)。これにより、第1の等化器1は、受信信号に対し回路依存特性を補償する。
さらに、第2の等化器2は、第2のタップ係数に応じて補償を行う(ステップS24)。なお、第2の等化器2の補償機能は、最初はリセットされた(信号をそのまま通過させる)状態になっており、タップ係数が設定されると補償を開始する。これにより、第2の等化器2において符号間干渉等化を補償する。補償された信号は、出力されるとともに、誤差信号検出機能3に出力する。
続いて、誤差信号検出機能3は、補償した信号について伝送路依存の誤差の判定を行う(ステップS25)。そうすると、タップ係数生成器4は、誤差信号検出機能3による伝送路依存の誤差の判定に基づいて、第2のタップ係数を生成する(ステップS26)。タップ係数生成器4は、生成した第2のタップ係数を、第2の等化器2のタップ係数としてフィードバックする。通常使用時は、ステップS24〜ステップS26の処理を繰り返し行う。
以上のように、設定動作時に、回路依存成分を補償する第1のタップ係数をタップ係数記憶用ROM5し、符号間干渉を補償する通常動作時には、タップ係数記憶用ROM5に記憶された第1のタップ係数を第1の等化器1に設定する。これにより、回路依存成分の補償を第2の等化器2の入力前に行い、第2の等化器2による補償効果を改善することができる。言い換えると、回路依存の特性を等化器入力前に補正しておくことにより等化器の符号間干渉に対する補償効果を改善させることができる。
アンテナで受信した変調波をBPF(図3)等で処理する際に、周波数特性にも影響が及んでしまい、この特性を等化器で等化させる必要があるが、タップ係数の範囲が制限されているために、1つの等化器で補償を行うと回路依存の周波数特性の補正のためにタップ係数の値を変動させ、符号間干渉の等化が十分に行われない場合がある。本実施の形態では、回路依存特性の補正および符号間干渉の等化を異なる等化器で補償しているので、第2の等化器2の補償範囲を符号間干渉に特定し性能を引き出すことができる。したがって、回路依存の補償を別途行うことにより等化器の補償効果を高めることができる。また、設定時に自動で回路依存特性の補正を行うので、装置設置時などに人が設定する手間を省ける。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1、11 第1の等化器
2、12 第2の等化器
3 誤差信号検出機能
4 タップ係数生成器
5 タップ係数記憶用ROM
10 等化装置
13 タップ係数最適化部
20 アンテナ
21 受信回路
100 受信装置
101 BPF
102 直交復調器
103 波形整形フィルタ
104 クロック同期確立部
105 キャリア同期確立部
106 QAMデマッピング部
201 FFフィルタ
202 乗算器
203 加算器

Claims (10)

  1. 受信信号を第1のタップ係数に応じて等化処理する第1の等化器と、
    前記第1の等化器により等化処理された信号を第2のタップ係数に応じて等化処理し、当該等化処理した信号を等化信号として出力する第2の等化器と、
    設定動作時に、前記第1の等化器による等化誤差に応じて前記第1のタップ係数を最適化し、通常動作時に、前記最適化された第1のタップ係数で動作する前記第1の等化器と前記第2の等化器とによる等化誤差に応じて前記第2のタップ係数を最適化するタップ係数最適化部と、
    を備える等化装置。
  2. 前記タップ係数最適化部は、
    前記第2の等化器の出力信号を参照して等化誤差を検出する誤差検出部と、
    前記検出した等化誤差に応じて前記第1または第2の等化器に前記第1または第2のタップ係数を設定するタップ係数設定部と、を備える、
    請求項1に記載の等化装置。
  3. 前記設定動作時、前記第2の等化器は、等化処理をオフして入力信号をそのまま通過させる、
    請求項2に記載の等化装置。
  4. 前記第2の等化器は、センタータップ係数を1に設定し、他のタップ係数を0に設定することで、等化処理をオフにする、
    請求項3に記載の等化装置。
  5. 前記設定動作時に最適化された第1のタップ係数を記憶し、前記通常動作時に前記記憶した第1のタップ係数を前記第1の等化器へ設定するタップ係数記憶部を備える、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の等化装置。
  6. 前記設定動作時、前記第1の等化器にトレーニング信号が入力される、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の等化装置。
  7. 無線信号を受信するアンテナと、
    前記アンテナを介して無線信号を受信する受信回路と、
    前記受信回路を介して入力される受信信号を第1のタップ係数に応じて等化処理する第1の等化器と、
    前記第1の等化器により等化処理された信号を第2のタップ係数に応じて等化処理し、当該等化処理した信号を等化信号として出力する第2の等化器と、
    設定動作時に、前記第1の等化器による等化誤差に応じて前記第1のタップ係数を最適化し、通常動作時に、前記最適化された第1のタップ係数で動作する前記第1の等化器と前記第2の等化器とによる等化誤差に応じて前記第2のタップ係数を最適化するタップ係数最適化部と、
    を備える受信装置。
  8. 受信信号を第1のタップ係数に応じて第1の等化器により等化処理し、
    前記第1の等化器により等化処理された信号を第2のタップ係数に応じて第2の等化器により等化処理し、
    前記第2の等化器により等化処理した信号を等化信号として出力し、
    設定動作時に、前記第1の等化器による等化誤差に応じて前記第1のタップ係数を最適化し、
    通常動作時に、前記最適化された第1のタップ係数で動作する前記第1の等化器と前記第2の等化器とによる等化誤差に応じて前記第2のタップ係数を最適化する、
    等化方法。
  9. 前記設定動作時、前記第2の等化器の出力信号に基づいて前記第1のタップ係数を最適化する、
    請求項8に記載の等化方法。
  10. 前記設定動作時、前記第2の等化器のセンタータップ係数を1に設定し、他のタップ係数を0に設定する、
    請求項9に記載の等化方法。
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